JP2001249785A - 印刷制御装置、印刷システム、印刷関連情報判定方法及び記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置、印刷システム、印刷関連情報判定方法及び記憶媒体

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JP2001249785A
JP2001249785A JP2000059655A JP2000059655A JP2001249785A JP 2001249785 A JP2001249785 A JP 2001249785A JP 2000059655 A JP2000059655 A JP 2000059655A JP 2000059655 A JP2000059655 A JP 2000059655A JP 2001249785 A JP2001249785 A JP 2001249785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アダプタがプリンタの情報を獲得し判定する
と共にアプリケーションサーバにプリンタの情報を送信
可能とし、アプリケーションサーバによるプリンタの仕
様に合った印刷データの生成を可能とした印刷制御装
置、印刷システム、印刷関連情報判定方法及び記憶媒体
を提供する。 【解決手段】 アプリケーションサーバ105がアダプ
タ108にプリンタ情報を取得を要求すると、アダプタ
108はプリンタ情報を取得、判定し、プリンタ情報を
アプリケーションサーバに送信する。アプリケーション
サーバ105はプリンタ情報に基づき印刷データを生成
し、アダプタ108に印刷データを送信する。アダプタ
108はプリンタ109に印刷データを送信し、プリン
タ109が印刷データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷制御装置、印
刷システム、印刷関連情報判定方法及び記憶媒体に関
し、特に、通信回線を介してサーバとプリンタに接続さ
れ、例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assis
tants)等の携帯通信端末が受信した電子メール・添付
ファイル等を通信回線網を介して受け取り、プリンタに
おいて印刷出力させる印刷制御装置、該印刷制御装置を
備えた印刷システム、該印刷制御装置に適用される印刷
関連情報判定方法、及び該印刷関連情報判定方法を実行
するプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールサービスとネットワー
クプリントサービスとは全く別のサービスであり、連動
していなかった。特に、電子メール機能を持った携帯電
話やPDAは印刷機能を持っておらず、記録に残したい
電子メールを印刷しようとする場合、PC(Personal C
omputer)をクライアントとしているメールアドレスに
電子メールを転送し、PCに接続されたプリンタによっ
て印刷しなければならなかった。従って、携帯電話やP
DAしか持たない電子メールユーザの場合、受け取った
電子メールを印刷する手段が無かった。
【0003】また、電子メールにはファイルを添付する
ことができるが、このファイルを開くにはPC上でアプ
リケーションプログラムを実行することが必要である。
従って、アプリケーションプログラムを実行する機能を
持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メール
ユーザの場合、受け取った添付ファイルを参照する手段
は無かった。
【0004】以上のように、印刷機能を持たない携帯電
話やPDA等を利用している電子メールユーザは、記録
に残したい電子メールを受信しても印刷することができ
ない。また、アプリケーションプログラムを実行するこ
とができない携帯電話やPDA等を利用している電子メ
ールユーザは、電子メールに添付されたファイルの内容
や付加情報を参照できないという問題があった。
【0005】そこで上記問題に鑑みて、ユーザが印刷し
参照したいデータをアプリケーションサーバに送った場
合、このアプリケーションサーバと、印刷データが出力
されるプリンタの情報を取得、判定し、通信網を介して
アプリケーションサーバに伝え、更に、アプリケーショ
ンサーバから通信網を介して印刷データを受信し、受信
した印刷データをプリンタのインタフェースのデータ形
式に変換するプリンタアダプタと、プリンタアダプタか
ら送られた印刷データを出力するプリンタとから構成さ
れるプリントシステムにおける印刷制御方法、印刷制御
装置、記憶媒体に関する発明が、本出願人によって提案
されている。
【0006】このプリントシステムでは、印刷機能を持
たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユ
ーザが、記録に残したい電子メールを、予めユーザ登録
してあるアプリケーションサーバに、プリンタを指定し
て転送する。この電子メールを受信したアプリケーショ
ンサーバは、受信した印刷内容を、指定されたプリンタ
に合う印刷データに変換する。そして、アプリケーショ
ンサーバは印刷データを、指定されたプリンタのプリン
タアダプタに通信網を使って送信する。プリンタアダプ
タは、送られた印刷データに対してプロトコル変換を行
い、指定されたプリンタがプリントアウトを行う。
【0007】また、アプリケーションサーバには予め添
付ファイルを開くための複数のアプリケーションプログ
ラムをインストールしておく。添付ファイルを開く機能
を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メー
ルユーザは、内容を知りたいファイルが添付されている
電子メールを、予め登録してあるアプリケーションサー
バに、添付ファイル印刷を指示すると共にプリンタを指
定して転送する。この電子メールを受信したアプリケー
ションサーバは、添付されたファイルに対応するアプリ
ケーションプログラムを起動し、添付ファイルを開く。
更に、アプリケーションサーバは、開いた添付ファイル
の内容を、指定されたプリンタに合う印刷データに変換
する。そして、アプリケーションサーバは印刷データ
を、指定されたプリンタのプリンタアダプタに通信網を
使って送信する。プリンタアダプタは、送られた印刷デ
ータに対してプロトコル変換を行い、指定されたプリン
タがプリントアウトを行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、上記のプリントシステムが整備されたとしても、印
刷データがプリンタの仕様に合っていなければユーザに
とって満足のいく印刷データの出力はできない。プリン
タの仕様に合わせた印刷データを生成でき、その印刷デ
ータをプリンタで出力できることが求められる。そのた
めに、通信回線を介してサーバとプリンタに接続される
プリンタアダプタにおいて、プリンタの情報を獲得し判
定できる仕組みを整える必要があるという課題があっ
た。
【0009】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、プリンタの情報を獲得し判定すると共にサーバ
にプリンタの情報を送ることを可能とし、サーバによる
プリンタの仕様に合った印刷データの生成を可能とした
印刷制御装置、印刷システム、印刷関連情報判定方法及
び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、通信媒体を介して情報処理
装置と印刷装置に接続可能な印刷制御装置であって、前
記印刷装置が備える印字ヘッドのヘッド情報の取得の有
無に基づき前記印刷装置の状態を判定するように構成し
たことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、前記印刷装置に前記ヘッド情報を要求する要求
手段と、前記印刷装置が前記ヘッド情報を返信した場合
に前記ヘッド情報を取得する取得手段と、前記ヘッド情
報の取得の有無に基づき前記印刷装置の状態を判定する
判定手段とを有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明は、前記判定手段は、前記取得手段により前記ヘッ
ド情報を取得できなかった場合は前記印刷装置による印
刷が不可能であると判定し、前記取得手段により前記ヘ
ッド情報を取得できた場合は前記印刷装置による印刷が
可能であると判定することを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明は、前記判定手段により得た情報を前記情報処理装
置に送信する送信手段と、前記情報処理装置が前記情報
に基づき生成した印刷データを受信する受信手段とを有
することを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明は、前記取得手段により前記ヘッド情報を取得でき
なかった場合、前記印刷装置による印刷が不可能である
旨を使用者に通知する通知手段を有することを特徴とす
る。
【0015】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明は、前記印刷装置に印刷データを送信する送信手段
を有し、前記印刷装置により、電子メール本文の印刷、
添付ファイルの印刷、電子メール本文及び添付ファイル
の印刷、URL(Uniform Resource Locator)の印刷が
可能であることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明は、前記印刷装置に一体化可能であることを特徴と
する。
【0017】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明は、通信媒体を介して情報処理装置、印刷制御装
置、印刷装置を接続可能に構成した印刷システムであっ
て、前記印刷制御装置は、前記印刷装置が備える印字ヘ
ッドのヘッド情報の取得の有無に基づき前記印刷装置の
状態を判定することを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項9記載の
発明は、前記印刷制御装置は、前記印刷装置に前記ヘッ
ド情報を要求する要求手段と、前記印刷装置が前記ヘッ
ド情報を返信した場合に前記ヘッド情報を取得する取得
手段と、前記ヘッド情報の取得の有無に基づき前記印刷
装置の状態を判定する判定手段とを有することを特徴と
する。
【0019】上記目的を達成するため、請求項10記載
の発明は、前記印刷制御装置の前記判定手段は、前記取
得手段により前記ヘッド情報を取得できなかった場合は
前記印刷装置による印刷が不可能であると判定し、前記
取得手段により前記ヘッド情報を取得できた場合は前記
印刷装置による印刷が可能であると判定することを特徴
とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項11記載
の発明は、前記印刷制御装置は、前記判定手段により得
た情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、前記
情報処理装置が前記情報に基づき生成した印刷データを
受信する受信手段とを有することを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項12記載
の発明は、前記印刷制御装置は、前記取得手段により前
記ヘッド情報を取得できなかった場合、前記印刷装置に
よる印刷が不可能である旨を使用者に通知する通知手段
を有することを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明は、前記印刷制御装置は前記印刷装置に印刷デー
タを送信する送信手段を有し、前記印刷装置により、電
子メール本文の印刷、添付ファイルの印刷、電子メール
本文及び添付ファイルの印刷、URL(Uniform Resour
ce Locator)の印刷が可能であることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項14記載
の発明は、前記印刷制御装置は、前記印刷装置に一体化
可能であることを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項15記載
の発明は、通信媒体を介して情報処理装置と印刷装置に
接続可能な印刷制御装置に適用される印刷関連情報判定
方法であって、前記印刷制御装置は、前記印刷装置が備
える印字ヘッドのヘッド情報の取得の有無に基づき前記
印刷装置の状態を判定することを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項16記載
の発明は、前記印刷制御装置は、前記印刷装置に前記ヘ
ッド情報を要求し、前記印刷装置が前記ヘッド情報を返
信した場合に前記ヘッド情報を取得し、前記ヘッド情報
の取得の有無に基づき前記印刷装置の状態を判定するこ
とを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項17記載
の発明は、前記印刷制御装置は、前記ヘッド情報を取得
できなかった場合は前記印刷装置による印刷が不可能で
あると判定し、前記ヘッド情報を取得できた場合は前記
印刷装置による印刷が可能であると判定することを特徴
とする。
【0027】上記目的を達成するため、請求項18記載
の発明は、前記印刷制御装置は、前記判定により得た情
報を前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置が前
記情報に基づき生成した印刷データを受信することを特
徴とする。
【0028】上記目的を達成するため、請求項19記載
の発明は、前記印刷制御装置は、前記取得手段により前
記ヘッド情報を取得できなかった場合、前記印刷装置に
よる印刷が不可能である旨を使用者に通知することを特
徴とする。
【0029】上記目的を達成するため、請求項20記載
の発明は、前記印刷制御装置は前記印刷装置に印刷デー
タを送信し、前記印刷装置により、電子メール本文の印
刷、添付ファイルの印刷、電子メール本文及び添付ファ
イルの印刷、URL(Uniform Resource Locator)の印
刷が可能であることを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するため、請求項21記載
の発明は、通信媒体を介して情報処理装置と印刷装置に
接続可能な印刷制御装置に適用される印刷関連情報判定
方法を実行するプログラムを記憶したコンピュータによ
り読み出し可能な記憶媒体であって、前記印刷関連情報
判定方法は、前記印刷装置が備える印字ヘッドのヘッド
情報の取得の有無に基づき前記印刷装置の状態を判定す
るように制御するステップを有することを特徴とする。
【0031】上記目的を達成するため、請求項22記載
の発明は、前記印刷装置に前記ヘッド情報を要求するよ
うに制御する要求ステップと、前記印刷装置が前記ヘッ
