JP2014195961A - 射出成形機 - Google Patents

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洋 森田
昌博 阿部
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Abstract

【課題】型締力のバランスを安定化できる、射出成形機の提供。【解決手段】射出成形機は、固定金型32が取り付けられる第1固定部材12と、可動金型33が取り付けられる第1可動部材13と、連結部材19を介して第1可動部材13と連結される第2可動部材18と、連結部材19を挿通させる挿通孔15cが形成される第2固定部材15とを備え、第2固定部材15および第2可動部材18で電磁石25による吸着力で型締力を発生させる型締力発生部24を構成し、連結部材19に対する第2可動部材18の位置を調整する型厚調整部40と、第2可動部材18に配設され、第2固定部材15の挿通孔15cの壁面でガイドされるガイド部50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機は、金型装置の型閉じ、型締め、および型開きを行う型締装置を有する。金型装置は固定金型および可動金型等で構成される。型締装置は、固定金型が取り付けられる第1固定部材、可動金型が取り付けられる第1可動部材、連結部材を介して第1可動部材と連結される第2可動部材、および連結部材を挿通させる挿通孔が形成される第2固定部材等を有する。第2固定部材および第2可動部材で、電磁石による吸着力で型締力を発生させる型締力発生部が構成される(例えば特許文献1参照)。
国際公開第2005/090052号
射出成形機は、金型装置の厚さの変化に応じて、連結部材に対する第2可動部材の位置を調整する型厚調整部を有する。
従来、型厚調整部と連結部材との間のクリアランス等が原因で、フレームに対する第2可動部材の姿勢が変化し、型締力のバランスが崩れることがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、型締力のバランスを安定化できる、射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
固定金型が取り付けられる第1固定部材と、
可動金型が取り付けられる第1可動部材と、
連結部材を介して前記第1可動部材と連結される第2可動部材と、
前記連結部材を挿通させる挿通孔が形成される第2固定部材とを備え、
前記第2固定部材および前記第2可動部材で、電磁石による吸着力で型締力を発生させる型締力発生部を構成し、
前記連結部材に対する前記第2可動部材の位置を調整する型厚調整部と、
前記第2可動部材に配設され、前記第2固定部材の挿通孔の壁面でガイドされるガイド部とを備える、射出成形機が提供される。
本発明によれば、型締力のバランスを安定化できる、射出成形機が提供される。
本発明の第1実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。 本発明の第1実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す図である。 本発明の第1実施形態による固定プラテンを後方から見た図である。 本発明の第1実施形態による可動プラテンを後方から見た図である。 本発明の第1実施形態によるリヤプラテンを前方から見た図である。 本発明の第1実施形態による吸着部材を後方から見た図である。 本発明の第2実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。 本発明の第2実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。また、型閉じを行う際の可動プラテンの移動方向を前方とし、型開きを行う際の可動プラテンの移動方向を後方として説明する。また、フレームに対して垂直な方向を上下方向として説明する。前後方向、上下方向、および左右方向は互いに垂直な方向である。尚、本実施形態の射出成形機は、横型であるが、竪型であってもよい。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。図2は、本発明の第1実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す図である。
