JP4517478B2 - トイレ装置の部屋暖房装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレ装置の部屋暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のトイレ装置としては、特許第2790493号公報に記載されているようなものがあった。図5は、前記公報に記載された従来のトイレ装置の部屋暖房装置を示すものである。
【0003】
図5において、本体1と、本体1に回動自在に接続された便座2と便蓋3からなり、便蓋3に部屋暖房装置4を搭載し、便蓋3の外周部に外側方向に温風吹出口5を設けた構成になっており、温風が温風吹出口5のリブ6を通り抜けて外部に出るようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、便蓋3が開状態のときには閉状態のときに比べて温風吹出口5の位置が上がってしまって、使用者にとって暖房感が損なわれてしまうとい
う課題を有していた。
【0005】
さらに、温風吹出口5のリブ6で構成された整風板の方向は便蓋3が閉状態で温風が便器の斜め下方向になるように固定されているので、便蓋3の開閉状態によって温風吹出口5のリブ6の方向が変ってしまい、開状態で、水を使って手入れを行うと容易に水が温風吹出口5から浸入してしまうという課題を有していたため、水の侵入防止の観点から風路は比較的長く構成せざるを得ず、部屋暖房装置そのものの大型化を余儀なくされていた。
【0006】
さらに、部屋暖房装置4を構成するヒータ、送風機およびヒータと送風機を制御する制御部は便蓋3のほぼ中央に配置されており、温風は、便蓋3の中央からの両側にある温風吹出口5に至るまでの風路を通過する必要があり、スムーズな流れとならないため、便蓋3の内部温度の上昇を招き部屋暖房装置4の制御部の温度が上昇してしまい、制御部品の寿命が低下してしまうといった課題を有していた。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、コンパクトなトイレ装置に内臓可能であるにもかかわらず使用者に快適な部屋暖房を提供でき、しかも温風吹出口5から容易に水が浸入しないようにし、トイレ装置本体の内部温度及びや制御部の温度上昇を防止するようにしたトイレ装置の部屋暖房装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明のトイレ装置の部屋暖房装置は、送風機と、ヒータと、前記送風機とヒータの通電を制御するための制御部と、前記ヒータ及び送風機を覆うと共に風路を構成するハウジングと、前記風路の先端に設けた縦リブと横リブからなる温風吹出口からなり、前記温風吹出口をトイレ装置本体の側面に配置したものである。
【0009】
これによって、コンパクトなトイレ装置ながらも使用者への暖房感を提供することができ、部屋暖房装置の内部への水の浸入を防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、送風機と、ヒータと、前記送風機とヒータの通電を制御するための制御部と、前記ヒータ及び送風機を覆うと共に風路を構成するハウジングと、前記風路の先端に設けた縦リブと横リブからなる温風吹出口からなり、前記温風吹出口をトイレ装置本体の側面に配置し、前記送風機と前記温風吹出口とを連通する風路は前記温風吹出口に向かって下方に傾斜し、前記横リブは前記風路の傾斜角度より大きい傾斜角度を成すように前記温風吹出口の外面に面して設け、前記縦リブは温風吹出口側が前方に傾斜するように前記横リブの内側に配置したことにより、常に温風が温風吹出口からトイレ装置の前下方向に吹き出すように構成し、手入れなどで、温風吹出口に掛かった水はまず横リブで遮断し、さらに縦リブで完全に遮断することが可能となり、コンパクトなトイレ装置ながらも快適な部屋暖房を提供することができ、部屋暖房装置の内部への水の浸入を防止することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、制御部の発熱部品を冷却するための冷却板を、前記送風機の吸込口の近傍に設けたことにより、冷却板から発生する熱を吸込口から吸い込んで温風吹出口から外部に排気することが可能となり、本体内部及び制御部の温度上昇を防止することができ、制御部品の高寿命化を図ることができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、特に、請求項2に記載の冷却板の一部を、送風機とヒータとの間の風路内に挿入するように構成したもので、冷却板が送風機の加熱前の冷風で直接冷却されるので、冷却板を小型にすることができ、かつ整風板としての機能を兼ねるように
することで、部屋暖房装置の小型化が可能となる。
【0013】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同一構成要素には、同一符号を付与する。
【0014】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1におけるトイレ装置の部屋暖房装置の要部断面図である。図2は本発明の第1の実施例におけるトイレ装置の全体斜視図である。
【0015】
