JP4521964B2 - 検眼装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被検者自身が自ら検眼測定を行う際のアライメントを容易に行うことができるようにした検眼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、検眼装置には、被検眼に対して装置本体を自動的にアライメント機構を有するものが知られている。
【0003】
この種の検眼装置は、熟練した検者が検眼装置を手動で操作して、被検眼に対して装置本体を自動アライメントが実行可能な範囲にまで追い込んで、装置本体に自動アライメントを実行させる構成となっている。
【0004】
しかしながら、近時は、経営の効率化、コスト削減の観点から、サービス店員の無人化、人員削減を図る眼鏡店が増えており、その一環として、被検者自身に検眼測定を行わせてみてはどうかという試みが為されつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、被検者が検眼装置の各部の名称、操作の方法の概要を仮りに知得できたとしても、被検者は通常この種の検眼装置に対して全くの素人で不慣れなものであり、測定の前提としての装置本体に対する被検眼のアライメントの段階でつまづく場合が多いと考えられる。
【0006】
とくに、自動アライメントは、被検眼に対して自動アライメントを実行できる範囲はシビアーであり、例えば、被検眼の視軸に対する装置本体の光軸のズレ量が上下左右方向で4mm以内にないと自動アライメントが実行されず、検者をもってしても熟練を要するところ、被検者は全くの素人であるので、このアライメントをどのようにしてスムーズに行わせるかが、検眼測定を被検者自身に行わせるためのキーポイントとなっている。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、被検者自身に検眼測定を行わせるためのキーポイントとなるアライメントを容易に知得させるようにすることのできる検眼装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の検眼装置は、被検眼に対する検眼測定ユニットのアライメントを自動的に実行する自動アライメント機構と、被検者自身が被検眼に対する検眼測定ユニットのアライメントを手動で行う手動アライメント手段と、
自動アライメントが実行可能であるか否かを判断する判断手段とを有することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の検眼装置は、自動アライメントが実行可能と判断されたときに、自動アライメントが実行可能なことを被検者に知得させる知得手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の検眼装置は、自動アライメントが実行不可能と判断されたときに、自動アライメントが実行不可能であり、手動操作で粗アライメントを行うことが必要である旨を被検者に伝達する伝達手段が設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の検眼装置は、手動操作による被検眼に対する検眼測定ユニットの位置合わせに基づき自動アライメントが実行可能と判断されたときに、自動アライメントを実行不可能な状態から自動アライメントを実行可能な状態に移行したことを被検者に知得させる知得手段が設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の検眼装置は、前記判断手段が、額当て又は顎受けに設けられた感知センサ或いは自動アライメントが実行可能であるか否かの判断を開始させるスタートボタンであることを特徴とする。
【0013】
請求項6に記載の検眼装置は、自動アライメントがどのようなものであるかを被検者に説明して知得させる知得手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
請求項7に記載の検眼装置は、被検者が顧客カードを所有している場合には、顧客カードにアライメント情報を記憶させ、顧客カードに記憶されているアライメント情報をカードリーダーに読みとらせて、このアライメント情報に基づいて検眼測定ユニットを初期位置にセットすることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1において、1は高さが上下調節可能な検眼テーブル、2は検眼テーブル1上に配設された眼屈折力測定装置、3は検眼椅子、4は検眼椅子3に着座した被検者である。
【0017】
眼屈折力測定装置2は、図1〜図7に示したように、起立部5a及び上部の水平部5bから逆L字状に形成されたボックス本体5と、この起立部5aの正面の左右両側部に一体に設けられ且つ手前側に延びる扁平支持部6,7を有する。また、眼屈折力測定装置2は、左の扁平支持部6に設けられたカーソルキー(カーソル釦)8,9,10,11と、右の扁平支持部7に設けられたジョイステックレバー12を有する。このジョイステックレバー12の上端部には撮影スイッチ12aが設けられている。
【0018】
更に、眼屈折力測定装置2は、水平部5aの中央部の下面に下方に向けて取り付けられたステー13と、ステー13に突設された支持軸14と、支持軸14に取り付けられた円弧状の額当15と、額当15の左右にそれぞれ配設された左眼屈折力測定ユニット(検査ユニット)16L及び右眼屈折力測定ユニット(検査ユニット)16Rを有する。
【0019】
この眼屈折力測定ユニット16L,16Rは、三次元方向に駆動可能な支持手段17L,17Rでそれぞれ水平部5aに支持されている。この支持手段17Lは水平部5a内に配設された三次元駆動装置(三次元駆動機構)18Lと、三次元駆動手段である三次元駆動装置18Lの下方に配設された水平回転装置(水平回転駆動装置)19Lを有する。また、支持手段17Rは水平部5a内に配設された三次元駆動装置(三次元駆動機構)18Rと、三次元駆動手段である三次元駆動装置18Rの下方に配設された水平回転装置(水平回転駆動装置)19Rを有する。
<三次元駆動装置>
三次元駆動装置(三次元駆動手段)18L,18Rは、パルスモータや油圧シリンダ等を用いて支持軸20aを上下駆動する様にしたY(上下)方向駆動装置(駆動手段)20と、支持軸20aの下端に取り付けられたY(上下)方向移動支持部材21と、Y方向移動支持部材21にZ(前後)方向に移動可能に取り付けられたZ(前後)方向移動支持部材22と、Z方向移動支持部材22にX(左右)方向に移動可能に取り付けられたX(左右)方向移動支持部材23を有する。