射出成形機は、金型装置30の型閉じ、型締め、型開きを行う型締装置10を備える。金型装置30は、例えば固定金型32および可動金型33で構成される。
型締装置10は、フレーム11、第1固定部材としての固定プラテン12、第1可動部材としての可動プラテン13、第2固定部材としてのリヤプラテン15、第2可動部材としての吸着部材18、型開閉駆動部としてのリニアモータ21、型締力発生部24、型厚調整部40、およびガイド部50等を有する。
固定プラテン12は、フレーム11上に進退自在に載置される。固定プラテン12の金型取付面に固定金型32が取り付けられる。
可動プラテン13は、フレーム11上に敷設されるガイド(例えばガイドレール)17に沿って移動自在なガイドブロック14に固定される。これにより、可動プラテン13は、フレーム11に対して進退自在とされる。可動プラテン13の金型取付面に可動金型33が取り付けられる。
リヤプラテン15は、複数本(例えば4本)のタイバー16を介して固定プラテン12と連結される。リヤプラテン15は、可動プラテン13と吸着部材18との間に配設され、フレーム11に固定される。
吸着部材18は、連結部材19を介して可動プラテン13と連結され、可動プラテン13と共に移動する。可動プラテン13と吸着部材18との間に配設されるリヤプラテン15には、連結部材19を挿通させる挿通孔15cが形成される。
吸着部材18は、フレーム11上に敷設されるガイド17に沿って移動自在なスライドベース20に固定される。これにより、吸着部材18は、リヤプラテン15よりも後方において移動自在とされる。
リニアモータ21は、連結部材19を介して連結される可動プラテン13および吸着部材18をフレーム11に対して移動させる。リニアモータ21は例えば吸着部材18とフレーム11との間に配設され、リニアモータ21による推進力は吸着部材18を介して可動プラテン13に伝達される。
リニアモータ21は、固定子22および可動子23を含む。固定子22はフレーム11に形成され、可動子23はスライドベース20に形成される。可動子23のコイルに所定の電流が供給されると、コイルを流れる電流によって形成される磁場と、固定子22の永久磁石によって形成される磁場との相互作用で、可動子23が進退させられる。その結果、フレーム11に対して吸着部材18および可動プラテン13が進退させられ、型閉じ、および型開きが行われる。尚、コイルと永久磁石の配置は逆でもよく、また、永久磁石の代わりに別のコイルが用いられてもよい。
尚、型開閉駆動部として、リニアモータ21の代わりに、回転モータおよび回転モータの回転運動を直線運動に変換するボールねじの組合せ、または油圧シリンダ等が用いられてもよい。
型締力発生部24は、リヤプラテン15および吸着部材18で構成され、電磁石25による吸着力で型締力を発生させる。リヤプラテン15の吸着面の所定の部分、例えば連結部材19の周りには電磁石25のコイルを収容する溝が形成され、溝の内側に電磁石25のコアが形成される。吸着部26は、吸着部材18の吸着面の所定の部分、例えば連結部材19を包囲し、且つ電磁石25と対向する部分に形成される。電磁石25のコイルに電流を供給すると、電磁石25と吸着部26との間に吸着力が生じ、型締力が生じる。
尚、本実施形態の電磁石25はリヤプラテン15とは別に形成されるが、リヤプラテン15の一部として形成されてもよい。また、本実施形態の吸着部26は吸着部材18とは別に形成されるが、吸着部材18の一部として形成されてもよい。また、電磁石25と吸着部26の配置は逆であってもよい。つまり、吸着部材18側に電磁石25が形成され、リヤプラテン15側に吸着部26が形成されてもよい。また、リヤプラテン側と吸着部材側の両側に電磁石が形成されてもよい。
次に、図1および図2を参照して、上記構成の型締装置10の動作について説明する。
図2に示す型開き完了の状態でリニアモータ21を駆動して、可動プラテン13を前進させると、図1に示すように可動金型33と固定金型32とが接触し、型閉じが完了する。型閉じ完了の時点で、リヤプラテン15と吸着部材18との間、即ち電磁石25と吸着部26との間には、所定のギャップδが形成される。尚、型閉じに必要とされる力は、型締力と比較されて十分に小さくされる。
