JP4526728B2 - 遊技機の球払出装置 - Google Patents
遊技機の球払出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4526728B2 JP4526728B2 JP2001100690A JP2001100690A JP4526728B2 JP 4526728 B2 JP4526728 B2 JP 4526728B2 JP 2001100690 A JP2001100690 A JP 2001100690A JP 2001100690 A JP2001100690 A JP 2001100690A JP 4526728 B2 JP4526728 B2 JP 4526728B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- sphere
- elastic body
- passage
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、球を遊技媒体とするパチンコ機やスロットマシン等の遊技機に用いられる球払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は特開平6−170052号公報で開示された球払出装置における球払出体101周りを示し、球通路102を流下する球103と球払出体101とが出会う最上流域において、球払出体101と球103との接触部104を球払出体101の回転中心105と球103の中心106とを結ぶ線Lよりも下側に定めたことによって、当該部分104での球噛み防止を図るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来例は、球103の払出を停止する際に、球払出体101の周方向に隣り合う複数の切欠部107間に存在する凸部108がその止めようとする球103の重さ及びそれの上側に続く多数の球の重さを受ける構造であり、かつ、球払出体101が球103の滑り易さから硬質合成樹脂により形成されているため、球払出体101の凸部108が欠損を被ることは否めない。
【0004】
そこで、本発明は、球払出体の欠損及び球噛みを適切に防止することができる球払出装置を提供するものである。
【0005】
本発明にあっては、球払出体が当該球払出体の周方向に等間隔に形成され、球通路内の球が取り込まれる複数の半円弧状の切欠部と、複数の切欠部の間に位置する凸部とを有し、凸部が先端部に球通路内の球と接触する弾性体を備え、弾性体は、当該弾性体及び通路ケースとの間に挟みこまれる球及び当該球の上方に連なる球の重量により撓み、挟み込まれる球が弾性体よりも下方に位置する切欠部に押し込まれ、球が球払出体に取込まれることにより、球噛みが発生することなく、球が球払出体から適切に払出され、球払出の品質信頼性及び遊技性を向上することができる。又、球が接触する部材が弾性体であることから、弾性体は球の衝突で欠損すること無く撓むのみである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は第1実施形態であって、図1は球払出装置を示し、図2は球払出体6の弾性体11周りを示し、図3は球4と弾性体11とが出会う状態を示す。図1において、球通路1は装置基体2に固定された通路ケース3によって球4を一列状に流下させるように囲み形成されていて多数の球4を一列のような整列状態で上方より下方に蛇行しながら誘導する形態であって、中間部より一側方に膨出する払出体収納部5を備え、払出体収納部5にスプロケットタイプの球払出体6を回転可能に備える。球払出体6は払出体収納部5に脱落防止状態で両支持された払出体軸7を中心として回転する周縁部に半円弧に形成された複数の切欠部8を等間隔に備えていて、球通路1より数珠つなぎに流下する上方の球4と下方の球4とを切欠部8に取込むことで互いに接触しないように切分けて球検出器9の方向に放出する部材である。球払出体6における周方向に隣り合う切欠部8間に存在する複数の凸部10の先端部の全部には弾性体11を個別に備える。
【0007】
球払出体6は装置基体2に固定された駆動源としての電磁ソレノイド12によって回転及び停止される。電磁ソレノイド12はプランジャ13の下端部に連結体14をカップリング15で連結する。カップリング15よりも下方に突出した連結体14は電磁ソレノイド12のフレーム16より突出したカップリング受止部17を貫通する。カップリング受止部17よりも下方に突出した連結体14の下端部は装置基体2にレバー軸18で回転可能に取付けられた駆動レバー19にピン20で回転可能に連結される。電磁ソレノイド12の消磁によりプランジャ13が自重落下し得る状態においては、カップリング15がカップリング受止部17で受止められることより、プランジャ13のそれ以降の下降が停止する。レバー軸18には爪21が回転可能に連結される。
【0008】
レバー軸18周りに嵌め込まれた渦巻きスプリングのような爪ばね22の両端部が爪21に設けられたレバー受止部23と駆動レバー19に設けられた爪受止部24とに外側より襷掛け状に係留され、爪ばね22がレバー受止部23と爪受止部24とを互いに近づける方向のばね力を駆動レバー19と爪21とに与えることにより、爪21が爪車25に係合する際に飛び跳ねを起こすことがないように爪ばね22が機能する。駆動レバー19の中間部と装置基体2とに掛け渡されたコイルスプリングのような復帰ばね26は爪21を球払出体6に一緒に回転するように設けられた爪車25に係合する方向のばね力を駆動レバー19に与える。
【0009】
球検出器9は払出体収納部5の下流側における通路ケース3に取付けられた光通過形のような検出器により形成されていて、球払出体6より解放されて通路ケース3の検出用孔27を自重落下で通過する球4を1個ずつ検出する毎に球計数信号としての球検出信号を制御装置28に出力する。球検出器9を通過した球4は遊技機の前側に設けられた上皿装置のような球受部品に払出される。
【0010】