【0020】
そして、図8に示したように、Z方向移動支持部材22は、Y方向移動支持部材21に取り付けられたパルスモータ等のZ方向駆動装置(駆動手段)24と、Z方向駆動装置24により回転駆動される送りネジ25によりZ(前後)方向に進退駆動させられる様になっている。また、X方向移動支持部材23は、Z方向移動支持部材22に取り付けられたパルスモータ等の左右方向駆動装置(駆動手段)26と、パルスモータ26により回転駆動される送りネジ27によりX(左右)方向に進退駆動させられる様になっている。
<水平回転装置>
また、水平回転装置(水平回動手段)19L,19Rは、三次元駆動装置18L,18RのX移動支持部材23,23の中央に固定されたパルスモータ等の水平回転駆動装置(輻輳駆動手段)28,28と、パルスモータ28,28により鉛直軸を中心に回転駆動される回転軸29,29をそれぞれ有する。そして、この回転軸29,29には、左眼屈折力測定ユニット16L及び右眼屈折力測定ユニット16Rが固定されている。
<検眼測定ユニットとしての眼屈折力測定ユニット>
左眼屈折力測定ユニット16L及び右眼屈折力測定ユニット16Rは、一部を省略した以外は構成が略同じであるので、まず左眼屈折力測定ユニット16Lの測定光学系について説明する。
(a)左眼屈折力測定ユニット16Lの測定光学系及びその制御系
この左眼屈折力測定ユニット16Lの測定光学系は、図9,図10,図11に示した前眼部撮影光学系30Lと、XYアライメント光学系31Lと、固視光学系32Lと、屈折力測定光学系33Lを有する。尚、右眼屈折力測定ユニット16Rの測定光学系は、図9,図12,図13に示したように前眼部撮影光学系30Rと、XYアライメント光学系31Rと、固視光学系32Rと、屈折力測定光学系33Rを有する。
(前眼部撮影光学系30L)
前眼部撮影光学系30Lは、前眼部照明光学系34と、撮影光学系35を有する。
【0021】
前眼部照明光学系34は、前眼部照明用の光源36と、絞り36aと、光源36からの光を被検眼Eの前眼部に投影する投影レンズ37を有する。
【0022】
また、撮影光学系35は、被検眼Eの前眼部からの反射光が入射するプリズムP,対物レンズ38,ダイクロイックミラー39,絞り40,ダイクロイックミラー41,リレーレンズ42,43,ダイクロイックミラー44,CCDレンズ(結像レンズ)45,CCD(撮像手段)46をこの順に有する。
(XYアライメント光学系31L)
XYアライメント光学系31Lは、アライメント照明光学系47と、撮影光学系35をアライメント受光光学系として有する。アライメント照明光学系47は、図10に示したように、アライメント用の照明光源48、アライメント視標としての絞り49、リレーレンズ50、ダイクロイックミラー41、絞り40,ダイクロイックミラー39,対物レンズ38,プリズムPをこの順に有する。
(固視光学系32L)
固視光学系32Lは、固視標や自覚式検眼用のチャート等を表示させる液晶表示器(表示手段)53,反射ミラー54,コリメータレンズ55,反射ミラー56,移動レンズ57,リレーレンズ58,59,反射ミラー60,ダイクロイックミラー61,39,対物レンズ38及びプリズムPをこの順に有する。
【0023】
この固視標光学系32L、は被検眼の屈折力に合わせて移動レンズ57がパルスモータPMaにより光軸方向に移動可能となっていて、固視雲霧させることができる。
(屈折力測定光学系33L)
屈折力測定光学系33Lは、測定光束投影光学系62及び測定光束受光光学系63を有する。
【0024】
測定光束投影光学系62は、赤外LED等の測定用光源64,コリメータレンズ65,円錐プリズム66,リング視標67,リレーレンズ68,リング状絞り69,中央に透孔70aが形成された穴あきプリズム70,ダイクロイックミラー61,39、対物レンズ38及びプリズムPをこの順に有する。
【0025】
また、測定光束受光光学系63は、被検眼Eの眼底Efからの反射光を受光するプリズムP,対物レンズ38,ダイクロイックミラー39,61,穴あきプリズム70の透孔70a,反射ミラー71,リレーレンズ72,移動レンズ73,反射ミラー74,ダイクロイックミラー44,CCDレンズ45,CCD46をこの順に有する。
【0026】
この右眼屈折力測定ユニット16Rの測定光学系は左眼屈折力測定ユニット16Lの測定光学系と全く同じであるので、その説明は省略する。
(左眼屈折力測定ユニット16Lの制御回路)
上述した駆動装置20,24,26,28や前眼部観察用の光源36,固視標用光源51,測定用光源64及びパルスモータPMa等は、図14に示した演算制御回路62により作動制御されるようになっている。また、演算制御回路62には、CCDからの検出信号が入力されるようになっている。
(b)右眼屈折力測定ユニット16Rの測定光学系及びその制御系
右眼屈折力測定ユニット16Rは、上述したように左眼屈折力測定ユニット16Lと構成が同じである。
<全体の制御回路>
全体の制御回路は、図14に示したように上述の眼屈折力測定ユニット16L,16Rの制御回路62,62と、制御回路62,62を制御する演算制御回路63を有する。この演算制御回路63には、撮影スイッチ12a及びジョイステックレバー12の前後・左右への傾動操作を検出する傾動検出センサ12b、ジョイステックレバー12の軸線回りへの回動操作を検出する回転センサ12cが接続されている。また、演算制御回路63には、液晶表示器等の表示装置(表示手段)64が接続されている。この液晶表示器64は、ボックス本体5の手前側に図1の如く配設して使用される。
【0027】
次に、この様な構成の眼屈折力検査装置の使用状態を説明する。
(1)眼屈折力測定ユニットの高さ調節等
被検者4が図1の如く椅子3に着座して、眼屈折力測定ユニット16L,16RのプリズムP,Pの高さが被検者4の眼の高さになるように、検眼テーブル1の高さを図示しない上下駆動手段で上下に調整する。この様な検眼テーブル1の上下駆動機構は周知のものが採用できるので、詳細な説明は省略する。
(2)遠方視状態における左右眼へのアライメント
次に、被検者4が眼屈折力測定装置2の図示を省略した電源を投入すると、演算制御回路表示装置64に使用手順が順次表示される。被検者4は、この使用手順に従って検眼を進める。