型閉じ完了後、電磁石25を駆動して、所定のギャップδをおいて対向する電磁石25と吸着部26との間に吸着力を生じさせる。この吸着力によって、可動プラテン13と固定プラテン12との間に型締力が生じる。
型締め状態の固定金型32と可動金型33との間にキャビティ空間が形成される。キャビティ空間に液状の成形材料(例えば溶融樹脂)を充填し、充填された成形材料が固化されて成形品となる。
その後、リニアモータ21を駆動して、可動プラテン13を後退させると、可動金型33が後退して型開きが行われる。型開き後、可動金型33から成形品が突き出される。
図3は、本発明の第1実施形態による固定プラテンを後方から見た図である。
固定プラテン12は、図1〜図3に示すように、固定金型32が取り付けられる固定プラテン本体部12aと、固定プラテン本体部12aを支持する固定プラテン支持部12bとを有する。固定プラテン支持部12bは、フレーム11上に進退自在に載置され、フレーム11と固定プラテン本体部12aとの間に隙間を形成する。
固定プラテン支持部12bは、固定プラテン本体部12aの側面を支持する。固定プラテン支持部12bは、固定プラテン本体部12aを挟んで左右両側に設けられてよい。尚、固定プラテン支持部12bは、固定プラテン本体部12aにおける金型取付面(後端面)とは反対側の面(前端面)を支持してもよい。
固定プラテン支持部12bは、固定プラテン本体部12aの上下方向中央部を支持する。固定プラテン本体部12aの上下方向中央部と、固定プラテン本体部12aにおける複数本のタイバー16の取付位置の中心位置とはフレーム11から略同じ距離にある。固定プラテン本体部12aが型締力や熱応力によって反る場合に、反りが上下対称に生じ、フレーム11に対する固定プラテン本体部12aの傾きが抑制できる。
固定プラテン本体部12aは、フレーム11との間に隙間を有し、上下方向中央部のみで固定プラテン支持部12bと接続される。そのため、固定金型32から固定プラテン本体部12aに供給された熱は、主に固定プラテン本体部12aの上下方向中央部から流出する。よって、固定プラテン本体部12aの温度分布が上下対称になり、固定プラテン本体部12aの反りが抑制できる。
固定プラテン本体部12aは、フレーム11との間に隙間を有し、上下両方向に熱変形できる。よって、固定プラテン本体部12aの温度変化で、フレーム11に対する固定プラテン本体部12aの中心位置が上下にずれにくい。
尚、本実施形態の固定プラテン支持部12bは固定プラテン本体部12aの上下方向中央部と接続されるが、接続位置は多種多様であってよく、例えば固定プラテン支持部12bは固定プラテン本体部12aの下部と接続されてもよい。
図4は、本発明の第1実施形態による可動プラテンを後方から見た図である。
可動プラテン13は、図1、図2、図4に示すように、可動金型33が取り付けられる可動プラテン本体部13aと、可動プラテン本体部13aを支持する可動プラテン支持部13bとを有する。可動プラテン支持部13bは、ガイドブロック14に固定され、ガイドブロック14やフレーム11と可動プラテン本体部13aとの間に隙間を形成する。
可動プラテン支持部13bは、可動プラテン本体部13aの側面を支持する。可動プラテン支持部13bは、可動プラテン本体部13aを挟んで左右両側に設けられてよい。尚、可動プラテン支持部13bは、可動プラテン本体部13aにおける金型取付面(前端面)とは反対側の面(後端面)を支持してもよい。
可動プラテン支持部13bは、可動プラテン本体部13aの上下方向中央部を支持する。可動プラテン本体部13aの上下方向中央部と、可動プラテン本体部13aにおける連結部材19の取付位置の中心位置とはフレーム11から略同じ距離にある。可動プラテン本体部13aが型締力や熱応力によって反る場合に、反りが上下対称に生じ、フレーム11に対する可動プラテン本体部13aの傾きが抑制できる。
可動プラテン本体部13aは、フレーム11との間に隙間を有し、上下方向中央部のみで可動プラテン支持部13bと接続される。そのため、可動金型33から可動プラテン本体部13aに供給された熱は、主に可動プラテン本体部13aの上下方向中央部から流出する。よって、可動プラテン本体部13aの温度分布が上下対称になり、可動プラテン本体部13aの反りが抑制できる。
