JP2001249858A - 印刷システム、情報処理装置、発呼装置、印刷制御装置、印刷装置、通信制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

印刷システム、情報処理装置、発呼装置、印刷制御装置、印刷装置、通信制御方法及び記憶媒体

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JP2001249858A
JP2001249858A JP2000059656A JP2000059656A JP2001249858A JP 2001249858 A JP2001249858 A JP 2001249858A JP 2000059656 A JP2000059656 A JP 2000059656A JP 2000059656 A JP2000059656 A JP 2000059656A JP 2001249858 A JP2001249858 A JP 2001249858A
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Makoto Kobayashi
真琴 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザからの印刷リクエストをキューイング
し、ユーザの設定に従って印刷データ配信サーバから発
呼する機能を持つ印刷システムを提供可能とし、システ
ムの保守性やユーザの操作性を向上させることを可能と
した印刷システム、印刷制御装置、発呼制御装置、印刷
装置、通信制御方法及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 電子メールを受信すると共に受信した電
子メールを印刷データに変換する機能及び発呼機能を有
するアプリケーションサーバ105と、アプリケーショ
ンサーバ105から通信回線網103を介して印刷デー
タを受信すると共に受信した印刷データをプリンタで印
刷可能なデータ形式に変換する機能を有するアダプタ1
08と、アダプタ108で変換された印刷データに基づ
き印刷を行うプリンタ109とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールを利用
した印刷システム、情報処理装置、発呼装置、印刷制御
装置、印刷装置、通信制御方法及び記憶媒体に関し、特
に、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant
s)等の携帯通信端末を利用した電子メールサービスと
通信網に接続されたプリンタへの出力サービスを行う場
合に好適な印刷システム、情報処理装置、発呼装置、印
刷制御装置、印刷装置、通信制御方法及び記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザからの印刷要求に基づき通
信媒体を介して印刷データを配信する印刷データ配信サ
ーバ、データベース、プリンタ等から構成される印刷デ
ータ配信システムが存在する。従来の印刷データ配信シ
ステムにおいては、発呼装置とデータベースを用いて発
呼する手段はなかった。また、データベースアクセス手
段を用いて発呼状態を確認する手段はなかった。また、
複数並行サーバや複数サーバプロセスからの発呼リクエ
ストをデータベースを用いて制御する手段はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては下記のような問題があった。即ち、従来の印刷デ
ータ配信システムにおいて、ユーザからの印刷要求に応
じて印刷データ配信サーバから登録ユーザに発呼するた
めには、発呼システムが必要であるという課題があっ
た。また、発呼リクエスト状態監視要求や、発呼リクエ
スト制御、順番入れ替え等を行うためには、発呼システ
ムに対し上記機能が必要であるという課題があった。ま
た、複数並行サーバや複数サーバプロセスからの発呼リ
クエストを確認するためには、発呼制御ソフトウェアの
特定のソフトウェアインタフェースが必要である。その
ため、複数サーバが現在の発呼リクエスト状態を確認す
るためには、上記特定のソフトウェアインタフェースを
実装する必要があるという課題があった。
【0004】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、ユーザからの印刷リクエストをキューイング
し、ユーザの設定に従って印刷データ配信サーバから発
呼する機能を持つ印刷システムを提供可能とし、システ
ムの保守性やユーザの操作性を向上させることを可能と
した印刷システム、情報処理装置、発呼装置、印刷制御
装置、印刷装置、通信制御方法及び記憶媒体を提供する
ことを第一の目的とする。
【0005】また、本発明は、上述した点に鑑みなされ
たものであり、現在の発呼リクエストを確認でき、デー
タベースのレコードを書き換えることで、発呼リクエス
トの削除、順番入れ替え、発呼エラー時における一定時
間後の再発呼等の機能を提供可能とし、システムの保守
性やユーザの操作性を向上させることを可能とした印刷
システム、情報処理装置、発呼装置、印刷制御装置、印
刷装置、通信制御方法及び記憶媒体を提供することを第
二の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、通信媒体を介して印刷サー
ビスを提供する印刷システムであって、電子メールを受
信すると共に受信した電子メールを印刷データに変換す
る情報処理装置と、ユーザの要求に基づく印刷データの
配信に際しユーザに発呼を行う発呼装置と、前記情報処
理装置から前記通信媒体を介して印刷データを受信する
と共に受信した印刷データを印刷可能なデータ形式に変
換する印刷制御装置と、該印刷制御装置で変換された印
刷データに基づき印刷を行う印刷装置とを有することを
特徴とする。
【0007】上記目的を達成するために、請求項2記載
の発明は、前記発呼装置は、発呼リクエストを記録可能
で、複数のリクエストを排他処理できるデータベースア
クセス手段を持つデータベースを用いて前記情報処理装
置の発呼リクエストをキューイングすることを特徴とす
る。
【0008】上記目的を達成するために、請求項3記載
の発明は、前記発呼装置は、前記データベースを用いて
ユーザからのリクエストに基づき発呼リクエストの削除
や発呼リクエストの順番入れ替えを行うことを特徴とす
る。
【0009】上記目的を達成するために、請求項4記載
の発明は、並列実行する複数の前記情報処理装置として
のアプリケーションサーバや並列実行する複数のアプリ
ケーションプロセスから前記発呼を制御可能であること
を特徴とする。
【0010】上記目的を達成するために、請求項5記載
の発明は、電子メール本文の印刷、添付ファイルの印
刷、電子メール本文及び添付ファイルの印刷、URL
(Uniform Resource Locator)の印刷サービスが可能で
あることを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために、請求項6記載
の発明は、通信媒体を介して印刷サービスを提供する印
刷システムを構成する情報処理装置であって、電子メー
ルを受信し該受信した前記電子メールを印刷データに変
換すると共に、複数の印刷装置毎に関連した複数の電子
メールアカウントと電話番号や印刷実行対象印刷装置の
種類等の固有情報の管理、受信した電子メールの内容の
判定、印刷データを印刷装置で印刷可能なデータ形式に
変換する印刷制御装置との接続や認証等を行う情報制御
手段を有することを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するために、請求項7記載
の発明は、通信媒体を介して印刷サービスを提供する印
刷システムを構成する発呼装置であって、ユーザの要求
に基づく印刷データの配信に際しユーザに対する発呼を
行うと共に、発呼リクエストを記録可能で、複数のリク
エストを排他処理できるデータベースアクセス手段を持
つデータベースを用いて前記情報処理装置の発呼リクエ
ストのキューイング、前記データベースを用いてユーザ
からのリクエストに基づき発呼リクエストの削除や発呼
リクエストの順番入れ替えを行う発呼制御手段を有する
ことを特徴とする。
【0013】上記目的を達成するために、請求項8記載
の発明は、並列実行する複数の前記情報処理装置として
のアプリケーションサーバや並列実行する複数のアプリ
ケーションプロセスから前記発呼を制御する場合に適用
可能であることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するために、請求項9記載
の発明は、通信媒体を介して印刷サービスを提供する印
刷システムを構成する印刷制御装置であって、電子メー
ルを印刷データに変換する情報処理装置から前記通信媒
体を介して受信した印刷データを印刷装置で印刷可能な
データ形式に変換すると共に、接続している印刷装置の
判定、前記情報処理装置との間におけるデータ送受信、
印刷装置に対する印刷データ送信等を行う印刷制御手段
を有することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するために、請求項10記
載の発明は、通信媒体を介して印刷サービスを提供する
印刷システムを構成する印刷装置であって、電子メール
を印刷データに変換する情報処理装置から前記通信媒体
を介して受信した印刷データを印刷可能なデータ形式に
変換する印刷制御装置で変換された印刷データに基づき
印刷を行うと共に、電子メール本文の印刷、添付ファイ
ルの印刷、電子メール本文及び添付ファイルの印刷、U
RL(Uniform Resource Locator)の印刷が可能である
印刷手段を有することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するために、請求項11記
載の発明は、通信媒体を介して印刷サービスを提供する
印刷システムに適用される通信制御方法であって、情報
処理装置により電子メールを受信すると共に受信した電
子メールを印刷データに変換するメール/データ変換工
程と、ユーザの要求に基づく印刷データの配信に際し発
呼装置によりユーザに発呼を行う発呼工程と、前記情報
処理装置から前記通信媒体を介して印刷制御装置により
印刷データを受信すると共に受信した印刷データを印刷
可能なデータ形式に変換するデータ形式変換工程と、前
記変換された印刷データに基づき印刷装置により印刷を
行う印刷工程とを有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するために、請求項12記
載の発明は、前記発呼工程では、発呼リクエストを記録
可能なデータベースを用いて前記情報処理装置の発呼リ
クエストをキューイングすることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するために、請求項13記
載の発明は、前記発呼工程では、前記データベースを用
いてユーザからのリクエストに基づき発呼リクエストの
削除や発呼リクエストの順番入れ替えを行うことを特徴
とする。
【0019】上記目的を達成するために、請求項14記
載の発明は、並列実行する複数の前記情報処理装置とし
てのアプリケーションサーバや並列実行する複数のアプ
リケーションプロセスから前記発呼を制御する場合に適
用可能であることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するために、請求項15記
載の発明は、電子メール本文の印刷、添付ファイルの印
刷、電子メール本文及び添付ファイルの印刷、URL
(Uniform Resource Locator)の印刷サービスを行う印
刷システムに適用可能であることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するために、請求項16記
載の発明は、通信媒体を介して印刷サービスを提供する
印刷システムに適用される通信制御方法を実行するプロ
グラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能な記
憶媒体であって、前記通信制御方法は、情報処理装置に
より電子メールを受信すると共に受信した電子メールを
印刷データに変換するように制御するメール/データ変
換ステップと、ユーザの要求に基づく印刷データの配信
に際し発呼装置によりユーザに発呼を行うように制御す
る発呼ステップと、前記情報処理装置から前記通信媒体
を介して印刷制御装置により印刷データを受信すると共
に受信した印刷データを印刷可能なデータ形式に変換す
るように制御するデータ形式変換ステップと、前記変換
された印刷データに基づき印刷装置により印刷を行うよ
うに制御する印刷ステップとを有することを特徴とす
る。
【0022】上記目的を達成するために、請求項17記
載の発明は、前記発呼ステップでは、発呼リクエストを
記録可能で、複数のリクエストを排他処理できるデータ
ベースアクセス手段を持つデータベースを用いて前記情
報処理装置の発呼リクエストをキューイングするように
制御することを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するために、請求項18記
