JP2004030258A - プリントシステム - Google Patents

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西山 政希
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Abstract

【目的】プリントコールシステムのシステム管理に必要な金額を徴収することができるプリントシステムを提供すること。
【構成】受信した電子メールを印刷データに変換する変換手段と、広告情報を前記変換手段により変換された印刷データに付加する付加手段と、前記変換手段と付加手段により生成された印刷データを通信手段に送信する送信手段と、前記送信手段からの印刷データを印刷する印刷手段と、前記印刷手段が印刷を終了した時に前記広告情報の広告主に課金する課金装置とでプリンチシステムを構成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールを利用したプリントシステムに関する。
【0002】
特に、携帯電話やPDA 等の携帯通信端末を利用した電子メールサービスと通信網に接続されたプリンタへの印刷出力サービスに関する。特にその課金処理に関する。
【0003】
【従来の技術】
電子メールサービスとネットワークプリントサービスとは全く別のサービスで、連動していなかった。特に、電子メール機能を持った携帯電話やPDA では印刷機能を持っておらず、記録に残したい電子メールを印刷する場合、PCをクライアントとしているメールアドレスに電子メールを転送し、PCに接続されたプリンタから印刷しなければならなかった。したがって、携帯電話やPDA しか持たない電子メールユーザの場合、受け取った電子メールを印刷する手段は無かった。
【0004】
また、電子メールにはファイルを添付することが出来るが、このファイルを開くにはPC上でアプリケーションプログラムを実行することが必要である。したがって、アプリケーションプログラムを実行する機能を持たない携帯電話やPDA 等を利用している電子メールユーザの場合、受け取った添付ファイルを参照する手段は無かった。
【0005】
上記問題に鑑みて、印刷データに変換するアプリケーションサーバとアプリケーションサーバから通信網を介して印刷データを受信し、受信した印刷データをプリンタのインターフェイスに変換するプリンタアダプタと、プリンタアダプタから送られた印刷データを印刷するプリンタとから構成されるプリントシステムが、本出願人と同一グループより提案されている。
【0006】
このプリントシステムでは、印刷機能を持たない携帯電話やPDA 等を利用している電子メールユーザは記録に残したい電子メールを、予めユーザ登録してあるアプリケーションサーバーのプリンタを指定した電子メールアドレスに転送する。この電子メールを受信したアプリケーションサーバーは、受信した印刷内容を登録されているプリンタにしたがった印刷データに変換する。そして、アプリケーションサーバーは印刷データを、指定されたプリンタのプリンタアダプタに通信網を使って送信する。プリンタアダプタは、送られた印刷データに対しプロトコル変換を行い、指定されたプリンタがプリントアウトを行う。
【0007】
また、アプリケーションサーバーには予め添付ファイルを開くための複数のアプリケーションプログラムを登録しておく。添付ファイルを開く機能を持たない携帯電話やPDA 等を利用している電子メールユーザは、内容を知りたいファイルが添付されている電子メールを、予め登録してあるアプリケーションサーバーに、添付ファイル印刷を指定すると共にプリンタを指定して転送する。この電子メールを受信したアプリケーションサーバーは添付されたファイルに対応するアプリケーションプログラムを起動し、添付ファイルを開く。さらに、アプリケーションサーバーは、開いた添付ファイルの内容を指定されたプリンタに合う印刷データに変換する。そしてアプリケーションサーバーは印刷データを、指定されたプリンタのプリンタアダプタに通信網を使って送信する。プリンタアダプタは送られた印刷データに対してプロトコル変換を行い、指定されたプリンタがプリントアウトを行う。
【0008】
上記説明では便宜上携帯端末からアプリケーションサーバへの伝送路はメールを用いているが、メール以外の転送方法( 例えばFTP やHTTPなど) でも、またプリンタに関してはアダプタを利用して説明しているがアダプタ機能を内蔵したプリンタやFAXにも本発明が適応できることは言うまでもない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来、このようなプリントサービスに対して課金する方法がなかったためプリントシステムのシステム管理に必要な金額を徴集する手段がないといった大きな問題があった。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、プリントコールシステムのシステム管理に必要な金額を徴収することができるプリントシステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明のプリントシステムは、アプリケーションサーバに広告情報及び広告主を登録する登録手段と、前記広告情報がどれくらいのボリューム印刷されたか監視する監視手段と、前記監視手段の出力に基づき前記登録広告主に課金する課金手段とを備える。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明の実施の形態の1つを示すシステム構成図である。
【0014】
最初に該プリントシステムの概要を説明する。
【0015】
該プリントシステムは、電子メールを送受信しその内容を表示することができる端末(PDAと称す)101、公衆電話回線・ISDN または衛星通信などで代表される通信回線網103(本実施の形態では公衆回線網とする) 、通信回線網103 とPDA101とを繋ぐ携帯通信端末102 、論理的な空間であるインターネット106 とを仲介する外部プロバイダ104 、印字装置であるプリンタ109 、プリンタ109 と接続するアダプタ108 、通信回線網103 とアダプタ108 とを繋ぐ携帯通信端末107 、プリンタ109 とあらかじめ決められたプロトコルで通信するアプリケーションサーバ105 で構成される。
【0016】
外部プロバイダ104 はPDA101のメールアカウントの管理運営を行う。また、外部プロバイダ104 は、あらかじめ決められたプロトコルでPDA101と通信し、PDA101の制御によってメールデータの送受信を行うことができる。
【0017】
アプリケーションサーバ105 は、複数のプリンタごとに関連した複数のメールアカウントと電話番号、印刷するプリンタの種類などさまざまな固有情報を管理運営している。さらに、通信網103 もしくはインターネット106 からのメールの送受信、受信したメールの内容の判定、判定結果によってメール本文の印字・ 添え付けファイルの展開とその印字・ 添え付けURL で指定されたアドレスの内容を取得し印字する等のサービスの選択、選択された印字対象を指定されたプリンタに従ってプリンタ109 固有の情報に変換、アダプタ108 との接続(状態によりインターネット接続、通信網への電話の発呼、通信網からの着信)や認証、および印刷データの交換、アダプタ108 やプリンタ109 のエラーの処理等を行う。また、印字データをアダプタ108 に即時転送要求を出すか、アダプタ108 からの発呼を待機するかなどの制御も行う。
