JP4524086B2 - フタロシアニン化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真トナーやインクジェット用インクに用いられる溶解性に優れたフタロシアニン混合物及びフタロシアニン化合物に関する。
近年、フルカラーの電子写真用トナーやインクジェット記録用インクに溶解性に優れた青色の色素が要望されている。
金属フタロシアニン化合物は、青色色素として種々の用途に使用されている。例えば、特開平3−195783号公報では、インクジェット記録用インクに、金属フタロシアニンスルホン酸アミド化合物を使用しているが、未だ溶解性が十分であるとは言えない。
特開平3−195783号公報
本発明の課題は、溶解性に優れる新規なフタロシアニン化合物を提供することである。即ち、より具体的には、透明性の高いトナーや水なきしないインクジェット用インクに使用できる有機溶媒や樹脂に対する溶解性が得られるフタロシアニン化合物を提供することである。
本発明者等は、前記の課題を解決するために鋭意検討した結果、フタロシアニン骨格の置換基として、下記一般式(1)に示すような2種のスルホンアミド基の少なくとも一方が導入された分子の混合物は、有機溶媒や樹脂に対する溶解性が得られるとの知見を得て本発明を完成した。
すなわち、本願の第1の発明は下記一般式(1):
Figure 0004524086
〔式中、R及びRは各々独立して、非置換のアルキル基、あるいは酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合及び/もしくはエステル結合の形で含むアルキル基、アルキルカルボニル基、又はアルコキシカルボニル基を示し、R及びRの少なくとも一方は、酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合、及び/もしくはエステル結合の形で含むアルキル基、アルキルカルボニル基、又はアルコキシカルボニル基である。Rは水素原子、非置換のアルキル基、または酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合、エステル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で含むアルキル基を示す。ただし、Rと−CHRが同時に同じ置換基であることはない。mは0.1〜3.9、nは0.1〜3.9、m+nは1.0〜4.0の数値を示す。Metは2価の金属原子、3価の一置換金属原子、4価の二置換金属原子、またはオキシ金属を示す。〕
で表されるフタロシアニン混合物を提供するものである。
本発明のフタロシアニン混合物は、前記式(1)においてR及びRが炭素数1〜8のアルキル基、あるいは酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合、もしくはエステル結合の形で1〜4個含む炭素数1〜12のアルキル基、炭素数2〜12のアルキルカルボニル基、又は炭素数2〜12のアルコキシカルボニル基であり、Rが水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、または酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合、エステル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で1〜4個含む炭素数1〜12のアルキル基であるあるものが好ましい。さらに一般式(1)において、m+nが1.0〜4.0であり、mが0.5〜3.5、nが0.5〜3.5であるのが好ましく、中心金属がCu、Co、Zn、Pd、VO、AlCl、またはAlOHであるものが好ましい。
また、本願の第2発明は下記一般式(2):
Figure 0004524086
