JP4521111B2 - 拡散透過層を有する扁平粉体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シミおよび/またはシワなどを隠すのに有用な扁平粉体に関し、更に詳細には、恒久的な拡散透過層を有する扁平粉体に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧料、取り分けメークアップ化粧料に於いて、美しく装うことは非常に重要なことであり、通常、隠蔽力の高い二酸化チタンでシミ、ソバカス、色むら等の欠点を隠し、光沢を有するタルクなどの扁平粉体を用いて、つや感を皮膚に付与して美しく見せている。ここで、タルク、チタンマイカ、有機ラミネートグリッター等の扁平粉体の表面は光沢(正反射)を有しており、これが肌につや感やパール感を与えるので化粧品用素材として多用される。しかしながら、これらの素材の正反射は肌状の凹凸を際立たせるので皮溝皮丘や小じわを目立たせる欠点も有している。これまで、適度なつや感の付与と小じわを目立たなくさせる効果を両立させるために、この様なつや感を制御する方法として、前記扁平粉体の表面に凹凸を与えるような方法が開発されている。更に、前記扁平粉体にコーティングする、コーティング剤を低屈折率物にすることによって、コーティング剤が油剤に濡れた時生じる光の拡散透過性を利用した、小じわを自然な方法で見え難くする効果を発揮させるような方法も開発されている。しかしながら、扁平粉体の表面に凹凸を与えることは、扁平粉体の表面を白っぽくしてしまう場合があり、コーティング剤が油剤に濡れた時生じる光の拡散透過性を利用する技術は、かかる拡散透過性が恒久的なものではなく、皮脂濡れ等により光学効果が変化する場合があり、この様な変化が化粧崩れと捉えられるので、充分に満足できるものとは言い難かった。即ち、効果が経時的に変化しにくく、カバー力があり、小じわなどの立体的欠点および/またはシミなどの色調的欠点を目立たせない化粧料用原料及び化粧料の開発が望まれていた。
【0003】
一方、恒久的な拡散透過層を有することを特徴とする、扁平粉体は知られていないし、このものを含有する化粧料が、カバー力があり、小じわなどの立体的欠点および/またはシミなどの色調的欠点を目立たせない化粧効果を有し、その効果が経時的に変化しにくいことも全く知られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この様な状況下為されたものであり、カバー力があり、小じわなどの立体的欠点および/またはシミなどの色調的欠点を目立たせない化粧効果を有し、その効果が経時的に変化しにくい化粧料用原料及び化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】
この様な状況に鑑みて、本発明者らは、カバー力があり、小じわなどの立体的欠点および/ またはシミなどの色調的欠点を目立たせない化粧効果を有し、その効果が経時的に変化しにくい化粧料用原料及び化粧料を求め、鋭意研究努力を重ねた結果、恒久的な拡散透過層を有することを特徴とする、扁平粉体にその様な原料特性を見出した。更に検討を重ねた結果、かかる扁平粉体を含有する化粧料が前記効果を有することを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示す技術に関するものである。
(1) 基材となる粉体を、拡散透過層でコーティングした扁平粉体であって、
該基材となる粉体が、タルク、マイカ、セリサイト、人工タルク、人工セリサイト、人工マイカ、PET−MMA積層グリッター、並びにそれらの金属被覆物及び/又は金属酸化物被覆物から選ばれる粉体であり、
該拡散透過層が、
セルロース、金属酸化物を含んでも良いシリカ、及びナイロンから選ばれる1種乃至は2種以上からなる径が10μm以下の粒状物、
並びに、該粒状物と異なる屈折率を有する、
ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリエチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールから選ばれる1種乃至は2種以上である有機高分子を含む複合物であることを特徴とし、
該扁平粉体が、長径200がμm以下、縦横アスペクト比が0.2以上、厚さが短径の5/10以下であることを特徴とする、扁平粉体。
(2) 扁平粉体1に対して、前記粒状物が1.4以下の重量比であることを特徴とする、(1)に記載の扁平粉体。
