JP4526699B2 - 自動車におけるドアロック制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドアロックをコントロールするための自動車におけるドアロック制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、四輪自動車等の自動車において、ドアロック(施錠)操作は、キーレスエントリーレシーバであるいは運転席の一括ロックスイッチで全てのドアを同時に行うか、個々の席に設けられているドアロックスイッチによって行っている。一方、ドアのロック状態からアンロック状態への操作で、運転席以外のドアのアンロック(開錠)操作は、運転者が運転席のドア専用の一括スイッチで、アンロック操作することが中心で行われているが、個々の席に設けられたドアの専用スイッチによっても行うことができる。そして、この専用スイッチは、車輌製造メーカの製造ラインで装着される構造が採用されている。
【0003】
また、自動車の衝突時等に即座にドアを開けられるようにするために、衝突時の衝撃を衝撃センサ等で検出し、その出力信号によってドアのロック状態を自動的にアンロック操作するドアロック制御装置が、例えば特開平7−269208号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の構造にあっては、エンジンがキーシリンダーに装着されていて、かつエンジンの停止を検出手段で検出した場合に、ドアロックを不可能な状態にする構造であるため、運転者が乗車して直ぐにエンジンキーをキーシリンダーに差し込み、ドアをロックしようとしても、アンロックしてしまう。そのため、例えば停車時に車外から他人が侵入しようとする非常事態等において、特に運転者が女性の場合に不安を抱く虞がある。
【0005】
また、後者の制御装置にあっては、例えば自動車が河川等の水中に飛び込んだ場合に、衝撃が弱いため衝撃センサ等によるアンロック操作が行われないことがあり、車内に閉じ込められた乗員を救出することができない虞がある。また、自動車が踏切等でエンストした場合に、乗員が直ちに車内から脱出しようししても、慌てて前記スイッチが見つからず車内に閉じ込められたまま事故につながる虞もあり、この場合、特に運転手以外の乗員はスイッチの位置を承知してない場合が多く、その可能性が高くなる。
【0006】
つまり、従来の各種の制御装置においては、例えばロックしたい非常時にロックできなかったり、アンロックしたい非常時にアンロックされない等、各種の非常事態にドアロックの状態を的確な状態に自動的に設定することが難しいという問題点を有している。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その主な目的は、運転者の不安を含めた各種非常事態時に、各種非常事態に対応したドア状態に自動的に設定し得るドアロック制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、車体に備えられた複数の乗降用ドアのそれぞれに設けられて車室内側からレバーもしくはノブによって開閉し得るドアロックと、各乗降用ドアのうち少なくとも運転席側ドアの外側から運転席ドアもしくは全てのドアのドアロックを集中して制御し得ると共に、車速がある一定速度以上になった際に自動的にドアロックされるオートドアロックシステムと、運転席の前近傍に設けられたエンジンスタート用キーシリンダ及びハザードランプスイッチと、を備えた自動車におけるドアロック制御装置において、エンジン起動中に、前記ハザードランプスイッチをオン状態にした時、車速がある一定速度以下の場合にドアロックを一度だけ自動的にアンロックし得ることを特徴とする。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、前記オートドアロックシステムの作動電源を、主電源とは別に設置したことを特徴とする。また、請求項3記載の発明は、前記オートドアロックシステムにおけるドアロックコントローラの接続カプラに、車速感応式ドアロックコントローラアダプターまたは盗難防止用コントローラアダプターまたは両機能兼用システムコントローラアダプターをカプラで割り込み接続することを特徴とする。さらに、請求項4記載の発明は、前記運転席の前近傍に設けられたトランスミッターを備え、該トランスミッターでドアをロックした時、もしくは盗難防止装置セット用トランスミッターによってセットした時に、オートドアロックシステムが自動的に盗難防止システムとして機能することを特徴とする。
【0009】
そして、本発明に係わる各発明は、既に従来型の自動ロック装置を装着した車輌に、本機能を満足させるために、アフターマーケット商品を短時間(十数分)で追加装着可能であると同時に、現状の自動ドアロック未装着車に本装置を装着することにより、例えばドアロック装置をアンロックするための専用のスイッチを設置することなく、ワンタッチアクションで運転席のドアと同時に他のドアをアンロック操作し得るように構成される。特に、停車中の運転者以外の他の乗員の乗降時や荷物の乗せ降ろし時にも、安全が確保されなおかつ使い勝手の向上が図れるように構成される。