〔式中、R及びRは各々独立して、非置換のアルキル基、あるいは酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合及び/もしくはエステル結合の形で含むアルキル基、アルキルカルボニル基、又はアルコキシカルボニル基を示し、R及びRの少なくとも一方は、酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合及び/もしくはエステル結合の形で含むアルキル基、アルキルカルボニル基、又はアルコキシカルボニル基である。Rは水素原子、非置換のアルキル基、または酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合、エステル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で含むアルキル基を示す。ただし、Rと−CHRが同時に同じ置換基であることはない。m´は1〜3、n´は1〜3、m´+n´は2〜4の整数の数値を示す。Metは2価の金属原子、3価の一置換金属原子、4価の二置換金属原子、またはオキシ金属を示す。〕
で表されるフタロシアニン化合物を提供するものである。
本発明のフタロシアニン化合物は、前記式(2)において、R及びRが炭素数1〜8のアルキル基、あるいは酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合及び/もしくはエステル結合の形で1〜4個含む炭素数1〜12のアルキル基、炭素数2〜12のアルキルカルボニル基、又は炭素数2〜12のアルコキシカルボニル基であり、Rが水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、または酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合、エステル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で1〜4個含む炭素数1〜12のアルキル基であるものが好ましい。さらに一般式(2)において中心金属がCu、Co、Zn、Pd、VO、AlCl、またはAlOHであるものが好ましい。
発明の詳細な開示
[フタロシアニン混合物]
本願の第1の発明は、フタロシアニン骨格に前記2種のスルホンアミド基の少なくとも一方が導入されたフタロシアニンの混合物であって、下記一般式(1)で表される。
Figure 0004524086
上記の式中、R、R、R及びMetは前記と同じものを意味する。mは0.1〜3.9、nは0.1〜3.9、m+nは1.0〜4.0の数値を示す。この混合物は1分子中に、2種のスルホンアミド基が種々の比率で導入されたフタロシアニン分子の混合物であって、m及びnは全体として前記の数値範囲を有する。
前記式(1)において、R、Rが非置換のアルキル基であるものとしては、炭素数1〜8のアルキル基が好ましい。例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基が挙げられる。
また、R、Rが酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合及び/もしくはエステル結合の形で含むアルキル基であるものとしては、酸素原子を1〜4個含む炭素数1〜12のアルキル基が好ましい。例としては、メトキシエチル基、エトキシエチル基、メトキシエトキシエチル基、エトキシエトキシエチル基、アセチルメチル基、アセチルエチル基、プロピオニルメチル基、プロピオニルエチル基、テトラヒドロフルフリルオキシメチル基、2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メトキシメチル基、2−(1,3−ジオキソラン)エトキシメチル基、2−(1,3−ジオキサン)エトキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルエチル基、プロポキシカルボニルエチル基、ブトキシカルボニルエチル基、ペントキシカルボニルブチル基が挙げられる。
、Rがアルキルカルボニル基、又はアルコキシカルボニル基であるものとしては、炭素数2〜12であるものが好ましい。例としては、アセチル基、プロピオニル基、プロピルカルボニル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、ペントキシカルボニル基が挙げられる。
が非置換のアルキル基であるものとしては、炭素数1〜8のアルキル基が好ましい。例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基が挙げられる。
