JPH06240158A - 顔料誘導体およびその応用 - Google Patents

顔料誘導体およびその応用

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JPH06240158A
JPH06240158A JP5184756A JP18475693A JPH06240158A JP H06240158 A JPH06240158 A JP H06240158A JP 5184756 A JP5184756 A JP 5184756A JP 18475693 A JP18475693 A JP 18475693A JP H06240158 A JPH06240158 A JP H06240158A
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pigment
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compound
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JP5184756A
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Hirotaka Inoue
博貴 井上
Hideki Senba
秀基 仙波
Yoshiaki Hayashi
義昭 林
Keisuke Ito
啓祐 伊藤
Makoto Akita
誠 秋田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 有機顔料に添加してその顔料適性、とりわけ
流動性、非凝集性を向上する顔料誘導体を提供する。 【構成】 [式中、Dはアゾ、ジアントラキノニル、ジオキサジン
およびフタロシアニンを除く有機顔料残基、Xは―Y−
NR1 2 (ここで、Yはアルキレン基、R1 およびR
2 は脂肪族炭化水素基または芳香族炭化水素基を表す
か、または、隣接する窒素原子とともに、更に窒素、酸
素、硫黄原子を含んでいてもよい複素環を形成する。)
またはアルキル基にして、そのアルキル基が窒素、酸素
または硫黄原子の少なくとも1個を含んでいる複素環の
炭素原子に置換してなる複素環置換アルキル基を表し、
mは0〜3の数、nは1〜4の数であり、mとnの合計
は1〜5である。]で示される顔料誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顔料誘導体およびその
応用に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】塗料
または印刷インキ等の非水性分散系において、顔料はし
ばしば凝集し、沈降、粘度の増加、着色力の低下、他顔
料と混合した際の色分かれなど種々の問題を引き起こ
す。このような流動性、非凝集性の低下に伴う問題を解
決する目的でこれまでもフタロシアニン系、キナクリド
ン系顔料を中心に数多くの提案がなされている。例えば
特公昭41−2466号公報および特公昭50−401
9号公報に見られるように顔料のスルホン化物あるい
は、その金属塩を混和する方法、特公昭38−2713
号公報および特公昭39−16787号公報に見られる
ように置換アミノメチル誘導体を混和する方法、USP
2761868号明細書および特開昭55−10846
6号公報に見られるようにフタルイミドメチル誘導体を
混和する方法等が知られている。
【0003】しかしながら、これらの方法は非凝集性を
改善する傾向は認められるものの、白色顔料と混ぜたと
きの色分かれは依然として大きく、満足されるには至っ
ていない。
【0004】また特開平1−213366号公報および
特公平1−34268号公報には、それらの欠点を改良
する目的の顔料誘導体が開示されている。しかし、これ
らの顔料誘導体もなお十分に満足されるには至ってな
く、顔料の流動性、非凝集性の低下などにともなう種々
の問題を工業的有利に解決する方法の開発が強く望まれ
ている。
【0005】本発明者らはこのような問題を解決する目
的で鋭意検討した結果、特定の顔料誘導体を見出して本
発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は遊離酸の形で一
般式(I)
【0007】
【化2】
【0008】[式中、Dはアゾ、ジアントラキノニル、
ジオキサジンおよびフタロシアニンを レン基、R1 およびR2 はそれぞれ独立に炭素数1〜2
0の置換されていてもよい飽和または不飽和の脂肪族炭
化水素基または芳香族炭化水素基を表すか、または、隣
接する窒素原子とともに、更に窒素、酸素、硫黄原子を
含んでいてもよい複素環を形成する。)または炭素数1
〜6のアルキル基にして、そのアルキル基が窒素、酸素
または硫黄原子の少なくとも1個を含んでいる複素環の
炭素原子に置換してなる複素環置換アルキル基を表し、
mは0〜3の数、nは1〜4の数であり、mとnの合計
は1〜5である。]で示される顔料誘導体およびその応
用である。
【0009】R1 およびR2 で表される脂肪族炭化水素
