JP4523469B2 - リコイルスタータ - Google Patents

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Description

本発明はロープリールに巻回されたスタータロープを引っ張ることによりロープリールを回転させ、該ロープリールの回転をダンパ手段を介してカムに伝達させ、さらにカムの回転によりエンジン側に連結された駆動プーリ又はフライホイールマグネットを回転させることでエンジンをスタートさせるようにしたリコイルスタータに関する。
スタータロープを牽引することにより回転されるロープリールの回転をカムに伝達し、このカムと係脱される遠心ラチェット等の一方向回転機構を介してエンジン側の駆動プーリを回転させるようにしたリコイルスタータが既に知られている。このようなリコイルスタータには、上記ロープリールとカムとを一体にしているもののほか、さらに、前記ロープリールとカムを別体とし、両者の間にダンパ手段を介在させて弾力的に連結し、ロープリールの回転をダンパ手段を介してカムに伝達させるようにしてエンジン始動時の負荷の変動等による手に伝わるショックを吸収させるようにした横造のリコイルスタータがある。
そして、ダンパ方式のリコイルスタータにおいて、ロープリールとカムとを回転自在に支持する円筒状のリール支軸を、エンジンの出力軸が配置された側面を覆うように形成したスタータケースの内方からエンジンの出力軸の軸線上に内方に向けて一体に形成し、該リール支軸の中心にエンジンの出力軸からスタータケースの外側まで貫通した開口を形成し、エンジンの出力軸を前記開口を介してスタータケースの外側へ連結できるようにしたものが知られている。このようなリコイルスタータでは前記リール支軸に回転自在に支持されているロープリールとカムとが、前記スタータケースにネジ止め固定された抜け止め用のプレートにより、リール支軸から脱け出さないように支持されている。ロープリールとカムとは別体で、ロープリールの方がカムよりも大径であるため、上記抜け止め用プレートは、ロープリールとカムの両方に係合してリール支軸から脱け出さないようになっている。
特開2004−60446号公報
しかしながら、ロープリールとカムとは別体であるが、ダンパ手段(通常はダンパスプリング)を介して両者を連結しなければならないので、リール支軸にロープリールとカムとを嵌合させる作業、ダンパスプリングの一端をロープリールに、他端をカムに係止させる作業が必要となり、このような取り付け作業が面倒であった。
また、ロープリールに巻き回されたスタータロープが切断したり、一部が擦り切れそうになったりしたときは交換する必要がある。スタータロープの端末は結ばれ、その結び目はロープリールの溝底に形成された穴からその内周側に設けられた空間部に配置されている。この空間部は側面に開口している。上記抜け止め用プレートがロープリールとカムの両方に係合させる構成では、上記開口もプレートで覆われているから、スタータロープを交換するときは、まず上記抜け止め用プレートを取り外して上記側面開口からスタータロープの端末を掴んで引き出し、新しいスタータロープをロープリールに巻きまわした後、その端末に上記開口から出し、抜け止め用の結び目を作って上記空間部に収納する。そして、再び抜け止め用プレートをネジ止めするという作業が必要になる。このため、作業が面倒で煩わしかった。
本発明は上記問題点を解消し、抜け止め用プレートを取り外すことなくスタータロープを交換することができるとともに、ロープリールとカムの取り付け作業も容易にすることができるリコイルスタータを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明のリコイルスタータは、一端がスタータケースの外側に配置されたスタータロープが巻回されるとともに該スタータロープを巻き取る方向に回動付勢されたロープリールと、該ロープリールの回転をエンジン側の出力軸へ伝達させる筒状カムと、前記ロープリールと前記カムとを連結するダンパ手段と、前記ロープリールとカムとを支持するリール支軸とを備えたリコイルスタータにおいて、前記ロープリールの内周側にはスタータロープの端末の結び目を収納する空間部を形成し、前記カムの一側を筒状に延長し、この筒状延長部の外周上に前記ロープリールを嵌合し、前記筒状延長部の係止突部をロープリール内周縁の係合部に係止するとともに