また、Rが酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合、エステル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で含むアルキル基であるものとしては、酸素原子を1〜4個含む炭素数1〜12のアルキル基が好ましい。例としては、メトキシエチル基、エトキシエチル基、メトキシエトキシエチル基、エトキシエトキシエチル基、ヒドロキシエチル、ヒドロキシエトキシエチル、アセチルメチル基、アセチルエチル基、プロピオニルメチル基、プロピオニルエチル基、テトラヒドロフルフリルオキシメチル基、2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メトキシメチル基、2−(1,3−ジオキソラン)エトキシメチル基、2−(1,3−ジオキサン)エトキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルエチル基、プロポキシカルボニルエチル基、ブトキシカルボニルエチル基、ペントキシカルボニルブチル基が挙げられる。
がアルキルカルボニル基、又はアルコキシカルボニル基であるものとしては、炭素数2〜12であるものが好ましい。例としては、アセチル基、プロピオニル基、プロピルカルボニル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、ペントキシカルボニル基が挙げられる。
本発明の混合物において、フタロシアニン骨格の前記2種のスルホンアミド基の置換位置はα位のみ、β位のみ、α位とβ位の混合物のどれでもかまわない。フタロシアニンのクロルスルホン化によるスルホンアミド基の導入では、通常α位に主に入る。また、4−スルホフタル酸を出発原料とすればβ位のものが得られる。また、フタロシアニン化において4−スルホフタル酸とフタル酸を混合使用し、得られたフタロシアニ化合物をさらにクロルスルホン化してスルホンアミド基を導入することにより、α位とβ位の混合を得ることができる。
フタロシアニン骨格に結合するスルホンアミド基の数を表すmは、0.1〜3.9で、nは、0.1〜3.9で、m+nは1.0〜4.0であるが、mが0.5〜3.5、nが、0.5〜3.5で、m+nが1.0〜4.0であるものが好ましい。
本発明のフタロシアニン混合物は、置換基の種類と置換基の位置が異なる多くのフタロシアニン化合物の混合物として得られるが、mとnの数値が上記した条件を満たすものでなければ、発明の目的を達し得ない。
Metとしては、反応中あるいは反応後の処理中に脱離しない金属であればどの金属も用いうるが、Cu、Co、Zn、Pd、VO、AlClあるいはAlOHが好ましく、とりわけCu、Znが好ましい。
本発明の前記一般式(1)で表されるフタロシアニン混合物は、フタロシアニン骨格に前記2種のスルホンアミド基の少なくとも一方が導入された分子の混合物である。かかるスルホンアミドが導入されたフタロシアニン化合物として
A)フタロシアニン分子に−SONHCHRの置換基が導入された化合物
B)フタロシアニン分子に−SONHRの置換基が導入された化合物
C)フタロシアニン分子に−SONHRと−SONHRの2種類の置換基が導入された化合物
の3タイプの化合物があるが、本発明の混合物の形態としては、AとBの混合物、AとCの混合物、BとCの混合物及びAとBとCの混合物の何れであってもよい。
以下に一般式(1)で表される本願の第1の発明であるフタロシアニン混合物の具体例を示す。なお、これらの具体例は本発明化合物の範囲を限定するものではない。
Figure 0004524086
Figure 0004524086
Figure 0004524086
[フタロシアニン化合物]
本願の第2の発明は、前記2種のスルホンアミド基の各々を1分子中に少なくとも1つずつ導入したフタロシアニン骨格を有する化合物であって、下記一般式(2)で表される。
Figure 0004524086
上記の式中、R、R、R及びMetは前記と同じものを意味する。m´は1、2又は3であり、n´は1、2又は3であって、m´+n´は2、3又は4である。
前記式(2)において、R、Rが非置換のアルキル基であるものとしては、炭素数1〜8のアルキル基が好ましい。例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基が挙げられる。