ド情報を返信した場合に前記ヘッド情報を取得するよう
に制御する取得ステップと、前記ヘッド情報の取得の有
無に基づき前記印刷装置の状態を判定するように制御す
る判定ステップとを有することを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するため、請求項23記載
の発明は、前記判定ステップでは、前記取得ステップに
より前記ヘッド情報を取得できなかった場合は前記印刷
装置による印刷が不可能であると判定するように制御
し、前記取得ステップにより前記ヘッド情報を取得でき
た場合は前記印刷装置による印刷が可能であると判定す
るように制御することを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するため、請求項24記載
の発明は、前記判定ステップにより得た情報を前記情報
処理装置に送信するように制御する送信ステップと、前
記情報処理装置が前記情報に基づき生成した印刷データ
を受信するように制御する受信ステップとを有すること
を特徴とする。
【0034】上記目的を達成するため、請求項25記載
の発明は、前記取得ステップにより前記ヘッド情報を取
得できなかった場合、前記印刷装置による印刷が不可能
である旨を使用者に通知するように制御する通知ステッ
プを有することを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、請求項26記載
の発明は、前記受信ステップで受信した印刷データを前
記印刷装置に送信するように制御する送信ステップを有
し、電子メール本文の印刷、添付ファイルの印刷、電子
メール本文及び添付ファイルの印刷、URL(Uniform
Resource Locator)の印刷を前記印刷装置で行うように
制御するステップを有することを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、請求項27記載
の発明は、受信した電子メールに基づき印刷データを作
成するサーバから受信した印刷データをプリンタで処理
できる形式に変換し、変換したデータをプリンタに出力
する印刷制御装置であって、プリンタの識別情報をプリ
ンタより獲得する獲得手段と、前記獲得手段により獲得
した識別情報をサーバに出力する出力手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するため、請求項28記載
の発明は、前記識別情報は、プリンタに装着されている
インクジェットヘッドに関する情報を含むことを特徴と
する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0039】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係るネットワークプリントシステムの構
成例を示す概念図である。本発明の第1の実施の形態に
係るネットワークプリントシステムは、端末(以下PD
Aと称す)101、携帯通信端末102、外部プロバイ
ダ104、アプリケーションサーバ105、携帯通信端
末107、アダプタ108、プリンタ109を備える構
成となっている。図中103は通信回線網、106はイ
ンターネットである。
【0040】上記構成を詳述すると、PDA101は、
電子メールを送受信すると共にその内容を表示すること
ができる携帯情報機器である。通信回線網103は、公
衆電話回線、ISDN(Integated Service Digital Ne
twork:総合デジタル通信網)、衛星通信網などの通信
回線網であり、本発明の実施の形態では無線回線網を含
んだ公衆回線網とする。携帯通信端末102は、通信回
線網103とPDA101とを繋ぐ機能を有する携帯型
の通信端末である。
【0041】外部プロバイダ104は、論理的な空間で
あるインターネット106と通信回線網103との間を
仲介するものであり、PDA101のメールアカウント
の管理運営を行う。また、外部プロバイダ104は、予
め決められたプロトコルでPDA101と通信し、PD
A101の制御によってメールデータの送受信を行うこ
とができる。プリンタ109は、アダプタ108で変換
されたデータ形式の印刷データに基づき印刷を行う印刷
装置であり、印字ヘッド(図示略)を備えている。携帯
通信端末107は、通信回線網103とアダプタ108
とを繋ぐ機能を有する携帯型の通信端末である。
【0042】アプリケーションサーバ105は、予め決
められたプロトコルで通信する機能を有するものであ
り、複数のプリンタ毎に関連した複数のメールアカウン
ト、電話番号、プリンタの種類など、様々な固有情報を
管理運営している。更に、アプリケーションサーバ10
5は、通信回線網103もしくはインターネット106
を介したPDA等との間の電子メールの送受信、受信し
た電子メールの内容の判定、判定結果に応じた各種サー
ビス(電子メール本文の印字・添付ファイルの展開とそ
の印字・添付URL(Uniform Resource Locator)で指
定されたアドレスの取得と印字等)の選択、印字対象を
指定されたプリンタに従ってプリンタ(例えばプリンタ
109)に合う情報への変換、アダプタ108との接続
(状態によりインターネット接続、通信回線網103へ
の電話の発呼、通信回線網103からの着信)や認証、
印刷データの交換、アダプタ108やプリンタ109の
エラーの処理等を行う。また、アプリケーションサーバ
105は、印字データをアダプタ108に即時転送する
要求を出すか、アダプタ108からの発呼を待機するか
などの制御も行う。
【0043】アダプタ108は、プリンタ109に接続
されるものであり、接続プリンタ109の判定、プリン
タ109とのインタフェースによるプリンタ109のエ
ラー状態の認識、プリンタ109のヘッド情報も含むス
テータスや通信状態などのステータスのアプリケーショ
ンサーバ105への通知、携帯通信端末107の制御、
ユーザによる操作に従ったアプリケーションサーバ10
5への発呼、アプリケーションサーバ105からの着信
とその指示に従った自動発呼、アプリケーションサーバ
105との認証、所定のプロトコルに従った受信印刷デ
ータのプリンタ109への送信処理等を行う。
【0044】上記アダプタ108によるプリンタ109
のステータス取得、判定に関する流れを図2を用いて説
明する。アダプタ108はアプリケーションサーバ10
5からプリンタ109のステータス取得要求を受信する
(ステップS3001)。アダプタ108はプリンタ1
09のステータスを取得し(ステップS3002)、判
定する(ステップS3003)。アダプタ108はアプ
リケーションサーバ105にプリンタ109のステータ
スを送る(ステップS3004)。
【0045】上記構成のネットワークプリントシステム
において、アダプタ108がプリンタ109のステータ
スを取得し判定するための処理方法について説明する。
アダプタ108はプリンタ109に対し互換モードにお
いて、各ステータス要求コマンドをコマンドプレフィッ
クスesc[Kに各コマンドを続けたフォーマットで送
信する。
【0046】上記フォーマットは、esc[K cou
nt_low count_high INIT ID
length_high length_low co
m; {com;}のように示される。各要素は次に示
す。
【0047】 esc ×1B(エスケープコード) count 全パラメータの長さ(自身の2バイトは含まない) INIT ×00(ヌル文字) ID ×1E(レコード区切り) length 全コマンドの長さ(自身の2バイトを含む) com 各ステータス要求コマンド { } 省略可能 上記フォーマットで示すヘッドステータスを要求するコ
マンド列を具体的に示すと次のようになる。
【0048】esc[K×08×00×00×1E×0
0×06CHD; プリンタ109は返信モード(Reverse Mod
e:ReverseData Transfer St
ate)になった場合に、要求されたステータスをアダ
プタ108に返信する。このときのアダプタ108はニ
ブルモードである。
【0049】プリンタ109からアダプタ108へのス
テータス応答のフォーマットは次の通りである。
【0050】length_high length_
low com:param{,param};{co
m:param{,param};} 但し、各要素は次のようになる。
【0051】length 全コマンドの長さ(自身の
2バイトも含む) com ステータス応答コマンド param ステータス応答パラメータ 上記フォーマットによるヘッドステータスの応答コマン
ド列は次のようになる。
【0052】length_high length_
lowCHD:head{,head}; headに対する具体的なパラメータは次の通りにな
る。
【0053】BK: モノクロ C: シアン M: マゼンタ Y: イエロー CL: カラー一体 SC: スキャナ LC: 濃淡一体 LD: 淡インク一体 PL: プロセスリキッドヘッド(AMM) VK: 大小モノクロ VC: 大小カラー一体 VL: 大小淡カラー NO: 未装着 UK: 不明 よって、プリンタ109がモノクロヘッドを搭載してい
る場合のヘッドステータスの応答コマンド列を具体的に
示すと次のようになる。
【0054】×00×09CHD:BK; プリンタ109のヘッドの正当性に関する判断は、プリ
ンタ109よりアダプタ108に返信されたプリンタ1
09のヘッドパラメータが次の何れかの場合、ヘッドが
正しくないと判断する。
【0055】ヘッドパラメータ:SC NO UK 但し、複数のヘッドパラメータが返信される場合もあ
る。
【0056】上記ヘッドパラメータにおいてアダプタ1
08により取得したプリンタ109のヘッド情報がSC
(スキャナ)であった場合、これを正当と判断するよう
に設定すると、画像情報をサーバに取り込む仕組みを作
ることができる。アダプタ108によりプリンタ109
のヘッド情報を取得できなかった場合、プリンタ109
が印刷不可能であることを、アダプタ108に装備され
たプリンタ状態を表示する表示器により例えば10秒間
の赤色の警告点滅によってユーザに通知する。アダプタ
108によりプリンタ109のヘッド情報を取得できな
かった場合、プリンタ109が印刷不可能であることを
アダプタ108が発するブザーによってユーザに通知す
る。
【0057】上記図1に示した構成において、PDA1
01が、取得した電子メールの内容をアプリケーション
サーバ105に転送する場合の手順について説明する。
ユーザは、実行したいアプリケーション(本例では電子
メール本文印刷)に関連するアプリケーションサーバ1
05のメールアドレスを指定する。印刷したい電子メー
ル本文を、指定したアドレスに転送する設定を行い、送
信命令を入力する。送信命令を受けたPDA101は携
帯通信端末102を制御し、通信回線網103を通じて
外部プロバイダ104と接続する。そして、PDA10
1は予め決められたプロトコルに従ってメールデータを
転送し、必要なデータ交換を行った後、回線を切断す
る。一方、アプリケーションサーバ105はアカウント
の受信BOXを走査(定期的にチェック)するようにな
っており、印刷用データを受け取ると、電子メール本文
印刷の処理の所定の順序によって行う。
【0058】以下に上記図1に示したネットワークプリ
ントシステムの各構成部分の内部について詳細に説明す
る。図3は上記図1に示した本発明の第1の実施の形態
に係るネットワークプリントシステムのアプリケーショ
ンサーバ105の内部構成例を示す概念図である。本発
明の第1の実施の形態に係るアプリケーションサーバ1
05は、ファイルウォールサーバ3101、スイッチ3
102、コミュニケーションサーバ3103、ネットワ
ークプリントサーバ3104、RADIUSサーバ31
05、メールサーバ3106、WWWサーバ3107か
ら構成されている。
【0059】上記構成を詳述すると、ファイルウォール
サーバ3101は、外部からの侵入やアタックの遮断等
の機能を持つ。アプリケーションサーバ105内のイン
トラネット上のサーバ群を安全に運用するために使用す
る。スイッチ3102は、アプリケーションサーバ10
5内のイントラネットを構成するためのものである。コ
ミュニケーションサーバ3103は、PIAFS(Phs
Internet Access Forum Standard)、アナログモデム、
ISDNによる接続をサポートし、ファイルウォール、
RADIUSクライアント機能を持つ。ネットワークプ
リントサーバ3104は、ネットワークプリントサービ
スに関わり、目的に応じた印刷データの作成、プリント
ジョブ生成、アダプタ108との通信等を行う。
【0060】RADIUSサーバ3105は、業界標準
のダイアルアップ接続ユーザ認証システムであるRAD
IUSシステムに関するサーバである。RADIUSサ
ーバ3105は、RADIUSクライアント機能を持つ
コミュニケーションサーバ3103からの認証要求を受
け、認証の可否をクライアントに返す働きをする。メー
ルサーバ3106は、印刷要求メールを受け取る。WW
Wサーバ3107は、ネットワークプリントサービスの
ホームページを持つ。また、ユーザ毎にユーザホームペ
ージを提供し、各ユーザがCGI(Computer Graphics
Interface)等を用いてプリントサービスを利用できる
ようにする。図中3109はインターネット、3108
は公衆回線網(PSTN(Public Switched Telephone
Network)またはPHS網)である。
【0061】次に、上記図3のように構成されるアプリ
ケーションサーバ105のメール印刷機能を説明する。
ネットワークプリントサービスのユーザは、電子メール
印刷のサービスを受ける前に、アプリケーションサーバ
105内のメールサーバ3106の電子メールアカウン
トを取得する。このアカウントに対して電子メールを送
ることにより、ユーザは電子メール印刷サービスを受け
ることができる。また、上記電子メールアカウントは、
1ユーザに対して、提供するサービス毎に異なったアカ
ウントが用意される。
【0062】提供するサービスは以下の4種類として、
上記電子メールアカウントも各ユーザに対して4種類用
意される。 (1)電子メール本文印刷 (2)添付ファイル印刷 (3)本文+添付ファイル印刷 (4)URL(Uniform Resource Locator)印刷 電子メール本文印刷用に用意されたメールアカウントに
電子メールを送信することで、ネットワークプリントサ
ービスのユーザは、アプリケーションサーバ105に対
して電子メール本文のみの印刷データ生成を依頼するこ
とになる。
【0063】添付ファイル印刷用に用意されたメールア
カウントに電子メールを送信することで、ネットワーク
プリントサービスのユーザは、アプリケーションサーバ
105に対して電子メールの添付ファイルの印刷データ
生成を依頼することになる。
【0064】本文+添付ファイル印刷用に用意されたメ
ールアカウントに電子メールを送信することで、ネット
ワークプリントサービスのユーザは、アプリケーション