【0018】
アダプタ108 は、接続プリンタ109の判定、プリンタ109とのインターフェースによるプリンタ109のエラー状態の認識、プリンタ109のステータスや通信状態などのステータスのアプリケーションサーバ105 への通知、携帯通信端末107 の制御、ユーザーによる操作に従ったアプリケーションサーバ105 への発呼、アプリケーションサーバ105 からの着信とその指示に従った自動発呼、アプリケーションサーバ105 との認証、あらかじめ決められたプロトコルに従って受信した印刷データをプリンタ109 へ送る処理等を行う。
【0019】
上記構成において、PDA101で取得したメールの内容をアプリケーションサーバ105 に転送する場合について説明する。
【0020】
ユーザは印字したいアプリケーション( ここでは本文印刷) に関連するユーザのメールアドレスを指定する。印刷したいメール本文を指定したアドレスに転送設定し、送信命令を実行する。送信命令を受けたPDA101は、携帯通信端末102 を制御し、通信回線網103 を通じて外部プロバイダ104 と接続する。あらかじめ決められたプロトコルに従って、メールデータを転送し、必要なデータ交換をしたのち回線を切断して終了する。
【0021】
一方、アプリケーションサーバ105 は、アカウントの受信BOX を走査している(定期的にチェックしている)。印刷用データを受けとったアプリケーションサーバ105 は、上述の処理をあらかじめ決められた順序によって行う。
【0022】
図2は図1で示したアプリケーションサーバー(105)の、内部構成を示す図である。
【0023】
201はファイアウォールサーバーで、外部からの侵入やアタックの遮断等の機能を持つ。アプリケーションサーバー(105)内イントラネット上のサーバー群を安全に運用するために使用する。
【0024】
202はスイッチで、アプリケーションサーバー(105)内イントラネットを構成するためのものである。
【0025】
203はコミュニケーションサーバーで、PIAFS、アナログモデム、ISDNによる接続をサポートし、ファイアウォール、RADIUSクライアント機能を持つ。
【0026】
204はネットワークプリントサーバーで、ネットワークプリントサービスに関わり、目的に応じた印刷データ、プリントジョブ生成、アダプター(108)との通信等のサービスを提供する。
【0027】
205は、業界標準のダイアルアップ接続ユーザー認証システム、であるRADIUSシステムのサーバーである。RADIUSサーバーは、RADIUSクライアント機能を持つコミュニケーションサーバー(203)からの認証要求を受け、認証の可否をクライアントに返す働きをする。
【0028】
206はメールサーバーで、印刷要求メールを受け取る。
【0029】
207はWWWサーバーで、ネットワークプリントサービスのホームページを持つ。また、ユーザー毎にユーザーホームページを提供し、CGI等を用いて、各ユーザーにプリントサービスの制御機能を提供する。
【0030】
209はインターネットを表す。
【0031】
208はPSTN、又はPHS網を表す。
【0032】
次に、図2のように構成されるアプリケーションサーバー(105)の、メール印刷機能を説明する。
【0033】
ネットワークプリントサービスのユーザーは、電子メール印刷のサービスを受ける前に、アプリケーションサーバー(105)内メールサーバー(206)の電子メールアカウントを取得する。このアカウントに対して電子メールを送ることにより、印刷サービスを受けることが出来る。
【0034】
また、前記電子メールアカウントは、1ユーザーに対して提供するサービス毎に複数用意される。本実施の形態のサービスは以下の4種類として、前記電子メールアカウントも各ユーザーに対して4種類用意される。
【0035】
1.電子メール本文印刷
2.添付ファイル印刷
3.本文+添付ファイル印刷
4.URL(Uniform Resource Locator) 印刷
1のメールアカウントに電子メールを送信することで、ネットワークプリントサービスのユーザーは、アプリケーションサーバー(105)に対して電子メール本文のみの印刷データ生成を依頼する。
【0036】
2のメールアカウントに電子メールを送信することで、ネットワークプリントサービスのユーザーは、アプリケーションサーバー(105)に対して電子メールの添付ファイルの印刷データ生成を依頼する。
【0037】
3のメールアカウントに電子メールを送信することで、ネットワークプリントサービスのユーザーは、アプリケーションサーバー(105)に対して電子メール本文と添付ファイルの印刷データ生成を依頼する。
【0038】
4のメールアカウントに電子メールを送信することで、ネットワークプリントサービスのユーザーは、アプリケーションサーバー(105)に対して電子メール本文中に記述したURLにあるHTML、XML等の取得と、その印刷データの生成を依頼する。
【0039】
添付ファイルがないにもかかわらず、上記2、3の電子メールアドレスに電子メールを送信したとき、又本文にURL記述がないのに4のアドレスに電子メールを送信した場合は、本文のみの印刷データが生成される。
また添付ファイルのみのメールを上記1に送信した場合は、添付ファイルの印刷データが生成される。
【0040】
本文にURL記述のみの電子メールを上記1に送信した場合は、電子メール本文として、URL記述の印刷データが生成される。
【0041】
上記4のメールアドレスに、本文にURLを記述して送信したにもかかわらず、HTML等の取得失敗、URL記述の間違い、等があった場合は、エラーがあった旨をアプリケーションサーバーからユーザーにメールで通知する。
メールサーバー(206)のドメイン名を mnp.co.jp とし、ユーザーが tama というアカウントを取得したものとする。そのとき、メールサーバー(206)は、電子メールアカウントとして、以下のものを自動的に用意する。
【0042】
本システムでのメールアカウント付与方法は、本文印刷用にユーザアカウントのみ、添付ファイル印刷用にアカウント+“A”、本文+添付ファイル印刷用にアカウント+“B”、URL印刷用にアカウント+“C”とする。これらを、アプリケーションサーバ(105)のデータベースに登録しておく。また、登録するときに、それらのアドレスに対応して電子メールが送信された場合に印刷するプリンタ(109)に接続するための携帯通信端末(107)の電話番号もサーバ(105)のデータベースに登録しておく。また、プリンタ(109)の機種情報をサーバ(105)のデータベースに登録しておいてもよい。
【0043】
例えば、メールサーバ206のドメイン名をmnp.co.jpとし、ユーザーがtamaというアカウントを取得したものとする。その時、メールサーバ206は、電子メールアカウントとして以下のものを自動的に用意する。
【0044】
1.tama@mnp.co.jp (本文印刷用)
2.tamaA@mnp.co.jp(添付ファイル印刷用)
3.tamaB@mnp.co.jp(本文+添付ファイル印刷用)
4.tamaC@mnp.co.jp(URL印刷用)