また、R、Rが酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合及び/もしくはエステル結合の形で含むアルキル基であるものとしては、酸素原子を1〜4個含む炭素数1〜12のアルキル基が好ましい。例としては、メトキシエチル基、エトキシエチル基、メトキシエトキシエチル基、エトキシエトキシエチル基、アセチルメチル基、アセチルエチル基、プロピオニルメチル基、プロピオニルエチル基、テトラヒドロフルフリルオキシメチル基、2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メトキシメチル基、2−(1,3−ジオキソラン)エトキシメチル基、2−(1,3−ジオキサン)エトキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルエチル基、プロポキシカルボニルエチル基、ブトキシカルボニルエチル基、ペントキシカルボニルブチル基が挙げられる。
、Rがアルキルカルボニル基、又はアルコキシカルボニル基であるものとしては、炭素数2〜12であるものが好ましい。例としては、アセチル基、プロピオニル基、プロピルカルボニル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、ペントキシカルボニル基が挙げられる。
が非置換のアルキル基であるものとしては、炭素数1〜8のアルキル基が好ましい。例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基が挙げられる。
また、Rが酸素原子をエーテル結合、カルボニル結合、エステル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で含むアルキル基であるものとしては、酸素原子を1〜4個含む炭素数1〜12のアルキル基が好ましい。例としては、メトキシエチル基、エトキシエチル基、メトキシエトキシエチル基、エトキシエトキシエチル基、ヒドロキシエチル、ヒドロキシエトキシエチル、アセチルメチル基、アセチルエチル基、プロピオニルメチル基、プロピオニルエチル基、テトラヒドロフルフリルオキシメチル基、2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メトキシメチル基、2−(1,3−ジオキソラン)エトキシメチル基、2−(1,3−ジオキサン)エトキシメチル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルエチル基、プロポキシカルボニルエチル基、ブトキシカルボニルエチル基、ペントキシカルボニルブチル基が挙げられる。
がアルキルカルボニル基、又はアルコキシカルボニル基であるものとしては、炭素数2〜12であるものが好ましい。例としては、アセチル基、プロピオニル基、プロピルカルボニル基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、ペントキシカルボニル基が挙げられる。
本発明の化合物において、フタロシアニン骨格の前記2種のスルホンアミド基の置換位置はα位のみ、β位のみ、α位とβ位の混合体のどれでもかまわない。フタロシアニンのクロルスルホン化によるスルホンアミド基の導入では、通常α位に主に入る。また、4−スルホフタル酸を出発原料とすればβ位のものが得られる。また、フタロシアニン化において4−スルホフタル酸とフタル酸を混合使用し、得られたフタロシアニ化合物をさらにクロルスルホン化してスルホンアミド基を導入することにより、α位とβ位の混合を得ることができる。
Metとしては、反応中あるいは反応後の処理中に脱離しない金属であればどの金属も用いうるが、Cu、Co、Zn、Pd、VO、AlClあるいはAlOHが好ましく、とりわけCuが好ましい。
本発明の一般式(2)で表されるフタロシアニン化合物は、前記2種のスルホンアミド基が同一フタロシアニン分子に各々少なくとも1つずつ導入されていることが構造上の特徴である。
本発明のフタロシアニン化合物は、前記した一般式(1)のフタロシアニン混合物より、カラムクロマトグラフィー、再結晶等の精製法で、目的とするフタロシアニン化合物を単離することにより得ることができる。
以下に一般式(2)で表される本願の第2の発明であるフタロシアニン化合物の具体例を示す。なお、これらの具体例は本発明化合物の範囲を限定するものではない。
Figure 0004524086
Figure 0004524086
Figure 0004524086
(フタロシアニンの製造方法)
本願の第1の発明である前記一般式(1)で表されるフタロシアニン混合物は、種々の方法により製造することができる。典型的な製造方法は以下の通りである。