【0028】
また、この際、演算制御回路63は、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの演算制御回路62,62を作動制御して、被検者4の左眼EL,右眼ERに対するアライメント動作の準備を開始させる。即ち、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの各演算制御回路62,62は、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの前眼部観察用光源36,アライメント用の照明光源48,固視標用光源51を点灯させる。
【0029】
また、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの演算制御回路62,62は、演算制御回路63からの制御信号に基づいて水平回転駆動装置28,28を作動制御して、眼屈折力測定ユニット16L,16RのプリズムP,Pから被検者4側に向かう光軸OL,ORを図9及び図15に示したように平行にする。
【0030】
この様な状態において、被検者4が左右両眼の眼屈折力を測定する場合には、測定前に被検者4は額を額当15に当接させて、被検者4の左右眼の光軸が眼屈折力測定ユニット16L,16RのプリズムP,Pの中心位置(光軸OL,OR)に来るように、眼屈折力測定ユニット16L,16Rを左右・上下に移動操作することにより、XYアライメントを行う。
(i)左眼屈折力測定ユニットの左眼ELに対するアライメント
(a).眼屈折力測定ユニット16Lの左眼ELに対するXYアライメント
この際、XYアライメントについて演算制御回路63は、左眼屈折力測定ユニット16LのXYアライメントを先に行うように設定されている。即ち、演算制御回路63は、まず、左眼屈折力測定ユニット16Lの駆動装置(自動アライメント機構の一部)20,26をジョイステックレバー12で駆動操作できるように制御する。 この際、眼屈折力測定ユニット16Lの前眼部照明用の光源36からの照明光は絞り36a及び投影レンズ37を介して被検眼ELの前眼部に投影され、眼屈折力測定ユニット16Rの前眼部照明用の光源36からの照明光は絞り36a及び投影レンズ37を介して被検眼ELの前眼部に投影されている。
【0031】
そして、左眼ELの前眼部からの反射光は、プリズムP,対物レンズ38,ダイクロイックミラー39,絞り40,ダイクロイックミラー41,リレーレンズ42,43,ダイクロイックミラー44,CCDレンズ(結像レンズ)45を介してCCD(撮像手段)46投影され、図18の如くCCD46に左眼ELの前眼部像EL′を結像する。また、演算制御回路62は、CCD46からの出力信号を基に左眼ELの前眼部像EL′を図19の如く液晶表示器53に表示させる。
【0032】
一方、XYアライメント用の照明光源48からのアライメント光束は、アライメント視標としての絞り49、リレーレンズ50、ダイクロイックミラー41、絞り40,ダイクロイックミラー39,対物レンズ38,プリズムPを介して被検者の左眼ELの角膜CLに投影されている。そして、角膜CLからの反射光は、プリズムP,対物レンズ38,ダイクロイックミラー39,絞り40,ダイクロイックミラー41,リレーレンズ42,43,ダイクロイックミラー44,CCDレンズ(結像レンズ)45を介してCCD(撮像手段)46に結像され、角膜CLからの輝点像EPを図18の如くCCD46上に形成する。しかも、演算制御回路62は、CCD46からの出力信号を基に左眼ELの前眼部像EL′と共に輝点像EPを図18の如く液晶表示器53に重ねて表示させる。尚、CRは被検者の右眼ELの角膜である。
【0033】
この状態で、被検者4が額を額当15に当接させた状態で被検者4の左眼ELが眼屈折力測定ユニット16Lの液晶表示器53の前眼部像EL′及び輝点像EPを視認しながら、左眼ELの瞳孔中心である輝点像EPが液晶表示器53の中心(CCD46の中心O即ち光軸OLと一致)OLaに対して左右方向の自動アライメントが可能な所定範囲内に入るように、ジョイステックレバー12を左右に傾動操作すると、傾動センサ12bの出力信号から、X(左右)方向駆動装置26を正転又は逆転駆動させて、左眼屈折力測定ユニット16Lを左右に移動制御する。
【0034】
また、演算制御回路63は、ジョイステックレバー12を軸線回りの一方に回動操作又は逆他方に回動操作すると、Y(上下)方向駆動装置20を正転又は逆転駆動させて、左眼屈折力測定ユニット16Lを上下に移動制御する。従って、被検者4は、眼屈折力測定ユニット16Lの液晶表示器53の前眼部像及び輝点像EPを視認しながら、左眼ELの瞳孔中心である輝点像EPが液晶表示器53の中心(CCD46の中心即ち光軸OLと一致)に対して上下方向の自動アライメントが可能な所定範囲内に入るように、ジョイステックレバー12の軸線回りの回転操作により、被検者4の左眼(被検眼)ELの光軸が左眼屈折力測定ユニット16LのプリズムPの中心(光軸OL)に一致するように移動操作する。このプリズムPの中心(光軸OL)は、CCD46の中心と一致している。
【0035】
この様にして、被検者4の左眼ELの輝点像EPが左眼屈折力測定ユニット16Lの液晶表示器53の中心OLaに対して所定範囲S1内に入ると、アライメント光束による輝点像EPがCCD46の中心Oの所定範囲内に入る。
【0036】
そして、演算制御回路63は、CCD46からの輝点像の信号がCCD46の中心の所定範囲内に入ると、被検者4の左眼の光軸が左眼屈折力測定ユニット16LのプリズムPの中心(光軸OL)に一致する方向に駆動装置20,26を駆動制御する。この様な駆動に伴って演算制御回路63は、被検者4の左眼の光軸が左眼屈折力測定ユニット16LのプリズムPの中心(光軸OL)に一致するか略一致する許容範囲S2(測定可能範囲)内に入ると、駆動装置20,26の作動を停止させて、左眼屈折力測定ユニット16Lの左眼ELに対するXYアライメントを完了する。
(b).左眼屈折力測定ユニット16Lの左眼ELに対するZ方向アライメント
演算制御回路63は、左眼屈折力測定ユニット16Lの左眼ELに対するXYアライメントを完了すると、CCD46の輝点像が有る程度鮮明になるようにZ(前後)方向駆動装置24を駆動制御して、左眼屈折力測定ユニット16Lを光軸OL方向(前後方向)に移動制御する。そして、演算制御回路63は、CCD46の輝点像が有る程度鮮明になったのを、CCD46の出力信号から検知すると、Zアライメントが完了したとしてZ(前後)方向駆動装置24の駆動を停止させる。
