JPH06240160A - 顔料誘導体ならびにその応用 - Google Patents

顔料誘導体ならびにその応用

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JPH06240160A
JPH06240160A JP18164293A JP18164293A JPH06240160A JP H06240160 A JPH06240160 A JP H06240160A JP 18164293 A JP18164293 A JP 18164293A JP 18164293 A JP18164293 A JP 18164293A JP H06240160 A JPH06240160 A JP H06240160A
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JP18164293A
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Hirotaka Inoue
博貴 井上
Hideki Senba
秀基 仙波
Yoshiaki Hayashi
義昭 林
Keisuke Ito
啓祐 伊藤
Makoto Akita
誠 秋田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 有機顔料に添加してその顔料適性、とりわけ
流動性、非凝集性を向上する顔料誘導体を提供する。 【構成】 遊離酸の形で下記一般式(I) [例えば、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顔料誘導体およびその
応用に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】塗料
または印刷インキ等の非水性分散系において、顔料はし
ばしば凝集し、沈降、粘度の増加、着色力の低下、他顔
料と混合した際の色分かれなど種々の問題を引き起こ
す。このような流動性、非凝集性の低下に伴う問題を解
決する目的でこれまでもフタロシアニン系、キナクリド
ン系顔料を中心に数多くの提案がなされている。例えば
特公昭41−2466号公報および特公昭50−401
9号公報に見られるように顔料のスルホン化物あるい
は、その金属塩を混和する方法、特公昭38−2713
号公報および特公昭39−16787号公報に見られる
ように置換アミノメチル誘導体を混和する方法、USP
2761868号明細書および特開昭55−10846
6号公報に見られるようにフタルイミドメチル誘導体を
混和する方法等が知られている。
【0003】しかしながら、これらの方法は非凝集性を
改善する傾向は認められるものの、白色顔料と混ぜたと
きの色分かれは依然として大きく、満足されるには至っ
ていない。
【0004】また特開平1−213366号公報および
特公平1−34268号公報には、それらの欠点を改良
する目的の顔料誘導体が開示されている。しかし、これ
らの顔料誘導体もなお十分に満足されるには至ってな
く、顔料の流動性、非凝集性の低下などにともなう種々
の問題を工業的有利に解決する方法の開発が強く望まれ
ている。
【0005】本発明者らはこのような問題を解決する目
的で鋭意検討した結果、特定の顔料誘導体を見出して本
発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は遊離酸の形で一
般式(I)
【0007】
【化2】
【0008】[式中、Dはアゾ、ジアントラキノニル、
ジオキサジンおよびフタロシアニンを除く有機顔料残
基、R1 は炭素数1〜10の置換されていてもよい飽和
または不 、Yは炭素数1〜10の直鎖または分枝のアルキレン
基、R2 およびR3 はそれぞれ独立に炭素数1〜20の
置換されていてもよい飽和または不飽和の脂肪族炭化水
素基または芳香族炭化水素基を表すか、または、隣接す
る窒素原子とともに、更に窒素、酸素、硫黄原子を含ん
でいてもよい複素環を形成する。)または炭素数1〜6
のアルキル基にして、そのアルキル基が窒素、酸素また
は硫黄原子の少なくとも1個を含んでいる複素環の炭素
原子に置換してなる複素環置換アルキ 環を形成してもよく、mは0〜3の数(ただし、R1
置換されていない脂肪族炭化水素基の場合、mは1〜3
の数)、nは1〜4の数であり、mとnの合計は1〜5
である。]で示される顔料誘導体およびその応用であ
る。前記一般式(I)において、Dで表される有機顔料
残基としては、アントラピリミジン系、フラバントロン
系、アンタントロン系、インダントロン系、ピラントロ