(1) 本発明において原料となる無置換金属フタロシアニン化合物は、公知の方法で合成したものを用いるか、あるいは市販品を用いることができる。
(2) ついでこれをクロルスルホニル化する。
(3) 得られたクロルスルホニル化物に前記2種のアミンを反応させてアミド化し目的物を得る。
つぎに製造方法をより詳しく説明する。
無置換金属フタロシアニン化合物を、5〜10倍重量のクロロスルホン酸中に20℃以下を保つように少量ずつ添加する。同温で1時間攪拌後、0.5〜1℃/分の割合で昇温し、130~135℃で4時間反応させる。80℃まで冷却し、無置換金属フタロシアニン化合物の2〜5倍重量の塩化チオニルを70〜80℃に保ちながら、1〜2時間要して滴下する。同温で4〜10時間攪拌後、15〜20℃まで冷却し、同温で12時間攪拌する。反応混合物をフタロシアニン化合物の50〜200倍重量の氷水中に少量ずつ排出後、析出物を濾別、氷水で中性になるまで洗浄、乾燥し、金属フタロシアニンスルホニルクロリドを得る。
上記した反応条件は主として金属フタロシアニンテトラスルホニルクロリドを得る条件であるが、モノ、ジあるいはトリ置換スルホニルクロリドを得たい場合には、クロロスルホン酸中での反応条件をより穏和にしていくことで可能となる。即ち、反応温度を下げるまたは反応時間を短縮することにより達成される。
次に、上記で得た金属フタロシアニンスルホニルクロリドに、導入しようとする2種類のアミン又はそのアンモニウム塩(合計1〜4当量で0.1:3.9〜3.9:0.1の量比)を混合液で反応させるか、あるいは2種類のアミン又はそのアンモニウム塩を順次反応させる方法でよい。また脱酸剤としては、導入しようとするアミン、あるいはトリエチルアミン等の3級アミン、あるいは苛性ソーダ、炭酸ソーダ等の無機の塩基を使用することができる。アミン及び脱酸剤は15℃以下を保つように添加し、さらに、20~30℃で15〜24時間攪拌して反応を完結させる。次に濾別、水洗、乾燥することにより、目的とする一般式(1)の金属フタロシアニンスルホン酸アミド混合物が得られる。
本発明の前記一般式(2)で表されるフタロシアニン化合物は、前記一般式(1)で表されるフタロシアニン混合物を再結晶、シリカゲルクロマトグラフィー等の精製方法にて分離、単離することにより得られる。
以下に、本発明を実施例、比較例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。下記の表1に実施例1〜8及び比較例1〜3で合成したフタロシアニン混合物およびフタロシアニン化合物の構造式を示す。また後記表2に実施例1〜8及び比較例1〜3で得られた化合物の各々の溶解度測定の結果を示した。
Figure 0004524086
Figure 0004524086
[実施例1]
銅フタロシアニン(東京化成株式会社製)120.0gをクロロスルホン酸880.0gに20℃以下で少量ずつ30分かけて添加した。次に70〜80℃に昇温し、同温度で1時間撹拌後、2時間かけて130〜135℃に昇温し、同温度で4時間反応した後、80℃に冷却した。さらに塩化チオニル352.0gを70〜80℃に保ちながら1時間かけて滴下した後、70〜80℃にて4時間30分撹拌後、15〜20℃まで冷却し、同温度で12時間撹拌した。
反応液を氷水9000gに少量ずつ排出した後、析出物を濾過分離し、氷水で中性になるまで洗浄し、中間体の銅フタロシアニンテトラスルホニルクロリドの青色濾過ケーキ587.2gを得た。
上記で得られた中間体の銅フタロシアニンテトラスルホニルクロリド97.9gに氷水300gを添加し、10℃以下で20分間分散撹拌後、メチルアミン塩酸塩(東京化成株式会社製)4.7g(2当量)を装入し、次に2−アミノ−1−メトキシブタン(東京化成株式会社製)7.2g(2当量)とトリエチルアミン14.1g(4当量)の混合液を40分かけて15℃以下を保つように滴下した。次に、20〜30℃まで昇温し、同温度で18時間撹拌後、生成物を濾過分離し、水300gにて分散、濾過を2回行った後、60℃で16時間乾燥し、青色粉末34.9gを得た。さらに酢酸エチルで再結晶し、青色粉末の具体例1−2のフタロシアニン混合物28.4gを得た。得られた混合物の蛍光X線分析の結果、銅と硫黄の原子比が1.0:4.0であった。
[実施例2]
