JP2002118681A - プリントシステム及びその制御方法、媒体、及びサーバ - Google Patents

プリントシステム及びその制御方法、媒体、及びサーバ

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JP2002118681A
JP2002118681A JP2000308023A JP2000308023A JP2002118681A JP 2002118681 A JP2002118681 A JP 2002118681A JP 2000308023 A JP2000308023 A JP 2000308023A JP 2000308023 A JP2000308023 A JP 2000308023A JP 2002118681 A JP2002118681 A JP 2002118681A
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健司 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの信頼性向上させることを可能とし
たプリントシステム及びその制御方法、及び媒体を提供
する。 【解決手段】 印刷指示された電子メールを印刷データ
に変換するサーバと、前記サーバから通信網を介して受
信した前記印刷データをプロトコル変換してプリンタに
供給するアダプタとを有するプリントシステムにおい
て、前記サーバは、前記アダプタに前記印刷データを供
給すべく該アダプタに対して発呼する発呼手段と、前記
アダプタの電話番号を登録する登録手段と、前記アダプ
タからの回線接続時に該アダプタの電話番号を取得する
取得手段と、前記取得手段により取得された前記アダプ
タの電話番号と前記登録手段により登録された前記アダ
プタの電話番号とが一致しているか否かを判定する判定
手段と、前記判定手段による判定結果に応じて前記発呼
手段による発呼を制御する制御手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPDA
等の携帯通信端末で受信した電子メールをネットワーク
上のプリンタで印刷する印刷技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子メールサービスとネットワー
クプリントサービスとは全く別のサービスであり、連動
していなかった。また、電子メール機能を持った携帯電
話やPDA(Personal Digital As
sistants)は印刷機能を持っていなかった。
【0003】このため、これら携帯通信端末で受信した
電子メールを印刷しようとする場合、従来は、PC(P
ersonal Computer)をクライアントと
しているメールアドレスに電子メールを転送し、PCに
接続されたプリンタによって印刷しなければならなかっ
た。換言すれば、従来は、携帯通信端末のみを所有し、
PCを所有していないユーザは、携帯通信端末で受信し
た電子メールを印刷することもできなかった。
【0004】また、電子メールには、ファイルを添付す
ることが出来るが、この添付ファイルを開くにはPC上
でアプリケーションプログラムを実行することが必要で
ある。従って、アプリケーションプログラムを実行する
機能を持たない携帯通信端末を利用しているユーザの場
合、添付ファイルを参照することもできなかった。
【0005】そこで、上記問題に鑑みて、本出願人は、
印刷データに変換するアプリケーションサーバと、アプ
リケーションサーバから通信網を介して印刷データを受
信し、受信した印刷データを、プリンタのインターフェ
ースのデータ形式に変換するプリンタアダプタと、プリ
ンタアダプタから送られた印刷データを印刷するプリン
タとから構成されるプリントシステムを提案している。
【0006】このプリントシステムでは、携帯通信端末
にて受信した電子メールを、予めユーザ登録してあるア
プリケーションサーバに、プリンタを指定して転送す
る。この電子メールを受信したアプリケーションサーバ
は、受信した電子メールを指定されたプリンタに適合す
る印刷データに変換する。そして、アプリケーションサ
ーバは、印刷データを、指定されたプリンタのプリンタ
アダプタに通信網を介して送信する。プリンタアダプタ
は、受信した印刷データに対してプロトコル変換を行っ
て指定に係るプリンタに転送し、印刷処理を実行させ
る。
【0007】アプリケーションサーバでは、印刷データ
が準備できたとき、プリンタアダプタに接続している電
話機に対してサーバから発呼してアダプタに印刷データ
の取得をリクエストするモードを制御することができ
る。この電話番号や印刷時の呼び出しのし方等の設定は
ユーザ登録時に行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムを運用するにあたり、以下の不具合があっ
た。
【0009】数字のチェックや並びでチェックを行って
も、電話番号の入力ミスを検出できないため、サーバは
誤って登録された電話番号に発呼してしまう。したがっ
て、異なる相手先に自動で電話をかけてしまう不具合が
ある。また、故意に電話番号を変えて迷惑電話を発する
こともできてしまう。
【0010】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、システムの信頼性向上させることを
可能としたプリントシステム及びその制御方法、及び媒
体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、印刷指示された電子メールを印刷データ
に変換するサーバと、前記サーバから通信網を介して受
信した前記印刷データをプロトコル変換してプリンタに
供給するアダプタとを有するプリントシステムにおい
て、前記サーバは、前記アダプタに前記印刷データを供
給すべく該アダプタに対して発呼する発呼手段と、前記
アダプタの電話番号を登録する登録手段と、前記アダプ
タからの回線接続時に該アダプタの電話番号を取得する
取得手段と、前記取得手段により取得された前記アダプ
タの電話番号と前記登録手段により登録された前記アダ
プタの電話番号とが一致しているか否かを判定する判定
手段と、前記判定手段による判定結果に応じて前記発呼
手段による発呼を制御する制御手段とを備えている。
【0012】また、本発明は、印刷指示された電子メー
ルを印刷データに変換するサーバと、前記サーバから通
信網を介して受信した前記印刷データをプロトコル変換
してプリンタに供給するアダプタとを有するプリントシ
ステムの制御方法において、前記サーバは、前記アダプ
タに前記印刷データを供給すべく該アダプタに対して発
呼する発呼工程と、前記アダプタの電話番号を登録する
登録工程と、前記アダプタからの回線接続時に該アダプ
タの電話番号を取得する取得工程と、前記取得工程によ
り取得された前記アダプタの電話番号と前記登録工程に
より登録された前記アダプタの電話番号とが一致してい
るか否かを判定する判定工程と、前記判定工程による判
定結果に応じて前記発呼工程による発呼を制御する制御
工程とを備えている。
【0013】また、本発明は、印刷指示された電子メー
ルを印刷データに変換するサーバと、前記サーバから通
信網を介して受信した前記印刷データをプロトコル変換
してプリンタに供給するアダプタとを有するプリントシ
ステムに適用可能なコンピュータ読取可能な媒体におい
て、前記サーバは、前記アダプタに前記印刷データを供
給すべく該アダプタに対して発呼する発呼ルーチンと、
前記アダプタの電話番号を登録する登録ルーチンと、前
記アダプタからの回線接続時に該アダプタの電話番号を
取得する取得ルーチンと、前記取得ルーチンにより取得
された前記アダプタの電話番号と前記登録ルーチンによ
り登録された前記アダプタの電話番号とが一致している
か否かを判定する判定ルーチンと、前記判定ルーチンに
よる判定結果に応じて前記発呼ルーチンによる発呼を制
御する制御ルーチンとを利用している。
【0014】また、本発明は、受信した電子メールを印
刷データに変換し、変換した印刷データをプリンタの接
続されているアダプタに供給するサーバであって、前記
アダプタに前記印刷データの準備ができたことの通知を
行うために前記アダプタに対して発呼する発呼手段と、
前記アダプタの電話番号を登録する登録手段と、前記ア
ダプタからの回線接続時に該アダプタの電話番号を取得
する取得手段と、前記取得手段により取得された前記ア
ダプタの電話番号と前記登録手段により登録された前記
アダプタの電話番号とが一致しているか否かを判定する
判定手段と、前記判定手段による判定結果に応じて前記
発呼手段による発呼を制御する制御手段とを備えてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0016】[第1の実施形態]図1は、本発明を適用
したプリントシステムのシステム構成図である。
【0017】本プリントシステムは、電子メールを送受
信しその内容を表示することができる端末(PDAと称
す)101、公衆電話回線、ISDN、衛星通信網など
の通信回線網103(本実施の形態では無線回線網を含
んだ公衆回線網とする)、通信回線網103とPDA1
01とを繋ぐ携帯通信端末102、論理的な空間である
インターネット106と通信回線網103との間を仲介
する外部プロバイダ104、印字装置であるプリンタ1
09、プリンタ109に接続されるアダプタ108、通
