JP4441501B2 - メッセージシグナリングサービスを使用してデータを印刷する方法およびシステム、ならびにそれに対応するコンピュータプログラムおよびそれに対応するコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、メッセージシグナリングサービス(たとえば、メッセージプッシュサービス)を使用してデータを印刷する方法およびシステム、ならびにそれに対応するコンピュータプログラムおよびそれに対応するコンピュータ可読記憶媒体に関する。これらは、具体的には、BlackBerry装置などのメッセージプッシュ対応端末の電子メールテキストおよび電子メール添付ファイルを、Bluetooth対応プリンタで印刷するために使用することができる。
メッセージプッシュ対応端末、具体的には電子メールプッシュ対応端末が、たとえばBlackBerry装置という名で知られている。こうした装置は、特に電子メールを表示し処理するために設計されているが、これまでは、電子メールおよび電子メール添付ファイルを直接プリンタに出力できないという大きな欠陥があった。
そのような(BlackBerry)装置に印刷オプションを提供する諸解決策が記載されてきた。しかし、この印刷オプションは、ネットワークプリンタまたはファックス機器を使用してのみ印刷を実施できるというように、用途が限定されてしまっている。
したがって、本発明の目的は、メッセージシグナリングサービスを使用してデータを印刷する方法およびシステム、ならびにそれに対応するコンピュータプログラムおよびそれに対応するコンピュータ可読記憶媒体を提供することである。これにより、従来の解決策の欠点が解消され、特に、モバイル端末にローカルで接続されたプリンタ上で印刷することが可能になる。
この目的は、本発明により、請求項1、12、13、14、および16に記載の特徴によって解決される。本発明の有利な諸実施形態は、それらの従属請求項に記載されている。
本発明は、有利には、メッセージシグナリングサービス、たとえばメッセージプッシュ対応端末と連携することのできる端末が、任意のプリンタ、特に端末にローカルで接続されているプリンタにアドレスできる方法を提供する。この方法を使用して、メッセージシグナリングサービス(MSS)を使用するとき、データを印刷することができる。その場合、メッセージシグナリングサービスのサーバ(MSSサーバ)で受信されたデータが端末に通知され、MSSサーバで受信されたデータは、モバイル無線技術を用いて端末からアクセスすることができる。データの印刷を求める要求が、端末によってMSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムに送信され、MSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムにインストールされたコンピュータプログラムが、MSSサーバから印刷サーバへの要求されたデータの送信を自動的に開始する。印刷プロセスが印刷サーバ上で開始され、その印刷プロセスによって生成されたデータが印刷サーバからモバイル端末に、そしてモバイル端末から所定のプリンタに送信され、そこでデータが印刷される。
有利な一実施形態によれば、メッセージシグナリングサービス(MSS)は、電子メールプッシュサービスである。MSSサーバで受信されるデータは、以下のものが可能である。
電子メール(電子メール添付ファイルありまたはなし)
ショートメッセージサービス(SMS)によって送信されるメッセージ
マルチメディアメッセージサービス(MMS)を介して送信されるメッセージ
本発明によれば、印刷すべき電子メール添付ファイルが印刷サーバに送信される。これは、特別なコンピュータプログラムを使用することにより、MSSサーバから電子メール添付ファイルを取り出し、その電子メール添付ファイルを印刷サーバに提供することによって実施することができる。次いで印刷サーバは、印刷すべき電子メール添付ファイルを描画し、その印刷データを、好ましくはデータストリームとしてモバイル端末に送信する。したがって、データは、印刷サーバによって生成された形式で即座にモバイル端末に送信され、その結果、最初の送信データが受信されるときには、もう印刷ジョブを開始することができる。この手法には、印刷データを端末上に一時的に記憶する必要がないという利点がある。他の利点は、システムの応答が迅速なことである。ユーザは、すぐに進歩に気付くことになる。
他の有利な実施形態によれば、使用するモバイル無線技術は、以下を含んでよい。
GSM(Global System for Mobile Communications)
GPRS(General Packet Radio Service)
CDMA(Code Division Multiple Access)
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)
また他の有利な実施形態によれば、印刷サーバは、印刷プロセスによって生成されたデータを、MMSサーバとモバイル端末の間に確立された通信リンクを介して印刷サーバからモバイル端末に送信することができる。有利には、モバイルデータサービス(MDS)を使用して、端末とMSSサーバの間および/または端末と印刷を制御するデータ処理システムの間で、データを送信することができる。
さらに他の有利な実施形態によれば、モバイル端末とMSSサーバの間および/またはモバイル端末と印刷を制御するデータ処理システムの間でデータを送信するために、モバイル端末にサーバからアドレスできない場合、モバイル端末は印刷を制御するデータ処理システムへの接続を自動的にセットアップすることができ、印刷プロセスによって生成されたデータをこの接続を介してモバイル端末に送信することができる。
他の有利な実施形態によれば、印刷プロセスによって生成されたデータは、モバイル端末から所定の印刷にBluetoothインターフェースを介して送信することができる。
