JP2001036661A - 印刷制御装置、印刷システム、印刷制御方法、及び記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置、印刷システム、印刷制御方法、及び記憶媒体

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JP2001036661A
JP2001036661A JP11202218A JP20221899A JP2001036661A JP 2001036661 A JP2001036661 A JP 2001036661A JP 11202218 A JP11202218 A JP 11202218A JP 20221899 A JP20221899 A JP 20221899A JP 2001036661 A JP2001036661 A JP 2001036661A
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JP11202218A
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Kenji Maeda
健司 前田
Hirokimi Shimizu
裕公 清水
Makoto Kobayashi
真琴 小林
Hitoshi Sunada
仁 砂田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性を向上させ、無駄な課金を減らすこと
を可能とする。 【解決手段】 印刷制御装置が、電話の着呼を受けた際
(S6020)、発信者電話番号を取得し(S602
1)、該取得した発信者電話番号がサーバの電話番号で
あると判別された場合(S6023)、このサーバに発
呼して接続し(S6026,S6029〜S603
2)、このサーバから印刷データを受信し、プリンタに
印刷させる(データ受信・印刷モード)。サーバが印刷
制御装置に発呼した場合でも、印刷制御装置はサーバに
接続することをせずに、印刷制御装置がサーバに発呼し
て印刷データを受信するようにするので、サーバ側に電
話料金が課金されることなく、印刷が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷制御装置、印
刷システム、印刷制御方法、及び記憶媒体に関し、特
に、サーバに通信回線を介して接続されるとともに、プ
リンタに接続される印刷制御装置、該印刷制御装置を含
む印刷システム、該印刷制御装置に適用される印刷制御
方法、及び該印刷制御方法を実行するプログラムを記憶
した記憶媒体に関する。
【0002】印刷制御装置は、例えば、携帯電話やPD
A等の携帯通信端末が受信した電子メール、添付ファイ
ル等を、通信網に介して受取り、プリンタにおいて印刷
出力するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、電子メールサービスとネットワー
クプリントサービスとは全く別のサービスであり、連動
していなかった。特に、電子メール機能を持った携帯電
話やPDA(Personal Digital Assistants)は印刷機
能を持っておらず、記録に残したい電子メールを印刷し
ようとする場合、PC(Personal Computer)をクライ
アントとしているメールアドレスに電子メールを転送
し、PCに接続されたプリンタによって印刷しなければ
ならなかった。したがって、携帯電話やPDAしか持た
ない電子メールユーザの場合、受け取った電子メールを
印刷する手段が無かった。
【0004】また、電子メールにはファイルを添付する
ことが出来るが、このファイルを開くにはPC上でアプ
リケーションプログラムを実行することが必要である。
したがって、アプリケーションプログラムを実行する機
能を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メ
ールユーザの場合、受け取った添付ファイルを参照する
手段は無かった。
【0005】以上のように、印刷機能を持たない携帯電
話やPDA等を利用している電子メールユーザは記録に
残したい電子メールを受信しても印刷することができな
い。また、アプリケーションプログラムを実行すること
が出来ない携帯電話やPDA等を利用している電子メー
ルユーザは、電子メールに添付されたファイルの内容や
付加情報を参照できないという問題があった。
【0006】そこで上記問題に鑑みて、印刷データに変
換するアプリケーションサーバと、アプリケーションサ
ーバから通信網を介して印刷データを受信し、受信した
印刷データを、プリンタのインターフェースのデータ形
式に変換するプリンタアダプタと、プリンタアダプタか
ら送られた印刷データを印刷するプリンタとから構成さ
れるプリントシステムが、本出願人によって提案されて
いる。
【0007】このプリントシステムでは、印刷機能を持
たない携帯電話やPDA等を利用している電子メールユ
ーザが、記録に残したい電子メールを、予めユーザ登録
してあるアプリケーションサーバに、プリンタを指定し
て転送する。この電子メールを受信したアプリケーショ
ンサーバは、受信した印刷内容を、指定されたプリンタ
に合う印刷データに変換する。そして、アプリケーショ
ンサーバは印刷データを、指定されたプリンタのプリン
タアダプタに通信網を使って送信する。プリンタアダプ
タは、送られた印刷データに対してプロトコル変換を行
い、指定されたプリンタがプリントアウトを行う。
【0008】また、アプリケーションサーバには予め添
付ファイルを開くための複数のアプリケーションプログ
ラムをインストールしておく。添付ファイルを開く機能
を持たない携帯電話やPDA等を利用している電子メー
ルユーザは、内容を知りたいファイルが添付されている
電子メールを、予め登録してあるアプリケーションサー
バに、添付ファイル印刷を指示するとともにプリンタを
指定して転送する。この電子メールを受信したアプリケ
ーションサーバは、添付されたファイルに対応するアプ
リケーションプログラムを起動し、添付ファイルを開
く。さらに、アプリケーションサーバは、開いた添付フ
ァイルの内容を、指定されたプリンタに合う印刷データ
に変換する。そして、アプリケーションサーバは印刷デ
ータを、指定されたプリンタのプリンタアダプタに通信
網を使って送信する。プリンタアダプタは、送られた印
刷データに対してプロトコル変換を行い、指定されたプ
リンタがプリントアウトを行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
プリンタアダプタの動作は単純なものであり、ユーザに
とって使い勝手がよいものではなかった。
【0010】すなわち、従来、プリンタアダプタにコー
ルバック用の電話番号の設定等ができないため、アプリ
ケーションサーバがプリンタアダプタに対して発呼し
て、印刷データを送信すると、アプリケーションサーバ
側に電話料金が課金されてしまうという不具合があっ
た。
【0011】なお、従来、プリンタアダプタがアプリケ
ーションサーバの電話番号を保持して、プリンタアダプ
タがアプリケーションサーバへ発呼して、印刷データを
入手することによって、アプリケーションサーバに電話
料金が課金されることが防止されている。しかし、アプ
リケーションサーバの電話番号が変更になった場合、プ
リンタアダプタはこの変更に応じて電話番号を再設定す
る手段が無く、電話番号の変更を行うことができなかっ
た。
【0012】さらに、従来、プリンタが印刷可能である
なしに拘わらず、アプリケーションサーバからプリンタ
アダプタに印刷データが送信されるので、プリンタが印
刷不可能な状態のときに印刷データが送信された場合、
印刷が行えず、単に電話料金が無駄に消費されたことに
なってしまう。これは、回線異常、プリンタの接続不良
などエラー状態の場合にも同じことが発生する。
【0013】また、印刷データ受信中にエラーが生じた
とき、プリンタアダプタからアプリケーションサーバー
に通知するようになっていたが、エラーの状態を全く考
慮していなかったため、回復可能なエラーも救済されな
かった。
【0014】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、操作性を向上させ、無駄な課金を減ら
すことを可能とした印刷制御装置、印刷システム、印刷
制御方法、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、サーバに通信回線を
介して接続されるとともに、プリンタに接続される印刷
制御装置において、電話の着呼を受けた際、回線を接続
することなく発信者電話番号を取得する取得手段と、前
記取得手段により取得した発信者電話番号が前記サーバ
の電話番号であるか否かを判別する判別手段と、前記判
別手段により前記サーバの電話番号であると判別された
場合、前記サーバに接続するために前記サーバに発呼す
る発呼手段と、前記接続したサーバから印刷データを受
信する受信手段と、前記受信手段により受信した印刷デ
ータを前記プリンタに印刷させる制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明によれば、サーバに通
信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続さ
れる印刷制御装置において、発呼要求前に、前記プリン
タが印刷可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手
段により前記プリンタが印刷可能と判定された場合、前
記サーバに接続するために発呼要求する発呼手段と、前
記接続したサーバから印刷データを受信する受信手段
と、前記受信手段により受信した印刷データを前記プリ
ンタに印刷させる制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0017】請求項12記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置において、前記サーバと接続する前
に、前記プリンタに関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得したプリンタに関する情報を前
記サーバに通知する通知手段と、前記通知されたヘッド
情報に基づき前記サーバにより作成された印刷データを
受信する受信手段と、前記受信手段により受信した印刷
データを前記プリンタに印刷させる制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0018】請求項19記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置において、電源オン時に、予め設定
された電話番号に接続し、前記サーバより印刷データを
受信するために用意されたコールバック用の電話番号を
取得し、発呼用電話番号データとして設定する第1の設
定手段と、ユーザの指示に基づき、前記サーバに発呼
し、前記発呼用電話番号データに相当するコールバック
用の電話番号を取得し、設定する第2の設定手段と、前
記第1の設定手段又は前記第2の設定手段により設定さ
れた電話番号に基づき接続したサーバから印刷データを
受信する受信手段と、前記受信手段により受信した印刷
データを前記プリンタに印刷させる制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0019】請求項26記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置において、プリンタIDを取得する
取得手段と、前記取得手段により取得されたプリンタI
Dに基づき、前記プリンタと接続されているか否かを判
別する判別手段と、前記判別手段により前記プリンタと
接続されていると判別された場合、アイドルモードへの
移行を行い、前記判別手段により前記プリンタと接続さ
れていないと判別された場合、異常処理を行う手段と、
アイドルモード時に前記サーバから印刷データを受信す
る受信手段と、前記受信手段により受信した印刷データ
を前記プリンタに印刷させる制御手段とを有することを
特徴とする。
【0020】請求項27記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置において、プリンタエラーを検出し
た際に、前記サーバに転送中止通知を行い、回線を切断
する手段と、ユーザの指示に応じて発呼要求を行って回
線接続を行い、前記サーバが出力したエラーの起きたジ
ョブのデータを受信する手段と、前記受信したジョブの
データをプリンタに印刷させる制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0021】請求項29記載の発明によれば、各種サー
ビスを提供できるサーバと、前記サーバからサービスの
提供を授受できる、またはデータを送受信できる請求項
1乃至請求項28のいずれかに記載の印刷制御装置と、
前記サーバと前記印刷制御装置との間を接続する公衆回
線網または回線網とからなる印刷システムが提供され
る。
【0022】請求項30記載の発明によれば、電子メー
ルを送信する端末と、前記送信された電子メールに基づ
き印刷データを作成するサーバと、前記サーバからデー
タを受信する端末と、送信されたデータを印刷するプリ
ンタと、前記受信したデータを前記プリンタが受信でき
るように変換し、前記プリンタに送信する請求項1乃至
請求項28のいずれかに記載の印刷制御装置とを有する
印刷システムが提供される。
【0023】また、請求項31記載の発明によれば、サ
ーバに通信回線を介して接続されるとともに、プリンタ
に接続される印刷制御装置に適用される印刷制御方法に
おいて、電話の着呼を受けた際、回線を接続することな
く発信者電話番号を取得する取得ステップと、前記取得
ステップにより取得した発信者電話番号が前記サーバの
電話番号であるか否かを判別する判別ステップと、前記
判別ステップにより前記サーバの電話番号であると判別
された場合、前記サーバに接続するために発呼要求する
発呼ステップと、前記接続したサーバから印刷データを
受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信
した印刷データを前記プリンタに印刷させる制御ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0024】請求項36記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法におい
て、発呼要求前に、前記プリンタが印刷可能か否かを判
定する判定ステップと、前記判定ステップにより前記プ
リンタが印刷可能と判定された場合、前記サーバに接続
するために発呼要求する発呼ステップと、前記接続した
サーバから印刷データを受信する受信ステップと、前記
受信ステップにより受信した印刷データを前記プリンタ
に印刷させる制御ステップとを有することを特徴とす
る。
【0025】請求項42記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法におい
て、前記サーバと接続する前に、前記プリンタに関する
情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップによ
り取得したプリンタに関する情報を前記サーバに通知す
る通知ステップと、前記通知されたヘッド情報に基づき
前記サーバにより作成された印刷データを受信する受信
ステップと、前記受信ステップにより受信した印刷デー
タを前記プリンタに印刷させる制御ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0026】請求項49記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法におい