(3) 有機高分子の含有量が、拡散透過層全量に対して、10〜60重量%であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の扁平粉体。
(4) (1)〜(3)の何れかに記載の扁平粉体を含有する化粧料。
(5) シミおよび/またはシワ対応用であることを特徴とする、(4)に記載の化粧料。
【0006】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の扁平粉体本発明の扁平粉体は、恒久的な拡散透層を有することを特徴とする。ここで、恒久的とは、通常言われている恒久的とは異なり、例えばシリカなど粉体が油性成分を含有してできる拡散透層の様に、実質的化粧時間の内にその拡散透層の実体が変化する、一次的拡散透層に対応する言葉であり、顔などに塗布した後、実質的な化粧時間に於いてその光学的効果が変化しないと言うことを意味する言葉である。従って、かかる拡散透層は、物理的な工程による形成であっても、化学的な工程による形成であっても良い。物理的な工程としては、粒状物を含む有機高分子を用いて、層分離法によって扁平粉体に拡散透層を形成させる方法が例示でき、化学的な工程としては、粒状物に不飽和結合を有するシリル化合物を反応させ、脂肪族不飽和結合を導入し、かかる不飽和結合とビニルやアリル等のエニル化合物を付加重合させる際、扁平粉体を共存させ、拡散透層を形成させる方法が例示できる。本発明の拡散透層を有する扁平粉体は、扁平な形状をしており、この様な扁平の形状の物理的特性としては、長径が200μ以下、縦横アスペクト比が0.2以上、厚さが短径の5/10以下であることが好ましく、更に好ましくは、長径が10〜100μ、縦横アスペクト比が0.5〜1、厚さが0.01〜1μであることが望ましい。かかる本発明の拡散透層を有する扁平粉体は、通常化粧料などの皮膚外用剤で使用されている扁平粉体上に、透拡散特性を有する層をコーティングすることにより製造することができる。この様な基材としては、例えば、タルク、マイカ、セリサイト、人工タルク、人工セリサイト、人工マイカ、ガラスフレーク、燐片状亜鉛、燐片状燐酸カルシウム、アルミニウム薄片、及び有機高分子と該有機高分子と屈折率の異なる物質をラミネートした薄片状物、並びにそれらの金属乃至は金属酸化物被覆物が好ましく例示できる。又、この上に形成される拡散透層は、異なる屈折率を有する透明乃至は半透明な成分を組み合わせてコーティングすることにより、形成させることができ、この様な成分組み合わせとしては、有機高分子及び径が10μ以下の粒状物を含む構成の層が好ましく例示できる。この様な拡散透層の構成成分の内、有機高分子としては、例えば、ポリアクリル酸およびその誘導体、ポリメタアクリル酸およびその誘導体、シリコーンおよびその誘導体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル、ナイロン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレン並びに蔗糖及びその誘導体から選ばれる1種乃至は2種以上が好ましく例示できる。又、粒状物としては、球状乃至はそれに80%程度近似の形態が好ましく例示でき、径が0.1〜0.8μmであることが好ましい。かかる粒状物としては、金属酸化物(粉体)及び/又は有機高分子であることが好ましく、且つ、前記有機高分子とは異なるものであって、屈折率などの光学特性の異なるものであることが必要である。かかる素材としては、アルミニウム、亜鉛、カルシウム、コバルト、マンガン、鉄およびマグネシウムから選択される1種以上の酸化物、燐酸塩及び珪酸塩、シリカ、ポリアクリル酸メチルやポリメタクリル酸メチルなどのアクリル樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ナイロン、セルロース、シリコーン並びにPETから選ばれる1種乃至は2種以上が好ましく例示できる。本発明の拡散透層を有する扁平粉体に於いて、この様な有機高分子及び径が10μm以下の粒状物を含む拡散透過層中の粒状物と扁平粉体との重量比は扁平粉体1に対して1.4以下であることが、拡散透層の透拡散特性、即ち、拡散特性を有しながら透明であるという特性における透明性と拡散性のバランスに於いて好ましい。又、拡散透層に於いて、有機高分子と粒物の重量比は、有機高分子の含有量が、拡散透層全量に対して、10〜60重量%であることが好ましい。またこれらの拡散透層を有する扁平粉体は、シリコーン焼き付け処理、パーフルオロアルキル処理、シランカップリング剤による処理などを行うこともでき、この様な表面処理粉体も本発明の技術的範囲に属する。本発明の化粧料に於いて、かかる拡散透層を有する扁平粉体は、唯1種を含有することもできるし、2種以上を組み合わせて含有することもできる。かかる本発明の拡散透層を有する扁平粉体の、本発明の化粧料に於ける好ましい含有量は、化粧料全量に対して、総量で1〜50重量%が好ましく、更に好ましくは、10〜40重量%である。これは、少なすぎる小じわが目立たずカバー力がある化粧料を具現化できないからである。