図1、図2において、トイレ装置は、本体1と、本体1と回動自在に接続された便座2と便蓋3から構成され、本体1には部屋暖房装置4を内蔵している。また、部屋暖房装置4は、ヒータ7と、送風機8と、ヒータ7と送風機8の通電を制御するための制御部14と、ヒータ7及び送風機8を覆うハウジング9から構成されている。また、ハウジング9により風路10が構成されており、この風路10の先端には、縦リブ11と横リブ12とからなる温風吹出口5が設けられており、この温風吹出口5は、トイレ装置の本体1の側面に開口するように配置されている。
【0016】
以上のように構成されたトイレ装置の部屋暖房装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0017】
送風機8によってヒータ7の暖気を送り出されてできた温風は、縦リブ11に当たって向きをトイレ装置の前方向に変化し、更に横リブ12に当たって向きをトイレ装置の下方向に変化することによって、温風が温風吹出口5からトイレ装置の前下方向に導かれるようになっている。また、手入れ等で温風吹出口5に掛かった水は、まず横リブ12で遮断され、更に縦リブ11で完全に遮断されるようになっている。
【0018】
以上のように、本実施例においては、温風吹出口5を本体1の側面13に設け、温風吹出口5には風路10の先端には温風をトイレ装置の前方向に導くための縦リブ11と、さらに温風をトイレ装置の下方向に導くための横リブ12を設けたことにより、温風が温風吹出口5からトイレ装置の前下方向に導かれるようになると共に温風吹出口5に掛けられた水は横リブ12及び縦リブ11で完全に遮断されるので、風路を短くしてもヒータに水が掛かるようなことがないので、部屋暖房装置4を小さくすることができ、本体1の横巾がコンパクトなトイレ装置に容易に組み込むことが可能で、しかも快適な部屋暖房を行える部屋暖房装置4を実現できる。
【0019】
(実施例2)
図3は本発明の実施例2におけるトイレ装置の部屋暖房装置の要部構造図である。実施例1の構成と異なるところは、制御部14の発熱部品を冷却するための冷却板15を、送風機の吸込口の近傍に設けたところである。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0020】
以上のように構成されたトイレ装置の部屋暖房装置において、冷却板15から発生する熱をハウジング9の吸込口16から吸い込んで温風吹出口5から外部に出すようになっている。
【0021】
以上のように、本実施例においては、冷却板15を吸込口16の近傍に設けたことにより、冷却板15から発生する熱をハウジング9の吸込口16から吸い込むことが可能となり、本体内部の温度上昇を防止することができる。
【0022】
(実施例3)
図4は本発明の実施例3におけるトイレ装置の部屋暖房装置の要部断面図である。実施例1、2の構成と異なるところは、冷却板15を送風機6とヒータ7との間の風路10内に挿入したところである。なお実施例1、2と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0023】
以上のように構成されたトイレ装置の部屋暖房装置において、送風機8による加熱前の冷風が冷却板に当たり、発熱部品の冷却を行い、更にこの冷風は、冷却板15に当たることで風向きを変えられてヒータ7に到達するようになっている。
【0024】
以上のように、本実施例においては、冷却板15が冷却機能と整風機能を兼ねるようにしたことにより、冷却板15の小型化と部屋暖房装置4の局部加熱の防止が可能となり、部屋暖房装置の小型化および部品の高寿命化を図ることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、部屋暖房装置を小型化しての水の侵入を防止でき、しかも快適な暖房が行えるトイレ装置の部屋暖房装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるトイレ装置の部屋暖房装置の要部断面図
【図2】 本発明の実施例1におけるトイレ装置の全体斜視図
【図3】 本発明の実施例2におけるトイレ装置の部屋暖房装置の要部構造図
【図4】 本発明の実施例3におけるトイレ装置の部屋暖房装置の要部断面図
【図5】 従来のトイレ装置の全体斜視図
【符号の説明】
1 本体(トイレ装置本体)
2 便座
3 便蓋
4 部屋暖房装置
5 温風吹出口
7 ヒータ
8 送風機
9 ハウジング
10 風路
11 縦リブ
12 横リブ
Claims (3)
- 送風機と、ヒータと、前記送風機とヒータの通電を制御するための制御部と、前記ヒータ及び送風機を覆うと共に風路を構成するハウジングと、前記風路の先端に設けた縦リブと横リブからなる温風吹出口からなり、前記温風吹出口をトイレ装置本体の側面に配置し、前記送風機と前記温風吹出口とを連通する風路は前記温風吹出口に向かって下方に傾斜し、前記横リブは前記風路の傾斜角度より大きい傾斜角度を成すように前記温風吹出口の外面に面して設け、前記縦リブは温風吹出口側が前方に傾斜するように前記横リブの内側に配置したトイレ装置の部屋暖房装置。
- 制御部の発熱部品を冷却するための冷却板を、前記送風機の吸込口の近傍に設けた請求項1に記載のトイレ装置の部屋暖房装置。
- 前記冷却板の一部を送風機とヒータとの間の風路内に配設した請求項2に記載のトイレ装置の部屋暖房装置。
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