サーバ105に対して電子メール本文と添付ファイルの
印刷データ生成を依頼することになる。
【0065】URL印刷用に用意されたメールアカウン
トに電子メールを送信することで、ネットワークプリン
トサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105
に対して電子メール本文中に記述されたURLにあるH
TML(HyperText Markup Language)、XML(eXten
sible Markup Language)等で記述された情報の取得
と、その印刷データ生成を依頼することになる。
【0066】尚、添付ファイルがないにも関わらず、こ
れを印刷するためのメールアカウントに電子メールを送
信した場合、または電子メール本文にURL記述がない
にも関わらず、これに係る印刷データを印刷するための
メールアカウントに電子メールを送信した場合は、電子
メール本文のみの印刷データが生成される。また、添付
ファイルのみの電子メールを本文印刷用に用意されたメ
ールアカウントに送信した場合は、添付ファイルの印刷
データが生成される。
【0067】本文にURL記述しかない電子メールを本
文印刷用に用意されたメールアカウントに送信した場合
は、電子メール本文の代わりに、URLにあるHTM
L、XML等で記述された情報の印刷データが生成され
る。更に、URL印刷用に用意されたメールアカウント
に、URLが記述された電子メール本文を送信したにも
関わらず、HTML、XML等で記述された情報の取得
失敗、URL記述の間違い等があった場合は、エラーが
あった旨をアプリケーションサーバ105からPDA1
01を介してユーザにメールで通知する。
【0068】本ネットワークプリントシステムでのメー
ルアカウントの付与方法は、本文印刷用にアカウントの
み、添付ファイル印刷用にユーザアカウント+“A”、
本文+添付ファイル印刷用にユーザアカウント+
“B”、URL印刷用にユーザアカウント+“C”とす
る。これらを、アプリケーションサーバ105のデータ
ベースに登録しておく。また、登録するときに、それら
のアドレスに対応して電子メールが送信された場合に、
印刷に使用するプリンタ109に接続された携帯通信端
末107の電話番号も、RADIUSサーバ3105の
データベースに登録しておく。また、プリンタ109の
機種情報をRADIUSサーバ3105のデータベース
に登録しておいてもよい。
【0069】例えば、メールサーバ3106のドメイン
名をmnp.co.jpとし、ユーザがtamaという
アカウントを取得したものとする。そのとき、メールサ
ーバ3106は電子メールアカウントとして以下のもの
を自動的に用意する。 (1)tama@mnp.co.jp (本文印刷
用) (2)tamaA@mnp.co.jp (添付ファイ
ル印刷用) (3)tamaB@mnp.co.jp (本文+添付
ファイル印刷用) (4)tamaC@mnp.co.jp (URL印刷
用) ユーザtamaは、電子メール印刷の機能を上記メール
アドレスにより選択することができる。
【0070】このように4つの印刷機能と電子メールの
アドレスとが対応しているため、tamaというアカウ
ントを持つユーザは、携帯通信端末102に予め登録し
てある4つの電子メールアドレスの何れかを選択するだ
けの簡単な操作で、印刷コマンドをキー入力するような
ことをしなくとも、所望の印刷機能を設定できる。
【0071】図5は本発明の第1の実施の形態に係るネ
ットワークプリントシステムのアプリケーションサーバ
105内のソフトウェアモジュール構成例を示すブロッ
ク図である。本発明の第1の実施の形態に係るアプリケ
ーションサーバ105のソフトウェアモジュールは、M
ailServer(emailManager)32
02、emailオブジェクト3203、Printe
rDB3204、PrinterManagerオブジ
ェクト3205、PrinterDriverオブジェ
クト3206、PrintJobオブジェクト320
7、WebBrowserオブジェクト3208、Us
erHTMLPageオブジェクト3209、HTML
Pageオブジェクト3210、RadiusServ
er3211、PortMaster3212から構成
されている。
【0072】上記構成を詳述すると、MailServ
er(emailManager)3202は、物理的
には上記メールサーバ3106に存在する。IMAP
(Internet Message Access Protocol)サーバ機能を有
し、マルチパートMIME(Multipurpose Internet Ma
il Extensions)の解釈や、メール到着のIMAPクラ
イアント(本実施形態の場合、emailオブジェクト
3203)への通知を行う。emailオブジェクト3
203は、印刷対象となるデータ、ユーザID(この場
合は電子メールアドレス)を持つ。また、IMAPクラ
イアント機能を持ち、マルチパートMIMEのようなメ
ールでも、IMAPサーバ(本実施形態の場合、ema
ilManager3202)からMIMEタイプに応
じて個々のパートを取り出すことができる。更に、Pr
interManagerオブジェクト3205に印刷
対象データを渡す機能を持つ。
【0073】PrinterDB3204は、各ユーザ
の情報を格納し、PrinterManagerオブジ
ェクト3205、UserHTMLPageオブジェク
ト3209、HTMLPageオブジェクト3210な
どにデータベースアクセス手段を提供する。各ユーザの
情報としては、以下のようなものがある。 ・UserID(ネットワークプリントシステム登録時
のユーザネーム) ・UserPassword(ネットワークプリントシ
ステム登録時のパスワード) ・UserTelNumber(ネットワークプリント
システム登録時の電話番号) ・AdapterID(アダプタに固有のID) ・AdapterTelNumber(アダプタに接続
される電話の番号) ・PrinterID(IEEE1284経由で取得さ
れるプリンタ機種ID) これらは、ネットワークプリントシステム登録時に各ユ
ーザに対して設定される。
【0074】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、PrinterDriverオブジェク
ト3206のIDを持ち、PrinterDriver
オブジェクト3206の管理機能(生成、消去、カウン
ト、停止等)、ユーザID(この場合は電子メールアド
レス)をキーにしてPrinterDB3204を検索
できる機能、PrinterDB3204から取得した
PrinterIDより必要に応じて適切なPrint
erDriverオブジェクトを生成し、印刷対象デー
タを渡す機能等を有する。尚、PrinterDriv
erオブジェクトの生成とは、プリンタに対応するプリ
ンタドライバを選択し、起動することである。
【0075】PrinterDriverオブジェクト
3206は、PrinterIDに応じて各プリンタ用
に生成される。PrinterManagerオブジェ
クト3205がPrinterDB3204から取得し
た、ユーザIDに応じたAdapterTelNumb
er、AdapterID、PrinterIDを保持
し、印刷対象データを特定のプリンタが理解できる形式
に変換する。添付ファイル印刷の場合は、そのアプリケ
ーションタイプをMIMEタイプから判断し、それに応
じたアプリケーションを起動して変換する。
【0076】PrintJobオブジェクト3207
は、各PrinterDriverオブジェクト320
6毎に生成される。生成時に取得した、ユーザIDに応
じたAdapterTelNumber、Adapte
rID、PrinterIDと、PrinterDri
verオブジェクト3206が生成した印刷データとを
保持し、印刷データをキューイングする機能と、Ada
pterTelNumberを基にアダプタ108に対
して出力する機能を持つ。
【0077】WebBrowserオブジェクト320
8は、WWWのブラウジング機能を持つ。Printe
rDriverオブジェクト3206からのHTML取
得メッセージにより、指定URLからHTMLで作成さ
れた情報を取得し、レンダリングする機能を有する。
【0078】UserHTMLPageオブジェクト3
209は、各ユーザ毎に生成されるWebPageで、
デフォルトプリンタ等のユーザ情報を持つ。また、CG
Iを用いたプリントステータスの反映、Printer
Driverオブジェクト3206にジョブ制御メッセ
ージを送ることによるプリントジョブ制御、HTTP
(HyperText Transfer Protocol)で受け取ったデータ
をPrinterDB3204に反映することによるユ
ーザ設定の変更等の機能を持つ。更に、Printer
Managerオブジェクト3205からの依頼によ
り、プリントステータスを本ネットワークプリントシス
テムユーザのホームページに反映させる機能も持つ。
【0079】HTMLPageオブジェクト3210
は、本ネットワークプリントシステムを構成するドメイ
ンのホームページであり、ユーザ登録等の機能を持つ。
RadiusServer3211は、上記図3のRA
DIUSサーバ3105に相当する。PortMast
er3212は、上記図3のコミュニケーションサーバ
3103に相当する。
【0080】PDA3201は上記図1のPDA101
に相当し、最低限メール送信機能を持つ通信端末であ
る。HTMLのブラウジング機能を持ってもよい。Ad
apter3213は上記図1のアダプタ108に相当
する。Printer3214は上記図1のプリンタ1
09に相当する。尚、PDA3201とAdapter
3213は、物理的にはPHS等の通信端末を経由して
本ネットワークプリントシステムに接続するが、通信端
末の図示は省略してある。
【0081】次に、上記アプリケーションサーバ105
が電子メールを受け取り、印刷ジョブを生成し、アダプ
タ108に送信するまでの流れを上記図4を参照して以
下に説明する。ネットワークプリントサービスのユーザ
は、PDA3201等のメール端末機器を用いて、印刷
したい電子メールをアプリケーションサーバ105へ送
信する。電子メールの宛先は、上述したようにユーザが
希望するサービスに対応するアドレスが選択される。
【0082】アプリケーションサーバ105に送信され
た電子メールは、実際にはMailServer320
2が受信する。本実施形態のMailServer32
02はIMAPサーバの機能を有し、そこでMailS
erver3202はIMAPクライアント機能を有す
る。各ユーザ毎のネットワークプリントサーバ3104
内のemailオブジェクト3203に対して、IMA
Pプロトコルに従いメール受信を通知する。ネットワー
クプリントサーバ3104内のemailオブジェクト
3203は、IMAPプロトコルによりメールアドレス
に応じた目的のMIMEパートを取得する。取得したデ
ータはPrinterManagerオブジェクト32
05に転送される。
【0083】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、電子メールアカウントで示されるユーザ
IDを用いてPrinterDB3204を検索し、ユ
ーザの情報(デフォルトで使用するプリンタのID等)
を取得する。そして、取得したデフォルト使用のプリン
タに対するPrinterDriverオブジェクト3
206を生成する。PrinterDriverオブジ
ェクト3206はPrinterManagerオブジ
ェクト3205から印刷すべきデータを取得し、印刷デ
ータに変換してPrintJobオブジェクト3207
を生成する。
【0084】もし印刷すべきデータがURLであれば、
PrinterDriverオブジェクト3206はW
ebBrowserオブジェクト3208にURLを送
信する。WebBrowserオブジェクト3208は
インターネットから、指定されたURLの内容(HTM
L、XML等で記述されたホームページ)を取得し、そ
れをレンダリングした上でPrinterDriver
オブジェクト3206に返送する。PrinterDr
iverオブジェクト3206は、レンダリングされた
印刷すべきデータを印刷データに変換してPrintJ
obオブジェクト3207を生成する。
【0085】通信状態の悪さによるタイムアウト、アド
レス間違い等、URL内容の取得に失敗した場合は、W
ebBrowserオブジェクト3208はPrint
erDriverオブジェクト3206にエラーを返
す。PrinterDriverオブジェクト3206
は更にPrinterManagerオブジェクト32
05にエラーを通知し、emailオブジェクト320
3がエラーである旨のメールを作成してユーザに返送す
る。
【0086】この後、PrintJobオブジェクト3
207中に蓄えられた印刷データをアダプタ108に転
送する。ところで、この転送を、アプリケーションサー
バ105が発呼して行う場合と、アダプタ108が発呼
して行う場合の2通りが可能である。
【0087】アダプタ108が発呼する場合は、アダプ
タ108(=3213)がアプリケーションサーバ10
5にログインする。この場合、Adapter3213
はPortMaster3212に電話し、Adapt
erID、AdapterTelNumber、Pri
nterIDを認証のキーとしてログインする。認証の
キーは、PortMaster3212からRadiu
sServer3211を経由してPrinterDB
3204に送られ、PrinterDB3204でチェ
ックされる。このログイン接続は、TCP(Transmissi
on Control Protocol)/IP(Internet Protocol)接
続であるが、PortMaster3212によってA
dapter3213に与えられるIPアドレスは、本
ネットワークプリントシステムのプライベートアドレス
である。
【0088】上記プロセスでログインが許可されたAd
apter3213は、PrinterManager
オブジェクト3205に印刷データの要求メッセージを
送る。メッセージを受けたPrinterManage
rオブジェクト3205は、Adapter3213の
AdapterID、AdapterTelNumbe
r、PrinterIDに合致するPrintJobオ
ブジェクト3207を特定し、そのオブジェクトにデー
タ送信のメッセージを送る。このメッセージには、Ad
apter3213のIPアドレスが含まれる。Pri
ntJobオブジェクト3207は、指定されたIPア
ドレス、つまりAdapter3213のアドレスに対
してLPRプロトコルなどでプリントデータを送出す
る。
【0089】一方、アプリケーションサーバ105が発
呼する場合は、PrintJobオブジェクト3207
自身が持つPrinterTelNumberに対して
発呼するよう、PortMaster3212に依頼す
る。PortMaster3212は、PrintJo
bオブジェクト3207からの依頼により上記Prin
terTelNumberに電話するが、このとき本ネ
ットワークプリントシステムの電話番号を通知し、一旦
通信を切断する。これにより、アダプタ108はネット
ワークプリントシステムの電話番号を取得し、取得した
電話番号にかけ直す。これ以降は、アダプタ108から
の発呼と同じ動作である。
【0090】尚、上述した4つのメールアドレスと、プ
リンタ109にアダプタ108を介して接続されている
携帯通信端末107の電話番号とは対応付けてデータベ
ースに登録されており、アプリケーションサーバ105
は受信したメールのアドレスを基にして、対応する電話
番号を認識し、印刷データを作成し、通信回線網103
を介して携帯通信端末107経由でアダプタ108に送
信できる。
【0091】また、PrintJobオブジェクト32
07内のプリントジョブは、Printer3214に
紙が1枚しかない場合(手差しにより1枚ずつ給紙する
タイプのプリンタの場合)も考慮すると、1ページ単位
に印刷データを生成する場合もある。この場合、Pri
nterID(機種情報)に基づきプリンタのタイプを
判定し、プリントジョブの単位を決定する。例えば、カ
セット給紙タイプのプリンタに対しては複数ページのデ
ータを1JOBとして送り、手差しタイプのプリンタに
対しては複数ページのデータを複数のJOBとして送
る。このように処理することで、エラーやジャムが発生
したページのデータの再送信が簡単にでき、エラーリカ
バリやジャムリカバリに対する処理を行い易くなる。
【0092】また、PrintJobオブジェクト32
07とAdapter3213との間でのプリントデー
タ送信中にAdapter3213から紙なし等のエラ
ーが通知されることがある。この場合、Adapter
3213からのエラー通知をPrinterManag
erオブジェクト3205が受け、PrinterDr
iverオブジェクト3206に対して印刷データ送信
停止メッセージを送る。これにより、PrintJob
オブジェクト3207からAdapter3213への
印刷データの転送を中止することができる。
【0093】更にその際、PrintjobDrive
rオブジェクト3206は、emailオブジェクト3
203にエラー発生メールをユーザに通知するよう依頼
することができる。また、UserHTMLPageオ
ブジェクト3209に依頼し、ユーザのネットワークプ
リントシステム内ホームページに、エラーを含むプリン
トステータスの反映を依頼することもできる。
【0094】次に、上記図1に示した本発明の第1の実
施の形態に係るネットワークプリントシステムを構成す
る各構成デバイスで行われる処理内容をフローチャート
を参照しながら説明する。尚、各フローチャートで示す
処理プログラムは各デバイスのメモリに記憶され、CP
Uによって実行される。
【0095】図5は本発明の第1の実施の形態に係るP
DA101のクライアント処理の手順を示すフローチャ
ートである。クライアントは印刷処理したい文書をメー
ル化し(ステップS3301)、本文印刷、添付ファイ
ル印刷等の印刷目的に応じてメール送信先アドレスを選
択して(ステップS3302)、そのメールアドレスに
送信する(ステップS3303)。
【0096】図6は本発明の第1の実施の形態に係るア
プリケーションサーバ105において一般的なメール印
刷機能を実現する際のサーバ処理の手順を示すフローチ
ャートである。MailServer3202はSMT
P(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ、IMA
P(Internet Message Access Protocol)サーバ機能を
有し、メール受信を待ち受け、受信したらIMAPプロ
トコルでemailオブジェクトに通知する(ステップ
S3401)。詳細は図15を参照して後述する。em
ailオブジェクト3203はIMAPクライアント機
能を有し、メール受信を通知されると、MailSer
ver3202から必要なパートを受信する。その後、
PrinterManager3205に印刷指示を出
す(ステップS3402)。詳細は図8・図9を参照し
て後述する。
【0097】PrinterManager3205
は、emailオブジェクト3203からの印刷指示を
受け取ると、そのUserIDを基にPrinterD
B3204を参照し、UserID、UserTelN
umber、UserPassword、Adapte
rID、AdapterTelNumber、Prin
terIDからなるプリントIDを取得する。そして、
PrinterIDに示されたPrinterDriv
erオブジェクトを生成し、印刷すべきデータを渡す
(ステップS3403)。詳細は図10・図11を参照
して後述する。
【0098】PrinterDriverオブジェクト
3206は、受信メールの要求が本文印刷ならばテキス
トをレンダリングする。添付ファイル印刷ならば適した
アプリケーションを起動してレンダリングする。URL
印刷ならばWebBrowserオブジェクト3208
にHTML記述情報取得とそのレンダリングを依頼す
る。その後、画像処理、色処理等を行って、Print
Jobオブジェクトを生成する(ステップS340
4)。詳細は図12・図13を参照して後述する。
【0099】PrintJobオブジェクト3207
は、プリントIDより出力先アダプタ108に接続して
印刷データ出力を試みる(ステップS3405)。詳細
は図14を参照して後述する。
【0100】図7は本発明の第1の実施の形態に係るア
ダプタ108の処理の手順を示すフローチャートであ
る。詳細は図16〜図22を参照して後述する。アダプ
タ108は自らまたはコールバックにより本ネットワー
クプリントシステムに接続する(ステップS350
1)。RADIUSサーバ3105等で認証処理を行
い、接続が完了したら、ネットワークプリントシステム
のPrinterManager3205にプリントジ
ョブの転送を依頼する(ステップS3502)。そし
て、プリントジョブの転送を待ち、プリントジョブを受
信したら(ステップS3503)、IEEE1284等
を経由してプリンタ109に印刷データを送信する(ス
テップS3504)。その際、アダプタ108はプリン
タ109からのエラー等のステータスをハンドリングす
る。
【0101】図15は本発明の第1の実施の形態に係る
アプリケーションサーバ105内のメールサーバ310
6(MailServer3202)での処理の手順を
示すフローチャートである。MailServer32
02はSMTPサーバ、IMAPサーバ等の機能を持
ち、電子メールの送受信サービスを提供する。メールを
受信したら(ステップS4001)、メールアドレスを
解析して(ステップS4002)、IMAPクライアン
トにメール受信を通知する(ステップS4003)。
【0102】図8・図9は本発明の第1の実施の形態に
係るアプリケーションサーバ105内のネットワークプ
リントサーバ3104で行われるemailオブジェク
ト3203の処理の手順を示すフローチャートである。
emailオブジェクトは各ユーザ毎に生成され、Ma
ilServer3202より電子メール受信通知を待
ち受ける(ステップS3601)。電子メール受信通知
を受け取ったら、メールアドレスを解析して(ステップ
S3602)、本文印刷、添付ファイル印刷等の機能を
選択する(ステップS3603、ステップS3605、
ステップS3607、ステップS3610)。
【0103】受信メールの要求が本文印刷だった場合
(ステップS3603で「はい」)、emailオブジ
ェクトは、MIMEタイプを指定することによりMai
lServer3202から本文パートを抜き出し(ス
テップS3204)、テキスト印刷であることを示す印
刷機能IDを付加して、PrinterManager
3205に処理を依頼する(ステップS3613)。
【0104】受信メールの要求が添付ファイル印刷だっ
た場合(ステップS3605で「はい」)、email
オブジェクト3203は、MIMEタイプを指定するこ
とによりMailServer3202から添付ファイ
ルパートを抜き出し(ステップS3606)、添付ファ
イル印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、P
rinterManager3205に処理を依頼する
(ステップS3613)。
【0105】受信メールの要求が本文+添付ファイル印
刷だった場合(ステップS3607で「はい」)、em
ailオブジェクト3203は、MIMEタイプを指定
することによりMailServer3202から本文
パートと添付ファイルパートを抜き出し(ステップS3
608、ステップS3609)、本文+添付ファイル印
刷であることを示す印刷機能IDを付加して、Prin
terManager3205に処理を依頼する(ステ
ップS3613)。
【0106】受信メールの要求がURL印刷だった場合
(ステップS3610で「はい」)、emailオブジ
ェクト3203は、MIMEタイプを指定することによ
りMailServer3202から本文パートを抜き
出し(ステップS3611)、更にテキストからURL
記述を抜き出して(ステップS3612)、URL印刷
であることを示す印刷機能IDを付加して、Print
erManager3205に処理を依頼する(ステッ
プS3613)。
【0107】図10・図11は本発明の第1の実施の形
態に係るアプリケーションサーバ105内のネットワー
クプリントサーバ3104のPrinterManag
er処理の手順を示すフローチャートである。Prin
terManager3205は、emailオブジェ
クト3203やAdapter3213からのメッセー
ジ通知を待つ(ステップS3701)。届いたメッセー
ジ通知がAdapter3213からのメッセージであ
れば(ステップS3702)、AdapterID、P
rinterIDを取得して確認し(ステップS370
3)、そのメッセージタイプタイプに応じてPrint
erDriverオブジェクト3206にメッセージを
送って動作を制御する(停止、再開、削除等)。これに
より、プリントジョブの制御(停止、再開、削除等)を
行う(ステップS3704)。
【0108】届いたメッセージ通知がemailオブジ
ェクト3203からのもので、且つ印刷指示であれば
(ステップS3705)、UserIDを得て(ステッ
プS3706)、PrinterDB3204を検索す
る(ステップS3707)。ここで参照するIDは、U
serID、UserTelNumber、UserP
assword、AdapterID、Adapter
TelNumber、PrinterIDからなるプリ
ントIDである。
【0109】プリントID中のPrinterIDがA
プリンタであれば(ステップS3708)、Aプリンタ
用のPrinterDriverオブジェクトを生成す
る(ステップS3709)。プリントID中のPrin
terIDがBプリンタであれば(ステップS371
0)、Bプリンタ用のPrinterDriverオブ
ジェクトを生成する(ステップS3711)。プリント
ID中のPrinterIDがCプリンタであれば(ス
テップS3712)、Cプリンタ用のPrinterD
riverオブジェクトを生成する(ステップS371
3)。
【0110】Aプリンタ、Bプリンタ、Cプリンタと
は、例えば、A社インクジェットプリンタ、B社レーザ
ビームプリンタ、C社サーマルプリンタなどであり、そ
れらのプリンタに対応したPrinterDriver
オブジェクトを生成する(対応したドライバを選択し起
動する)。
【0111】PrinterManager3205が
受け取ったメッセージがエラーメッセージであれば(ス
テップS3714)、そのUserIDに対してエラー
タイプに応じたエラーメールを送信する(ステップS3
715)。更に、UserHTMLPageにエラーを
通知し(ステップS3716)、ユーザのホームページ
にそのステータスを反映してもらう。
【0112】図12・図13は本発明の第1の実施の形
態に係るアプリケーションサーバ105内のネットワー
クプリントサーバ3104のPrinterDrive
rオブジェクト処理の手順を示すフローチャートであ
る。PrinterDriverオブジェクト3206
は、PrinterManager3205から印刷デ
ータ、そのMIMEタイプ、プリントID、印刷機能I
D(本文/添付ファイル/URL)を渡されて起動す
る。印刷機能ID、印刷データがテキスト印刷を示す場
合(ステップS3801)、テキストをレンダリングす
る(ステップS3802)。そして、画像処理、色処理
を行い(ステップS3803)、PrintJobオブ
ジェクトを生成する(ステップS3804)。
【0113】印刷機能ID、印刷データが添付ファイル
印刷を示す場合(ステップS3805)、MIMEタイ
プを基にそのファイルフォーマットを判断する。ファイ
ルフォーマットAだった場合は(ステップS380
6)、Aに対するレンダリングアプリケーションを起動
して、Aフォーマットのレンダリング処理を行う(ステ
ップS3807)。そして、画像処理、色処理を行い
(ステップS3803)、PrintJobオブジェク
トを生成する(ステップS3804)。
【0114】ファイルフォーマットBだった場合は(ス
テップS3808)、Bに対するレンダリングアプリケ
ーションを起動して、Bフォーマットのレンダリング処
理を行う(ステップS3809)。そして、画像処理、
色処理を行い(ステップS3803)、PrintJo
bオブジェクトを生成する(ステップS3804)。フ
ァイルフォーマットCだった場合は(ステップS381
0)、Cに対するレンダリングアプリケーションを起動
して、Cフォーマットのレンダリング処理を行う(ステ
ップS3811)。そして、画像処理、色処理を行い
(ステップS3803)、PrintJobオブジェク
トを生成する(ステップS3804)。
【0115】ファイルフォーマットA、B、Cとは、例
えばAdobeSyatem社のPostScrip
t、Microsoft社のWORD、JPEG(Join
t Photographic Expert Group)、GIF(Graphic Int
erchange Format)等のフォーマットを指す。
【0116】印刷機能IDがURL印刷を示す場合(ス
テップS3812)、WebBrowserオブジェク
ト3208にURL取得を依頼する(ステップS381
3)。URLで示されたWebPageのHTMLデー
タをレンダリングしたものが得られたら(ステップS3
814)、画像処理、色処理を行い(ステップS380
3)、PrintJobオブジェクトを生成する(ステ
ップS3804)。印刷機能IDが不明な場合、或いは
URLに示されたWebPageのHTMLデータの取
得失敗のメッセージがWebBrowserオブジェク
ト3208から返された場合は、その旨エラーとしてP
rinterManager3205に通知し、印刷を
中止する。