て、電源オン時に、予め設定された電話番号に接続し、
前記サーバより印刷データを受信するために用意された
コールバック用の電話番号を取得し、発呼用電話番号デ
ータとして設定する第1の設定ステップと、ユーザの指
示に基づき、前記サーバに発呼し、前記発呼用電話番号
データに相当するコールバック用の電話番号を取得し、
設定する第2の設定ステップと、前記第1の設定ステッ
プ又は前記第2の設定ステップにより設定された電話番
号に基づき接続したサーバから印刷データを受信する受
信ステップと、前記受信ステップにより受信した印刷デ
ータを前記プリンタに印刷させる制御ステップとを有す
ることを特徴とする。
【0027】請求項56記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法におい
て、プリンタIDを取得する取得ステップと、前記取得
ステップにより取得されたプリンタIDに基づき、前記
プリンタと接続されているか否かを判別する判別ステッ
プと、前記判別ステップにより前記プリンタと接続され
ていると判別された場合、アイドルモードへの移行を行
い、前記判別ステップにより前記プリンタと接続されて
いないと判別された場合、異常処理を行うステップと、
アイドルモード時に前記サーバから印刷データを受信す
る受信ステップと、前記受信ステップにより受信した印
刷データを前記プリンタに印刷させる制御ステップとを
有することを特徴とする。
【0028】請求項57記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法におい
て、プリンタエラーを検出した際に、前記サーバに転送
中止通知を行い、回線を切断するステップと、ユーザの
指示に応じて発呼要求を行って回線接続を行い、前記サ
ーバが出力したエラーの起きたジョブのデータを受信す
るステップと、前記受信したジョブのデータをプリンタ
に印刷させる制御ステップとを有することを特徴とす
る。
【0029】さらに、請求項59記載の発明によれば、
サーバに通信回線を介して接続されるとともに、プリン
タに接続される印刷制御装置に適用される印刷制御方法
をプログラムとして記憶した、マイクロコンピュータに
より読み出し可能な記憶媒体において、前記印刷制御方
法が、電話の着呼を受けた際、回線を接続することなく
発信者電話番号を取得する取得ステップと、前記取得ス
テップにより取得した発信者電話番号が前記サーバの電
話番号であるか否かを判別する判別ステップと、前記判
別ステップにより前記サーバの電話番号であると判別さ
れた場合、前記サーバに接続するために発呼要求する発
呼ステップと、前記接続したサーバから印刷データを受
信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信し
た印刷データを前記プリンタに印刷させる制御ステップ
とを有することを特徴とする。
【0030】請求項64記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法をプログ
ラムとして記憶した、マイクロコンピュータにより読み
出し可能な記憶媒体において、前記印刷制御方法が、発
呼要求前に、前記プリンタが印刷可能か否かを判定する
判定ステップと、前記判定ステップにより前記プリンタ
が印刷可能と判定された場合、前記サーバに接続するた
めに発呼要求する発呼ステップと、前記接続したサーバ
から印刷データを受信する受信ステップと、前記受信ス
テップにより受信した印刷データを前記プリンタに印刷
させる制御ステップとを有することを特徴とする。
【0031】請求項69記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法をプログ
ラムとして記憶した、マイクロコンピュータにより読み
出し可能な記憶媒体において、前記印刷制御方法が、前
記サーバと接続する前に、前記プリンタに関する情報を
取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得
したプリンタに関する情報を前記サーバに通知する通知
ステップと、前記通知されたヘッド情報に基づき前記サ
ーバにより作成された印刷データを受信する受信ステッ
プと、前記受信ステップにより受信した印刷データを前
記プリンタに印刷させる制御ステップとを有することを
特徴とする。
【0032】請求項74記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法をプログ
ラムとして記憶した、マイクロコンピュータにより読み
出し可能な記憶媒体において、前記印刷制御方法が、電
源オン時に、予め設定された電話番号に接続し、前記サ
ーバより印刷データを受信するために用意されたコール
バック用の電話番号を取得し、発呼用電話番号データと
して設定する第1の設定ステップと、ユーザの指示に基
づき、前記サーバに発呼し、前記発呼用電話番号データ
に相当するコールバック用の電話番号を取得し、設定す
る第2の設定ステップと、前記第1の設定ステップ又は
前記第2の設定ステップにより設定された電話番号に基
づき接続したサーバから印刷データを受信する受信ステ
ップと、前記受信ステップにより受信した印刷データを
前記プリンタに印刷させる制御ステップとを有すること
を特徴とする。
【0033】請求項79記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法をプログ
ラムとして記憶した、マイクロコンピュータにより読み
出し可能な記憶媒体において、前記印刷制御方法が、プ
リンタIDを取得する取得ステップと、前記取得ステッ
プにより取得されたプリンタIDに基づき、前記プリン
タと接続されているか否かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップにより前記プリンタと接続されている
と判別された場合、アイドルモードへの移行を行い、前
記判別ステップにより前記プリンタと接続されていない
と判別された場合、異常処理を行うステップと、アイド
ルモード時に前記サーバから印刷データを受信する受信
ステップと、前記受信ステップにより受信した印刷デー
タを前記プリンタに印刷させる制御ステップとを有する
ことを特徴とする。
【0034】請求項80記載の発明によれば、サーバに
通信回線を介して接続されるとともに、プリンタに接続
される印刷制御装置に適用される印刷制御方法をプログ
ラムとして記憶した、マイクロコンピュータにより読み
出し可能な記憶媒体において、前記印刷制御方法が、プ
リンタエラーを検出した際に、前記サーバに転送中止通
知を行い、回線を切断するステップと、ユーザの指示に
応じて発呼要求を行って回線接続を行い、前記サーバが
出力したエラーの起きたジョブのデータを受信するステ
ップと、前記受信したジョブのデータをプリンタに印刷
させる制御ステップとを有することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0036】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施形態を示すシステム構成図である。
【0037】該システムは、電子メールを送受信しその
内容を表示することができる端末(PDAと称す)10
1、公衆電話回線、ISDN、衛星通信網などの通信回
線網103(本実施の形態では無線回線網を含んだ公衆
回線網とする)、通信回線網103とPDA101とを
繋ぐ携帯通信端末102、論理的な空間であるインター
ネット106と通信回線網103との間を仲介する外部
プロバイダ104、印字装置であるプリンタ109、プ
リンタ109に接続されるアダプタ108、通信回線網
103とアダプタ108とを繋ぐ携帯通信端末107、
プリンタ109と、あらかじめ決められたプロトコルで
通信するアプリケーションサーバ105で構成される。
【0038】外部プロバイダ104はPDA101のメ
ールアカウントの管理運営を行う。また、外部プロバイ
ダ104は、あらかじめ決められたプロトコルでPDA
101と通信し、PDA101の制御によってメールデ
ータの送受信を行うことができる。
【0039】アプリケーションサーバ105は、複数の
プリンタの各々に関連したメールアカウント、電話番
号、プリンタの種類など、さまざまな固有情報を管理運
営している。さらに、アプリケーションサーバ105
は、通信網103もしくはインターネット106を介し
たPDA等との間のメールの送受信、受信したメールの
内容の判定、判定結果に応じた各種サービス(メール本
文の印字・添付ファイルの展開とその印字・添付URL
で指定されたアドレスの取得と印字等)の選択、印字対
象を、指定されたプリンタ(例えば109)に合う情報
に変換、アダプタ108との接続(状態によりインター
ネット接続、通信網103への電話の発呼、通信網10
3からの着信)や認証、印刷データの交換、アダプタ1
08やプリンタ109のエラーの処理等を行う。また、
印字データをアダプタ108に即時転送する要求を出す
か、アダプタ108からの発呼を待機するかなどの制御
も行う。
【0040】アダプタ108は、接続プリンタ109の
判定、プリンタ109とのインターフェースによるプリ
ンタ109のエラー状態の認識、プリンタ109のステ
ータスや通信状態などのステータスのアプリケーション
サーバ105への通知、携帯通信端末107の制御、ユ
ーザによる操作に従ったアプリケーションサーバ105
への発呼、アプリケーションサーバ105からの着信と
その指示に従った自動発呼、アプリケーションサーバ1
05との認証、所定のプロトコルに従った受信印刷デー
タのプリンタ109への送信処理等を行う。
【0041】上記構成において、PDA101が、取得
したメールの内容をアプリケーションサーバ105に転
送する場合の手順について説明する。
【0042】ユーザは、実行したいアプリケーション
(ここではメール本文印刷)に関連するアプリケーショ
ンサーバ105のメールアドレスを指定する。印刷した
いメール本文を、指定したアドレスに転送する設定を行
い、送信命令を入力する。送信命令を受けたPDA10
1は、携帯通信端末102を制御し、通信回線網103
を通じて外部プロバイダ104と接続する。そしてPD
A101は、あらかじめ決められたプロトコルに従っ
て、メールデータを転送し、必要なデータ交換をしたの
ち回線を切断する。
【0043】一方、アプリケーションサーバ105は、
アカウントの受信BOXを走査(定期的にチェック)す
るようになっており、印刷用データを受けとると、メー
ル本文印刷の処理を所定の順序によって行う。
【0044】以下に、図1に示すシステムの各構成部分
の内部について詳細に説明する。
【0045】図2は、図1で示したアプリケーションサ
ーバ105の内部構成を示す図である。
【0046】3101はファイアウォールサーバであ
り、外部からの侵入やアタックの遮断等の機能を持つ。
アプリケーションサーバ105内のイントラネット上の
サーバ群を安全に運用するために使用する。
【0047】3102はスイッチであり、アプリケーシ
ョンサーバ105内のイントラネットを構成するための
ものである。
【0048】3103はコミュニケーションサーバであ
り、PIAFS、アナログモデム、ISDNによる接続
をサポートし、ファイアウォール、RADIUSクライ
アント機能を持つ。
【0049】3104はネットワークプリントサーバで
あり、ネットワークプリントサービスに関わり、目的に
応じた印刷データの作成、プリントジョブ生成、アダプ
タ108との通信等を行う。
【0050】3105は、業界標準のダイアルアップ接
続ユーザ認証システムであるRADIUSシステムに関
するRADIUSサーバである。RADIUSサーバ3
105は、RADIUSクライアント機能を持つコミュ
ニケーションサーバ3103からの認証要求を受け、認
証の可否をクライアントに返す働きをする。
【0051】3106はメールサーバであり、印刷要求
メールを受け取る。
【0052】3107はWWWサーバであり、ネットワ
ークプリントサービスのホームページを持つ。また、ユ
ーザ毎にユーザホームページを提供し、各ユーザがCG
I等を用いてプリントサービスを利用できるようにす
る。
【0053】3109はインターネット、3108は公
衆回線網(PSTNまたはPHS網)である。
【0054】次に、図2のように構成されるアプリケー
ションサーバ105のメール印刷機能を説明する。
【0055】ネットワークプリントサービスのユーザ
は、電子メール印刷のサービスを受ける前に、アプリケ
ーションサーバ105内のメールサーバー3106の電
子メールアカウントを取得する。このアカウントに対し
て電子メールを送ることにより、ユーザは電子メール印
刷サービスを受けることが出来る。
【0056】また、前記電子メールアカウントは、1ユ
ーザに対して、提供するサービス毎に異なったアカウン
トが用意される。提供するサービスは以下の4種類とし
て、前記電子メールアカウントも各ユーザに対してそれ
ぞれ4種類用意される。
【0057】1.電子メール本文印刷 2.添付ファイル印刷 3.本文+添付ファイル印刷 4.URL印刷 電子メール本文印刷用に用意されたメールアカウントに
電子メールを送信することで、ネットワークプリントサ
ービスのユーザは、アプリケーションサーバ105に対
して電子メール本文のみの印刷データ生成を依頼するこ
とになる。
【0058】添付ファイル印刷用に用意されたメールア
カウントに電子メールを送信することで、ネットワーク
プリントサービスのユーザは、アプリケーションサーバ
105に対して電子メールの添付ファイルの印刷データ
生成を依頼することになる。。
【0059】本文+添付ファイル印刷用に用意されたメ
ールアカウントに電子メールを送信することで、ネット
ワークプリントサービスのユーザは、アプリケーション
サーバ105に対して電子メール本文と添付ファイルの
印刷データ生成を依頼することになる。
【0060】URL印刷用に用意されたメールアカウン
トに電子メールを送信することで、ネットワークプリン
トサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105
に対して電子メール本文中に記述されたURLにあるH
TML、XML等で記述された情報の取得と、その印刷
データの生成を依頼することになる。
【0061】なお、添付ファイルがないにもかかわら
ず、これを印刷するためのメールアカウントに電子メー
ルを送信したとき、または電子メール本文にURL記述
がないにもかかわらず、これに係る印刷データを印刷す
るためのメールアカウントに電子メールを送信した場合
は、電子メール本文のみの印刷データが生成される。
【0062】また添付ファイルのみのメールを本文印刷
用に用意されたメールアカウントに送信した場合は、添
付ファイルの印刷データが生成される。
【0063】本文にURL記述しかない電子メールを本
文印刷用に用意されたメールアカウントに送信した場合
は、電子メール本文の代わりに、URLにあるHTM
L、XML等で記述された情報の印刷データが生成され
る。
【0064】さらに、URL印刷用に用意されたメール
アカウントに、URLが記述された電子メール本文を送
信したにもかかわらず、HTML、XML等で記述され
た情報の取得失敗、URL記述の間違い等があった場合
は、エラーがあった旨をアプリケーションサーバ105
からPDA101を介してユーザにメールで通知する。
【0065】本システムでのメールアカウントの付与方
法は、本文印刷用にユーザアカウントのみ、添付ファイ
ル印刷用にユーザアカウント+“A”、本文+添付ファ
イル印刷用にユーザアカウント+“B”、URL印刷用
にユーザアカウント+“C”とする。これらを、アプリ
ケーションサーバ105のデータベースに登録してお
く。また、登録するときに、それらのアドレスに対して
電子メールが送信された場合に、印刷に使用するプリン
タ(109)に接続された携帯通信端末(107)の電