【0007】
(2)本発明の化粧料
本発明の化粧料は、上記本発明の拡散透層を有する扁平粉体を含有することを特徴とする。本発明の化粧料としては、本発明の拡散透層を有する扁平粉体の効果を発現する意味で、メークアップ化粧料が好ましく例示でき、ファンデーション、アンダーメークアップ、プレストパウダー、ルースパウダー、チークカラーなどのベースメークアップ化粧料が特に好ましく例示できる。本発明の化粧料は、上記本発明の拡散透層を有する扁平粉体以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することができる。かかる任意成分としては、例えば、スクワラン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、ジメチコンやフェメチコン、架橋型メチルポリシロキサンなどのシリコーン類、ホホバ油、ビーゼルワックス、カルナウバワックス,オレイン酸オクチルドデシル等のエステル類、オリーブ油、牛脂、椰子油等のトリグリセライド類、ステアリン酸、オレイン酸、リチノレイン酸等の脂肪酸、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、有機色素などの色剤、防腐剤、二酸化チタン、酸化鉄、チタンマイカ、着色チタンマイカ、虹彩箔等の粉体等を例示することができる。本発明の化粧料は、この様な必須成分と任意成分とを常法に従って処理することにより、製造することができる。かくして得られた本発明の化粧料は、シミやくすみなどの肌のトラブルをカバーするのに充分なカバー力を有しながら、小じわなどの皮膚表面の形態的な好ましくない事象を目立たせない作用も有する。これは本発明の拡散透層を有する扁平粉体の拡散透層が、光拡散によるソフトフォカース効果により、肌上の色差や立体的な皮膚変化を和らげて見せることができるためである。
【0008】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加えるが、本発明が、これら実施例にのみ限定されないことは言うまでもない。
【0009】
<実施例1>
製造例
水200mlにPVA2.5gを溶解し、これにタルク10gと微結晶性セルロース(平均粒径1.2μ)2.5gとを投入し、攪拌下、エタノール300mlを徐々に添加する。エタノール全量添加後デカンテーションによってエタノール洗浄し、その後沈殿物を濾別、乾燥してPVAと微結晶性セルロースとの複合物によってコーティングされたタルク(本発明の拡散透層を有する扁平粉体1)を得た。このものはタルクと微結晶性セルロースの重量比が1:0.25であり、複合物中のPVA含有率が50%であった。
【0010】
<実施例2>
製造例
ポットミルにIPA100ml、燐酸鉄を8%含むシリカ(平均粒径0.5μ)1.8g、ビニルトリメトキシシラン0.3gおよび1N HC 0.5mlを入れ、16時間回転混合した後、ポットミル中の分散液をIPA200mlで反応機に洗いだし、これに合成セリサイト10g、MMAモノマー1.2g、反応開始剤として過酸化ベンゾイル0.1gを入れ、18時間リフラックスした後、沈殿物をIPAで洗浄し、濾別、乾燥し、燐酸鉄を8%含むシリカとPMMAとの複合物でコーティングされた合成セリサイト(本発明の拡散透層を有する扁平粉体2)を得た。このものは合成セリサイトと燐酸鉄を8%含むシリカとの重量比が1:0.18であり、複合物中のPMMA含有率が40%であった。
【0011】
<実施例3>
製造例
ポリエチレン5.6gを熱ベンゼン300mlに溶解し、これに酸化チタン40%コーティングマイカ(チタンマイカ)10gと酸化鉄シリカ粉体(平均粒径0.8μ)8.4gとを投入し、攪拌下、冷メタノール300mlを徐々に添加する。メタノール全量添加後カンテーションによってメタノール洗浄し、その後沈殿を濾別、乾燥してポリエチレンとシリカ粉体との複合物によってコーティングされたチタンマイカ(本発明の拡散透層を有する扁平粉体3)を得た。このものはチタンマイカと酸化鉄シリカ粉体との重量比が1:0.84であり、複合物中のポリエチレン含有率が40%であった。