可動プラテン本体部13aは、フレーム11との間に隙間を有し、上下両方向に熱変形できる。よって、可動プラテン本体部13aの温度変化で、フレーム11に対する可動プラテン本体部13aの中心位置が上下にずれにくい。
尚、本実施形態の可動プラテン支持部13bは可動プラテン本体部13aの上下方向中央部と接続されるが、接続位置は多種多様であってよく、例えば可動プラテン支持部13bは可動プラテン本体部13aの下部と接続されてもよい。
図5は、本発明の第1実施形態によるリヤプラテンを前方から見た図である。
リヤプラテン15は、図1、図2、図5に示すように、電磁石25が形成されるリヤプラテン本体部15aと、リヤプラテン本体部15aを支持するリヤプラテン支持部15bとを有する。リヤプラテン支持部15bは、フレーム11に固定され、フレーム11とリヤプラテン本体部15aとの間に隙間を形成する。
リヤプラテン支持部15bは、リヤプラテン本体部15aの側面を支持する。リヤプラテン支持部15bは、リヤプラテン本体部15aを挟んで左右両側に設けられてよい。尚、リヤプラテン支持部15bは、リヤプラテン本体部15aにおける吸着面(後端面)とは反対側の面(前端面)を支持してもよい。
リヤプラテン支持部15bは、リヤプラテン本体部15aの上下方向中央部を支持する。リヤプラテン本体部15aの上下方向中央部と、リヤプラテン本体部15aにおける複数本のタイバー16の取付位置の中心位置とはフレーム11から略同じ距離にある。リヤプラテン本体部15aが型締力や熱応力によって反る場合に、反りが上下対称に生じ、フレーム11に対するリヤプラテン本体部15aの傾きが抑制できる。
リヤプラテン本体部15aは、フレーム11との間に隙間を有し、上下方向中央部のみでリヤプラテン支持部15bと接続される。そのため、電磁石25のジュール熱は、主にリヤプラテン本体部15aの上下方向中央部から流出する。よって、リヤプラテン本体部15aの温度分布が上下対称になり、リヤプラテン本体部15aの反りが抑制できる。
リヤプラテン本体部15aは、フレーム11との間に隙間を有し、上下両方向に熱変形できる。よって、リヤプラテン本体部15aの温度変化で、フレーム11に対するリヤプラテン本体部15aの中心位置が上下にずれにくい。
尚、本実施形態のリヤプラテン支持部15bはリヤプラテン本体部15aの上下方向中央部と接続されるが、接続位置は多種多様であってよく、例えばリヤプラテン支持部15bはリヤプラテン本体部15aの下部と接続されてもよい。
図6は、本発明の第1実施形態による吸着部材18を後方から見た図である。
吸着部材18は、図1、図2、図6に示すように、吸着部26が形成される吸着部材本体部18aと、吸着部材本体部18aを支持する吸着部材支持部18bとを有する。吸着部材支持部18bは、連結部60を介してスライドベース20に固定され、スライドベース20やフレーム11と吸着部材本体部18aとの間に隙間を形成する。
吸着部材支持部18bは、吸着部材本体部18aにおける吸着面(前端面)とは反対側の面(後端面)を支持する。吸着部材支持部18bは、吸着部材本体部18aの中心線を挟んで左右対称に設けられてよい。尚、吸着部材支持部18bは、吸着部材本体部18aの側面を支持してもよい。
吸着部材支持部18bは、吸着部材本体部18aの上下方向中央部を支持する。吸着部材本体部18aの上下方向中央部と、吸着部材本体部18aにおける連結部材19の取付位置の中心位置とはフレーム11から略同じ距離にある。吸着部材本体部18aが型締力や熱応力によって反る場合に、反りが上下対称に生じ、フレーム11に対する吸着部材本体部18aの傾きが抑制できる。
吸着部材本体部18aは、フレーム11との間に隙間を有し、吸着部材本体部18aの上下方向中央部のみで吸着部材支持部18bと接続される。そのため、吸着部材本体部18aに生じる渦電流のジュール熱は、主に吸着部材本体部18aの上下方向中央部から流出する。よって、吸着部材本体部18aの温度分布が上下対称になり、吸着部材本体部18aの反りが抑制できる。