【0117】図14は本発明の第1の実施の形態に係る
アプリケーションサーバ105内のネットワークプリン
トサーバ3104で行われるPrinterJobオブ
ジェクト処理の手順を示すフローチャートである。Pr
interJobオブジェクト3207は、印刷開始メ
ッセージを待つ(ステップS3901)。Printe
rJobオブジェクト3206による処理が終わり印刷
開始メッセージが来たら、Communication
Server3212を介してAdapter3213
に接続を試みる(ステップS3902)。
【0118】接続が成功したら(ステップS390
3)、Adapter3213のPrinterIDを
確認し(ステップS3905)、一致したら印刷データ
をLPRのようなプロトコルを用いてAdapter3
213に対し送信する(ステップS3905、ステップ
S3906)。その際、PrinterIDから判断し
て紙トレーが装備されていないようなプリンタの場合、
プリントジョブを1ページ単位に区切ることがある。A
dapter3213の接続に失敗、或いはPrint
erIDが違った場合、その旨エラーとしてPrint
erDriverオブジェクト3206に通知する(ス
テップS3907)。
【0119】次に、本発明の第1の実施の形態に係るア
ダプタ108について詳しく説明する。図16は本発明
の第1の実施の形態に係るアダプタ108の電気的構成
例を示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る
アダプタ108は、通信端末インタフェース2101、
マイクロコンピュータ(以下マイコンと略称)210
2、ユーザインタフェース(以下U/Iと略称)210
3、プリンタインタフェース2104、ROM210
5、RAM2106、電源2107、内部バス2108
を備えている。図中107は携帯通信端末、109はプ
リンタである。
【0120】上記構成を詳述すると、本実施形態におけ
るアダプタ108は、携帯通信端末107に通信端末イ
ンタフェース2101を介して接続し、内部バス210
8に接続する。この通信端末インタフェース2101
は、異なる通信端末を接続する際に電気特性の相違を吸
収して内部バス2108に接続する。即ち、アダプタ1
08は、PHS等の通信インタフェースのプロトコルを
プリンタ109のセントロニクスインタフェース等のプ
ロトコルに変換するためのものである。
【0121】プリンタ109はプリンタインタフェース
2104を介してアダプタ108の内部バス2108に
接続する。本実施形態ではアダプタ108とプリンタ1
09はIEEE1284インタフェースで接続される。
内部バス2108には、全体動作を制御するマイコン2
102と、内部の動作プログラムを記憶すると共に設定
内容を記憶するROM2105、プログラム実行領域及
び送受信データの一時記憶を行うRAM2106、ユー
ザからの操作やユーザへの表示を行うユーザインタフェ
ースであるU/I2103が接続される。
【0122】U/I2103には、電源を制御するスイ
ッチSW(1)2112と、携帯通信端末107やプリ
ンタ109への制御を行うスイッチSW(2)211
0、スイッチSW(3)2111とが備えられている。
ROM2105は書き換えが可能な読み出し専用メモリ
であり、ソフトウェアの追加変更が可能である。また、
その際に新しいプロトコルの追加も可能である。
【0123】携帯通信端末107に用意されている外部
インタフェース部は、アダプタ108による通信回線網
103との間の発信、着信、切断等を、外部から通信端
末インタフェース2101を介して制御する。そして、
マイコン2102は通信端末インタフェース2101を
介して携帯通信端末107に対し、発信、着信、切断等
の制御を行う。また、携帯通信端末107は自己の電話
番号や電話の着信情報(RING情報、着信電話番号、
携帯通信端末107のステータス)・印刷関連のデータ
を、アダプタ108の通信端末インタフェース2101
に出力する。これにより、アダプタ108は携帯通信端
末107の電話番号等の各種情報を取得することができ
る。
【0124】アプリケーションサーバ105及び携帯通
信端末107は共に通信回線網103に接続されてい
る。携帯通信端末107が無線方式の通信端末である場
合は、無線基地局経由にて通信回線網103に接続され
る。アダプタ108は通信端末インタフェース2101
を介して携帯通信端末107に、アプリケーションサー
バ105側の通信端末の電話番号に発呼する処理を行
う。携帯通信端末107は通信回線網103に対し上記
電話番号での接続を試みる。ここでの接続の確立は通信
回線網103の方式に従う。アプリケーションサーバ1
05側の通信端末が携帯通信端末107からの発呼を受
理すると通信回線網103での接続が完了する。
【0125】ROM2105は、新しいソフトウェア
を、通信端末インタフェース2101やプリンタインタ
フェース2104を介してデータをロードし、内部プロ
グラムの書き換えを行う。また、ROM2105には、
接続に必要な電話番号、アダプタID等も格納され、同
様に変更することができる。マイコン2102は、ソフ
トウェアによってモデムやプロトコルを実現するパフォ
ーマンスを持っている。電源2107は、アダプタ10
8を動作させるための電源を供給する。
【0126】図17は本発明の第1の実施の形態に係る
アダプタ108に実装されるソフトウェアの構成例を示
すブロック図である。図中右側のアダプタ108では、
携帯通信端末107と物理的に接続されるH/W220
8の上位に、通信端末との接続を確立する通信キャリア
プロトコル2207が実装されている。実際は携帯通信
端末107を介して通信回線網103に接続されている
ので、通信キャリアプロトコル2207は、通信回線網
103に接続する発呼・着信・切断等の制御を主に行
う。通信キャリアプロトコル2207の上位にはTCP
(Transmission Control Protocol)/IP(Inernet P
rotocol)プロトコル群2206が実装される。本実施
形態ではPPP(Point to Point Protocol)やTCP
/IPやFTP(File Transfer Protocol)等である。
【0127】アプリケーション2205は、アダプタ1
08とアプリケーションサーバ105間のアプリケーシ
ョンプロトコル、初期化、IEEE1284制御等のア
ダプタ機能制御を担当し、TCP/IPプロトコル群2
206を介して通信回線網103に対して通信を行う。
アダプタ108では、通信キャリアプロトコル220
7、TCP/IPプロトコル群2206、アプリケーシ
ョン2205をソフトウェアにて実装しているため、ア
ダプタ108の諸機能は上記図16のマイコン210
2、ROM2105、RAM2106等にて実現され
る。
【0128】図28は本発明の各実施の形態に係るプロ
グラム及び関連データが記憶媒体から装置に供給される
概念例を示す説明図である。プログラム及び関連データ
は、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等
の記憶媒体281をコンピュータ等の装置282に装備
された記憶媒体ドライブ挿入口283に挿入することで
供給される。その後、プログラム及び関連データを記憶
媒体281から一旦ハードディスクにインストールしハ
ードディスクからRAMにロードするか、或いはハード
ディスクにインストールせずに直接RAMにロードする
ことで、プログラム及び関連データを実行することが可
能となる。
【0129】この場合、本発明の各実施の形態に係るネ
ットワークプリントシステムにおいてプログラムを実行
する場合は、例えば上記図28に示したような手順でネ
ットワークプリントシステムを構成する装置にプログラ
ム及び関連データを供給するか、或いはネットワークプ
リントシステムを構成する装置に予めプログラム及び関
連データを格納しておくことで、プログラム実行が可能
となる。
【0130】図27は本発明の各実施の形態に係るプロ
グラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の
構成例を示す説明図である。記憶媒体は、例えばボリュ
ーム情報271、ディレクトリ情報272、プログラム
実行ファイル273、プログラム関連データファイル2
74等の記憶内容で構成される。プログラムは、図2、
図5〜図15、図21〜図24のフローチャート、図1
8、図25の状態遷移図等に基づいてプログラムコード
化されたものである。
【0131】尚、本発明の特許請求の範囲と本発明の各
実施形態との対応関係は下記の通りである。印刷制御装
置はアダプタ108に対応し、印刷装置はプリンタ10
9に対応し、情報処理装置はアプリケーションサーバ1
05に対応する。また、要求手段、取得手段、判定手段
はアダプタ108のマイコン2102及びマイコン21
02で実行されるプログラムに対応し、送信手段(請求
項4)、受信手段は通信端末インタフェース2101に
対応し、通知手段はアダプタ108のU/I2103に
装備されたLEDに対応し、送信手段(請求項6)はア
ダプタ108のプリンタインタフェース2104に対応
する。
【0132】次に、本発明の第1の実施の形態に係るネ
ットワークプリントシステムにおけるアダプタ108の
動作を図18、図21、図22、図26を参照しながら
詳細に説明する。図18はアダプタ108の状態遷移を
示す説明図、図21はアダプタ108の初期化に関連す
る処理の手順を示すフローチャート、図22はアダプタ
108の発呼に関連する処理の手順を示すフローチャー
ト、図26はアダプタ108のLED状態を示す説明図
である。
【0133】アダプタ108の状態遷移はOFF状態5
000から始まる(図18のJ5000)。アダプタ1
08の電源スイッチであるスイッチSW(1)2112
をオンすると電源オン自己診断モードに入る(図18の
J5001)。ここでは下記(1)〜(4)のアダプタ
108内のポートやレジスタのチェックを行うシステム
チェック(図21のステップS6001)を行う。
【0134】(1)アダプタ108のROM2105の
チェックサム確認(図21のステップS6003):R
OM2105上のアダプタ108の制御プログラムが書
き込まれている領域とアダプタ108の固有情報を管理
するアダプタ情報領域(図19)とには、それぞれ別個
に予めチェックサムが書き込まれており、これらのチェ
ックサムを正しく読み出せるかを確認する。図19はR
OM2105上のアダプタ情報領域の構成を示す説明図
である。アダプタ情報領域は、アダプタID、登録パス
ワード、登録センター番号、スタンバイタイムアウト時
間、アップデートID、アップデートパスワード、チェ
ックサムから構成される。
【0135】(2)アダプタ108のRAM2106の
容量確認(図21のステップS6006):アダプタ1
08に実装されているRAM2106に対してデータ書
き込み、読み出しチェックにより容量を確認する。容量
確認後、全ての領域はnullクリアされる。ここで確
認した容量をRAM2106に保存しておき、印刷デー
タ受信時のバッファオーバフローチェックに使う。
【0136】(3)携帯通信端末107の接続確認(図
21のステップS6008):携帯通信端末107が正
しく接続され、動作しているかを確認する。この時、携
帯通信端末107の電話番号を取得し、RAM2106
に保存しておく。
【0137】(4)プリンタ109の接続確認(図21
のステップS6010):プリンタ109が正しく接続
され、動作しているかを確認する。この時、通信端末イ
ンタフェース2101のIEEE1284のネゴシエー
ションによりプリンタ109からプリンタIDを取得
し、RAM2106に保存しておく。
【0138】以上の自己診断でエラーを発見した場合
(図21のステップS6002、ステップS6005、
ステップS6007、ステップS6009、ステップS
6011)は、電源オフ待ちモード(図18のJ500
2)に入り、アダプタ108のマイコン2102をスタ
ンバイモードにしてスイッチSW(1)2112による
電源オフのみが可能な状態にする(図21のステップS
6004)。
【0139】アダプタ108が稼働するためには、ユー
ザ情報をROM2105上のユーザ情報領域(図20)
に書き込む必要がある。図20はROM2105上のユ
ーザ情報領域の構成を示す説明図である。ユーザ情報領
域は、サーバ番号リクエストエントリ数、サーバ番号リ
スト、デフォルトアクセスポイント、データ受信タイム
アウト時間から構成される。
【0140】アダプタ108のROM2105上のユー
ザ情報領域(図20)をチェックし(図21のステップ
S6012)、ユーザ情報が書き込まれていない状態な
らば初期設定モード(図18のJ5003)に入る。
尚、アプリケーションサーバ105上のユーザ情報を変
更した時、アダプタ108上のユーザ情報を書き換える
ために、スイッチSW(2)2110を押下しながらス
イッチSW(1)2112をオンすることでも初期設定
モード(図18のJ5003)に入る。
【0141】ユーザ情報はアプリケーションサーバ10
5に準備されているので、初期設定モード(図18のJ
5003)では、その情報を以下の手順でダウンロード
し、ROM2105上のユーザ情報領域(図20)に書
き込む。
【0142】(1)アダプタ108のスイッチSW
(2)2110を押下されたならば、アダプタ情報領域
(図19)に格納されている登録センター番号に発呼す
る。登録センターに接続したならば、アダプタ情報領域
(図19)に格納されているアダプタID(Adapt
erID)をLoginID、passwordなしで
PPPによりログインする。
【0143】(2)FTPによりユーザ情報ファイルを
ダウンロードする。
【0144】アダプタ情報領域(図19)に格納されて
いるアダプタID(AdapterID)、登録パスワ
ードをUserID、passwordとしてアプリケ
ーションサーバ105内にあるFTPサーバ(図示略)
にコネクトする。コネクトに成功した場合は、ユーザ情
報ファイルを獲得してROM2105上のユーザ情報領
域(図20)に格納する。
【0145】ユーザ情報ファイルには、デフォルトの電
話番号以外のサーバに電話するための電話番号が含まれ
ている。尚、接続する電話番号の変更は、ユーザが携帯
通信端末102で予め電子メールにて電話番号の変更を
アプリケーションサーバ105に通知し、通知されたア
プリケーションサーバ105はユーザ情報ファイルに、
接続する電話番号を含ませておくことにより実現され
る。また、電子メールのアドレスと電話番号を予め対応
付けておくことにより、ユーザが所望とする電話番号に
対応するアドレスに電子メールを送信することによって
も実現され得る。
【0146】(3)ユーザ情報ファイルのダウンロード
が終了しなたならFTP接続をクローズし、ログオフ
し、回線を切断する。
【0147】電源オン自己診断が成功し、ユーザ情報が
正しく書き込まれていた場合、及び初期設定が終了した
なら、アプリケーションサーバ105からの着呼、また
はユーザによるアダプタ108のスイッチSW(2)2
110の操作を待っている状態であるアイドルモード
(図18のJ5004)に移る。
【0148】本実施形態のネットワークプリントシステ
ムでは、アプリケーションサーバ105にて印刷データ
の準備が完了したならば、アプリケーションサーバ10
5側からアダプタ108を呼び出す動作モードと、アダ
プタ108からのリクエストによりアプリケーションサ
ーバ105が印刷データを送り出す動作モードの二つの
動作モードがある。着呼確認モード(図18のJ500
6)はアプリケーションサーバ105側からアダプタ1
08を呼び出す動作モードに対応する。
【0149】アイドルモード(図18のJ5004)に
おいて、電話を着呼を受けた場合(図22のステップS
6020)、着呼確認モード(図18のJ5006)に
移る。図22のステップS6021にて、発信者番号通
知による発信者番号を得る。発信者番号が通知されてい
ない場合は(図22のステップS6022)、着呼を無
視して何もせずアイドルモード(図18のJ5004)
に戻る。
【0150】一方、発信者番号を取得できた場合(図2
2のステップS6022)、取得した発信者番号とユー
ザ情報領域(図20)に格納されているサーバ番号リス
トとを比較する(図22のステップS6023)。サー
バ番号リストに取得発信者番号がなければ、着呼を無視
し何もせずにアイドルモードJ5004に戻る。取得し
た発信者番号と一致する番号があれば、RINGが終了
するのを待ち、発呼モード(図18のJ5005)に移
る(図22のステップS6026へ)。
【0151】着呼確認が成功した場合、またはアイドル
モード(図18のJ5004)において、アダプタ10
8のスイッチSW(2)2110の押下が1秒以下を検
出した場合(図22のステップS6024)、サーバ発
呼モード(図18のJ5005)に遷移する(図22の
ステップS6026へ)。サーバ発呼モード(図18の
J5005)では、スイッチSW(3)2111の操作
によりアイドル状態へ戻れるよう設定している。サーバ
発呼モードでは、ユーザ情報領域(図20)に登録され
ているデフォルトアクセスポイント番号を使って発呼す
る(図22のステップS6026)。アイドルモード
(図18のJ5004)において、スイッチSW(2)
2110の押下が1秒以上の場合、ユーザがダイアルす
るモードになり、手動ダイアルで発呼する(図22のス
テップS6028)。
【0152】アプリケーションサーバ105と接続した
ならば、図22のステップS6029において、アダプ
タ情報領域(図19)に格納されているアダプタID
(AdapterID)をLoginID、passw
ordなしでアプリケーションサーバ105にPPPに
よりログインする。発呼、接続、ログインに失敗した場
合は(図22のステップS6030)、発呼リトライモ
ード(図18のJ5007)に入り、通信の規定に従い
リトライする。リトライ回数をオーバした場合はアイド
ルモード(図18のJ5004)に戻る。リトライ中、
スイッチSW(3)2111が押下された場合はリトラ
イをキャンセルし、アイドルモード(図18のJ500
4)に戻る。また、リトライ中の着信は無視する。
【0153】図22のステップS6030にてログイン
に成功したと判断されたならば、ステップS6031に
て、先に説明した電源オン自己診断時に獲得した通信機
電話番号(AdapterTelNumber)を、U
serID、プリンタID(PrinterID)をp
asswordにして印刷データ転送サービスにコネク
トする。コネクトに失敗した場合は(図22のステップ
S6032でNO)、印刷データが準備できていないと
みなしアプリケーションサーバ105からログアウト
し、回線を切断して、アイドルモード(図18のJ50
04)に戻る。
【0154】一方、印刷データ転送サービスにコネクト
したならば(図22のステップS6032でYES)、
データ受信モード(図18のJ5008)に入り、アプ
リケーションサーバ105から印刷データを受信し、デ
ータをアダプタ108のRAM2106上の受信バッフ
ァに格納する(図18のJ5016)と共に、受信バッ
ファに格納されているデータを順次取り出し、IEEE
1284のプリンタインタフェース2104のプロトコ
ルに合わせてデータを出力する。こうすることによっ
て、印字データがプリンタ109から出力される。
【0155】プログラムは受信バッファのオーバフロー
をチェックし、オーバフローした場合はアプリケーショ
ンサーバ105に送信のABORT(プログラム実行を
中断し制御をOSに移す)を通知する。アプリケーショ
ンサーバ105は送信のABORTを通知されても直ち
にデータの送信を終了しない場合がある。アプリケーシ
ョンサーバ105からのデータ送信ABORT応答を確
認してから通信セッションを終了しなければならない。
【0156】印刷データ転送サービスとのコネクトが完
了すると、アプリケーションサーバ105はセッション
の開始を通知してくる。本アダプタ108はセッション
の開始を受信したならば、プリンタ109のプリンタス
テータスを取得し、アプリケーションサーバ105に返
す。アプリケーションサーバ105は1ジョブ単位に印
刷データを送ってくる。1ジョブ分の印刷データを受信
した後、プリンタステータスを送信することで次のジョ
ブのデータ転送が始まる。
【0157】アプリケーションサーバ105は印刷ジョ
ブが無くなるとデータ終了を通知してくる。本アダプタ
108はデータ終了を受信したら、通信終了モード(図
18のJ5011)へ移り、印刷データ転送サービスと
のコネクトを終了し、アプリケーションサーバ105か
らログアウトし、回線を切断する。切断後、印刷/バッ
ファフラッシュモード(図18のJ5012)へ移る。
プリンタ109に異常が無い限り、受信バッファ中の印
刷データを全てプリンタ109に送出し、イニシャル信
号を送り、アイドルモード(図18のJ5004)へ戻
る。また、印刷データや制御コマンドに対するリトライ
が、ユーザ情報領域(図20)に格納されているデータ
受信タイムアウト時間を経過しても送られてこない時も
同様である。
【0158】データ受信中にアダプタ108のスイッチ
SW(3)2111の押下を検出したならば、アプリケ
ーションサーバ105に転送のABORTを通知する。
アダプタ108は通知後、通常の受信モード(図18の
J5008)に戻り、アプリケーションサーバ105か
らのデータ送信ABORT応答により通信終了モード
(図18のJ5011)へ移って受信を終了し、更に、
印刷/バッファフラッシュモード(図18のJ501
2)へ移って受信バッファの内容を印刷し、アイドルモ
ード(図18のJ5004)へ戻る。
【0159】回線切断を検出したならば、印刷/バッフ
ァフラッシュモード(図18のJ5012)へ移り、受
信バッファ中の印刷データを全てプリンタ109に送出
し、イニシャル信号を送り、アイドルモード(図18の
J5004)へ戻る。
【0160】データ受信中にプリンタエラーを検出した
ならば、プリンタエラーモード(図18のJ5013)
へ移り、アプリケーションサーバ105に転送のABO
RTを通知する。本アダプタ108は通知後、通常の受
信モード(図18のJ5008)に戻り、アプリケーシ
ョンサーバ105からのデータ送信ABORT応答によ
り通信終了モード(図18のJ5011)へ移って回線
切断し、更に、印刷/バッファフラッシュモード(図1
8のJ5012)へ移って受信を終了する。
【0161】尚、アプリケーションサーバ105は、ア
ダプタ108からのABORT通知に応じて、プリンタ
エラーが起きたことを認識し、プリンタエラーの起きた
ジョブを認識し、そのジョブが削除されないように管理
する。プリンタエラーが回復しユーザがアダプタ108
のスイッチSW(2)2110を押下した場合、図18
の状態J5005に移り、アプリケーションサーバ10
5に発呼する。アプリケーションサーバ105は、発呼
に応じて、エラーの起きたジョブのデータを再送する。
アダプタ108は図18の状態J5008に移り、アプ
リケーションサーバ105からデータを受信する。
【0162】本アダプタ108は印刷中にIEEE12
84PError信号を監視し、エラーを検出したなら
ば、IEEE1284へのデータ送出を中止する。そし
て、紙無しモード(図18のJ5010)へ移り、受信
データの送出中止をABORT送出することでアプリケ
ーションサーバ105へ依頼する。アダプタ108は中
止後、印刷データを受信し、受信バッファへ格納するだ
けのモード(図18のJ5016)に移る。この時、通
常のデータ受信モード(図18のJ5008)と同じバ
ッファオーバフローチェック、スイッチSW(3)21
11の押下チェックを行う。
【0163】アダプタ108は1ページのデータを受信
し終わったならば、通信終了モード(図18のJ501
7)へ移り、印刷データ転送サービスとのコネクション
を終了し、アプリケーションサーバ105からログアウ
トし、回線を切断し、ユーザがアダプタ108のスイッ
チSW(2)2110を押下するのを待つ。スイッチS
W(2)2110が押下されたならば、印刷/バッファ
フラッシュモード(図18のJ5018)へ移り、その
ページの最初から受信バッファ内のデータをプリンタ1
09に送出する。印刷が成功したならば、受信バッファ
をフラッシュして、アイドルモード(図18のJ500
4)に戻る。印刷に失敗したならば、スイッチSW
(2)2110の押下を待つモード(図18のJ501
7)に戻る。
【0164】尚、本発明の第1の実施の形態において、
図21及び図22に示す各処理のプログラムは、図16
のアダプタ108のROM2105に記憶されており、
マイコン2102によって実行されるものである。
【0165】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係るネットワークプリントシステムによれば、
通信回線網103を介してアプリケーションサーバ10
5とプリンタ109に接続できるアダプタ108とその
印刷制御方法を確立することによって、アプリケーショ
ンサーバ105がユーザの使用するプリンタ109の情
報をアダプタ108に要求すると、アダプタ108はプ
リンタ109の情報を獲得し、判定することができ、更
に、アプリケーションサーバ105にプリンタ109の
情報を送ることができるようになる。そして、上記のよ
うなネットワークプリントシステムの構築が可能とな
り、アプリケーションサーバ105によるプリンタの仕
様に合った印刷データの生成が可能となるという効果を
奏する。
【0166】また、電子メールを受信できる手段を持っ
たアプリケーションサーバ105、アプリケーションサ
ーバ105に通信回線網103を介して接続されるアダ
プタ108、及びプリンタ109から構成されるネット
ワークプリントシステムを用いることにより、印刷機能
を持たない電子メール端末に印刷機能を提供できると共
に、添付ファイル印刷についてもプリンタの仕様に合わ
せてモノクロやカラーなどの印刷データを作成すること
ができるという効果を奏する。
【0167】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態に係るネットワークプリントシステムを説
明する。本発明の第2の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムの構成は基本的に上記第1の実施の形
態の構成と同じであるので、第2の実施の形態の説明で
は上記第1の実施の形態の構成を流用する。
【0168】図23及び図24は本発明の第2の実施の
形態に係るアダプタ108の発呼に関連する処理の手順
を示すフローチャートであり、図23は前半を、図24
は後半を示す。該処理において、上記図22に示した第
1の実施の形態における発呼処理と同一ステップについ
てはステップ番号を同一番号で示すと共に説明を省略す
る。尚、本発明の第2の実施の形態で使用するプリンタ
はインクジェット方式のものとする。
【0169】ステップS6023において、取得した発
信者番号と一致する番号があれば、RINGが終了する
のを待つ。RING終了後発呼処理にいく前に、ステッ
プS6101にて、プリンタ109のデバイスIDの再
取得を行う。そして、ステップS6102にて、電源オ
ン自己診断モードで取得し保存したデバイスID情報を
アダプタ108のRAM2106から取得し比較を行
う。再取得したデバイスIDがデバイスID情報と等し
いときはケーブル接続が保持されていると判断し、ステ
ップS6103に進む。
【0170】一方、再取得したデバイスIDがデバイス
ID情報と等しくないときは、ケーブル状態が不安定と
判断して、ステップS6105に進む。ステップS61
05では、電源オフ待ちモード(図18のJ5002)
に入り、アダプタ108のマイコン2102をスタンバ
イモードにしてスイッチSW(1)2112による電源
オフのみが可能な状態にする(ステップS6105)。
【0171】ステップS6103では、IEEE128
4のフォワードデータ転送にてプリンタ109固有のコ
マンドをセットし、IEEE1284のニブルモードに
てプリンタ109に装着されているヘッドの情報を取得
し、アダプタ108のRAM2106に保存する。次の
ステップS6104にて、ヘッド情報の取得に成功した
か否かを判別し、成功した場合にはステップS6024
に進む。一方、失敗した場合にはステップS6105に
進む。以降の処理は上記第1の実施の形態と同じであ
る。
【0172】ステップS6030にてログインに成功し
たならば、ステップS6106に進み、先に説明した電
源オン自己診断時に獲得した通信機電話番号(Adap
terTelNumber)をUserID、プリンタ
ID(PrinterID)に、先にアダプタ108の
RAM2106に保存されたヘッド情報を取得して合成
したものをpasswordにして印刷データ転送サー
ビスにコネクトする。こうすることによって、アプリケ
ーションサーバ105はヘッド情報も取得することがで
き、それに対応した印刷サービスを提供することができ
る。
【0173】尚、本発明の第2の実施の形態において、
図23及び図24に示す処理のプログラムは、上記第1
の実施の形態と同様に、図16のアダプタ108のRO
M2105に記憶されており、マイコン2102によっ
て実行されるものである。
【0174】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係るネットワークプリントシステムによれば、
通信回線網103を介してアプリケーションサーバ10
5とプリンタ109に接続できるアダプタ108とその
印刷制御方法を確立することによって、アプリケーショ
ンサーバ105がユーザの使用するプリンタ109の情
報をアダプタ108に要求すると、アダプタ108はプ
リンタ109の情報を獲得し、判定することができ、更
に、アプリケーションサーバ105にプリンタ109の
情報を送ることができるようになる。そして、上記のよ