載の発明は、前記発呼ステップでは、前記データベース
を用いてユーザからのリクエストに基づき発呼リクエス
トの削除や発呼リクエストの順番入れ替えを行うように
制御することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するために、請求項19記
載の発明は、並列実行する複数の前記情報処理装置とし
てのアプリケーションサーバや並列実行する複数のアプ
リケーションプロセスから前記発呼を制御する場合に適
用可能であることを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するために、請求項20記
載の発明は、電子メール本文の印刷、添付ファイルの印
刷、電子メール本文及び添付ファイルの印刷、URL
(Uniform Resource Locator)の印刷サービスを行う印
刷システムに適用可能であることを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するために、請求項21記
載の発明は、受信した電子メールに基づき印刷データを
作成し、作成した印刷データをアダプタに送信する情報
処理装置であって、アダプタに印刷データを送信するた
めに発呼リクエストをキューイングするキューイング手
段を有することを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するために、請求項22記
載の発明は、前記アダプタは、受信した印刷データをプ
リンタで処理できる形式に変換し、変換したデータをプ
リンタに出力することを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するために、請求項23記
載の発明は、前記キューイング手段は、ウエイト時間の
大きい順に並ぶように発呼リクエストを挿入することを
特徴とする。
【0029】上記目的を達成するために、請求項24記
載の発明は、前記キューイング手段は、発呼に失敗した
場合、所定回数に達するまで発呼リクエストをキューイ
ングすることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0031】先ず、本発明の実施の形態を説明する前に
本発明の概要を説明する。本発明は、印刷機能を持たな
い携帯電話やPDA等を利用している電子メールユーザ
は、記録に残したい電子メールを、予め登録してあるア
プリケーションサーバのプリンタを指定した電子メール
アドレスに転送する。この電子メールを受信したアプリ
ケーションサーバは、受信した印刷内容を登録されてい
るプリンタに従った印刷データに変換する。アプリケー
ションサーバは、変換した印刷データを電子メールアド
レスで指定されたプリンタに通信網を使って送信し、ア
ダプタでプロトコル変換し、指定されたプリンタでプリ
ントアウトする。
【0032】アプリケーションサーバには、予め予想さ
れる添付ファイルを開くための複数のアプリケーション
プログラムが登録されている。添付複数を開く機能を持
たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユ
ーザは、参照したいファイルが添付されている電子メー
ルを、予め登録してあるアプリケーションサーバの添付
ファイル印刷機能とプリンタを指定する電子メールアド
レスに転送する。この電子メールを受信したアプリケー
ションサーバは、添付されたファイルに対応するアプリ
ケーションプログラムを起動し、添付ファイルを開く。
更に、アプリケーションサーバは、開いた添付ファイル
の内容を登録されているプリンタに従った印刷データに
変換する。アプリケーションサーバは、変換した印刷デ
ータを電子メールアドレスで指定されたプリンタに通信
網を使って送信し、アダプタでプロトコル変換し、指定
されたプリンタでプリントアウトする。
【0033】図1は本発明の実施の形態に係るネットワ
ークプリントシステムの構成例を示す概念図である。本
発明の実施の形態に係るネットワークプリントシステム
は、端末(以下PDAと称す)101、携帯通信端末1
02、外部プロバイダ104、アプリケーションサーバ
105、携帯通信端末107、アダプタ108、プリン
タ109を備える構成となっている。図中103は通信
回線網、106はインターネットである。
【0034】上記構成を詳述すると、PDA101は、
電子メールを送受信すると共にその内容を表示すること
ができる携帯情報機器である。通信回線網103は、公
衆電話回線、ISDN(Integated Service Digital Ne
twork:総合デジタル通信網)、衛星通信網などで代表
される通信回線網であり、本発明の実施の形態では公衆
回線網とする。携帯通信端末102は、通信回線網10
3とPDA101とを繋ぐ機能を有する携帯型の通信端
末である。
【0035】外部プロバイダ104は、論理的な空間で
あるインターネット106と通信回線網103との間を
仲介する。また、外部プロバイダ104は、PDA10
1のメールアカウントの管理運営を行う。また、外部プ
ロバイダ104は、予め決められたプロトコルでPDA
101と通信し、PDA101の制御によってメールデ
ータの送受信を行うことができる。プリンタ109は、
アダプタ108で変換された印刷可能データ形式の印刷
データに基づき印刷を行う印刷装置である。携帯通信端
末107は、通信回線網103とアダプタ108とを繋
ぐ機能を有する携帯型の通信端末である。
【0036】アプリケーションサーバ105は、プリン
タ109と予め決められたプロトコルで通信する機能を
有するものであり、複数のプリンタ毎に関連した複数の
メールアカウントと電話番号や印刷するプリンタの種類
など様々な固有情報を管理運営している。更に、アプリ
ケーションサーバ105は、通信回線網103もしくは
インターネット106を介した電子メールの送受信、受
信した電子メールの内容の判定、判定結果によって電子
メール本文の印字・添え付けファイルの展開とその印字
・添え付けURL(Uniform Resource Locator)で指定
されたアドレスの内容の取得と印字等のサービスの選
択、選択された印字対象を指定されたプリンタに従って
プリンタ固有の情報への変換、アダプタ108との接続
(状態によりインターネット接続、通信回線網103へ
の電話の発呼、通信回線網103からの着信)や認証、
印刷データの交換、アダプタ108やプリンタ109の
エラーの処理等を行う。また、アプリケーションサーバ
105は、印字データをアダプタ108に即時転送要求
を出すか、アダプタ108からの発呼を待機するかなど
の制御も行う。
【0037】アダプタ108は、プリンタ109に接続
されるものであり、接続しているプリンタの判定、プリ
ンタとのインタフェースを通じてプリンタのエラー状態
の認識、プリンタのステータスや通信状態などのアプリ
ケーションサーバ105への通知、携帯通信端末107
の制御、ユーザによる操作に従ったアプリケーションサ
ーバ105への発呼、アプリケーションサーバ105か
らの着信とその指示に従った自動発呼、アプリケーショ
ンサーバ105との認証、予め決められたプロトコルに
従って受信した印刷データをプリンタ109へ送る処理
等を行う。
【0038】上記構成において、PDA101で取得し
た電子メールの内容をアプリケーションサーバ105に
転送する場合について説明する。ユーザは印字したいア
プリケーション(本例では本文印刷)に関連するユーザ
の電子メールアドレスを指定する。印刷したい電子メー
ル本文を指定したアドレスに転送設定し、送信命令を実
行する。送信命令を受けたPDA101は携帯通信端末
102を制御し、通信回線網103を通じて外部プロバ
イダ104と接続する。予め決められたプロトコルに従
って電子メールデータを転送し、必要なデータ交換を行
ったのち回線を切断して終了する。一方、アプリケーシ
ョンサーバ105は、アカウントの受信BOXを走査し
ている(定期的にチェックしている)。印刷用データを
受け取ったアプリケーションサーバ105は、上述の処
理を予め決められた順序によって行う。
【0039】図2、図3は本発明の他の実施の形態に係
るネットワークプリントシステムの構成例を示す概念図
である。構成要素は上記図1と同じものである。図2の
Step1と図3のStep2では時系列的に異なる場
合を示している。つまり、携帯通信端末102をアダプ
タ108とPDA101とが共有している状態である。
ユーザはPDA101を操作して印刷したいメールを送
信する。メールデータを転送し回線を切断して終了した
後、ユーザはアダプタ108・プリンタ109と携帯通
信端末102をそれぞれ接続する。ユーザはアダプタ1
08にも設けられたスイッチを操作し、アプリケーショ
ンサーバ105に接続する。こうすることによって、印
刷データをアプリケーションサーバ105から取得する
ことを可能としている。
【0040】尚、上述の構成例以外にも、携帯通信端末
102はPHS(Personal Handyphone System)やPD
C(Personal Digital Cellular)で代表される無線で
通信を行う無線通信装置や有線で通信を行う固定式電話
にも置き換えることができる。また、通信回線網103
と接続してメールを送受信する装置として、PDA10
1と携帯通信端末102とを一体化した装置でも実現可
能である。また、メールを送受信できるシステムとし
て、PDA101と携帯通信端末102を一体化した装
置だけでなく、所謂モデムとコンピュータシステムで構
築することも可能であることは言うまでもない。従っ
て、通信媒体としては通信回線網に限定されず、LAN
で構成するものでも同様な効果が得られる。
【0041】また、プリンタなどの出力デバイスの形態
に関しても、レーザビームプリンタ、インクジェットプ
リンタなどの各種プリンタに適用可能である。アダプタ
108及びプリンタ109間のインタフェース(後述の
図6のプリンタインタフェース2104)の種類に関し
ても、IEEE(Institute of Electrical and Electr
onic Engineers)1284以外にも適用可能であり、R
S232C、USB(Universal Serial Bus)、IRD
A(InfraRed Data Association)、IEEE1394
等手段を選ばないことは自明である。また、アダプタ1
08をプリンタ109に内蔵(一体化)する構成も可能
である。
【0042】また、本発明の実施の形態では、印字デー
タ変換工程をアプリケーションサーバ105で行うもの
であるが、場所を選ばないことは自明であり、アダプタ
108内で行うことでも同様な効果が得られる。また、
本発明の実施の形態では、本発明を達成するための後述
のフローチャートに関わるソフトウエアによって表され
る制御プログラムを記憶した媒体としては、ROMの
他、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
ク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気ディス
ク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。
【0043】図4は上記図1に示した本発明の実施の形
態に係るネットワークプリントシステムのアプリケーシ
ョンサーバ105の機器構成例を示す概念図である。本
発明の実施の形態に係るアプリケーションサーバ105
は、ファイルウォールサーバ3101、スイッチ310
2、コミュニケーションサーバ3103、ネットワーク
プリントサーバ3104、RADIUSサーバ310
5、メールサーバ3106、WWWサーバ3107等か
ら構成されている。
【0044】上記構成を詳述すると、ファイルウォール
サーバ3101は、外部からの侵入やアタックの遮断等
の機能を持つ。本実施形態のアプリケーションサーバ1
05内イントラネット上のサーバ群を安全に運用するた
めに使用する。スイッチ3102は、アプリケーション
サーバ105内イントラネットを構成するためのもので
ある。コミュニケーションサーバ3103は、PIAF
S(Phs Internet Access Forum Standard)、アナログ
モデム、ISDN(Integrated Service Digital Netwo
rk)による接続をサポートし、ファイルウォール、RA
DIUSクライアント機能を持つ。ネットワークプリン
トサーバ3104は、本実施形態のネットワークプリン
トサービスにおける目的に応じた印刷データやプリント
ジョブの生成、アダプタ108との通信等のサービスを
提供する。
【0045】RADIUSサーバ3105は、業界標準
のダイアルアップ接続ユーザ認証システムであるRAD
IUSシステムのサーバである。RADIUSサーバ3
105は、RADIUSクライアント機能を持つコミュ
ニケーションサーバ3103からの認証要求を受け、認
証の可否をクライアントに返す働きをする。メールサー
バ3106は、印刷要求メールを受け取る。WWWサー
バ3107は、本実施形態のネットワークプリントサー
ビスのホームページを持つ。また、ユーザ毎にユーザホ
ームページを提供し、CGI(Computer Graphics Inte