吸着部材本体部18aは、フレーム11との間に隙間を有し、上下両方向に熱変形できる。よって、吸着部材本体部18aの温度変化で、フレーム11に対する吸着部材本体部18aの中心位置が上下にずれにくい。
尚、本実施形態の吸着部材支持部18bは吸着部材本体部18aの上下方向中央部と接続されるが、接続位置は多種多様であってよく、例えば吸着部材支持部18bは吸着部材本体部18aの下部と接続されてもよい。
連結部60は、スライドベース20に対して吸着部材18を回動自在に連結する。連結部60は例えばピンジョイント等で構成される。ピンジョイントの代わりに、ベアリングも使用できる。連結部60の回動軸線は例えば左右方向(図1および図2において紙面垂直方向)に平行とされる。吸着部材18は連結部60の回動軸線を中心に回動自在とされる。吸着部材18の下端が固定されていないため、吸着部材18が型締力や熱応力等で反るときに、反りが連結部材19を中心に上下対称に生じ、フレーム11に対する吸着部材18の傾倒が抑制できる。よって、型閉じ完了時に電磁石25と吸着部26との間に形成されるギャップδのばらつきが小さく、型締力のバランスが良好である。
尚、本実施形態の吸着部材支持部18bは、連結部60を介してスライドベース20に連結されるが、連結部60を介さずにスライドベース20に直接固定されてもよい。
次に、連結部材19の構成について説明する。
連結部材19は、図1および図2に示すように、複数のサブロッド部19a、19bと、複数のサブロッド部19a、19bを相対的に回動自在に連結するサブロッド連結部19cとで構成されてよい。サブロッド連結部19cは例えばピンジョイント等で構成される。ピンジョイントの代わりに、ベアリングも使用できる。サブロッド連結部19cの回動軸線は例えば左右方向(図1および図2において紙面垂直方向)に平行とされる。可動プラテン15の回転モーメントが連結部材19に伝達すると、複数のサブロッド19a、19bがサブロッド連結部19cの回動軸線を中心に相対的に回動して回転モーメントを吸収する。よって、回転モーメントの吸着部材18への伝達が抑制でき、フレーム11に対する吸着部材18の傾きが抑制できる。
次に、型厚調整部40について説明する。
型厚調整部40は、金型装置30の交換等で金型装置30の厚さが変化した場合に、金型装置30の厚さの変化に応じて、連結部材19に対する吸着部材18の位置を調整する。型閉じ完了時に電磁石25と吸着部26との間に形成されるギャップδが所望の値に調整できる。
型厚調整部40は、例えば連結部材19の後部に形成されるねじ軸部に螺合される型厚調整ナット41、および型厚調整ナット41を回転させる型厚調整モータ等で構成される。型厚調整モータと型厚調整ナット41との間に、型厚調整モータの回転トルクを増幅して型厚調整ナット41に伝達するギヤ等の伝達部が設けられてもよい。
型厚調整ナット41は、吸着部材18に対して回転自在に且つ進退不能に取り付けられる。型厚調整ナット41の回転に伴って、連結部材19に対する吸着部材18の位置が移動し、吸着部材18と可動プラテン13との間隔が変化する。これにより、型閉じ完了時に電磁石25と吸着部26との間に形成されるギャップδが所望の値に調整できる。
次に、ガイド部50について説明する。
ガイド部50は、吸着部材18に配設され、リヤプラテン15に形成される挿通孔15cの壁面と接触し、この壁面でガイドされる。ガイド部50におけるリヤプラテン15との摺動部分は、電磁石25で吸着されないように非磁性材料で形成されてよい。非磁性材料としては、例えば非磁性金属(例えば非磁性ステンレス鋼、アルミニウム、銅、チタン)、セラミックス(例えば金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、カーボン)等が挙げられる。ガイド部50の全体が非磁性材料で形成されてもよい。
ガイド部40は、吸着部材18に取り付けられるが、吸着部材18と一体に形成されてもよい。ガイド部50は、例えば角筒状、円筒状等の筒状に形成され、連結部材19を挿通させる貫通孔を有する。この貫通孔の壁面は図1および図2では連結部材19と接触していないが、接触していてもよい。