信回線網103とアダプタ108とを繋ぐ携帯通信端末
107、プリンタ109と、あらかじめ決められたプロ
トコルで通信するアプリケーションサーバ105で構成
される。携帯通信端末107は、自電話番号を通信先に
知らせることができる。
【0018】外部プロバイダ104はPDA101のメ
ールアカウントの管理運営を行う。また、外部プロバイ
ダ104は、あらかじめ決められたプロトコルでPDA
101と通信し、PDA101の制御によってメールデ
ータの送受信を行うことができる。
【0019】アプリケーションサーバ105は、複数の
プリンタの各々に関連したメールアカウント、電話番
号、プリンタの種類など、さまざまな固有情報を管理運
営している。さらに、アプリケーションサーバ105
は、通信網103もしくはインターネット106を介し
たPDA等との間のメール送受信、受信したメールの内
容の判定、判定結果に応じた各種サービス(メール本文
の印字・添付ファイルの展開とその印字・添付URLで
指定されたアドレスの取得と印字等)の選択、印字対象
を、指定されたプリンタ(例えば109)に合う情報に
変換、アダプタ108との接続(状態によりインターネ
ット接続、通信網103への電話の発呼、通信網103
からの着信)や認証、印刷データの交換、アダプタ10
8やプリンタ109のエラーの処理等を行う。また、印
字データをアダプタ108に即時転送する要求を出す
か、アダプタ108からの発呼を待機するかなどの制御
も行う。
【0020】また、アプリケーションサーバ105は、
アダプタ108の内部設定情報やアップデートされたプ
ログラム等をアダプタ105との間で交換、制御する。
【0021】アダプタ108は、接続プリンタ109の
判定、プリンタ109とのインターフェースによるプリ
ンタ109のエラー状態の認識、プリンタ109のステ
ータスや通信状態などのステータスのアプリケーション
サーバ105への通知、携帯通信端末107の制御、ユ
ーザによる操作に従ったアプリケーションサーバ105
への発呼、アプリケーションサーバ105からの着信と
その指示に従った自動発呼、アプリケーションサーバ1
05との認証、所定のプロトコルに従った受信印刷デー
タのプリンタ109への送信処理等を行う。
【0022】アダプタ108は、内部設定情報やアップ
デートされたプログラム等をアプリケーションサーバ1
05から取得することも行う。
【0023】上記構成において、PDA101が、取得
したメールの内容をアプリケーションサーバ105に転
送する場合の手順について説明する。
【0024】ユーザは、実行したいアプリケーション
(ここではメール本文印刷)に関連するアプリケーショ
ンサーバ105のメールアドレスを指定する。印刷した
いメール本文を、指定したアドレスに転送する設定を行
い、送信命令を入力する。送信命令を受けたPDA10
1は、携帯通信端末102を制御し、通信回線網103
を通じて外部プロバイダ104と接続する。そしてPD
A101は、あらかじめ決められたプロトコルに従っ
て、メールデータを転送し、必要なデータ交換をしたの
ち回線を切断する。
【0025】一方、アプリケーションサーバ105は、
アカウントの受信BOXを走査(定期的にチェック)す
るようになっており、印刷用データを受けとると、メー
ル本文印刷の処理を所定の順序によって行う。
【0026】<アダプタの説明>次に、本発明の実施形
態に係るアダプタ108について詳しく説明する。
【0027】図2は、アダプタ108の電気的構成を示
すブロック図である。
【0028】本実施形態におけるアダプタ108は、携
帯通信端末107に通信端末インターフェース2101
を介して接続し、通信端末インターフェース2101は
内部バス2108に接続する。この通信端末インターフ
ェース2101は異なる通信端末を接続する際に電気特
性の相違を吸収して内部バス2108に接続する。
【0029】プリンタ109はプリンタインターフェー
ス2104を介してアダプタ108の内部バス2108
に接続する。本実施形態ではアダプタ108とプリンタ
109はIEEE1284インターフェースで接続され
る。インターフェース2104のIEEE1284のネ
ゴシエーションによりによってプリンタ109からアダ
プタ108は、プリンタIDを取得できる。
【0030】内部バス2108には、全体動作を制御す
るマイコン2102と、内部の動作プログラムを記憶す
るとともに設定内容を記憶するROM2105、プログ
ラム実行領域および送受信データの一時記憶をするRA
M2106、ユーザからの操作や、ユーザへの表示をお
こなうユーザインターフェースであるU/I2103が
接続される。
【0031】U/I2103には、電源を制御するスイ
ッチSW(1)2112と、携帯通信端末107やプリ
ンタ109への制御をおこなうSW(2)2110,S
W(3)2111とが備えられている。3色LED
(1)2114とLED(2)2115はユーザにアダ
プタ108の状態を通知する。
【0032】ROM2105は書き換えが可能なROM
であり、ソフトウェアの追加変更が可能である。携帯通
信端末107に用意されている外部インターフェース部
は、アダプタ108による通信網103との間の発信、
着信、切断などを、外部からインターフェース2101
を介して制御する。そして、マイコン2102はインタ
ーフェース2101を介して携帯通信端末107に対
し、発信、着信、切断等の制御をおこなう。また携帯通
信端末107は自己の電話番号や電話の着信情報(RI
NG情報、着信電話番号、携帯通信端末107のステー
タス)・印刷関連のデータをインターフェース2101
に出力する。これによりアダプタ108は通信端末10
7の電話番号等の各種情報を取得することができる。
【0033】アプリケーションサーバ105および携帯
通信端末107はともに通信網103に接続されてい
る。携帯通信端末107が無線方式の通信端末である場
合は無線基地経由にて通信網103に接続される。
【0034】アダプタ108はインターフェース210
1を介して携帯通信端末107に、アプリケーションサ
ーバ105側の通信端末の電話番号に発呼する処理をお
こなう。携帯通信端末107は通信網103に対し前述
電話番号での接続を試みる。ここでの接続の確立は通信
網103の方式に従う。
【0035】アプリケーションサーバ105側の通信端
末が携帯通信端末107からの発呼を受理すると通信網
103での接続が完了する。
【0036】ROM2105は新しいソフトウェアを、
インターフェース2101やインターフェース2104
を介してダウンロードし、内部プログラムの書き換えを
する。また、ROM2105には、接続に必要な電話番
号、アダプタID等も格納され、同様に変更することが
できる。電源2107はアダプタ108を動作させる電
源である。
【0037】図3は、アダプタ108に実装されるソフ
トウェアの構成を示す図である。
【0038】図中右側のアダプタ108では、携帯通信
端末107と物理的に接続されるH/W2208の上位
に、通信端末との接続を確立する通信キャリアプロトコ
ル2207が実装されている。実際には携帯通信端末1
07を介して通信網103に接続されているので、通信
キャリアプロトコル2207は、通信網103に接続す
る発呼・着信・切断などの制御を主に行う。
【0039】通信キャリアプロトコル2207の上位に
はTCP/IPプロトコル群2206が実装される。本
実施例では、PPPやTCP/IPやFTPなどであ
る。アプリケーション2205は、アダプタ108とア
プリケーションサーバ105間のアプリケーションプロ
トコル、初期化、IEEE1284制御等のアダプタ機
能制御を担当し、TCP/IPプロトコル群2206を
介して通信網に対して通信を行う。
【0040】アダプタ108では、通信キャリアプロト
コル2207、TCP/IPプロトコル群2206、ア
プリケーション2205をソフトウェアにて実装してい
るため、アダプタ108の諸機能は、マイコン210
2、ROM2105、RAM2106等にて実現され
る。
【0041】次に、こうしたアダプタ108の動作を、
図4〜図9を参照して説明する。
【0042】図4は、アダプタ108の状態遷移を示す
図である。図5,6は、アダプタ108の初期化に関連
する処理の手順を示すフローチャートである。図7,8
は、アダプタ108の発呼に関連する処理の手順を示す
フローチャートである。図9は、アダプタ108のLE
D状態を示す図である。
【0043】アダプタ108の状態遷移はOFF状態5
000から始まる(図4の5000)。電源スイッチで
あるSW(1)2112をオンすると電源オン自己診断
モードに入る(図4の5001)。ここでは下記(1)
〜(4)のアダプタ108内のポートやレジスタのチェ
ックを行うシステムチェック(図5,6のS6001)
を行う。
【0044】(1)ROM2105のチェックサム確認
(図5,6のS6003) 図10は、ROM2105上のアダプタ情報領域の構成
を示す図である。ROM2105上のアダプタ108の
制御プログラムが書きこまれている領域とアダプタ10
8の固有情報を管理するアダプタ情報領域(図10)と
には、それぞれ別個に予めチェックサムが書きこまれて
おり、これらのチェックサムを正しく読み出せるかを確
認する。
【0045】(2)RAM2106の容量確認(図5,
6のS6006) アダプタ108に実装されているRAM2106に対し