【0012】
<実施例4>
製造例
反応機にIPA300ml、テトラエトキシシラン20g、γメタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1.7g、鉄トリイソプロポキシド1g、1N HC 15mlをいれ、16時間リフラックスし、酸化鉄を6%含むシリカ(平均粒径0.3μ)6gを得る、これにチタンマイカ(酸化チタン45%コーティングマイカ 、ピンク虹彩箔)10g、MMAモノマー4g、反応開始剤 2,2'アゾビスイソブチロニトリル0.1gを入れ、更に18時間リフラックスした後、沈殿物をIPAで洗浄し、濾別、乾燥し、酸化鉄を6%含むシリカとPMMAとの複合物でコーティングされたチタンマイカ(本発明の拡散透層を有する扁平粉体4)を得た。このものは虹彩箔チタンマイカと酸化鉄を6%含むシリカとの重量比が1:0.6であり、複合物中のPMMA含有率が40%であった。
【0013】
<実施例5>
製造例
ポットミルにIPA100ml、酸化マンガンを10%含むシリカ(平均粒径0.5μ)8g、ビニルトリメトキシシラン1.4gおよび1N HC 2mlを入れ、16時間回転混合した後、ポットミル中の分散液をIPA200mlで反応機に洗いだし、これに酸化チタン60%コーティング合成マイカ(チタン合成マイカ)10g、MMAモノマー2g、反応開始剤として2,2'アゾビスイソブチロニトリル0.05gを入れ、18時間リフラックスした後、沈殿物をIPAで洗浄し、濾別、乾燥し、酸化マンガンを10%含むシリカとPMMAとの複合物でコーティングされた酸化チタン60%コーティング合成マイカ(本発明の拡散透層を有する扁平粉体5)を得た。このものはチタン合成マイカと酸化マンガンを10%含むシリカとの重量比が1:0.8であり、複合物中のPMMA含有率が20%であった。
【0014】
<実施例6>
製造例
反応機にIPA300ml、テトラエトキシシラン25g、γメタクリロキシプロピルトリメトキシシラン2.3g、アルミニウムトリソプロポキシド2.3g、1N HC 18mlをいれ16時間リフラックスし、酸化アルミニウム10%を含むシリカ(平均粒径0.3μ)8gを得る、これにチタンマイカ(酸化チタン10%と酸化鉄30%とでコーティングされたマイカ 有色チタンマイカ)10g、MMAモノマー2g、反応開始剤として過酸化ベンゾイル0.2gを入れ、更に18時間リフラックスした後、沈殿物をIPAで洗浄し、濾別、乾燥し、酸化アルミニウム10%を含むシリカとPMMAとの複合物でコーティングされた有色チタンマイカ(拡散透層を有する扁平粉体6)を得た。このものは有色チタンマイカと酸化アルミニウム10%を含むシリカとの重量比が1:0.8であり、複合物中のPMMA含有率が20%であった。
【0015】
<実施例7>
製造例ポリ酢酸ビニル3gをエタノール300mlに溶解し、これにPET−MMA積層グリッター10gとナイロンビーズ(平均粒径10μ)2gとを投入し、攪拌下、水300mlを徐々に添加する。水全量添加後、沈殿物を濾別、乾燥してポリ酢酸ビニルとナイロンビーズとの複合物によってコーティングされたPET−MMA積層グリッター(本発明の拡散透層を有する粉体7)を得た。このものはPET−MMA積層グリッターとナイロンビーズとの重量比が1:0.2であり、複合物中のポリ酢酸ビニル含有率が60%であった。
【0016】
<比較例1>
反応機にIPA300ml、MMAモノマー20g、反応開始剤アゾビスイソブチロニトリル0.1gを入れ、18時間リフラックスした後、エバポレータでIPAを溜去してPMMA50%のIPA液(比較品1)を作製した。
【0017】
<比較例2>
反応機にIPA300ml、チタンマイカ(酸化チタン50%コーティングマイカ)10g、MMAモノマー10g、反応開始剤アゾビスイソブチロニトリル0.1gを入れ、18時間リフラックスした後、沈殿物をIPAで洗浄し、濾別、乾燥し、PMMAでコーティングされたチタンマイカ(比較品2)を得た。
【0018】
<比較例3>