基としては、それぞれ独立に炭素数1〜20の置換され
ていアルキル基、アルケニル基、アルキニル基などが例
示され、好ましくは炭素数1〜6の置換されていてもよ
いアルキル基であり、また、芳香族炭化水素基としては
置換されていてもよいフェニル基、ナフチル基などが例
示される。これらの炭化水素基の置換基としては炭素数
1〜6のアルキルまたはヒドロキシアルキル基で置換さ
れていてもよいアミノ基、ヒドロキシ基または炭素数1
〜6のアルコキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜
6のアルコキシ基などを挙げることができる。
【0010】R1 およびR2 が隣接する窒素原子ととも
に形成する複素環としては、下式
【0011】
【化3】
【0012】のものなどが例示される。また、Xで表さ
れる複素環置換アルキルの複素環としては、下式
【0013】
【化4】
【0014】のものなどが例示される。
【0015】上掲の複素環は場合により低級アルキル基
などで置換されていてもよい。Dで表される有機顔料残
基は、アゾ、ジアントラキノニル、ジオキサジンおよび
フタロシアニン顔料残基を除くものであり、例えば、ア
ントラピリミジン、フラバントロン、アンタントロン、
インダントロン、ピラントロン、ビオラントロン、イソ
ビオラントロン、キナクリドン、キノフタロン、ジケト
ピロロピロール、イソインドリノン、ペリノン、ペリレ
ン、チオインジゴなどの顔料残基を挙げることができ
る。
【0016】前記一般式(I)で示される顔料誘導体
は、それ自身公知の方法で、例えば、 (式中、R1 、R2 およびYは前記の意味を有する。)
で示されるジアミノ化合物を反応させることによって製
造することができる。
【0017】クロロスルホン酸との反応は、例えば、必
要により有機溶剤を用い、当該ジアントラキノニル顔料
とそれに対して1〜10モル比のクロロスルホン酸とを
−10〜150℃の温度で行うことができる。また必要
により、さらに塩化チオニル、オキシ塩化リン、五塩化
リン等のハロゲン化剤を加えてもよい。前記一般式
(I)におけるmとnおよびその合計は、使用するクロ
ロスルホン酸の量と反応温度によって適宜選択すること
ができる。 ここで得られる反応生成物とアミンの反応
は、例えば、反応生成物と、アミンまたはその塩とを水
または有機溶媒中、0〜150℃の温度で反応させるこ
とによって行うことができる。
【0018】本発明において用いられるジアミノ化合物
としては、N,N−ジメチルネオペンタンジアミン、2
−アミノ−5−ジエチルアミノペンタン、1−アミノ−
3−ジエチルアミノペンタン、1−アミノ−3−ジブチ
ルアミノペンタン、1−アミノ−3−ジステアリルアミ
ノペンタン、N−(2−アミノプロピル)ピペリジン、
N−エチル−2−アミノエチルピロリジン、N−エチル
−2−アミノメチルピロリジンなどがある。
【0019】上記のジアミノ化合物は公知の方法、例え
ばJ.Am.Chem.Soc 72巻4063頁に記載の方法に従い、フタ
ルイミド、Z−Y−OH(式中、Zは沃素などのハロゲ
ン原子を表し、Yは前記の意味を有する。)で示される
ハロゲノアルコール、および
【0020】一般式(I)におけるスルホン酸基は、遊
離酸のままでもよく、また、1〜3価の金属または有機
アミンとの塩であってもよい。ここで、1〜3価の金属
としては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カル
シウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム等が
例示される。
【0021】また有機アミンとしては、上記ジアミノ化
合物あるいは、エチルアミン、プロピルアミン、アミル
アミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、ドデシルア
ミン、ステアリルアミン、ジエチルアミン、ジブチルア
ミン、トリエチルアミン等の脂肪族アミン、ピロリジ
ン、ピペコリン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン
等の複素環アミン、アニリン、トルイジン等の芳香族ア
ミン等が例示される。
【0022】顔料誘導体の金属または有機アミン塩は公
知の方法、例えば誘導体の水性懸濁液と、金属または有
機アミンの塩化物水溶液もしくは懸濁液を混合すること
により容易に得ることができる。
【0023】本発明の顔料組成物は、上記の顔料誘導体
をそれ自身公知の方法で有機顔料に配合することによっ
て製造することができる。有機顔料としては、ジアント
ラキノニル系、アントラピリミジン系、フラバントロン
系、アンタントロン系、インダントロン系、ピラントロ
ン系、ビオラントロン系、イソビオラントロン系、フタ
ロシアニン系、キナクリドン系、キノフタロン系、ジケ
トピロロピロール系、ジオキサジン系、イソインドリノ
ン系、ペリノン系、ペリレン系またはチオインジゴ系顔
料等が例示される。
【0024】顔料誘導体の使用量は、有機顔料に対し