ン系、ビオラントロン系、イソビオラントロン系、フタ
ロシアニン系、キナクリドン系、キノフタロン系、ジケ
トピロロピロール系、イソインドリノン系、ペリノン
系、ペリレン系またはチオオンジゴ系顔料等の残基が例
示される。
【0009】R1 で表される脂肪族炭化水素基としては
置換されていてもよいアルキル、アルケニルおよびアル
キニル基などが例示され、好ましくは炭素数1〜6の置
換されていてもよいアルキル基であり、また、芳香族炭
化水素基としては置換されていてもよいフェニルおよび
ナフチル基などが例示される。R1 で表される炭化水素
基の置換基としては炭素数1〜6のアルキルまたはヒド
ロキシアルキル基で置換されていてもよいアミノ基、ヒ
ドロキシ基または炭素数1〜6のアルコキシ基で置換さ
れていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基などを挙げ
ることを挙げることができる。
【0010】 、下式、
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R2 は前記の意味を有する。)で
示すことができ、好ましくは、更に窒素原子を含んでい
てもよい5員または6員の複素環である。そのような複
素環残基として、例えば、
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R2 は前記の意味を有する。)な
どが例示される。R2 およびR3 で表される脂肪族炭化
水素基としては、それぞれ独立に炭素数1〜20の置換
されていてもよいアルキル、アルケニルおよびアルキニ
ル基などが例示され、好ましくは炭素数1〜6の置換さ
れていてもよいアルキル基であり、また、芳香族炭化水
素基としては置換されていてもよいフェニルおよびナフ
チル基などが例示される。これらの炭化水素基の置換基
としてはR1 について前述した置換基を挙げることがで
きる。
【0015】R2 およびR3 が隣接する窒素原子ととも
に形成する複素環としては、下式
【0016】
【化5】
【0017】のものなどが例示される。また、Xで表さ
れる複素環置換アルキルの複素環としては、下式
【0018】
【化6】
【0019】のものなどが例示される。
【0020】上掲の複素環は場合により低級アルキル基
などで置換されていてもよい。前記一般式(I)で示さ
れる顔料誘導体は、それ自身公知の方法で、例えば、当
該ジオキサジン顔料にクロロスルホン酸を反応させ、次
いでこれに下式、
【0021】
【化7】
【0022】(式中、R1 、R2 およびXは前記の意味
を有する。)で示されるアミンを反応させることによっ
て製造することができる。
【0023】クロロスルホン酸との反応は、例えば、必
要により有機溶剤を用い、当該ジオキサジン顔料とそれ
に対して1〜10モル比のクロロスルホン酸とを−10
〜150℃の温度で行うことができる。また必要によ
り、さらに塩化チオニル、オキシ塩化リン、五塩化リン
等のハロゲン化剤を加えてもよい。前記一般式(I)に
おけるmとnおよびその合計は、使用するクロロスルホ
ン酸の量と反応温度によって適宜選択することができ
る。 ここで得られる反応生成物とアミンの反応は、例
えば、反応生成物と、アミンまたはその塩とを水または
有機溶媒中、0〜150℃の温度で反応させることによ
って行うことができる。
【0024】 ジメチル−N’−エチルエチレンジアミン、N,N−ジ
エチル−N’−メチルエチレンジアミン、N,N,N’
−トリエチルエチレンジアミン、N,N’−ジエチル−
N−ステアリルエチレンジアミン、N’−ベンジル−
N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジエチル
−N’−メチル−1,3−プロパンジアミン、N,N−
ジエチル−N’−エトキシエチル−1,3−プロパンジ
アミン、ビス(N,N−ジエチルアミノエチル)アミ
ン、ビス(N,N−ジメチルアミノプロピル)アミン、
N,N−ジエチル−N’−ジエチルアミノエチル−1,
3−プロパンジアミン、N,N−ジブチル−N’−ジエ
チルアミノエチル−1,3−プロパンジアミン、N,
N’−ジエチル−2−アミノメチルピロリジン、N,
N’−ジエチル−2−アミノメチルピペリジンなどがあ
る。
【0025】また、式
【0026】
【化8】
【0027】で表される複素環アミンとしては、N−メ
チルピペラジン、N−エチルピペラジン、N−ブチルピ
ペラジン、N−ヒドロキシエチルピペラジン、N,N−
ジエチルピペラジンエタンアミン、N,N−ジブチルピ
ペラジンエタンアミン、N−ベンジルピペラジンなどが