(ii).右眼屈折力測定ユニット16Rに対するアライメント
この様にして演算制御回路63は、左眼屈折力測定ユニット16Lの左眼ELに対するXYアライメント及びZアライメントを完了すると、右眼屈折力測定ユニット16Rの右眼ERに対するXYアライメント及びZアライメントを、左眼屈折力測定ユニット16Lと同様にして行う。
【0037】
以上、この被検者に対する検眼測定ユニットの光軸のアライメントを行うときには、被検者4がジョイステックレバー12を傾動操作して所定範囲S1、すなわち、オートアライメントが実行される範囲S1に検眼測定ユニット(装置本体)の光軸が入るようにしたが、これに限るものではなく、以下に説明する構成を採用することもできる。
<アライメントの別の構成>
ここでは、演算制御回路62が自動アライメントを実行できるか否かの判断をする判断手段を有する。すなわち、被検者4が額当て15に額を当てた状態で自動アライメントが実行できる範囲に装置本体があるか否かを最初に演算制御回路62に判断させる。
【0038】
この演算制御回路62に自動アライメントが可能か否かの判断を開始させるための判断開始手段として、例えば、額当て15に額が当たったことを感知する感知センサ15’を設ける。なお、額当て15に感知センサを設ける代わりに顎受け(図示を略す)に感知センサを設けても良いし、演算制御回路62に判断を開始させるためのスタートボタンを設けても良い。
【0039】
この検眼装置では、演算制御回路62が自動アライメントを実行可能と判断したときには、そのまま自動アライメントを実行し、自動アライメントを実行不可能と判断したときには、図20に示すように、液晶表示器53に「オートアライメントを実行できません。輝点EPが所定範囲S1に入るようにジョィステックレバー12を操作してください。」とのメッセージが文字で表示される。
【0040】
このメッセージを文字で液晶表示器53に表示する代わりに音声でこのメッセージを被検者に伝達するようにしても良い。
【0041】
被検者4がジョィステックレバー(手動アライメント手段)12又はカーソルキー8〜11を操作して、所定範囲S1に輝点像EPが入って、自動アライメントの実行が可能となったときには、液晶表示器53に「オートアライメントが実行可能な範囲に入りました。ジョイステックレバー12の操作を停止してください。」とのメッセージが文字で表示される。
【0042】
眼鏡レンズ24を装用している場合には、眼鏡レンズ24をはずした状態で検眼測定を受けることになるので、眼鏡レンズ測定装置(図示を略す)の測定データを利用して、液晶表示器53と反射ミラー54との間に視度補正レンズ(図示を略す)を挿入して、視度調整することにより、液晶表示器53の文字を明瞭に認識させるようにすると良い。
【0043】
この文字の代わりに、このメッセージを音声で被検者に伝達するようにしても良いし、固視標の種類を変えてこれを知得させるようにしても良い。更に、固視標の明るさを自動アライメントが実行可能な範囲内にないときには暗くし、自動アライメントが実行可能な範囲内に入ったときには明るくするように変化させるか、固視標の色を黄色から白に変化させるようにしてこれを知得させるようにしても良い。
【0044】
検眼測定ユニット16L、16RのプリズムP、Pの中心間距離L1(図3参照)は例えば被検者の大人の平均瞳孔間距離に測定開始前にリセットしておくのが望ましい。
【0045】
このように、被検者の平均瞳孔間距離に検眼測定ユニット16L、16Rの位置を設定しておくと、被検者が額当て15に額を当てたときに自動アライメントを実行できる確率が高くなって望ましい。
【0046】
また、演算制御回路62のモニター画面にどのような状態であったら自動アライメントが実行できず、どのような状態であったらオートアライメントが実行できる状態であったかを示す説明画面を測定開始前に提示して、被検者に知得させるようにしても良い。
【0047】
また、どのような操作を被検者が行わなければならないかを説明する説明画面を表示させるようにしても良い。
【0048】
更に、被検者にアライメントがどのようにして行われるかをナレーション付きで動画であらかじめ知得させるようにしても良い。
【0049】
なお、被検者が顧客カード(図示を略す)を所有している場合には、顧客カードにアライメント情報を記憶させ、この顧客カードに記憶されているアライメント情報をカードリーダー(図示を略す)に読みとらせて、このアライメント情報に基づいて検眼測定ユニット16L、16Rを初期位置にセットすることも可能である。
【0050】
なお、眼鏡レンズ測定装置(レンズメーター)で測定されたフレームPDを用いることができる場合には、このフレームPDを用いて、検眼測定ユニット16L、16Rを初期位置にセットさせるようにしても良い。
【0051】
また、フレームPDを用いることができない場合には、子供から大人まで、年齢を入力させることにより、年齢別に応じて、検眼測定ユニット16L、16Rを初期位置を変更設定するようにしても良い。
【0052】
また、上下方向のアライメントの高さも、年齢によって検眼測定ユニット16L、16Rを初期位置を変更設定できるようにしても良い。
【0053】
更に、CCD46で得られた前眼部像を液晶表示器53に表示させる代わりに、図21に示すように被検眼の位置を示す移動指標としてのリング指標98を液晶表示器53に提示させ、固視標として液晶表示器53に提示されている赤い家99がリング指標98によって囲まれるように、ジョイステックレバー12を操作して、粗アライメントを被検者に行わせるようにしても良い。
(3)遠方視状態における眼屈折力の同時測定
ところで、固視光学系32Lの移動レンズ57は、パルスモータ(駆動手段)PMaで光軸Oの延びる方向に進退駆動されるようになっている。
しかも、液晶表示器53は、測定前には初期位置、即ち屈折力測定光学系33L,33Rで測定される眼屈折力が0D(「0」ディオプター)となる位置に位置させられている。固視光学系32Rも同様になっている。
【0054】