【0010】
また、停車中でエンジンが起動中でも、ハザードランプスイッチをオン状態にした時、車速がある一定速度以下の場合に、一度だけドアロックをロック状態からアンロック状態にする機能を持ち、かつハザードランプの点滅機能で後部からの追突防止効果を高める目的をも兼ねることが可能なように構成される。さらに、盗難防止装置がセット状態にある時は、車両のエンジンルーム等を有するフロントパネルを開けた場合でも、警報等が鳴る機能を容易に持たすように構成したり、盗難防止システムと施錠システムの両システムがセットされたか、施錠システムのみのセットかの判別をハザードランプ・アンサーバック機能等の点滅有無・点滅方法によって確認できるように構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図11は、本発明に係わる自動車のドアロック制御装置の実施例を示し、図1がその回路図、図2が該装置に使用される車速感応型ドアロックコントローラアダプターのブロック図、図3が該アダプターの具体的な回路図、図4が該回路の変形例を示す回路図、図5が信号処理の一例を示す説明図、図6〜図11がドアロック制御装置の各種動作を示すフローチャートである。
【0012】
図1において、ドアロック制御装置1は、例えば4ドア四輪車の4個のドアに対応したドアロックモータ3a〜3dと、キーレスエントリーレシーバ4及びパワードアロックノブスイッチ5が接続されたドアロックコントローラ2を有している。このドアロックコントローラ2のパワードアロックノブスイッチ5接続用の端子t1と、パワードアロックノブスイッチ5の接点5a間には、車速感応型ドアロックコントローラアダプター6(以下、単にアダプター6という)が接続されている。なお、前記ドアロックコントローラ2とドアロックモータ3a〜3d等でオートドアロックシステムが形成される。また、図1において、符号20はルームランプスイッチ、符号22はドアスイッチ、符号23はルームランプ、符号60はハザードランプである。
【0013】
このアダプター6は、図2に示すように、条件分岐判断回路8、車速演算回路9、車速判定回路10及びドアロック状態監視回路11からなりマイコン等で構成されたコントローラ7を有している。このコントローラ7の条件分岐判断回路8には、オイルプレッシャ電圧Vが供給されるオイルプレッシャ電圧監視回路12と、ドアロック信号Aとドアロック信号Bが出力されるリレー駆動回路13と、ハザードランプスイッチ電圧Vが供給されるハザードランプスイッチ状態監視回路22と、エンジンキー有無検出スイッチ55(図1参照)の電圧Vが供給されるエンジンキー電圧監視回路(図示せず)及び電源14(バッテリー)から電圧(DC12V)が供給される定電圧電源回路15等が接続されている。
【0014】
そして、図1〜図3に示すように、オイルプレッシャ電圧監視回路12の端子T1は、オイルプレッシャーランプ16を介して電源14に接続され、オイルプレッシャーランプ16の接続点には、オイルプレッシャーセンサ17が接続されている。また、定電圧電源回路15の端子T2は、メインスイッチ19(エンジンスイッチ)を介して電源14に接続され、車速演算回路9の端子T3には、車速信号Sが供給される回路(ハーネス)が接続されている。
【0015】
さらに、アダプター6のリレー駆動回路13は、パワードアロックノブスイッチ5の共通接点が、2つの接点5a、5bを有し、かつスイッチ5が必ずどちらかに位置する構造のものにおいて、図3に示すリレー52、53、54を有し、このリレー53の共通接点に端子T5が接続され、b接点にリレー52の共通接点が接続されている。これにより、リレー52、53が動作しない状態においては、端子T4と端子T5間が導通し、リレー52、53が動作することによって端子T4と端子T5が非導通状態となる。そして、端子T5がドアロックコントローラ2の端子t1に接続され、端子T4がパワードアロックノブスイッチ5の接点5aに接続され、またアダプター6の端子T6はアースされている。
【0016】
また、リレー54は、その共通接点に端子T9が接続され、b接点にリレー52の共通接点が接続され、リレー52のb接点に端子T10が接続されている。これにより、リレー52、54が動作しない状態においては、端子9と端子10間が導通し、リレー52、54が動作することによって、端子T9と端子T10間が非導通状態となる。そして、端子T9がドアロックコントローラ2の端子t2に接続され、端子T10がパワードアロックノブスイッチ5の接点5bに接続されている。
【0017】