話番号もRADIUSサーバ3105のデータベースに
登録しておく。また、プリンタ(109)の機種情報を
RADIUSサーバ3105のデータベースに登録して
おいてもよい。
【0066】例えば、メールサーバ3106のドメイン
名をmnp.co.jpとし、ユーザがtamaという
アカウントを取得したものとする。そのとき、メールサ
ーバ3106は、電子メールアカウントとして以下のも
のを自動的に用意する。
【0067】 1.tama@mnp.co.jp (本文印刷用) 2.tamaA@mnp.co.jp(添付ファイル印
刷用) 3.tamaB@mnp.co.jp(本文+添付ファ
イル印刷用) 4.tamaC@mnp.co.jp(URL印刷用) このように4つの印刷機能と電子メールのアドレスとが
対応しているため、tamaというアカウントを持つユ
ーザは、携帯端末102に予め登録してある4つの電子
メールアドレスのいずれかを選択するだけの簡単な操作
で、印刷コマンドをキー入力するようなことをしなくと
も、所望の印刷機能を選択設定できる。
【0068】図3は、アプリケーションサーバ105内
のソフトウェアモジュール構成図である。
【0069】MailServer3202は、物理的
にはメールサーバ3106に存在する。IMAPサーバ
機能を有し、マルチパートMIMEの解釈や、メール到
着のIMAPクライアント(本実施形態の場合emai
lオブジェクト3203)への通知を行う。
【0070】emailオブジェクト3203は、印刷
対象となるデータ、ユーザID(この場合は電子メール
アドレス)を持つ。またIMAPクライアント機能を持
ち、マルチパートMIMEのようなメールでも、IMA
Pサーバ(本実施形態の場合emailManager
3202)からMIMEタイプに応じて個々のパートを
取り出すことができる。さらにPrinterMana
gerオブジェクト3205に印刷対象データを渡す機
能を持つ。
【0071】PrinterDB3204は各ユーザの
情報を格納し、PrinterManager320
5、UserHTMLPage3209、HTMLPa
ge3210などにデータベースアクセス手段を提供す
る。各ユーザーの情報としては、以下のようなものがあ
る。
【0072】UserID(ネットワークプリントシス
テム登録時のユーザネーム) UserPassword(ネットワークプリントシス
テム登録時のユーザのパスワード) UserTelNumber(ネットワークプリントシ
ステム登録時のユーザの電話番号) AdapterID(アダプタに固有のID) AdapterTelNumber(アダプタに接続さ
れる電話の番号) PrinterID(IEEE1284経由で取得され
るプリンタ機種ID) これらはネットワークプリントシステム登録時に各ユー
ザ毎に設定される。
【0073】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、PrinterDriverオブジェク
ト3206のIDを持ち、PrinterDriver
オブジェクト3206の管理機能(生成、消去、カウン
ト、停止等)、ユーザID(この場合は電子メールアド
レス)をキーにしてPrinterDB3204を検索
する機能、PrinterDB3204から取得したP
rinterIDより必要に応じて適切なPrinte
rDriverオブジェクトを生成し、印刷対象データ
を渡す機能等を有する。なお、PrinterDriv
erオブジェクトの生成とは、プリンタに対応するプリ
ンタドライバを選択し、起動することである。
【0074】PrinterDriverオブジェクト
3206は、PrinterIDに応じて各プリンタ用
に生成される。PrinterManagerオブジェ
クト3205がPrinterDB3204から取得し
た、ユーザIDに応じたAdapterTelNumb
er、AdapterID、PrinterIDを保持
し、印刷対象データを特定のプリンタが理解できる形式
に変換する。添付ファイル印刷の場合は、そのアプリケ
ーションタイプをMIMEタイプから判断し、それに応
じたアプリケーションを起動して変換する。
【0075】PrintJobオブジェクト3207
は、各PrinterDriverオブジェクト320
6毎に生成される。生成時に取得した、ユーザIDに応
じたAdapterTelNumber、Adapte
rID、PrinterIDと、PrinterDri
verオブジェクト3206が生成した印刷データとを
保持し、印刷データをキューイングする機能と、Ada
pterTelNumberを基に、アダプタ108に
対して出力する機能を持つ。
【0076】WebBrowserオブジェクト320
8は、WWWのブラウジング機能を持つ。Printe
rDriverオブジェクト3206からのHTML取
得メッセージにより、指定URLからHTMLで作成さ
れた情報を取得し、レンダリングする機能を有する。
【0077】UserHTMLPageオブジェクト3
209は、各ユーザ毎に生成されるWebPageで、
デフォルトプリンタ等のユーザ情報を持つ。またCGI
を用いたプリントステータスの反映、PrinterD
riverオブジェクト3206にジョブ制御メッセー
ジを送ることによるプリントジョブ制御、HTTPで受
け取ったデータをPrinterDB3204に反映す
ることによるユーザ設定の変更等の機能を持つ。さら
に、PrinterManagerオブジェクト320
5からの依頼により、プリントステータスを本ネットワ
ークプリントシステムユーザのホームページに反映させ
る機能も持つ。
【0078】HTMLPage3210は、本ネットワ
ークプリントシステムを構成するドメインのホームペー
ジである。ユーザ登録等の機能を持つ。
【0079】RADIUSServer3211は図2
のRADIUSサーバ3105に相当する。
【0080】PortMaster3212は、図2の
コミュニケーションサーバ3103に相当する。
【0081】PDA3201は、図1のPDA101に
相当し、最低限メール送信機能を持つ通信端末である。
HTMLのブラウジング機能を持っていてもよい。
【0082】Adapter3213は、図1のアダプ
タ108に相当する。
【0083】Printer3214は、図1のプリン
タ109に相当する。
【0084】なお、PDA3201とAdapter3
213は、物理的にはPHS等の通信端末を経由して本
ネットワークプリントシステムに接続されるが、通信端
末の図示は省略してある。
【0085】つぎに、図3を参照して、アプリケーショ
ンサーバ105が電子メールを受け取り、印刷ジョブを
生成し、アダプタ108に送信するまでの流れを以下に
説明する。
【0086】ネットワークプリントサービスのユーザ
は、PDA3201等のメール端末機器を用いて、印刷
したい電子メールをアプリケーションサーバ105へ送
信する。電子メールの宛先は、前述したように、ユーザ
が希望するサービスに対応するアドレスが選択される。
【0087】アプリケーションサーバ105に送信され
た電子メールは、実際にはMailServer320
2が受信する。本実施形態のMailServer32
02は、IMAPサーバの機能を有し、そこでMail
Server3202は、IMAPクライアント機能を
有する、各ユーザ毎のネットワークプリントサーバ31
04内のemailオブジェクト3203に対して、I
MAPプロトコルに従いメール受信を通知する。
【0088】ネットワークプリントサーバ3104内の
emailオブジェクト3203は、IMAPプロトコ
ルにより、メールアドレスに応じた目的のMIMEパー
トを取得する。取得したデータは、PrinterMa
nagerオブジェクト3205に転送される。
【0089】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、電子メールアカウントで示されるユーザ
IDを用いてPrinterDB3204を検索し、ユ
ーザの情報(デフォルトで使用するプリンタのID等)
を取得する。そして、取得したデフォルト使用のプリン
タに対するPrinterDriverオブジェクト3
206を生成する。
【0090】PrinterDriverオブジェクト
3206はPrinterManagerオブジェクト
3205から、印刷すべきデータを取得し、印刷データ
に変換してPrintJobオブジェクト3207を生
成する。
【0091】もし印刷すべきデータがURLであれば、
PrinterDriverオブジェクト3206はW
ebBrowserオブジェクト3208にURLを送
信する。WebBrowserオブジェクト3208は
インターネットから、指定されたURLの内容(HTM
L、XML等で記述されたホームページ)を取得し、そ
れをレンダリングした上でPrinterDriver
オブジェクト3206に返送する。PrinterDr
iverオブジェクト3206は、レンダリングされた
印刷すべきデータを印刷データに変換してPrintJ
obオブジェクト3207を生成する。
【0092】通信状態の悪さによるタイムアウト、アド
レス間違い等、URL内容の取得に失敗した場合は、W
ebBrowserオブジェクト3208はPrint
erDriverオブジェクト3206にエラーを返
す。PrinterDriverオブジェクト3206
はさらにPrinterManagerオブジェクト3
205にエラーを通知し、emailオブジェクト32
03がエラーである旨のメールを作成してユーザに返送
する。
【0093】この後、PrintJobオブジェクト3
206中に貯えられた印刷データをアダプタ108に転
送する。
【0094】ところで、この転送を、アプリケーション
サーバ105が発呼して行う場合と、アダプタ108が
発呼して行う場合の2通りが可能である。
【0095】アダプタ108が発呼する場合は、アダプ
タ108(=3213)がアプリケーションサーバ10
5にログインする。この場合、Adapter3213
がPortMaster3212に電話し、Adapt
erID、AdapterTelNumber、Pri
nterIDを認証のキーとしてログインする。認証の
キーは、PortMaster3212からRADIU
SServer3211を経由してPrinterDB
3204に送られ、PrinterDB3204でチェ
ックされる。このログイン接続はTCP/IP接続であ
るが、PortMaster3212によってAdap
ter3213に与えられるIPアドレスは、本ネット
ワークプリントシステムのプライベートアドレスであ
る。
【0096】上記プロセスでログインが許可されたAd
apter3213は、PrinterManager
オブジェクト3205に、印刷データの要求メッセージ
を送る。
【0097】メッセージを受けたPrintManag
erオブジェクト3205は、Adapter3213
のAdapterID、AdapterTelNumb
er、PrinterIDに合致するPrintJob
オブジェクト3207を特定し、そのオブジェクトにデ
ータ送信のメッセージを送る。このメッセージには、A
dapter3213のIPアドレスが含まれる。
【0098】PrintJobオブジェクト3207
は、指定されたIPアドレス、つまりAdapter3
213のアドレスに対して、LPRプロトコルなどでプ
リントデータを送出する。
【0099】一方、アプリケーションサーバ108が発
呼する場合は、PrintJobオブジェクト3207
自身が持つPrinterTelNumberに対して
発呼するよう、PortMaster3212に依頼す
る。
【0100】PortMaster3212は、Pri
ntJobオブジェクト3207からの依頼により前記
PrinterTelNumberに電話するが、この
とき本ネットワークプリントシステムの電話番号を通知
し、一旦通信を切断する。これによりアダプタ108は
ネットワークプリントシステムの電話番号を取得し、取
得した電話番号にかけ直す。これ以降は、アダプタ10
8からの発呼と同じ動作である。
【0101】なお、前述した4つのメールアドレスと、
プリンタにアダプタを介して接続されている携帯端末の
電話番号とは対応づけてデータベースに登録されてお
り、アプリケーションサーバは、受信したメールのアド
レスを基にして、対応する電話番号を認識し、印刷デー
タを作成し、公衆通信網を介して携帯端末経由でアダプ
タに送信できる。
【0102】また、PrintJobオブジェクト32
07内のプリントジョブは、Printer3214に
紙が1枚しかない場合(手差しにより1枚づつ給紙する
タイプのプリンタの場合)も考慮すると、1ページ単位
に印刷データを生成する場合もある。この場合、Pri
nterID(機種情報)に基づきプリンタのタイプを
判定し、プリントジョブの単位を決定する。例えば、カ
セット給紙タイプのプリンタに対しては複数ページのデ
ータを1JOBとして送り、手差しタイプのプリンタに
対しては複数ページのデータを複数のJOBとして送
る。このように処理することで、エラーやジャムが発生
したページのデータの再送信が簡単にでき、エラーリカ
バリーやジャムリカバリーに対する処理が行いやすくな
る。
【0103】また、PrintJobオブジェクト32
07とAdapter3213との間でのプリントデー
タ送信中にAdapter3213から紙なし等のエラ
ーが通知されることがある。この場合、Adapter
3213からのエラー通知をPrintManager
オブジェクト3205が受け、PrinterDriv
erオブジェクト3206に対して印刷データ送信停止
メッセージを送る。これにより、印刷データのPrin
tJobオブジェクト3207からAdapter32
13への転送を中止することができる。
【0104】さらにその際、PrinterDrive
rオブジェクト3206は、emailオブジェクト3
203にエラー発生メールをユーザに通知するよう依頼
することが出来る。
【0105】UserHTMLPageオブジェクト3
209に依頼し、ユーザのネットワークプリントシステ
ム内ホームページに、エラーを含むプリントステータス
の反映を依頼することも出来る。
【0106】次に、図1のシステムを構成する各構成デ
バイスで行われる処理内容を、フローチャートを参照し
て説明する。なお、各フローチャートで示す処理プログ
ラムは各デバイスのメモリに記憶され、CPUによって
実行される。
【0107】図4は、図1に示すPDA101でのクラ
イアント処理の手順を示すフローチャートである。
【0108】クライアントは印刷処理したい文書をメー
ル化し(S3301)、本文印刷、添付ファイル印刷等
の印刷目的に応じてメール送信先アドレスを選択して
(S3302)、そのメールアドレスに送信する(S3
303)。
【0109】図5は、アプリケーションサーバ105に
おいて一般的なメール印刷機能を実現する際のサーバー
処理の手順を示すフローチャートである。
【0110】MailServer3202はSMTP
サーバ、IMAPサーバ機能を有し、メール受信を待ち
受け、受信したらIMAPプロトコルでemailオブ
ジェクト3203に通知する(S3401)。この詳細
は、図11を参照して後述する。
【0111】emailオブジェクト3203はIMA
Pクライアント機能を有し、メール受信を通知される
と、MailServer3202から必要なパートを
受信する。その後PrinterManager320
5に印刷指示を出す(S3402)。詳細は、図7を参
照して後述する。
【0112】PrinterManager3205
は、emailオブジェクト3203からの印刷指示を
受け取ると、そのUserIDを基にPrinterD
B3204を参照し、UserID、UserTelN
umber、UesrPassword、Adapte
rID、AdapterTelNumber、Prin
terIDからなるプリントIDを取得する。そしてP
