JP4531803B2 - 金型成型機械及び金型鋳造方法 - Google Patents

金型成型機械及び金型鋳造方法 Download PDF

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    • B22D33/00Equipment for handling moulds
    • B22D33/04Bringing together or separating moulds

Description

本発明は、金型成型機械及び金型鋳造方法に関し、特に、固定プラテンとエンドフレームとの間をタイロッドに案内されて移動可能な可動プラテンを備える金型成型機械及び金型鋳造方法に関する。
金型成型機械又は射出成型機械においては、互いに当接してキャビティを構成する固定型及び可動型が用いられ、キャビティに対して溶けた材料を注湯して鋳造品を成型している。可動型は固定型に対して相対的に移動する必要があり、特許文献1及び特許文献2では、可動型を保持した可動プラテンを複数のタイロッドで案内することが提案されている。固定型は固定プラテンに固定され、タイロッドは固定プラテンとエンドフレームとの間に設けられている。
ところが、可動型は相当に重量が重く、そのままではタイロッドが撓んでしまう。タイロッドを相当に太くして剛性を高めれば撓みも少なくなるが、装置が大型化し、しかも装置費用が高騰する。
そこで、特許文献1では、ベース上にリニアガイドを設けて可動プラテンを支えている。特許文献2では、ベースに対して可動プラテンを車輪で支えている。
特許第2792431号公報 実公平05−038890号公報
特許文献1及び特許文献2記載の装置では、リニアガイド又は車輪によって可動プラテンを支えており、タイロッドが撓むことを防止できる。
しかしながら、特許文献1のようなリニアガイドでは、リニアガイドが接する該可動プラテンに対する該リニアガイドの相対高さが低すぎるとタイロッドの撓みを防止できず、可動プラテンに対する相対高さが高すぎるとタイロッドを逆方向に撓ませることになり、相当な高精度が求められる。また、リニアガイドではどうしてもある程度の摩擦が発生し、可動プラテンの動作がスムーズに行えない。
特許文献2のように車輪を用いる場合でも、高さに関して相当に高精度が求められる。また、車輪は可動プラテンの下面に設けられており、該可動プラテンの重量については適切に支持することができるが、重量の重い可動型については直接的に支持する部分がなく、重心を中心に回転モーメントが発生してタイロッドが撓みうる。
さらに、車輪の表面はどうしても摩耗することが避けられず、結果として高さが維持できなくなり、タイロッドが撓んでしまう。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、可動プラテン及び可動型を適切に支持してタイロッドの撓みを防止し、しかも可動プラテンをスムーズに移動させることのできる金型成型機械及び金型鋳造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る金型成型機械は、互いに当接してキャビティを構成する固定型及び可動型と、ベッドに固定されて前記固定型を保持する固定プラテンと、前記固定プラテンに対して1以上のタイロッドで連結され、前記ベッドに固定されたエンドフレームと、前記固定プラテンと前記エンドフレームとの間を前記タイロッドに案内されて移動可能で、前記可動型を保持する可動プラテンと、前記ベッドに対して前記可動プラテンを支持する転がり支持機構とを有し、前記転がり支持機構は、前記可動プラテンに設けられた支軸を中心として揺動可能な揺動アームと、前記揺動アームにおける前記固定プラテンの側に設けられ、前記ベッドに接する車輪と、前記揺動アームにおける前記エンドフレームの側で、前記可動プラテンの一部との間に設けられ、前記車輪を押し下げる方向に弾性力を付勢する弾性体とを有することを特徴とする。
このように、転がり支持機構の揺動アームは弾性体によって弾性的に支持されており、可動プラテン及び可動型を適切に支持してタイロッドの撓みを防止することができる。
前記車輪は、側面視で、前記可動型と前記可動プラテンとの複合的な重心位置の直下に設けられていてもよい。これにより、車輪は可動型と可動プラテンとを統合的に支持し、モーメントの発生及びタイロッドの撓みを防止することができる。