、前記ダンパ手段の一端部を前記ロープリールに、他端部を前記カムにそれぞれ係止することにより、前記カムとロープリールとダンパ手段とを一体的に結合してユニット化し、このリール・カムユニットの前記筒状延長部を前記リール支軸の外側に回転自在に嵌合させるとともに、前記リール・カムユニットが前記リール支軸に沿って移動するのを規制する抜け止め手段を、前記空間部の側面に形成された開口部から結び目が露出するように設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記抜け止め手段が、前記リール・カムユニットのロープリールの外周縁と係合するようにスタータケースに取り付けられたプレートであることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記抜け止め手段が、前記リール支軸の端部に取り付けられたプッシュナットであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、カムの一側に形成された筒状延長部の外側にロープリールを嵌合し、前記カムとロープリールとを一体的に結合してユニット化し、このリール・カムユニットを前記リール支軸の外側に嵌合させる構成であるから、リコイルスタータの主要部分の組み付けを簡単迅速に行なうことができる。
また、前記リール・カムユニットが前記リール支軸に沿って移動するのを規制する抜け止め手段は、ロープリールかカムのいずれかの移動を規制するものであればよいので、小型のものでよく、軽量化できるほか、スタータロープの端末の結び目は直接に外部に露出させることができるので、スタータロープを交換する場合、ロープリール内の残留部分は、プレートの取り外しなど必要とせず、上記結び目を掴んで引き出せばよいから、交換作業を簡単に行なうことができる。
さらに、カムが小型化できるので、始動時の高速回転に追随することができるとともに、抜け止め用のプレートもカムを押える必要がないのでコンパクトとなり、軽量化を図ることができ、コストも低く抑えることができる。
リール・カムユニット構成により、ダンパ手段のスペースがロープリールとカムとの結合によって決まるので、精度がよくなる。
請求項2に係る発明によれば、カムの外径を小さくし、抜け止め用のプレートはロープリールの外周縁に係合させればよく、カムに係合する必要はないので、エンジン冷却のための風を取り入れるスペースを広く確保することができる。
請求項3に係る発明によれば、プッシュナットはリール支軸よりも少し大きい程度でよく、リール支軸の端部に簡単かつ強固に取り付けることができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1〜図5において、リコイルスタータは、エンジンEの出力軸Cが配置されている一側に取り付けられるように形成されたスタータケース1の内部に組み付けられている。一端がスタータケース1外へ引き出されているスタータロープ2を巻回しているロープリール3は、スタータケース1の内側からエンジンの出力軸の方向へ向けて突出形成されているリール支軸4に回転自在に支持されており、スタータロープ2の基部側の端部はロープリール3に抜けないように留められ、他端はスタータケース1の外側に引き出され、この他端を引っ張ることによりスタータロープ2がロープリール3から引き出されてロープリール3がリール支軸4を中心として回転駆動される。
リール支軸4は円筒状に形成され、中間の段差5を介して大径部4aと小径部4bとに分かれている。
ロープリール3の外周側にはスタータロープ2の収納溝6が、その内周側には空間部7が形成されている。図2〜図4に示されるように、上記スタータロープ2は上記収納溝6の底部に形成された穴(図示せず)を通して空間部7内にロープ端末の結び目8が配置されている。
なお、上記空間部7の側面には、上記結び目8が露出する開口部9と、後述のダンパスプリング22の一端22aを係合させるための開口部10が形成されている。