本発明によるメッセージシグナリングサービスを使用システムは、少なくとも1つのメッセージシグナリングサーバ(MSSサーバ)とメッセージシグナリングサービスと連携する少なくとも1つの端末とを含み、MSSサーバで受信されたデータが端末に通知され、MSSサーバで受信されたデータに端末からモバイル無線技術を用いてアクセスすることができることを特徴とする。このシステムは、データの印刷を求める要求を端末からMSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムに送信することによりデータを印刷できるように、かつMSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムにインストールされたコンピュータプログラムによって、MSSサーバから印刷サーバへの要求されたデータの送信が自動的に開始されるように、構成される。次に、印刷サーバ上で印刷プロセスが開始され、印刷プロセスによって生成されたデータが、印刷サーバからモバイル端末に、モバイル端末から所定のプリンタへと送信され、そこでデータが印刷される。
データを印刷するためのコンピュータプログラムにより、データ処理システムが、コンピュータプログラムがデータ処理システムのメモリにロードされた後、メッセージシグナリングサービスを使用してデータを印刷するためのプロセスを実行することが可能になる。MSSサーバで受信されたデータが端末に通知され、MSSサーバで受信されたデータは端末からモバイル無線技術を使用してアクセスすることができる。端末は、データの印刷を求める要求をMSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムに送信し、MSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムにインストールされたコンピュータプログラムによって、MSSサーバから印刷サーバへの要求されたデータの送信が自動的に開始され、印刷サーバ上で印刷プロセスが開始され、印刷プロセスによって生成されたデータが、印刷サーバからモバイル端末に、モバイル端末から所定のプリンタへと送信され、そこでデータが印刷される。
そのようなコンピュータプログラムは、たとえば、(手数料を徴収してまたは無料で、自由にアクセス可能でまたはパスワード保護されて)ダウンロードを可能にするデータネットワークまたは通信ネットワークで提供することができる。提供されるコンピュータプログラムは、請求項13に記載のコンピュータプログラムが、電子データネットワーク、たとえばインターネットから、データネットワークに接続されたデータ処理システムにダウンロードされる方法と共に使用することができる。
本発明によるデータを印刷する方法は、プログラムがデータ処理装置のメモリにロードされた後、データ処理装置がメッセージシグナリングサービスを使用してデータを印刷するためのプロセスを実行することを可能にするプログラムを記憶するコンピュータ可読媒体を使用して、実施することができる。この場合、メッセージシグナリングサービスのサーバ(MSSサーバ)で受信されたデータが端末に通知され、MSSサーバで受信されたデータは端末からモバイル無線技術を使用してアクセスすることができる。端末は、データの印刷を求める要求をMSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムに送信し、MSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムにインストールされたコンピュータプログラムは、MSSサーバから印刷サーバへの要求されたデータの送信を自動的に開始する。印刷サーバ上で印刷プロセスが開始され、印刷プロセスによって生成されたデータが、印刷サーバからモバイル端末に、モバイル端末から所定のプリンタへと送信され、そこでデータが印刷される。
本発明には、メッセージプッシュ対応端末、たとえばBlackBerry装置を使用すると同時に、メッセージプッシュサーバの既存のアーキテクチャを追加の印刷オプションと共に使用するという、特定の利点がある。
本発明では、印刷機能がBlackBerryオペレーティングシステムに統合されているので、印刷が装置によって直接開始される。したがって、印刷を開始するためにWebサイトが呼び出されることはない。
出力される、特に印刷されるデータを処理するシステム(以降、出力処理システム(OPS)と呼ぶ)に統合されている、メッセージプッシュサーバから印刷サーバへのメッセージ(たとえば、電子メール)のルーティングが、印刷中にバックグラウンドで自動的に行われ、端末のユーザには認識されない。
本発明の他の利点によれば、印刷機能が、メッセージプッシュサーバのアーキテクチャにおいて、特にBlackBerry 装置と、以下を実現するように統合される。
モバイルデータサービス(MDS)を使用して印刷することもできる。
印刷プロセスの初期化中にBlackBerry装置からメッセージプッシュサーバへのデータ送信、ならびに印刷サーバからBlackBerry端末への印刷ジョブの送信が、セキュアなMDSトンネルを介して実施される。
本発明の有利な実施形態によれば、構成データが、メッセージプッシュサーバ(BlackBerryエンタープライズサーバ)のユーザITポリシー中に記憶され、そこからそれらが端末に送信される。
したがって、本発明は、印刷オプション(これにより任意のプリンタ、好ましくはBluetooth対応プリンタを使用することができる)を提供することにより、メッセージシグナリングサービスと連携するように適合されたモバイル端末の機能を拡張する方法を提供する。このメッセージシグナリングサービスは、少なくとも1つのメッセージシグナリングサーバ(MSSサーバ)とメッセージシグナリングサービスと連携する少なくとも1つのモバイル端末とを含み、少なくとも1つのMSSサーバがメッセージシグナリングサービスと連携する少なくとも1つのモバイル端末にメッセージの受信を通知する。また、出力、特に印刷用のデータを処理するためのコンピュータプログラムも提供される。このコンピュータプログラムは、少なくとも3つのプログラムモジュールを含み、第1のプログラムモジュールはMSSサーバにインストールされ、第2のプログラムモジュールはメッセージシグナリングサービスと連携するモバイル端末にインストールされ、第3のプログラムモジュールは印刷を制御するデータ処理システムにインストールされる。データは、追加で提供される印刷オプションを使用することによって印刷し、その場合、メッセージシグナリングサービスと連携するモバイル端末からMSSサーバおよび/または印刷を制御するデータ処理システムに、データの印刷を求める要求が送信される。MSSサーバにインストールされた第1のプログラムモジュールおよび/または印刷を制御するデータ処理システムにインストールされた第3のプログラムモジュールによって、MSSサーバから印刷サーバへの要求されたデータの送信が自動的に開始される。印刷サーバ上で印刷プロセスが開始され、印刷プロセスによって生成されたデータが、印刷サーバからメッセージシグナリングサービスと連携するモバイル端末に、この端末から所定のプリンタへと送信され、そこでデータが印刷される。