rinterIDに示されたPrinterDrive
rオブジェクトを生成し、印刷すべきデータを渡す(S
3403)。詳細は、図8を参照して後述する。
【0113】PrinterDriverオブジェクト
3206は、受信メールの要求が本文印刷ならばテキス
トをレンダリングする。添付ファイル印刷ならば、適し
たアプリケーションを起動してレンダリングする。UR
L印刷ならばWebBrowserオブジェクト320
8にHTML記述情報取得とそのレンダリングを依頼す
る。その後画像処理、色処理等行って、PrintJo
bオブジェクトを生成する(S3404)。詳細は、図
9を参照して後述する。
【0114】PrintJobオブジェクト3207
は、プリントIDより出力先アダプタ108に接続して
印刷データ出力を試みる(S3405)。詳細は、図1
0を参照して後述する。
【0115】図6はアダプタ108の処理の手順を示す
フローチャートである。詳細については、図12〜図1
8を参照して後述する。
【0116】アダプタ108は自ら、またはコールバッ
クによりネットワークプリントシステムに接続する(S
3501)。RADIUSサーバ3105等で認証処理
をし、接続が完了したら、ネットワークプリントシステ
ムのサーバのPrinterManager3205に
プリントジョブの転送を依頼する(S3502)。そし
てプリントジョブの転送を待ち、プリントジョブを受信
したら(S3503)、IEEE1284等を経由して
プリンタ109に印刷データを送信する(S350
4)。その際、アダプタ108は、プリンタ109から
のエラー等のステータスをハンドリングする。
【0117】図11は、アプリケーションサーバ105
内のメールサーバ3106(MailServer32
02)での処理の手順を示すフローチャートである。
【0118】MailServer3202はSMTP
サーバ、IMAPサーバ等の機能を持ち、電子メールの
送受信サービスを提供する。メールを受信したら(S4
001)、メールアドレスを解析して(S4002)、
IMAPクライアント3203にメール受信を通知する
(S4003)。
【0119】図7は、アプリケーションサーバ105内
のネットワークプリントサーバ3104で行われるem
ailオブジェクト(3203)処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【0120】emailオブジェクトは各ユーザ毎に生
成され、MailServer3202より電子メール
受信通知を待ち受ける(S3601)。
【0121】電子メール受信通知を受け取ったら、メー
ルアドレスを解析して(S3602)、本文印刷、添付
ファイル印刷等の機能を選択する(S3603、360
5、3607、3610)。
【0122】受信メールの要求が本文印刷だった場合
(S3603で「はい」)、emailオブジェクト3
203は、MIMEタイプを指定することによりMai
lServer3202から本文パートを抜き出し(S
3604)、テキスト印刷であることを示す印刷機能I
Dを付加して、PrinterManager3205
に処理を依頼する(S3613)。
【0123】添付ファイル印刷だった場合(S3605
で「はい」)、emailオブジェクト3203は、M
IMEタイプを指定することによりMailServe
r3202から添付ファイルパートを抜き出し(S36
06)、添付ファイル印刷であることを示す印刷機能I
Dを付加して、PrinterManager3205
に処理を依頼する(S3613)。
【0124】本文+添付ファイル印刷だった場合(S3
607で「はい」)、emailオブジェクト3203
は、MIMEタイプを指定することによりMailSe
rver3202から本文パートと添付ファイルパート
を抜き出し(S3608、S3609)、本文+添付フ
ァイル印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、
PrinterManager3205に処理を依頼す
る(S3613)。
【0125】URL印刷だった場合(S3610で「は
い」)、emailオブジェクト3203は、MIME
タイプを指定することによりMailServer32
02から本文パートを抜き出し(S3611)、さらに
テキストからURL記述を抜き出して(S3612)、
URL印刷であることを示す印刷機能IDを付加して、
PrinterManager3205に処理を依頼す
る(S3613)。
【0126】図8は、アプリケーションサーバ105内
のネットワークプリントサーバ3104のPrinte
rManager処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【0127】PrinterManager3205
は、emailオブジェクト3203やAdapter
3213からのメッセージ通知を待つ(S3701)。
【0128】届いたメッセージ通知がAdapter3
213からのメッセージであれば(S3702)、Ad
apterID、PrinterIDを取得して確認し
(S3703)、そのメッセージタイプに応じてPri
nterDriverオブジェクト3206にメッセー
ジを送って動作を制御する(停止、再開、削除等)。こ
れにより、プリントジョブの制御(停止、再開、削除
等)が行われる(S3704)。
【0129】届いたメッセージ通知がemailオブジ
ェクト3203からのもので、かつ印刷指示であれば
(S3705)、UserIDを得て(S3706)、
PrinterDB3204を検索する(S370
7)。ここで参照するIDは、UserID、User
TelNumber、UesrPassword、Ad
apterID、AdapterTelNumber、
PrinterIDからなるプリントIDである。
【0130】プリントID中のPrinterIDがA
プリンタであれば(S3708)、Aプリンタ用のPr
interDriverオブジェクトを生成する(S3
709)。
【0131】プリントID中のPrinterIDがB
プリンタであれば(S3710)、Bプリンタ用のPr
interDriverオブジェクトを生成する(S3
711)。
【0132】プリントID中のPrinterIDがC
プリンタであれば(S3712)、Cプリンタ用のPr
interDriverオブジェクトを生成する(S3
713)。
【0133】Aプリンタ、Bプリンタ、Cプリンタと
は、例えば、A社インクジェットプリンタ、B社レーザ
ビームプリンタ、C社サーマルプリンタなどであり、そ
れらのプリンタに対応したPrinterDriver
オブジェクトを生成する(対応したドライバを選択し起
動する)。
【0134】PrinterManager3205が
受け取ったメッセージがエラーメッセージであれば(S
3714)、そのUserIDに対して、エラータイプ
に応じたエラーメールを送信する(S3715)。さら
にUserHTMLPageにエラーを通知し(S37
16)、ユーザのホームページにそのステータスを反映
してもらう。
【0135】図9は、アプリケーションサーバ105内
のネットワークプリントサーバ3104のPrinte
rDriverオブジェクト処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【0136】PrinterDriverオブジェクト
3206は、PrinterManager3205か
ら印刷データ、そのMIMEタイプ、プリントID、印
刷機能ID(本文/添付ファイル/URL)を渡されて
起動する。
【0137】印刷機能ID、印刷データがテキスト印刷
を示す場合(S3801)、テキストをレンダリングす
る(S3802)。そして画像処理、色処理を行い(S
3803)、PrintJobオブジェクトを生成する
(S3804)。
【0138】印刷機能ID、印刷データが添付ファイル
印刷を示す場合(S3805)、MIMEタイプを基に
そのファイルフォーマットを判断する(S3806)。
【0139】ファイルフォーマットAだった場合は、A
に対するレンダリングアプリケーションを起動して、A
フォーマットのレンダリング処理を行う(S380
7)。そして画像処理、色処理を行い(S3803)、
PrintJobオブジェクトを生成する(S380
4)。
【0140】ファイルフォーマットBだった場合は(S
3808)、Bに対するレンダリングアプリケーション
を起動して、Bフォーマットのレンダリング処理を行う
(S3809)。そして画像処理、色処理を行い(S3
803)、PrintJobオブジェクトを生成する
(S3804)。
【0141】ファイルフォーマットCだった場合は(S
3810)、Cに対するレンダリングアプリケーション
を起動して、Cフォーマットのレンダリング処理を行う
(S3811)。そして画像処理、色処理を行い(S3
803)、PrintJobオブジェクトを生成する
(S3804)。
【0142】ファイルフォーマットA,B,Cとは、例
えばAdobeSystems社のPostScrip
t、Microsoft社のWORD、JPEG、GI
F等のフォーマットを指す。
【0143】印刷機能IDがURL印刷を示す場合(S
3812)、WebBrowserオブジェクト320
8にURL取得を依頼する(S3813)。
【0144】URLで示されたWebPageのHTM
Lデータをレンダリングしたものが得られたら(S38
14)、画像処理、色処理を行い(S3803)、Pr
intJobオブジェクトを生成する(S3804)。
【0145】印刷機能IDが不明な場合、あるいはUR
Lに示されたWebPageのHTMLデータの取得失
敗のメッセージがWebBrowserオブジェクト3
208から返された場合は、その旨エラーとしてPri
nterManager3205に通知し、印刷を中止
する。
【0146】図10はアプリケーションサーバ105内
のネットワークプリントサーバ3104で行われるPr
interJobオブジェクト処理の手順を示すフロー
チャートである。
【0147】PrinterJobオブジェクト320
7は、印刷開始メッセージを待つ(S3901)。
【0148】PrinterDriverオブジェクト
3206による処理が終わり、印刷開始メッセージが来
たら、CommunicationServer321
2を介してAdapter3213に接続を試みる(S
3902)。
【0149】接続が成功したら(S3903)、Ada
pter3213のPrinterIDを確認し(S3
904)、一致したら印刷データをLPRのようなプロ
トコルを用いてAdapter3213に対し送信する
(S3905,S3906)。その際PrinterI
Dから判断して、紙トレーのないようなプリンタの場
合、プリントジョブを1ページ単位に区切ることがあ
る。
【0150】Adapter3213の接続に失敗、あ
るいはPrinterIDが違った場合、その旨エラー
としてPrinterDriverオブジェクト320
6に通知する(S3907)。
【0151】次に、本発明の実施形態に係るアダプタ1
08について詳しく説明する。
【0152】図12はアダプタ108の電気的構成を示
すブロック図である。
【0153】本実施形態におけるアダプタ108は、携
帯通信端末107に通信端末インターフェース2101
を介して接続し、通信端末インターフェース2101は
内部バス2108に接続する。この通信端末インターフ
ェース2101は異なる通信端末を接続する際に電気特
性の相違を吸収して内部バス2108に接続する。
【0154】即ち、アダプタ108は、PHS等の通信
インターフェースのプロトコルをプリンタ109のセン
トロニクスインターフェース等のプロトコルに変換する
ためのものである。
【0155】プリンタ109はプリンタインターフェー
ス2104を介してアダプタ108の内部バス2108
に接続する。本実施形態ではアダプタ108とプリンタ
109はIEEE1284インターフェースで接続され
る。
【0156】内部バス2108には、全体動作を制御す
るマイコン2102と、内部の動作プログラムを記憶す
るとともに設定内容を記憶するROM2105、プログ
ラム実行領域および送受信データの一時記憶をするRA
M2106、ユーザからの操作や、ユーザへの表示をお
こなうユーザインターフェースであるU/I2103が
接続される。
【0157】U/I2103には、電源を制御するスイ
ッチSW(1)2112と、携帯通信端末107やプリ
ンタ109への制御をおこなうSW(2)2110,S
W(3)2111とが備えられている。3色LED
(1)2114とLED(2)2115はユーザにアダ
プタ108の状態を通知する。
【0158】ROM2105は書き換えが可能なROM
であり、ソフトウェアの追加変更が可能である。また、
その際に新たなプロトコルの追加も可能である。
【0159】携帯通信端末107に用意されている外部
インターフェース部は、アダプタ108による通信網1
03との間の発信、着信、切断などを、外部からインタ
ーフェース2101を介して制御する。そして、マイコ
ン2102はインターフェース2101を介して携帯通
信端末107に対し、発信、着信、切断等の制御をおこ
なう。また携帯通信端末107は自己の電話番号や電話
の着信情報(RING情報、着信電話番号、携帯通信端
末107のステータス)・印刷関連のデータをインター
フェース2101に出力する。これによりアダプタ10
8は通信端末107の電話番号等の各種情報を取得する
ことができる。
【0160】アプリケーションサーバ105および携帯
通信端末107はともに通信網103に接続されてい
る。携帯通信端末107が無線方式の通信端末である場
合は無線基地経由にて通信網103に接続される。
【0161】アダプタ108はインターフェース210
1を介して携帯通信端末107に、アプリケーションサ
ーバ105側の通信端末の電話番号に発呼する処理をお
こなう。携帯通信端末107は通信網103に対し前述
電話番号での接続を試みる。ここでの接続の確立は通信
網103の方式に従う。
【0162】アプリケーションサーバ105側の通信端
末が携帯通信端末107からの発呼を受理すると通信網
103での接続が完了する。
【0163】ROM2105は新しいソフトウェアを、
インターフェース2101やインターフェース2104
を介してダウンロードし、内部プログラムの書き換えを
する。また、ROM2105には、接続に必要な電話番
号、アダプタID等も格納され、同様に変更することが
できる。
【0164】マイコン2102はソフトウェアによって
モデムやプロトコルを実現するパフォーマンスを持って
いる。
【0165】電源2107はアダプタ108を動作させ
る電源である。
【0166】図13はアダプタ108に実装されるソフ
トウェアの構成を示す図である。
【0167】図中右側のアダプタ108では、携帯通信
端末107と物理的に接続されるH/W2208の上位
に、通信端末との接続を確立する通信キャリアプロトコ
ル2207が実装されている。実際には携帯通信端末1
07を介して通信網103に接続されているので、通信
キャリアプロトコル2207は、通信網103に接続す
る発呼・着信・切断などの制御を主に行う。
【0168】通信キャリアプロトコル2207の上位に
はTCP/IPプロトコル群2206が実装される。本
実施例では、PPPやTCP/IPやFTPなどであ
る。アプリケーション2205は、アダプタ108とア
プリケーションサーバ105間のアプリケーションプロ
トコル、初期化、IEEE1284制御等のアダプタ機
能制御を担当し、TCP/IPプロトコル群2206を
介して通信網に対して通信を行う。
【0169】アダプタ108では、通信キャリアプロト
コル2207、TCP/IPプロトコル群2206、ア
プリケーション2205をソフトウェアにて実装してい
るため、アダプタ108の諸機能は、図12のマイコン