そして、球払出装置を備えた図外の遊技機が設置される島設備の球補給装置から球払出装置の球通路1に供給される。その場合、電磁ソレノイド12が消磁されていて、図1に示すように、爪21が爪車25に係合して球払出体6を停止している。この停止中の球払出体6が上記供給された球4を球通路1の段差部との共働により球通路1内に留置く。この球4を球通路1内に留置く状態が球払出体6における球払出阻止の形態である。
【0011】
そして、電磁ソレノイド12が遊技機における遊技進行に伴う賞球払出或いは遊技者による球貸操作に伴う貸球払出等の制御処理による制御装置28からの球払出開始信号により励磁されてプランジャ13を上方に吸引し、爪21が爪ばね22のばね力で駆動レバー19と一緒に動き、爪21と爪車25との係合が解除されることにより、球払出許可の形態となる。この球払出体6より解放されて自重落下する球4は球検出器9で検出された後に球通路1より上皿装置に払出される。
【0012】
その後、制御装置28が球検出器9から受信した球検出信号をカウントアップし、その計数値が上記球払出開始に対応する所定数に到達すると、制御装置28が球払出停止信号を電磁ソレノイド12に出力し、電磁ソレノイド12が上記制御装置28からの球払出停止信号により消磁され、復帰ばね26によりプランジャ13が下方に突出し、爪21が爪ばね22のばね力で駆動レバー19と一緒に動き、爪21が爪車25に係合する。この時、爪21が爪ばね22の撓みにより駆動レバー19と別の動きをすることで、爪車25に係合する際の爪21のバックラッシュが吸収され、爪21が爪車25の所定位置に適切に係合する。これによって、球払出体6が停止し、球4が球払出体6で球通路1内に留置かれた球払出阻止の形態となる。
【0013】
図2を参照し、球払出体6における弾性体11を取付ける部分の構造について説明する。球払出体6は凸部10の先端面に先端面の中央より球払出体6の回転中心に向けて窪む挿入孔31を備え、挿入孔31の底部に挿入孔31よりも横に広がった係合部32を備える。弾性体11はゴム又は合成樹脂よりなる弾性を有する部材であって、蒲鉾形の頭部33と頭部33の底面中央より突出する柱状の脚部34と脚部34の先端に脚部34よりも横に広がった被係合部35とを備える。そして、弾性体11の被係合部35を球払出体6の挿入孔31より係合部32に挿入することにより、被係合部35が係合部32に係合し、脚部34が挿入孔31に配置され、頭部33の底面が凸部10の先端面に接触し、頭部33の周面が凸部10の周面と滑らかに連なった形態で、弾性体11が球払出体6に脱落しないように取付けられる。
【0014】
第1実施形態の構造によれば、図3に示すように、球4と球払出体6とが出会う最上流域において、球4が取込まれるべき切欠部8に取込まれずに、取込まれるべき時期より遅れた時期に球4が切欠部8における回転方向Wの後側に位置する凸部10における弾性体11に接触して弾性体11と通路ケース3とに挟み込まれるような場合に、挟まれようとする球4の重量及び球4の上方に連なる球4の重さと、これらの球4による弾性体11の撓みと、弾性体11が球4を取込まれるべき切欠部8側へ押すばね力とが有機的に絡み合って挟まれようとする球4に加わり、球噛みが発生することなく、球4が取込まれるべき切欠部8側へ押込まれ、回転する球払出体6の各切欠部8に応じて球4が1個ずつ規則正しく払出される。
【0015】
図4は第2実施形態に係る球払出体6の突起体36周りを示し、球払出体6の凸部10に球4と接触する突起体36をコイルばねのような弾性体37のばね力で出たり入ったりし得るように設けたものである。凸部10には先端面の中央より球払出体6の回転中心に向けて凹部41を形成する。後端部が開口された筒体42の先端部には筒体42の内部孔よりも小さな開口部38を形成する。そして、突起体36の鍔40よりも前半部を筒体42の後端部より筒体42の内部を経由して開口部38に挿入する一方、弾性体37を筒体42の後端部より筒体42と突起体36の鍔40よりも後半部との間に収納する。その状態において、筒体42を後端部より凸部10の凹部41に圧入する。これによって、鍔40が弾性体37と開口部38周りにおける収納室39の前面との間に配置され、鍔40が凹部41からの反力を受けた弾性体37のばね力で収納室39の前面に接触し、突起体36の鍔40よりも前半部が開口部38より外側に突出する。この開口部38より突出した突起体36の先端部の外周面は弧状になっている。よって、第2実施形態の構造によれば、球4と球払出体6とが出会う最上流域において、弾性体37が第1実施形態の弾性体11の作用を司ることにより、球噛みが発生することなく、球4が取込まれるべき切欠部8側へ押込まれ、回転する球払出体6の各切欠部8に応じて球4が1個ずつ規則正しく払出される。この弾性体37はゴムのような弾性材でもよい。収納室39は凹部41と筒体42とで形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の球払出装置を示す模式図。
【図2】 第1実施形態の球払出体の弾性体周りを示す断面図。
【図3】 第1実施形態の作用を示す模式図。
【図4】 第2実施形態の球払出体の弾性体周りを示す断面図。
【図5】 従来例を示す模式図。
【符号の説明】
1 球通路
4 球
6 球払出体
11 弾性体
36 突起体
37 弾性体
Claims (1)
- 通路ケースによって形成される球通路に球を留置く球払出阻止と球通路に球を流下する球払出許可との形態を作る回転可能な球払出体を備えた遊技機の球払出装置において、
前記球払出体が当該球払出体の周方向に等間隔に形成され、前記球通路内の球が取り込まれる複数の半円弧状の切欠部と、前記複数の切欠部の間に位置する凸部とを有し、
前記凸部が先端部に前記球通路内の球と接触する弾性体を備え、