このように4つの印刷機能と電子メールのアドレスとが対応しているためtamaというアカウントを持つユーザは、携帯端末102に予め登録してある4つの電子メールアドレスのいずれかを選択するだけの簡単な操作で印刷コマンドをキー入力するようなことをしないで、所望の印刷機能を選択できる。
【0045】
図3は、アプリケーションサーバー(105)内のソフトウェアモジュール構成図である。
【0046】
emailManager(302)は、物理的にはメールサーバー(206)に存在する。IMAPサーバー機能を有し、マルチパートMIMEの解釈、メール到着のIMAPクライアント(本実施の形態の場合emailオブジェクト(303))への通知機能を持つ。
【0047】
emailオブジェクト(303)は、印刷対象となるデータ、ユーザーID(この場合は電子メールアドレス)を持つ。またIMAPクライアント機能を持ち、マルチパートMIMEのようなメールでも、IMAPサーバー(本実施の形態の場合emailManagerオブジェクト(302))からMIMEタイプに応じて個々のパートを取り出すことができる。さらにPrinterManagerオブジェクト305に印刷対象データを渡す機能を持つ。
【0048】
PrinterDB(304)は、各ユーザーの情報を格納し、PrinterManager(305)、UserHTMLPage(309)、HTMLPage(310)などにデータベースアクセス手段を提供する。各ユーザーの情報としては、以下のようなものがある。
【0049】
UserID(ネットワークプリントシステム登録時のユーザーネーム)
UserPassword(ネットワークプリントシステム登録時のパスワード)UserTelNumber(ネットワークプリントシステム登録時の電話番号)AdapterID(アダプターに固有のID)
AdapterTelNumber(アダプターを接続する電話の番号)
PrinterID(IEEE1284経由で取得されるプリンター機種ID)
これらはネットワークプリントシステム登録時に各ユーザーに対して設定される。
【0050】
PrinterManagerオブジェクト(305)は、PrinterDriverオブジェクト(306)IDを持ち、PrinterDriverオブジェクト(306)の管理機能(生成、消去、カウント、停止等)、ユーザーID(この場合は電子メールアドレス)をキーにしてPrinterDB(304)を検索出来る機能、DBから取得したPrinterIDより必要に応じて適切なPrinterDriverオブジェクトを生成し、印刷対象データを渡す機能等を有する。なお、PrinterDriverオブジェクトの生成とは、プリンタに対応するプリンタドライバを選択し、起動することである。
【0051】
PrinterDriverオブジェクト(306)は、PrinterIDに応じて各プリンター用に生成される。PrinterManagerオブジェクト(305)がPrinterDB(304)から取得した、ユーザーIDに応じたAdapterTelNumber、AdapterID、PrinterIDを保持し、印刷対象データを特定のプリンターが理解できる形式に変換する。添付ファイル印刷の場合は、そのアプリケーションタイプをMIMEタイプから判断し、それに応じたアプリケーションを起動して変換する。
【0052】
PrintJobオブジェクト(307)は、各PrinterDriverオブジェクト(306)毎に生成される。生成時に取得した、ユーザーIDに応じたAdapterTelNumber、AdapterID、PrinterIDと、PrinterDriverオブジェクト(306)が生成した印刷データを保持し、印刷データをキューイングする機能と、AdapterTelNumberを元に、アダプタ(108)に対して出力する機能を持つ。
【0053】
WebBrowserオブジェクト(308)は、WWWのブラウジング機能を有する。PrinterDriverオブジェクト(306)からのHTML取得メッセージにより、指定URLからHTMLを取得し、レンダリングする機能を有する。
【0054】
UserHTMLPageオブジェクト(309)は、各ユーザー毎に生成されるWebPageで、デフォルトプリンター等のユーザー情報を持つ。またCGIを用いたプリントステータスの反映、PrinterDriverオブジェクト(306)にジョブ制御メッセージを送ることによるプリントジョブ制御、HTTPで受け取ったデータをDBに反映することによるユーザー設定の変更等の機能を持つ。さらに、PrinterManagerオブジェクト(305)からの依頼により、プリントステータスを本ネットワークプリントシステムユーザーのホームページに反映させる機能も持つ。
【0055】
HTMLPage(310)は、本ネットワークプリントシステムを構成するドメインのホームページである。ユーザー登録等の機能を持つ。
【0056】
RADIUS Server(311)は図2のRADIUS Server(205)に相当する。
【0057】
PortMaster(312)は、図4のCommunication Server(203)に相当する。
【0058】
PDA(301)は、図1の101に相当し、最低限メール送信機能を持つ通信端末である。HTMLのブラウジング機能を持っても良い。
【0059】
Adapter(313)は、図1の108に相当する。
【0060】
Printer(314)は、図1の109に相当する。
【0061】
なお、PDA(301)とAdapter(313)は、物理的にはPHS等の通信端末を経由して本ネットワークプリントシステムに接続するが、通信端末は省略してある。
【0062】
図3を用いて、アプリケーションサーバー(105)が電子メールを受け取り、印刷ジョブを生成し、アダプターに送信するまでの流れを以下に説明する。
【0063】
ネットワークプリントサービスのユーザーは、PDA(301)等のメール端末機器を用いて、印刷したい電子メールを送信する。電子メールの宛先は、前記に述べたようにユーザーが希望するサービスのアドレスに送信する。
【0064】
アプリケーションサーバー(105)に送信された電子メールは、実際にはメールサーバー(206)が受信する。本実施の形態のメールサーバー(206)は、IMAPサーバーの機能を有するものとする。そこでメールサーバー(206)は、IMAPクライアント機能を有する、各ユーザー毎の、ネットワークプリントサーバー(204)内emailオブジェクト(303)に対して、IMAPプロトコルに従いメール受信を通知する。
【0065】
ネットワークプリントサーバー(204)内のemailオブジェクトは、IMAPプロトコルにより、メールアドレスに応じた目的のMIMEパートを取得する。取得したデータは、PrinterManagerオブジェクト(305)に転送される。
【0066】
PrinterManagerオブジェクト(305)は、電子メールアカウントで示されるユーザーIDを用いて、各ユーザーの情報(デフォルトで使用するプリンターのID等)をPrinterDB(304)から検索し、取得する。そして、取得したデフォルト使用のプリンターに対するPrinterDriverオブジェクト(306)を生成する。
【0067】