てデータ書きこみ、読み出しチェックにより容量を確認
する。容量確認後、全ての領域はnullクリアされ
る。ここで確認した容量をRAM2106に保存してお
き、印刷データ受信時のバッファオーバーフローチェッ
クに使う。
【0046】(3)通信端末107の接続確認(図5,
6のS6008) 通信端末107が正しく接続され、動作しているかを確
認する。この時、通信端末107の電話番号を取得し、
RAM2106に保存しておく。
【0047】(4)プリンタ109の接続確認(図5,
6のS6010) プリンタ109が正しく接続され、動作しているかを確
認する。この時、インターフェース2104のIEEE
1284のネゴシエーションによりプリンタ109から
プリンタIDを取得する。プリンタ109のプリンタI
Dを取得し、RAM2106に保存しておく。
【0048】以上の自己診断でエラーを発見した場合
(図5,6のS6002,S6005,S6007,S
6009,S6011)は、電源オフ待ちモード(図4
の5002)に入りCPU2102をスタンバイモード
にしてSW(1)2112による電源オフのみが可能な
状態にする(図5,6のS6004)。
【0049】アダプタ108が稼動するためにはユーザ
情報を、ROM2105上のユーザ情報領域(図11)
に書きこむ必要がある。図11は、ROM2105上の
ユーザ情報領域の構成を示す図である。
【0050】ROM2105上のユーザ情報領域(図1
1)をチェックし(図5,6のS6012)、ユーザ情
報が書きこまれていない状態ならば初期設定モード(図
4の5003)に入る。なお、アプリケーションサーバ
105上のユーザ情報を変更した時、アダプタ108上
のユーザ情報を書きかえるために、SW(2)2110
を押下しながらSW(1)2112をオンすることでも
初期設定モード(図4の5003)に入る。
【0051】ユーザ情報はアプリケーションサーバ10
5に準備されているので、初期設定モード(図4の50
03)では、その情報を以下の手順でダウンロードし、
ROM2105上のユーザ情報領域(図11)に書きこ
む。
【0052】(1)SW(2)2110を押されたなら
ばアダプタ情報領域(図10)に格納されている登録セ
ンター番号に発呼する。登録センターに接続したなら
ば、アダプタ情報領域(図10)に格納されているアダ
プタID(AdapterID)をLoginID、p
asswordなしでPPPによりログインする。
【0053】(2)FTPによりユーザ情報ファイルを
ダウンロードする。
【0054】アダプタ情報領域(図10)に格納されて
いるアダプタID(AdapterID)、登録パスワ
ードをUserID、passwordとしてアプリケ
ーションサーバ105内にあるFTPサーバにコネクト
する。
【0055】コネクトに成功した場合は、ユーザ情報フ
ァイルを獲得してROM2105上のユーザ情報領域
(図11)に格納する。
【0056】ユーザ情報ファイルには、デフォルトの電
話番号以外のサーバに電話するための電話番号が含まれ
ている。なお、接続する電話番号の変更は、ユーザが通
信端末102で予め電子メールにて電話番号の変更をア
プリケーションサーバ105に通知し、通知されたアプ
リケーションサーバ105はユーザ情報ファイルに、接
続する電話番号を含ませておくことにより、実現され
る。また、電子メールのアドレスと電話番号を予め対応
づけておくことにより、ユーザが、所望とする電話番号
に対応するアドレスに電子メールを送信することによっ
ても実現され得る。
【0057】(3)ユーザ情報ファイルのダウンロード
が終了したならFTP接続をクローズし、ログオフし、
回線を切断する。
【0058】電源オン自己診断が成功し、ユーザ情報が
正しく書きこまれていた場合、および初期設定が終了し
たなら、アプリケーションサーバ105からの着呼、ま
たはユーザのSW(2)2110の操作を待っている状
態であるアイドルモード(図4の5004)もしくは、
プログラムアップデートモード(図4の5030)に入
る。
【0059】プログラムアップデートモード(図4の5
030)は、SW2、SW3両方を押下しながら電源ス
イッチSW1をオンする事によって入る。モードではL
ED1、LED2が同時に赤点滅する。このモードで
は、サーバに準備されている最新プログラムモジュール
をダウンロードし、フラッシュROM上のプログラムを
書きかえることができる。
【0060】本実施形態のシステムでは、アプリケーシ
ョンサーバ105にて印刷データの準備が完了したなら
ば、アプリケーションサーバ105側からアダプタ10
8を呼び出す動作モードと、アダプタ108からのリク
エストによりアプリケーションサーバ105が印刷デー
タを送り出す動作モードの二つの動作モードがある。着
呼確認モード(図4の5006)はアプリケーションサ
ーバ105側からアダプタ108を呼び出す動作モード
に対応する。
【0061】アイドルモード(図4の5004)におい
て、電話の着呼を受けた場合(図6のS6020)着呼
確認モード(図4の5006)に移る。図6のステップ
S6021にて、発信者番号通知による発信者番号を得
る。発信者番号が通知されていない場合は(図6のS6
022)、着呼を無視して何もせずアイドルモード(図
4の5004)に戻る。一方、発信者番号を取得できた
場合(図6のS6022)、取得した発信者番号とユー
ザ情報領域(図11)に格納されているサーバ番号リス
トとを比較する(図7,8のS6023)。サーバ番号
リストに取得発信者番号がなければ、着呼を無視し何も
せずにアイドルモード5004に戻る。取得した発信者
番号と一致する番号があれば、RINGが終了するのを
待ち、発呼モード(図4の5005)に移る(図7,8
のS6026へ)。
【0062】着呼確認が成功した場合、またはアイドル
モード(図4の5004)において、SW(2)211
0の押下が1秒以下を検出した場合(図7,8のS60
24)、サーバ発呼モード(図4の5005)に遷移す
る(S6026へ)。
【0063】サーバ発呼モード(図4の5005)で
は、ボタンSW(3)2111の操作によりアイドル状
態へ戻れるよう設定している。サーバ発呼モードでは、
ユーザ情報領域(図11)に登録されているデホルトア
クセスポイント番号を使って発呼する(図7,8のS6
026)。
【0064】アイドルモード(図4の5004)におい
てSW(2)2110の押下が1秒以上の場合、ユーザ
がダイアルするモードになり、手動ダイアルで発呼する
(図7,8のS6028)。
【0065】アプリケーションサーバ105と接続した
ならば、図7,8のステップS6029において、アダ
プタ情報領域(図10)に格納されているアダプタID
(AdapterID)をLoginID、passw
ordなしでアプリケーションサーバ105にPPPに
よりログインする。
【0066】発呼、接続、ログインに失敗した場合は
(S6030)、発呼リトライモード(図4の500
7)に入り、通信の規定に従いリトライする。リトライ
回数をオーバーした場合はアイドルモード(図4の50
04)に戻る。リトライ中SW(3)2111が押下さ
れた場合はリトライをキャンセルし、アイドルモード
(図4の5004)に戻る。また、リトライ中の着信は
無視する。
【0067】図7,8のステップS6030にてログイ
ンに成功したと判断されたならば、ステップS6031
にて、先に説明した電源オン自己診断時に獲得した通信
機電話番号(AdapterTelNumber)を、
UserID、プリンタID(PrinterID)を
passwordにして印刷データ転送サービスにコネ
クトする。コネクトに失敗した場合は(図7,8のS6
032)、印刷データが準備できていないとみなしアプ
リケーションサーバ105からログアウトし、回線を切
断して、アイドルモード(図4の5004)に戻る。
【0068】一方、印刷データ転送サービスにコネクト
したならば(図7,8のS6032でYES)、データ
受信モード(図4の5008)に入り、アプリケーショ
ンサーバ105から印刷データを受信し、データをRA
M2106上の受信バッファに格納する(図4の501
6)と共に、受信バッファに格納されているデータを順
次取り出し、IEEE1284インターフェース210
4のプロトコルに合わせてデータを出力する。こうする
ことによって印字データがプリンタ109から出力され
る。
【0069】プログラムは受信バッファのオーバーフロ
ーをチェックし、オーバーフローした場合はアプリケー
ションサーバ105に送信のABORTを通知する。ア
プリケーションサーバ105は送信のABORTを通知
されても直ちにデータの送信を終了しない場合がある。
アプリケーションサーバ105からのデータ送信ABO
RT応答を確認してから通信セッションを終了しなけれ
ばならない。
【0070】印刷データ転送サービスとのコネクトが完
了すると、アプリケーションサーバ105はセッション
の開始を通知してくる。本アダプタ108はセッション
の開始を受信したならば、プリンタ109のプリンタス
テータスを取得し、アプリケーションサーバ105に返
す。アプリケーションサーバ105は、1ジョブ単位に
印刷データを送ってくる。1ジョブ分の印刷データを受
信した後、プリンタステータスを送信することで次のジ
ョブのデータ転送が始まる。
【0071】アプリケーションサーバ105は印刷ジョ
ブが無くなるとデータ終了を通知してくる。本アダプタ