また、アダプター6は、端子T2、T6に接続されたリレー50、51と、平滑コンデンサ22と、三端子レギュレータ23と、逆流防止用ダイオード25と、端子T1とコントローラ7間に接続された抵抗26と、コントローラ7に接続された抵抗27、28等を有している。
【0018】
そして、アダプター6のコントローラ7は、図4に示すように、端子T3から供給される車速信号Sに応じた8つの条件において、所定の出力が得られるように設定されている。なお、図4において、リレー端子電圧とは、端子T5からコントローラ7に入力される電圧であり、O/P電圧とは、端子T1から抵抗26を介してコントローラ7に入力されるオイルプレッシャ電圧Vであり、E/G状態とは、車両のエンジンの状態(走行中か停止中)を示している。また、出力とは、コントローラ7の出力端子からリレー52、53、54に出力される信号を示している。
【0019】
なお、図1〜図3において、端子T1はエンジン始動後に停止したか否かの検出端子、端子T2は電源端子、端子T3は車速信号S端子、端子T4、T5はドアロック信号A端子、端子T6はGND端子、端子T7、T7’はハザードランプスイッチ作動検出回路用端子、端子T8は電源コントロール端子、端子T9、T10はドアロック信号B端子、端子11はドアロック状態監視回路用端子(但し図1の二点鎖線は図5の回路に対応)、T12はエンジンキー検出用端子、端子T13はドアロック制御装置関係駆動信号用端子、端子T15は警報機端子、端子T16はシフトスイッチのパーキングレンジ検出端子である。
【0020】
このように構成されたアダプター6は、従来のパワードアロックノブスイッチ5の接点5aと、ドアロックコントローラ2の端子t1間を接続しているハーネスを切断し、その一方をアダプター6の端子T4に接続し、他方をアダプター6の端子T5に接続することによって、車両に装備される。
【0021】
次に、上記ドアロック制御装置1の動作について説明する。先ず、図1及び図3に示す状態においては、アダプター6が動作していない状態となり、この状態において、アダプター6のコントローラ7の端子T4、T5と端子T9、T10は前述したように導通しており、これによりドアロックコントローラ2は、非車速感応型として動作し、従来と全く同様の機能を全て使用することができる。
【0022】
一方、アダプター6が動作可能な状態でメインスイッチ19をオンさせて車両を走行させ、所定の車速まで上がると、その車速信号Sがアダプター6の端子T3に供給され、車速演算回路9で車速が演算される。この演算された車速は車速判定回路10に入力されて予め設定してある所定値(しきい値)と比較される。そして、車速が所定値以上になると、条件分岐判断回路8からリレー制御信号(オン信号)がリレー駆動回路13に出力されて該回路13内のリレー52、53がオンし、その接点がa接点側となり、端子T4、T5間の導通状態が開放されてドアロックノブ信号が一時遮断され、端子T5は端子T6と導通状態となる。
【0023】
これにより、パワードアロックノブスイッチ5をロック側(オン)にした場合と同様のロック状態となり、ドアはドアロックモータ3a〜3dによってロック状態とされ、このロック状態は、車速が低くなってもコントローラ7の条件分岐判断回路8の図4に示す設定によって維持される。なお、車両の走行中においては、オイルプレッシャーセンサ17がオンしているため、電圧がセンサー17側に供給され、アダプター6の端子T1はGND状態となる。
【0024】
そして、図1及び図3において、メインスイッチ19がオン状態で、例えばオイルプレッシャーセンサ17が後述する非常事態の発生によりオフとなると、アダプター6の端子T1に電圧が供給される。この端子T1への電圧供給によって、条件分岐判断回路8からリレー駆動回路13に信号が出力されて該回路13内のリレー52、53がオンし、端子T9、T10の導通状態が解除、すなわち端子T9と端子10間が開放される。これにより、非常事態でオイルプレッシャーセンサ17がオフするだけで、ドアロックを自動的にアンロック状態とすることができる。
【0025】
また、ドアロック制御装置1がロック状態にあって、ハザードランプスイッチ59をオン状態にすると、車速感応型のアダプター6の端子T7、T7’に信号が入り、同時にシフトスイッチ56がパーキングレンジに入った時、パーキングポジションのシフトインジケータランプ57が点灯し、アダプター6の端子T16に信号が入り、ドアロックをロック状態からアンロック状態にする。
【0026】
ところで、図2及び図3に示す端子T8の回路がない場合は、キーシリンダー内におけるエンジンキーの有無に係わらず、常時電流を消費してしまう。したがって、端子T8回路を設置することより、ドアロック制御装置1のアダプター6の主電源が数秒後にカットする制御を可能にしている。
【0027】