前記ロープリール3の側面には、スタータロープ2の牽引により回転されたロープリール3を逆方向に回転させ、引き出されたスタータロープ2をロープリール3に巻き戻すためのスパイラルスプリング11がスプリングケース12に収納され、スプリングケース12はロープリール3の一側に形成された内周縁13の外側に配置されている。図5に示されるように、スパイラルスプリング11の外周側の端部11aは前記スタータケース1に設けられたフック14に留められ、そして内周側の端部11bはロープリール3の内周縁に形成されたフック15に留められており、スタータロープ2を引っ張ってロープリール3が回転される際に前記スパイラルスプリング11に回転力が蓄力されて、スタータロープ2を離すことによりスパイラルスプリング11に蓄力された回転力でロープリール3を逆方向に回転させてスタータロープ2をロープリール3に巻き戻すように作動する。
前記スタータケース1に形成された前記リール支軸4の先端部側には前記ロープリール3の回転をエンジンE側の出力軸C側に伝達させるカム16が回転自在に支持されている。
次に、図2に示すように、カム16の一側にはエンジンEの出力軸Cと一体に連結される駆動プーリ19に形成された遠心ラチェット17と係脱されるカム爪18が円周方向に形成されており、このカム爪18が駆動プーリ19の遠心ラチェット17と係合することによりカム16側の回転を駆動プーリ19を介してエンジンEの出力軸Cに伝達させる。エンジンEが始動した後は、駆動プーリ19がエンジンEにより回転されることにより、遠心力により遠心ラチェット17がカム爪18と離脱する方向に回動してエンジンE側とカム16側との回転伝達が遮断されるように構成されている。
図2に示されるように、前記ロープリール3とカム16の互いに対向した側面には互いに対向するように環状凹部20、21がそれぞれ形成されており、該環状凹部20、21内にダンパ手段を構成しているダンパスプリング22が収容されている。ダンパスプリング22は捩りコイルバネの形状に形成されており、ダンパスプリング22の一端22aは、上述のように環状凹部20の外周側に形成されている空間部7内に収容され、更にダンパスプリング22の他端22bはカム16の環状凹部21の外周側に突出形成されている膨出部25(図6参照)内に係止されており、これによってロープリール3とカム16とがダンパスプリング22を介して回転方向に弾力的に連結され、ロープリール3の回転に伴ってカム16はダンパスプリング22を介して正転方向と逆転方向に回転される。
上記構成によれば、スタータロープ2を牽引してロープリール3を回転させ、該ロープリール3の回転をダンパスプリング22、カム16及び遠心ラチェット17を介して駆動プーリ19を回転させ、駆動プーリ19に連結されているエンジンEの出力軸Cが回転される際に、エンジンの始動抵抗により回転負荷が増大してカム16の負荷が大きくなるが、ダンパスプリング22が捩られてこの負荷を吸収するためスタータロープ2側には衝撃が直接伝わらずエンジンEをスムーズに始動させることができる。
ところで、図6に詳しく示されるように、前記カム16のカム爪18と反対側には筒状延長部26が形成されている。この筒状延長部26には2個のスナップ片27が対向形成され、各スナップ片27の先端には係止突部28が形成されている。各スナップ片27は筒状延長部26の軸方向に形成された2つのスリット29の間に、弾性変形可能に形成されている。そして、図1および図2に示されるように、上記筒状延長部26の外側にロープリール3が嵌合され、係止突部28がロープリール3の内周縁13の内側の係合部30に係止している。これにより、ロープリール3とカム16とが一体的に結合してリール・カムユニットUとしてユニット化されている。このリール・カムユニットUがリール支軸4の外側に嵌合されている。
前記ロープリール3とカム16とを一体的に結合してユニット化するためには、まずロープリール3に巻き回したスタータロープ2の端部を、収納溝6の底部に形成された穴(図示せず)を通してその内周側の空間部7から側面の開口部9を通して結び目8を作ってスタータロープ2がロープリール3から抜け出ないように係止させておく。そして、上記空間部7の内周側の環状凹部20にダンパスプリング22に配置し、その一端22aを環状凹部20の外周壁の穴(図示せず)を通して空間部7内に収容する。次に、ロープリール3の中央の貫通孔にカム16の筒状延長部26を嵌入し、そのスナップ片27の先端係止突部28をロープリール3の内周側の係合部30に係止させる。このとき、上記ダンパスプリング22の他端部22bを環状凹部21の外周壁の溝31(図6参照)を通して膨出部14の内側空間部32に係合させる。これにより、ロープリール3とカム16とが一体的に結合し、リール・カムユニットUが構成される。