尚、ガイド部50は、筒状でなくてもよく、例えば樋状や板状でもよい。ガイド部50は、間隔をおいて配設される複数枚の板で構成されてもよい。ガイド部50は、リヤプラテン15に形成される挿通孔15cの壁面に接触していればよい。
本実施形態によれば、吸着部材18に配設されるガイド部50がリヤプラテン15に形成される挿通孔15cの壁面で支持される。よって、フレーム11に対する吸着部材18の傾倒が抑制でき、フレーム11に対する吸着部材18の姿勢が安定化する。
[第2実施形態]
上記第1実施形態のリニアモータの推進力は吸着部材を介して可動プラテンに伝達される。これに対し、本実施形態のリニアモータの推進力は可動プラテンを介して吸着部材に伝達される点で相違する。以下、相違点について主に説明する。
図7は、本発明の第2実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。図8は、本発明の第2実施形態による射出成形機の型開き完了時の状態を示す図である。
射出成形機は、金型装置130の型閉じ、型締め、型開きを行う型締装置110を備える。金型装置130は、例えば固定金型132および可動金型133で構成される。
型締装置110は、フレーム111、固定プラテン112、可動プラテン113、リヤプラテン115、タイバー116、吸着部材118、連結部材119、型開閉駆動部としてのリニアモータ121、型締力発生部124、型厚調整部140、およびガイド部150等を有する。
リニアモータ121は、連結部材119を介して連結される可動プラテン113および吸着部材118をフレーム111に対して移動させる。リニアモータ121は、固定子122および可動子123を含む。固定子122は例えばフレーム111に形成され、可動子123は例えば可動プラテン113が固定されるガイドブロック114に形成される。ガイドブロック114は、フレーム111上に敷設されるガイド(例えばガイドレール)117に沿って移動自在とされる。
型締力発生部124は、リヤプラテン115および吸着部材118で構成される。例えば、リヤプラテン115側には電磁石125が形成され、吸着部材118側には吸着部126が形成される。電磁石125のコイルに電流を供給すると、電磁石125と吸着部126との間に吸着力が生じ、型締力が生じる。
連結部材119は、図7および図8に示すように、複数のサブロッド部119a、119bと、複数のサブロッド部119a、119bを相対的に回動自在に連結するサブロッド連結部119cとで構成されてよい。サブロッド連結部119cは例えばピンジョイント等で構成される。ピンジョイントの代わりに、ベアリングも使用できる。サブロッド連結部119cの回動軸線は例えば左右方向(図7および図8において紙面垂直方向)に平行とされる。可動プラテン115の回転モーメントが連結部材119に伝達すると、複数のサブロッド119a、119bが回動軸線を中心に相対的に回動して回転モーメントを吸収する。よって、回転モーメントの吸着部材118への伝達が抑制でき、フレーム111に対する吸着部材118の傾きが抑制できる。
型厚調整部140は、金型装置130の交換等で金型装置130の厚さが変化した場合に、金型装置130の厚さの変化に応じて、連結部材119に対する吸着部材118の位置を調整する。型閉じ完了時に電磁石125と吸着部126との間に形成されるギャップδ100が所望の値に調整できる。
型厚調整部140は、例えば連結部材119の後部に形成されるねじ軸部に螺合される型厚調整ナット141、および型厚調整ナット141を回転させる型厚調整モータ等で構成される。型厚調整モータと型厚調整ナット141との間に、型厚調整モータの回転トルクを増幅して型厚調整ナット141に伝達するギヤ等の伝達部が設けられてもよい。
型厚調整ナット141は、吸着部材118に対して回転自在に且つ進退不能に取り付けられる。型厚調整ナット141の回転に伴って、連結部材119に対する吸着部材118の位置が移動し、吸着部材118と可動プラテン113との間隔が変化する。これにより、型閉じ完了時に電磁石125と吸着部126との間に形成されるギャップδ100が所望の値に調整できる。
ガイド部150は、吸着部材118に配設され、リヤプラテン115に形成される挿通孔115cの壁面と接触し、この壁面でガイドされる。ガイド部150におけるリヤプラテン115との摺動部分は、電磁石125で吸着されないように、非磁性材料で形成されてよい。ガイド部150の全体が非磁性材料で形成されてもよい。