なお、アダプター6の回路は、図3に限定されず、例えば図5に示すように構成することもできる。この回路構成においては、アダプター6のリレー駆動回路13が、パワードアロックノブスイッチ5の共通接点が2つの接点5a、5bを有し、かつスイッチ5が中立に位置することが可能な構造において、リレー53、54を有し、このリレー53の共通接点に端子T4が接続され、b接点に端子T6が接続されている。
【0028】
これにより、リレー53が動作しない状態においては、端子T4と端子T6間が非導通状態となり、リレー53が動作することによって端子T4と端子T6が導通状態となる。そして、端子T4はドアロックコントローラ2の端子t1とパワードアロックノブスイッチ5の接点5aに接続され、また、アダプター6の端子T6はアースされている。
【0029】
さらに、リレー54の共通接点に端子T9が接続され、b接点に端子T6が接続されている。これにより、リレー54が動作しない状態においては、端子T4と端子T6間が非導通状態となり、リレー54が動作することによって、端子T9と端子T6が導通する。また、端子T9がドアロックコントローラ2の端子t2とパードアロックノブスイッチ5の接点5bに接続されている。
【0030】
そして、この回路構成の場合は、条件分岐回路8からリレー駆動回路13に信号が出力されると、該回路13内のリレー54がオンし、端子T9、T6の非導通状態が解除、すなわち、端子T9、T6間が閉鎖される。これにより、非常事態でオイルプレッシャーセンサ17がオフするだけで、ドアロックを自動的にアンロック状態とすることができる。
【0031】
また、図6〜図11は、前記ドアロック制御装置1の各種動作を示すフローチャートである。このフローチャートのうち、図6に示すフローチャートは、ハザードランプスイッチ59のオン操作によるアンロック機能と、エンジン停止によるアンロック機能及び盗難防止装置付き機能を有する場合を示し、図7に示すフローチャートは、ハザードランプスイッチ59のオン操作によるアンロック機能と、盗難防止装置付き機能を有する場合を示している。
【0032】
また、図8に示すフローチャートは、エンジン停止によるアンロック機能と、盗難防止装置付き機能を有する場合を示し、図9に示すフローチャートは、ハザードランプスイッチ59のオン操作によるアンロック機能と、エンジン停止によるアンロック機能を有する場合を示している。さらに、図10に示すフローチャートは、ハザードランプスイッチ59のオン操作によるアンロック機能のみを有する場合を示し、図11に示すフローチャートは、エンジン停止によるアンロック機能のみを有する場合を示している。
【0033】
このように、上記実施例のドアロック制御装置1にあっては、メインスイッチ19がオンでエンジンが作動状態において、オイルプレッシャーセンサ17がオフすることによって、アダプター6の端子T9、T10間を開放してドアロックを開錠(アンロック)することができるため、オイルプレッシャーセンサ17のオフ信号によって、ドアロックを自動的にアンロック状態とすることができる。
【0034】
この時、アダプター6は、16個の端子T1〜T16を有するのみであるため、既存の車輌のハーネスコネクターの空き端子に、これらの端子T1〜T16を容易に接続することができ、既存の車輌への設置を容易に行うことができて、ドアロック制御装置1の操作性及び機能を大幅に向上させることができる。
【0035】
また、エンジン停止後、エンジンキーをキーシリンダーから抜き、トランスミッターにより、ロック信号を出した時、端子T13にロック信号が入り盗難防止回路がセットされ、この状態において、ドアロック制御装置1に盗難確認信号が入れば、端子T15が作動して警報機が一定時間鳴り続け、また、盗難確認信号が再度入れば、警報機は繰り返し鳴り続けることから、十分な盗難防止効果を得ることができる。また、トランスミッターにより、ドアロック制御装置1に関係なく、開錠信号が入れば、盗難防止装置が解除されて本装置の電源が遮断されることになる。この時、盗難防止装置がセットされた場合のみ、ハザードランプ等の確認用ランプが点滅し、一定時間経過後のドアのロックのみの場合は、これらの確認用ランプは点滅しない構造も含む。なお、ドアロック制御装置は、上記した実施例に限らず、例えば図12に示すように構成することもできる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1及び請求項2記載の発明によれば、渋滞走行時の後部からの追突防止を含めて、ハザードランプスイッチをオン状態にした時、車速がある一定速度以下の場合に、エンジンが起動中であっても、ドアロック制御装置がロック状態にある場合、一度だけ自動的にアンロック動作をするので、各種非常事態に的確に対応し得ると共に、わざわざアンロック専用スイッチを設置する必要がなくなり使い勝手や操作性が向上し、かつ乗員・荷物の乗せ降ろしに際してハザードランプが点滅していることから安全性を確保することができる。
【0039】