前記車輪は、側面視で、前記可動型の下に設けられていてもよい。これにより、車輪は可動型と可動プラテンとを統合的に支持し、モーメントの発生及びタイロッドの撓みを相当に防止することができ、特に、可動型が交換された場合でもタイロッドの撓みを相当に防止することができる。
前記支軸から前記弾性体までの距離は、前記支軸から前記車輪までの距離よりも大きくすると、弾性体に加わる力が小さくなり、弾性体のばね定数及び大きさを小さくすることができる。
本発明に係る金型成型機械の金型鋳造方法は、前記可動プラテンを一方に移動させて、前記可動型を前記固定型に当接させて前記キャビティを構成する工程と、前記キャビティに鉄系の溶湯を注湯する工程と、前記溶湯が冷却されて前記可動型及び前記固定型に当接する部分の表層が殻状の凝固層になったときに、前記可動プラテンを他方に所定距離移動させて、前記可動型を前記固定型から離型させる工程とを有することを特徴とする。
このように、溶湯が冷却されて表層が殻状の凝固層になったときに離型すると、固定型及び可動型の焼き付きを防止することができる。
本発明に係る金型成型機械によれば、転がり支持機構の揺動アームは弾性体によって弾性的に支持されており、可動プラテン及び可動型を適切に支持してタイロッドの撓みを防止することができる。また、車輪を用いていることから可動プラテンをスムーズに移動させることができる。さらに、揺動アームを適度な長さに設定して、車輪の位置を適切な箇所に配置すると、可動プラテンだけでなく、重量の重い可動型についても支持してモーメントの発生及びタイロッドの撓みを防止することができる。
本発明に係る金型成型機械による金型鋳造方法では、溶湯が冷却されて表層が殻状の凝固層になったときに離型するので、固定型及び可動型の焼き付きを防止することができる。また、上記のように本願の金型成型機械では、タイロッドの撓みを防止することができるため、離型しても固定型と可動型は同じ高さに正確に保たれ、製造される鉄系部品の精度が向上する。
以下、本発明に係る金型成型機械及び金型鋳造方法について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図7を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る金型成型機械10は、互いに当接してキャビティを構成する固定型12及び可動型14と、ベッド16に固定されて固定型12を保持する固定プラテン18と、固定プラテン18に対して4本のタイロッド20で連結され、ベッド16に固定されたエンドフレーム22と、固定プラテン18とエンドフレーム22との間をタイロッド20に案内されて移動可能で、可動型14を保持する可動プラテン24と、ベッド16に対して可動プラテン24を支持する一対の転がり支持機構26とを有する。4本のタイロッド20は、固定プラテン18の四隅のガイド孔27にそれぞれほとんど隙間なく貫装されている。
固定型12と可動型14のそれぞれ対抗する面には凹部12a及び凹部14aが設けられており、これらの凹部12a及び14aがつながって1つのキャビティが構成される。
エンドフレーム22には、シリンダ28が設けられており、そのロッド28aが進退することによって可動プラテン24を移動させることができる。可動プラテン24の移動量はセンサ30によって計測され所定の制御部に供給され、例えば位置フィードバック制御が行われる。可動プラテン24に対して必要な流体管路又は電気配線は、フレキシブルチューブ32で移動可能な状態で保護されている。
固定プラテン18の図1における左側には、支柱34と、レール36が設けられている。レール36は、支柱34と固定プラテン18との間を連接している。レール36にはポット38が移動可能に設けられており、支柱34の位置で図示しない溶湯供給手段から溶湯が注がれ、固定プラテン18の位置まで移動して傾動し、漏斗40を介してキャビティ内に注湯する。ポット38に対して必要な流体管路又は電気配線は、フレキシブルチューブ42で移動可能な状態で保護されている。
次に、転がり支持機構26について説明する。