ガイド部150は、吸着部材118に取り付けられるが、吸着部材118と一体に形成されてもよい。ガイド部150は、例えば角筒状、円筒状等の筒状に形成され、連結部材119を挿通させる貫通孔を有する。この貫通孔の壁面は図7および図8では連結部材119と接触していないが、接触していてもよい。
尚、ガイド部150は、筒状でなくてもよく、例えば樋状や板状でもよい。ガイド部150は、間隔をおいて配設される複数枚の板で構成されてもよい。ガイド部150は、リヤプラテン115に形成される挿通孔115cの壁面と接触していればよい。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、吸着部材118に配設されるガイド部150がリヤプラテン115に形成される挿通孔115cの壁面で支持される。よって、吸着部材118のフレーム111に対する姿勢が維持できる。
また、本実施形態では、第1実施形態と異なり、リニアモータ121の推進力が可動プラテン113を介して吸着部材118に伝達される。よって、吸着部材118が図1等に示すスライドベース20に連結されておらず、スライドベース20がなくてよい。吸着部材118がスライドベース20による拘束を受けないため、吸着部材118が型締力や熱応力等によって反るときに、反りが連結部材119を中心に上下対称に生じ、フレーム111に対する吸着部材118の傾倒が抑制できる。よって、型閉じ完了時に電磁石125と吸着部126との間に形成されるギャップδ100のばらつきが小さく、型締力のバランスが良好である。
以上、射出成形機の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内で、種々の変形、改良が可能である。
例えば、上記実施形態の可動プラテンと吸着部材とを連結する連結部材は、1つであるが、複数でもよい。また、上記実施形態の連結部材は、複数のサブロッド部とサブロッド連結部とで構成されるが、1本のロッドで構成されてもよい。
10 型締装置
11 フレーム
12 固定プラテン(第1固定部材)
13 可動プラテン(第1可動部材)
15 リヤプラテン(第2固定部材)
15c 挿通孔
17 ガイド
18 吸着部材(第2可動部材)
19 連結部材
20 スライドベース
21 リニアモータ
24 型締力発生部
25 電磁石
26 吸着部
40 型厚調整部
41 型厚調整ナット
50 ガイド部
60 連結部

Claims (4)

  1. 固定金型が取り付けられる第1固定部材と、
    可動金型が取り付けられる第1可動部材と、
    連結部材を介して前記第1可動部材と連結される第2可動部材と、
    前記連結部材を挿通させる挿通孔が形成される第2固定部材とを備え、
    前記第2固定部材および前記第2可動部材で、電磁石による吸着力で型締力を発生させる型締力発生部を構成し、
    前記連結部材に対する前記第2可動部材の位置を調整する型厚調整部と、
    前記第2可動部材に配設され、前記第2固定部材の挿通孔の壁面でガイドされるガイド部とを備える、射出成形機。
  2. 前記第1可動部材および前記第2可動部材をフレームに対して移動させる型開閉駆動部を備え、
    該型開閉駆動部による推進力は、前記第2可動部材を介して前記第1可動部材に伝達される、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記フレーム上に設けられるガイドに沿って移動自在なスライドベースと、
    該スライドベースに対して前記第2可動部材を回動自在に連結する連結部とを備える、請求項2に記載の射出成形機。
  4. 前記第1可動部材および前記第2可動部材をフレームに対して移動させる型開閉駆動部を備え、
    該型開閉駆動部による推進力は、前記第1可動部材を介して前記第2可動部材に伝達される、請求項1に記載の射出成形機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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