次に、本発明の例示的な一実施形態を、図面の各図を参照して説明する。
本発明は、以後、特にBlackBerry装置で利用する場合について説明する。ただし、本発明は、BlackBerry装置だけには限定されず、他のメッセージプッシュ対応端末、たとえばSymbian Handyで利用することもできる。
本発明は、BlackBerry端末などの電子メールプッシュ対応端末によって、電子メール添付ファイルおよび電子メールテキストを印刷することを可能にする方法およびシステムを提供する。この目的で、電子メールプッシュ対応端末に、以下ではクライアントモジュールと呼ぶコンピュータプログラムモジュールが設けられ、このコンピュータプログラムモジュールにより、印刷機能が呼び出されたとき、クライアントモジュールとサーバの間の通信およびデータ転送が可能となる。
BlackBerry装置は、クライアントモジュールをこの装置にインストールすることによって、印刷可能となる。本発明による印刷機能をBlackBerry装置にインストールすると、OPSのサーバに(つまり、印刷動作を制御するデータ処理システムに)接続するための構成エントリが、BlackBerryサーバのユーザポリシー中に自動的に記憶され、そこからそれらが端末に転送される(OPSのサーバのサーバ名/IPアドレス、ポート名、端末のPINなど)。
次に、図に、具体的には図1に移ると、電子メールプッシュ対応端末を使用する場合の典型的な環境10が示してある。環境10は、1つまたは複数のMicrosoft Exchangeサーバ11、1つまたは複数の企業アプリケーションサーバ12、クライアントモジュール(図示せず)を備えたBlackBerryエンタープライズサーバ13を含んでいる。その場合、クライアントモジュールは、Microsoft Exchangeサーバ11および企業アプリケーションサーバ12上で走るMicrosoft ExchangeおよびLotus Notesのメールシステムで利用可能である。
BlackBerry端末またはBlackBerry対応端末17が、無線通信ネットワーク16を介して(任意選択でインターネット15を介して)BlackBerryエンタープライズサーバ13とリンクされている。Microsoft Exchangeサーバ11および/または企業アプリケーションサーバ12などの追加の通信サーバが、登録済みBlackBerry端末17向けの着信データ(たとえば、電子メール)に関する情報をBlackBerryエンタープライズサーバ13に送信する。BlackBerryエンタープライズサーバ13は、ほとんど常時、ファイアウォール14によって保護されている。BlackBerryエンタープライズサーバ13が着信データに関する情報を受信すると、BlackBerry端末のユーザは対応する情報を無線リンク16を介して受信する。
新しい電子メールがBlackBerry装置17に到着すると、電子メールは任意選択で印刷することができる。ユーザは、所望の電子メールを開き、印刷機能を選択する。次に、印刷すべき文書(電子メールテキストまたは電子メール添付ファイル)が、OPSのサーバ上で走っている特別なプログラム、メールサービス(Mail Service)に、バックグラウンドで自動的に送られる。次いで印刷ジョブが生成され、その後、BlackBerryサーバのセキュアなMDS(モバイルデータサービス)トンネルを介して端末に送り返される。次に、ユーザは、様々なプリンタドライバ(=OPSのサーバにインストールされているプリンタタイプの一覧)から適切なプリンタドライバを選択することができる。
印刷すべき電子メール添付ファイルにアクセスすることは、ファイルシステムに記憶されている通常ファイルを印刷することよりもはるかに複雑である。次に、ファイルシステムへのアクセス(また、複数のマシンにまたがって分散されているファイルシステムへのアクセス)と電子メール添付ファイルを人間のユーザまたはマシンに出力するときのメールサーバの内部フローとの違いを、簡潔に説明する。
どのタイプのファイル管理も、ファイルシステムに基づいている。この機能は、オペレーティングシステムによって提供される。したがって、コンピュータまたはコンピュータシステム上で走る各プログラムは、このファイルシステムへのアクセス権を有する。「ファイルサーバ」という用語は、セキュアなオペレーティングシステム機能を提供するためのプログラムまたはマシンを指す。これは、たとえば、定期的にバックアップコピーを行い、データを複数のデータ記憶媒体に記憶し、エラー検出/訂正機構を使用することにより実現される。ファイルは、オペレーティングシステムから提供される機能によってアクセスする。
メールサーバ機能は、オペレーティングシステム上で走るアプリケーションプログラムである。しかし、メールサーバは、オペレーティングシステムのインターフェースを介してデータを提供するのではなく、データの交換に専用の専用インターフェースを有する。これらは、一般に「メールのダウンロード」および「メールの送信」の機能を備える。メールサーバは、オペレーティングシステムの機能を介してその記憶されたデータにアクセスする。
ファイルサーバとメールサーバの間の関係(または相互依存)は、次のとおりである。