また、請求項3記載の発明によれば、オートドアロックシステムがユーザーの好みにより選択される機能であることから、車輌メーカでのライン装着が困難であるが、本発明はアフターマーケットで容易に装着することができて、汎用性に優れた装置が得られると共に、各種非常事態に的確に対応することができる。
【0040】
また、請求項4記載の発明によれば、オートドアロックシステムがエンジンキーをキーシリンダーから抜くことにより、盗難防止装置に早変わりして、構造的にシンプルで多機能を確保することができ、盗難防止システムのセットは簡単で、ドアロック制御装置関係に施錠信号が入力された時のみに盗難防止システムがセットされ、ドアロックシリンダーにキーを差し込み手動によりロックした場合は、盗難防止装置はセットされないか、または一定時間経過後の施錠入力信号入力に対しては、施錠システムのセットのみで盗難防止システムはセットされないことを特徴とし、盗難等の各種非常事態に的確に対応し得ると共に、装置の構成を簡略化して安価に形成することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動車のドアロック制御装置の一実施例を示す回路図
【図2】同該装置に使用される車速感応型ドアロックコントローラアダプターの構成を示すブロック図
【図3】同車速感応型ドアロックコントローラアダプターの具体的な回路図
【図4】同その信号処理の一例を示す説明図
【図5】同車速感応型ドアロックコントローラアダプターの他の回路図
【図6】同ドアロック制御装置の動作の一例を示すフローチャート
【図7】同ドアロック制御装置の他の動作を示すフローチャート
【図8】同ドアロック制御装置のさらに他の動作を示すフローチャート
【図9】同ドアロック制御装置のさらに他の動作を示すフローチャート
【図10】同ドアロック制御装置のさらに他の動作を示すフローチャート
【図11】同ドアロック制御装置のさらに他の動作を示すフローチャート
【図12】同ドアロック制御装置の他の実施例を示す回路図
【符号の説明】
1・・・・・・・ドアロック制御装置
2・・・・・・・ドアロックコントローラ
3a〜3d・・・ドアロックモータ
4・・・・・・・キーレスエントリーレシーバ
5・・・・・・・パワードアロックノブスイッチ
5a、5b・・・接点
6・・・・・・・車速感応型ドアロックコントローラアダプター
7・・・・・・・コントローラ
8・・・・・・・条件分岐判断回路
9・・・・・・・車速演算回路
10・・・・・・車速判定回路
11・・・・・・ドアロック状態監視回路
12・・・・・・オイルプレッシャ電圧監視回路
13・・・・・・リレー駆動回路
14・・・・・・電源
16・・・・・・オイルプレッシャーランプ
17・・・・・・オイルプレッシャーセンサ
19・・・・・・メインスイッチ
50〜54・・・リレー
55・・・・・・エンジキー有無検出スイッチ
56・・・・・・シフトスイッチ
57・・・・・・シフトインジケータランプ
58・・・・・・警報機
59・・・・・・ハザードランプスイッチ
60・・・・・・ハザードランプ

Claims (4)

  1. 車体に備えられた複数の乗降用ドアのそれぞれに設けられて車室内側からレバーもしくはノブによって開閉し得るドアロックと、各乗降用ドアのうち少なくとも運転席側ドアの外側から運転席ドアもしくは全てのドアのドアロックを集中して制御し得ると共に、車速がある一定速度以上になった際に自動的にドアロックされるオートドアロックシステムと、運転席の前近傍に設けられたエンジンスタート用キーシリンダ及びハザードランプスイッチと、を備えた自動車におけるドアロック制御装置において、
    エンジン起動中に、前記ハザードランプスイッチをオン状態にした時、車速がある一定速度以下の場合にドアロックを一度だけ自動的にアンロックし得ることを特徴とする自動車におけるドアロック制御装置。
  2. 前記オートドアロックシステムの作動電源を、主電源とは別に設置したことを特徴とする請求項1に記載の自動車におけるドアロック制御装置。
  3. 前記オートドアロックシステムにおけるドアロックコントローラの接続カプラに、車速感応式ドアロックコントローラアダプターまたは盗難防止用コントローラアダプターまたは両機能兼用システムコントローラアダプターをカプラで割り込み接続することを特徴とする請求項1または2に記載の自動車におけるドアロック制御装置。
  4. 前記運転席の前近傍に設けられたトランスミッターを備え、該トランスミッターでドアをロックした時、もしくは盗難防止装置セット用トランスミッターによってセットした時に、オートドアロックシステムが自動的に盗難防止システムとして機能することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動車におけるドアロック制御装置
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