rface)等を用いて各ユーザにプリントサービスの制御
機能を提供する。図中3109はインターネット、31
08はPSTN(Public Switched Telephone Networ
k)またはPHS網を表す。
【0046】以下、上記図4のような機器で構成される
アプリケーションサーバ105のメール印刷機能を説明
する。本実施形態のネットワークプリントサービスのユ
ーザは、電子メール印刷のサービスを受ける前に、アプ
リケーションサーバ105内メールサーバ3106の電
子メールアカウントを取得する。このアカウントに対し
て電子メールを送ることにより、印刷サービスを受ける
ことができる。また、上記電子メールアカウントは、1
ユーザに対して提供するサービス毎に複数用意される。
【0047】本実施形態のサービスは以下の4種類とし
て、上記電子メールアカウントも各ユーザに対して4種
類用意される。 (1)電子メール本文印刷 (2)添付ファイル印刷 (3)本文+添付ファイル印刷 (4)URL(Uniform Resource Locator)印刷 上記(1)のメールアカウントに電子メールを送信する
ことで、本実施形態のネットワークプリントサービスの
ユーザは、アプリケーションサーバ105に対して電子
メール本文のみの印刷データ生成を依頼する。
【0048】上記(2)のメールアカウントに電子メー
ルを送信することで、本実施形態のネットワークプリン
トサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105
に対して電子メールの添付ファイルの印刷データ生成を
依頼する。
【0049】上記(3)のメールアカウントに電子メー
ルを送信することで、本実施形態のネットワークプリン
トサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105
に対して電子メール本文と添付ファイルの印刷データ生
成を依頼する。
【0050】上記(4)のメールアカウントに電子メー
ルを送信することで、本実施形態のネットワークプリン
トサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105
に対して電子メール本文に記述したURLにあるHTM
L(HyperText Markup Language)、XML(eXtensibl
e Markup Language)等の取得と、その印刷データ生成
を依頼する。
【0051】添付ファイルがないにも関わらず上記
(2)、(3)の電子メールアドレスに電子メールを送
信した場合、また、本文にURL記述がないのに上記
(4)の電子メールアドレスに電子メールを送信した場
合は、本文のみの印刷データが生成される。また、添付
ファイルのみのメールを上記(1)の電子メールアドレ
スに送信した場合は、添付ファイルの印刷データが生成
される。本文にURL記述のみの電子メールを上記
(1)の電子メールアドレスに送信した場合は、電子メ
ール本文としてURL記述の印刷データが生成される。
上記(4)の電子メールアドレスに本文にURLを記述
して送信したにも関わらずHTML等の取得失敗、UR
L記述の間違い等があった場合は、エラーがあった旨を
アプリケーションサーバ105からユーザにメールで通
知する。
【0052】本実施形態のメールサーバ3106のドメ
イン名をmnp.co.jpとし、ユーザがtamaと
いうアカウントを取得したものとする。そのとき、メー
ルサーバ3106は電子メールアカウントとして以下の
ものを自動的に用意する。本システムでは、本文印刷用
にアカウントのみ、添付ファイル印刷用にアカウント+
“A”、本文+添付ファイル印刷用にアカウント+
“B”、URL印刷用にアカウント+“C”のアドレス
と定められているので、それぞれを用意し、アプリケー
ションサーバ105のデータベースに登録しておくこと
とする。
【0053】また、登録するときに、それらのアドレス
に対応して電子メールが送信された場合に印刷するプリ
ンタ109に接続するための携帯通信端末107の電話
番号も、アプリケーションサーバ105のデータベース
に登録しておく。また、プリンタ109の機種情報をア
プリケーションサーバ105のデータベースに登録して
おいてもよい。 (1)tama@mnp.co.jp (本文印刷用) (2)tamaA@mnp.co.jp (添付ファイル印刷用) (3)tamaB@mnp.co.jp (本文+添付ファイル印刷用) (4)tamaC@mnp.co.jp (URL印刷用) ユーザtamaは、電子メール印刷の機能を上記メール
アドレスにより選択することができる。また、このよう
に印刷機能と電子メールのアドレスが対応しているた
め、携帯通信端末等では、通常、ユーザはアドレスは登
録しておくため、簡単な操作でアドレスを設定できる。
本実施形態では、アドレスと印刷機能が対応しているた
め、特にユーザは印刷コマンドをキー入力しないでアド
レスと同時に印刷機能を設定できる利点がある。
【0054】図5は本発明の実施の形態に係るネットワ
ークプリントシステムのアプリケーションサーバ105
内のソフトウェアモジュール構成例を示すブロック図で
ある。本発明の実施の形態に係るアプリケーションサー
バ105のソフトウェアモジュールは、MailSer
ver(emailManager)3202、ema
ilオブジェクト3203、PrinterDB320
4、PrinterManagerオブジェクト320
5、PrinterDriverオブジェクト320
6、PrintJobオブジェクト3207、WebB
rowserオブジェクト3208、UserHTML
Pageオブジェクト3209、HTMLPageオブ
ジェクト3210、RadiusServer321
1、PortMaster3212から構成されてい
る。
【0055】上記構成を詳述すると、MailServ
er(emailManager)3202は、物理的
には上記メールサーバ3106に存在する。IMAP
(Internet Message Access Protocol)機能を有し、マ
ルチパートMIME(Multipurpose Internet Mail Ext
ensions)の解釈、メール到着のIMAPクライアント
(本実施形態の場合、emailオブジェクト320
3)への通知機能を持つ。emailオブジェクト32
03は、印刷対象となるデータ、ユーザID(この場合
は電子メールアドレス)を持つ。また、IMAPクライ
アント機能を持ち、マルチパートMIMEのようなメー
ルでも、IMAPサーバ(本実施形態の場合、emai
lManager3202)からMIMEタイプに応じ
て個々のパートを取り出すことができる。更に、Pri
nterManagerオブジェクト3205に印刷対
象データを渡す機能を持つ。
【0056】PrinterDB3204は、各ユーザ
の情報を格納し、PrinterManager320
5、UserHTMLPage3209、HTMLPa
ge3210などにデータベースアクセス手段を提供す
る。各ユーザの情報としては、以下のようなものがあ
る。 ・UserID(ネットワークプリントシステム登録時
のユーザネーム) ・UserPassword(ネットワークプリントシ
ステム登録時のパスワード) ・UserTelNumber(ネットワークプリント
システム登録時の電話番号) ・AdapterID(アダプタに固有のID) ・AdapterTelNumber(アダプタを接続
する電話の番号) ・PrinterID(IEEE1284経由で取得さ
れるプリンタ機種ID) ・CallingStatus(印刷データ配信サーバ
から発呼するか否かを決める値) これらは、ネットワークプリントシステム登録時に各ユ
ーザに対して設定される。
【0057】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、PrinterDriverオブジェク
ト3206IDを持ち、PrinterDriverオ
ブジェクト3206の管理機能(生成、消去、カウン
ト、停止等)、ユーザID(この場合は電子メールアド
レス)をキーにしてPrinterDB3204を検索
できる機能、DBから取得したPrinterIDより
必要に応じて適切なPrinterDriverオブジ
ェクトを生成し、印刷対象データを渡す機能等を有す
る。尚、PrinterDriverオブジェクトの生
成とは、プリンタに対応するプリンタドライバを選択
し、起動することである。
【0058】PrinterDriverオブジェクト
3206は、PrinterIDに応じて各プリンタ用
に生成される。PrinterManagerオブジェ
クト3205がPrinterDB3204から取得し
た、ユーザIDに応じたAdapterTelNumb
er、AdapterID、PrinterIDを保持
し、印刷対象データを特定のプリンタが理解できる形式
に変換する。添付ファイル印刷の場合は、そのアプリケ
ーションタイプをMIMEタイプから判断し、それに応
じたアプリケーションを起動して変換する。
【0059】PrintJobオブジェクト3207
は、各PrinterDriverオブジェクト320
6毎に生成される。生成時に取得した、ユーザIDに応
じたAdapterTelNumber、Adapte
rID、PrinterIDと、PrinterDri
verオブジェクト3206が生成した印刷データを保
持し、印刷データをキューイングする機能と、Adap
terTelNumberを元にアダプタ108に対し
て出力する機能を持つ。
【0060】WebBrowserオブジェクト320
8は、WWWのブラウジング機能を有する。Print
erDriverオブジェクト3206からのHTML
取得メッセージにより、指定URLからHTMLを取得
し、レンダリングする機能を有する。
【0061】UserHTMLPageオブジェクト3
209は、各ユーザ毎に生成されるWebPageで、
デフォルトプリンタ等のユーザ情報を持つ。また、CG
Iを用いたプリントステータスの反映、Printer
Driverオブジェクト3206にジョブ制御メッセ
ージを送ることによるプリントジョブ制御、HTTP
(HyperText Transfer Protocol)で受け取ったデータ
をDBに反映することによるユーザ設定の変更等の機能
を持つ。更に、PrinterManagerオブジェ
クト3205からの依頼により、プリントステータスを
本ネットワークプリントシステムユーザのホームページ
に反映させる機能も持つ。
【0062】HTMLPageオブジェクト3210
は、本ネットワークプリントシステムを構成するドメイ
ンのホームページである。ユーザ登録等の機能を持つ。
RadiusServer3211は、上記図4のRA
DIUS Server3105に相当する。Port
Master3212は、上記図4のCommunic
ation Server3103に相当する。
【0063】PDA3201は上記図1の101に相当
し、最低限メール送信機能を持つ通信端末である。HT
MLのブラウジング機能を持ってもよい。Adapte
r3213は上記図1の108に相当する。Print
er3214は上記図1の109に相当する。尚、PD
A3201とAdapter3213は、物理的にはP
HS等の通信端末を経由して本ネットワークプリントシ
ステムに接続するが、通信端末は省略してある。
【0064】上記図5を用いてアプリケーションサーバ
105が電子メールを受け取り、印刷ジョブを生成し、
アダプタ108に送信するまでの流れを以下に説明す
る。ネットワークプリントサービスのユーザは、PDA
3201等のメール端末機器を用いて、印刷したい電子
メールを送信する。電子メールの宛先は上述したように
ユーザが希望するサービスのアドレスに送信する。
【0065】アプリケーションサーバ105に送信され
た電子メールは、実際にはメールサーバ3202が受信
する。本実施形態のメールサーバ3202はIMAPサ
ーバの機能を有するものとする。そこで、メールサーバ
3202はIMAPクライアント機能を有する。各ユー
ザ毎のネットワークプリントサーバ3104内のema
ilオブジェクト3203に対して、IMAPプロトコ
ルに従いメール受信を通知する。ネットワークプリント
サーバ3104内のemailオブジェクト3203
は、IMAPプロトコルによりメールアドレスに応じた
目的のMIMEパートを取得する。取得したデータはP
rinterManagerオブジェクト3205に転
送される。
【0066】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、電子メールアカウントで示されるユーザ
IDを用いて、各ユーザの情報(デフォルトで使用する
プリンタのID等)をPrinterDB3204から
検索し、取得する。そして、取得したデフォルト使用の
プリンタに対するPrinterDriverオブジェ
クト3206を生成する。PrinterDriver
オブジェクト3206はPrinterManager
オブジェクト3205から印刷すべきデータを取得し、
印刷データに変換してPrintJobオブジェクト3
207を生成する。
【0067】もし印刷すべきデータがURLであれば、