反応機に精製水300ml、タルク10g、オルトケイサンソーダ31gを入れ、別に滴下管に3N HC 170mlを用意する。反応機を60℃にコントロールし、攪拌下滴下管の酸を滴下する。酸を全量滴下後60℃で1時間熟成した後、デカンテーションで水洗し、濾別、乾燥してシリカ(平均粒径0.4μ)でコーティングされたタルク(比較品3)を得た。このものはタルクとシリカの重量比が1:1であった。
【0019】
<実施例8>
比較試験
本発明の拡散透層を有する扁平粉体〜7、比較品2〜3および実施例7で用いたPET−MMA積層グリッター(比較品5)を各々別々に0.2g採取し、これらにオクタメチルシクロテトラシロキサン1mlを加えて超音波分散した分散液を作製し、この分散液を0.5milのドクターブレードを用いて、スライドグラス上に引き、薄膜を形成させた。薄膜は同一品で5枚作製しが、比較品3のみは余分に5枚作成した。これらの薄膜は自然乾燥してオクタメチルシクロテトラシロキサンを揮散させた。また、比較品3の余分に作製した5枚は、この薄膜を自然乾燥した後に、先に施した薄膜に重なる様にして比較品1を0.5milのドクターブレードで引き、再び自然乾燥してIPAを揮散させた。得られた薄膜を比較品4とした。本発明の拡散透層を有する扁平粉体1〜6および比較品2〜4の薄膜に関して560nmの透過率を分光光度計にて測定した。分光光度計に積分球を取り付けて測定した透過率をTTとし、積分球を取り付けないで測定した透過率をDTとした。また、各透過率の値は同一品の薄膜5枚の上下をカットした3枚の平均値を用いた。単位は%である。結果を表1に示す。膜を透過する光(全透過光、TT)は直進する光(直進透過光、DT)と拡散する光(拡散透過光、ST)とに分けられる。透明性の高いガラスなどはTTが100%であり、そのうちの全てがDTであるからDTも100%である。従って、TTが高く、DTが低いことは光が拡散透過していることを示す。本発明の拡散透層を有する扁平粉体1および拡散透層を有する扁平粉体2と比較品3とは同じようなTTを示しながらDTに大きな差がある。これは比較品3がタルクにシリカのみコーティングされているのに対して、拡散透層を有する扁平粉体1および拡散透層を有する扁平粉体2には有機高分子と微細な粒状物との複合物がコーティングされているからである。また、比較品4は比較品3の上に有機高分子を被せたものであるが、比較品4と比較品3とはDTに明確な差がでている、即ち、微細な粒状物をコーティングしたのみでは拡散透過は得られないことを示す。拡散透層を有する扁平粉体3〜6はマイカまたは合成マイカに高屈折率粉体の酸化チタンや酸化鉄がコーティングされており、それだけTTが低くなっているが、これらと比較品2とを比較するとDTに大きな差がある、即ち、チタンマイカのみまたはチタンマイカに有機高分子をコーティングしたのみではDTを低くすることが出来ないことを示す。
【0020】
【表1】
Figure 0004521111
【0021】
<実施例9>
肌色に近い分光反射率を有する肌色モデル色紙に、0.5mmφの黒点と0.1mmの間隔を空けて黒色の2本線を引いたテストパターンを作製し、このテストパターン上に、実施例8で作成した、拡散透層を有する扁平粉体〜6および比較品2〜4の薄膜をそれぞれ別々に置き、薄膜からテストパターンを遠ざけた時に黒点が確認できなくなる距離および2本線の間隔が識別できなくなるテストパターと薄片の距離を求めた。前者を点識別限界、後者を間隔識別限界と呼称し、単位はcmである。点識別限界と間隔識別限界とは、各々別々に、1枚の薄膜について3回測定して平均値を求め、更に同一品について薄膜5枚の上下をカットした3枚の平均値を測定結果とした。これらの測定結果を表2に示す。点識別限界の比較は膜が下のものを覆い隠す能力(カバー力)の比較であり、線間隔識別限界の比較は膜の解像度(ソフトフォーカス性)の比較である。拡散透層を有する扁平粉体1、拡散透層を有する扁平粉体2、比較品2、比較品3および比較品4は点識別限界が極めて大きい。この内、拡散透層を有する扁平粉1、拡散透層を有する扁平粉体2、比較品3および比較品4はタルクの様な透明性粉体を用いているのでものを覆い隠す能力が極めて低いことを示し、比較品2はチタンマイカではあるが有機高分子のみをコーティングしたものであるためにこれもまたものを覆い隠す能力が低いことを示す。しかしながら、拡散透層を有する扁平粉体1、拡散透層を有する扁平粉体2および比較品4と比較品3とは間隔識別限界に大きな隔たりがあるこれは比較品3がタルクにシリカのみコーティングしたものであるのに対して、拡散透層を有する扁平粉体1および拡散透層を有する扁平粉体2には有機高分子と微細な粒状物との複合物がコーティングされているからであり、比較品4は比較品3の上に有機高分子を被せたものであるからである。即ち、有機高分子と微細な粒状物とをコーティングした場合は膜の下にあるものの形状の識別がし難いことを示す。拡散透層を有する扁平粉体3〜6はマイカまたは合成マイカに高屈折率粉体の酸化チタンや酸化鉄がコーティングされているが、それだけでは比較品2のように点識別限界や間隔識別限界を低くすることは出来ない、即ち、チタンマイカに有機高分子と微細な粒子状物とをコーティングしたものは点識別限界や間隔識別限界を低くすることが出来る。