PrinterDriverオブジェクト(306)はPrinterManagerオブジェクト(305)から印刷すべきデータを取得し、印刷データに変換してPrintJobオブジェクト(307)を生成する。
もし印刷すべきデータがURLであれば、PrinterDriverオブジェクト(306)はWebBrowserオブジェクト(308)にURLを送信する。WebBrowserオブジェクト(308)は、インターネットから指定されたURLの内容(HTML、XML等)を取得し、それをレンダリングした上でPrinterDriverオブジェクト(306)に返送する。PrinterDriverオブジェクト(306)は、レンダリングされた印刷すべきデータを印刷データに変換してPrintJobオブジェクト(307)を生成する。
【0068】
通信状態の悪さによるタイムアウト、アドレス間違い等、URL内容の取得に失敗した場合は、WebBrowserオブジェクト(308)はPrinterDriverオブジェクト(306)にエラーを返す。PrinterDriverオブジェクト(306)はさらにPrinterManagerオブジェクト(305)にエラーを通知し、emailオブジェクト(303)がエラーである旨のメールを作成してユーザーに返送する。
【0069】
この後、PrintJobオブジェクト(306)中に貯えられた印刷データをアダプター(108)に転送する。しかし本実施の形態の場合、前記行為を、アプリケーションサーバー(105)が発呼して行う場合と、アダプター(108)が発呼して行う場合の2通りが可能である。
【0070】
アダプター(108)が発呼するケースは、アダプター(108=313)がアプリケーションサーバー(105)にログインしてくる場合である。
【0071】
この場合、Adapter(313)はPortMasterに電話し、AdapterID、AdapterTelNumber、PrinterIDを認証のキーとしてログインする。認証のキーは、PortMaster(312)からRADIUS Server(311)を経由し、PrinterDB(304)でチェックされる。本発明では最初にAdapter IDをチェックし、登録されていない場合には登録フォーム印刷データがこの時点でアダプタに送付される。登録されている場合には更に他のフィールドのチェックを行う。
【0072】
この接続は、TCP/IP接続であるとするが、PortMaster(312)によってAdapter(313)に与えられるIPアドレスは、本ネットワークプリントシステムのプライベートアドレスである。
【0073】
上記プロセスでログインが許可されたAdapter(313)は、PrinterManagerオブジェクト(305)に、印刷データの要求メッセージを送る。
【0074】
メッセージを受けたPrintManagerオブジェクト(305)は、Adapter(313)のAdapterID、AdapterTelNumber、PrinterIDに合致するPrintJobオブジェクト(307)を特定し、そのオブジェクトにデータ送信のメッセージを送る。このメッセージには、Adapter(313)のIPアドレスが含まれる。
【0075】
PrintJobオブジェクト(307)は、指定されたIPアドレス、つまりAdapter(313)のアドレスに対して、LPRプロトコルなどでプリントデータを送出する。
【0076】
アプリケーションサーバー(108)が発呼する場合は、PrintJobオブジェクト(307)自身が持つPrinterTelNumberに対して発呼するよう、PortMaster(312)に依頼する。
【0077】
PortMaster(312)は、PrintJobオブジェクト(307)からのリクエストにより前記PrinterTelNumberに電話するが、このとき本ネットワークプリントシステムの電話番号を通知する。アダプタはネットワークプリントシステムの電話番号を取得すると一旦通信を切断し、取得した電話番号にかけ直す。これ以降は、アダプター(108)からの発呼と同じ動作である。
【0078】
なお、前述した4つのメールアドレスとプリンタに接続されているアダプタと携帯端末の電話番号とは対応づけてデータベースに登録されており、受信したメールのアドレスから電話番号を認識し、印刷データを作成し、公衆通信網を介して携帯端末経由でアダプタに送信できる。
【0079】
また、PrintJobオブジェクト(307)内のプリントジョブは、Printer(314)に紙が1枚しかない場合(手差しにより1枚づつ給紙するタイプのプリンタの場合)も考慮すると、1ページ単位に生成する場合もある。この場合、PrinterID(機種情報)に基づきプリンタのタイプを判定し、プリントジョブの単位を決定する。例えば、カセット給紙タイプのプリンタに対しては複数ページのデータを1JOB として送り、手差しタイプのプリンタに対しては複数ページのデータを複数のJOB として送る。このように処理することで、エラーやジャムが起きたページのデータの再送信が簡単にでき、エラーリカバリーやジャムリカバリーに対する処理を行いやすくなる。
【0080】
また、PrintJobオブジェクト(307)−Adapter(313)間のプリントデータ送信中にAdapter(313)から紙なし等のエラーが通知されることがある。この場合、Adapter(313)からのエラー通知はPrintManagerオブジェクト(305)が受け、PrinterDriverオブジェクト(306)に対して印刷データ送信停止メッセージを送ることにより印刷データのPrintJobオブジェクト(307)からAdapter(313)への転送を中止することができる。
【0081】
さらにその際、PrinterDriverオブジェクト(306)は、emailオブジェクト(303)にエラー発生メールをユーザーに通知するよう依頼することが出来る。
【0082】
UserHomePageオブジェクトに依頼し、ユーザーのネットワークプリントシステム内ホームページに、エラーを含むプリントステータスの反映を依頼することも出来る。
(アダプタの説明)
図4はアダプタ108の電気的構成を示すブロック図である。
【0083】
本実施の形態におけるアダプタ108は、携帯通信端末107に通信端末インターフェース401を介して接続し、内部バス2108に接続する。この通信端末インターフェース401は接続される通信端末のインターフェース部の電気特性の相違を吸収することにより内部バス408に接続され異なる通信端末と接続する。
【0084】
即ち、アダプタ108は、PHS 等の通信インターフェースのデータの形式をプリンタのセントロニクスインターフェース等のデータの形式にプロトコル変換するためのものである。
【0085】
また、プリンタ109はプリンタインターフェース2104を介してアダプタ108の内部バス408に接続する。内部バス408は全体動作を制御するマイコン402と、内部の動作プログラム記憶および設定内容を記憶するROM405、プログラム実行領域および送受信データの一時記憶をするRAM406、ユーザのアダプタ動作設定・登録・表示をおこなうユーザーインターフェースであるU/I403を接続する。またROM405は書き換えが可能なROMでソフトウェアの追加変更するだけでなく新しいプロトコルの追加もおこなう。
【0086】
新しいデータの入手方法としてROM405はインターフェース401やインターフェース404を介してデータをロードし内部プログラムの書き換えをする。また、接続に必要な電話番号、アダプタID等も格納される。
マイコン402はソフトウェアによってモデムやプロトコルを実現するパフォーマンスを持っている。
【0087】
電源407はアダプタ108を動作させる電源である。
【0088】
図5ではアダプタ108に実装しているソフトの構成を示している。
【0089】
図中右側のアダプタ108は、携帯通信端末107と物理的に接続されるH/W508の上位に通信端末との接続を確立する通信網プロトコル507が実装されている。実際は携帯通信端末107を介して通信網に接続しているので通信網に接続する発呼・着信・切断などの制御が主である。
【0090】
通信網507の上位にはプロトコル506が実装されこれは、TCP/IPやキャリア独自のプロトコルなどがある。同様に図中左のアプリケーションサーバ105 にも、アプリケーション501、プロトコル502、通信キャリアプロトコル503、H/W504が実装されている。
【0091】
アプリケーション505はプロトコル506を介して通信網に対し通信をおこなう。
【0092】
本実施の形態では、通信網507、プロトコル506、アプリケーション505をソフトウェアにて実装している為、図6のマイコン402、ROM405、RAM406等にて実現している。
【0093】
以下、本発明に係る通信制御動作を説明する。
【0094】
本実施の形態ではアダプタ108とプリンタ109はIEEE1284インターフェースで接続される。アダプタ108にプリンタ109が接続されると、インターフェース2104のIEEE1284のネゴシエーションによりによってプリンタ109からプリンタIDを取得する。
【0095】
このときプリンタ109に電源が投入されずにプリンタが動作しない状況にあれば任意のプリンタID値に設定したり、プリンタ109が不明であることからアダプタの仕様を許可しないなどの処理を行う。
【0096】
取得または設定されたプリンタIDは内部バス408を介してROM405またはRAM406に記憶する。プリンタ109が自動検出に対応していないばあい正確にIDを取得することができない為設定された任意のIDをROM405またはRAM406に記憶する。これはユーザが設定するまたはアプリケーションサーバー105が判断する。取得したIDは後述の認証IDでも使用される。
【0097】
次に、アダプタ108とアプリケーションサーバー105間でデータ通信をおこなう場合を例に動作を説明する。
【0098】
携帯通信端末107に用意されている外部インターフェース部は通信端末の通信網への発信、着信、切断などを、外部からインターフェース401を介して制御する。
【0099】
マイコン2102はインターフェース401を介して携帯通信端末107に対し発信、着信、切断等の制御をおこなう。また携帯通信端末107は自己の電話番号を外部からの要求により外部インターフェースを介して出力する。これによりアダプタ108は接続された通信端末の電話番号を取得し、またこれを利用して電話番号が異なる場合に接続を拒否するといったことも可能である。発信をおこなうのはアプリケーションサーバー105またはアダプタ108のどちらからでも構わない。
【0100】
また、コールバック用の電話番号をアプリケーションサーバー105よりデータとして受信し、切断後アプリケーションサーバー105に対して前記電話番号でコールバックをおこなう。
【0101】
アプリケーションサーバー105および携帯通信端末107はともに通信網103に接続されている。携帯通信端末107が無線式の場合は無線基地経由にて通信網へ接続される。
【0102】
アダプタ108はインターフェース401を介して携帯通信端末107にアプリケーションサーバーに接続される電話番号に発呼する処理をおこなう。携帯通信端末107は通信網106に対し前述電話番号での接続を試みる。ここでの接続の確立は通信網の方式に従う。
【0103】
アプリケーションサーバー側の通信端末が携帯通信端末107からの発呼を受理すると通信網での接続が完了する。
【0104】
更に、通信網より上位のプロトコルで接続に対する認証を実施する。例えば発呼してきた通信端末の電話番号が登録していない番号であった場合など。
本実施の形態では認証パケットを用いて認証を行っている。
【0105】
アプリケーションサーバー105への接続は「アダプター認証」を用いて認証を行う。
【0106】
これに使用する情報は「認証パケット」として準備され接続時にアダプタ108からアプリケーションサーバー105に対して送信される。
【0107】
認証パケットには次の情報が含まれる。
【0108】
・AdapterID
・AdapterTelNumber
・iPrinterID
iPrinterIDは先に説明した接続ネゴシエーションによって取得し、これを利用して認証のほかにデータ作成用のドライバーなどの選択にも利用される。
【0109】
接続が確立しプロトコル間での通信の確立した状態では図5でのように各層での通信携帯であることを示す。
【0110】
通信が確立し、認証が成功してデータ通信開始が可能になるとアダプタ108はアプリケーションサーバー105から送信されてくるデータに対して処理を実行する。またアダプタ108は接続されているプリンタ109のステータスや自身のステータスをアプリケーションサーバー105に送信する。アプリケーションサーバーはこのステータスを利用して送信するデータの形式を変更したり送信サイズの分割や圧縮などの処理を施す。
【0111】
また、ステータスにはプリンタの用紙切れやインク切れ等のエラー情報もアプリケーションサーバー105に通知する。
【0112】
プロトコルより上位のレイヤーではサーバーから送られてきたデータそのものを取得、そのデータにはプリンタ109を制御するコマンドまたはアダプタを制御するコマンドが包括されている。このコマンドにより制御するばかりでなく、そのままプリンタ109にデータをまるまる渡しプリンタ109で処理をおこなってもよい。
【0113】
例えば、プリンタ109が、印刷データをプリンタコマンドが包括されたデータ−形式にてアプリケーションサーバー105から送信されてきたものをそのままプリンタに流すことによりそのまま出力する。
【0114】
なお、プリンタの用紙サイズに合わせた拡大縮小等の処理はアプリケーションサーバー105にて行うなうことにより容易に出力を変更する。
【0115】
また、装着されているインクの種類をアプリケーションサーバー105に通知することにより、カラーやモノクロの自動切替もアプリケーションサーバー105にて行える。この際、ユーザーインターフェースを介して警告を出したりする。
【0116】
データをスルーさせたり一部コマンドとして解釈する構造をとることによりアプリケーションサーバー105からのデータを任意に変更するだけでアダプタ108、プリンタ109への処理内容を変更するばかりでなく、複雑な処理、持たない機能をアプリケーションサーバー側で処理しアダプタ108での負荷を最小限に抑えられる。
【0117】
次に、各デバイスでの処理内容を示すフローの説明をする。なお、各フローに係るプログラムは各デバイスのメモリに記憶され、CPUによって実行される。
【0118】
図8は図1のPDA101のクライアントの処理フローである。
【0119】