PrinterDriverオブジェクト3206はW
ebBrowserオブジェクト3208にURLを送
信する。WebBrowserオブジェクト3208
は、インターネットから指定されたURLの内容(HT
ML、XML等)を取得し、それをレンダリングした上
でPrinterDriverオブジェクト3206に
返送する。PrinterDriverオブジェクト3
206は、レンダリングされた印刷すべきデータを印刷
データに変換してPrintJobオブジェクト320
7を生成する。
【0068】通信状態の悪さによるタイムアウト、アド
レス間違い等、URL内容の取得に失敗した場合は、W
ebBrowserオブジェクト3208はPrint
erDriverオブジェクト3206にエラーを返
す。PrinterDriverオブジェクト3206
は更にPrinterManagerオブジェクト32
05にエラーを通知し、emailオブジェクト320
3がエラーである旨のメールを作成してユーザに返送す
る。
【0069】この後、PrintJobオブジェクト3
207中に蓄えられた印刷データをアダプタ108に転
送する。しかし、本実施形態の場合、上記行為を、アプ
リケーションサーバ105が発呼して行う場合と、アダ
プタ108が発呼して行う場合の2通りが可能である。
【0070】アダプタ108が発呼するケースは、アダ
プタ108(=3213)がアプリケーションサーバ1
05にログインしてくる場合である。この場合、Ada
pter3213はPortMaster3212に電
話し、AdapterID、AdapterTelNu
mber、PrinterIDを認証のキーとしてログ
インする。認証のキーは、PortMaster321
2からRadiusServer3211を経由し、P
rinterDB3204でチェックされる。この接続
は、TCP(Transmission Control Protocol)/IP
(Internet Protocol)接続であるとするが、Port
Master3212によってAdapter3213
に与えられるIPアドレスは、本ネットワークプリント
システムのプライベートアドレスである。
【0071】上記プロセスでログインが許可されたAd
apter3213は、PrinterManager
オブジェクト3205に印刷データの要求メッセージを
送る。メッセージを受けたPrinterManage
rオブジェクト3205は、Adapter3213の
AdapterID、AdapterTelNumbe
r、PrinterIDに合致するPrintJobオ
ブジェクト3207を特定し、そのオブジェクトにデー
タ送信のメッセージを送る。このメッセージには、Ad
apter3213のIPアドレスが含まれる。Pri
ntJobオブジェクト3207は、指定されたIPア
ドレス、つまりAdapter3213のアドレスに対
してLPRプロトコルなどでプリントデータを送出す
る。
【0072】アプリケーションサーバ105が発呼する
場合は、PrintJobオブジェクト3207自身が
持つPrinterTelNumberを用い、発呼シ
ステムに発呼を依頼する。本発明の発呼システムは、物
理的にはアプリケーションサーバ105に存在する。
【0073】図25は本発明の実施の形態に係る発呼シ
ステムのモジュール構成例を示すブロック図である。本
発明の実施の形態に係る発呼システム5009は、アプ
リケーション5001、発呼API5002、発呼デー
タベース5003、発呼スケジューリングプロセス50
04、発呼制御プロセス5005、TA制御プロセス5
006、TA5007、データベース参照API500
8を備えている。
【0074】上記構成を詳述すると、TA5007は、
外部からのATコマンドにより発呼する機能を持つ。発
呼API5002は、アプリケーション5001からの
発呼要求を受け付ける。発呼データベース5003は、
発呼要求を記録し、外部からも参照可能にする。データ
ベース参照API5008は、発呼データベース500
3の内容をSQL(Structured Query Language)コマ
ンドにより参照可能とする。発呼スケジューリングプロ
セス5004は、発呼データベース5003をポーリン
グし、後述する発呼要求レコード5109のStatu
sフィールド5103を読み、変更することで発呼シス
テム5009のスケジューリングを行う。
【0075】発呼制御プロセス5005は、発呼スケジ
ューリングプロセス5004から起動され、発呼要求レ
コードのStatusフィールド5103の値により発
呼要求を抜き出し、自身の持つ発呼待ち行列に追加す
る。TA制御プロセス5006は、発呼制御プロセス5
005から起動され、発呼制御プロセス5005内の発
呼待ち行列の先頭要素を抜き出し、発呼機能を持つTA
5007に対し、発呼コマンドの発行を要求する。
【0076】図26は本発明の実施の形態に係る各発呼
リクエストに相当する、発呼データベース5003中の
発呼レコードを示す説明図である。このような発呼レコ
ード5109は、アプリケーション5001からの複数
の発呼リクエストに対し、各々一つずつ生成される。ま
た、本実施形態の発呼データベース5003はSQLイ
ンタフェースを持ち、発呼リクエストは複数並列サーバ
や複数アプリケーションから受け付けることができる。
【0077】従って、複数アプリケーションはデータベ
ース参照API5008を用いてSQLコマンドによ
り、外部モジュールから各発呼リクエストに相当する発
呼レコード5109群を参照でき、現在の発呼リクエス
トの状態を監視、ユーザからの要求により発呼リクエス
トの削除、後述する発呼レコード5109のWait_
Timeフィールド5104の値を再設定することで発
呼順番の入れ替え、等の機能を実現できる。
【0078】また、トランザクション制御機能を持つデ
ータベースエンジンを使用することにより、複数の並列
実行している印刷データ配信サーバや、複数の印刷デー
タ配信プロセスからの発呼リクエスト、発呼リクエスト
状態監視、発呼リクエスト削除、発呼リクエスト順番入
れ替えも、矛盾なく行うことができる。
【0079】各発呼リクエストに相当する発呼レコード
5109は、Request_ID5101と、Tel
_Number5102と、Status5103と、
Wait_Time5104と、Retry_Coun
t5105と、Limit_Count5106と、L
ast_Status5107と、IP_Addres
s5108とから構成されている。
【0080】Request_ID5101は、本実施
形態のPrintJobオブジェクト3207のオブジ
ェクトIDに相当する発呼要求のIDを表す。Tel_
Number5102は、PrinterTelNum
berで示される発呼先を表す。Status5103
は、各発呼要求の発呼システム5009における状態を
表す。Wait_Time5104は、発呼スケジュー
リングプロセス5004により1秒に1つインクリメン
トされ、発呼のタイムアウトなどを判定するためのもの
である。Retry_Count5105は、現在の再
発呼の回数を記録する。Limit_Count510
6は、再発呼の回数を予めセットする。Last_St
atus5107は、発呼コマンドに対するTA500
7からの応答を記録する。IP_Address510
8は、発呼によりIP接続したクライアントのIPアド
レスを記録する。
【0081】図27は本発明の実施の形態に係る発呼レ
コード5109のStatusフィールド5103の取
り得る値を示す説明図である。StatusとValu
eの対応関係は、ONの場合は発呼待ち状態、OFFの
場合は待機状態、ACTIVEの場合は発呼中、QUE
の場合は発呼待ち行列中、EXPIREの場合は発呼異
常終了状態、DONEの場合は発呼正常終了状態とな
る。
【0082】基本的に、本発明の発呼システム5009
は、アプリケーション5001が、発呼API5002
を通じて発呼データベース5003に発呼要求を書き込
むことで動作を開始する。発呼データベース5003の
内容は発呼スケジューリングプロセス5004が監視
し、発呼制御プロセス5005とTA制御プロセス50
06を起動することで、TA5007に対して発呼コマ
ンドが発行される。
【0083】図20・図21は本発明の実施の形態に係
る発呼スケジューリングプロセス5004のフローチャ
ートである。発呼スケジューリングプロセス5004
は、先ず発呼制御プロセス5005を起動する(ステッ
プS4101)。そして、発呼スケジューリングループ
を開始する。ループの最初で1秒間待つ(ステップS4
102)。これは発呼データベース5003のポーリン
グ間隔となる。次に、発呼データベース5003のSt
atusフィールド5103を読み取り(ステップS4
103)、値を判定する(ステップS4104、ステッ
プS4106)。
【0084】もし上記Statusフィールド5103
の値がONであるならば、Wait_Timeフィール
ド5104を1増やし、ループを続ける。もし上記St
atusフィールド5103の値がOFFであるなら
ば、Wait_Timeフィールド5104を1増や
し、Retry_Countフィールド5105とLi
mit_Countフィールド5106の大小を比較す
る。
【0085】もし上記Retry_Countフィール
ド5105が上記Limit_Countフィールド5
106より大きければ、再発呼回数の設定値を上回った
ことになり、この発呼レコードで表される発呼要求のこ
れ以上の再発呼を止めるために、上記Retry_Co
untフィールド5105の値を1増やし(ステップS
4109)、上記Statusフィールド5103をE
XPIREにして処理を続ける。
【0086】もし上記Retry_Countフィール
ド5105が上記Limit_Countフィールド5
106より小さければ、再発呼回数の設定値を上回って
おらず、この発呼レコード5109で表される発呼要求
の再発呼をするために、上記Statusフィールド5
103の値をONにし(ステップS4111)、上記R
etry_Countフィールド5105の値を1増や
して(ステップS4112)、処理を続ける。
【0087】図22は本発明の実施の形態に係る発呼制
御プロセス5005のフローチャートである。発呼制御
プロセス5005は、先ずTA制御プロセス5006を
起動し(ステップS4201)、ループに入る。ループ
の先頭で、現在、発呼データベース5003に各発呼リ
クエストとして書かれている各発呼レコード5109の
Statusフィールド5103を全て読み取り(ステ
ップS4202)、全発呼レコードの上記Status
フィールド5103の値がONであるかどうか判定し
(ステップS4203)、ONであるレコードを抜き出
す。
【0088】今抜き出したレコードのうち、Wait_
Timeフィールド5104の値が大きいものから、起
動したTA制御プロセス5006の発呼待ち行列に発呼
リクエストを挿入する(ステップS4204)。そし
て、発呼待ち行列に挿入したレコードのStatusフ
ィールド5103をQUEにし(ステップS420
5)、処理を続ける。
【0089】図23・図24は本発明の実施の形態に係
るTA制御プロセス5006のフローチャートである。
先ず自身の発呼待ち行列に、発呼データベース5003
の発呼レコード5109である要素があるかどうか判定
し(ステップS4301)、発呼待ち行列に要素がない
場合はそのままループを続ける。発呼待ち行列に要素が
ある場合は先頭要素を抜き出し(ステップS430
2)、TA5007に対しATコマンドで発呼コマンド
を発行する(ステップS4303)。そして、TA50
07からの応答を受信し(ステップS4304)、発呼
が成功したかどうか判定する(ステップS4305)。
【0090】もし発呼が成功したならば、TA制御プロ
セス5006の発呼待ち行列の要素で表される、発呼リ
クエストに相当する、発呼データベース5003の発呼
レコード5109のStatusフィールド5103を
DONEにし(ステップS4309)、該当レコードの
Last_Status5107にTA5007からの
応答を書き込み(ステップS4308)、処理を続け
る。
【0091】もし発呼が失敗したならば、TA制御プロ
セス5006の発呼待ち行列の要素で表される、発呼リ
クエストに相当する、発呼データベース5003の発呼
レコード5109のStatusフィールド5103を
OFFにし(ステップS4306)、上記発呼レコード
のRetry_Countフィールド5105を1つ増
やし(ステップS4307)、該当レコードのLast
_Status5107にTA5007からの応答を書
き込み(ステップS4308)、処理を続ける。
【0092】上記に述べたように、アプリケーションサ
ーバ105が発呼する場合は、PrintJobオブジ
ェクト3207が、自身の持つオブジェクトIDとPr
interTelNumberをパラメータとし、発呼
システム5009に対して発呼API5002を用いて
発呼を依頼する。発呼システム5009は、Print
Jobオブジェクト3207からのリクエストにより上
記PrinterTelNumberに電話するが、こ
のとき本ネットワークプリントシステムの電話番号を通
知する。アダプタ108はネットワークプリントシステ