銅フタロシアニン(東京化成株式会社製)25.0gをクロロスルホン酸183.3gに20℃以下で少量ずつ30分かけて添加した。次に75〜80℃に昇温し、同温度で1時間撹拌後、1時間30分かけて124〜126℃に昇温し、同温度で4時間反応した後、80℃に冷却した。さらに塩化チオニル62.0gを77〜81℃に保ちながら1時間かけて滴下した後、70〜80℃にて4時間30分撹拌後、15〜20℃まで冷却し、同温度で11時間撹拌した。
反応液を氷水2200gに少量ずつ排出した後、析出物を濾過分離し、氷水で中性になるまで洗浄し、中間体の銅フタロシアニンテトラスルホニルクロリドの青色濾過ケーキ115.2gを得た。
得られた青色濾過ケーキをフラスコに移し、氷水800gを添加し、10℃以下で20分間分散撹拌後、2−エトキシエチルアミン(東京化成株式会社製)1.93g(0.5当量)と2−アミノ−1(2−エトキシエトキシ)ブタン14.0g(2.0当量)とトリエチルアミン11.0g(2.5当量)の混合液を40分かけて15℃以下を保つように滴下した。次に、20〜30℃まで昇温し、同温度で18時間撹拌後、生成物を濾過分離し、水800gにて分散、濾過を2回行った後、60℃で16時間乾燥し、青色粉末の具体例1−7のフタロシアニン混合物47.6gを得た。得られた混合物の蛍光X線分析の結果、銅と硫黄の原子比が1.0:2.5であった。
[実施例3]
実施例1で得られた中間体の銅フタロシアニンテトラスルホニルクロリドの青色濾過ケーキ97.9gに氷水300gを装入し、10℃以下で20分間分散撹拌後、L−バリンメチル塩酸塩(東京化成株式会社製)11.6g(2.0当量)を装入し、2−アミノエタノール(東京化成株式会社製)4.24g(2.0当量)とトリエチルアミン14.1g(4.0当量)の混合溶液を40分かけて15℃以下を保つように滴下した。次に20〜30℃まで昇温し、同温度で18時間撹拌後、生成物を濾過分離し、水300gにて分散、濾過を2回行った後、60℃で16時間乾燥し、青色粉末38.2gを得た。さらに酢酸エチルで再結晶し、青色粉末の具体例1−15のフタロシアニン混合物31.9gを得た。得られた混合物の蛍光X線分析の結果、銅と硫黄の原子比が1.0:4.0であった。
[実施例4]
実施例1で得られた具体例1−2のフタロシアニン混合物25.0gをシリカゲルクロマトグラフィーにより主成分を分離精製して、さらに酢酸エチルで再結晶し、具体例2−2のフタロシアニン化合物3.1gを得た。得られた混合物の蛍光X線分析の結果、銅と硫黄の原子比が1.0:4.0であった。この化合物の元素分析値は以下の通りであった。
元素分析値(C4444CuN1210):MW=1092.71

理論値(%):C 48.36 H 4.06 N 15.38
実測値(%):C 48.41 H 4.11 N 15.34

また、得られた化合物のFD−Massを分析した結果、目的物の分子量ピークと一致した。
[実施例5]
実施例2で得られた具体例1−7のフタロシアニン混合物45.0gを酢酸エチルで再結晶した後、シリカゲルクロマトグラフィーにより主成分を分離精製し、さらに酢酸エチルで再結晶し、具体例2−7のフタロシアニン化合物3.9gを得た。得られた混合物の蛍光X線分析の結果、銅と硫黄の原子比が1.0:3.0であった。この化合物の元素分析値は以下の通りであった。
元素分析値(C5259CuN1111):MW=1173.84

理論値(%):C 53.21 H 5.07 N 13.13
実測値(%):C 53.16 H 5.14 N 13.47

また、得られた化合物のFD−Massを分析した結果、目的物の分子量ピークと一致した。
得られた化合物0.5gとアクリル系樹脂(デルペット80N:旭化成株式会社製)0.5g及び酢酸エチル9.5gの色素樹脂溶液を調製し、ガラス板にスピンコート法で塗布し、60℃にて1時間乾燥させた後、透過スペクトルの測定を行った。この透過スペクトルを図1に示す。
[実施例6]
実施例3で得られた具体例1−15のフタロシアニン混合物28.0gをシリカゲルクロマトグラフィーにより主成分を分離精製して、さらに酢酸エチルで再結晶し、具体例2−2のフタロシアニン化合物6.2gを得た。得られた混合物の蛍光X線分析の結果、銅と硫黄の原子比が1.0:4.0であった。この化合物の元素分析値は以下の通りであった。
元素分析値(C4848CuN1214):MW=1208.78

理論値(%):C 47.69 H 4.00 N 13.91