そして、演算制御回路63は、(1),(2)のアライメントが完了すると、屈折力測定光学系33Lの演算制御回路62及び屈折力測定光学系33Rの演算制御回路62をそれぞれ作動制御して、左右の屈折力測定光学系33L,33Rの測定用光源64,64をそれぞれ点灯させて、この測定用光源64,64から赤外の測定光束を出射させ、被検者4の左眼EL及び右眼ERの眼屈折力の測定を同時に開始する。この際、測定は左眼ELも右眼ERも同じようにして行われるので、左眼ELの測定について説明し、右眼の測定に説明を省略する。
(i)左眼ELの眼屈折力測定
この際、液晶表示器53に表示された固視標の光は、反射ミラー54,コリメータレンズ55,反射ミラー56,移動レンズ57,リレーレンズ58,59,反射ミラー60,ダイクロイックミラー61,39,対物レンズ38及びプリズムPを介して、被検者4の左眼ELの眼底Efに投影される。
【0055】
また、左屈折力測定光学系33Lの測定用光源64からの測定光束は、測定光束投影光学系62を介して被検者4の左眼ELの眼底Efに投影される。即ち、左屈折力測定光学系33Lの測定用光源64からの測定光束は、左屈折力測定光学系33Lのコリメータレンズ65,円錐プリズム66を介してリング視標67に導かれる。そして、リング視標67を透過したリング状の測定光束が、リレーレンズ68,リング状絞り69,中央に透孔70aが形成された穴あきプリズム70,ダイクロイックミラー61,39、対物レンズ38及びプリズムPを介して被検者4の左眼ELの眼底Efに投影される。
【0056】
一方、左眼ELの眼底Efに投影されたリング状の測定光束(リング状視標光)は眼底Efで反射する。この反射光は、測定光束受光光学系63、即ち屈折力測定光学系33LのプリズムP,対物レンズ38,ダイクロイックミラー39,61,穴あきプリズム70の透孔70a,反射ミラー71,リレーレンズ72,移動レンズ73,反射ミラー74,ダイクロイックミラー44,CCDレンズ45等を介してCCD46にリング状反射像が結像される。
【0057】
このCCD46からの検出信号は左屈折力測定光学系33Lの演算制御回路62に入力される。この演算制御回路62は、CCD46からの検出信号が入力されると、CCD46に結像されたリング状反射像の大きさ形状と基準のリング状反射像の大きさ形状とから、左眼ELの眼屈折力を測定する。この際、左眼ELに調節力が働いているか否かが分からないので、即ち、左眼ELに調節力が働いているかもしれないので、屈折測定で得られた眼屈折力が例えば3Dのときには1.5Dをプラスして、4.5Dの位置に固視標が表示された液晶表示器53が来るように、パルスモータPMaを駆動制御して移動レンズ57を光軸Oの延びる方向に進退駆動させる。
【0058】
そして、この位置で左眼ELの眼屈折力を上述の様にして測定する。この際の測定結果が例えば4Dの時には、前回の測定で得られた眼屈折力3Dと今回の測定で得られた眼屈折力し4Dとの差が1Dあるので、左眼ELには調節力があることが分かる。従って、演算制御回路63は、今回の測定で得られた4Dに1.5Dをプラスして5.5Dとし、5.5Dの位置に液晶表示器53が来るように、パルスモータPMaを駆動制御することにより移動レンズ57を光軸Oの延びる方向に進退駆動させて、液晶表示器53を4.5Dの位置まで雲霧させ、再度左眼ELの眼屈折力を測定する。
【0059】
更に、この測定結果が例えば4.25Dの時には、前回の測定で得られた眼屈折力4Dと今回の測定で得られた眼屈折力4.25Dとの差が0.25Dであるので、左眼ELの調節力が略無くなったとすることができる。
【0060】
即ち、上述のように、ラフ測定を順次繰り返して行い、前回測定により得られた眼屈折力と今回測定により得られた眼屈折力との差が、例えば0.25Dと殆ど無くなったときには、左眼ELの調節力が略無くなったとすることができる。しかも、液晶表示器53が4.25Dの位置では、左眼ELは液晶表示器53を鮮明に視認できる状態にあるので、この液晶表示器53が鮮明に視認できる移動レンズ57の位置を本測定の雲霧開始位置する。
【0061】
そして、演算制御回路62は、このラフ測定による最終的な眼屈折力が4.25Dの値に1.5Dをプラスして5.75Dとし、この4.25Dの位置から5.75Dの位置に液晶表示器53が来るように、移動レンズ57を光軸方向に移動させることにより液晶表示器53を雲霧させて、本測定を行う。即ち、演算制御回路62は、パルスモータPMaを駆動制御して移動レンズ57を光軸Oの延びる方向に移動させて、液晶表示器53が4.25Dの位置から5.75Dの位置に来るようにすることにより、左眼ELが視認している液晶表示器53がぼやける位置まで雲霧させて、左屈折力測定光学系33Lにより左眼ELの眼屈折力を測定する。この雲霧を伴う眼屈折力の本測定は数回行って平均値を左眼ELの眼屈折力とする。
(ii)右眼ERの眼屈折力測定
右眼ERの眼屈折力も、(i)の左眼ELの眼屈折力の測定と同様な手順で、左眼ELと同時に測定される。
(iii)従って、この様に左眼EL及び右眼ERの眼屈折力を同時に測定することにより、左眼ELと右眼ERの眼屈折力を片眼づつ測定した場合に比べて左眼ELと右眼ERの調節力がより少ない状態で、左眼EL及び右眼ERの眼屈折力を正確に測定できる。
【0062】
即ち、左眼ELと右眼ERの眼屈折力を片眼づつ測定した場合、左眼ELと右眼ERのうち測定していない方の眼の調節力が測定している方の眼の調節力に影響を与える虞がある。しかし、左眼EL及び右眼ERの眼屈折力を同時に測定することにより、左眼ELと右眼ERの調節力が影響し合うようなことが無くなるので、左眼ELと右眼ERの調節力がより少ない状態で、左眼EL及び右眼ERの眼屈折力を正確に測定できる。
(4).内方視(輻輳)状態から遠方視状態へ移動後の眼屈折力の同時測定
上述した(3)におけるように、遠方視状態での左右眼の眼屈折力の同時測定時には、左右眼の調節力が殆どない状態となっているが、内方視(光軸OL,ORが輻輳している状態)状態から遠方視状態(光軸OL,ORが平行な状態)へ移動後に眼屈折力を同時に測定することで、左右眼の調節力を更に少なくしてより正確な眼屈折力の測定を行うことができる。
【0063】
この測定に際しては、まず図9の左眼EL及び右眼ERが遠方視状態(光軸OL,ORが平行な状態)から内方視(光軸OL,ORが輻輳している状態)状態にする。例えば、図9の左眼EL及び右眼ERが遠方視状態(光軸OL,ORが平行な状態)から被検者4の左眼EL及び右眼ERが約75cm前方を見ている状態にして、左眼EL及び右眼ERが輻輳している状態にする。
(i).初期輻輳状態から光軸OL,ORを平衡状態にしたときの眼屈折力測定