前記弾性体は、当該弾性体及び前記通路ケースとの間に挟みこまれる球及び当該球の上方に連なる球の重量により撓み、前記挟み込まれる球が前記弾性体よりも下方に位置する切欠部に押し込まれることを特徴とする遊技機の球払出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001100690A JP4526728B2 (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 遊技機の球払出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001100690A JP4526728B2 (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 遊技機の球払出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002292050A JP2002292050A (ja) | 2002-10-08 |
JP4526728B2 true JP4526728B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=18954110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001100690A Expired - Fee Related JP4526728B2 (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 遊技機の球払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4526728B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61127119U (ja) * | 1985-01-22 | 1986-08-09 | ||
JPH03282693A (ja) * | 1989-11-16 | 1991-12-12 | Santetsukusu:Kk | メダル投出機 |
JPH09114U (ja) * | 1996-10-21 | 1997-03-11 | イサオ電機株式会社 | パチンコ玉通過検出スイッチ |
JP2000107399A (ja) * | 1998-10-06 | 2000-04-18 | Sansei | パチンコ遊技機 |
-
2001
- 2001-03-30 JP JP2001100690A patent/JP4526728B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61127119U (ja) * | 1985-01-22 | 1986-08-09 | ||
JPH03282693A (ja) * | 1989-11-16 | 1991-12-12 | Santetsukusu:Kk | メダル投出機 |
JPH09114U (ja) * | 1996-10-21 | 1997-03-11 | イサオ電機株式会社 | パチンコ玉通過検出スイッチ |
JP2000107399A (ja) * | 1998-10-06 | 2000-04-18 | Sansei | パチンコ遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002292050A (ja) | 2002-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07114658A (ja) | ホッパー装置 | |
JP4526728B2 (ja) | 遊技機の球払出装置 | |
JP4522575B2 (ja) | 球払出装置 | |
JP4470020B2 (ja) | ホッパ装置のコイン放出ガイド | |
JP4031941B2 (ja) | コイン繰出装置 | |
US7244176B2 (en) | Outlet-adjusting device of coin dispenser | |
JP4258753B2 (ja) | シャッタを備えたホッパ | |
JP2002143401A (ja) | 遊技機の球検出装置 | |
JP4505585B2 (ja) | 球体送り出し装置 | |
JP3049198U (ja) | ホッパー装置 | |
JP4403242B2 (ja) | 球体送り出し装置 | |
JP4514981B2 (ja) | 遊技機の球払出装置 | |
JP4509365B2 (ja) | 球払出装置 | |
JP4570808B2 (ja) | 遊技機の球払出装置 | |
JP2931876B1 (ja) | 球貸し払出し装置 | |
JP3527891B2 (ja) | コイン払出装置 | |
JPH11151344A (ja) | ホッパー装置 | |
JP2594435Y2 (ja) | 硬貨投出装置 | |
KR200355578Y1 (ko) | 동전 지출기의 출구 조절 장치 | |
JP2910982B2 (ja) | パチンコ機の入賞球排出処理装置 | |
JPH07236735A (ja) | パチンコ機 | |
GB2413427A (en) | Coin dispenser with outlet adjustable for different-sized coins | |
JP4324393B2 (ja) | 球払出装置 | |
JP3841854B2 (ja) | 遊技機の賞球払出装置 | |
JP4022706B2 (ja) | 遊技球払出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070531 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100223 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100601 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100602 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4526728 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |