JP4526726B2 - 光部品 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、偏波保持光ファイバを用いた定偏波型の偏波保持光ファイバ配列部品を備えた光部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8に従来の定偏波型光部品の一例を示す。
この例の定偏波型光部品においては、円柱状の2つの第1および第2の0.25ピッチグリンレンズ11、12の間に誘電体多層膜13が挟まれ、これらが接着剤などで固定されている。
グリンレンズとは、光ファイバなどと同様に中心の屈折率が高く、外周に向かって屈折率が低くなっているレンズのことである。
【0003】
第1の0.25ピッチグリンレンズ11および第2の0.25ピッチグリンレンズ12は円柱状で、レンズに入射した光線は、正弦波状の光路をとって進む。また、0.25ピッチグリンレンズとは、円柱状のレンズの長さをlとし、正弦波の光路の1周期の長さをpとしたときに、レンズの長さlが0.25pとなるレンズのことである。
【0004】
一方、入射ポート19用の第1の偏波保持光ファイバ14は、その先端の被覆層14bが除去されることにより露出した裸光ファイバ部14aが、円柱状の第1のキャピラリ17内に設けられた細孔17aに挿入され、接着剤17bにて固定されている。そして、この第1のキャピラリ17が、0.25ピッチグリンレンズ11に接着剤で固定されている。
また、入射ポート20用のシングルモード光ファイバ15、出射ポート21用の第2の偏波保持光ファイバ16も同様にして、第2のキャピラリ18の細孔18aに挿入され、接着剤18bにて固定されている。そして、この第2のキャピラリ18が、第2の0.25ピッチグリンレンズ12に、接着剤で固定されている。
【0005】
この例の定偏波型光部品では、第1の偏波保持光ファイバ14から波長λ1の通信光が入射され、入射ポート19に到達する。この通信光が、第1のグリンレンズ11で平行にされ、誘電体多層膜13に到達する。誘電体多層膜13に到達した通信光が、その波長により誘電体多層膜13の波長フィルタで選択的に透過され、第2のグリンレンズ12で集光されて出射ポート21に到達し、第2の偏波保持光ファイバ16へ入射される。そして、この通信光が、偏光面を保持したまま第2の偏波保持光ファイバ16から出射される。
一方、シングルモード光ファイバ15から、通信光を増幅するための波長λ2の励起光が入射され、入射ポート20に到達する。この励起光は、第2のグリンレンズ12で平行にされ、誘電体多層膜13に到達する。誘電体多層膜13に到達した励起光は、選択的に全反射され、第2のグリンレンズ12で集光されて出射ポート21に到達し、第2の偏波保持光ファイバ16へ入射される。この励起光は、第2の偏波保持光ファイバ16から出射される。
【0006】
ここで、第1の偏波保持光ファイバ14から第2の偏波保持光ファイバ16へと透過する偏波光において、その偏光面を保持するためには、第1および第2の偏波保持光ファイバ14、16の応力付与方向と偏波光の偏光方向が一致していなければならない。したがって、第1および第2の偏波保持光ファイバ14、16における応力付与方向を、第1のキャピラリ17と第1のグリンレンズ11および第2のキャピラリ18と第2のグリンレンズ12の接続時に揃えなければならない。
【0007】
また、反射減衰量を低減するために、第1のキャピラリ17と第1のグリンレンズ11および第2のキャピラリ18と第2のグリンレンズ12の接合面を光軸に対して斜め(6〜10度)に加工し、接合する必要がある。したがって、第1および第2の偏波保持光ファイバ14、16が、第1および第2のキャピラリ17、18に固定される際に、その応力付与方向を、接合面の傾き方向に対して揃える必要がある。従来、目視にてこれを行っていたため、±5度程度の誤差があった。
また、このような角度誤差のため、第1および第2の偏波保持光ファイバ14、16を第1および第2のグリンレンズ11、12に調芯、接合する際に、各光軸の調芯だけでなく、偏波クロストーク(消光比)が最大となるように、第1および第2の偏波保持光ファイバ14、16のいずれかを、光軸を中心として回転させ、調整する必要が有る。この作業は、偏波クロストークを観察しながら行う。
このような作業は、工程が複雑で、作業時間が長くなるから、製造コストの増大を招くという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
よって、本発明における課題は、偏波保持光ファイバの偏光面を保持したまま、偏波保持光ファイバ同士の接合を容易にする偏波保持光ファイバ配列部品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明の請求項1記載の部品は、偏波保持光ファイバの長手方向の中途において、該偏波保持光ファイバの被覆層の一部を除去して裸光ファイバ部とし、該裸光ファイバ部をファイバ固定部材のファイバ固定部に収納し、固定して、前記ファイバ固定部材およびそのファイバ固定部に固定された裸光ファイバ部を前記偏波保持光ファイバの長手方向に対して斜めに切断してなり、前記ファイバ固定部材の上面および底面が前記ファイバ固定部に固定された裸光ファイバ部の光軸と平行な基準面をなしており、前記ファイバ固定部材は、その底部から延出してなる安定板を具備し、該安定板は前記ファイバ固定部に平行で、かつ、前記ファイバ固定部に固定された裸光ファイバ部を有する偏波保持光ファイバにおける被覆層が存在する側に設けられてなる、一対の偏波保持光ファイバ配列部品と、誘電体多層膜を介して接合された一対のグリンレンズと、を備えてなる光部品であって、前記一対のグリンレンズの長手方向における前記誘電体多層膜と接合していない側の面はそれぞれ、長手方向に対して斜めに切断され、かつ、互いに平行になっており、前記一対のグリンレンズの長手方向における前記誘電体多層膜と接合していない側の面のそれぞれに、前記偏波保持光ファイバ配列部品が対向して接合されてなり、前記一対のグリンレンズのうち一方が0.75ピッチグリンレンズであり、他方が0.25ピッチグリンレンズであり、前記誘電体多層膜は、信号光を選択的に透過する特性を有するものであり、前記一対の偏波保持光ファイバ配列部品の一方を構成する偏波保持光ファイバの一端に入射された信号光を、前記一対の偏波保持光ファイバ配列部品の他方を構成する偏波保持光ファイバに入射させるものである。
また、本発明の請求項2記載の部品は、前記ファイバ固定部材が、石英、ガラス、セラミックス、樹脂、金属であるものである
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の偏波保持光ファイバ配列部品の一例を示すものである。図1(a)は斜視図を示し、図1(b)はファイバ固定部材のファイバ固定部を、光ファイバの長手方向に対して垂直または斜めに切断した断面図を示す。
この例の偏波保持光ファイバ配列部品40は、図2に示すように、偏波保持光ファイバ31およびシングルモード光ファイバ32の長手方向の中途において、これら偏波保持光ファイバ31およびシングルモード光ファイバ32の被覆層が除去された裸光ファイバ部31a、32aが、ファイバ固定部材33のファイバ固定部33aに収納された後、固定され、裸光ファイバ部31a、32aを保護するために、ファイバ固定部33aに蓋34がなされ、ファイバ固定部33aで、光ファイバの長手方向に対して、図中のa―a´で垂直または斜めに切断された構造となっている。
【0011】
図3は、本発明で用いられるファイバ固定部材33の一例を示すものである。
ファイバ固定部材33は、石英、ガラス、セラミックス、樹脂、金属などを成形したもので、偏波保持光ファイバ31およびシングルモード光ファイバ32の裸光ファイバ部を収納するためのファイバ固定部33aを有し、このファイバ固定部33aは、V字溝となっている。また、ファイバ固定部材33の上面33bおよび/または底面33cは、V字溝のファイバ固定部33aに収納される偏波保持光ファイバ31およびシングルモード光ファイバ32の光軸と平行な基準面となっている。
また、ファイバ固定部材33は、その底部から延出してなる安定板33dを具備する。この安定板33dはファイバ固定部33aに平行で、かつ、ファイバ固定部33aに固定された裸光ファイバ部31aを有する偏波保持光ファイバ31および裸光ファイバ部32aを有するシングルモード光ファイバ32における被覆層が存在する側に設けられている。
【0012】
この例に示すように、ファイバ固定部33aの形状はV字溝に限らず、円形状、矩形状、台形状などであってもよい。また、ファイバ固定部33aの大きさは、開口径125〜500μm程度、長さ2〜30mm程度となっている。ファイバ固定部33aがV字溝の場合、その角度Aは60〜90度が望ましい。
また、図4に示すように、ファイバ固定部材33は、ファイバ固定部33aが、ファイバ固定部材33を貫通するように設けられた細孔であってもよい。この細孔の形状もまた、円形状、矩形状、台形状などであってもよい。
【0013】
偏波保持光ファイバ31およびシングルモード光ファイバ32のファイバ固定部33aへの固定には、樹脂、低融点ガラス、はんだなどが用いられる。
また、蓋34は、石英、ガラス、セラミックス、樹脂、金属などからなり、ファイバ固定部材33に、ファイバ固定部33aを覆うように接合され、光ファイバを保護している。
【0014】
このように作製されたファイバ配列部品40を用いて、光部品を作製する。
図5は、本発明の光部品の一例として、定偏波型光部品を示すものである。
この例の定偏波型光部品は、円柱状の0.25ピッチグリンレンズ41と0.75ピッチグリンレンズ42の間に誘電体多層膜43が挟まれ、これらが接着剤などで固定されている。
【0015】
0.75ピッチグリンレンズ42は円柱状で、レンズに入射した光線は、正弦波状の光路をとって進む。また、0.75ピッチグリンレンズとは、円柱状のレンズの長さをlとし、正弦波の光路の1周期の長さをpとしたときに、レンズの長さlが0.75pとなるレンズのことである。
【0016】
そして、ファイバ配列部品40、40が、0.25ピッチグリンレンズ41、0.75ピッチグリンレンズ42の誘電体多層膜43が接合されていない側に接着剤などで固定されている。このとき、ファイバ配列部品40、40と0.25ピッチグリンレンズ41、0.75ピッチグリンレンズ42の接合面が、それぞれ斜めに形成されている。このように、接合面を斜めに形成するのは、接合面における光の反射減衰量を低減するためである。
【0017】
この例の定偏波型光部品では、偏波保持光ファイバ31から波長λ1の通信光が入射され、入射ポート35に到達する。この通信光が、0.75ピッチグリンレンズ42で平行にされ、誘電体多層膜43に到達する。誘電体多層膜43に到達した通信光が、その波長により誘電体多層膜43の波長フィルタで選択的に透過され、0.25ピッチグリンレンズ41で集光されて出射ポート37に到達し、偏波保持光ファイバ31へ入射される。そして、この通信光が、偏光面を保持したまま偏波保持光ファイバ31から出射される。
一方、シングルモード光ファイバ32から、通信光を増幅するための波長λ2の励起光が入射され、入射ポート38に到達する。この励起光は、0.25ピッチグリンレンズ41で平行にされ、誘電体多層膜43に到達する。誘電体多層膜43に到達した励起光は、選択的に全反射され、0.25ピッチグリンレンズ41で集光されて出射ポート37に到達し、偏波保持光ファイバ31へ入射される。この励起光は、偏波保持光ファイバ31から出射される。
【0018】
ところで、本例で用いられる0.25ピッチグリンレンズ41、0.75ピッチグリンレンズ42は、アルカリガラスなどからなり、その径方向に屈折率分布を持つものである。
また、0.25ピッチグリンレンズ41、0.7ピッチグリンレンズ42は円柱状で、ファイバ配列部品40との接合面は、斜めに形成されており、外径1.8mmとなっている。外径は、この他に0.3〜2.0mmから適宜選択可能である。
0.25ピッチグリンレンズ41の長さは、4.7mmとなっており、この他に4.6mm、4.8mmから適宜選択可能である。また、0.75ピッチグリンレンズ42の長さは、23mm程度以下の範囲から適宜選択可能である。このように寸法が適宜選択可能であるのは、0.25ピッチ、0.75ピッチに対応する長さが、0.25ピッチグリンレンズ41、0.75ピッチグリンレンズ42の屈折率分布や材質などによって異なるためである。
【0019】
誘電体多層膜43は、例えば、石英ガラスなどの基板上に、シリカ(SiO2)やチタニア(TiO2)などの屈折率の異なる薄膜を積層してなるものであって、材質や厚さなどは光の波長などによって適宜選択する。この例においてはSiO2とTa25からなる薄膜を交互に積層した厚さ約20μm、1.3mm×1.3mmのものを用いている。