クライアントは印刷処理したい文書をメール化し(ステップ801)、本文印刷、添付ファイル印刷等、印刷処理機能を選択して(ステップ802)、その機能を実現するメールアドレスに送信する(ステップ803)。
【0120】
図9はアプリケーションサーバー105における処理フローであり、本ネットワークプリントシステムの、一般的なメール印刷機能を実現する際の、サーバー処理フローチャートである。
【0121】
MailServer処理はSMTPサーバー、IMAPサーバー機能を有するが、メール受信を待ち受け、受信したらIMAPプロトコルでemailオブジェクト303に通知する(ステップ901)。詳細は、図11に示す。
【0122】
emailオブジェクト処理はIMAPクライアント機能を有するが、メール受信を通知されると、MailServerから必要なパートを受信する。その後PrinterManagerに印刷指示を出す(ステップ902)。詳細は、図12及び図13に示す。
【0123】
PrinterManager処理は、emailオブジェクトから印刷指示をだされたら、そのUserIDからPrinterDBを参照し、UserID,UserTelNumber、UesrPassword、AdapterID、AdapterTelNumber、PrinterIDからなるプリントIDを取得する。そしてPrinterIDに示されたPrinterDriverオブジェクトを生成し、印刷すべきデータを渡す(ステップ903)。詳細は、図14及び図15に示す。
【0124】
PrinterDriverオブジェクト処理は、本文印刷ならばテキストをレンダリングする。添付ファイル印刷ならば適したアプリケーションを起動してレンダリングする。URL印刷ならばWebBrowserオブジェクトにHTML取得とそのレンダリングを依頼する。その後画像処理、色処理等行って、PrintJobオブジェクトを生成する(ステップ904)。詳細は図16及び図17に示す。
【0125】
PrintJobオブジェクト処理は、プリントIDより出力先アダプターに接続して印刷データ出力を試みる(ステップ905)。詳細は図18に示す。
【0126】
図10はアダプタ108の処理を示すフローチャートである。
【0127】
アダプターは自ら、またはコールバックにより本ネットワークプリントシステムに接続する(ステップ1001)。RADIUSサーバー205等で認証処理をし、接続が完了したら、本ネットワークプリントシステムのサーバーのPrinterManagerにプリントジョブの転送を依頼する(ステップ1002)。そしてプリントジョブのサーバーからの転送を待つ(ステップ1003)。プリントジョブを受信したら、IEEE1284等を経由してプリンターに印刷データを送信する(ステップ1004)。その際、アダプターは、プリンターからのエラー等のステータスをハンドリングする。
【0128】
図11はアプリケーションサーバ105内のmailServer3106の処理のフローチャートである。
【0129】
MailServer206はSMTPサーバー、IMAPサーバー等の機能を持ち、電子メールの送受信サービスを提供する(ステップ1101)。メールを受信したら、メールアドレスを解析して(1102)、IMAPクライアントにメール受信を通知する(ステップ1103)。
【0130】
図12及び13は、アプリケーションサーバ105内のネットワークプリントServer204のemailオブジェクト303処理のフローチャートである。
【0131】
emailオブジェクトは各ユーザー毎に生成され、MailServerより電子メール受信通知を待ち受ける(ステップ1201)。
【0132】
そして、電子メール受信通知を受け取ると、メールアドレスを解析し(ステップ1202)、次に本文印刷か否か判断する( ステップ1203)。本文印刷であると判断された場合にはemailオブジェクト303は、MIMEタイプを指定することによりMailServer302から本文パートを抜き出し(ステップ1204)、テキスト印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、PrinterManagerに処理を依頼する(ステップ1205)。最後にステップS1201に戻る。
【0133】
一方、S1203の判断が偽の場合には、添付ファイル印刷か否か判断する。(S1206)判断が真だった場合、emailオブジェクトは、MIMEタイプを指定することによりMailServerから添付ファイルパートを抜き出し(ステップ1207)、添付ファイル印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、ステップS1205に進む。
【0134】
一方、S1206の判断が偽の場合には、本文+添付ファイル印刷か判断する(S1208)。判断が真だった場合、emailオブジェクトは、MIMEタイプを指定することによりMailServerから本文パートと添付ファイルパートを抜き出し(ステップ1209、1210)、本文+添付ファイル印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、ステップS1205に進む。
【0135】
S1208の判断が偽であった場合、URL印刷か否か判断する(S1211)。判断が真であった場合、emailオブジェクトは、MIMEタイプを指定することによりMailServerから本文パートを抜き出し(ステップ1212)、さらにテキストからURL記述を抜き出して(ステップ1213)、URL印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、ステップS1205に進む。
【0136】
最後にS1211の判断が偽の場合にはS1201に戻る。
【0137】
図14及び図15は、アプリケーションサーバ105内のネットワークプリントServer204のPrinterManager処理のフローチャートである。
【0138】
PrinterManager305は、emailオブジェクト303やAdapter313からのメッセージ通知を待つ(ステップ1401)。
メッセージを受信後それがアダプタからか否か判断する(S1402)
アダプターからのメッセージである場合、AdapterID、PrinterIDを確認し(ステップ1403)、そのメッセージタイプに応じPrinterDriverオブジェクトにメッセージを送り動作を制御(S1404)しS1401に戻る。これにより、プリントジョブの制御(停止、再開、削除等)が行われる。
【0139】
一方、S1402の判断が偽の場合には、メッセージがemailオブジェクトからのものであり、次に印刷指示であるか否か判断する(ステップ1405)。判断が真の場合には、UserIDを解析し(ステップ1406)、さらにPrinterDBを検索する(ステップ1407)。ここで参照するIDは、UserID,UserTelNumber、UesrPassword、AdapterID、AdapterTelNumber、PrinterIDからなるプリントIDである。
【0140】