ムの電話番号を取得すると一旦通信を切断し、取得した
電話番号にかけ直す。これ以降は、アダプタ108から
の発呼と同じ動作である。
【0093】尚、上述した4つのメールアドレスとプリ
ンタ109に接続されているアダプタ108と携帯通信
端末107の電話番号とは対応付けてデータベースに登
録されており、受信したメールのアドレスから電話番号
を認識し、印刷データを作成し、公衆通信網である通信
回線網103を介して携帯通信端末107経由でアダプ
タ108に送信できる。
【0094】また、PrintJobオブジェクト32
07内のプリントジョブは、Printer3214に
紙が1枚しかない場合(手差しにより1枚ずつ給紙する
タイプのプリンタの場合)も考慮すると、1ページ単位
に生成する場合もある。この場合、PrinterID
(機種情報)に基づきプリンタのタイプを判定し、プリ
ントジョブの単位を決定する。例えば、カセット給紙タ
イプのプリンタに対しては複数ページのデータを1JO
Bとして送る。このように処理することで、エラーやジ
ャムが起きたページのデータの再送信が簡単にでき、エ
ラーリカバリやジャムリカバリに対する処理を行いやす
くなる。
【0095】また、PrintJobオブジェクト32
07−Adapter3213間のプリントデータ送信
中にAdapter3213から紙なし等のエラーが通
知されることがある。この場合、Adapter321
3からのエラー通知はPrinterManagerオ
ブジェクト3205が受け、PrinterDrive
rオブジェクト3206に対して印刷データ送信停止メ
ッセージを送ることにより、PrintJobオブジェ
クト3207からのAdapter3213への印刷デ
ータの転送を中止することができる。
【0096】更にその際、PrintjobDrive
rオブジェクト3206は、emailオブジェクト3
203にエラー発生メールをユーザに通知するよう依頼
することができる。また、UserHTMLPageオ
ブジェクト3209に依頼し、ユーザのネットワークプ
リントシステム内ホームページに、エラーを含むプリン
トステータスの反映を依頼することもできる。
【0097】図6は上記図1に示した本発明の実施の形
態に係るネットワークプリントシステムのアダプタ10
8の電気的構成例を示すブロック図である。本発明の実
施の形態に係るアダプタ108は、通信端末インタフェ
ース2101、マイクロコンピュータ(以下マイコンと
略称)2102、ユーザインタフェース(以下U/Iと
略称)2103、プリンタインタフェース2104、R
OM2105、RAM2106、電源2107、内部バ
ス2108を備えている。図中107は携帯通信端末、
109はプリンタである。
【0098】上記構成を詳述すると、本実施形態におけ
るアダプタ108は、携帯通信端末107に通信端末イ
ンタフェース2101を介して接続し、内部バス210
8に接続する。この通信端末インタフェース2101
は、接続する通信端末のインタフェース部の電気特性の
相違を吸収することにより内部バス2108に接続さ
れ、異なる通信端末と接続する。即ち、アダプタ108
は、PHS等の通信インタフェースのプロトコルをプリ
ンタ109のセントロニクスインタフェース等のプロト
コルに変換するためのものである。
【0099】プリンタ109はプリンタインタフェース
2104を介してアダプタ108の内部バス2108に
接続する。内部バス2108には、全体動作を制御する
マイコン2102と、内部の動作プログラム及び設定内
容を記憶するROM2105、プログラム実行領域及び
送受信データの一時記憶を行うRAM2106、ユーザ
のアダプタ動作設定・登録・表示を行うユーザインタフ
ェースであるU/I2103を接続する。ROM210
5は書き換えが可能な読み出し専用メモリであり、ソフ
トウェアの追加変更だけでなく新しいプロトコルの追加
も可能である。
【0100】新しいデータの入手方法として、ROM2
105は、通信端末インタフェース2101やプリンタ
インタフェース2104を介してデータをロードし、内
部プログラムの書き換えを行う。また、接続に必要な電
話番号、アダプタID等も格納される。マイコン210
2は、ソフトウェアによってモデムやプロトコルを実現
するパフォーマンスを持っている。電源2107、はア
ダプタ108を動作させるための電源を供給する。
【0101】図7は本発明の実施の形態に係るアダプタ
108に実装しているソフトウェアの構成例を示すブロ
ック図である。図中右側のアダプタ108は、携帯通信
端末107と物理的に接続されるH/W2208の上位
に、通信端末との接続を確立する通信キャリアプロトコ
ル2207が実装されている。実際は携帯通信端末10
7を介して通信回線網103に接続しているので、通信
回線網103に接続する発呼・着信・切断などの制御が
主である。通信キャリアプロトコル2207の上位には
プロトコル2206が実装され、これはTCP/IPや
キャリア独自のプロトコルなどがある。アプリケーショ
ン2205はプロトコル2206を介して通信回線網1
03に対し通信を行う。
【0102】本発明の実施の形態では、通信キャリアプ
ロトコル2207、プロトコル2206、アプリケーシ
ョン2205をソフトウェアにて実装しているため、上
記図7に示したソフトウェア構成を上記図6のマイコン
2102、ROM2105、RAM2106等にて実現
している。
【0103】図29は本発明のプログラム及び関連デー
タが記憶媒体から装置に供給される概念例を示す説明図
である。本発明のプログラム及び関連データは、フロッ
ピーディスクやCD−ROM等の記憶媒体291をコン
ピュータ等の装置292に装備された記憶媒体ドライブ
挿入口293に挿入することで供給される。その後、本
発明のプログラム及び関連データを記憶媒体291から
一旦ハードディスクにインストールしハードディスクか
らRAMにロードするか、或いはハードディスクにイン
ストールせずに直接RAMにロードすることで、本発明
のプログラム及び関連データを実行することが可能とな
る。
【0104】この場合、本発明の実施の形態に係るネッ
トワークプリントシステムにおいて本発明のプログラム
を実行する場合は、例えば上記図29に示したような手
順でネットワークプリントシステムを構成する装置に本
発明のプログラム及び関連データを供給するか、或いは
ネットワークプリントシステムを構成する装置に予め本
発明のプログラム及び関連データを格納しておくこと
で、プログラム実行が可能となる。
【0105】図28は本発明のプログラム及び関連デー
タを記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図
である。本発明の記憶媒体は、例えばボリューム情報2
81、ディレクトリ情報282、プログラム実行ファイ
ル283、プログラム関連データファイル284等の記
憶内容で構成される。本発明のプログラムは、後述する
図8〜図24のフローチャートに基づいてプログラムコ
ード化されたものである。
【0106】尚、本発明の特許請求の範囲と本発明の実
施の形態との対応関係は下記の通りである。印刷システ
ムはネットワークプリントシステムに対応し、情報処理
装置はアプリケーションサーバ105に対応し、発呼装
置はアプリケーションサーバ105に物理的に存在する
発呼システム5009に対応し、印刷制御装置はアダプ
タ108に対応し、印刷装置はプリンタ109に対応す
る。また、通信媒体は通信回線網103に対応し、情報
制御手段はアプリケーションサーバ105が有するCP
Uに対応し、発呼制御手段はアプリケーションサーバ1
05に物理的に存在する発呼システム5009に対応
し、印刷制御手段はアダプタ108のマイコン2102
に対応し、印刷手段はプリンタ109が有するプリンタ
エンジンに対応する。
【0107】次に、上記の如く構成された本発明の実施
の形態に係るネットワークプリントシステムにおける通
信制御動作を説明する。本発明の実施の形態では、アダ
プタ108とプリンタ109はIEEE1284インタ
フェースで接続される。アダプタ108にプリンタ10
9が接続されると、通信端末インタフェース2101の
IEEE1284のネゴシエーションによってプリンタ
109からプリンタIDを取得する。このときプリンタ
109の電源が投入されずにプリンタ109が動作しな
い状況にあれば、任意のプリンタID値に設定したり、
プリンタ109が不明であることからアダプタ108の
使用を許可しないなどの処理を行う。
【0108】取得または設定されたプリンタIDは、内
部バス2108を介してROM2105またはRAM2
106に記憶する。プリンタ109が自動検出に対応し
ていない場合、正確にプリンタIDを取得することがで
きないため、設定された任意のプリンタIDをROM2
105またはRAM2106に記憶する。これはユーザ
が設定またはアプリケーションサーバ105が判断す
る。取得したプリンタIDは後述の認証IDでも使用さ
れる。
【0109】次に、アダプタ108とアプリケーション
サーバ105間でデータ通信を行う場合を例に動作を説
明する。携帯通信端末107に用意されている外部イン
タフェース部は、携帯通信端末107の通信回線網10
3への発信、着信、切断等を外部からアダプタ108の
通信端末インタフェース2101を介して制御する。ア
ダプタ108のマイコン2102は、通信端末インタフ
ェース2101を介して携帯通信端末107に対し、発
信、着信、切断等の制御を行う。また、携帯通信端末1
07は、自己の電話番号を外部からの要求により外部イ
ンタフェースを介して出力する。
【0110】これにより、アダプタ108は接続された
携帯通信端末107の電話番号を取得し、また、これを
利用して電話番号が異なる場合に接続を拒否するといっ
たことも可能である。発信を行うのはアプリケーション
サーバ105またはアダプタ108のどちらからでも構
わない。また、コールバック用の電話番号をアプリケー
ションサーバ105よりデータとして受信し、切断後、
アプリケーションサーバ105に対して上記電話番号で
コールバックを行う。
【0111】アプリケーションサーバ105及び携帯通
信端末107は共に通信回線網103に接続されてい
る。携帯通信端末107が無線式の場合は無線基地局経
由にて通信回線網103へ接続される。アダプタ108
は通信端末インタフェース2101を介して携帯通信端
末107に対し、アプリケーションサーバ105に接続
される電話番号に発呼する処理を行う。携帯通信端末1
07は通信回線網103に対し上記電話番号での接続を
試みる。ここでの接続の確立は通信回線網103の方式
に従う。アプリケーションサーバ105側の通信端末が
携帯通信端末107からの発呼を受理すると通信回線網
103での接続が完了する。
【0112】更に、通信回線網103より上位のプロト
コルで接続に対する認証を実施する。例えば発呼してき
た通信端末の電話番号が登録していない番号であった場
合などである。本実施形態では認証パケットを用いて認
証を行っている。アプリケーションサーバ105への接
続は「アダプタ認証」を用いて認証を行う。これに使用
する情報は「認証パケット」として準備され、接続時に
アダプタ108からアプリケーションサーバ105に対
して送信される。
【0113】認証パケットには次の情報が含まれる。 ・AdapterID ・AdapterTelNumber ・iPrinterID iPrinterIDは先に説明した接続ネゴシエーシ
ョンによって取得し、これを利用して認証の他にデータ
作成用のドライバなどの選択にも利用される。接続が確
立しプロトコル間での通信の確立した状態では上記図7
に示すように各層での通信形態であることを示す。
【0114】通信が確立し、認証が成功してデータ通信
開始が可能になると、アダプタ108はアプリケーショ
ンサーバ105から送信されてくるデータに対して処理
を実行する。また、アダプタ108は接続されているプ
リンタ109のステータスや自身のステータスをアプリ
ケーションサーバ105に送信する。アプリケーション
サーバ105はこのステータスを利用して、送信するデ
ータの形式を変更したり送信サイズの分割や圧縮などの
処理を施す。また、ステータスを利用して、プリンタ1
09の用紙切れの情報やインク切れ等のエラー情報もア
プリケーションサーバ105に通知する。
【0115】プロトコルより上位のレイヤではアプリケ
ーションサーバ105から送られてきたデータそのもの
を取得し、そのデータにはプリンタ109を制御するコ
マンドまたはアダプタ108を制御するコマンドが包括
されている。このコマンドにより制御するばかりでな
く、そのままプリンタ109にデータを丸々渡しプリン
タ109で処理を行ってもよい。例えば、アプリケーシ
ョンサーバ105が印刷データをプリンタコマンドが包
括されたデータ形式にて送信してきたものをそのままプ
リンタ109に流すことにより、プリンタ109はその
まま出力する。
【0116】尚、プリンタ109の用紙サイズに合わせ
た拡大縮小等の処理はアプリケーションサーバ105に
て行うことにより、容易に出力を変更する。また、蓄積
されているインクの種類をアプリケーションサーバ10
5に通知することにより、カラーやモノクロの自動切替
もアプリケーションサーバ105にて行える。この際、