【0020】
また、偏波保持光ファイバ31は、石英ガラスなどからなる高屈折率のコアと、このコアの周囲に設けられた、コアよりも低屈折率のクラッドと、このクラッド内に、前記コアを中心に対称に配置され、かつ前記クラッドよりも低屈折率の断面円形のBa23をドープしたシリカガラスなどからなる応力付与部を配置し、これらの上に紫外線硬化型樹脂などからなる被覆層が設けられた構造となっている。
シングルモード光ファイバ32は、石英ガラスなどからなる光ファイバ裸線の上に、紫外線硬化型樹脂などからなる被覆層が設けられた構造となっている。
【0021】
ここで、ファイバ配列部品40を用いた光部品の製造方法について、図5を用いて説明する。
先ず、0.25ピッチグリンレンズ41と誘電体多層膜43と0.75ピッチグリンレンズ42とからなるフィルタモジュール44を接着剤で接合する。
次に、固定ステージ(図示略)に、フィルタモジュール44を配し、固定する。次に、XYZ方向に移動可能なファイバ自動調芯機のXYZステージ(図示略)に設けられた第1および第2のファイバ配列部品把持部51、52に、ファイバ配列部品40、40を配し、固定する。
次に、0.25ピッチグリンレンズ41、0.75ピッチグリンレンズ42またはファイバ配列部品40、40の接合面に、紫外線硬化型樹脂などからなる接着剤を塗布する。
【0022】
次に、XYZステージを調節して、フィルタモジュール44とファイバ配列部品40、40の調芯をし、両者を最適な位置関係に設定する。
ところで、フィルタモジュール44とファイバ配列部品40、40との調芯では、入射ポート35用偏波保持光ファイバ31から所定強度の光を入射し、出射ポート37用偏波保持光ファイバ31でその光の強度を測定することで挿入損失が最も小さくなる点を、最適位置とする。
そして、フィルタモジュール44とファイバ配列部品40、40の調芯後、両者の接合面に塗布した紫外線硬化型樹脂からなる接着剤に、紫外線光源に接続されている紫外線照射用ライトガイド(図示略)から紫外線が発せられ、フィルタモジュール44の長手方向に対して垂直にフィルタモジュール44の接合部に入射する。そして、紫外線硬化型樹脂からなる接着剤が硬化し、定偏波型光部品となる。
【0023】
また、本発明の光部品は、図7に示すように、0.25ピッチグリンレンズ41と誘電体多層膜43と0.25ピッチグリンレンズ41とからなるフィルタモジュールを用いてもよい。
このような光部品では、グリンレンズ41に接合されるファイバ配列部品40、40は両者の上下が互い違いになるように接合される。
【0024】
本発明の偏波保持光ファイバ配列部品は、ファイバ固定部材33に、偏波保持光ファイバ31を収納し、固定したものを、ファイバ固定部で切断したものであるから、切断後のファイバ固定部材33の基準面33bおよび/または33cに対するそれぞれの偏波保持光ファイバ31の応力付与方向がなす角度は、一致している。したがって、2つの偏波保持光ファイバ31、31の応力付与方向がなす角度のずれは、第1および第2のファイバ配列部品把持部51、52の基準面の誤差のみにより生じる。したがって、XYZステージを調節することにより、高い精度で両者の偏光面を一致させることができる。
また、ファイバ固定部33へ偏波保持光ファイバ31を収納時、偏波保持光ファイバ31の応力付与方向を、光軸を中心として回転して調整する必要がなくなり、光軸を合わせるための作業時間が短くなるため、製造コストを低減することができる。
そして、自動調芯時に、偏波保持光ファイバ31の応力付与方向を光軸の中心として回転して調整することなく、高い消音比の光部品が得られる。したがって、作業時間が短くなり、安価な光部品を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の偏波保持光ファイバ配列部品は、偏波保持光ファイバの被覆層の一部を除去して裸光ファイバ部とし、該裸光ファイバ部をファイバ固定部材に固定し、前記ファイバ固定部材のファイバ固定部を切断してなるものであるから、高い精度で偏波保持光ファイバの偏光面を一致させることができる。