次に、プリントID中のPrinterIDがAプリンターであるか否か判断する。(ステップ1408)。判断が真の場合にはAプリンター用のPrinterDriverオブジェクトを生成し(ステップ1409)S1401へ戻る。一方、S1408の判断が偽の場合には、プリントID中のPrinterIDがBプリンターであるか否か判断する(ステップ1410)。判断が真であればBプリンター用のPrinterDriverオブジェクトを生成し(ステップ1411)S1401へ戻る。一方S1410の判断が偽の場合には、プリントID中のPrinterIDがCプリンターであるか否か判断する(ステップ1412)。判断が真の場合にはCプリンター用のPrinterDriverオブジェクトを生成し(ステップ1413)S1401へ戻る。
【0141】
Aプリンター、Bプリンター、Cプリンターとは、例えば、A社インクジェットプリンタ、B社レーザビームプリンタ、C社サーマルプリンタなどであり、それらのプリンタに対応したPrinterDriverオブジェクトを生成する(対応したドライバを選択し起動する)。一方、S1412の判断が偽の場合には、S1415へ進む。
【0142】
最後にS1405の判断が偽の場合には、PrinterManager305が受け取ったメッセージがエラーメッセージか否か判断する(S1414)。判断が真の場合には、そのUserIDに対して、エラータイプに応じたエラーメールを送信する(ステップ1415)。さらにUserHTMLPageにエラーを通知し(S1416)、ユーザーのホームページにそのステータスを反映した後S1401に戻る。
【0143】
一方、S1414の判断が偽の場合にはPrintManger オブジェクトが受け取ったメッセージはエラーでないと判断されS1401に戻る。
【0144】
図16及び図17は、アプリケーションサーバ105内のネットワークプリントServer204のPrinterDriverオブジェクト処理のフローチャートである。
【0145】
PrinterDriverオブジェクト306は、PrinterManagerオブジェクト305から印刷データ、そのMIMEタイプ、プリントID、印刷機能ID(本文/添付ファイル/URL)を渡されて起動する。
【0146】
図16において、まず予め登録されている広告情報を取得する( S1600) 。本実施例の場合にはユーザが指定する印刷に先立って少なくとも1 ページの広告を印刷することになっているが、この広告情報はユーザからの指定と異なり固定のものであるから、レンダリングを省き予めプリントデータをファイルなどで用意しておけばよいことは容易に理解できよう。勿論印刷データではなく、ここでレンダリング処理を行っても同様であることは言うまでもない。次に印刷機能IDまたはMIMEタイプより、印刷データがテキスト印刷を示すものか判断する(S1601)。判断が真である場合テキストをレンダリング処理する(S1602)。次に画像処理、色処理を行い(す1603)、最後にPrintJobオブジェクトを生成し(S1604)S1600へ戻る。
【0147】
一方、S1601の判断が偽の場合には、印刷機能IDまたはMIMEタイプより、印刷データが添付ファイルか否か判断する(S1605)。真と判断された場合MIMEタイプよりそのファイルフォーマットがAであるか否かを判断する(S1606)。
【0148】
ファイルフォーマットAだった場合は、Aに対するレンダリングアプリケーションを起動して、Aフォーマットのレンダリング処理を行い(S1607)S1603に進み画像処理、色処理を行う。
【0149】
一方、S1606の判断が偽の場合には,ファイルフォーマットがBか否か判断する(S1608)。判断が真の場合は、Bに対するレンダリングアプリケーションを起動して、Bフォーマットのレンダリング処理を行い(S1609)S1603に進み画像処理、色処理を行う。
【0150】
一方、S1608の判断が偽の場合には,ファイルフォーマットがCか否か判断する(S1610)。判断が真の場合は、Cに対するレンダリングアプリケーションを起動して、Cフォーマットのレンダリング処理を行い(S1611)S1603に進み画像処理、色処理を行う。
【0151】
一方、S1610の判断が偽の場合には,S1615へ進んでエラーで或る旨をPrinterManagerオブジェクト305に通知し、印刷を中止した後本処理動作を終了する。
【0152】
フォーマットA,B,Cとは、例えばAdobeSystems社のPostScript、Microsoft社のWORD、JPEG、GIF等のフォーマットを指す。
【0153】
一方、S1605の判断が偽の場合には、印刷機能IDがURL印刷を示すものであるか否か判断する(S1612)。判断が真の場合、WebBrowserオブジェクト308にURL取得依頼する(S1613)。次に、URLに示されたWebPageのHTMLデータをレンダリングしたものが得られたか否か判断する(S1614)。判断が真である場合にはS1603に進み、画像処理、色処理を行う。
【0154】
一方、S1612の判断が偽である場合及びS1614の判断が偽である場合、いずれもS1615へ進んでエラーである旨をPrinterManagerオブジェクト305に通知し、印刷を中止した後本処理動作を終了する。
【0155】
即ち、印刷機能IDが不明な場合、あるいはURLに示されたWebPageのHTMLデータの取得失敗のメッセージがWebBrowserオブジェクト308から返された場合は、その旨エラーとしてPrinterManager305に通知し(S1615)、印刷を中止する。
【0156】
図18はアプリケーションサーバ105内のネットワークプリントServer204のPrinterJobオブジェクト307の処理フローチャートである。
【0157】
PrinterJobオブジェクト307は、印刷開始メッセージを待つ(S1801)。
【0158】
PrinterDriverオブジェクト306による処理が終わり、印刷開始メッセージが来たならば、CommunicationServer203を介してAdapter313に接続を試みる(S1802)。次に、接続が成功したか否か判断する(S1803)。接続か成功した場合にはPrinterIDを確認する(S1804)。次にPrinterIDが一致しているか否か判断する(S1805)。判断が真の場合には、印刷データをAdapterに対し送信(S1806)する。次に印刷データを全て送り終わったか否か判断する。(S1807) 実施例ではHostがEOF(End of file)を送信しAdapter がそれに対しAck を最後に返却することによりこの判断がなされる。S1807 の判断が真の場合には、印刷した広告の広告主に対する課金DBをカウントアップして本処理動作を終了する。実際の広告印刷料金は広告主と予め決められた単位あたりの金額*課金DBのカウンタなどにより計算されるが、計算方法自体は本発明の主旨ではないので詳細は省略する。尚、S1806においてPrinterIDから判断して、紙トレーのないようなプリンターの場合、プリントジョブを1ページ単位に区切ることがある。
【0159】
一方、S1803においてAdapterの接続に失敗、あるいはS1805においてPrinterIDが一致しなにい、あるいはS1807 の印刷データ送信に失敗した場合、その旨エラーとしてPrinterDriverオブジェクトに通知(S1807)した後、本処理動作を終了する。
【0160】