メールサーバによって管理されるデータは、ファイルサーバによって管理されるファイルシステム上に配置することができる。データは、ファイルサーバから、たとえばテキストファイルとして見える。メールサーバは、ファイルサーバの機能を利用する。しかし、その逆の関係は存在しない。ファイルサーバは、メールサーバの機能を利用することはできない。
具体的な一実施形態においては、メールサービスは、メール添付ファイルを電子メールから取り外し、一時的にそれらをOPSのサーバに記憶する。また、メールサービスは、印刷の許可された各BlackBerryユーザの電子メールアドレスが記憶されるので、ユーザ管理およびライセンス確認の任も負う。
本発明によるBlackBerry装置用の印刷オプションにおいては、電子メールおよび添付ファイルは、メールサービスによってディレクトリ中に記憶される。これらのディレクトリは、単に一時的なもので、ユーザには認識されない。たとえば、電子メールテキストを印刷する場合、クライアントモジュールは、元の電子メールテキストからなる添付ファイル(.txt形式)をもつ電子メールを生成し、電子メールをメールサービスに転送する。ユーザは、追加のプログラムを呼び出す必要がない。印刷オプションは、BlackBerryインターフェースに完全に統合されているので、ユーザは、バックグラウンドで走るプロセスに気付かない。印刷用データの処理用システムの本発明による統合から得られるBlackBerry装置の拡張機能は、追加のメニューアイテム「印刷」によってのみ示される。
追加された印刷機能は、有利には、PCLやPostScriptなどの様々なプリンタ言語をサポートする。モバイルBluetooth対応プリンタ、およびBluetoothアダプタが備わればUSBまたはLPTインターフェースを有するプリンタにもアドレスすることができる。したがって、すべての印刷可能な形式を出力することができる。
したがって、BlackBerry装置用の追加の統合印刷オプションにより、BlackBerry装置で様々な文書を印刷することが可能になる。文書は、その元の形式で、すなわち BlackBerry装置の添付ファイルビューアではしばしば表示することのできない形式でも、アクセスすることができる。
前述のように、有利には、一般に電子メールプッシュ対応端末間での通信に使用される既存の機能およびプロセスを使用して、印刷機能を追加することによって、電子メールプッシュ対応端末の機能を拡張することができる。
図2は、本発明による、印刷を制御するデータ処理システム20の、概略構成図である。システム20は、前述のMicrosoft Exchange、Lotus Notes、または他の電子メールサーバ21、およびBlackBerryエンタープライズサーバ23を含んでいる。また、システム20は、パブリッシングサービス506、メールサービス512、接続サービス510、およびコンピュータプログラム(.printエンジン508)を備えた出力処理サーバ(OPSサーバ)22、504も含む。
パブリッシングサービス506は、印刷可能ファイルタイプを管理するためのWebサービスでよく、それを使用して、対応するアプリケーションを呼び出し、印刷すべき受信済み電子メール(および添付ファイル)用の印刷オブジェクトを生成することができる(図4の図も参照のこと)。
メールサービス512を使用して、(ステップ468で)電子メールからメール添付ファイルを取り外し、ステップ466でその添付ファイルを一時的にOPSサーバに記憶することができる。また、メールサービス512は、印刷の許可された各BlackBerryユーザの電子メールアドレスが記憶されるので、ユーザ管理およびライセンス検証464の任も負う。メールサービス512はまた、メールテキストが印刷されるときにASCII プリンタドライバとして働く仮想プリンタドライバも含んでいる。
接続サービス510を使用して、印刷データが電子メールプッシュ対応端末27に送信される。
.printエンジン508は、パブリッシングサービスから印刷命令を受信し、ステップ491で印刷命令を描画し、ステップ493で印刷命令を接続サービス510に送信し、次にそのサービスが、ステップ494 で印刷命令をBlackBerry端末27に送信する。
BlackBerry端末27は、印刷データをBluetooth対応プリンタ28に転送するのを可能にするContent Beamerクライアント29、500を含んでいる。
OPSのコンポーネントは、BlackBerryサーバ23の環境に統合されており、その結果、BlackBerry装置のためにクライアントモジュール29、500を使用することが可能である。
図3および(より詳細には)図4は、電子メールプッシュ対応端末で電子メールおよび電子メール添付ファイルを印刷するための、ユーザから見た、例示的なプロセスの流れ30を示す。
電子メールテキストおよび電子メール添付ファイルを印刷するには、ステップ404でBluetoothアプリケーションを構成し、ステップ302、406でBluetoothアプリケーションをアクティブにし、ステップ304、408でBlackBerry装置などの電子メールプッシュ対応端末上で対応する電子メールを選択し開く。
ステップ304、408で電子メールプッシュ対応端末上で電子メールを選択し開いた後、「オプション」メニューで機能「印刷」を選択する。
アプリケーション「電子メールの印刷」は、「電子メールテキストの印刷」と「電子メール添付ファイルの印刷」に分かれている。この電子メールに含まれる電子メールテキスト414 または添付ファイル416が印刷される場合、ステップ306、410でオプション「印刷」を選択した後、ステップ308で問合せが行われる。
ステップ310、418でオプション「電子メールテキストの印刷」を選択することができ、あるいはステップ312、420でオプション「電子メール添付ファイルの印刷」を選択することができる。次に、ステップ314、422でユーザが選択を確認し、プロセス30がステップ316に進み、そこでプリンタセットアップの詳細が指定される。
次に、プロセス30の後続のステップを説明する前に、これらのステップを実施するために必要なシステム要件について説明する。