実測値(%):C 48.59 H 4.02 N 13.97

また、得られた化合物のFD−Massを分析した結果、目的物の分子量ピークと一致した。
[実施例7]
亜鉛フタロシアニン(東京化成株式会社製)25.0gをクロロスルホン酸194.6gに20℃以下で少量ずつ30分かけて添加した。次に75〜80℃に昇温し、同温度で1時間撹拌後、1時間30分かけて110〜120℃に昇温し、同温度で3時間反応した後、75℃に冷却した。さらに塩化チオニル77.9gを75〜80℃に保ちながら1時間かけて滴下した後、75〜80℃にて2時間撹拌後、15〜20℃まで冷却し、同温度で11時間撹拌した。
反応液を氷水2200gに少量ずつ排出した後、析出物を濾過分離し、氷水で中性になるまで洗浄し、中間体の銅フタロシアニンテトラスルホニルクロリドの青色濾過ケーキ118.3gを得た。
得られた青色濾過ケーキをフラスコに移し、氷水800gを添加し、10℃以下で20分間分散撹拌後、2−メトキシエチルアミン(東京化成株式会社製)6.50g(2.0当量)と2−アミノ−1(2−エトキシエトキシ)ブタン6.98g(1.0当量)とトリエチルアミン13.1g(3.0当量)の混合液を40分かけて15℃以下を保つように滴下した。次に、20〜30℃まで昇温し、同温度で18時間撹拌後、生成物を濾過分離し、水800gにて分散、濾過を2回行った後、60℃で16時間乾燥し、青色粉末の具体例1−46のフタロシアニン混合物42.3gを得た。得られた混合物の蛍光X線分析の結果、亜鉛と硫黄の原子比が1.0:3.0であった。
[実施例8]
実施例7で得られた具体例1−46のフタロシアニン混合物40.0gを酢酸エチルで再結晶した後、シリカゲルクロマトグラフィーにより主成分を分離精製し、さらに酢酸エチルで再結晶し、具体例2−46のフタロシアニン化合物4.1gを得た。得られた混合物の蛍光X線分析の結果、亜鉛と硫黄の原子比が1.0:3.0であった。この化合物の元素分析値は以下の通りであった。
元素分析値(C5259CuN1111):MW=1075.52

理論値(%):C 51.37 H 4.40 N 14.33
実測値(%):C 51.44 H 4.31 N 14.39

また、得られた化合物のFD−Massを分析した結果、目的物の分子量ピークと一致した。
[比較例1]
実施例1で得られた中間体の銅フタロシアニンテトラスルホニルクロリドの青色濾過ケーキ73.4gを氷水150gに添加し、10℃以下で30分間分散撹拌後、2−エトキシエチルアミン(東京化成株式会社製)20.9gを20分かけて15℃以下を保つように滴下した。次に、20〜30℃まで昇温し、同温度で18時間撹拌後、生成物を濾過分離し、水300gにて分散、濾過を2回行った後、60℃で16時間乾燥し、青色粉末27.6gを得た。さらに酢酸エチルで再結晶し、青色粉末19.7gを得た。この化合物の元素分析値は以下の通りであった。
元素分析値(C4852CuN1212):MW=1180.81

理論値(%):C 48.82 H 4.44 N 14.23
実測値(%):C 48.88 H 4.48 N 14.31
[比較例2]
実施例1で得られた中間体の銅フタロシアニンテトラスルホニルクロリドの青色濾過ケーキ73.4gを氷水150gに添加し、10℃以下で30分間分散撹拌後、DL−2−アミノ−1−ブタノール(東京化成株式会社製)20.9gを20分かけて15℃以下を保つように滴下した。次に、20〜30℃まで昇温し、同温度で17時間撹拌後、生成物を濾過分離し、水300gにて分散、濾過を2回行った後、60℃で16時間乾燥し、青色粉末27.0gを得た。さらにメタノールで再結晶し、青色粉末19.1gを得た。この化合物の元素分析値は以下の通りであった。
元素分析値(C4852CuN1212):MW=1180.81

理論値(%):C 48.82 H 4.44 N 14.23
実測値(%):C 48.86 H 4.35 N 14.27
[比較例3]
実施例1で得られた中間体の銅フタロシアニンテトラスルホニルクロリドの青色濾過ケーキ73.9gに氷水150gを添加し、10℃以下で30分間分散撹拌後、イソブチルアミン(東京化成株式会社製)17.1gを20分かけて15℃以下を保つように滴下した。次に、20〜30℃まで昇温し、同温度で18時間撹拌後、生成物を濾過分離し、水300gにて分散、濾過を2回行った後、60℃で16時間乾燥し、青色粉末25.8gを得た。トルエンで再結晶し、青色粉末18.1gを得た。この化合物の元素分析値は以下の通りであった。