また、本発明の偏波保持光ファイバ配列部品は、前記ファイバ固定部材が、石英、ガラス、セラミックス、樹脂、金属であるから、このファイバ固定部材内に収納される光ファイバの光軸と平行な基準面を形成することができ、偏波保持光ファイバの偏光面を保持することができる。
また、本発明の光部品は、上記のような偏波保持光ファイバ配列部品を用いたものであるから、低コストで、高い精度で偏光面の一致した光部品を得ることができる。
そして、本発明の偏波保持光ファイバ配列部品の製造方法は、偏波保持光ファイバの被覆層の一部を除去して裸光ファイバ部とし、該裸光ファイバ部をファイバ固定部材に固定し、前記ファイバ固定部材のファイバ固定部を切断するから、偏波保持光ファイバの応力付与方向を、光軸を中心として回転して調整する必要がなくなり、光軸を合わせるための作業時間が短くなるため、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の偏波保持光ファイバ配列部品の一例を示し、図1(a)は斜視図であり、図1(b)はファイバ固定部材を、光ファイバの長手方向に対して垂直または斜めに切断した断面図である。
【図2】 本発明の偏波保持光ファイバ配列部品の製造方法を示す概略斜視図である。
【図3】 本発明で用いられるファイバ固定部材の一例を示し、図3(a)は斜視図であり、図3(b)は側面図である。
【図4】 本発明で用いられるファイバ固定部材の他の例を示し、図4(a)はファイバ固定部の形状が円形であり、図4(b)はファイバ固定部の形状が矩形となっている。
【図5】 本発明の光部品の一例を示し、図5(a)は正面図であり、図5(b)は平面図である。
【図6】 本発明の光部品の製造方法を示す概略斜視図である。
【図7】 本発明の光部品の他の例を示す正面図である。
【図8】 従来の定偏波型光部品の一例を示す図である。
【符号の説明】
31…偏波保持光ファイバ、32…シングルモード光ファイバ、31a,32a…裸光ファイバ部、33…ファイバ固定部材、33a…ファイバ固定部、33d…安定板、34…蓋、40…ファイバ配列部品、41…0.25ピッチグリンレンズ、42…0.75ピッチグリンレンズ、43…誘電体多層膜、44…フィルタモジュール、51…第1のファイバ配列部品把持部、52…第2のファイバ配列部品把持部

Claims (2)

  1. 偏波保持光ファイバの長手方向の中途において、該偏波保持光ファイバの被覆層の一部を除去して裸光ファイバ部とし、該裸光ファイバ部をファイバ固定部材のファイバ固定部に収納し、固定して、
    前記ファイバ固定部材およびそのファイバ固定部に固定された裸光ファイバ部を前記偏波保持光ファイバの長手方向に対して斜めに切断してなり、前記ファイバ固定部材の上面および底面が前記ファイバ固定部に固定された裸光ファイバ部の光軸と平行な基準面をなしており、
    前記ファイバ固定部材は、その底部から延出してなる安定板を具備し、該安定板は前記ファイバ固定部に平行で、かつ、前記ファイバ固定部に固定された裸光ファイバ部を有する偏波保持光ファイバにおける被覆層が存在する側に設けられてなる、一対の偏波保持光ファイバ配列部品と、
    誘電体多層膜を介して接合された一対のグリンレンズと、を備えてなる光部品であって、
    前記一対のグリンレンズの長手方向における前記誘電体多層膜と接合していない側の面はそれぞれ、長手方向に対して斜めに切断され、かつ、互いに平行になっており、
    前記一対のグリンレンズの長手方向における前記誘電体多層膜と接合していない側の面のそれぞれに、前記偏波保持光ファイバ配列部品が対向して接合されてなり、
    前記一対のグリンレンズのうち一方が0.75ピッチグリンレンズであり、他方が0.25ピッチグリンレンズであり、
    前記誘電体多層膜は、信号光を選択的に透過する特性を有するものであり、前記一対の偏波保持光ファイバ配列部品の一方を構成する偏波保持光ファイバの一端に入射された信号光を、前記一対の偏波保持光ファイバ配列部品の他方を構成する偏波保持光ファイバに入射させることを特徴とする部品。
  2. 前記ファイバ固定部材が、石英、ガラス、セラミックス、樹脂、金属であることを特徴とする請求項1記載の部品。
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