うなネットワークプリントシステムの構築が可能とな
り、アプリケーションサーバ105によるプリンタの仕
様に合った印刷データの生成が可能となるという効果を
奏する。
【0175】また、電子メールを受信できる手段を持っ
たアプリケーションサーバ105、アプリケーションサ
ーバ105に通信回線網103を介して接続されるアダ
プタ108、及びプリンタ109から構成されるネット
ワークプリントシステムを用いることにより、印刷機能
を持たない電子メール端末に印刷機能を提供できると共
に、添付ファイル印刷についてもプリンタの仕様に合わ
せてモノクロやカラーなどの印刷データを作成すること
ができるという効果を奏する。
【0176】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態に係るネットワークプリントシステムを説
明する。本発明の第3の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムの構成は基本的に上記第1の実施の形
態の構成と同じであるので、第3の実施の形態の説明で
は上記第1の実施の形態の構成を流用する。
【0177】図25は本発明の第3の実施の形態に係る
アダプタ108の状態遷移を示す説明図である。該状態
遷移図は、基本的に上記図18に示した第1の実施の形
態における状態遷移図と同じであるので、同一部分には
同一符号を付し、異なる部分だけを説明する。
【0178】本発明の第3の実施の形態では、アイドル
モードJ5004においてイベント(タイマ、ボタン操
作、着信)を検出している。タイマによるイベントに
て、ある一定時間ボタン操作、着信がないと判断したと
きにはサスペンドJ6201に移行する。この時、ボタ
ン操作、着信によりアダプタ108のマイコン2102
がサスペンド状態に復帰できるよう、レジスタ及び必要
なメモリの退避を行う。この場合、不揮発性のROM2
105(フラッシュROM)に設けられた退避領域にセ
ーブする。そして、マイコン2102は省電力状態に移
行し、電力の消費を抑える。
【0179】サスペンドJ6201において、ボタン操
作、着信がおきた場合、アダプタ108のU/I210
3または通信端末インタフェース2101は、マイコン
2102に対して割り込み(具体的にはNMI(Non-Ma
skable Interrupt)等)をかける。マイコン2102
は、このイベントにより内部的に停止していた回路を動
作させ、電気的に安定したら、先に退避していた情報を
不揮発性のROM2105(フラッシュROM)から取
得し、アイドル状態に復帰する。そして、ボタン操作、
着信によるイベント処理を行う。
【0180】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態に係るネットワークプリントシステムによれば、
通信回線網103を介してアプリケーションサーバ10
5とプリンタ109に接続できるアダプタ108とその
印刷制御方法を確立することによって、アプリケーショ
ンサーバ105がユーザの使用するプリンタ109の情
報をアダプタ108に要求すると、アダプタ108はプ
リンタ109の情報を獲得し、判定することができ、更
に、アプリケーションサーバ105にプリンタ109の
情報を送ることができるようになる。そして、上記のよ
うなネットワークプリントシステムの構築が可能とな
り、アプリケーションサーバ105によるプリンタの仕
様に合った印刷データの生成が可能となるという効果を
奏する。
【0181】また、電子メールを受信できる手段を持っ
たアプリケーションサーバ105、アプリケーションサ
ーバ105に通信回線網103を介して接続されるアダ
プタ108、及びプリンタ109から構成されるネット
ワークプリントシステムを用いることにより、印刷機能
を持たない電子メール端末に印刷機能を提供できると共
に、添付ファイル印刷についてもプリンタの仕様に合わ
せてモノクロやカラーなどの印刷データを作成すること
ができるという効果を奏する。
【0182】[他の実施の形態]上述した本発明の第1
〜第3の実施の形態の構成に代わって、次のような構成
であってもよい。
【0183】即ち、携帯通信端末102を、PHSやP
DCで代表される無線で通信を行う装置や有線で通信を
行う固定式電話(モデム)に置き換えてもよい。
【0184】また、通信回線網103と接続して電子メ
ールを送受信する装置は、携帯通信端末102とPDA
101とが一体化した装置であってもよい。また、電子
メールを送受信できるシステムとしてPDA101と携
帯通信端末102とを用いて説明したが、所謂モデムと
コンピュータシステムとでそれを構築することも可能で
ある。
【0185】また、プリンタ109は、レーザビームプ
リンタ、インクジェットプリンタなど各種印刷方式のプ
リンタであってよく、また、アダプタ108とプリンタ
109との間のインタフェース(図16の2104)の
種類は、IEEE1284以外であってもよく、RS2
32C、USB(Universal Serial Bus)、IRDA
(InfraRed Data Association)、IEEE1394等
を適用できる。
【0186】また、アダプタ108はプリンタ109に
内蔵(一体化)された構成であってもよい。
【0187】また、アダプタ108における初期化の処
理、具体的には携帯通信端末107の接続確認やプリン
タ109の接続確認等は、上記実施形態で示した処理の
順番に限定されるものではない。同様に、着信確認、ボ
タン検出などは時系列的に説明したが、上記実施形態で
示した処理の順番に限定されるものではなく、イベント
という概念で別プロセスで判定するようにしてもよい。
【0188】また、ログイン情報としてデバイスID、
ヘッド情報を述べたが、これら情報はデジタル情報であ
り、文字情報やバイナリ情報で示すことができさえすれ
ばよく、伝達情報の形態には依存しない。
【0189】また、デバイスIDの再取得及びヘッド情
報(モノクロ、カラー)の取得は、それらのどちらでも
通信を行うことによりケーブル接続を確認することがで
きるので、どちらか一方であってもよい。
【0190】更に、デバイスIDの情報取得以外にも、
例えばプリンタに装着している紙サイズ情報を取得する
ことによっても実現可能である。こうした場合、紙サイ
ズに適応した印刷データを取得することができる。
【0191】また、上記図1に示したネットワークプリ
ントシステムの場合を例に上げたが、上記図1の構成に
限定されるものではなく、携帯通信端末、PDA、プリ
ンタ、アダプタ等の設置台数は所望台数とすることが可
能である。
【0192】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体
を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒
体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実
行することによっても、本発明が達成されることは言う
までもない。
【0193】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体が本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはダ
ウンロードなどを用いることができる。
【0194】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した各実施形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て上述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれ
ることは言うまでもない。
【0195】更に、記憶媒体等の媒体から読み出された
プログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡
張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニット
に備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコード
の指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニッ
トに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を
行い、その処理によって上述した各実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7記載
の印刷制御装置によれば、通信媒体を介して情報処理装
置と印刷装置に接続できる印刷制御装置とその印刷制御
方法を確立することによって、情報処理装置がユーザの
使用する印刷装置の情報を印刷制御装置に要求すると、
印刷制御装置は印刷装置の情報を獲得し、判定すること
ができ、更に、情報処理装置に印刷装置の情報を送るこ
とができるようになる。そして、上記のような印刷シス
テムの構築が可能となり、情報処理装置による印刷装置
の仕様に合った印刷データの生成が可能となるという効
果を奏する。
【0197】また、電子メールを受信できる手段を持っ
た情報処理装置、該情報処理装置に通信媒体を介して接
続される印刷制御装置、及び印刷装置から構成される印
刷システムを用いることにより、印刷機能を持たない電
子メール端末に印刷機能を提供できると共に、添付ファ
イル印刷についても印刷装置の仕様に合わせてモノクロ
やカラーなどの印刷データを作成することができるとい
う効果を奏する。
【0198】請求項8〜14記載の印刷システムによれ
ば、印刷システムを情報処理装置、印刷制御装置、印刷
装置から構成することで、上記と同様に、印刷制御装置
は印刷装置の情報を獲得し判定することができ、情報処
理装置に印刷装置の情報を送ることができるようにな
る、情報処理装置による印刷装置の仕様に合った印刷デ
ータの生成が可能となる、印刷機能を持たない電子メー
ル端末に印刷機能を提供できると共に、添付ファイル印
刷についても印刷装置の仕様に合わせてモノクロやカラ
ーなどの印刷データを作成することができるという効果
を奏する。
【0199】請求項15〜20記載の印刷関連情報判定
方法によれば、印刷関連情報判定方法を印刷制御装置で
実行することで、上記と同様に、印刷制御装置は印刷装
置の情報を獲得し判定することができ、情報処理装置に
印刷装置の情報を送ることができるようになる、情報処
理装置による印刷装置の仕様に合った印刷データの生成
が可能となる、印刷機能を持たない電子メール端末に印
刷機能を提供できると共に、添付ファイル印刷について
も印刷装置の仕様に合わせてモノクロやカラーなどの印
刷データを作成することができるという効果を奏する。
【0200】請求項21〜26記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から印刷関連情報判定方法を読み出して印
刷制御装置で実行することで、上記と同様に、印刷制御
装置は印刷装置の情報を獲得し判定することができ、情
報処理装置に印刷装置の情報を送ることができるように
なる、情報処理装置による印刷装置の仕様に合った印刷
データの生成が可能となる、印刷機能を持たない電子メ
ール端末に印刷機能を提供できると共に、添付ファイル
印刷についても印刷装置の仕様に合わせてモノクロやカ
ラーなどの印刷データを作成することができるという効
果を奏する。
【0201】請求項27〜28記載の印刷制御装置によ
れば、上記と同様に、プリンタの仕様に合った印刷デー
タの生成が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムの構成例を示す概念図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアダプタがプリンタのステータスを
取得する処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアプリケーションサーバの内部構成
例を示す概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアプリケーションサーバ内のソフト
ウェアモジュール構成例を示す概念図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのPDAにおけるクライアント処理の
手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアプリケーションサーバにおける一
般的なメール印刷機能を実現する際のサーバ処理の手順
を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアダプタにおける処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアプリケーションサーバ内のネット
ワークプリントサーバで行われるemailオブジェク
ト処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係るネットワーク
プリントシステムのアプリケーションサーバ内のネット
ワークプリントサーバで行われるemailオブジェク
ト処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアプリケーションサーバ内のネッ
トワークプリントサーバのPrinterManage
r処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアプリケーションサーバ内のネッ
トワークプリントサーバのPrinterManage
r処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアプリケーションサーバ内のネッ
トワークプリントサーバのPrinterDriver
オブジェクト処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアプリケーションサーバ内のネッ
トワークプリントサーバのPrinterDriver
オブジェクト処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアプリケーションサーバ内のネッ
トワークプリントサーバのPrinterJobオブジ
ェクト処理の手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアプリケーションサーバ内のメー
ルサーバ(MailServer)における処理手順を
示すフローチャートである。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの電気的構成例を示すブ
ロック図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタに実装されるソフトウェ
ア構成例を示すブロック図である。