2102、ROM2105、RAM2106等にて実現
される。
【0170】次に、こうしたアダプタ108の動作を、
図14、図17、図18、図22を参照して説明する。
【0171】図14はアダプタ108の状態遷移を示す
図である。図17はアダプタ108の初期化に関連する
処理の手順を示すフローチャートである。図18はアダ
プタ108の発呼に関連する処理の手順を示すフローチ
ャートである。図22はアダプタ108のLED状態を
示す図である。
【0172】アダプタ108の状態遷移はOFF状態5
000から始まる(図14の5000)。電源スイッチ
であるSW(1)2112をオンすると電源オン自己診
断モードに入る(図14の5001)。ここでは下記
(1)〜(4)のアダプタ108内のポートやレジスタ
のチェックを行うシステムチェック(図17のS600
1)を行う。
【0173】(1)ROM2105のチェックサム確認
(図17のS6003) ROM2105上のアダプタ108の制御プログラムが
書きこまれている領域とアダプタ108の固有情報を管
理するアダプタ情報領域(図15)とには、それぞれ別
個に予めチェックサムが書きこまれており、これらのチ
ェックサムを正しく読み出せるかを確認する。図15
は、ROM2105上のアダプタ情報領域の構成を示す
図である。
【0174】(2)RAM2106の容量確認(図17
のS6006) アダプタ108に実装されているRAM2106に対し
てデータ書きこみ、読み出しチェックにより容量を確認
する。容量確認後、全ての領域はnullクリアされ
る。ここで確認した容量をRAM2106に保存してお
き、印刷データ受信時のバッファオーバーフローチェッ
クに使う。
【0175】(3)通信端末107の接続確認(図17
のS6008) 通信端末107が正しく接続され、動作しているかを確
認する。この時、通信端末107の電話番号を取得し、
RAM2106に保存しておく。
【0176】(4)プリンタ109の接続確認(図17
のS6010) プリンタ109が正しく接続され、動作しているかを確
認する。この時、インターフェース2104のIEEE
1284のネゴシエーションによりプリンタ109から
プリンタIDを取得する。プリンタ109のプリンタI
Dを取得し、RAM2106に保存しておく。
【0177】以上の自己診断でエラーを発見した場合
(図17のS6002,S6005,S6007,S6
009,S6011)は、電源オフ待ちモード(図14
の5002)に入りCPU2102をスタンバイモード
にしてSW(1)2112による電源オフのみが可能な
状態にする(図17のS6004)。
【0178】アダプタ108が稼動するためにはユーザ
情報を、ROM2105上のユーザ情報領域(図16)
に書きこむ必要がある。図16は、ROM2105上の
ユーザ情報領域の構成を示す図である。
【0179】ROM2105上のユーザ情報領域(図1
6)をチェックし(図17のS6012)、ユーザ情報
が書きこまれていない状態ならば初期設定モード(図1
4の5003)に入る。なお、アプリケーションサーバ
105上のユーザ情報を変更した時、アダプタ108上
のユーザ情報を書きかえるために、SW(2)2110
を押下しながらSW(1)2112をオンすることでも
初期設定モード(図14の5003)に入る。
【0180】ユーザ情報はアプリケーションサーバ10
5に準備されているので、初期設定モード(図14の5
003)では、その情報を以下の手順でダウンロード
し、ROM2105上のユーザ情報領域(図16)に書
きこむ。
【0181】(1)SW(2)2110を押されたなら
ばアダプタ情報領域(図15)に格納されている登録セ
ンター番号に発呼する。登録センターに接続したなら
ば、アダプタ情報領域(図15)に格納されているアダ
プタID(AdapterID)をLoginID、p
asswordなしでPPPによりログインする。
【0182】(2)FTPによりユーザ情報ファイルを
ダウンロードする。
【0183】アダプタ情報領域(図15)に格納されて
いるアダプタID(AdapterID)、登録パスワ
ードをUserID、passwordとしてアプリケ
ーションサーバ105内にあるFTPサーバ(図示せ
ず)にコネクトする。
【0184】コネクトに成功した場合は、ユーザ情報フ
ァイルを獲得してROM2105上のユーザ情報領域
(図16)に格納する。
【0185】ユーザ情報ファイルには、デフォルトの電
話番号以外のサーバに電話するための電話番号が含まれ
ている。なお、接続する電話番号の変更は、ユーザが通
信端末102で予め電子メールにて電話番号の変更をア
プリケーションサーバ105に通知し、通知されたアプ
リケーションサーバ105はユーザ情報ファイルに、接
続する電話番号を含ませておくことにより、実現され
る。また、電子メールのアドレスと電話番号を予め対応
づけておくことにより、ユーザが、所望とする電話番号
に対応するアドレスに電子メールを送信することによっ
ても実現され得る。
【0186】(3)ユーザ情報ファイルのダウンロード
が終了したならFTP接続をクローズし、ログオフし、
回線を切断する。
【0187】電源オン自己診断が成功し、ユーザ情報が
正しく書きこまれていた場合、および初期設定が終了し
たなら、アプリケーションサーバ105からの着呼、ま
たはユーザのSW(2)2110の操作を待っている状
態であるアイドルモード(図14の5004)に移る。
【0188】本実施形態のシステムでは、アプリケーシ
ョンサーバ105にて印刷データの準備が完了したなら
ば、アプリケーションサーバ105側からアダプタ10
8を呼び出す動作モードと、アダプタ108からのリク
エストによりアプリケーションサーバ105が印刷デー
タを送り出す動作モードの二つの動作モードがある。着
呼確認モード(図14の5006)はアプリケーション
サーバ105側からアダプタ108を呼び出す動作モー
ドに対応する。
【0189】アイドルモード(図14の5004)にお
いて、電話の着呼を受けた場合(図18のS6020)
着呼確認モード(図14の5006)に移る。図18の
ステップS6021にて、発信者番号通知による発信者
番号を得る。発信者番号が通知されていない場合は(図
18のS6022)、着呼を無視して何もせずアイドル
モード(図14の5004)に戻る。一方、発信者番号
を取得できた場合(図18のS6022)、取得した発
信者番号とユーザ情報領域(図16)に格納されている
サーバ番号リストとを比較する(図18のS602
3)。サーバ番号リストに取得発信者番号がなければ、
着呼を無視し何もせずにアイドルモード5004に戻
る。取得した発信者番号と一致する番号があれば、RI
NGが終了するのを待ち、発呼モード(図14の500
5)に移る(図18のS6026へ)。
【0190】着呼確認が成功した場合、またはアイドル
モード(図14の5004)において、SW(2)21
10の押下が1秒以下を検出した場合(図18のS60
24)、サーバ発呼モード(図14の5005)に遷移
する(S6026へ)。
【0191】サーバ発呼モード(図14の5005)で
は、ボタンSW(3)2111の操作によりアイドル状
態へ戻れるよう設定している。サーバ発呼モードでは、
ユーザ情報領域(図16)に登録されているデホルトア
クセスポイント番号を使って発呼する(図18のS60
26)。
【0192】アイドルモード(図14の5004)にお
いてSW(2)2110の押下が1秒以上の場合、ユー
ザがダイアルするモードになり、手動ダイアルで発呼す
る(図18のS6028)。
【0193】アプリケーションサーバ105と接続した
ならば、図18のステップS6029において、アダプ
タ情報領域(図15)に格納されているアダプタID
(AdapterID)をLoginID、passw
ordなしでアプリケーションサーバ105にPPPに
よりログインする。
【0194】発呼、接続、ログインに失敗した場合は
(S6030)、発呼リトライモード(図14の500
7)に入り、通信の規定に従いリトライする。リトライ
回数をオーバーした場合はアイドルモード(図14の5
004)に戻る。リトライ中SW(3)2111が押下
された場合はリトライをキャンセルし、アイドルモード
(図14の5004)に戻る。また、リトライ中の着信
は無視する。
【0195】図18のステップS6030にてログイン
に成功したと判断されたならば、ステップS6031に
て、先に説明した電源オン自己診断時に獲得した通信機
電話番号(AdapterTelNumber)を、U
serID、プリンタID(PrinterID)をp
asswordにして印刷データ転送サービスにコネク
トする。コネクトに失敗した場合は(図18のS603
2)、印刷データが準備できていないとみなしアプリケ
ーションサーバ105からログアウトし、回線を切断し
て、アイドルモード(図14の5004)に戻る。一
方、印刷データ転送サービスにコネクトしたならば(図
18のS6032でYES)、データ受信モード(図1
4の5008)に入り、アプリケーションサーバ105
から印刷データを受信し、データをRAM2106上の
受信バッファに格納する(図14の5016)と共に、
受信バッファに格納されているデータを順次取り出し、
IEEE1284インターフェース2104のプロトコ
ルに合わせてデータを出力する。こうすることによって
印字データがプリンタ109から出力される。
【0196】プログラムは受信バッファのオーバーフロ
ーをチェックし、オーバーフローした場合はアプリケー
ションサーバ105に送信のABORTを通知する。ア
プリケーションサーバ105は送信のABORTを通知
されても直ちにデータの送信を終了しない場合がある。
アプリケーションサーバ105からのデータ送信ABO
RT応答を確認してから通信セッションを終了しなけれ
ばならない。
【0197】印刷データ転送サービスとのコネクトが完
了すると、アプリケーションサーバ105はセッション
の開始を通知してくる。本アダプタ108はセッション
の開始を受信したならば、プリンタ109のプリンタス
テータスを取得し、アプリケーションサーバ105に返
す。アプリケーションサーバ105は、1ジョブ単位に
印刷データを送ってくる。1ジョブ分の印刷データを受
信した後、プリンタステータスを送信することで次のジ
ョブのデータ転送が始まる。
【0198】アプリケーションサーバ105は印刷ジョ
ブが無くなるとデータ終了を通知してくる。本アダプタ
108はデータ終了を受信したら、通信終了モード(図
14の5011)へ移り、印刷データ転送サービスとの
コネクトを終了し、アプリケーションサーバ105から
ログアウトし、回線を切断する。切断後、印刷/バッフ
ァフラッシュモード(図14の5012)へ移る。プリ
ンタ109に異常が無い限り、受信バッファ中の印刷デ
ータを全てプリンタ109に送出し、イニシャル信号を
送り、アイドルモード(図14の5004)へ戻る。
【0199】また、印刷データや制御コマンドに対する
リプライが、ユーザ情報領域(図16)に格納されてい
るデータ受信タイムアウト時間を経過しても送られてこ
ない時も同様である。
【0200】データ受信中にSW(3)2111の押下
を検出したならば、アプリケーションサーバ105に、
転送のABORTを通知する。アダプタ108は通知
後、通常の受信モード(図14の5008)に戻り、ア
プリケーションサーバ105からのデータ送信ABOR
T応答により通信終了モード(図14の5011)に移
って受信を終了し、さらに、印刷/バッファフラッシュ
モード(図14の5012)へ移ってバッファの内容を
印刷し、アイドルモード(図14の5004)へ戻る。
【0201】回線切断を検出したならば、印刷/バッフ
ァフラッシュモード(図14の5012)へ移り、受信
バッファ中の印刷データを全てプリンタ109に送出
し、イニシャル信号を送り、アイドルモード(図14の
5004)へ戻る。
【0202】データ受信中にプリンタエラーを検出した
ならば、プリンタエラーモード(図14の5013)へ
移り、アプリケーションサーバ105に、転送のABO
RTを通知する。本アダプタ108は通知後、通常の受
信モード(図14の5008)に戻り、アプリケーショ
ンサーバ105からのデータ転送ABORT応答により
通信終了モード(図14の5011、)に移って回線断
し、さらに、印刷/バッファフラッシュモード(図14
の5012)へ移って受信を終了する。なお、アプリケ
ーションサーバ105は、アダプタ108からのABO
RT通知に応じて、プリンタエラーが起きたことを認識
し、プリンタエラーの起きたジョブを認識し、そのジョ
ブが削除されないように管理する。プリンタエラーが回
復しユーザがアダプタ108のスイッチSW(2)21
10を押下した場合、図14の状態5005に移り、ア
プリケーションサーバ105に発呼する。アプリケーシ
ョンサーバ105は、発呼に応じて、エラーの起きたジ
ョブのデータを再送する。アダプタ108は図14の状
態5008に移り、アプリケーションサーバ105から
データを受信する。
【0203】本アダプタ108は印刷中にIEEE12
84PError信号を監視し、エラーを検出したなら
ば、IEEE1284へのデータ送出を中止する。そし
て、紙無しモード(図14の5010)へ移り、受信デ
ータの送出中止をABORT送出することでアプリケー
ションサーバ105へ依頼する。アダプタ108は中止
後、印刷データを受信し、バッファへ格納するだけのモ
ード(図14の5016)に移る。この時、通常のデー
タ受信モード(図14の5008)と同じバッファオバ
ーフロ―チェック、SW(3)2111の押下チェック
を行う。
【0204】アダプタ108は1ページのデータを受信
し終わったならば、通信終了モード(図14の501
7)へ移り、印刷データ転送サービスとのコネクション
を終了し、アプリケーションサーバ105からログアウ
トし、回線を切断し、ユーザがSW(2)2110を押
下するのを待つ。SW(2)2110が押下されたなら
ば、印刷/バッファフラッシュモード(図14の501
8)へ移り、そのページの最初から受信バッファ内のデ
ータをプリンタ109に送出する。印刷が成功したなら
ば、受信バッファをフラッシュして、アイドルモード
(図14の5004)に戻る。印刷に失敗したならば、
SW(2)2110の押下を待つモード(図14の50
17)に戻る。
【0205】また、上記の実施形態において、図17及
び図18に示す各処理のプログラムは、図12のアダプ
タ108のROM2105に記憶されており、マイコン
2102によって実行されるものである。
【0206】(第2の実施の形態)次に、第2の実施の
形態を説明する。第2の実施形態の構成は、基本的に第
1の実施形態の構成と同じであるので、第2の実施形態
の説明では、第1の実施形態の構成を流用する。
【0207】図19及び図20は、第2の実施形態にお
けるアダプタ108の発呼に関連する処理の手順を示す
フローチャートであり、図19は前半を、図20は後半
を示す。該処理において、図18に示す第1の実施形態
における発呼処理と同一ステップについては、ステップ
番号を同一番号で示すとともに説明を省略する。
【0208】第2の実施形態で使用するプリンタ109
はインクジェット方式のものとする。
【0209】ステップS6023において、取得した発
信者番号と一致する番号があれば、RINGが終了する
のを待つ。リング終了後発呼処理にいく前に、ステップ
S6101にて、プリンタ109のデバイスIDの再取
得を行う。そして、ステップS6102にて、電源ON
自己診断モードで取得し保存したデバイスID情報をR
AM2106から取得し比較を行う。再取得したデバイ
スIDがデバイスID情報と等しいときはケーブル接続
が保持されていると判断し、ステップS6103に進
む。一方、再取得したデバイスIDがデバイスID情報
と等しくないときは、ケーブル状態が不安定と判断して
ステップS6105に進む。ステップS6105では、
電源オフ待ちモード(図14の5002)に入り、CP