再び図2を参照すると、BlackBerry端末27(図が複雑になり過ぎないように1つの端末だけが示してある)は、Content Beamerクライアント29などの電子メールプッシュサービス用のクライアントモジュール29を、電子メールプッシュ対応端末上で実行することのできる実行可能ファイルの形で(たとえば、BlackBerry端末の場合、*.alxまたは*.codの形式のファイルとして)含んでいる。これらのファイルは、追加印刷オプションの提供者のホームページから端末にダウンロードする、あるいはBlackBerryデスクトップソフトウェアを使用して、またはOTA(Over-The-Air)インターフェースを介して、電子メールプッシュサービスのサーバから端末に転送することができる。
印刷機能は、クライアントモジュール29用のインストールファイルを実行することにより、電子メールプッシュ対応端末27上にインストールされる。
構成データは、サーバ22など電子メールプッシュサービスのサーバのユーザポリシー中に記憶され、そこから端末27に転送される。
OPSの以下の構成データが記憶および/または使用される。
サーバ:
OPSのサーバの名前またはIPアドレス
ポート:
OPSのサーバ(またはコンポーネント「接続サービス」)に接続するのに使用されるポートの名前
PIN:
OPSのサーバに接続し、そこで認証するために送信される、BlackBerry端末のPIN
メールサービスアドレス:
メールサービス用の電子メールアドレス。印刷すべき電子メールまたは電子メール添付ファイルが、この電子メールアドレスに送られる。
インストールの最後に、クライアントモジュール29が自動的に開始され、電子メールが開かれた後の印刷機能を提供する。
次に、図3のプロセスの流れ図30および図4に戻ると、ステップ310/418、312/420で電子メールテキスト、または含まれていれば任意選択で電子メール添付ファイルが印刷のために選択されており、ステップ314、422で選択が確認され、ステップ424で構成要求がOPSのサーバ504のパブリッシングサービス506に送信される。構成要求は、必要とされるすべての構成データおよび利用可能なプリンタタイプのディレクトリを問い合わせる。
OPSのサーバ504への接続のセットアップが成功した場合、(ステップ426で)構成要求を受信した後、ステップ428でコンポーネント「パブリッシングサービス」506が以下の情報を電子メールプッシュ対応端末に返す。
記憶されたプリンタタイプの数
記憶されたプリンタタイプのディレクトリ430
サーバ(接続サービス)
ポート(接続サービス)
タイムアウト情報など、送信を制御するための追加情報
接続および問合せのセットアップが成功した場合、すなわちステップ428で(記憶されたプリンタタイプのディレクトリ430を含めた)構成データがパブリッシングサービス506から送信され、ステップ432、434でそれがクライアントモジュール500で受信された場合、ステップ316でプリンタのディレクトリが受信され、電子メールプッシュ対応端末上でユーザに表示される。ユーザは、ステップ318、436で対応するプリンタタイプを選択し、ステップ320、454でプリンタを選択することができる。ステップ322で選択が確認され、あるいはOPSのサーバ504への接続のセットアップが成功しなかった場合、対応するメッセージがユーザに表示される。
たとえば、サーバに到達できない、すなわち提供されたIPアドレスで接続サービスに到達できないことにより、サーバへの接続が失敗することがある。他の試みにより、接続を行うことができる。構成ファイルにエラーがある、またはそれが不完全なことも起こり得、どちらの場合も、電子メールプッシュサービスの管理者が構成データを変更する必要がある。
(ステップ322で)プリンタタイプの選択を確認した後、ステップ318、436で接続されているBluetoothプリンタの一覧がユーザに表示され、ステップ320、438でそこから所望のプリンタを選択することができる。ステップ302に関して前述したように、電子メールプッシュ対応端末のBluetoothインターフェースを(ステップ404で)事前にアクティブにする必要があることが理解されよう。好ましい一実施形態によれば、ユーザは、あらかじめBluetoothプリンタを電子メールプッシュ対応端末とリンクすることができる。
ステップ440で選択が成功した場合、ステップ442でアップロード要求がコンポーネント「パブリッシングサービス」506に送信され、プロセス321で印刷命令が処理される。このアップロード要求は、選択されたプリンタタイプおよび印刷すべきオブジェクト(電子メールテキストおよび任意選択で電子メール添付ファイル)のファイル名を含んでいる。ステップ444でパブリッシングサービス506は、電子メールテキストのファイルタイプが、パブリッシングサービス506によってサポートされるファイルタイプかどうかをチェックする。一実施形態においては、電子メールテキストは、所定のファイルタイプ、たとえばファイルタイプ.txtに変換される。次に、添付ファイルのファイルタイプがOPSによってサポートされているかどうか、あらかじめチェックすることができる。パブリッシングサービス506が、その電子メール添付ファイルのファイルタイプに対して構成されていない場合(選択肢446)、ステップ448で対応するメッセージがユーザに送信され、この処理が終了される。
そのファイルタイプがサポートされている場合(選択肢450)、その後、ステップ452でOPSのサーバ504上の接続サービス510への接続がセットアップされる。
接続サービス510への接続の確立が成功した場合453、ステップ455でアクセスデータがチェックされる。ステップ457で対応するメッセージがユーザに表示される。また、接続サービス510への接続の確立が成功しなかった場合459、ステップ457で対応するメッセージがユーザに表示される。
ステップ310、414でオプション「電子メールテキストの印刷」が選択された場合、ステップ318、436でプリンタタイプが選択された後、ステップ320、454でプリンタが選択された後、ステップ456で電子メールがOPSのサーバ22、504にアップロードされる。