ある。
【0028】上記のアミンは、公知の方法、例えばH2
N−X で表されるアミンあるいは、ピペラジンにp−
トルエンスルホン酸ブチル、モノクロロトリエチルアミ
ン、ベンジルクロライド等の置換していてもよいアルキ
ル基のハロゲン化物、硫酸エステル、ベンゼンスルホン
酸エステル、p−トルエンスルホン酸エステル、リン酸
エステル等のアルキル化剤を作用させる事により製造し
てもよい。
【0029】一般式(I)におけるスルホン酸基は、遊
離酸のままでもよく、また、1〜3価の金属または有機
アミンとの塩であってもよい。ここで、1〜3価の金属
としては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カル
シウム、ストロンチウム、バリウム、アルミニウム等が
例示される。
【0030】また有機アミンとしては、顔料誘導体の製
造に用いる前述のアミンあるいは、エチルアミン、プロ
ピルアミン、アミルアミン、ヘキシルアミン、オクチル
アミン、ドデシルアミン、ステアリルアミン、ジエチル
アミン、ジブチルアミン、トリエチルアミン等の脂肪族
アミン、ピロリジン、ピペコリン、ピペリジン、ピペラ
ジン、モルホリン等の複素環アミン、アニリン、トルイ
ジン等の芳香族アミン等が例示される。
【0031】顔料誘導体の金属または有機アミン塩は公
知の方法、例えば誘導体の水性懸濁液と、金属または有
機アミンの塩化物水溶液もしくは懸濁液を混合すること
により容易に得ることができる。
【0032】本発明の顔料組成物は、上記の顔料誘導体
をそれ自身公知の方法で有機顔料に配合することによっ
て製造することができる。有機顔料としては、ジアント
ラキノニル系、アントラピリミジン系、フラバントロン
系、アンタントロン系、インダントロン系、ピラントロ
ン系、ビオラントロン系、イソビオラントロン系、フタ
ロシアニン系、キナクリドン系、キノフタロン系、ジケ
トピロロピロール系、ジオキサジン系、イソインドリノ
ン系、ペリノン系、ペリレン系またはチオインジゴ系顔
料等が例示される。
【0033】顔料誘導体の使用量は、有機顔料に対し
て、好ましくは0.5〜30重量%、更に好ましくは1
〜20重量%である。
【0034】配合する方法としては、例えば、それぞれ
の乾燥粉末、プレスケーキ等を単に混合する方法、ニー
ダー、ビースミル、アトライター等、各種粉砕機により
機械的に混合するか、顔料を水または有機溶剤に懸濁さ
せ、顔料誘導体を乾燥粉末あるいは、水または有機溶剤
に懸濁した状態で添加することにより顔料表面に顔料誘
導体を沈着させるか、硫酸等の強い溶解力を持つ溶媒に
顔料と顔料誘導体を溶解して水等の貧溶媒により共沈さ
せる方法等が挙げられる。
【0035】本発明の顔料組成物は、塗料用、印刷イン
キ用、プラスチック着色用、捺染用など各種用途に優れ
た顔料適性をもって用いることができ、とりわけ、塗料
用および印刷インキ用に用いる場合、非水性分散系にお
いて、有機顔料を単独で用いた場合に比べて、分散粘度
が低下し、良好な流動性を示すと同時に色分かれもな
く、着色力が高く、印刷物あるいは塗膜の光沢がよくま
た透明度も高い良好な製品を得ることができる。
【0036】以下に本発明を実施例により更に詳しく説
明するが、本発明は、これらの実施例によって限定され
るものではない。例中、部および%は重量部および重量
%を表す。また実施例中の顔料誘導体は、遊離酸として
表す。
【0037】
【実施例】
実施例−1 粗製C.I.Pigment Blue60 30部を
クロロスルホン酸240部に加え90℃で3時間加熱
し、2000部の氷水中に注いだ。得られた懸濁液を濾
過後水洗し、フィルターケーキ180部を得た。この反
応生成物のフィルターケーキを氷水1000部に加えス
ラリー化し、N,N,N’−トリエチルエチレンジアミ
ン29部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗後、乾
燥して下式の顔料誘導体を得た。
【0038】
【化9】
【0039】
【0040】得られた顔料誘導体5部を、C.I.Pi
gment Blue60顔料95部と混合することに
より顔料組成物100部を得た。
【0041】実施例−2,3 実施例−1で得られた顔料誘導体とC.I.Pigme
nt Blue60顔料を第1表に示す割合で混合し顔
料組成物を得た。
【0042】
【表1】
【0043】実施例−4 実施例−1と同様にして得られた、Blue60とクロ
ロスルホン酸との反応生成物のフィルターケーキ180
部を氷水1000部に加えスラリー化し、N,N−ジエ