て、好ましくは0.5〜30重量%、更に好ましくは1
〜20重量%である。
【0025】配合する方法としては、例えば、それぞれ
の乾燥粉末、プレスケーキ等を単に混合する方法、ニー
ダー、ビースミル、アトライター等、各種粉砕機により
機械的に混合するか、顔料を水または有機溶剤に懸濁さ
せ、顔料誘導体を乾燥粉末あるいは、水または有機溶剤
に懸濁した状態で添加することにより顔料表面に顔料誘
導体を沈着させるか、硫酸等の強い溶解力を持つ溶媒に
顔料と顔料誘導体を溶解して水等の貧溶媒により共沈さ
せる方法等が挙げられる。
【0026】本発明の顔料組成物は、塗料用、印刷イン
キ用、プラスチック着色用、捺染用など各種用途に優れ
た顔料適性をもって用いることができ、とりわけ、塗料
用および印刷インキ用に用いる場合、非水性分散系にお
いて、有機顔料を単独で用いた場合に比べて、分散粘度
が低下し、良好な流動性を示すと同時に色分かれもな
く、着色力が高く、印刷物あるいは塗膜の光沢がよくま
た透明度も高い良好な製品を得ることができる。
【0027】以下に本発明を実施例により更に詳しく説
明するが、本発明は、これらの実施例によって限定され
るものではない。例中、部および%は重量部および重量
%を表す。また実施例中のスルホン酸基は、遊離酸とし
て表す。
【0028】
【実施例】
実施例−1 粗製C.I.Pigment Blue60 30部を
クロロスルホン酸240部に加え90℃で3時間加熱
し、2000部の氷水中に注いだ。得られた懸濁液を濾
過後水洗し、フィルターケーキ180部を得た。この反
応生成物のフィルターケーキを氷水1000部に加えス
ラリー化し、N,N−ジメチルネオペンタンジアミン3
5部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗後、乾燥し
て下式の顔料誘導体を得た。
【0029】
【化5】
【0030】
【0031】得られた顔料誘導体5部を、C.I.Pi
gment Blue60顔料95部と混合することに
より顔料組成物100部を得た。
【0032】実施例−2,3 実施例−1で得られた顔料誘導体とC.I.Pigme
nt Blue60顔料を第1表に示す割合で混合し顔
料組成物を得た。
【0033】
【表1】
【0034】実施例−4 実施例−1と同様にして得られた、Blue60とクロ
ロスルホン酸との反応生成物のフィルターケーキ180
部を氷水1000部に加えスラリー化し、N,N−ジメ
チルネオペンタンジアミン26部を加え室温で3時間撹
拌し、濾過、水洗後、乾燥して下式の顔料誘導体を得
た。
【0035】
【化6】
【0036】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Blue60顔料90部と混合すること
により顔料組成物100部を得た。
【0037】実施例−5 実施例−1と同様にして得られた、Blue60とクロ
ロスルホン酸との反応生成物のフィルターケーキ180
部を氷水1000部に加えスラリー化し、N−エチル−
2−アミノエチルピロリジン39部を加え室温で3時間
撹拌し、濾過、水洗後、乾燥して下式の顔料誘導体を得
た。
【0038】
【化7】
【0039】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Blue60顔料90部と混合すること
により顔料組成物100部を得た。
【0040】実施例−6,7 実施例−5で得られた顔料誘導体を第2表に記載の有機
顔料と混合し顔料組成物を得た。
【0041】
【表2】
【0042】実施例−8 粗製C.I.Pigment Red179 30部を
クロロスルホン酸240部に加え90℃で3時間加熱
し、2000部の氷水中に注いだ。得られた懸濁液を濾
過後水洗し、フィルターケーキ180部を得た。この反
応生成物のフィルターケーキを氷水1000部に加えス
ラリー化し、2−アミノ−5−ジエチルアミノペンタン
91部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗後、乾燥
して下式の顔料誘導体を得た。
【0043】
【化8】
【0044】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Red179顔料90部と混合すること
により顔料組成物100部を得た。
【0045】実施例−9,10 実施例−8で得られた顔料誘導体とC.I.Pigme
nt Red179顔料を第3表に示す割合で混合し顔
料組成物を得た。
【0046】
【表3】
【0047】実施例−11 実施例−8と同様にして得られた、Red179とクロ
ロスルホン酸との反応生成物のフィルターケーキ180
部を氷水1000部に加えスラリー化し、1−アミノ−
3−ジブチルアミノペンタン61部を加え室温で3時間
撹拌し、濾過、水洗後、乾燥して下式の顔料誘導体を得
た。
【0048】
【化9】
【0049】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Red179顔料90部と混合すること