U2102をスタンバイモードにしてSW(1)211
2による電源オフのみが可能な状態にする(S610
5)。
【0210】ステップS6103では、IEEE128
4のフォワードデータ転送にてプリンタ109固有のコ
マンドをセットし、IEEE1284のニブルモードに
てプリンタ109に装着されているヘッド情報を取得
し、RAM2106に保存する。次のステップS610
4にて、ヘッド情報の取得に成功したか否かを判別し、
成功した場合にはステップS6024に進む。一方失敗
した場合、ステップS6105に進む。以降の処理は、
第1の実施形態と同じである。
【0211】ステップS6030にてログインに成功し
たならば、ステップS6106に進み、先に説明した電
源オン自己診断時に獲得した通信機電話番号(Adap
terTelNumber)をUserID、プリンタ
ID(PrinterID)に、先にRAM2106に
保存されたヘッド情報を取得して合成したものをpas
swordにして印刷データ転送サービスにコネクトす
る。こうすることによって、アプリケーションサーバ1
05はヘッド情報も取得することができ、それに対応し
た印刷サービスを提供することができる。
【0212】なお、上記の実施形態において、図19及
び図20に示す処理のプログラムは、第1の実施形態と
同様に、図12のアダプタ108のROM2105に記
憶されており、マイコン2102によって実行されるも
のである。
【0213】(第3の実施の形態)次に、第3の実施の
形態を説明する。第3の実施形態の構成は、基本的に第
1の実施形態の構成と同じであるので、第3の実施形態
の説明では、第1の実施形態の構成を流用する。
【0214】図21は、第3の実施形態におけるアダプ
タ108の状態遷移を示す図である。該状態遷移図は、
基本的に図14に示す第1の実施形態の状態遷移図と同
じであるので、同一部分には同一の参照符号を付し、異
なる部分だけを説明する。
【0215】第3の実施形態では、アイドルモード50
04においてイベント(タイマー、ボタン操作、着信)
を検出している。タイマーによるイベントにて、ある一
定期間ボタン操作、着信がないと判断したときにはサス
ペンド6201に移行する。この時、ボタン操作、着信
によりCPU2102がサスペンド状態に復帰できるよ
う、レジスタおよび必要なメモリの退避を行う。この場
合、不揮発性のROM2105(フラシュROM)に設
けられた退避領域にセーブする。そしてCPU2102
は省電力状態に移行し、電力の消費を押さえる。
【0216】サスペンド6201において、ボタン操
作、着信がおきた場合、U/I2103またはI/F2
101はCPU2102に対して割り込み(具体的には
NMI等)をかける。CPU2102は、このイベント
により内部的に停止していた回路を動作させ、電気的に
安定したら、先に退避していた情報を不揮発性のROM
2105(フラシュROM)から取得し、アイドル状態
に復帰する。そして、ボタン操作、着信によるイベント
処理を行う。
【0217】(その他の実施の形態)上述した各実施形
態の構成に代わって、次のような構成であってもよい。
【0218】すなわち、携帯端末102を、PHSやP
DCで代表される無線で通信を行う装置から有線で通信
を行う固定式電話(モデム)に置き換えてもよい。
【0219】また、通信回線網103と接続してメール
を送受信する装置は、携帯端末102とPDA101と
が一体化した装置であってもよい。また、メールを送受
信できるシステムとしてPDA101と携帯端末102
とを用いて説明したが、いわゆるモデムとコンピュータ
システムとでそれを構築することも可能である。
【0220】また、プリンタ109は、レーザビームプ
リンタ、インクジェットプリンタなどであってよく、ま
たアダプタ108とプリンタ109と間のインターフェ
ース(図12の2104)の種類は、IEEE1284
以外であってもよく、RS232C、USB、IRD
A、1394等を適用できる。
【0221】また、アダプタ108はプリンタ109に
内蔵(一体化)された構成であってもよい。
【0222】アダプタ108における初期化の処理、具
体的には通信端末107の接続確認やプリンタ109の
接続確認等は、実施形態で示した処理の順番に限定され
るものではない。同様に、着信確認、ボタン検出などは
時系列的に説明したが、実施形態で示した処理の順番に
限定されるものではなく、イベントという概念で別プロ
セスで判定するようにしてもよい。
【0223】また、ログイン情報としてデバイスID、
ヘッド情報を述べたが、これら情報はデジタル情報であ
り、文字情報やバイナリ情報で示すことができさえすれ
ばよく、伝達情報の形態には依存しない。
【0224】また、デバイスIDの再取得及びヘッド情
報(モノクロ、カラー)の取得は、それらのどちらでも
通信を行うことによりケーブル接続を確認することがで
きるので、どちらか一方であってもよい。
【0225】さらに、デバイスIDの情報取得以外に
も、例えばプリンタに装着している紙サイズ情報を取得
することによっても実現可能である。こうした場合、紙
サイズに適応した印刷データを取得することができる。
【0226】また、前述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0227】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体が本発明を構成することになる。
【0228】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0229】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て前述した各実施形態の機能が実現される場合も、本発
明に含まれることは言うまでもない。
【0230】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現
される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0231】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1、請求項3
1または請求項59記載の発明によれば、印刷制御装置
が、電話の着呼を受けた際、発信者電話番号を取得し、
該取得した発信者電話番号がサーバの電話番号であると
判別された場合、このサーバに発呼して接続し、このサ
ーバから印刷データを受信し、プリンタに印刷させる。
【0232】このように、サーバが印刷制御装置に発呼
した場合でも、印刷制御装置はサーバに接続することを
せずに、印刷制御装置がサーバに発呼して印刷データを
受信するようにするので、サーバ側に電話料金が課金さ
れることなく、印刷が可能となる。また、印刷制御装置
は、このサーバ以外に対してコールバックすることを回
避できる。
【0233】また、請求項6、請求項36または請求項
64記載の発明によれば、印刷制御装置は、発呼要求前
に、プリンタが印刷可能か否かを判定し、印刷可能と判
定された場合に、サーバに発呼して接続し、サーバから
印刷データを受信する。
【0234】これにより、プリンタが印刷可能でない状
態で印刷制御装置にサーバから印刷データが送信される
ことがないので、無駄な電話料金がかかるのを防止でき
る。また、ユーザのプリンタ交換も検出できる。
【0235】また、請求項12、請求項42または請求
項69記載の発明によれば、印刷制御装置は、サーバと
接続する前に、プリンタに関する情報を取得し、取得し
たプリンタに関する情報をサーバに通知する。サーバ
は、通知されたヘッド情報に基づき印刷データを作成し
て印刷制御装置へ送信し、これを受けた印刷制御装置は
受信した印刷データをプリンタに印刷させる。
【0236】これにより、印刷制御装置は、プリンタヘ
ッドに応じた印刷データをサーバから受け取ることがで
きる。
【0237】また、請求項19、請求項49または請求
項74記載の発明によれば、印刷制御装置は、電源オン
時に、予め設定された電話番号に接続し、サーバより印
刷データを受信するために用意されたサーバの電話番号
を取得し、発呼用電話番号データとして設定する。後
刻、サーバの電話番号が変更になった場合に、ユーザの
指示に基づき、このサーバに発呼し、該サーバより新た
な電話番号を取得し、これを発呼用電話番号データとし
て再設定する。そして、再設定された電話番号に基づき
サーバから印刷データを受信する。
【0238】これにより、印刷制御装置が、実際は、プ
リンタアダプタという形で提供され、プリンタアダプタ
には電話番号を設定するキーなど無く、電話番号の変更
を行うことが難し場合でも、変更後の電話番号を容易に
取得することができる。
【0239】また、請求項26、請求項56または請求
項79記載の発明によれば、プリンタIDに基づき、プ
リンタと接続されているか否かを判別し、プリンタと接
続されていると判別された場合、サーバから印刷データ
を受信する。
【0240】これにより、プリンタが正常に接続されて
いないにも拘わらず、サーバから印刷データが送信され
ることが防止される。
【0241】また、請求項27、請求項57または請求
項80記載の発明によれば、プリンタエラーを検出した
際に、サーバに転送中止通知を行って回線を切断する。
そして、ユーザの指示に応じて発呼要求を行って回線接
続を行い、サーバが出力したエラーの起きたジョブのデ
ータを受信し、プリンタに印刷させる。
【0242】これにより、エラーリカバリが可能とな
る。
【0243】また、請求項29または請求項30記載の
発明によれば、請求項1乃至請求項23のいずれかに記
載の印刷制御装置を、公衆回線網または回線網によって
サーバと接続する。
【0244】これにより、ユーザがパーソナルコンピュ
ータを必要としない印刷システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すシステム構成図
である。
【図2】図1で示したアプリケーションサーバの内部構
成を示す図である。
【図3】アプリケーションサーバ内のソフトウェアモジ
ュール構成図である。
【図4】図1に示すPDAでのクライアント処理の手順
を示すフローチャートである。
【図5】アプリケーションサーバにおいて一般的なメー
ル印刷機能を実現する際のサーバー処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】アダプタの処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図7】アプリケーションサーバ内のネットワークプリ
ントサーバで行われるemailオブジェクト処理の手
順を示すフローチャートである。
【図8】アプリケーションサーバ内のネットワークプリ
ントサーバのPrinterManager処理の手順
を示すフローチャートである。
【図9】アプリケーションサーバ内のネットワークプリ
ントサーバのPrinterDriverオブジェクト
処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】アプリケーションサーバ内のネットワークプ
リントサーバのPrinterJobオブジェクト処理
の手順を示すフローチャートである。
【図11】アプリケーションサーバ内のメールサーバ
(MailServer)での処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図12】アダプタの電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図13】アダプタに実装されるソフトウェアの構成を
示す図である。
【図14】アダプタの状態遷移を示す図である。
【図15】ROM上のアダプタ情報領域の構成を示す図
である。
【図16】ROM上のユーザ情報領域の構成を示す図で
ある。
【図17】アダプタの初期化に関連する処理の手順を示
すフローチャートである。
【図18】アダプタの発呼に関連する処理の手順を示す
フローチャートである。
【図19】第2の実施形態におけるアダプタの発呼に関
連する処理の前半の手順を示すフローチャートである。
【図20】第2の実施形態におけるアダプタの発呼に関
連する処理の後半の手順を示すフローチャートである。
【図21】第3の実施形態におけるアダプタの状態遷移
を示す図である。
【図22】アダプタのLED状態を示す図である。
【符号の説明】
101 PDA 102 携帯通信端末 103 通信回線網 104 外部プロバイダ 105 アプリケーションサーバ 106 インターネット 107 携帯通信端末 108 アダプタ 109 プリンタ 2101 通信端末インターフェース 2102 マイコン(CPU) 2103 U/I 2104 プリンタインターフェース 2105 ROM 2106 RAM 2107 電源 2108 内部バス 2112 SW(1) 2110 SW(2) 2111 SW(3) 2114 LED(1) 2115 LED(2)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 真琴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 砂田 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ04 AQ05 AQ06 HJ06 HJ08 HL01 HQ17 5B021 AA01 AA02 BB00 CC05 5B089 GA21 GB01 KE02 LB12 5K036 BB01 BB11 DD11 DD16 DD25 JJ03 JJ05 5K101 KK02 LL02 LL03 MM06 MM07 NN21 PP03 TT06

Claims (81)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバに通信回線を介して接続されると
    ともに、プリンタに接続される印刷制御装置において、 電話の着呼を受けた際、回線を接続することなく発信者
    電話番号を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得した発信者電話番号が前記サー
    バの電話番号であるか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段により前記サーバの電話番号であると判別
    された場合、前記サーバに接続するために発呼要求する
    発呼手段と、 前記接続したサーバから印刷データを受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信した印刷データを前記プリンタ
    に印刷させる制御手段とを有することを特徴とする印刷
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記取得手段により発
    信者電話番号が取得できた場合、該取得した発信者電話
    番号が前記サーバの電話番号であるか否かを判別するこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、電子メールにより印刷指
    示を受け、前記印刷制御装置に発呼し、前記印刷制御装
    置からの発呼に応じて前記印刷制御装置と接続し、前記
    印刷制御装置に印刷データを送信することを特徴とする
    請求項1記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記印刷指示の内容は電子メールのアド
    レスによって示されることを特徴とする請求項3記載の
    印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段により前記サーバの電話番
    号であると判別された場合、前記プリンタが印刷可能か