電子メールは、バックグラウンドでクライアントモジュール29、500によって生成または開始され、電子メールプッシュサービスのサーバ23、502からコンポーネント「メールサービス」512に送信される。電子メールテキストが印刷されるとき、クライアントモジュール29、500は電子メールテキストを.txt添付ファイルとしてもつ電子メールを生成し、ステップ458でそれがメールサービス512に送信される。添付ファイル312、416が印刷される場合、ステップ458でその添付ファイルを含む該当電子メールがメールサービス512に送信される。
ステップ460で電子メールが受信されると、ステップ462でメールサービス512は、必要とされるライセンスがOPSのサーバ504上に存在するかどうか、およびそのライセンスが有効かどうかをチェックする。
ライセンス検証が成功した場合464、ステップ463で対応するステータスメッセージがユーザに表示され、ステップ468で添付ファイルが電子メールから取り外された後、ステップ466でメールサービス512によって電子メールテキストおよび/または電子メール添付ファイルが.txtファイルとしてOPSのサーバ504上に一時的に記憶される。
ステップ470(アップロード要求の送信)および472(アップロード要求の受信)で、アップロード要求においてファイルタイプおよび選択されたプリンタタイプに関する情報と共に、記憶場所に関する情報がコンポーネント「パブリッシングサービス」に送信される。ステップ474で対応するプリンタオブジェクトが生成され、電子メール(電子メールテキストまたは電子メール添付ファイル)が取り出され、ステップ476でそれが、対応するアプリケーションでプリンタオブジェクトを参照してパラメータ化される(上記の仮想プリンタドライバが電子メールテキスト用ASCIIドライバとして使用される)。印刷命令が生成され、それがOPSのサーバ504にもインストールされている.printエンジン508に送信される(プロセス321参照)。
アップロード中、ステップ482でプロセスの現在ステータス(成功478または失敗480)に関するステータスメッセージが、メールサービス512に返される。メールサービス512は、ステップ484でステータス情報を生成し、ステップ586でこのステータス情報を印刷命令の送信側(すなわち、電子メールプッシュ対応端末)に送信し、一方、クライアントモジュール29、500は、ステップ488でステータスメールを受信し、読み、ステップ490で対応するステータスメッセージをユーザに表示する。
印刷ジョブの生成が成功した場合、.printエンジン508はステップ491で描画し、ステップ492でOPSのサーバ上の送信された印刷データを圧縮し、ステップ493で制御された帯域幅を使用して印刷データを電子メールプッシュ対応端末に送信する。送信は、コンポーネント「接続サービス」510を介して行われる。
印刷データは、ステップ494でパケットで、すなわちストリーム化されて電子メールプッシュ対応端末27に送信され、そのパケットは、ステップ324、495で受信され、ステップ326、497で選択されたBluetoothプリンタへとさらに送信される。
本発明の一実施形態においては、電子メールプッシュ対応端末27は、ステップ498で印刷プロセスの進行に関する情報を表示する。
使用許諾
サーバコンポーネントを使用する場合、印刷オプションを用いて拡張されたBlackBerry装置の機能は、サイトライセンス「印刷オプションBlackBerry(企業版)(Print Option BlackBerry (Corporate Edition))」を入手することにより、使用許諾を得ることができる。サイトライセンスでは、OPSのすべてのコンポーネントを単一のサーバ(通常、BlackBerryエンタープライズサーバがインストールされているサーバ)にインストールする必要がある。あるいは、各BlackBerryユーザごとにエンドユーザライセンス「クライアントモジュール(Client Module)」(接続クライアント)(Connected Client)を入手することもできる。
本発明は、詳細に示し説明されている現在好ましい実施形態に関して図示し説明してきたが、何らかの方法で本発明の趣旨から逸脱せずに様々な改変および構造的変更を行うことができることから、示されている詳細内容に限定されるものではない。これらの実施形態は、本発明の原理を説明し、かつそれによって当業者が本発明および様々な改変を伴う様々な実施形態を、企図された特定の使用に適したものとして最適に利用することを可能にする実際の応用について説明するのに最適なように、選択され記載されたものである。
電子メールプッシュ対応端末を使用するための典型的な環境を示す図である。 本発明による、メッセージプッシュサービスの既存のアーキテクチャに合わせて、データを処理するための統合システムで印刷するための構成の、概略構成図である。 「電子メールの印刷」の流れ図である。 特にBlackBerry端末からの電子メールの印刷に関係するデータの流れおよびプロセスの流れを示す図である。 特にBlackBerry端末からの電子メールの印刷に関係するデータの流れおよびプロセスの流れを示す図である。 特にBlackBerry端末からの電子メールの印刷に関係するデータの流れおよびプロセスの流れを示す図である。
符号の説明
10 環境
11 Microsoft Exchangeサーバ
12 企業アプリケーションサーバ
13 BlackBerryエンタープライズサーバ
14 ファイアウォール
15 インターネット
16 無線通信ネットワーク、無線リンク
17 BlackBerry端末またはBlackBerry対応端末、BlackBerry端末、BlackBerry装置
20 システム
21 電子メールサーバ
22 出力処理サーバ(OPSサーバ)
23 BlackBerryエンタープライズサーバ、BlackBerryサーバ
27 電子メールプッシュ対応端末、BlackBerry端末、端末
28 Bluetooth対応プリンタ
29 Content Beamerクライアント、クライアントモジュール