【0022】
【表2】
Figure 0004521111
【0023】
<実施例10>
実施例8で作成した拡散透層を有する扁平粉体〜7および比較品2〜5の薄膜を用いて、拡散反射を変角光度計にて測定した。測定は膜面に光が当たる様に置いて、光を45°の角度から入射し、30、45および60°の角度で受光する様に行った。測定値は45°の反射率で30および60°の反射率を割って求めたが、ほぼ両者の傾向は似ているので30°/45°の異角反射率比を用いた。測定波長は560nmで、測定結果は最高値と最低値を省いた3枚の平均値で示した。結果を表3に示す。一般的に光沢を持つ面は正反射が強い、従って、正反射でない反射率を正反射率で除した比は大きい方が拡散反射性を示し、小さい方が正反射性を示す。比較品5は原体のグリッターであり、比較品2も原体のチタンマイカに近く強い正反射性を示す。比較品4は最上層に乗せたPMMAが多すぎたためか正反射性が強い。比較品3はタルクにシリカのみをコーティングしたものであるが、正反射を防ぐ場合は微細な粒状物のみコーティングしても効果があることが分かる。拡散透層を有する扁平粉体7と比較品5とは同じグリッターであり、違いは有機高分子と微細な粒状物との複合物がコーティングされているかいないかである。即ち、有機高分子と微細な粒状物との複合物をコーティングした場合は微細な粒状物のみをコーティングしたものと正反射を抑える意味で同じ効果を持つ。そのことは拡散透層を有する扁平粉体1から6の値が高いことでも示されている。
【0024】
【表3】
Figure 0004521111
【0025】
<実施例11〜19>
下記に示す処方に従って、ファンデーションを作製した。即ち、処方成分イをヘンシェルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルに戻して混合しながら処方成分ロを噴霧してコーティングし、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に充填し、加圧、成形してファンデーションを得た。このファンデーションをシミとシワのあるパネラーを用いて、右半顔のみをこれらのファンデーションでメークアップし、メークアップを施さない左半顔と比較、評価した。評価基準は、シミ、シワそれぞれに対して、++:存在がわからないくらいカバーされている、+:殆ど気にならないくらいカバーされている、±:カバーされているが、その存在が検知できる、−:カバーされていない。比較例のファンデーションとして、拡散透層を有する扁平粉体を通常のチタンマイカに置換したものを用い同様に評価した。結果を表4に示す。本発明の拡散透層を有する扁平粉体を含有する、本発明の化粧料は、シワとシミの両者をカバーする作用に優れることがわかる。

拡散透層を有する扁平粉体* 30重量部
タルク 20重量部
セリサイト 10重量部
酸化鉄 3重量部
酸化鉄焼き付け二酸化チタン 17重量部

ジメチコン 5重量部
オレイン酸オクチルドデシル 5重量部
*詳細は表4に記す。
**ハイドロジェンメチルポリシロキサンをコートして、200℃、24時間焼き付け
【0026】
【表4】
Figure 0004521111
【0027】
<実施例20>
下記に処方を示す、ソフトフォーカスファンデーションと上記本発明の実施例12のファンデーションとを上記のシワとシミの評価法にて、メーキャップ直後、2時間後、4時間後に評価した。結果を表5に示す。これより、本発明の化粧料はシミ、シワを長時間にわたってカバーできることがわかる。
(ソフトフォーカスファンデーション)
40%シリカコートチタンマイカ 30 重量部
アクリル樹脂ビーズ 20 重量部
酸化鉄 5 重量部
酸化鉄焼き付け二酸化チタン 15 重量部
セリサイト 10 重量部
20%シリカコート二酸化チタン 5 重量部
30%シリカコートマイカ 5 重量部