<初期位置への輻輳>
このためには、演算制御回路63は、演算制御回路62,62を介して眼屈折力測定ユニット16L,16Rの駆動装置28,28を作動制御して、眼屈折力測定ユニット16L,16Rを図9の状態から矢印A,Aの方向に水平回動させて、図16,図17に示したように光軸OL,ORを角度αとなるように輻輳させる。
【0064】
この際、眼屈折力測定ユニット16Lの演算制御回路62は、眼屈折力測定ユニット16LのCCD46からのアライメント用の輝点像のアドレス及びコントラスト等から、眼屈折力測定ユニット16Lの駆動装置24及び26を作動制御して、眼屈折力測定ユニット16Lの左眼ELまでの作動距離が一定となるように制御する。一方、眼屈折力測定ユニット16Rの演算制御回路62は、眼屈折力測定ユニット16RのCCD46からのアライメント用の輝点像のアドレス及びコントラスト等から、眼屈折力測定ユニット16Rの駆動装置24及び26を作動制御して、眼屈折力測定ユニット16Rの右眼ERまでの作動距離が一定となるように制御する。
【0065】
尚、角度αの輻輳位置に眼屈折力測定ユニット16L,16Rの液晶表示器53,53があるとき、この位置が例えば−8Dに相当するとする。
<初期輻輳状態から光軸OL,ORを平衡状態へ>
この輻輳状態から、演算制御回路63は、眼屈折力測定ユニット16L,16Rは演算制御回路62,62を作動制御して、演算制御回路62,62によりパルスモータPMa,PMaを同時に駆動制御させて、移動レンズ57を光軸O方向に移動させ、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの液晶表示器53,53を−8Dに1.5Dをプラスした−6.5Dの位置まで雲霧させる。
【0066】
この際、演算制御回路63は、演算制御回路62,62を作動制御して、演算制御回路62,62により眼屈折力測定ユニット16L,16Rの駆動装置28,28を駆動制御させ、眼屈折力測定ユニット16L,16Rを図17の矢印B,B方向に水平回動させる。この演算制御回路62,62による駆動装置28,28を駆動制御は、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの光軸OL,ORが平行となるまで行わせる。
【0067】
しかも、この様な駆動制御に際して、眼屈折力測定ユニット16Lの演算制御回路62は、眼屈折力測定ユニット16LのCCD46からのアライメント用の輝点像のアドレス及びコントラスト等から、眼屈折力測定ユニット16Lの駆動装置24及び26を作動制御して、眼屈折力測定ユニット16Lの左眼ELまでの作動距離が一定となるように制御する。一方、眼屈折力測定ユニット16Rの演算制御回路62は、眼屈折力測定ユニット16RのCCD46からのアライメント用の輝点像のアドレス及びコントラスト等から、眼屈折力測定ユニット16Rの駆動装置24及び26を作動制御して、眼屈折力測定ユニット16Rの右眼ERまでの作動距離が一定となるように制御する。
<眼屈折力のラフ測定>
そして、眼屈折力測定ユニット16Lの演算制御回路62は、この様な駆動装置24,26,28の駆動制御により、光軸OL,ORが平行になると共に、パルスモータPMaの駆動制御により、移動レンズ57が光軸方向に移動させられて、液晶表示器53が−6.5Dの位置まで雲霧させられたとき、屈折力測定光学系33Lの測定用光源64を点灯させて、左眼ELの眼屈折力のラフ(粗い)な測定を行う。
【0068】
これと共に眼屈折力測定ユニット16Rの演算制御回路62は、上述の様な駆動装置24,26,28の駆動制御により光軸OL,ORが平行になると共に、パルスモータPMaの駆動制御により、移動レンズ57が光軸方向に移動させられて、液晶表示器53が−6.5Dの位置まで雲霧させられたとき、屈折力測定光学系33Rの測定用光源64をを点灯させて、左眼ELの眼屈折力のラフ(粗い)な測定を行う。
【0069】
この様な測定において、左眼ELの屈折力の値が例えば−6Dであり、右眼ERの屈折力の値が例えば−5Dであったとすると、この値は左右眼EL,ERとも調節力があるときの値であるかもしれない。
(ii)光軸OL,ORの測定値の位置への輻輳状態から平衡状態へ移動しての測定<測定値の位置への輻輳>
従って、演算制御回路63は、演算制御回路62,62を介して眼屈折力測定ユニット16L,16Rの駆動装置28,28を個別に作動制御して、眼屈折力測定ユニット16L,16Rを図9の状態から矢印A,Aの方向に個別に水平回動させて、図16(b)に▲2▼、▲2▼′で示したように光軸OL,ORを独立に輻輳させて、眼屈折力測定ユニット16Lの移動レンズ57を光軸方向に移動させて液晶表示器53を図16(a)の−6Dの位置に位置させ、眼屈折力測定ユニット16Rの液晶表示器53を図16(a)の−5Dの位置に位置させる。
<輻輳状態から光軸OL,ORを平衡状態へ>
この輻輳状態から、左眼屈折力測定ユニット16Lの演算制御回路62は、左眼屈折力測定ユニット16LのパルスモータPMaを駆動制御して、移動レンズ57を光軸O方向に移動させ、眼屈折力測定ユニット16Lの液晶表示器53を−6Dに1.5Dをプラスした−4.5Dの位置まで雲霧させる。一方、右眼屈折力測定ユニット16Rの演算制御回路62は、左眼屈折力測定ユニット16RのパルスモータPMaを駆動制御して、移動レンズ57を光軸O方向に移動させ、眼屈折力測定ユニット16Rの液晶表示器53を−5Dに1.5Dをプラスした−3.5Dの位置まで雲霧させる。
【0070】
この際、演算制御回路63は、演算制御回路62,62を作動制御して、演算制御回路62,62により眼屈折力測定ユニット16L,16Rの駆動装置28,28を駆動制御させ、眼屈折力測定ユニット16L,16Rを図17の矢印B,B方向に水平回動させる。この演算制御回路62,62による駆動装置28,28を駆動制御は、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの光軸OL,ORが平行となるまで行わせる。しかも、この際、上述したように各演算制御回路62は駆動装置24及び26を作動制御して、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの左眼EL及び右眼ERまでの作動距離がそれぞれ一定となるように制御する。
<眼屈折力のラフ測定>