30 プロセスの流れ、プロセスの流れ図、プロセス
312 添付ファイル
414 電子メールテキスト
416 添付ファイル
430 記憶されたプリンタタイプのディレクトリ
464 ライセンス検証
500 Content Beamerクライアント、クライアントモジュール
502 電子メールプッシュサービスのサーバ
504 出力処理サーバ(OPSサーバ)
506 パブリッシングサービス
508 .printエンジン
510 接続サービス
512 メールサービス

Claims (16)

  1. メッセージシグナリングサービス(MSS)を使用する場合にデータを印刷する方法であって、前記メッセージシグナリングサービスのサーバ(MSSサーバ)で受信されたデータがメッセージプッシュ対応端末に通知され、前記MSSサーバで受信された前記データは前記メッセージプッシュ対応端末からモバイル無線技術を用いてアクセスすることができ、
    前記メッセージプッシュ対応端末がデータの印刷を求める要求を送信する手段を提供すること、
    前記データの印刷を求める要求が、前記メッセージプッシュ対応端末から前記MSSサーバに送信されること、
    前記MSSサーバから印刷サーバへの前記要求された印刷すべきデータの送信が、前記MSSサーバにインストールされた第1のコンピュータプログラムによって自動的に開始され、前記印刷サーバでその印刷プロセスが開始されること、および
    前記印刷プロセスによって生成されたデータが前記印刷サーバから前記モバイルメッセージプッシュ対応端末に、前記モバイルメッセージプッシュ対応端末から所定のプリンタへと送信され、そこで前記データが印刷されること、
    前記印刷プロセスによって生成されたデータを前記印刷サーバから前記MSSサーバを介して前記モバイルメッセージプッシュ対応端末に転送するために、前記MSSサーバおよび前記モバイルメッセージプッシュ対応端末の間で確立される通信リンクが使用されることを特徴とする、方法。
  2. 前記メッセージプッシュ対応端末において、前記印刷すべきデータの選択後に前記メッセージプッシュ対応端末においてインストールされる第2のコンピュータプログラムによって、前記印刷すべきデータは電子メールに添付され、前記電子メールは前記MSSサーバに送信されること、
    前記印刷すべきデータが添付された前記電子メールは、前記MSSサーバにおいてインストールされた前記第1のコンピュータプログラムによって前記印刷サーバに送信されること、
    前記印刷サーバにおいて、前記印刷サーバにおいてインストールされた第3のコンピュータプログラムによって、前記電子メールに添付されたものは前記電子メールから分離され、前記印刷サーバにおいて一時的に格納され、印刷データが生成され、データストリームとして、前記メッセージプッシュ対応端末に、前記MSSサーバのセキュアなMDSトンネルを介して送信されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記MSSサーバで受信された前記データが、
    電子メール、および/または
    ショートメッセージサービス(SMS)によって送信されたメッセージ、および/または
    マルチメディアメッセージサービス(MMS)を介して送信されたメッセージ
    であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記電子メールが電子メール添付ファイルを含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記メッセージプッシュ対応端末がBlackBerry装置であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記使用されるモバイル無線技術が、
    GSM(Global System for Mobile Communications)、
    GPRS(General Packet Radio Service)、
    CDMA(Code Division Multiple Access)、または
    UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)
    を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記印刷プロセスの初期化中の前記メッセージプッシュ対応端末から前記MSSサーバへのデータ転送は、前記印刷サーバから前記メッセージプッシュ対応端末への前記印刷データの転送と同様に、前記モバイルデータサービス（MDS）のセキュアなトンネルを介し実施されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記印刷プロセスによって生成された前記データが前記モバイル端末から前記所定のプリンタにBluetoothインターフェースを介して送信されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記印刷プロセスによって生成された前記データが前記モバイル端末から前記所定のプリンタに赤外線インターフェースを介して送信されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. メッセージシグナリングサービスを使用してデータを印刷するためのシステムであって、少なくとも1つのメッセージシグナリングサーバ(MSSサーバ)と前記メッセージシグナリングサービスと連携する少なくとも1つのメッセージプッシュ対応端末とを備え、前記MSSサーバで受信されたデータが前記メッセージプッシュ対応端末に通知され、前記MSSサーバで受信された前記データに前記メッセージプッシュ対応端末からモバイル無線技術を用いてアクセスすることができ、
    前記メッセージプッシュ対応端末がデータの印刷を求める要求を送信する手段を提供すること、
    データの印刷を求める要求を前記端末から前記MSSサーバに送信すること、
    前記MSSサーバにインストールされた第1のコンピュータプログラムによって、前記MSSサーバから印刷サーバへの前記要求された印刷すべきデータの送信を自動的に開始すること、