ジメチコン 10 重量部
【0028】
【表5】
Figure 0004521111
【0029】
<実施例21>
下記に示す処方に従って、本発明のチークカラーを作製した。即ち、処方成分イをヘンシェルミキサーで混合し、0.9mm丸穴スクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルに戻して混合しながら処方成分ロを噴霧してコーティングし、1mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベライザーで粉砕し、金皿に充填し、加圧、成形して本発明のチークカラーを得た。このものはシワ、シミのカバーに優れていた。

拡散透層を有する扁平粉体4 40重量部
酸化鉄 5重量部
タルク 44重量部
赤色226号 1重量部

ジメチコン 10重量部
【0030】
<実施例22>
下記に示す処方に従って、本発明のアンダーメークアップ化粧料を作製した。即ち、イ、ロ、ハの成分を80℃で加熱し、イに徐々にロを加えて乳化し、更に、ハを加えて中和して、これをホモジナイザーで粒子を整えた後、攪拌冷却して、アンダーメークアップ化粧料を得た。このものは乳化系であるにもかかわらず優れたシワとシミのカバー効果を有していた。

セタノール 0.1重量部
「エルデュウPS304」 0.1重量部
「サラコスH334」 0.1重量部
ホホバ油 0.5重量部
ヘーゼルナッツオイル 0.1重量部
オリーブ油 0.1重量部
2−エチルヘキサン酸セチル 4 重量部
スクワラン 5 重量部
トコフェロール 0.1重量部
パラベン 0.1重量部
フェノキシエタノール 0.1重量部
ポリオキシエチレンステアリン酸エステル 0.6重量部
グリセリルモノステアレート 3 重量部
ジグリセリルモノオレート 0.5重量部
拡散透層を有する扁平粉体6 1 重量部
球状アクリル樹脂粉体 4 重量部
拡散透層を有する扁平粉体3 2 重量部
「シリコーン9028J」 12 重量部

カルボキシビニルポリマー1%水溶液 10 重量部
「ペムレンTR−1」1%水溶液 1 重量部
マルメロエキス 0.1重量部
メタクリロイルオキシエトキシ
フォスファチジルコリンポリマー 0.1重量部
1,3−ブタンジオール 6 重量部
グリセリン 2 重量部
水 51.9重量部

水酸化カリウム10%水溶液 5.5重量部
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、カバー力があり、小皺などの立体的欠点を目立たせない化粧効果を有し、その効果が経時的に変化しにくい化粧料用原料及び化粧料を提供することができる。

Claims (5)

  1. 基材となる粉体を、拡散透過層でコーティングした扁平粉体であって、
    該基材となる粉体が、タルク、マイカ、セリサイト、人工タルク、人工セリサイト、人工マイカ、PET−MMA積層グリッター、並びにそれらの金属被覆物及び/又は金属酸化物被覆物から選ばれる粉体であり、
    該拡散透過層が、
    セルロース、金属酸化物を含んでも良いシリカ、及びナイロンから選ばれる1種乃至は2種以上からなる径が10μm以下の粒状物、
    並びに、該粒状物と異なる屈折率を有する、
    ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリエチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールから選ばれる1種乃至は2種以上である有機高分子を含む複合物であることを特徴とし、
    該扁平粉体が、長径200がμm以下、縦横アスペクト比が0.2以上、厚さが短径の5/10以下であることを特徴とする、扁平粉体。
  2. 扁平粉体1に対して、前記粒状物が1.4以下の重量比であることを特徴とする、請求項1に記載の扁平粉体。
  3. 有機高分子の含有量が、拡散透過層全量に対して、10〜60重量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の扁平粉体。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の扁平粉体を含有する化粧料。
  5. シミおよび/またはシワ対応用であることを特徴とする、請求項4に記載の化粧料。
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