そして、眼屈折力測定ユニット16Lの演算制御回路62は、光軸OL,ORが平行になると共に、パルスモータPMaの駆動制御により、移動レンズ57が光軸方向に移動させられて、液晶表示器53が−4.5Dの位置まで雲霧させられたとき、屈折力測定光学系33Lの測定用光源64をを点灯させて、左眼ELの眼屈折力のラフ(粗い)な測定を行う。
【0071】
これと共に眼屈折力測定ユニット16Rの演算制御回路62は、光軸OL,ORが平行になると共に、パルスモータPMaの駆動制御により、移動レンズ57が光軸方向に移動させられて、液晶表示器53が−3.5Dの位置まで雲霧させられたとき、屈折力測定光学系33Rの測定用光源64をを点灯させて、左眼ELの眼屈折力のラフ(粗い)な測定を行う。
【0072】
この様な測定において、左眼ELの屈折力の値が例えば−4Dであり、右眼ERの屈折力の値が例えば−3Dであったとすると、この値は左右眼EL,ERとも調節力があるときの値であるかもしれない。
(iii).繰り返しラフ測定
この場合、左眼ELにおいては、前回測定した眼屈折力の値が−6Dであり、今回測定した眼屈折力の値が−4Dであるので、前回と今回の眼屈折力の差が−2Dと大きく開いており、調節力が働いている。また、右眼ERにおいては、前回測定した眼屈折力の値が−5Dであり、今回測定した眼屈折力の値が−3Dであるので、前回と今回の眼屈折力の差が−2Dと大きく開いており、調節力が働いている。
【0073】
従って、この場合には上述の(ii)の様にして、図16(b)に▲3▼、▲3▼′で示したように光軸OL,ORを独立に輻輳させて、眼屈折力測定ユニット16Lの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を図16(a)の−4Dの位置に位置させ、眼屈折力測定ユニット16Rの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を図16(a)の−3Dの位置に位置させる。
【0074】
この輻輳状態から、(ii)の様にして、眼屈折力測定ユニット16Lの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を−4Dに1.5Dをプラスした−2.5Dの位置まで雲霧させて、左眼ELの眼屈折力のラフ(粗い)な測定を行うと共に、眼屈折力測定ユニット16Rの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を−3Dに1.5Dをプラスした−1.5Dの位置まで雲霧させて、右眼ERの眼屈折力のラフ(粗い)な測定を行う。
【0075】
この様な測定において、左眼ELの屈折力の値が例えば−3Dであり、右眼ERの屈折力の値が例えば−1Dであったとすると、この値は左右眼EL,ERとも調節力があるときの値であるかもしれない。
【0076】
この場合、左眼ELにおいては、前回測定した眼屈折力の値が−4Dであり、今回測定した眼屈折力の値が−3Dであるので、前回と今回の眼屈折力の差が−1Dと大きく開いており、調節力が働いている。また、右眼ERにおいては、前回測定した眼屈折力の値が−3Dであり、今回測定した眼屈折力の値が−1Dであるので、前回と今回の眼屈折力の差が−2Dと大きく開いており、調節力が働いている。
【0077】
従って、この場合には上述の(ii)の様にして、図16(b)に▲4▼、▲4▼′で示したように光軸OL,ORを独立に輻輳させて、眼屈折力測定ユニット16Lの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を図16(a)の−3Dの位置に移動させ、眼屈折力測定ユニット16Rの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を図16(a)の−1Dの位置に移動させる。
【0078】
この輻輳状態から、(ii)の様にして、眼屈折力測定ユニット16Lの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を−3Dに1.5Dをプラスした−1.5Dの位置まで雲霧させて、左眼ELの眼屈折力のラフ(粗い)な測定を行うと共に、眼屈折力測定ユニット16Rの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を−1Dに1.5Dをプラスした0.5Dの位置まで雲霧させて、右眼ERの眼屈折力のラフ(粗い)な測定を行う。
【0079】
この様な測定において、左眼ELの屈折力の値が例えば−2.75Dであったとすると、左眼ELの前回測定した眼屈折力の値が−3Dであるので、前回と今回の眼屈折力の差が−0.25Dと略同じになっており、調節力が殆ど働いていない状態となる。また、この様な測定において、右眼ERの屈折力の値が例えば−0.75Dであったとすると、右眼ERの前回測定した眼屈折力の値が−1Dであるので、前回と今回の眼屈折力の差が−0.25と略同じになっており、調節力が殆ど働いていない状態となる。
(iV).本測定
従って、この場合には上述の(ii)の様にして、光軸OL,ORを独立に輻輳させて、眼屈折力測定ユニット16Lの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を図16(a)の−2.75Dの位置に位置させ、眼屈折力測定ユニット16Rの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を図16(a)の−0.75Dの位置に位置させる。
【0080】
この輻輳状態から、(ii)の様にして、眼屈折力測定ユニット16Lの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を−2.75Dに1.5Dをプラスした−1.25Dの位置まで雲霧させて、左眼ELの眼屈折力の本測定を行うと共に、眼屈折力測定ユニット16Rの移動レンズ57を光軸方向に移動させて、液晶表示器53を−0.75に1.5Dをプラスした0.75Dの位置まで雲霧させて、右眼ERの眼屈折力の本測定を行う。
(5)その他
以上説明した実施例では、ジョイステックレバー12で眼屈折力測定ユニット16L、16Rの駆動装置20,24,26等を駆動制御するようにしたが、必ずしも之に限定されるものではない。
【0081】