図19はアプリケーションサーバ105内のネットワークプリントServer3104のPrinterJobオブジェクト処理でアダプタがコールしてくる場合のフローチャートである。図18との差異は、PrinterJobオブジェクトが、アダプタからの着信を待つ(S1901)ことのみであるため詳細は週略する。
【0161】
以上述べてきたように本発明によれば、携帯端末などの印刷データ処理が不可能な通信装置からの印刷サービスに対し、相応な課金システムを構築することができるといった優れた効果が期待できる。
【0162】
<他の実施例>
図21は他の実施例の印刷サンプルである。実施例1 ではユーザ指定の印刷ページに先立ち広告ページを印刷した(図20)が、本実施例では上下、左右またはその両方に広告のための範囲を設け、そこに広告を印刷する。本実施例の場合にはユーザの指定した印刷は図形などの場合縮小(Y/Y0)され、またテキストで印刷範囲を越えるようバ場合には次のペ−ジにラップされて印刷される。縮小方法やラップ方法は従来技術なので詳細は省略する。ここで、上下左右に印刷される広告は同一広告主のものでもよいし、別の場合には、広告主それぞれの課金DBをカウントアップすればよいことは容易に理解されよう。
【0163】
<他の実施の形態>
なお、上述の構成例以外にも、携帯端末102 はPHS やPDC で代表される無線で通信を行う物や有線で行う固定式電話にも置き換えることができる。また、通信回線網103 と接続してメールを送受信する装置として102 と101 が一体化した装置でもできる。また、メールを送受信できるシステムとしてPDA101と形態端末102 で述べたが、いわゆるモデムとコンピュータシステムで構築することも可能であることは言うまでもない。従って、通信網と言ってもLAN で構成するものでも同様な効果が得られる。
【0164】
また、プリンタなどの出力デバイスの形態に関してもレーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ、など種類やアダプタ108 とプリンタ109 間のインターフェースの種類に関してIEE1284 以外にも適応、RS232C、USB 、IRDA、1394等手段を選ばないことは自明である。
【0165】
また、アダプタ108をプリンタ109に内蔵(一体化)する構成も可能である。
【0166】
又、本実施の形態において本発明を達成するための後述のフローにかかわるソフトウエアによって表される制御プログラムを記憶した媒体としてはROM のほか、フローピィーディスク、ハードディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0167】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子メールを受信できる手段を持ったアプリケーションサーバーと、このサーバーに通信網を介して接続されるプリンタアダプタ、および、プリンタまたはFAXから構成されるネットワークプリントシステムにおいて、通信端末装置からの印刷サービスリクエストに対し、相応な課金システムを構築することができるといった優れた効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つを示すシステム構成図である。
【図2】本発明の実施例1におけるアプリケーションサーバの内部構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例1におけるアプリケーションサーバ内のソフトウエアモジュールの構成を示す図である。
【図4】アダプタ108の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】アダプタに実装されるソフトモジュールの構成を示す図である。
【図6】プリントアダプタのROM上の情報領域を示す図
【図7】プリントアダプタのフラッシュROM内に格納されるID、パスワード等を示す図である。
【図8】実施例1のPDAクライアントの処理フローを示す図である。
【図9】ネットワークプリントシステムのサーバのメール機能処理フローを示す図である。
【図10】アダプタの処理フローを示す図である。
【図11】メールサーバ処理フローである。
【図12】Emailオブジェクトの処理フローを示す図である。
【図13】Emailオブジェクトの処理フローを示す図である。
【図14】printerManagerの処理フローを示す図である。
【図15】printerManagerの処理フローを示す図である。
【図16】printerDriverの処理フローを示す図である。
【図17】printerDriverの処理フローを示す図である。
【図18】printerJobの処理フローを示す図である。
【図19】adapterがコールして来る場合のprinterJobの処理フローを示す図である。
【図20】実施例1の印刷サンプルである。
【図21】実施例2の印刷サンプルである。
【図22】実施例2の印刷サンプルである。
【図23】実施例2の印刷サンプルである。
【符号の説明】
101  PDA
102  携帯通信端末
103  通信回線網
104  外部プロバイダ
105  アプリケーションサーバ
106  インターネット
107  携帯通信端末
108  アダプタ
109  プリンタ

Claims (8)

  1. 受信した電子メールを印刷データに変換する変換手段と、広告情報を前記変換手段により変換された印刷データに付加する付加手段と、前記変換手段と付加手段により生成された印刷データを通信手段に送信する送信手段と、前記送信手段からの印刷データを印刷する印刷手段と、前記印刷手段が印刷を終了した時に前記広告情報の広告主に課金する課金装置とから構成されることを特徴とするプリントシステム。
  2. 携帯端末から電子メールを使って前記変換手段に印刷内容を送ることを特徴とする請求項1記載のプリントシステム。
  3. 電子メール本文、添付ファイル、または、インターネット上のホームページも印刷内容となることを特徴とする請求項1または2記載のプリントシステム。
  4. 電子メールのアドレスで印刷出力するプリンタを選択することを特徴とする請求項1、2または3記載のプリントシステム。
  5. 電子メールのアドレスで印刷出力方法を指示することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のプリントシステム。
  6. 前記印刷出力方法の指示は、電子メール本文印刷、添付ファイル印刷、電子メール本文及び添付ファイル印刷、および、URL(Uniform Resource Locator)印刷のいずれかを指示することを含むこと特徴とする請求項5記載のプリントシステム。
  7. 前記印刷装置は、通信網を介して印刷データを受信し、受信した印刷データをプリンタのインターフェースのデータの形式に変換するプリンタアダプタと、前記プリンタアダプタにより変換され送信された印刷データを印刷するプリンタとからなることを特徴とする請求項1記載のプリントシステム。
  8. 前記印刷装置は、FAXであることを特徴とする請求項1記載のプリントシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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