108はデータ終了を受信したら、通信終了モード(図
4の5011)へ移り、印刷データ転送サービスとのコ
ネクトを終了し、アプリケーションサーバ105からロ
グアウトし、回線を切断する。切断後、印刷/バッファ
フラッシュモード(図4の5012)へ移る。プリンタ
109に異常が無い限り、受信バッファ中の印刷データ
を全てプリンタ109に送出し、イニシャ信号を送り、
アイドルモード(図4の5004)へ戻る。
【0072】また、印刷データや制御コマンドに対する
リプライが、ユーザ情報領域(図9)に格納されている
データ受信タイムアウト時間を経過しても送られてこな
い時も同様である。
【0073】データ受信中にSW(3)2111の押下
を検出したならば、アプリケーションサーバ105に、
転送のABORTを通知する。アダプタ108は通知
後、通常の受信モード(図4の5008)に戻り、アプ
リケーションサーバ105からのデータ送信ABORT
応答により通信終了モード(図4の5011)に移って
受信を終了し、さらに、印刷/バッファフラッシュモー
ド(図4の5012)へ移ってバッファの内容を印刷
し、アイドルモード(図4の5004)へ戻る。
【0074】回線切断を検出したならば、印刷/バッフ
ァフラッシュモード(図4の5012)へ移り、受信バ
ッファ中の印刷データを全てプリンタ109に送出し、
イニシャル信号を送り、アイドルモード(図4の500
4)へ戻る。
【0075】データ受信中にプリンタエラーを検出した
ならば、プリンタエラーモード(図4の5013)へ移
り、アプリケーションサーバ105に、転送のABOR
Tを通知する。本アダプタ108は通知後、通常の受信
モード(図4の5008)に戻り、アプリケーションサ
ーバ105からのデータ転送ABORT応答により通信
終了モード(図4の5011、)に移って回線断し、さ
らに、印刷/バッファフラッシュモード(図4の501
2)へ移って受信を終了する。なお、アプリケーション
サーバ105は、アダプタ108からのABORT通知
に応じて、プリンタエラーが起きたことを認識し、プリ
ンタエラーの起きたジョブを認識し、そのジョブが削除
されないように管理する。プリンタエラーが回復しユー
ザがアダプタ108のスイッチSW(2)2110を押
下した場合、図4の状態5005に移り、アプリケーシ
ョンサーバ105に発呼する。アプリケーションサーバ
105は、発呼に応じて、エラーの起きたジョブのデー
タを再送する。アダプタ108は図4の状態5008に
移り、アプリケーションサーバ105からデータを受信
する。
【0076】本アダプタ108は印刷中にIEEE12
84PError信号を監視し、エラーを検出したなら
ば、IEEE1284へのデータ送出を中止する。そし
て、紙無しモード(図4の5010)へ移り、受信デー
タの送出中止をABORT送出することでアプリケーシ
ョンサーバ105へ依頼する。アダプタ108は中止
後、印刷データを受信し、バッファへ格納するだけのモ
ード(図4の5016)に移る。この時、通常のデータ
受信モード(図4の5008)と同じバッファオバーフ
ロ―チェック、SW(3)2111の押下チェックを行
う。
【0077】アダプタ108は1ページのデータを受信
し終わったならば、通信終了モード(図4の5017)
へ移り、印刷データ転送サービスとのコネクションを終
了し、アプリケーションサーバ105からログアウト
し、回線を切断し、ユーザがSW(2)2110を押下
するのを待つ。SW(2)2110が押下されたなら
ば、印刷/バッファフラッシュモード(図4の501
8)へ移り、そのページの最初から受信バッファ内のデ
ータをプリンタ109に送出する。印刷が成功したなら
ば、受信バッファをフラッシュして、アイドルモード
(図4の5004)に戻る。印刷に失敗したならば、S
W(2)2110の押下を待つモード(図4の501
7)に戻る。
【0078】<サーバの説明>以下に、図1に示すサー
バシステムの各構成部分の内部について詳細に説明す
る。
【0079】図12は、図1で示したアプリケーション
サーバ105の内部構成を示す図である。
【0080】3101はファイアウォールサーバであ
り、外部からの侵入やアタックの遮断等の機能を持つ。
アプリケーションサーバ105内のイントラネット上の
サーバ群を安全に運用するために使用する。
【0081】3102はスイッチであり、アプリケーシ
ョンサーバ105内のイントラネットを構成するための
ものである。
【0082】3103はコミュニケーションサーバであ
り、PIAFS、アナログモデム、ISDNによる接続
をサポートし、ファイアウォール、RADIUSクライ
アント機能を持つ。
【0083】3104はネットワークプリントサーバで
あり、ネットワークプリントサービスに関わり、目的に
応じた印刷データの作成、プリントジョブ生成、アダプ
タ108との通信等を行う。
【0084】3105は、業界標準のダイアルアップ接
続ユーザ認証システムであるRADIUSシステムに関
するRADIUSサーバである。RADIUSサーバ3
105は、RADIUSクライアント機能を持つコミュ
ニケーションサーバ3103からの認証要求を受け、認
証の可否をクライアントに返す働きをする。
【0085】3106はメールサーバであり、印刷要求
メールを受け取る。
【0086】3107はWWWサーバであり、ネットワ
ークプリントサービスのホームページを持つ。また、ユ
ーザ毎にユーザホームページを提供し、各ユーザがCG
I等を用いてプリントサービスを利用できるようにす
る。
【0087】3109はインターネット、3108は公
衆回線網(PSTNまたはPHS網)である。
【0088】3110はFTPサーバであり、アダプタ
108の内部設定情報やアップデートされたプログラム
等を管理する。ユーザの指示によりアダプタ105か
ら、内部設定情報やアップデートされたプログラム等を
FTPプロトコルにてファイルとして転送する。
【0089】次に、図12のように構成されるアプリケ
ーションサーバ105のメール印刷機能を説明する。
【0090】ネットワークプリントサービスのユーザ
は、電子メール印刷のサービスを受ける前に、アプリケ
ーションサーバ105内のメールサーバー3106の電
子メールアカウントを取得する。このアカウントに対し
て電子メールを送ることにより、ユーザは電子メール印
刷サービスを受けることが出来る。
【0091】また、前記電子メールアカウントは、1ユ
ーザに対して、提供するサービス毎に異なったアカウン
トが用意される。提供するサービスは以下の4種類とし
て、前記電子メールアカウントも各ユーザに対してそれ
ぞれ4種類用意される。
【0092】1.電子メール本文印刷 2.添付ファイル印刷 3.本文+添付ファイル印刷 4.URL印刷 電子メール本文印刷用に用意されたメールアカウントに
電子メールを送信することで、ネットワークプリントサ
ービスのユーザは、アプリケーションサーバ105に対
して電子メール本文のみの印刷データ生成を依頼するこ
とになる。
【0093】添付ファイル印刷用に用意されたメールア
カウントに電子メールを送信することで、ネットワーク
プリントサービスのユーザは、アプリケーションサーバ
105に対して電子メールの添付ファイルの印刷データ
生成を依頼することになる。
【0094】本文+添付ファイル印刷用に用意されたメ
ールアカウントに電子メールを送信することで、ネット
ワークプリントサービスのユーザは、アプリケーション
サーバ105に対して電子メール本文と添付ファイルの
印刷データ生成を依頼することになる。
【0095】URL印刷用に用意されたメールアカウン
トに電子メールを送信することで、ネットワークプリン
トサービスのユーザは、アプリケーションサーバ105
に対して電子メール本文中に記述されたURLにあるH
TML、XML等で記述された情報の取得と、その印刷
データの生成を依頼することになる。
【0096】なお、添付ファイルがないにもかかわら
ず、これを印刷するためのメールアカウントに電子メー
ルを送信したとき、または電子メール本文にURL記述
がないにもかかわらず、これに係る印刷データを印刷す
るためのメールアカウントに電子メールを送信した場合
は、電子メール本文のみの印刷データが生成される。
【0097】また、添付ファイルのみのメールを本文印
刷用に用意されたメールアカウントに送信した場合は、
添付ファイルの印刷データが生成される。
【0098】本文にURL記述しかない電子メールを本
文印刷用に用意されたメールアカウントに送信した場合
は、電子メール本文の代わりに、URLにあるHTM
L、XML等で記述された情報の印刷データが生成され
る。
【0099】さらに、URL印刷用に用意されたメール
アカウントに、URLが記述された電子メール本文を送
信したにもかかわらず、HTML、XML等で記述され
た情報の取得失敗、URL記述の間違い等があった場合
は、エラーがあった旨をアプリケーションサーバ105
からPDA101を介してユーザにメールで通知する。
【0100】本システムでのメールアカウントの付与方
法は、本文印刷用にユーザアカウントのみ、添付ファイ
ル印刷用にユーザアカウント+“A”、本文+添付ファ
イル印刷用にユーザアカウント+“B”、URL印刷用
にユーザアカウント+“C”とする。これらを、アプリ
ケーションサーバ105のデータベースに登録してお
く。また、登録するときに、それらのアドレスに対して