たとえば、Y方向駆動装置20は設けずに、駆動装置24,26のみとして、カーソルキー9を操作することで駆動装置24を正転駆動制御して、眼屈折力測定ユニット16L(16R)を後方に移動させ、カーソルキー11を操作することで駆動装置24を逆転駆動制御して、眼屈折力測定ユニット16L(16R)を前方に移動させる様にすると共に、カーソルキー8を操作することで駆動装置26を正転駆動制御して、眼屈折力測定ユニット16L(16R)を左方に移動させ、カーソルキー10を操作することで駆動装置26を逆転駆動制御して、眼屈折力測定ユニット16L(16R)を右方に移動させる様にしても良い。この場合、Y方向(上下方向)の高さは、テーブル1の高さ又は椅子3の高さを調節することで対応する。
【0082】
また、以上説明した実施例では、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの間隔を手動で瞳孔間距離なる様に個別に駆動操作するようにしたが、被検者の瞳孔間距離が分かっている場合には必ずしもこの構成にのみ限定されるものではない。例えば、この構成に加えて、被検者の瞳孔間距離が分かっている場合、或いはこのデータが有る場合には、この瞳孔間距離又はそのデータを演算制御回路63に入力し、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの光軸OL,ORの間隔を瞳孔間距離に設定制御する様にしても良い。即ち、演算制御回路63は、被検者の瞳孔間距離のデータが入力されると、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの演算制御回路62,62を作動制御して、演算制御回路62,62により眼屈折力測定ユニット16L,16Rの駆動装置26,26を作動制御し、眼屈折力測定ユニット16L,16Rの光軸OL,ORを平行にしたときの間隔が被検者の瞳孔間距離となるように設定制御しても良い。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、被検者自身に検眼測定を行わせるためのキーポイントとなるアライメントを容易に知得させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる眼屈折力測定装置の配置例を示す説明図である。
【図2】図1に示した眼屈折力測定装置の拡大斜視図である。
【図3】図2の眼屈折力測定装置の正面図である。
【図4】図3の眼屈折力測定装置の平面図である。
【図5】図3の眼屈折力測定装置の左側面図である。
【図6】図3の眼屈折力測定装置の右側面図である。
【図7】図2に示した眼屈折力測定ユニットの支持構造を示す断面図である。
【図8】図7に示した支持構造を下方から見た説明図である。
【図9】図2に示した眼屈折力測定ユニットの光学系を示す説明図である。
【図10】図7の左眼屈折力測定ユニットの拡大説明図である。
【図11】図10の光学系を正面側から見たときの光学部品の配置図である。
【図12】図7の右眼屈折力測定ユニットの拡大説明図である。
【図13】図12の光学系を正面側から見たときの光学部品の配置図である。
【図14】図2〜図13に示した眼屈折力測定装置の制御回路図である。
【図15】図1〜図14に示した眼屈折力測定装置の遠方視状態における屈折力測定の説明図である。
【図16】(a)、(b)は、図1〜図14に示した眼屈折力測定装置の輻輳及び遠方視状態の繰り返しによる屈折力測定の説明図である。
【図17】図1ないし図13の眼屈折力測定ユニットを輻輳した状態を示す光学系の説明図である。
【図18】眼屈折力測定ユニット内のCCDへの結像例を示す説明図である。
【図19】眼屈折力測定ユニット内の液晶表示器の表示例を示す説明図である。
【図20】粗アライメント時の液晶表示器へのメッセージの一例を示す図である。
【図21】粗アライメント時の液晶表示器へのメッセージの他の例を示す図である。
【符号の説明】
12…ジョイステックレバー12(手動アライメント手段)
16L…左眼屈折力測定ユニット(検眼測定ユニット)
16R…右眼屈折力測定ユニット(検眼測定ユニット)
30l,30R…撮影光学系
53…液晶表示器
46…CCD(撮像手段)
64…演算制御回路(判断手段)

Claims (7)

  1. 被検眼に対する検眼測定ユニットのアライメントを自動的に実行する自動アライメント機構と、被検者自身が被検眼に対する検眼測定ユニットのアライメントを手動で行う手動アライメント手段と、
    自動アライメントが実行可能であるか否かを判断する判断手段とを有する検眼装置。
  2. 自動アライメントが実行可能と判断されたときに、自動アライメントが実行可能なことを被検者に知得させる知得手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  3. 自動アライメントが実行不可能と判断されたときに、自動アライメントが実行不可能であり、手動操作で粗アライメントを行うことが必要である旨を被検者に伝達する伝達手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  4. 手動操作による被検眼に対する検眼測定ユニットの位置合わせに基づき自動アライメントが実行可能と判断されたときに、自動アライメントを実行不可能な状態から自動アライメントを実行可能な状態に移行したことを被検者に知得させる知得手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の検眼装置。
  5. 前記判断手段が、額当て又は顎受けに設けられた感知センサ或いは自動アライメントが実行可能であるか否かの判断を開始させるスタートボタンであることを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  6. 自動アライメントがどのようなものであるかを被検者に説明して知得させる知得手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  7. 被検者が顧客カードを所有している場合には、顧客カードにアライメント情報を記憶させ、顧客カードに記憶されているアライメント情報をカードリーダーに読みとらせて、このアライメント情報に基づいて検眼測定ユニットを初期位置にセットすることを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
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