ユーザインタフェースを介して警告を出したりする。
【0117】また、データをスルーさせたり一部コマン
ドとして解釈する構造をとることにより、アプリケーシ
ョンサーバ105からのデータを任意に変更するだけ
で、アダプタ108、プリンタ109への処理内容を変
更するばかりでなく、複雑な処理、持たない機能をアプ
リケーションサーバ105側で処理し、アダプタ108
での負荷を最小限に抑えられる。
【0118】次に、本発明の実施の形態に係るネットワ
ークプリントシステムにおける各デバイスでの処理内容
を示すフローチャートの説明を行う。尚、各フローチャ
ートに係るプログラムは各デバイスのメモリに記憶さ
れ、CPUによって実行される。
【0119】図8は上記図1のPDA101のクライア
ントの処理を示すフローチャートである。クライアント
は印刷処理したい文書をメール化し(ステップS330
1)、本文印刷、添付ファイル印刷等、印刷処理機能を
選択して(ステップS3302)、その機能を実現する
メールアドレスに送信する(ステップS3303)。
【0120】図9は上記図1のアプリケーションサーバ
105における処理を示すフローチャートであり、本ネ
ットワークプリントシステムの一般的なメール印刷機能
を実現する際のサーバ処理フローチャートである。Ma
ilServer処理はSMTP(Simple Mail Transf
er Protocol)サーバ、IMAP(Internet MessageAcc
ess Protocol)サーバ機能を有するが、メール受信を待
ち受け、受信したらIMAPプロトコルでemailオ
ブジェクトに通知する(ステップS3401)。詳細は
下記の図19に示す。emailオブジェクト処理はI
MAPクライアント機能を有するが、メール受信を通知
されると、MailServerから必要なパートを受
信する。その後、PrinterManagerに印刷
指示を出す(ステップS3402)。詳細は下記の図1
1・図12に示す。
【0121】PrinterManager処理は、e
mailオブジェクトから印刷指示を出されたら、その
UserIDからPrinterDBを参照し、Use
rID、UserTelNumber、UserPas
sword、AdapterID、AdapterTe
lNumber、PrinterIDからなるプリント
IDを取得する。そして、PrinterIDに示され
たPrinterDriverオブジェクトを生成し、
印刷すべきデータを渡す(ステップS3403)。詳細
は下記の図13・図14に示す。
【0122】PrinterDriverオブジェクト
処理は、本文印刷ならばテキストをレンダリングする。
添付ファイル印刷ならば適したアプリケーションを起動
してレンダリングする。URL印刷ならばWebBro
wserオブジェクトにHTML取得とそのレンダリン
グを依頼する。その後、画像処理、色処理等を行って、
PrintJobオブジェクトを生成する(ステップS
3404)。詳細は下記の図15・図16に示す。
【0123】PrintJobオブジェクト処理は、プ
リントIDより出力先アダプタ108に接続して印刷デ
ータ出力を試みる(ステップS3405)。詳細は下記
の図17・図18に示す。
【0124】図10は本発明の実施の形態に係るアダプ
タ108の処理を示すフローチャートである。アダプタ
108は自らまたはコールバックにより本ネットワーク
プリントシステムに接続する(ステップS3501)。
RadiusServer等で認証処理を行い、接続が
完了したら、本ネットワークプリントシステムのアプリ
ケーションサーバ105のPrinterManage
rにプリントジョブの転送を依頼する(ステップS35
02)。そして、アプリケーションサーバ105からの
プリントジョブの転送を待つ(ステップS3503)。
プリントジョブを受信したら、IEEE1284等を経
由してプリンタ109に印刷データを送信する(ステッ
プS3504)。その際、アダプタ108はプリンタ1
09からのエラー等のステータスをハンドリングする。
【0125】図19は本発明の実施の形態に係るアプリ
ケーションサーバ105内のMailServer31
06の処理を示すフローチャートである。MailSe
rverはSMTPサーバ、IMAPサーバ等の機能を
持ち、電子メールの送受信サービスを提供する(ステッ
プS4001)。メールを受信したら、メールアドレス
を解析して(ステップS4002)、IMAPクライア
ントにメール受信を通知する(ステップS4003)。
【0126】図11・図12は本発明の実施の形態に係
るアプリケーションサーバ105内のネットワークプリ
ントServer3104の処理を示すフローチャート
である。emailオブジェクトは各ユーザ毎に生成さ
れ、MailServerより電子メール受信通知を待
ち受ける(ステップS3601)。電子メール受信通知
を受け取ったら、メールアドレスを解析して(ステップ
S3602)、本文印刷、添付ファイル印刷等の機能を
選択する(ステップS3603、3605、3607、
3610)。
【0127】例えば以下のメールアドレスは全てユーザ
tamaが受け取る。 (1)tama@mnp.co.jp (2)tamaA@mnp.co.jp (3)tamaB@mnp.co.jp (4)tamaC@mnp.co.jp ここで、(1)は本文印刷、(2)は添付ファイル印
刷、(3)は本文+添付ファイル印刷、(4)はURL
印刷の各機能のアドレスとする。ユーザtamaのem
ailオブジェクトは、これらのアドレスを解析して以
下述べるように必要な処理を遂行する。
【0128】本文印刷だった場合(ステップS360
3)、emailオブジェクトは、MIMEタイプを指
定することによりMailServerから本文パート
を抜き出し(ステップS3204)、テキスト印刷であ
ることを示す印刷機能IDを付加して、Printer
Managerに処理を依頼する(ステップS361
3)。
【0129】添付ファイル印刷だった場合(ステップS
3605)、emailオブジェクトは、MIMEタイ
プを指定することによりMailServerから添付
ファイルパートを抜き出し(ステップS3606)、添
付ファイル印刷であることを示す印刷機能IDを付加し
て、PrinterManagerに処理を依頼する
(ステップS3613)。
【0130】本文+添付ファイル印刷だった場合(ステ
ップS3607)、emailオブジェクトは、MIM
Eタイプを指定することによりMailServerか
ら本文パートと添付ファイルパートを抜き出し(ステッ
プS3608、ステップS3609)、本文+添付ファ
イル印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、P
rinterManagerに処理を依頼する(ステッ
プS3613)。
【0131】URL印刷だった場合(ステップS361
0)、emailオブジェクトは、MIMEタイプを指
定することによりMailServerから本文パート
を抜き出し(ステップS3611)、更にテキストから
URL記述を抜き出して(ステップS3612)、UR
L印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、Pr
interManagerに処理を依頼する(ステップ
S3613)。
【0132】図13・図14は本発明の実施の形態に係
るアプリケーションサーバ105内のネットワークプリ
ントServer3104のPrinterManag
er処理を示すフローチャートである。Printer
Managerは、emailオブジェクトやアダプタ
108からのメッセージ通知を待つ(ステップS370
1)。もしアダプタ108からのメッセージであれば
(ステップS3702)、AdapterID、Pri
nterIDを確認し(ステップS3703)、そのメ
ッセージタイプによりPrinterDriverオブ
ジェクトにメッセージを投げて動作を制御する(停止、
再開、削除等)ことで、プリントジョブの制御(停止、
再開、削除等)を行う(ステップS3704)。
【0133】もしメッセージがemailオブジェクト
からのもので、且つ印刷指示であれば(ステップS37
05)、UserIDを見て(ステップS3706)、
PrinterDBを検索する(ステップS370
7)。ここで参照するIDは、UserID、User
TelNumber、UserPassword、Ad
apterID、AdapterTelNumber、
PrinterIDからなるプリントIDである。
【0134】プリントID中のPrinterIDがA
プリンタであれば(ステップS3708)、Aプリンタ
用のPrinterDriverオブジェクトを生成す
る(ステップS3709)。プリントID中のPrin
terIDがBプリンタであれば(ステップS371
0)、Bプリンタ用のPrinterDriverオブ
ジェクト3206を生成する(ステップS3711)。
プリントID中のPrinterIDがCプリンタであ
れば(ステップS3712)、Cプリンタ用のPrin
terDriverオブジェクト3206を生成する
(ステップS3713)。
【0135】Aプリンタ、Bプリンタ、Cプリンタと
は、例えば、A社インクジェットプリンタ、B社レーザ
ビームプリンタ、C社サーマルプリンタなどであり、そ
れらのプリンタに対応したPrinterDriver
オブジェクトを生成する(対応したドライバを選択し起
動する)。
【0136】PrinterManagerは受け取っ
たメッセージがエラーメッセージであれば(ステップS
3714)、そのUserIDに対してエラータイプに
応じたエラーメールを送信する(ステップS371
5)。更に、UserHTMLPageにエラーを通知
し(ステップS3716)、ユーザのホームページにそ
のステータスを反映してもらう。
【0137】図15・図16は本発明の実施の形態に係
るアプリケーションサーバ105内のネットワークプリ
ントServer3104のPrinterDrive
rオブジェクト処理を示すフローチャートである。Pr
interDriverオブジェクトは、Printe
rManagerから印刷データ、そのMIMEタイ
プ、プリントID、印刷機能ID(本文/添付ファイル
/URL)を渡されて起動する。印刷起動IDまたはM
IMEタイプより、印刷データがテキストと判断された
場合(ステップS3801)、テキストをレンダリング
する(ステップS3802)。そして、画像処理、色処
理を行い(ステップS3803)、PrintJobオ
ブジェクトを生成する(ステップS3804)。
【0138】印刷機能IDまたはMIMEタイプより、
印刷データが添付ファイルと判断された場合(ステップ
S3805)、MIMEタイプよりそのファイルフォー
マットを判断する。ファイルフォーマットAだった場合
は(ステップS3806)、Aに対するレンダリングア
プリケーションを起動して、Aフォーマットのレンダリ
ング処理を行う(ステップS3807)。そして、画像
処理、色処理を行い(ステップS3803)、Prin
tJobオブジェクトを生成する(ステップS380
4)。
【0139】ファイルフォーマットBだった場合は(ス
テップS3808)、Bに対するレンダリングアプリケ
ーションを起動して、Bフォーマットのレンダリング処
理を行う(ステップS3809)。そして、画像処理、
色処理を行い(ステップS3803)、PrintJo
bオブジェクトを生成する(ステップS3804)。フ
ァイルフォーマットCだった場合は(ステップS381
0)、Cに対するレンダリングアプリケーションを起動
して、Cフォーマットのレンダリング処理を行う(ステ
ップS3811)。そして、画像処理、色処理を行い
(ステップS3803)、PrintJobオブジェク
トを生成する(ステップS3804)。
【0140】フォーマットA、B、Cとは、例えばAd
obeSyatem社のPostScript、Mic
rosoft社のWORD、JPEG(Joint Photogra
phicExpert Group)、GIF(Graphic Interchange Fo
rmat)等のフォーマットを指す。
【0141】印刷機能IDよりURL印刷と判断された
場合(ステップS3812)、WebBrowserオ
ブジェクトにURL取得を依頼する(ステップS381
3)。URLに示されたWebPageのHTMLデー
タをレンダリングしたものが得られたら(ステップS3
814)、画像処理、色処理を行い(ステップS380
3)、PrintJobオブジェクトを生成する(ステ
ップS3804)。印刷機能IDが不明な場合、或いは
URLに示されたWebPageのHTMLデータの取
得失敗のメッセージがWebBrowserオブジェク
トから返された場合は、その旨エラーとしてPrint
erManagerに通知し、印刷を中止する。
【0142】図17・図18は本発明の実施の形態に係
るアプリケーションサーバ105内のネットワークプリ
ントServer3104のPrinterJobオブ
ジェクト処理を示すフローチャートである。Print
erJobオブジェクトは、先ず印刷リクエストユーザ
のユーザ情報から、サーバ発呼のON/OFFを示すC
allingStatusを読み取り(ステップS39