電子メールが送信された場合に、印刷に使用するプリン
タ(109)に接続された携帯通信端末(107)の電
話番号もRADIUSサーバ3105のデータベースに
登録しておく。また、プリンタ(109)の機種情報を
RADIUSサーバ3105のデータベースに登録して
おいてもよい。ユーザ登録方法については、詳細に後述
する。
【0101】図13は、アプリケーションサーバ105
内のソフトウェアモジュール構成図である。
【0102】MailServer3202は、物理的
にはメールサーバ3106に存在する。IMAPサーバ
機能を有し、マルチパートMIMEの解釈や、メール到
着のIMAPクライアント(本実施形態の場合emai
lオブジェクト3203)への通知を行う。
【0103】emailオブジェクト3203は、印刷
対象となるデータ、ユーザID(この場合は、電子メー
ルアドレス)を持つ。またIMAPクライアント機能を
持ち、マルチパートMIMEのようなメールでも、IM
APサーバ(本実施形態の場合emailManage
r3202)からMIMEタイプに応じて個々のパート
を取り出すことができる。さらにPrinterMan
agerオブジェクト3205に印刷対象データを渡す
機能を持つ。
【0104】PrinterDB3204は各ユーザの
情報を格納し、PrinterManager320
5、UserHTMLPage3209、HTMLPa
ge3210などにデータベースアクセス手段を提供す
る。各ユーザーの情報としては、以下のようなものがあ
る。
【0105】UserID(ネットワークプリントシス
テム登録時のユーザネーム)、UserPasswor
d(ネットワークプリントシステム登録時のユーザのパ
スワード)、UserTelNumber(ネットワー
クプリントシステム登録時のユーザの電話番号)、Ad
apterID(アダプタに固有のID)、Adapt
erTelNumber(アダプタに接続される電話の
番号)、PrinterID(IEEE1284経由で
取得されるプリンタ機種ID)。
【0106】これらは、ネットワークプリントシステム
登録時に各ユーザ毎に設定される。
【0107】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、PrinterDriverオブジェク
ト3206のIDを持ち、PrinterDriver
オブジェクト3206の管理機能(生成、消去、カウン
ト、停止等)、ユーザID(この場合は電子メールアド
レス)をキーにしてPrinterDB3204を検索
する機能、PrinterDB3204から取得したP
rinterIDより必要に応じて適切なPrinte
rDriverオブジェクトを生成し、印刷対象データ
を渡す機能等を有する。なお、PrinterDriv
erオブジェクトの生成とは、プリンタに対応するプリ
ンタドライバを選択し、起動することである。
【0108】PrinterDriverオブジェクト
3206は、PrinterIDに応じて各プリンタ用
に生成される。PrinterManagerオブジェ
クト3205がPrinterDB3204から取得し
た、ユーザIDに応じたAdapterTelNumb
er、AdapterID、PrinterIDを保持
し、印刷対象データを特定のプリンタが理解できる形式
に変換する。添付ファイル印刷の場合は、そのアプリケ
ーションタイプをMIMEタイプから判断し、それに応
じたアプリケーションを起動して変換する。
【0109】PrintJobオブジェクト3207
は、各PrinterDriverオブジェクト320
6毎に生成される。生成時に取得した、ユーザIDに応
じたAdapterTelNumber、Adapte
rID、PrinterIDと、PrinterDri
verオブジェクト3206が生成した印刷データとを
保持し、印刷データをキューイングする機能と、Ada
pterTelNumberを基に、アダプタ108に
対して出力する機能を持つ。
【0110】WebBrowserオブジェクト320
8は、WWWのブラウジング機能を持つ。Printe
rDriverオブジェクト3206からのHTML取
得メッセージにより、指定URLからHTMLで作成さ
れた情報を取得し、レンダリングする機能を有する。
【0111】UserHTMLPageオブジェクト3
209は、各ユーザ毎に生成されるWebPageで、
デフォルトプリンタ等のユーザ登録情報を持つ。またC
GIを用いたプリントステータスの反映、Printe
rDriverオブジェクト3206にジョブ制御メッ
セージを送ることによるプリントジョブ制御、HTTP
で受け取ったデータをPrinterDB3204に反
映することによるユーザ設定の変更等の機能を持つ。さ
らに、PrinterManagerオブジェクト32
05からの依頼により、プリントステータスを本ネット
ワークプリントシステムユーザのホームページに反映さ
せる機能も持つ。
【0112】HTMLPage3210は、本ネットワ
ークプリントシステムを構成するドメインのホームペー
ジである。ユーザ登録等の機能を持つ。
【0113】RADIUSServer3211は図1
2のRADIUSサーバ3105に相当する。Port
Master3212は、図12のコミュニケーション
サーバ3103に相当する。
【0114】PortMaster3212は、各Ad
apter3213からの接続要求に対する日時、接続
期間発信者番号、データ転送に関るサービスの種別、エ
ラーやワーニングに関る情報をネットワークプリントサ
ーバに送り、データベースである3204に保存する。
【0115】PDA3201は、図1のPDA101に
相当し、最低限メール送信機能を持つ通信端末である。
HTMLのブラウジング機能を持っていてもよい。
【0116】Adapter3213は、図1のアダプ
タ108に相当する。
【0117】Printer3214は、図1のプリン
タ109に相当する。
【0118】なお、PDA3201とAdapter3
213は、物理的にはPHS等の通信端末を経由して本
ネットワークプリントシステムに接続されるが、通信端
末の図示は省略してある。
【0119】FileTransferManager
3220は、図12のFTPサーバ3110に相当す
る。FileTransferManager3220
は、以下のファイルを管理している。
【0120】Version.inf(プログラムアッ
プデートに必要なヴァージョンファイル)、progr
am.bin(Adapter3213用のアップデー
トプログラムファイル)、AdapterID.cfg
(アダプタの設定ファイル名/ユーザ情報ファイル
名)。
【0121】AdapterID.cfgは、Prin
terDB3204で登録されているAdapterI
Dにcfgの属性が付いたもので、登録されているAd
apterIDの数の分だけファイルがある。
【0122】<サービス初期登録の説明>本印刷システ
ムを利用するためにはユーザ登録を行う必要がある。図
14は、ユーザ登録を行う時に利用する登録画面を示す
図である。
【0123】この情報はインターネットを通じてweb
ブラウザ機能を持つコンピュータ(図示せず)もしくは
PDA101に供給される。ユーザ登録ページは、HT
MLPage3210およびUserHTMLPage
オブジェクト3209にて供給される。コンピュータ
(図示せず)もしくはPDA101で入力された設定値
は、インターネットを通じてPrinterDB320
4に登録される。登録する内容としては、ユーザ個人情
報4001、連絡先4002、アダプタに関する情報4
003や設定ボタン等4004などがある。
【0124】連絡先4002に関する設定情報には、電
子メールアドレスを登録する項目4005があり、印刷
ステータスをこのアドレスに送ることができる。
【0125】アダプタに関する情報4003には、アダ
プタID項4006、アダプタ電話番号項4007、パ
スワード項4008、プリンタ機種項4009、自動発
呼項4010、メールステータス通知サービス項401
1などの設定項目がある。
【0126】アダプタID項4006の値は、Adap
terIDに、アダプタ電話番号項4007の値はAd
apterTelNumberに、プリンタ機種項40
09の値はPrinterIDに、それぞれ相当する。
初期登録で入力するPrinterIDは、アダプタと
通信する前に印刷データに変換する時のデフォルト値と
して使用する。自動発呼項4010では、印刷データが
準備できたとき、アダプタ電話番号項4007にある電
話番号へサーバから発呼してアダプタに印刷データの取
得をリクエストするモードを制御することができる。
【0127】図15は、発呼制御を示すフローチャート
である。
【0128】ユーザ個人情報4001、連絡先400
2、アダプタに関する情報4003等の設定が済み、登
録が完了すると、PrinterDB3204への登録
や、AdapterID.cfgファイルの生成が行わ
れる(S4020)。さらに、PrinterDB32
04内のADPCalledFlagを0にセットしサ
ーバから発呼するアダプタ電話番号項4007にある電
話番号の未確認であることを記憶する。また、メールサ
ーバ3106のドメイン名をmnp.co.jpとし、
ユーザがtamaというアカウントを取得したものとす
る。そのとき、メールサーバ3106は、電子メールア
カウントとして以下のものが自動的に用意される。