    否かを判定する判定手段をさらに有し、 前記判定手段により印刷可能と判定された場合、前記発
    呼手段は、前記サーバに接続するために前記サーバに発
    呼することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 サーバに通信回線を介して接続されると
    ともに、プリンタに接続される印刷制御装置において、 発呼要求前に、前記プリンタが印刷可能か否かを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段により前記プリンタが印刷可能と判定され
    た場合、前記サーバに接続するために発呼要求する発呼
    手段と、 前記接続したサーバから印刷データを受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信した印刷データを前記プリンタ
    に印刷させる制御手段とを有することを特徴とする印刷
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段は、初期化時に取得したプ
    リンタIDと発呼要求前に取得したプリンタIDとが一
    致している場合、印刷可能と判定することを特徴とする
    請求項6記載の印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 前記サーバは、前記印刷制御装置からの
    発呼に応じて前記印刷制御装置と接続し、前記印刷制御
    装置に印刷データを送信することを特徴とする請求項6
    記載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 前記サーバは、電子メールによって印刷
    指示を受けることを特徴とする請求項6記載の印刷制御
    装置。
  10. 【請求項10】 前記印刷指示の内容は、電子メールの
    アドレスによって示されることを特徴とする請求項9記
    載の印刷制御装置。
  11. 【請求項11】 前記プリンタのヘッド情報を取得する
    取得手段をさらに有し、 前記判定手段は、前記取得手段によりヘッド情報を取得
    できた場合、前記プリンタが印刷可能であると判定する
    ことを特徴とする請求項6記載の印刷制御装置。
  12. 【請求項12】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置におい
    て、 前記サーバと接続する前に、前記プリンタに関する情報
    を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得したプリンタに関する情報を前
    記サーバに通知する通知手段と、 前記通知されたヘッド情報に基づき前記サーバにより作
    成された印刷データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した印刷データを前記プリンタ
    に印刷させる制御手段とを有することを特徴とする印刷
    制御装置。
  13. 【請求項13】 前記取得手段は、電話の着呼を受けた
    際、発呼側と接続することなく発信者電話番号を取得
    し、該取得した発信者電話番号が前記サーバの電話番号
    であるか否かを判別し、前記サーバの電話番号であると
    判別された場合、もしくはユーザの指示に基づき前記サ
    ーバに発呼する際に、前記プリンタに関する情報を取得
    することを特徴とする請求項12記載の印刷制御装置。
  14. 【請求項14】 前記サーバは、電子メールにより印刷
    指示を受け、予め登録されているプリンタの設定情報に
    基づき印刷データを作成し、前記通知されたヘッド情報
    と前記予め登録されているプリンタの設定情報内にある
    ヘッド情報とが一致する場合、前記作成されている印刷
    データを前記印刷制御装置に送信し、前記通知されたヘ
    ッド情報と前記予め登録されているプリンタの設定情報
    内にあるヘッド情報とが一致しない場合、前記プリンタ
    から通知されたヘッド情報に基づきデータを作成し、該
    作成されたデータを前記印刷制御装置に送信することを
    特徴とする請求項12記載の印刷制御装置。
  15. 【請求項15】 前記サーバは、電子メールによって印
    刷指示を受け、該印刷指示と前記通知されたヘッド情報
    とに応じて印刷データを作成し、該作成した印刷データ
    を前記印刷制御装置に送信することを特徴とする請求項
    12記載の印刷制御装置。
  16. 【請求項16】 前記印刷指示の内容は、電子メールの
    アドレスによって示されることを特徴とする請求項12
    記載の印刷制御装置。
  17. 【請求項17】 前記プリンタに関する情報はヘッド情
    報を含むことを特徴とする請求項12記載の印刷制御装
    置。
  18. 【請求項18】 前記プリンタに関する情報は用紙サイ
    ズ情報を含むことを特徴とする請求項12記載の印刷制
    御装置。
  19. 【請求項19】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置におい
    て、 電源オン時に、予め設定された電話番号に接続し、前記
    サーバより印刷データを受信するために用意されたコー
    ルバック用の電話番号を取得し、発呼用電話番号データ
    として設定する第1の設定手段と、 ユーザの指示に基づき、前記サーバに発呼し、前記発呼
    用電話番号データに相当するコールバック用の電話番号
    を取得し、設定する第2の設定手段と、 前記第1の設定手段又は前記第2の設定手段により設定
    された電話番号に基づき接続したサーバから印刷データ
    を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した印刷データを前記プリンタ
    に印刷させる制御手段とを有することを特徴とする印刷
    制御装置。
  20. 【請求項20】 前記サーバの電話番号の変更を指示す
    る指示手段をさらに有し、 前記サーバは、前記指示手段による指示に応じて、電話
    番号を用意し、前記印刷制御装置からの発呼に応じて前
    記印刷制御装置に前記用意した電話番号を送信すること
    を特徴とする請求項19記載の印刷制御装置。
  21. 【請求項21】 前記指示手段は、電子メールにより前
    記サーバの電話番号の変更を指示することを特徴とする
    請求項20記載の印刷制御装置。
  22. 【請求項22】 前記指示手段は、電子メールのアドレ
    スにより前記変更後の電話番号を指定することを特徴と
    する請求項20記載の印刷制御装置。
  23. 【請求項23】 前記サーバは、電子メールによって印
    刷指示を受け、前記印刷指示の内容は、電子メールのア
    ドレスによって示されることを特徴とする請求項22記
    載の印刷制御装置。
  24. 【請求項24】 前記予め設定された電話番号と前記コ
    ールバックバック用の電話番号とは同じ電話番号である
    ことを特徴とする請求項19記載の印刷制御装置。
  25. 【請求項25】 前記予め設定された電話番号と前記コ
    ールバックバック用の電話番号とは異なる電話番号であ
    ることを特徴とする請求項19記載の印刷制御装置。
  26. 【請求項26】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置におい
    て、 プリンタIDを取得する取得手段と、 前記取得手段により取得されたプリンタIDに基づき、
    前記プリンタと接続されているか否かを判別する判別手
    段と、 前記判別手段により前記プリンタと接続されていると判
    別された場合、アイドルモードへの移行を行い、前記判
    別手段により前記プリンタと接続されていないと判別さ
    れた場合、異常処理を行う手段と、 アイドルモード時に前記サーバから印刷データを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信した印刷データを前記プリンタ
    に印刷させる制御手段とを有することを特徴とする印刷
    制御装置。
  27. 【請求項27】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置におい
    て、 プリンタエラーを検出した際に、前記サーバに転送中止
    通知を行い、回線を切断する手段と、 ユーザの指示に応じて発呼要求を行って回線接続を行
    い、前記サーバが出力したエラーの起きたジョブのデー
    タを受信する手段と、 前記受信したジョブのデータをプリンタに印刷させる制
    御手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  28. 【請求項28】 前記サーバは、転送中止通知に応じて
    エラーの起きたジョブを認識し、再送できるように管理
    する手段を有することを特徴とする請求項27記載の印
    刷制御装置。
  29. 【請求項29】 各種サービスを提供できるサーバと、 前記サーバからサービスの提供を授受できる、またはデ
    ータを送受信できる請求項1乃至請求項28のいずれか
    に記載の印刷制御装置と、 前記サーバと前記印刷制御装置との間を接続する公衆回
    線網または回線網とからなる印刷システム。
  30. 【請求項30】 電子メールを送信する端末と、 前記送信された電子メールに基づき印刷データを作成す
    るサーバと、 前記サーバからデータを受信する端末と、 送信されたデータを印刷するプリンタと、 前記受信したデータを前記プリンタが受信できるように
    変換し、前記プリンタに送信する請求項1乃至請求項2
    8のいずれかに記載の印刷制御装置とを有する印刷シス
    テム。
  31. 【請求項31】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法において、 電話の着呼を受けた際、回線を接続することなく発信者
    電話番号を取得する取得ステップと、 前記取得ステップにより取得した発信者電話番号が前記
    サーバの電話番号であるか否かを判別する判別ステップ
    と、 前記判別ステップにより前記サーバの電話番号であると
    判別された場合、前記サーバに接続するために発呼要求
    する発呼ステップと、 前記接続したサーバから印刷データを受信する受信ステ
    ップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する印刷制御方法。
  32. 【請求項32】 前記判別ステップは、前記取得ステッ
    プにより発信者電話番号が取得できた場合、該取得した
    発信者電話番号が前記サーバの電話番号であるか否かを
    判別することを特徴とする請求項31記載の印刷制御方
    法。
  33. 【請求項33】 前記サーバは、電子メールにより印刷
    指示を受け、前記印刷制御装置に発呼し、前記印刷制御
    装置からの発呼に応じて前記印刷制御装置と接続し、前
    記印刷制御装置に印刷データを送信することを特徴とす
    る請求項31記載の印刷制御方法。
  34. 【請求項34】 前記印刷指示の内容は電子メールのア
    ドレスによって示されることを特徴とする請求項33記
    載の印刷制御方法。
  35. 【請求項35】 前記判別ステップにより前記サーバの
    電話番号であると判別された場合、前記プリンタが印刷
    可能か否かを判定する判定ステップをさらに有し、 前記判定ステップにより印刷可能と判定された場合、前
    記発呼ステップは、前記サーバに接続するために前記サ
    ーバに発呼することを特徴とする請求項31記載の印刷
    制御方法。
  36. 【請求項36】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法において、 発呼要求前に、前記プリンタが印刷可能か否かを判定す
    る判定ステップと、 前記判定ステップにより前記プリンタが印刷可能と判定
    された場合、前記サーバに接続するために発呼要求する
    発呼ステップと、 前記接続したサーバから印刷データを受信する受信ステ
    ップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する印刷制御方法。
  37. 【請求項37】 前記判定ステップは、初期化時に取得
    したプリンタIDと発呼要求前に取得したプリンタID
    とが一致している場合、印刷可能と判定することを特徴
    とする請求項36記載の印刷制御方法。
  38. 【請求項38】 前記サーバは、前記印刷制御装置から
    の発呼に応じて前記印刷制御装置と接続し、前記印刷制
    御装置に印刷データを送信することを特徴とする請求項
    36記載の印刷制御方法。
  39. 【請求項39】 前記サーバは、電子メールによって印
    刷指示を受けることを特徴とする請求項36記載の印刷
    制御方法。
  40. 【請求項40】 前記印刷指示の内容は、電子メールの
    アドレスによって示されることを特徴とする請求項39
    記載の印刷制御方法。
  41. 【請求項41】 前記プリンタのヘッド情報を取得する
    取得ステップをさらに有し、 前記判定ステップは、前記取得ステップによりヘッド情
    報を取得できた場合、前記プリンタが印刷可能であると
    判定することを特徴とする請求項36記載の印刷制御方
    法。
  42. 【請求項42】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法において、 前記サーバと接続する前に、前記プリンタに関する情報
    を取得する取得ステップと、 前記取得ステップにより取得したプリンタに関する情報
    を前記サーバに通知する通知ステップと、 前記通知されたヘッド情報に基づき前記サーバにより作
    成された印刷データを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する印刷制御方法。
  43. 【請求項43】 前記取得ステップは、電話の着呼を受
    けた際、発呼側と接続することなく発信者電話番号を取
    得し、該取得した発信者電話番号が前記サーバの電話番
    号であるか否かを判別し、前記サーバの電話番号である
    と判別された場合、もしくはユーザの指示に基づき前記
    サーバに発呼する際に、前記プリンタに関する情報を取
    得することを特徴とする請求項42記載の印刷制御方
    法。
  44. 【請求項44】 前記サーバは、電子メールにより印刷
    指示を受け、予め登録されているプリンタの設定情報に
    基づき印刷データを作成し、前記通知されたヘッド情報
    と前記予め登録されているプリンタの設定情報内にある
    ヘッド情報とが一致する場合、前記作成されている印刷
    データを前記印刷制御装置に送信し、前記通知されたヘ
    ッド情報と前記予め登録されているプリンタの設定情報
    内にあるヘッド情報とが一致しない場合、前記プリンタ
    から通知されたヘッド情報に基づきデータを作成し、該
    作成されたデータを前記印刷制御装置に送信することを
    特徴とする請求項42記載の印刷制御方法。
  45. 【請求項45】 前記サーバは、電子メールによって印
    刷指示を受け、該印刷指示と前記通知されたヘッド情報
    とに応じて印刷データを作成し、該作成した印刷データ
    を前記印刷制御装置に送信することを特徴とする請求項