チル−N’−エトキシエチル−1,3−プロパンジアミ
ン41部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗後、乾
燥して下式の顔料誘導体を得た。
【0044】
【化10】
【0045】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Blue60顔料90部と混合すること
により顔料組成物100部を得た。
【0046】実施例−5 実施例−1と同様にして得られた、Blue60とクロ
ロスルホン酸との反応生成物のフィルターケーキ180
部を氷水1000部に加えスラリー化し、N,N−ジブ
チル−N’−ジエチルアミノエチル−1,3−プロパン
ジアミン96部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗
後、乾燥して下式の顔料誘導体を得た。
【0047】
【化11】
【0048】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Blue60顔料90部と混合すること
により顔料組成物100部を得た。
【0049】実施例−6 実施例−1と同様にして得られた、Blue60とクロ
ロスルホン酸との反応生成物のフィルターケーキ180
部を氷水1000部に加えスラリー化し、N,N−ジブ
チルピペラジンエタンアミン65部を加え室温で3時間
撹拌し、濾過、水洗後、乾燥して下式の顔料誘導体を得
た。
【0050】
【化12】
【0051】得られた顔料誘導体5部を、C.I.Pi
gment Blue60顔料95部と混合することに
より顔料組成物100部を得た。
【0052】実施例−7,8 実施例−6で得られた顔料誘導体を第2表に記載の有機
顔料と混合し顔料組成物を得た。
【0053】
【表2】
【0054】実施例−9 粗製C.I.Pigment Red179 30部を
クロロスルホン酸240部に加え90℃で3時間加熱
し、2000部の氷水中に注いだ。得られた懸濁液を濾
過後水洗し、フィルターケーキ180部を得た。この反
応生成物のフィルターケーキを氷水1000部に加えス
ラリー化し、N,N,N’−トリエチルエチレンジアミ
ン41部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗後、乾
燥して下式の顔料誘導体を得た。
【0055】
【化13】
【0056】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Red179顔料90部と混合すること
により顔料組成物100部を得た。
【0057】実施例−10,11 実施例−9で得られた顔料誘導体とC.I.Pigme
nt Red179顔料を第3表に示す割合で混合し顔
料組成物を得た。
【0058】
【表3】
【0059】実施例−12 実施例−9と同様にして得られた、Red179とクロ
ロスルホン酸との反応生成物のフィルターケーキ180
部を氷水1000部に加えスラリー化し、N−エチルピ
ペラジン33部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、水洗
後、乾燥して下式の顔料誘導体を得た。
【0060】
【化14】
【0061】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Red179顔料90部と混合すること
により顔料組成物100部を得た。
【0062】実施例−13 粗製C.I.Pigment Orange43 30
部をクロロスルホン酸240部に加え90℃で3時間加
熱し、2000部の氷水中に注いだ。得られた懸濁液を
濾過後水洗し、フィルターケーキ170部を得た。この
反応生成物のフィルターケーキを氷水1000部に加え
スラリー化し、N,N−ジブチル−N’−ジエチルアミ
ノエチル−1,3−プロパンジアミン62部を加え室温
で3時間撹拌し、濾過、水洗後、乾燥して下式の顔料誘
導体を得た。
【0063】
【化15】
【0064】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Orange43顔料90部と混合する
ことにより顔料組成物100部を得た。
【0065】実施例−14 粗製C.I.Pigment Yellow108 3
0部をクロロスルホン酸240部に加え90℃で3時間
加熱し、2000部の氷水中に注いだ。得られた懸濁液
を濾過後水洗し、フィルターケーキ170部を得た。こ
の反応生成物のフィルターケーキを氷水1000部に加
えスラリー化し、N,N’−ジエチル−2−アミノメチ