【0129】 1.tama@mnp.co.jp (本文印刷用) 2.tamaA@mnp.co.jp(添付ファイル印
刷用) 3.tamaB@mnp.co.jp(本文+添付ファ
イル印刷用) 4.tamaC@mnp.co.jp(URL印刷用) このように4つの印刷機能と電子メールのアドレスとが
対応しているため、tamaというアカウントを持つユ
ーザは、携帯端末102に予め登録してある4つの電子
メールアドレスのいずれかを選択するだけの簡単な操作
で、印刷コマンドをキー入力するようなことをしなくと
も、所望の印刷機能を選択設定できる。
【0130】なお、前述した4つのメールアドレスと、
プリンタにアダプタを介して接続されている携帯端末の
電話番号とは対応づけてデータベースに登録されてお
り、アプリケーションサーバは、受信したメールのアド
レスを基にして、対応する電話番号を認識し、印刷デー
タを作成し、公衆通信網を介して携帯端末経由でアダプ
タに送信できる。登録が完了するとユーザにユーザID
が知らされる。
【0131】次に、アプリケーションサーバ105は、
アダプタ108にユーザ設定ファイルのダウンロードを
まつ(判断4021)。 ユーザの指示によりアダプタ
108(=3213)は、アプリケーションサーバ10
5にログインする。この場合、Adapter3213
がPortMaster3212に電話し、Adapt
erID、パスワードなしでログインする。このログイ
ン接続はTCP/IP接続であるが、PortMast
er3212によってAdapter3213に与えら
れるIPアドレスは、本ネットワークプリントシステム
のプライベートアドレスである。
【0132】Adapter3213は、IPアドレス
は、Adapter3213ないで設定されたアドレス
を使用し、User名をAnonymous、pass
wordをアダプタ情報領域に格納されているアダプタ
IDとしてFileTransferManager3
220にコネクトする。
【0133】上記プロセスでログインが許可されたAd
apter3213は、FileTransferMa
nager3220に、AdapterID.cfg名
のファイル転送の要求メッセージを送る。
【0134】メッセージを受けたFileTransf
erManager3220は、指定されたIPアドレ
ス、つまりAdapter3213のアドレスに対し
て、FTPプロトコルなどで指定されたファイルを送出
する。
【0135】この時、PortMaster3212
は、各Adapter3213からの接続要求に対する
日時、接続期間、発信者番号、データ転送に関るサービ
スの種別、エラーやワーニングに関る情報をネットワー
クプリントサーバに送り、PrinterDB3204
に保存する。
【0136】ネットワークプリントサーバは、ファイル
転送が終了したのを待って、PrinterDB320
4内にあるFTP接続したアダプタの発信者番号とユー
ザ登録してある電話番号(アダプタ電話番号項4007
と同一)と比較する(判断4022)。判断4022に
てDPCalledFlagを1にセットしサーバから
発呼する電話番号が確認済みであることを記憶して終了
する。
【0137】ユーザは登録内容を変更したいときは、ユ
ーザIDとパスワードの入力で先のユーザ登録の画面に
入ることが出きる。処理4024にてPrinterD
B3204の内容を変更し、判断4025にて登録内容
の変更がアダプタ電話番号項4007であるかを判定す
る。電話番号が変更された場合、処理4025にてDP
CalledFlagを0にセットしサーバから発呼す
る電話番号が未確認であることを記憶する。一方、アダ
プタ電話番号項4007の変更でない場合、終了する。
【0138】<印刷の流れの説明>次に、図13および
図16を参照して、アプリケーションサーバ105が電
子メールを受け取り、印刷ジョブを生成し、アダプタ1
08に送信するまでの流れを以下に説明する。図16
は、印刷の流れを説明するフローチャートである。
【0139】ネットワークプリントサービスのユーザ
は、PDA3201等のメール端末機器を用いて、印刷
したい電子メールをアプリケーションサーバ105へ送
信する。電子メールの宛先は、前述したように、ユーザ
が希望するサービスに対応するアドレスが選択される。
【0140】アプリケーションサーバ105に送信され
た電子メールは、実際にはMailServer320
2が受信する。
【0141】アプリケーションサーバ105で受信した
電子メールは、印刷要求とみなし処理4030にて以下
のことを行う。
【0142】本実施形態のMailServer320
2は、IMAPサーバの機能を有し、そこでMailS
erver3202は、IMAPクライアント機能を有
する、各ユーザ毎のネットワークプリントサーバ310
4内のemailオブジェクト3203に対して、IM
APプロトコルに従いメール受信を通知する。
【0143】ネットワークプリントサーバ3104内の
emailオブジェクト3203は、IMAPプロトコ
ルにより、メールアドレスに応じた目的のMIMEパー
トを取得する。取得したデータは、PrinterMa
nagerオブジェクト3205に転送される。
【0144】PrinterManagerオブジェク
ト3205は、電子メールアカウントで示されるユーザ
IDを用いてPrinterDB3204を検索し、ユ
ーザの情報(デフォルトで使用するプリンタのID等)
を取得する。そして、取得したデフォルト使用のプリン
タに対するPrinterDriverオブジェクト3
206を生成する。
【0145】PrinterDriverオブジェクト
3206はPrinterManagerオブジェクト
3205から、印刷すべきデータを取得し、印刷データ
に変換してPrintJobオブジェクト3207を生
成する。
【0146】もし、印刷すべきデータがURLであれ
ば、PrinterDriverオブジェクト3206
はWebBrowserオブジェクト3208にURL
を送信する。WebBrowserオブジェクト320
8はインターネットから、指定されたURLの内容(H
TML、XML等で記述されたホームページ)を取得
し、それをレンダリングした上でPrinterDri
verオブジェクト3206に返送する。Printe
rDriverオブジェクト3206は、レンダリング
された印刷すべきデータを印刷データに変換してPri
ntJobオブジェクト3207を生成する。
【0147】通信状態の悪さによるタイムアウト、アド
レス間違い等、URL内容の取得に失敗した場合は、W
ebBrowserオブジェクト3208はPrint
erDriverオブジェクト3206にエラーを返
す。PrinterDriverオブジェクト3206
はさらにPrinterManagerオブジェクト3
205にエラーを通知し、emailオブジェクト32
03がエラーである旨のメールを作成してユーザに返送
する。
【0148】通常印刷データの準備が完了したとき、本
発明では判断4031にてDPCalledFlagが
1にセットされて、サーバから発呼する電話番号が確認
済みであること判定する。 DPCalledFlag
が0の場合、アダプタ108が発呼を待つ判断4034
に進む。
【0149】本実施形態における印刷データの転送は、
アプリケーションサーバ105が発呼して行う場合と、
アダプタ108が発呼して行う場合の2通りが可能であ
り、初期登録の自動発呼項4010で登録されたPri
nterDB3204で制御する。印刷データが準備で
きたとき、判断4032にてPrinterDB320
4をチェックし、アダプタ電話番号項4007にある電
話番号へサーバから発呼してアダプタに印刷データの取
得をリクエストするモードを判定する。
【0150】アプリケーションサーバ108が発呼する
場合は、処理4033にて、PrintJobオブジェ
クト3207自身が持つPrinterTelNumb
erに対して発呼するよう、PortMaster32
12に依頼する。
【0151】PortMaster3212は、Pri
ntJobオブジェクト3207からの依頼により前記
PrinterTelNumberに電話するが、この
とき本ネットワークプリントシステムの電話番号を通知
し、一旦通信を切断する。これによりアダプタ108は
ネットワークプリントシステムの電話番号を取得し、取
得した電話番号にかけ直すので、サーバはアダプタ10
8からの発呼を判断4034にて待つ。
【0152】アダプタ108が発呼してきたら処理40
35にて以下のことを行う。アダプタ108(=321
3)がアプリケーションサーバ105にログインする。
この場合、Adapter3213がPortMast
er3212に電話し、AdapterID、Adap
terTelNumber、PrinterIDを認証
のキーとしてログインする。認証のキーは、PortM
aster3212からRADIUSServer32
11を経由してPrinterDB3204に送られ、
PrinterDB3204でチェックされる。
【0153】このログイン接続はTCP/IP接続であ
るが、PortMaster3212によってAdap
ter3213に与えられるIPアドレスは、本ネット
ワークプリントシステムのプライベートアドレスであ
る。
【0154】上記プロセスでログインが許可されたAd
apter3213は、PrinterManager