【図18】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの状態遷移を示す説明図
である。
【図19】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタのROM上のアダプタ情
報領域の構成例を示す説明図である。
【図20】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタのROM上のユーザ情報
領域の構成例を示す説明図である。
【図21】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの初期化に関連する処理
の手順を示すフローチャートである。
【図22】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの発呼に関連する処理の
手順を示すフローチャートである。
【図23】本発明の第2の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの発呼に関連する処理の
前半の手順を示すフローチャートである。
【図24】本発明の第2の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの発呼に関連する処理の
後半の手順を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第3の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタの状態遷移を示す説明図
である。
【図26】本発明の第1の実施の形態に係るネットワー
クプリントシステムのアダプタのLED状態を示す説明
図である。
【図27】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプロ
グラム及び関連データを記憶した記憶媒体の記憶内容の
構成例を示す説明図である。
【図28】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプロ
グラム及び関連データが記憶媒体から装置に供給される
概念例を示す説明図である。
【符号の説明】
103 通信回線網 105 アプリケーションサーバ 108 アダプタ 109 プリンタ 2101 通信端末インタフェース 2102 マイコン 2103 U/I 2105 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP10 HH01 HJ08 HK11 HN05 HN26 HP06 HQ17 HV05 HV32 5B021 AA01 AA30 BB00 EE01 EE02 EE04 5B089 GA13 JA31 JB22 KA03 KA13 KB04 KB07 LA11 LB12 5K101 KK02 LL05 LL12 MM07 NN03 NN18 NN19 NN21 NN41 PP03 SS07 TT06 UU16

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信媒体を介して情報処理装置と印刷装
    置に接続可能な印刷制御装置であって、 前記印刷装置が備える印字ヘッドのヘッド情報の取得の
    有無に基づき前記印刷装置の状態を判定するように構成
    したことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷装置に前記ヘッド情報を要求す
    る要求手段と、前記印刷装置が前記ヘッド情報を返信し
    た場合に前記ヘッド情報を取得する取得手段と、前記ヘ
    ッド情報の取得の有無に基づき前記印刷装置の状態を判
    定する判定手段とを有することを特徴とする請求項1記
    載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記取得手段により前
    記ヘッド情報を取得できなかった場合は前記印刷装置に
    よる印刷が不可能であると判定し、前記取得手段により
    前記ヘッド情報を取得できた場合は前記印刷装置による
    印刷が可能であると判定することを特徴とする請求項1
    又は2記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段により得た情報を前記情報
    処理装置に送信する送信手段と、前記情報処理装置が前
    記情報に基づき生成した印刷データを受信する受信手段
    とを有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記取得手段により前記ヘッド情報を取
    得できなかった場合、前記印刷装置による印刷が不可能
    である旨を使用者に通知する通知手段を有することを特
    徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の印刷制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記印刷装置に印刷データを送信する送
    信手段を有し、前記印刷装置により、電子メール本文の
    印刷、添付ファイルの印刷、電子メール本文及び添付フ
    ァイルの印刷、URL(Uniform Resource Locator)の
    印刷が可能であることを特徴とする請求項1乃至5の何
    れかに記載の印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 前記印刷装置に一体化可能であることを
    特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の印刷制御装
    置。
  8. 【請求項8】 通信媒体を介して情報処理装置、印刷制
    御装置、印刷装置を接続可能に構成した印刷システムで
    あって、 前記印刷制御装置は、前記印刷装置が備える印字ヘッド
    のヘッド情報の取得の有無に基づき前記印刷装置の状態
    を判定することを特徴とする印刷システム。
  9. 【請求項9】 前記印刷制御装置は、前記印刷装置に前
    記ヘッド情報を要求する要求手段と、前記印刷装置が前
    記ヘッド情報を返信した場合に前記ヘッド情報を取得す
    る取得手段と、前記ヘッド情報の取得の有無に基づき前
    記印刷装置の状態を判定する判定手段とを有することを
    特徴とする請求項8記載の印刷システム。
  10. 【請求項10】 前記印刷制御装置の前記判定手段は、
    前記取得手段により前記ヘッド情報を取得できなかった
    場合は前記印刷装置による印刷が不可能であると判定
    し、前記取得手段により前記ヘッド情報を取得できた場
    合は前記印刷装置による印刷が可能であると判定するこ
    とを特徴とする請求項8又は9記載のシステム。
  11. 【請求項11】 前記印刷制御装置は、前記判定手段に
    より得た情報を前記情報処理装置に送信する送信手段
    と、前記情報処理装置が前記情報に基づき生成した印刷
    データを受信する受信手段とを有することを特徴とする
    請求項8乃至10の何れかに記載の印刷システム。
  12. 【請求項12】 前記印刷制御装置は、前記取得手段に
    より前記ヘッド情報を取得できなかった場合、前記印刷
    装置による印刷が不可能である旨を使用者に通知する通
    知手段を有することを特徴とする請求項8乃至11の何
    れかに記載の印刷システム。
  13. 【請求項13】 前記印刷制御装置は前記印刷装置に印
    刷データを送信する送信手段を有し、前記印刷装置によ
    り、電子メール本文の印刷、添付ファイルの印刷、電子
    メール本文及び添付ファイルの印刷、URL(Uniform
    Resource Locator)の印刷が可能であることを特徴とす
    る請求項8乃至12の何れかに記載の印刷システム。
  14. 【請求項14】 前記印刷制御装置は、前記印刷装置に
    一体化可能であることを特徴とする請求項8乃至13の
    何れかに記載の印刷システム。
  15. 【請求項15】 通信媒体を介して情報処理装置と印刷
    装置に接続可能な印刷制御装置に適用される印刷関連情
    報判定方法であって、 前記印刷制御装置は、前記印刷装置が備える印字ヘッド
    のヘッド情報の取得の有無に基づき前記印刷装置の状態
    を判定することを特徴とする印刷関連情報判定方法。
  16. 【請求項16】 前記印刷制御装置は、前記印刷装置に
    前記ヘッド情報を要求し、前記印刷装置が前記ヘッド情
    報を返信した場合に前記ヘッド情報を取得し、前記ヘッ
    ド情報の取得の有無に基づき前記印刷装置の状態を判定
    することを特徴とする請求項15記載の印刷関連情報判
    定方法。
  17. 【請求項17】 前記印刷制御装置は、前記ヘッド情報
    を取得できなかった場合は前記印刷装置による印刷が不
    可能であると判定し、前記ヘッド情報を取得できた場合
    は前記印刷装置による印刷が可能であると判定すること
    を特徴とする請求項15又は16記載の印刷関連情報判
    定方法。
  18. 【請求項18】 前記印刷制御装置は、前記判定により
    得た情報を前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装
    置が前記情報に基づき生成した印刷データを受信するこ
    とを特徴とする請求項15乃至17の何れかに記載の印
    刷関連情報判定方法。
  19. 【請求項19】 前記印刷制御装置は、前記取得手段に
    より前記ヘッド情報を取得できなかった場合、前記印刷
    装置による印刷が不可能である旨を使用者に通知するこ
    とを特徴とする請求項15乃至18の何れかに記載の印
    刷関連情報判定方法。
  20. 【請求項20】 前記印刷制御装置は前記印刷装置に印
    刷データを送信し、前記印刷装置により、電子メール本
    文の印刷、添付ファイルの印刷、電子メール本文及び添
    付ファイルの印刷、URL(Uniform Resource Locato
    r)の印刷が可能であることを特徴とする請求項15乃
    至19の何れかに記載の印刷関連情報判定方法。
  21. 【請求項21】 通信媒体を介して情報処理装置と印刷
    装置に接続可能な印刷制御装置に適用される印刷関連情
    報判定方法を実行するプログラムを記憶したコンピュー
    タにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記印刷関連情報判定方法は、前記印刷装置が備える印
    字ヘッドのヘッド情報の取得の有無に基づき前記印刷装
    置の状態を判定するように制御するステップを有するこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  22. 【請求項22】 前記印刷装置に前記ヘッド情報を要求
    するように制御する要求ステップと、前記印刷装置が前
    記ヘッド情報を返信した場合に前記ヘッド情報を取得す
    るように制御する取得ステップと、前記ヘッド情報の取
    得の有無に基づき前記印刷装置の状態を判定するように
    制御する判定ステップとを有することを特徴とする請求
    項21記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記判定ステップでは、前記取得ステ
    ップにより前記ヘッド情報を取得できなかった場合は前
    記印刷装置による印刷が不可能であると判定するように
    制御し、前記取得ステップにより前記ヘッド情報を取得
    できた場合は前記印刷装置による印刷が可能であると判
    定するように制御することを特徴とする請求項21又は
    22記載の記憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記判定ステップにより得た情報を前
    記情報処理装置に送信するように制御する送信ステップ
    と、前記情報処理装置が前記情報に基づき生成した印刷
    データを受信するように制御する受信ステップとを有す
    ることを特徴とする請求項21乃至23の何れかに記載
    の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記取得ステップにより前記ヘッド情
    報を取得できなかった場合、前記印刷装置による印刷が
    不可能である旨を使用者に通知するように制御する通知
    ステップを有することを特徴とする請求項21乃至24
    の何れかに記載の記憶媒体。
  26. 【請求項26】 前記受信ステップで受信した印刷デー
    タを前記印刷装置に送信するように制御する送信ステッ
    プを有し、電子メール本文の印刷、添付ファイルの印
    刷、電子メール本文及び添付ファイルの印刷、URL
    (Uniform Resource Locator)の印刷を前記印刷装置で
    行うように制御するステップを有することを特徴とする
    請求項21乃至25の何れかに記載の記憶媒体。
  27. 【請求項27】 受信した電子メールに基づき印刷デー
    タを作成するサーバから受信した印刷データをプリンタ
    で処理できる形式に変換し、変換したデータをプリンタ
    に出力する印刷制御装置であって、 プリンタの識別情報をプリンタより獲得する獲得手段
    と、前記獲得手段により獲得した識別情報をサーバに出
    力する出力手段とを有することを特徴とする印刷制御装
    置。
  28. 【請求項28】 前記識別情報は、プリンタに装着され
    ているインクジェットヘッドに関する情報を含むことを
    特徴とする請求項27記載の印刷制御装置。
JP2000059655A 2000-03-03 2000-03-03 印刷制御装置、印刷システム、印刷関連情報判定方法及び記憶媒体 Withdrawn JP2001249785A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005346738A (ja) * 2005-08-22 2005-12-15 Ricoh Co Ltd サーバ、プリンタ機器情報作成装置、プリンタ機器情報設定方法、プリンタ機器情報作成方法、プログラム、及び記録媒体
JP2009193163A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Ricoh Co Ltd 画像形成システム、管理装置、通信制御装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム

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