図3及び図4に示すように、転がり支持機構26は、可動プラテン24に設けられた支軸50を中心として揺動可能な揺動アーム52と、揺動アーム52における固定プラテン18の側(図4のX1方向)に設けられ、ベッド16に接する車輪54と、揺動アーム52におけるエンドフレーム22の側(図4のX2方向)に設けられた一対のばね受け機構56とを有する。
支軸50は、可動プラテン24の下面に設けられた一対の支持板60及び滑り軸受62によって回転自在に支持されている。支軸50は、可動プラテン24におけるX1方向端部近傍に設けられている。
車輪54は、揺動アーム52のX1方向端部近傍に設けられており、揺動アーム52に設けられたボルト64に対して一対の転がり軸受66を介して支持され、下部が揺動アーム52の下面より僅かに突出してベッド16に接触する。
ばね受け機構56は、可動プラテン24の下面から下方に突出しているピン65と、該ピン65の下面に固定されたフランジ67と、スプリング(弾性体)68とを有する。可動プラテン24は、ピン65が設けられている箇所にザグリ部24aが設けられており、高さが調整されている。揺動アーム52のX2方向端部には、下方に開口する凹部70aを備える揺動アーム端部部材70が設けられている。ピン65は、凹部70aの天板に設けられた孔70bを通っており、フランジ67は、揺動アーム52が略水平時に該揺動アーム52の下面と略同じ高さに設けられている。凹部70aの天板下面には複数枚重ねられた薄板状のシム72が設けられており、スプリング68はシム72とフランジ67との間に介装されている。側面視で凹部70aの天板上面にはストッパ74が設けられ、ザグリ部24aの下面には交換可能な当接板76が設けられている。ストッパ74は、幅方向(図5参照)では揺動アーム52の中央に設けられている。
スプリング68は圧縮されており、揺動アーム52のX2方向端部を上方に向かって弾性付勢することになる。揺動アーム52は支軸50で軸支されていることから、反時計方向の回転力を受け、車輪54を押し下げる方向に力が働く。なお、凹部70aの天板下面とスプリング68との間に挿入された複数枚重ねられた薄板状のシム72、72は容器に抜き差し可能であり、該シム72の枚数を変更することによりスプリング68の弾性力を容易に調整することができる。
支軸50からスプリング68までの距離L2は、支軸50から車輪54までの距離L1よりも大きく、例えば、L2=L1×2である。支軸50を中心としたモーメントは釣り合っており、合計4つのばね受け機構56のスプリング68が発生する弾性力と距離L2との積は、車輪54がベッド16から受ける反力と距離L1との積に等しい。距離L2は距離L1より大きく、しかもばね受け機構56は一対設けられ且つ転がり支持機構26は一対設けられていることから、1つ当たりのスプリング68に加わる力が小さくなり、スプリング68のばね定数及び大きさを小さくすることができる。また、同様の理由によりピン65、フランジ67等の強度も比較的小さくしてもよい。
なお、ストッパ74は、図5に示す空隙寸法hを変更可能に設けられ、製造時には、空隙寸法hが規定寸法とになるよう調整されている。ストッパ74は、W1×L1≦W2×L2のときに可動プラテン24の当接板76に当接しており、W1×L1>W2×L2となったときに該当接板76から離間してばね受け機構56が働く。すなわち、固定プラテン18に対して可動プラテン24が前進や後退時の早送り時等に、ばね受け機構56が不用意に働かないようにしている。
スプリング68に代えて、例えばエアダンパや皿ばねの積層体などの他の弾性体を用いてもよい。エアダンパを使用する場合、該エアダンパの内圧を所定の圧力制御手段によって調整して弾性力を可変にすると好適である。可動プラテン24及び固定プラテン18の可動型14、固定型12の重量は、成形されるワークによって異なり、型の重量に合わせて、ダンパの圧力を変更することにより、容易に弾性力を変更できるからである。
図3及び図5に示すように、揺動アーム端部部材70は揺動アーム52の主部52aに対して直角に設けられており、揺動アーム52全体としては平面視(図3参照)、略T字形状になっている。一対のばね受け機構56は、揺動アーム端部部材70の両端近傍で、対称位置に設けられており、X方向矢印軸線を中心に、例えば時計方向や反時計方向に揺動アーム52が傾くことを防止できる。図5を参照すると、揺動アーム52は、一対のばね受け機構56によりバランスよく支えられており、時計方向、反時計方向のいずれにも傾きにくいことが理解されよう。