元素分析値(C4852CuN12):MW=1116.81

理論値(%):C 51.62 H 4.69 N 15.05
実測値(%):C 51.57 H 4.71 N 15.15
[溶解度の測定]
実施例1〜8及び比較例1〜3で合成した化合物の酢酸エチルに対する溶解度の測定を行った。溶解度は、25℃における酢酸エチル100gに対して溶解した量(g)である。結果を下記表2に示す。
Figure 0004524086
(産業上の用途)
本発明のフタロシアニン混合物および化合物は、有機溶媒や樹脂に対する溶解性が高く、熱安定性等の耐久性に優れ、鮮明な青色〜緑色を呈するので、電子写真トナーやインクジェット用に用いる色素として好適である。
実施例5で得られた化合物の透過スペクトルである。

Claims (7)

  1. 下記一般式(1)で表されるフタロシアニン混合物。
    Figure 0004524086
    〔式中、R及びRは各々独立して、非置換のアルキル基、あるいは酸素原子をエーテル結合及び/もしくはエステル結合の形で含む非置換のアルキル基、又非置換のアルコキシカルボニル基を示し、R及びRの少なくとも一方は、酸素原子をエーテル結合、及び/もしくはエステル結合の形で含む非置換のアルキル基、又非置換のアルコキシカルボニル基である。R は非置換のアルキル基、または酸素原子をエーテル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で含む非置換のアルキル基を示す。ただし、Rと−CHRが同時に同じ置換基であることはない。mは0.1〜3.9、nは0.1〜3.9、m+nは1.0〜4.0の数値を示す。Metは2価の金属原子、3価の一置換金属原子、4価の二置換金属原子、またはオキシ金属を示す。〕
  2. 及びRが炭素数1〜8の非置換のアルキル基、あるいは酸素原子をエーテル結合及び/もしくはエステル結合の形で1〜4個含む炭素数1〜12の非置換のアルキル基、又は炭素数2〜12の非置換のアルコキシカルボニル基であり、R が炭素数1〜8の非置換のアルキル基、または酸素原子をエーテル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で1〜4個含む炭素数1〜12の非置換のアルキル基である請求項1のフタロシアニン混合物。
  3. mが0.5〜3.5、nが0.5〜3.5であり、m+nが1.0〜4.0である請求項1または2のフタロシアニン混合物。
  4. MetがCu、Co、Zn、Pd、VO、AlCl、またはAlOHである請求項1〜3いずれかのフタロシアニン混合物。
  5. 下記一般式(2)で表されるフタロシアニン化合物。
    Figure 0004524086
    〔式中、R及びRは各々独立して、非置換のアルキル基、あるいは酸素原子をエーテル結合及び/もしくはエステル結合の形で含む非置換のアルキル基、又非置換のアルコキシカルボニル基を示し、R及びRの少なくとも一方は、酸素原子をエーテル結合及び/もしくはエステル結合の形で含む非置換のアルキル基、又は非置換のアルコキシカルボニル基である。R は非置換のアルキル基、または酸素原子をエーテル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で含む非置換のアルキル基を示す。ただし、Rと−CHRが同時に同じ置換基であることはない。m´は1〜3、n´は1〜3、m´+n´は2〜4の整数の数値を示す。Metは2価の金属原子、3価の一置換金属原子、4価の二置換金属原子、またはオキシ金属を示す。〕
  6. 及びRが炭素数1〜8の非置換のアルキル基、あるいは酸素原子をエーテル結合及び/もしくはエステル結合の形で1〜4個含む炭素数1〜12の非置換のアルキル基、又は炭素数2〜12の非置換のアルコキシカルボニル基であり、R が炭素数1〜8の非置換のアルキル基、または酸素原子をエーテル結合及び/あるいはヒドロキシル基の形で1〜4個含む炭素数1〜12の非置換のアルキル基である請求項5のフタロシアニン化合物。
  7. MetがCu、Co、Zn、Pd、VO、AlCl、またはAlOHである請求項5または6のフタロシアニン化合物。
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