オブジェクト3205に、印刷データの要求メッセージ
を送る。メッセージを受けたPrintManager
オブジェクト3205は、Adapter3213のA
dapterID、AdapterTelNumbe
r、PrinterIDに合致するPrintJobオ
ブジェクト3207を特定し、そのオブジェクトにデー
タ送信のメッセージを送る。このメッセージには、Ad
apter3213のIPアドレスが含まれる。
【0155】印刷データは、PrintJobオブジェ
クト3207中に貯えられており、PrintJobオ
ブジェクト3207は、指定されたIPアドレス、つま
りAdapter3213のアドレスに対して、LPR
プロトコルなどでプリントデータを送出する。
【0156】[第2の実施形態]次に、第2の実施の形
態を説明する。第2の実施形態の構成は、基本的に第1
の実施形態の構成と同じであるので、第2の実施形態の
説明では、第1の実施形態の構成を流用する。
【0157】図17は、発呼制御を示す第2の実施形態
を示すフローチャートである。このフローは先に説明し
た図15に示す第1の実施形態における発呼制御と同一
ステップについてはステップ番号を同一番号で示すとと
もに説明を省略する。
【0158】ネットワークプリントサーバは、ファイル
転送が終了したのを待って、PrinterDB320
4内にあるFTP接続したアダプタの発信者番号とユー
ザ登録してある電話番号(アダプタ電話番号項4007
と同一)と比較する(判断4022)。判断4022に
てDPCalledFlagを1にセットしサーバから
発呼する電話番号が確認済みであることを記憶して終了
する。
【0159】一方、電話番号の不一致を検出した場合、
登録されているメールアドレスに、登録内容の不備を示
す電子メール発する処理4040を行い終了する。
【0160】[その他の実施形態]本実施携帯では、印
刷システムを例に説明したが、サーバへのユーザ登録、
その登録内容によってサーバが自動で発呼するようなシ
ステムに適応できることは言うまでもない。
【0161】また、上述した各実施形態の構成に代わっ
て、次のような構成であってもよい。
【0162】すなわち、携帯端末102を、PHSやP
DCで代表される無線で通信を行う装置から有線で通信
を行う固定式電話(モデム)に置き換えてもよい。
【0163】また、前述した各実施形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0164】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の各実施形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体が本発明を構成することになる。
【0165】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピィディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0166】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した各実施形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなど
が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっ
て前述した各実施形態の機能が実現される場合も、本発
明に含まれることは言うまでもない。
【0167】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現
される場合も、本発明に含まれることは言うまでもな
い。
【0168】
【発明の効果】以上詳述したように、発呼制御を行うに
あたり、サーバへの電話番号の登録、登録した電話機か
らサーバへの発呼し、サーバは発信者番号の取得、サー
バは登録された電話番号と発信者番号の比較することに
よってサーバからの発呼動作を制御することができた。
【0169】発信する電話番号の登録に間違いを検出す
ることができるようになったので、ユーザ登録の登録内
容についての変更をユーザに要求することが出きるよう
になった。
【0170】発呼先のデバイスとユーザとが関連付ける
ことができたので、故意にサーバ登録が変えられてもサ
ーバが発呼することを防止することができる。
【0171】また、発信する電話番号の登録に間違いが
あっても、発呼しないので登録者以外の電話機へ迷惑電
話をかけることが防止できた。また、サービスするサー
バ側に課金される可能性もなくなった。
【0172】また、発信者番号を取得し登録内容と比較
することができるようになったので、印刷データを保存
したまま、サーバ登録内容を仮登録と本登録を自動的に
切り分けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプリントシステムのシステム
構成図である。
【図2】アダプタ108の電気的構成を示すブロック図
である。
【図3】アダプタ108に実装されるソフトウェアの構
成を示す図である。
【図4】アダプタ108の状態遷移を示す図である。
【図5】アダプタ108の初期化に関連する処理の手順
を示すフローチャートである。
【図6】図5の続きのフローチャートである。
【図7】アダプタ108の発呼に関連する処理の手順を
示すフローチャートである。
【図8】図7の続きのフローチャートである。
【図9】アダプタ108のLED状態を示す図である。
【図10】ROM2105上のアダプタ情報領域の構成
を示す図である。
【図11】ROM2105上のユーザ情報領域の構成を
示す図である。
【図12】図1で示したアプリケーションサーバ105
の内部構成を示す図である。
【図13】アプリケーションサーバ105内のソフトウ
ェアモジュール構成図である。
【図14】ユーザ登録を行う時に利用する登録画面を示
す図である。
【図15】発呼制御を示すフローチャートである。
【図16】印刷の流れを説明するフローチャートであ
る。
【図17】発呼制御を示す第2の実施形態を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】 101… PDA 102…携帯通信端末 103…通信回線網 104…外部プロバイダ 105…アプリケーションサーバ 106…インターネット 107…携帯通信端末 108…アダプタ 109…プリンタ 2101…通信端末インターフェース 2102…マイコン(CPU) 2103…U/I 2104…プリンタインターフェース 2105…ROM 2106…RAM 2107…電源 2108…内部バス 2112…SW(1) 2110…SW(2) 2111…SW(3) 2114…LED(1)

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷指示された電子メールを印刷データ
    に変換するサーバと、前記サーバから通信網を介して受
    信した前記印刷データをプロトコル変換してプリンタに
    供給するアダプタとを有するプリントシステムにおい
    て、 前記サーバは、前記アダプタに前記印刷データを供給す
    べく該アダプタに対して発呼する発呼手段と、 前記アダプタの電話番号を登録する登録手段と、 前記アダプタからの回線接続時に該アダプタの電話番号
    を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記アダプタの電話番号
    と前記登録手段により登録された前記アダプタの電話番
    号とが一致しているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて前記発呼手段によ
    る発呼を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするプリントシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記取得手段により取
    得された前記アダプタの電話番号と前記登録手段により
    登録された前記アダプタの電話番号とが一致していない
    と前記判定手段により判定された場合は、前記発呼手段
    による発呼を禁止することを特徴とする請求項1記載の
    プリントシステム。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、前記電話番号が一致して
    いるか否かを示す情報を記憶する記憶手段を有すること
    特徴とする請求項1又は2記載のプリントシステム。
  4. 【請求項4】 前記サーバは、前記登録手段により登録
    された前記アダプタの電話番号が変更されたとき、前記
    記憶手段に記憶された前記電話番号が一致しているか否
    かを示す情報を変更する変更手段を有することを特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載のプリントシステム。
  5. 【請求項5】 前記取得手段は、前記登録手段による前
    記アダプタの電話番号の登録処理に連動して実行される
    前記アダプタからの回線接続時に、該アダプタの電話番
    号を取得することを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載のプリントシステム。