    42記載の印刷制御方法。
  46. 【請求項46】 前記印刷指示の内容は、電子メールの
    アドレスによって示されることを特徴とする請求項42
    記載の印刷制御方法。
  47. 【請求項47】 前記プリンタに関する情報はヘッド情
    報を含むことを特徴とする請求項42記載の印刷制御方
    法。
  48. 【請求項48】 前記プリンタに関する情報は用紙サイ
    ズ情報を含むことを特徴とする請求項42記載の印刷制
    御方法。
  49. 【請求項49】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法において、 電源オン時に、予め設定された電話番号に接続し、前記
    サーバより印刷データを受信するために用意されたコー
    ルバック用の電話番号を取得し、発呼用電話番号データ
    として設定する第1の設定ステップと、 ユーザの指示に基づき、前記サーバに発呼し、前記発呼
    用電話番号データに相当するコールバック用の電話番号
    を取得し、設定する第2の設定ステップと、 前記第1の設定ステップ又は前記第2の設定ステップに
    より設定された電話番号に基づき接続したサーバから印
    刷データを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する印刷制御方法。
  50. 【請求項50】 前記サーバの電話番号の変更を指示す
    る指示ステップをさらに有し、 前記サーバは、前記指示ステップによる指示に応じて、
    電話番号を用意し、前記印刷制御装置からの発呼に応じ
    て前記印刷制御装置に前記用意した電話番号を送信する
    ことを特徴とする請求項49記載の印刷制御方法。
  51. 【請求項51】 前記指示ステップは、電子メールによ
    り前記サーバの電話番号の変更を指示することを特徴と
    する請求項50記載の印刷制御方法。
  52. 【請求項52】 前記指示ステップは、電子メールのア
    ドレスにより前記変更後の電話番号を指定することを特
    徴とする請求項50記載の印刷制御方法。
  53. 【請求項53】 前記サーバは、電子メールによって印
    刷指示を受け、前記印刷指示の内容は、電子メールのア
    ドレスによって示されることを特徴とする請求項52記
    載の印刷制御方法。
  54. 【請求項54】 前記予め設定された電話番号と前記コ
    ールバックバック用の電話番号とは同じ電話番号である
    ことを特徴とする請求項49記載の印刷制御方法。
  55. 【請求項55】 前記予め設定された電話番号と前記コ
    ールバックバック用の電話番号とは異なる電話番号であ
    ることを特徴とする請求項49記載の印刷制御方法。
  56. 【請求項56】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法において、 プリンタIDを取得する取得ステップと、 前記取得ステップにより取得されたプリンタIDに基づ
    き、前記プリンタと接続されているか否かを判別する判
    別ステップと、 前記判別ステップにより前記プリンタと接続されている
    と判別された場合、アイドルモードへの移行を行い、前
    記判別ステップにより前記プリンタと接続されていない
    と判別された場合、異常処理を行うステップと、 アイドルモード時に前記サーバから印刷データを受信す
    る受信ステップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する印刷制御方法。
  57. 【請求項57】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法において、 プリンタエラーを検出した際に、前記サーバに転送中止
    通知を行い、回線を切断するステップと、 ユーザの指示に応じて発呼要求を行って回線接続を行
    い、前記サーバが出力したエラーの起きたジョブのデー
    タを受信するステップと、 前記受信したジョブのデータをプリンタに印刷させる制
    御ステップとを有することを特徴とする印刷制御方法。
  58. 【請求項58】 前記サーバは、転送中止通知に応じて
    エラーの起きたジョブを認識し、再送できるように管理
    するステップを有することを特徴とする請求項57記載
    の印刷制御方法。
  59. 【請求項59】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法をプログラムとして記憶した、マイク
    ロコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
    て、 前記印刷制御方法が、 電話の着呼を受けた際、回線を接続することなく発信者
    電話番号を取得する取得ステップと、 前記取得ステップにより取得した発信者電話番号が前記
    サーバの電話番号であるか否かを判別する判別ステップ
    と、 前記判別ステップにより前記サーバの電話番号であると
    判別された場合、前記サーバに接続するために発呼要求
    する発呼ステップと、 前記接続したサーバから印刷データを受信する受信ステ
    ップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する記憶媒体。
  60. 【請求項60】 前記判別ステップは、前記取得ステッ
    プにより発信者電話番号が取得できた場合、該取得した
    発信者電話番号が前記サーバの電話番号であるか否かを
    判別することを特徴とする請求項59記載の記憶媒体。
  61. 【請求項61】 前記サーバは、電子メールにより印刷
    指示を受け、前記印刷制御装置に発呼し、前記印刷制御
    装置からの発呼に応じて前記印刷制御装置と接続し、前
    記印刷制御装置に印刷データを送信することを特徴とす
    る請求項59記載の記憶媒体。
  62. 【請求項62】 前記印刷指示の内容は電子メールのア
    ドレスによって示されることを特徴とする請求項61記
    載の記憶媒体。
  63. 【請求項63】 前記印刷制御方法が、 前記判別ステップにより前記サーバの電話番号であると
    判別された場合、前記プリンタが印刷可能か否かを判定
    する判定ステップをさらに有し、 前記判定ステップにより印刷可能と判定された場合、前
    記発呼ステップは、前記サーバに接続するために前記サ
    ーバに発呼することを特徴とする請求項59記載の記憶
    媒体。
  64. 【請求項64】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法をプログラムとして記憶した、マイク
    ロコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
    て、 前記印刷制御方法が、 発呼要求前に、前記プリンタが印刷可能か否かを判定す
    る判定ステップと、 前記判定ステップにより前記プリンタが印刷可能と判定
    された場合、前記サーバに接続するために発呼要求する
    発呼ステップと、 前記接続したサーバから印刷データを受信する受信ステ
    ップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する記憶媒体。
  65. 【請求項65】 前記判定ステップは、初期化時に取得
    したプリンタIDと発呼要求前に取得したプリンタID
    とが一致している場合、印刷可能と判定することを特徴
    とする請求項64記載の記憶媒体。
  66. 【請求項66】 前記サーバは、前記印刷制御装置から
    の発呼に応じて前記印刷制御装置と接続し、前記印刷制
    御装置に印刷データを送信することを特徴とする請求項
    64記載の記憶媒体。
  67. 【請求項67】 前記サーバは、電子メールによって印
    刷指示を受けることを特徴とする請求項64記載の記憶
    媒体。
  68. 【請求項68】 前記印刷指示の内容は、電子メールの
    アドレスによって示されることを特徴とする請求項67
    記載の記憶媒体。
  69. 【請求項69】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法をプログラムとして記憶した、マイク
    ロコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
    て、 前記印刷制御方法が、 前記サーバと接続する前に、前記プリンタに関する情報
    を取得する取得ステップと、 前記取得ステップにより取得したプリンタに関する情報
    を前記サーバに通知する通知ステップと、 前記通知されたヘッド情報に基づき前記サーバにより作
    成された印刷データを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する記憶媒体。
  70. 【請求項70】 前記取得ステップは、電話の着呼を受
    けた際、発呼側と接続することなく発信者電話番号を取
    得し、該取得した発信者電話番号が前記サーバの電話番
    号であるか否かを判別し、前記サーバの電話番号である
    と判別された場合、もしくはユーザの指示に基づき前記
    サーバに発呼する際に、前記プリンタに関する情報を取
    得することを特徴とする請求項69記載の記憶媒体。
  71. 【請求項71】 前記サーバは、電子メールにより印刷
    指示を受け、予め登録されているプリンタの設定情報に
    基づき印刷データを作成し、前記通知されたヘッド情報
    と前記予め登録されているプリンタの設定情報内にある
    ヘッド情報とが一致する場合、前記作成されている印刷
    データを前記印刷制御装置に送信し、前記通知されたヘ
    ッド情報と前記予め登録されているプリンタの設定情報
    内にあるヘッド情報とが一致しない場合、前記プリンタ
    から通知されたヘッド情報に基づきデータを作成し、該
    作成されたデータを前記印刷制御装置に送信することを
    特徴とする請求項69記載の記憶媒体。
  72. 【請求項72】 前記サーバは、電子メールによって印
    刷指示を受け、該印刷指示と前記通知されたヘッド情報
    とに応じて印刷データを作成し、該作成した印刷データ
    を前記印刷制御装置に送信することを特徴とする請求項
    69記載の記憶媒体。
  73. 【請求項73】 前記印刷指示の内容は、電子メールの
    アドレスによって示されることを特徴とする請求項69
    記載の記憶媒体。
  74. 【請求項74】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法をプログラムとして記憶した、マイク
    ロコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
    て、 前記印刷制御方法が、 電源オン時に、予め設定された電話番号に接続し、前記
    サーバより印刷データを受信するために用意されたコー
    ルバック用の電話番号を取得し、発呼用電話番号データ
    として設定する第1の設定ステップと、 ユーザの指示に基づき、前記サーバに発呼し、前記発呼
    用電話番号データに相当するコールバック用の電話番号
    を取得し、設定する第2の設定ステップと、 前記第1の設定ステップ又は前記第2の設定ステップに
    より設定された電話番号に基づき接続したサーバから印
    刷データを受信する受信ステップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する記憶媒体。
  75. 【請求項75】 前記印刷制御方法が、 前記サーバの電話番号の変更を指示する指示ステップを
    さらに有し、 前記サーバは、前記指示ステップによる指示に応じて、
    電話番号を用意し、前記印刷制御装置からの発呼に応じ
    て前記印刷制御装置に前記用意した電話番号を送信する
    ことを特徴とする請求項74記載の記憶媒体。
  76. 【請求項76】 前記指示ステップは、電子メールによ
    り前記サーバの電話番号の変更を指示することを特徴と
    する請求項75記載の記憶媒体。
  77. 【請求項77】 前記指示ステップは、電子メールのア
    ドレスにより前記変更後の電話番号を指定することを特
    徴とする請求項75記載の記憶媒体。
  78. 【請求項78】 前記サーバは、電子メールによって印
    刷指示を受け、前記印刷指示の内容は、電子メールのア
    ドレスによって示されることを特徴とする請求項77記
    載の記憶媒体。
  79. 【請求項79】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法をプログラムとして記憶した、マイク
    ロコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
    て、 前記印刷制御方法が、 プリンタIDを取得する取得ステップと、 前記取得ステップにより取得されたプリンタIDに基づ
    き、前記プリンタと接続されているか否かを判別する判
    別ステップと、 前記判別ステップにより前記プリンタと接続されている
    と判別された場合、アイドルモードへの移行を行い、前
    記判別ステップにより前記プリンタと接続されていない
    と判別された場合、異常処理を行うステップと、 アイドルモード時に前記サーバから印刷データを受信す
    る受信ステップと、 前記受信ステップにより受信した印刷データを前記プリ
    ンタに印刷させる制御ステップとを有することを特徴と
    する記憶媒体。
  80. 【請求項80】 サーバに通信回線を介して接続される
    とともに、プリンタに接続される印刷制御装置に適用さ
    れる印刷制御方法をプログラムとして記憶した、マイク
    ロコンピュータにより読み出し可能な記憶媒体におい
    て、 前記印刷制御方法が、 プリンタエラーを検出した際に、前記サーバに転送中止
    通知を行い、回線を切断するステップと、 ユーザの指示に応じて発呼要求を行って回線接続を行
    い、前記サーバが出力したエラーの起きたジョブのデー
    タを受信するステップと、 前記受信したジョブのデータをプリンタに印刷させる制
    御ステップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  81. 【請求項81】 前記サーバは、転送中止通知に応じて
    エラーの起きたジョブを認識し、再送できるように管理
    するステップを有することを特徴とする請求項80記載
    の記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011073176A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Fuji Xerox Co Ltd 省電力制御装置、画像形成装置、及びプログラム
US11797243B2 (en) 2012-07-10 2023-10-24 Ricoh Company, Ltd. System including operation device and information storing apparatus, method performed by the system, and the information storing apparatus

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