このように、スタータロープを備えたロープリール3とカム16とダンプスプリング22とが一体的に結合してユニット化されるので、予めリール・カムユニットUを組み立てておき、図5に示されるように、スプリングケース12のスパイラルスプリング11の端部11bをロープリール3のフック15に留めておき、このスプリングケース12をリール支軸4の小径部4bの外側に嵌合すればよい。このとき、上記スパイラルスプリングの他方の端部11aをスタータケース1のフック14に係止させればよい。リール・カムユニットUの先端はリール支軸14の段差5に係合して位置決めがなされる。したがって、リコイルスタータの主要部分の組み付けを簡単迅速に行なうことができる。
次に、図1、図2及び図4に示すように、前記スタータケース1には抜け止め手段としてドーナツ状のプレート33がネジ止め固定され、前記リール支軸4に支持されているロープリール3の外周縁と係合してリール・カムユニットUがリール支軸4の軸方向へ移動するのを規制し、リール支軸4から抜け出てしまうことを防止している。
上述のリコイルスタータ構成によれば、カム16に、従来のようにロープリール3に係合させるためのフランジ部を設ける必要がなく、スタータロープ2の端末の結び目8が露出する構成なので、全部品の組みつけが終了した後に、スタータロープ2を後組みすることが可能となる。
カム16は小型化できるので、始動時の高速回転に追随することができるとともに、抜け止め用のプレート33もカム16を押える必要がないのでコンパクトとなり、軽量化を図ることができ、コストも低くすることができる。
リール・カムユニット構成により、ダンパスプリング22のスペースがロープリール3とカム16との結合によって決まるので、精度がよくなる。
カムの外径を小さくすること及び内蔵品を押さえる抜け止め用プレート33の内径を小さくできるから、エンジン冷却のための風を取り入れるスペースを広く確保することができる。
抜け止め用プレート33はロープリール3の外周縁とのみ係合し、カム16には係合せず、スタータロープ2の端末の結び目8は直接に外部に露出しているので、スタータロープ2を交換する場合、プレート33の取り外しなど必要とせず、交換作業を簡単に行なうことができる。
スタータケース1と抜け止め用プレート33とは、ダンパスプリングを用いないタイプの通常のリコイルスタータで使用されているものを使うことができるので、リコイルスタータ仕様のものを流用することができる。
なお、リール・カムユニットUは、カムの筒状延長部26の外側にロープリールを嵌合することによって一体的に結合できるものであればよく、必ずしも上記延長部26にスナップ片27を形成するものに限定されない。例えば、上記延長部26にロープリールを嵌合させた状態で図示しない連結ピンを両者に係合させることで結合させるようにしてもよい。
次に、エンジンEの出力軸Cに連結される作動機器側の駆動シャフトDがリール支軸4を貫通してスタータケース1の外側へ連結できるようにされている。リール支軸4の大径部4aには刈払機のカッター部等の作動機構を支持しているパイプPが嵌合されてリコイルスタータを収容しているスタータケース1を介して作動機器がエンジン部と連結される。
エンジンEの出力軸Cにフライホイールマグネット又は駆動プーリ19を取り付け固定するナット部材34と一体に中心部に断面が四角形の貫通孔35を有する連結軸36が形成されており、駆動プーリ19をエンジンEの出力軸Cに取り付けるためナット部材34が出力軸Cに螺合された状態で、連結軸36が前記スタータケース1に形成されたリール支軸4の中心部内に配置される。刈払機の回転カッター等を駆動する駆動シャフトDが前記パイプPの中心部に配置されており、この駆動シャフトDの端部を前記連結軸36の四角形の貫通孔35内に挿入することにより、エンジンEの出力軸Cの回転が連結軸36を介して刈払機の回転カッター部に伝達される。
なお、リール・カムユニットUの抜け止め手段は、上述のドーナツ状のプレート33に限定されない。例えば、図7および図8に示すようなプッシュナット37でもよい。このプッシュナット37は上記リール支軸4の小径部4bの外径よりも少し大きい円形の金属プレートの中央に上記小径部よりもわずかに小さい内径の円孔38を形成し、この円孔38の内縁から放射状に切り込み39が形成されているもので、リール支軸4に圧入されると逆方向には移動できないようになっている。