08)、サーバから発呼するか否かを判定する(ステッ
プS3909)。もしサーバからの発呼であれば、上記
図25に示した発呼システム5009に対し、発呼AP
I5002を用いて発呼を依頼する(ステップS391
0)。PrinterJobオブジェクトは、印刷開始
メッセージを待つ(ステップS3901)。
【0143】PrinterJobオブジェクトによる
処理が終わり印刷開始メッセージが来たら、Commu
nicationServerを介してAdapter
に接続を試みる(ステップS3902)。接続が成功し
たら(ステップS3903)、AdapterのPri
nterIDを確認し(ステップS3905)、一致し
たら印刷データをAdapterに対し送信する(ステ
ップS3906)。その際、PrinterIDから判
断して紙トレーが装備されていないようなプリンタの場
合、プリントジョブを1ページ単位に区切ることがあ
る。この後、LPRのようなプロトコルを用いて印刷デ
ータをAdapterに対し送信する。Adapter
の接続に失敗、或いはPrinterIDが違った場
合、その旨エラーとしてPrinterDriverオ
ブジェクトに通知する(ステップS3907)。
【0144】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係るネットワークプリントシステムによれば、電子メ
ールを受信すると共に受信した電子メールを印刷データ
に変換する機能及び発呼機能を有するアプリケーション
サーバ105と、アプリケーションサーバ105から通
信回線網103を介して印刷データを受信すると共に受
信した印刷データをプリンタで印刷可能なデータ形式に
変換する機能を有するアダプタ108と、アダプタ10
8で変換された印刷データに基づき印刷を行うプリンタ
109とを備える構成としているため、下記のような作
用及び効果を奏する。
【0145】印刷機能を持たない電子メール端末に印刷
機能を提供することができる。また、添付ファイルや付
加情報(インターネット上のホームページ等)を開く機
能を持たない電子メール端末に、添付ファイルや付加情
報を参照する機能を提供することができる。また、アプ
リケーションサーバ105にサービスを追加するだけ
で、印刷機能を持った電子メール端末を含む全ての電子
メール端末が受けられるサービスを増やすことができ
る。また、従来の電子メールプロトコルをそのまま利用
しているので、従来の電子メール端末に全く手を加える
ことなく上記の機能を提供することができる。
【0146】即ち、ユーザからの印刷リクエストをキュ
ーイングし、ユーザの設定に従って印刷データ配信サー
バから発呼する機能を持つ印刷システムを提供すること
ができる。また、発呼装置につながる電話回線の本数に
は限りがあり、ユーザからの発呼リクエストをキューイ
ングする必要があるので、データベースを使い、発呼リ
クエスト書き込み時にその時間も記録し、発呼プロセス
が上記時間順に処理を行うことで、発呼リクエストをキ
ューイングする機能や、トランザクション処理をサポー
トするデータベースを使うことで、複数サーバ、複数サ
ーバプロセスからの発呼リクエストのトランザクション
処理機能や、SQLといったデータベースアクセス手段
を用いることで、現在の発呼リクエストを確認でき、デ
ータベースのレコードを書き換えることで、発呼リクエ
ストの削除、順番入れ替え、発呼エラー時における一定
時間後の再発呼等の機能を提供することができる。以上
のような機能を有することにより、システムの保守性や
ユーザの操作性を向上させることができるという効果を
奏する。
【0147】[別の実施の形態] (1)上述した本発明の各実施の形態においては、ネッ
トワークプリントシステムとして上記図1〜図3に示し
た場合を例に上げたが、本発明は、上記図1〜図3の構
成に限定されるものではなく、携帯通信端末、PDA、
プリンタ、アダプタ等の設置台数は所望台数とすること
が可能である。
【0148】(2)また、上述した本発明の各実施の形
態においては、ネットワークプリントシステムを構成す
るプリンタの印刷方式については特定しなかったが、本
発明は、電子写真方式、インクジェット方式、感熱方
式、熱転写方式、静電方式、放電破壊方式など各種印刷
方式のプリンタに適用することが可能である。
【0149】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0150】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
【0151】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、上述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0152】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜5記載
の印刷システムによれば、電子メールを受信すると共に
受信した電子メールを印刷データに変換する情報処理装
置と、ユーザの要求に基づく印刷データの配信に際しユ
ーザに発呼を行う発呼装置と、前記情報処理装置から通
信媒体を介して印刷データを受信すると共に受信した印
刷データを印刷可能なデータ形式に変換する印刷制御装
置と、該印刷制御装置で変換された印刷データに基づき
印刷を行う印刷装置とを備え、複数のリクエストを排他
処理できるデータベースアクセス手段を持つデータベー
スを用いて前記情報処理装置の発呼リクエストをキュー
イングし、また、前記データベースを用いてユーザから
のリクエストに基づき発呼リクエストの削除や発呼リク
エストの順番入れ替えを行い、また、並列実行する複数
の前記情報処理装置としてのアプリケーションサーバや
並列実行する複数のアプリケーションプロセスから前記
発呼を制御可能としているため、下記のような効果を奏
する。
【0154】ユーザからの印刷リクエストをキューイン
グし、ユーザの設定に従って印刷データ配信サーバから
発呼する機能を持つ印刷システムを提供することがで
き、これにより、システムの保守性やユーザの操作性を
向上させることができるという効果を奏する。
【0155】発呼装置につながる電話回線の本数には限
りがあり、ユーザからの発呼リクエストをキューイング
する必要があるので、上記の如くデータベースを使い、
発呼リクエスト書き込み時にその時間も記録し、発呼プ
ロセスが上記時間順に処理を行うことで、発呼リクエス
トをキューイングする機能や、トランザクション処理を
サポートするデータベースを使うことで、複数サーバ、
複数サーバプロセスからの発呼リクエストのトランザク
ション処理機能や、SQLといったデータベースアクセ
ス手段を用いることで、現在の発呼リクエストを確認で
き、データベースのレコードを書き換えることで、発呼
リクエストの削除、順番入れ替え、発呼エラー時におけ
る一定時間後の再発呼等の機能を提供することができ、
これにより、システムの保守性やユーザの操作性を向上
させることができるという効果を奏する。
【0156】請求項6記載の情報処理装置によれば、電
子メールを受信すると共に受信した電子メールを印刷デ
ータに変換する等の制御を行う情報処理装置と、発呼装
置、印刷制御装置、印刷装置から印刷システムを構成す
ることで、上記と同様に、システムの保守性やユーザの
操作性を向上させることができるという効果を奏する。
【0157】請求項7、8記載の発呼装置によれば、ユ
ーザの要求に基づく印刷データの配信に際しユーザに発
呼する等の制御を行う発呼装置と、情報処理装置、印刷
制御装置、印刷装置から印刷システムを構成すること
で、上記と同様に、システムの保守性やユーザの操作性
を向上させることができるという効果を奏する。
【0158】請求項9記載の印刷制御装置によれば、情
報処理装置から通信媒体を介して印刷データを受信する
と共に受信した印刷データを印刷可能なデータ形式に変
換する等の制御を行う印刷制御装置と、情報処理装置、
発呼装置、印刷装置から印刷システムを構成すること
で、上記と同様に、システムの保守性やユーザの操作性
を向上させることができるという効果を奏する。
【0159】請求項10記載の印刷装置によれば、印刷
制御装置で変換された印刷データに基づき印刷を行う印
刷装置と、情報処理装置、発呼装置、印刷制御装置から
印刷システムを構成することで、上記と同様に、システ
ムの保守性やユーザの操作性を向上させることができる
という効果を奏する。
【0160】請求項11〜15記載の通信制御方法によ
れば、通信制御方法を印刷システムで実行することで、
上記と同様に、システムの保守性やユーザの操作性を向
上させることができるという効果を奏する。
【0161】請求項16〜20記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から通信制御方法を読み出して印刷システ
ムで実行することで、上記と同様に、システムの保守性
やユーザの操作性を向上させることができるという効果
を奏する。
【0162】請求項21〜24記載の情報処理装置によ
れば、上記と同様に、システムの保守性やユーザの操作
性を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークプリン
トシステムの構成例を示す概念図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係るネットワークプ
リントシステムの構成例を示す概念図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係るネットワークプ
リントシステムの構成例を示す概念図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るネットワークプリン
トシステムのアプリケーションサーバの機器構成例を示
す概念図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るネットワークプリン
トシステムのアプリケーションサーバ内のソフトウェア
モジュール構成例を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るネットワークプリン
トシステムのアダプタの電気的構成例を示すブロック図
である。
【図7】本発明の実施の形態に係るネットワークプリン
トシステムのアダプタに実装しているソフトウェアの構
成例を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るネットワークプリン
トシステムのPDA等のクライアントの処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の実施の形態に係るネットワークプリン
トシステムのアプリケーションサーバの処理を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのアダプタの処理を示すフローチャートで
ある。
【図11】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのemailオブジェクトの処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのemailオブジェクトの処理を示すフ
ローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのPrinterManagerの処理を
示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのPrinterManagerの処理を
示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのPrinterDriverの処理を示
すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのPrinterDriverの処理を示
すフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのPrinterJobの処理を示すフロ
ーチャートである。
【図18】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのPrinterJobの処理を示すフロ
ーチャートである。
【図19】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのMailServerの処理を示すフロ
ーチャートである。
【図20】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムの発呼スケジュールプロセスの処理を示す
フローチャートである。
【図21】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムの発呼スケジュールプロセスの処理を示す
フローチャートである。
【図22】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムの発呼制御プロセスの処理を示すフローチ
ャートである。