  6. 【請求項6】 前記電子メールの印刷指示は、該電子メ
    ールを受信した携帯通信端末により行われ、前記登録手
    段により登録される前記アダプタの電話番号は、該携帯
    通信端末の入力操作により入力されることを特徴とする
    請求項1〜5の何れかに記載のプリントシステム。
  7. 【請求項7】 前記サーバは、前記判定手段による判定
    結果を前記携帯通信端末に通知する通知手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のプリント
    システム。
  8. 【請求項8】 前記サーバは、前記判定手段により前記
    電話番号が一致していないと判定された場合は、再登録
    用の前記アダプタの電話番号の入力を前記携帯通信端末
    に対して指示する入力指示手段を有することを特徴とす
    る請求項1〜7の何れかに記載のプリントシステム。
  9. 【請求項9】 印刷指示された電子メールを印刷データ
    に変換するサーバと、前記サーバから通信網を介して受
    信した前記印刷データをプロトコル変換してプリンタに
    供給するアダプタとを有するプリントシステムの制御方
    法において、前記サーバは、前記アダプタに前記印刷デ
    ータを供給すべく該アダプタに対して発呼する発呼工程
    と、 前記アダプタの電話番号を登録する登録工程と、 前記アダプタからの回線接続時に該アダプタの電話番号
    を取得する取得工程と、 前記取得工程により取得された前記アダプタの電話番号
    と前記登録工程により登録された前記アダプタの電話番
    号とが一致しているか否かを判定する判定工程と、 前記判定工程による判定結果に応じて前記発呼工程によ
    る発呼を制御する制御工程と、 を備えたことを特徴とするプリントシステムの制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記制御工程は、前記取得工程により
    取得された前記アダプタの電話番号と前記登録工程によ
    り登録された前記アダプタの電話番号とが一致していな
    いと前記判定工程により判定された場合は、前記発呼工
    程による発呼を禁止することを特徴とする請求項9記載
    のプリントシステムの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記サーバは、前記電話番号が一致し
    ているか否かを示す情報を記憶する記憶工程を有するこ
    と特徴とする請求項9又は10記載のプリントシステム
    の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記サーバは、前記登録工程により登
    録された前記アダプタの電話番号が変更されたとき、前
    記記憶工程に記憶された前記電話番号が一致しているか
    否かを示す情報を変更する変更工程を有することを特徴
    とする請求項9〜11の何れかに記載のプリントシステ
    ムの制御方法。
  13. 【請求項13】 前記取得工程は、前記登録工程による
    前記アダプタの電話番号の登録処理に連動して実行され
    る前記アダプタからの回線接続時に、該アダプタの電話
    番号を取得することを特徴とする請求項9〜12の何れ
    かに記載のプリントシステムの制御方法。
  14. 【請求項14】 前記電子メールの印刷指示は、該電子
    メールを受信した携帯通信端末により行われ、前記登録
    工程により登録される前記アダプタの電話番号は、該携
    帯通信端末の入力操作により入力されることを特徴とす
    る請求項9〜13の何れかに記載のプリントシステムの
    制御方法。
  15. 【請求項15】 前記サーバは、前記判定工程による判
    定結果を前記携帯通信端末に通知する通知工程を有する
    ことを特徴とする請求項9〜14の何れかに記載のプリ
    ントシステムの制御方法。
  16. 【請求項16】 前記サーバは、前記判定工程により前
    記電話番号が一致していないと判定された場合は、再登
    録用の前記アダプタの電話番号の入力を前記携帯通信端
    末に対して指示する入力指示工程を有することを特徴と
    する請求項9〜15の何れかに記載のプリントシステム
    の制御方法。
  17. 【請求項17】 印刷指示された電子メールを印刷デー
    タに変換するサーバと、前記サーバから通信網を介して
    受信した前記印刷データをプロトコル変換してプリンタ
    に供給するアダプタとを有するプリントシステムに適用
    可能なコンピュータ読取可能な媒体において、 前記サーバは、前記アダプタに前記印刷データを供給す
    べく該アダプタに対して発呼する発呼ルーチンと、 前記アダプタの電話番号を登録する登録ルーチンと、 前記アダプタからの回線接続時に該アダプタの電話番号
    を取得する取得ルーチンと、 前記取得ルーチンにより取得された前記アダプタの電話
    番号と前記登録ルーチンにより登録された前記アダプタ
    の電話番号とが一致しているか否かを判定する判定ルー
    チンと、 前記判定ルーチンによる判定結果に応じて前記発呼ルー
    チンによる発呼を制御する制御ルーチンと、 を利用することを特徴とする媒体。
  18. 【請求項18】 前記制御ルーチンは、前記取得ルーチ
    ンにより取得された前記アダプタの電話番号と前記登録
    ルーチンにより登録された前記アダプタの電話番号とが
    一致していないと前記判定ルーチンにより判定された場
    合は、前記発呼ルーチンによる発呼を禁止することを特
    徴とする請求項17記載の媒体。
  19. 【請求項19】 前記サーバは、前記電話番号が一致し
    ているか否かを示す情報を記憶する記憶ルーチンを利用
    すること特徴とする請求項17又は18記載の媒体。
  20. 【請求項20】 前記サーバは、前記登録ルーチンによ
    り登録された前記アダプタの電話番号が変更されたと
    き、前記記憶ルーチンに記憶された前記電話番号が一致
    しているか否かを示す情報を変更する変更ルーチンを利
    用することを特徴とする請求項17〜19の何れかに記
    載の媒体。
  21. 【請求項21】 前記取得ルーチンは、前記登録ルーチ
    ンによる前記アダプタの電話番号の登録処理に連動して
    実行される前記アダプタからの回線接続時に、該アダプ
    タの電話番号を取得することを特徴とする請求項17〜
    20の何れかに記載の媒体。
  22. 【請求項22】 前記電子メールの印刷指示は、該電子
    メールを受信した携帯通信端末により行われ、前記登録
    ルーチンにより登録される前記アダプタの電話番号は、
    該携帯通信端末の入力操作により入力されることを特徴
    とする請求項17〜21の何れかに記載の媒体。
  23. 【請求項23】 前記サーバは、前記判定ルーチンによ
    る判定結果を前記携帯通信端末に通知する通知ルーチン
    を利用することを特徴とする請求項17〜22の何れか
    に記載の媒体。
  24. 【請求項24】 前記サーバは、前記判定ルーチンによ
    り前記電話番号が一致していないと判定された場合は、
    再登録用の前記アダプタの電話番号の入力を前記携帯通
    信端末に対して指示する入力指示ルーチンを利用するこ
    とを特徴とする請求項11〜23の何れかに記載の媒
    体。
  25. 【請求項25】 受信した電子メールを印刷データに変
    換し、変換した印刷データをプリンタの接続されている
    アダプタに供給するサーバであって、 前記アダプタに前記印刷データの準備ができたことの通
    知を行うために前記アダプタに対して発呼する発呼手段
    と、 前記アダプタの電話番号を登録する登録手段と、 前記アダプタからの回線接続時に該アダプタの電話番号
    を取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された前記アダプタの電話番号
    と前記登録手段により登録された前記アダプタの電話番
    号とが一致しているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて前記発呼手段によ
    る発呼を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とするサーバ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013073358A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Ricoh Co Ltd 制御システム、制御装置、及び制御プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013073358A (ja) * 2011-09-27 2013-04-22 Ricoh Co Ltd 制御システム、制御装置、及び制御プログラム

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