ルピロリジン30部を加え室温で3時間撹拌し、濾過、
水洗後、乾燥して下式の顔料誘導体を得た。
【0066】
【化16】
【0067】得られた顔料誘導体10部を、C.I.P
igment Yellow108顔料90部と混合す
ることにより顔料組成物100部を得た。
【0068】実施例−15 焼き付け塗料用アミノアルキッド樹脂ワニスに顔料単独
あるいは、実施例−1〜14で得られた顔料組成物を用
いて原色塗料を調整し、その粘度および光沢を測定し
た。また、上記原色塗料と酸化チタン塗料とを1:10
の割合で混合して単色塗料を調整し各性能を調べた。
【0069】各性能の評価方法は以下のとおりであり、
結果は、第4表〜第9表に示すとおりであった。 粘 度 :各原色塗料について、B型粘度計を用い25
℃、30rpmで測定した。 非凝集性:各淡色塗料をアート紙上に塗布し、短時間の
乾燥後塗面の一部を指でこする。ついで塗料を焼き付
け、指でこすった部分とそうでない部分との色濃度の比
較をする。 ◎;差がない ○;わずかに差がある △;差がよくわかる ×;差が歴然としている 着色力 :各淡色塗料をアート紙上に塗布、焼き付け後
の濃度を顔料単独を基準(100)として目視判定し
た。 光 沢 :各原色塗料をガラス板に塗布、焼き付け後6
0°−60°の光沢を測定した。
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
【0075】
【表9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 啓祐 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 秋田 誠 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で一般式(I) 【化1】 [式中、Dはアゾ、ジアントラキノニル、ジオキサジン
    およびフタロシアニンを除く有機顔料残基、R1 は炭素
    数1〜10の置換されていてもよい飽和または不 、Yは炭素数1〜10の直鎖または分枝のアルキレン
    基、R2 およびR3 はそれぞれ独立に炭素数1〜20の
    置換されていてもよい飽和または不飽和の脂肪族炭化水
    素基または芳香族炭化水素基を表すか、または、隣接す
    る窒素原子とともに、更に窒素、酸素、硫黄原子を含ん
    でいてもよい複素環を形成する。)または炭素数1〜6
    のアルキル基にして、そのアルキル基が窒素、酸素また
    は硫黄原子の少なくとも1個を含んでいる複素環の炭素
    原子に置換してなる複素環置換アルキ 環を形成してもよく、mは0〜3の数(ただし、R1
    置換されていない脂肪族炭化水素基の場合、mは1〜3
    の数)、nは1〜4の数であり、mとnの合計は1〜5
    である。]で示される顔料誘導体。
  2. 【請求項2】Dがアントラピリミジン、フラバントロ
    ン、アンタントロン、インダントロン、ピラントロン、
    ビオラントロン、イソビオラントロン、キナクリドン、
    キノフタロン、ジケトピロロピロール、イソインドリノ
    ン、ペリノン、ペリレンまたはチオオンジゴ残基を表す
    請求項1に記載の顔料誘導体。
  3. 【請求項3】有機顔料および請求項1に記載の一般式
    (I)で示される顔料誘導体を含有してなる顔料組成
    物。
  4. 【請求項4】顔料誘導体の量が有機顔料に対して0.5
    〜30重量%である請求項3に記載の顔料組成物。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の顔料誘導体を用いること
    を特徴とする有機顔料の顔料適性を向上する方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005232323A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Mitsui Chemicals Inc 黒色化合物及びそれを含有するインク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005232323A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Mitsui Chemicals Inc 黒色化合物及びそれを含有するインク

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