図2に示すように、転がり支持機構26は重心を中心に対称位置に一対設けられており、可動プラテン24はバランスよく支えられ、左右いずれにも傾きにくい。
図6に示すように、側面視において、車輪54は、可動型14と可動プラテン24との複合的な重心位置Gの直下に設けられている。つまり、車輪54は可動プラテン24の下ではなく、揺動アーム52がX1方向に延在していることから、重心位置Gの直下に配置が可能となっている。これにより、車輪54は可動型14と可動プラテン24とを統合的に支持し、モーメントの発生及びタイロッド20の撓みを防止することができる。
ところで、重心位置Gは必ずしも正確に求められない場合もあり、しかも可動型14は重量の異なる別のものに交換する場合がある。このような状況を考慮すると車輪54は、側面視で、可動型14の下のどこかの位置に設けておくとよい。これにより、車輪54は可動型14と可動プラテン24とを統合的に支持し、モーメントの発生及びタイロッドの撓みを相当に防止することができ、特に、可動型14が交換された場合でもタイロッド20の撓みを相当に防止することができる。
可動型14及び可動プラテン24の重量は、そのほとんどが転がり支持機構26によって支えられることになり、タイロッド20にはほとんど荷重がかからなくなり、撓みが発生しない。したがって、タイロッド20は、可動プラテン24及び可動型14の重量を支持するための強度は必要なく、可動プラテン24を案内するのに適当な強度だけあればよい。
図4に示すように、可動型14及び可動プラテン24の重量W1を全て車輪54で支えるためには、全4つのスプリング68にかかる荷重W2は、W2=W1×L1/L2となる。スプリング68は圧縮量に比例した弾性力を発生することから、例えば、揺動アーム52が水平位置になったときに荷重W2を発生するようにばね定数を設定するとよい。
転がり支持機構26では、スプリング68を介して可動プラテン24を支えているので、車輪54や揺動アーム52の寸法精度は多少粗くても問題がない。寸法精度の誤差は、スプリング68の撓みとして吸収されるためである。また、車輪54が多少摩耗しても、径の変化分はスプリング68の撓みとして吸収される。スプリング68のたわみ量が僅かに変化しても可動プラテン24を支持する作用にはほとんど影響がない。転がり支持機構26では、車輪54が回転するので、可動プラテン24をスムーズに移動させることができる。
また、図6に示すように、シリンダ28のロッド28aは、可動プラテン24の背面中央部を力Fで押し出す。従来の金型成型機械では、可動プラテン24の下部の点Pの周辺で支持をしていたことから、該点Pまわりに可動プラテン24を倒す方向に作用するモーメントMが発生し易かった。本実施の形態に係る金型成型機械10では、支持点は点Pよりも前方の車輪54であり、さらに複合的な重心Gの直下付近にあることから、モーメントMは十分に小さい。
上述したように、本実施の形態に係る金型成型機械10によれば、転がり支持機構26の揺動アーム52はスプリング68によって弾性的に支持されており、可動プラテン24及び可動型14を適切に支持してタイロッド20の撓みを防止することができる。また、車輪54を用いていることから可動プラテン24をスムーズに移動させることができる。さらに、揺動アーム52を適度な長さに設定して、車輪54の位置を可動プラテン24よりもX1方向側に配置すると、可動プラテン24だけでなく、重量の重い可動型14についても支持してモーメントの発生及びタイロッド20の撓みを防止することができる。
次に、このように構成される金型成型機械10を用いた金型鋳造方法について説明する。
先ず、可動プラテン24をX1方向に移動させて、可動型14を固定型12に当接させてキャビティを構成する。
次に、形成されたキャビティに対してポット38及び漏斗40を用いて鉄系(例えば、球状黒煙鋳鉄)の溶湯を適量注湯する。