このように、プッシュナット37によれば、取付けが簡単であるとともに、リール支軸4に取り付けるだけでリール・カムユニットUの抜け止めが確保でき、全体をコンパクトで軽量にすることができるとともに、リール・カムユニット構成により、ダンパスプリング22のスペースがロープリール3とカム16との結合によって決まり、精度がよくなるから、プッシュナット37の位置決め精度をゆるくすることができる。
次に、図9および図10はダンパスプリングに代えてパワースプリングにした例で、ロープリール3の側面板とカム16の側面板との間にパワースプリング40の収納部41を形成し、その外周端部40aをロープリール3の係止溝42に係止し、内周端部53bをカム16の係止溝43に係止させたものである。
この場合も、ロープリール3の中央の貫通孔にカム16の筒状延長部26を嵌入し、その先端係止突部28をロープリール3の係合部30に係止させることにより、ロープリール3とカム16とを一体的に結合したリール・カムユニットUが構成されている。そして、前記スタータケース1には抜け止め手段としてドーナツ状のプレート33がネジ止め固定され、ロープリール3の外周縁と係合してリール・カムユニットUがリール支軸4の軸方向へ移動するのを規制し、リール支軸4から抜け出てしまうことを防止している。なお、ロープリール3内に収納されたスタータロープ2の端末の結び目8は上記抜け止め用プレート33の内周側に露出している。
上記構成によれば、抜け止め用のプレート33はカム16を押える必要がないのでコンパクトとなり、軽量化を図ることができ、コストも低くすることができる。
スタータロープ2の端末の結び目8は直接に外部に露出しているので、スタータロープ2を交換する場合、上記プレート33の取り外しなど必要とせず、交換作業を簡単に行なうことができる。
さらに、スパイラルスプリング11が切れたりすることで分解しなければならないようなときでも、リール・カムユニットU毎取り外すことができるから、パワースプリング40が跳ねるおそれがない。ユニット化されていないと、先にカム16だけを取り外すことになり、パワースプリング40が跳ねる可能性がある。
本発明のリコイルスタータの縦断側面図である。 図1の要部の拡大図である。 図2のa−a線上の断面図である。 図2のb−b線上の断面図である。 図2のc−c線上の断面図である。 カムの斜視図である。 他のリコイルスタータの例の縦断面図である。 プッシュナットの正面図である。 別のリコイルスタータの例の縦断側面図である。 図9におけるd−d線上の断面図である。
符号の説明
1 スタータケース
3 ロープリール
4 リール支軸
16 カム
26 筒状延長部
33、37 抜け止め手段

Claims (3)

  1. 一端がスタータケースの外側に配置されたスタータロープが巻回されるとともに該スタータロープを巻き取る方向に回動付勢されたロープリールと、該ロープリールの回転をエンジン側の出力軸へ伝達させる筒状カムと、前記ロープリールと前記カムとを連結するダンパ手段と、前記ロープリールとカムとを支持するリール支軸とを備えたリコイルスタータにおいて、前記ロープリールの内周側にはスタータロープの端末の結び目を収納する空間部を形成し、前記カムの一側を筒状に延長し、この筒状延長部の外周上に前記ロープリールを嵌合し、前記筒状延長部の係止突部をロープリール内周縁の係合部に係止するとともに、前記ダンパ手段の一端部を前記ロープリールに、他端部を前記カムにそれぞれ係止することにより、前記カムとロープリールとダンパ手段とを一体的に結合してユニット化し、このリール・カムユニットの前記筒状延長部を前記リール支軸の外側に回転自在に嵌合させるとともに、前記リール・カムユニットが前記リール支軸に沿って移動するのを規制する抜け止め手段を、前記空間部の側面に形成された開口部から結び目が露出するように設けたことを特徴とするリコイルスタータ。
  2. 前記抜け止め手段が、前記リール・カムユニットのロープリールの外周縁と係合するようにスタータケースに取り付けられたプレートであることを特徴とする、請求項1に記載のリコイルスタータ。
  3. 前記抜け止め手段が、前記リール支軸の端部に取り付けられたプッシュナットであることを特徴とする、請求項1に記載のリコイルスタータ。
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