【図23】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのTA制御プロセスの処理を示すフローチ
ャートである。
【図24】本発明の実施の形態に係るネットワークプリ
ントシステムのTA制御プロセスの処理を示すフローチ
ャートである。
【図25】本発明の実施の形態に係る発呼システムのモ
ジュール構成例を示すブロック図である。
【図26】本発明の実施の形態に係る発呼システムの発
呼データベースの発呼リクエストレコードを示す説明図
である。
【図27】本発明の実施の形態に係る発呼システムの発
呼リクエストレコードのStatusフィールドの取り
得る値を示す説明図である。
【図28】本発明のプログラム及び関連データを記憶し
た記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図である。
【図29】本発明のプログラム及び関連データが記憶媒
体から装置に供給される概念例を示す説明図である。
【符号の説明】
103 通信回線網 105 アプリケーションサーバ 108 アダプタ 109 プリンタ 2102 マイコン 5003 発呼データベース 5009 発呼システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 HJ06 HJ08 HQ17 HQ20 HQ21 HR01 5B021 AA01 AA02 BB02 CC05 EE03 5B089 GA11 GA13 GA25 GB04 HA10 JA31 JB03 KB06 KB07 LA18 LB12 5C062 AA05 AA13 AA30 AA34 AA37 AB22 AB42 AC04 AC22 AC30 AC35 AF02 AF03

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信媒体を介して印刷サービスを提供す
    る印刷システムであって、 電子メールを受信すると共に受信した電子メールを印刷
    データに変換する情報処理装置と、ユーザの要求に基づ
    く印刷データの配信に際しユーザに発呼を行う発呼装置
    と、前記情報処理装置から前記通信媒体を介して印刷デ
    ータを受信すると共に受信した印刷データを印刷可能な
    データ形式に変換する印刷制御装置と、該印刷制御装置
    で変換された印刷データに基づき印刷を行う印刷装置と
    を有することを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記発呼装置は、発呼リクエストを記録
    可能で、複数のリクエストを排他処理することのできる
    データベースアクセス手段を持つデータベースを用いて
    前記情報処理装置の発呼リクエストをキューイングする
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記発呼装置は、前記データベースを用
    いてユーザからのリクエストに基づき発呼リクエストの
    削除や発呼リクエストの順番入れ替えを行うことを特徴
    とする請求項1又は2記載の印刷システム。
  4. 【請求項4】 並列実行する複数の前記情報処理装置と
    してのアプリケーションサーバや並列実行する複数のア
    プリケーションプロセスから前記発呼を制御可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の印刷
    システム。
  5. 【請求項5】 電子メール本文の印刷、添付ファイルの
    印刷、電子メール本文及び添付ファイルの印刷、URL
    (Uniform Resource Locator)の印刷サービスが可能で
    あることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    印刷システム。
  6. 【請求項6】 通信媒体を介して印刷サービスを提供す
    る印刷システムを構成する情報処理装置であって、 電子メールを受信し該受信した前記電子メールを印刷デ
    ータに変換すると共に、複数の印刷装置毎に関連した複
    数の電子メールアカウントと電話番号や印刷実行対象印
    刷装置の種類等の固有情報の管理、受信した電子メール
    の内容の判定、印刷データを印刷装置で印刷可能なデー
    タ形式に変換する印刷制御装置との接続や認証等を行う
    情報制御手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 通信媒体を介して印刷サービスを提供す
    る印刷システムを構成する発呼装置であって、 ユーザの要求に基づく印刷データの配信に際しユーザに
    対する発呼を行うと共に、発呼リクエストを記録可能
    で、複数のリクエストを排他処理することのできるデー
    タベースアクセス手段を持つデータベースを用いて前記
    情報処理装置の発呼リクエストのキューイング、前記デ
    ータベースを用いてユーザからのリクエストに基づき発
    呼リクエストの削除や発呼リクエストの順番入れ替えを
    行う発呼制御手段を有することを特徴とする発呼装置。
  8. 【請求項8】 並列実行する複数の前記情報処理装置と
    してのアプリケーションサーバや並列実行する複数のア
    プリケーションプロセスから前記発呼を制御する場合に
    適用可能であることを特徴とする請求項7記載の発呼装
    置。
  9. 【請求項9】 通信媒体を介して印刷サービスを提供す
    る印刷システムを構成する印刷制御装置であって、 電子メールを印刷データに変換する情報処理装置から前
    記通信媒体を介して受信した印刷データを印刷装置で印
    刷可能なデータ形式に変換すると共に、接続している印
    刷装置の判定、前記情報処理装置との間におけるデータ
    送受信、印刷装置に対する印刷データ送信等を行う印刷
    制御手段を有することを特徴とする印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 通信媒体を介して印刷サービスを提供
    する印刷システムを構成する印刷装置であって、 電子メールを印刷データに変換する情報処理装置から前
    記通信媒体を介して受信した印刷データを印刷可能なデ
    ータ形式に変換する印刷制御装置で変換された印刷デー
    タに基づき印刷を行うと共に、電子メール本文の印刷、
    添付ファイルの印刷、電子メール本文及び添付ファイル
    の印刷、URL(Uniform Resource Locator)の印刷が
    可能である印刷手段を有することを特徴とする印刷装
    置。
  11. 【請求項11】 通信媒体を介して印刷サービスを提供
    する印刷システムに適用される通信制御方法であって、 情報処理装置により電子メールを受信すると共に受信し
    た電子メールを印刷データに変換するメール/データ変
    換工程と、ユーザの要求に基づく印刷データの配信に際
    し発呼装置によりユーザに発呼を行う発呼工程と、前記
    情報処理装置から前記通信媒体を介して印刷制御装置に
    より印刷データを受信すると共に受信した印刷データを
    印刷可能なデータ形式に変換するデータ形式変換工程
    と、前記変換された印刷データに基づき印刷装置により
    印刷を行う印刷工程とを有することを特徴とする通信制
    御方法。
  12. 【請求項12】 前記発呼工程では、発呼リクエストを
    記録可能なデータベースを用いて前記情報処理装置の発
    呼リクエストをキューイングすることを特徴とする請求
    項11記載の通信制御方法。
  13. 【請求項13】 前記発呼工程では、前記データベース
    を用いてユーザからのリクエストに基づき発呼リクエス
    トの削除や発呼リクエストの順番入れ替えを行うことを
    特徴とする請求項11又は12記載の通信制御方法。
  14. 【請求項14】 並列実行する複数の前記情報処理装置
    としてのアプリケーションサーバや並列実行する複数の
    アプリケーションプロセスから前記発呼を制御する場合
    に適用可能であることを特徴とする請求項11乃至13
    の何れかに記載の通信制御方法。
  15. 【請求項15】 電子メール本文の印刷、添付ファイル
    の印刷、電子メール本文及び添付ファイルの印刷、UR
    L(Uniform Resource Locator)の印刷サービスを行う
    印刷システムに適用可能であることを特徴とする請求項
    11乃至14の何れかに記載の通信制御方法。
  16. 【請求項16】 通信媒体を介して印刷サービスを提供
    する印刷システムに適用される通信制御方法を実行する
    プログラムを記憶したコンピュータにより読み出し可能
    な記憶媒体であって、 前記通信制御方法は、情報処理装置により電子メールを
    受信すると共に受信した電子メールを印刷データに変換
    するように制御するメール/データ変換ステップと、ユ
    ーザの要求に基づく印刷データの配信に際し発呼装置に
    よりユーザに発呼を行うように制御する発呼ステップ
    と、前記情報処理装置から前記通信媒体を介して印刷制
    御装置により印刷データを受信すると共に受信した印刷
    データを印刷可能なデータ形式に変換するように制御す
    るデータ形式変換ステップと、前記変換された印刷デー
    タに基づき印刷装置により印刷を行うように制御する印
    刷ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記発呼ステップでは、発呼リクエス
    トを記録可能で、複数のリクエストを排他処理できるデ
    ータベースアクセス手段を持つデータベースを用いて前
    記情報処理装置の発呼リクエストをキューイングするよ
    うに制御することを特徴とする請求項16記載の記憶媒
    体。
  18. 【請求項18】 前記発呼ステップでは、前記データベ
    ースを用いてユーザからのリクエストに基づき発呼リク
    エストの削除や発呼リクエストの順番入れ替えを行うよ
    うに制御することを特徴とする請求項16又は17記載
    の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 並列実行する複数の前記情報処理装置
    としてのアプリケーションサーバや並列実行する複数の
    アプリケーションプロセスから前記発呼を制御する場合
    に適用可能であることを特徴とする請求項16乃至18
    の何れかに記載の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 電子メール本文の印刷、添付ファイル
    の印刷、電子メール本文及び添付ファイルの印刷、UR
    L(Uniform Resource Locator)の印刷サービスを行う
    印刷システムに適用可能であることを特徴とする請求項
    16乃至19の何れかに記載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 受信した電子メールに基づき印刷デー
    タを作成し、作成した印刷データをアダプタに送信する
    情報処理装置であって、 アダプタに印刷データを送信するために発呼リクエスト
    をキューイングするキューイング手段を有することを特
    徴とする情報処理装置。
  22. 【請求項22】 前記アダプタは、受信した印刷データ
    をプリンタで処理できる形式に変換し、変換したデータ
    をプリンタに出力することを特徴とする請求項21記載
    の情報処理装置。
  23. 【請求項23】 前記キューイング手段は、ウエイト時
    間の大きい順に並ぶように発呼リクエストを挿入するこ
    とを特徴とする請求項21記載の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 前記キューイング手段は、発呼に失敗
    した場合、所定回数に達するまで発呼リクエストをキュ
    ーイングすることを特徴とする請求項21記載の情報処
    理装置。
JP2000059656A 2000-03-03 2000-03-03 印刷システム、情報処理装置、発呼装置、印刷制御装置、印刷装置、通信制御方法及び記憶媒体 Withdrawn JP2001249858A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003099229A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Kyocera Corp リモートプリントシステムおよびリモートプリント方法
EP1542453A1 (en) * 2002-07-24 2005-06-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image pickup system

Cited By (4)

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