さらに、溶湯が冷却(自然冷却又は強制冷却)されて可動型14及び固定型12に当接する部分の表層が殻状の凝固層になったときに、図7に示すように、可動プラテン24をX2方向に微少量距離移動させて、可動型14を固定型12から離型させる。このとき、溶湯の表層は凝固層になっていることから、該溶湯が漏れ出ることはない。また、溶湯が冷却されて表層が殻状の凝固層になったときに離型するので、固定型12及び可動型14の焼き付きを防止することができる。さらに、上記のように金型成型機械10では、タイロッド20の撓みを防止することができるため、離型しても固定型12と可動型14は同じ高さに正確に維持され、製造される鉄系部品、例えばカムシャフトの精度が向上する。
従来の金型成型機械では、可動プラテンの点Pの周辺で支持していたことから、離型した瞬間に重い可動型14により可動プラテン24は図6における反時計方向に倒れるモーメントMを受け易くなっていた。したがって、表層が殻状の凝固層になったときに離型された内部が比較的まだ軟らかい製造物、例えばカムシャフトが、例えば反り返るという不都合が生じるおそれがあった。本実施の形態に係る金型成型機械10では、このような不都合の発生するおそれがなくなった。
表層が殻状の凝固層になるタイミングは、実験によりその時間を予め求めておき、又は所定の温度センサ等の温度情報から推定し、若しくはこれらの手段を複合的に行えばよい。
この後、溶湯が完全に凝固したら可動プラテン24をX2方向に十分移動させ、鋳造品を取り出す。
本発明に係る金型成型機械及び金型鋳造方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る金型成型機械の側面図である。 本実施の形態に係る金型成型機械の平面図である。 転がり支持機構の断面平面図である。 図3におけるIV−IV矢視による、転がり支持機構の断面側面図である。 転がり支持機構を後面方向からみた断面図である。 金型成型機械の模式図である。 固定型から可動型を離型する状態を示す図である。
符号の説明
10…金型成型機械 12…固定型
14…可動型 16…ベッド
18…固定プラテン 20…タイロッド
22…エンドフレーム 24…可動プラテン
26…転がり支持機構 50…支軸
52…揺動アーム 54…車輪
56…ばね受け機構 62…滑り軸受
64…ボルト 65…ピン
66…転がり軸受 68…スプリング

Claims (4)

  1. 互いに当接してキャビティを構成する固定型及び可動型と、
    ベッドに固定されて前記固定型を保持する固定プラテンと、
    前記固定プラテンに対して1以上のタイロッドで連結され、前記ベッドに固定されたエンドフレームと、
    前記固定プラテンと前記エンドフレームとの間を前記タイロッドに案内されて移動可能で、前記可動型を保持する可動プラテンと、
    前記ベッドに対して前記可動プラテンを支持する転がり支持機構と、
    を有し、
    前記転がり支持機構は、前記可動プラテンに設けられた支軸を中心として揺動可能な揺動アームと、
    前記揺動アームにおける、前記支軸よりも前記固定プラテンの側に設けられ、前記ベッドに接する車輪と、
    前記揺動アームにおける、前記支軸よりも前記エンドフレーム側で、前記揺動アームと前記可動プラテンの一部との間に設けられ、前記車輪を押し下げる方向に弾性力を付勢する弾性体と、
    を有することを特徴とする金型成型機械。
  2. 請求項1記載の金型成型機械において、
    前記車輪は、側面視で、前記可動型と前記可動プラテンからなる結合体の重心位置の真下に設けられていることを特徴とする金型成型機械。
  3. 請求項1記載の金型成型機械において、
    前記車輪は、側面視で、前記可動型の下に設けられていることを特徴とする金型成型機械。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の金型成型機械を用い、
    前記可動プラテンを一方に移動させて、前記可動型を前記固定型に当接させて前記キャビティを構成する工程と、
    前記キャビティに鉄系の溶湯を注湯する工程と、
    前記溶湯が冷却されて前記可動型及び前記固定型に当接する部分の表層が殻状の凝固層になった後、前記可動型及び前記固定型が焼き付く前に、前記可動プラテンを他方に所定距離移動させて、前記可動型を前記固定型から離型させる工程と、
    を有することを特徴とする金型成型機械の金型鋳造方法。
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