により顔料組成物100部を得た。
【0050】実施例−12 粗製C.I.Pigment Orange43 30
部をクロロスルホン酸240部に加え90℃で3時間加
熱し、2000部の氷水中に注いだ。得られた懸濁液を
濾過後水洗し、フィルターケーキ170部を得た。この
反応生成物のフィルターケーキを氷水1000部に加え
スラリー化し、2−アミノ−5−ジエチルアミノペンタ
ン46部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗後、乾
燥して下式の顔料誘導体を得た。
【0051】
【化10】
【0052】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Orange43顔料90部と混合する
ことにより顔料組成物100部を得た。
【0053】実施例−13 粗製C.I.Pigment Yellow108 3
0部をクロロスルホン酸240部に加え90℃で3時間
加熱し、2000部の氷水中に注いだ。得られた懸濁液
を濾過後水洗し、フィルターケーキ170部を得た。こ
の反応生成物のフィルターケーキを氷水1000部に加
えスラリー化し、N−エチル−2−アミノメチルピロリ
ジン25部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗後、
乾燥して下式の顔料誘導体を得た。
【0054】
【化11】
【0055】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Yellow108顔料90部と混合す
ることにより顔料組成物100部を得た。
【0056】実施例−14 焼き付け塗料用アミノアルキッド樹脂ワニスに顔料単独
あるいは、実施例−1〜13で得られた顔料組成物を用
いて原色塗料を調整し、その粘度および光沢を測定し
た。また、上記原色塗料と酸化チタン塗料とを1:10
の割合で混合して単色塗料を調整し各性能を調べた。
【0057】各性能の評価方法は以下のとおりであり、
結果は、第4表〜第9表に示すとおりであった。 粘 度 :各原色塗料について、B型粘度計を用い25
℃、30rpmで測定した。 非凝集性:各淡色塗料をアート紙上に塗布し、短時間の
乾燥後塗面の一部を指でこする。ついで塗料を焼き付
け、指でこすった部分とそうでない部分との色濃度の比
較をする。 ◎;差がない ○;わずかに差がある △;差がよくわかる ×;差が歴然としている 着色力 :各淡色塗料をアート紙上に塗布、焼き付け後
の濃度を顔料単独を基準(100)として目視判定し
た。 光 沢 :各原色塗料をガラス板に塗布、焼き付け後6
0°−60°の光沢を測定した。
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】
【表7】
【0062】
【表8】
【0063】
【表9】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 7/12 PSL 7211−4J (72)発明者 伊藤 啓祐 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 秋田 誠 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で一般式(I) 【化1】 [式中、Dはアゾ、ジアントラキノニル、ジオキサジン
    およびフタロシアニンを レン基、R1 およびR2 はそれぞれ独立に炭素数1〜2
    0の置換されていてもよい飽和または不飽和の脂肪族炭
    化水素基または芳香族炭化水素基を表すか、または、隣
    接する窒素原子とともに、更に窒素、酸素、硫黄原子を
    含んでいてもよい複素環を形成する。)または炭素数1
    〜6のアルキル基にして、そのアルキル基が窒素、酸素
    または硫黄原子の少なくとも1個を含んでいる複素環の
    炭素原子に置換してなる複素環置換アルキル基を表し、
    mは0〜3の数、nは1〜4の数であり、mとnの合計
    は1〜5である。]で示される顔料誘導体。
  2. 【請求項2】Dがアントラピリミジン、フラバントロ
    ン、アンタントロン、インダントロン、ピラントロン、
    ビオラントロン、イソビオラントロン、キナクリドン、
    キノフタロン、ジケトピロロピロール、イソインドリノ
    ン、ペリノン、ペリレンまたはチオインジゴ残基を表す
    請求項1に記載の顔料誘導体。
  3. 【請求項3】有機顔料および請求項1に記載の一般式
    (I)で示される顔料誘導体を含有してなる顔料組成
    物。
  4. 【請求項4】顔料誘導体の量が有機顔料に対して0.5
    〜30重量%である請求項3に記載の顔料組成物。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の顔料誘導体を用いること
    を特徴とする有機顔料の顔料適性を向上する方法。
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