    前記印刷サーバ上でその印刷プロセスを開始すること、および
    前記印刷プロセスによって生成された前記データを、前記印刷サーバから前記モバイルメッセージプッシュ対応端末に、前記モバイルメッセージプッシュ対応端末から所定のプリンタへと送信し、そこで前記データが印刷されること、
    前記印刷プロセスによって生成されたデータを前記印刷サーバから前記MSSサーバを介して前記モバイルメッセージプッシュ対応端末に転送するために、前記MSSサーバおよび前記モバイルメッセージプッシュ対応端末の間で確立される通信リンクが使用されること、
    によってデータを印刷することができるように構成される、システム。
  11. コンピュータのメモリにロードされた後、前記コンピュータがメッセージシグナリングサービスを使用してデータを印刷するためのプロセスを実行することを可能にする、コンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータがデータを受信して前記データをメッセージプッシュ対応端末に通知し、前記データは前記メッセージプッシュ対応端末からモバイル無線技術を使用してアクセスすることができ、
    前記コンピュータがデータの印刷を求める要求を前記メッセージプッシュ対応端末から受信し、
    前記コンピュータが前記要求されたデータをプリンタサーバに送信し、
    前記コンピュータが前記メッセージプッシュ対応端末との通信リンクを確立し、前記プリンタサーバの印刷プロセスによって発生された前記データが、前記プリンタサーバから前記メッセージプッシュ対応端末へ、前記メッセージプッシュ対応端末から前記データが印刷される所定のプリンタへと、前記通信リンクによって送信される、コンピュータプログラム。
  12. コンピュータメモリにロードされた後、コンピュータがメッセージシグナリングサービスを使用してデータを印刷するためのプロセスを実行することを可能にするプログラムを記憶する、コンピュータ可読媒体であって、
    前記コンピュータがデータを受信して前記データをメッセージプッシュ対応端末に通知し、前記データは前記メッセージプッシュ対応端末からモバイル無線技術を使用してアクセスすることができ、
    前記コンピュータがデータの印刷を求める要求を前記メッセージプッシュ対応端末から受信し、
    前記コンピュータが前記要求されたデータをプリンタサーバに送信し、
    前記コンピュータが前記メッセージプッシュ対応端末との通信リンクを確立し、前記プリンタサーバの印刷プロセスによって発生された前記データが、前記プリンタサーバから前記メッセージプッシュ対応端末へ、前記メッセージプッシュ対応端末から前記データが印刷される所定のプリンタへと、前記通信リンクによって送信される、コンピュータ可読媒体。
  13. 電子データネットワーク、たとえばインターネットから、前記データネットワークに接続されたデータ処理システムにダウンロードされることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  14. メッセージシグナリングサービスと連携するモバイルメッセージプッシュ対応端末の機能を拡張する方法であって、
    前記メッセージシグナリングサービスが少なくとも1つのメッセージシグナリングサーバ(MSSサーバ)と少なくとも1つのモバイルメッセージプッシュ対応端末とを備え、前記少なくとも1つのMSSサーバが前記少なくとも1つのモバイルメッセージプッシュ対応端末にメッセージの受信を通知し、
    印刷用のデータを処理するためのコンピュータプログラムが提供され、前記コンピュータプログラムは少なくとも3つのプログラムモジュールを備え、第1のプログラムモジュールは前記MSSサーバにインストールされ、第2のプログラムモジュールは前記モバイルメッセージプッシュ対応端末にインストールされ、第3のプログラムモジュールは印刷を制御するデータ処理システムにインストールされ、
    前記モバイルメッセージプッシュ対応端末には、前記モバイルメッセージプッシュ対応端末において前記第2のプログラムモジュールをインストールすることによって、データの印刷を求める要求を送信する手段が設けられ、
    前記モバイルメッセージプッシュ対応端末から前記MSSサーバに、データの印刷を求める要求を送信することによってデータが印刷され、前記MSSサーバにインストールされた前記第1のプログラムモジュールによって、前記MSSサーバから印刷サーバへの要求されたデータの送信が自動的に開始され、
    前記印刷サーバ上でその印刷プロセスが開始され、
    前記印刷プロセスによって生成された前記データが、前記印刷サーバから前記モバイルメッセージプッシュ対応端末に、このメッセージプッシュ対応端末から所定のプリンタへと送信され、そこで前記データが印刷され、
    前記印刷プロセスによって生成されたデータを前記印刷サーバから前記MSSサーバを介して前記モバイルメッセージプッシュ対応端末に転送するために、前記MSSサーバおよび前記モバイルメッセージプッシュ対応端末の間で確立される通信リンクが使用されることを特徴とする、方法。
  15. 前記第2のプログラムモジュールが、前記MSSサーバからOTA構成(OTA = On The Air)によって無線インターフェースを介して前記メッセージシグナリングサービスと連携する前記モバイル端末に送信され、そこで前記第2のプログラムモジュールが自動的にインストールされることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 前記印刷を制御するデータ処理システムに接続するための構成エントリは、前記MSSサーバのユーザポリシー中に記憶され、前記モバイルメッセージプッシュ対応端末における前記第2のプログラムモジュールのインストール中、前記メッセージプッシュ対応端末に転送されることを特徴とする、請求項14または15に記載の方法。
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