JP2022087425A - トイレ装置 - Google Patents

トイレ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022087425A
JP2022087425A JP2020199351A JP2020199351A JP2022087425A JP 2022087425 A JP2022087425 A JP 2022087425A JP 2020199351 A JP2020199351 A JP 2020199351A JP 2020199351 A JP2020199351 A JP 2020199351A JP 2022087425 A JP2022087425 A JP 2022087425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
motor
toilet
intake port
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020199351A
Other languages
English (en)
Inventor
祐紀 神
Yuki Jin
真之 持田
Masayuki Mochida
賢志 川田
Kenji Kawada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2020199351A priority Critical patent/JP2022087425A/ja
Publication of JP2022087425A publication Critical patent/JP2022087425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

【課題】開閉体を電動開閉させる開閉モータを効率よく冷却させることができるトイレ装置を提供する。【解決手段】大便器の上に設置されるトイレ装置であって、ケーシングと、前記ケーシングに対して回動することで開閉可能な開閉体と、前記ケーシング内に設けられ、前記開閉体を電動開閉させるための開閉モータ41・51と、前記開閉モータの作動を制御する制御部60と、前記ケーシング内に設けられ、前記ケーシングの外部に温風を吹き出すファンユニット80と、を備え、前記開閉体は、便蓋および便座の一方であり、前記ファンユニットは、ハウジング82と、前記ハウジングの内部に収容されるファンモータ84と、を有し、前記ハウジングは、前記ファンモータの作動により前記ケーシング内の空気を内部に吸気するための第1吸気口82aを有し、前記開閉モータは、少なくとも一部が前記第1吸気口の投影面上に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、トイレ装置に関する。
ケーシングと、ケーシングに対して回動することで開閉可能な開閉体(便蓋や便座)と、ケーシング内に設けられ、開閉体を電動開閉させるための開閉モータと、開閉モータの作動を制御する制御部と、ケーシング内に設けられ、ケーシングの外部に温風を吹き出すファンユニットと、を備えたトイレ装置が知られている(特許文献1)。
特開2018-31124号公報
開閉体の電動開閉が繰り返し行われると、開閉モータの温度上昇によりトルクが低下する虞がある。そうすると、開閉体の開閉作動に影響がでる可能性がある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、開閉体を電動開閉させる開閉モータを効率よく冷却させることができるトイレ装置を提供することを目的とする。
本発明の態様は、大便器の上に設置されるトイレ装置であって、ケーシングと、前記ケーシングに対して回動することで開閉可能な開閉体と、前記ケーシング内に設けられ、前記開閉体を電動開閉させるための開閉モータと、前記開閉モータの作動を制御する制御部と、前記ケーシング内に設けられ、前記ケーシングの外部に温風を吹き出すファンユニットと、を備え、前記開閉体は、便蓋および便座の一方であり、前記ファンユニットは、ハウジングと、前記ハウジングの内部に収容されるファンモータと、を有し、前記ハウジングは、前記ファンモータの作動により前記ケーシング内の空気を内部に吸気するための第1吸気口を有し、前記開閉モータは、少なくとも一部が前記第1吸気口の投影面上に配置されていることを特徴とするトイレ装置である。
本発明の態様によれば、開閉体を電動開閉させる開閉モータを効率よく冷却させることができるトイレ装置が提供される。
実施形態にかかるトイレ装置を示す斜視図である。 トイレ装置のケーシングの内部を模式的に示す平面図である。 図2中の便蓋開閉ユニットおよび便座開閉ユニットとファンユニットとを拡大して示す平面図である。 図3中の便蓋開閉ユニットの便蓋モータおよび便座開閉ユニットの便座モータとファンユニットとを矢示A-A方向からみた断面図である。 ファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。 第1変形例にかかるトイレ装置のファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。 第2変形例にかかるトイレ装置のファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。 第3変形例にかかるトイレ装置のファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態にかかるトイレ装置を示す斜視図である。
図1に示すように、トイレ装置100は、大便器200の上に設置される。
大便器200は、いわゆる腰掛け大便器である。大便器200は、下方へ向けて窪むボウル部201を有する。大便器200は、ボウル部201において使用者の尿や便などの排泄物を受ける。
トイレ装置100は、ケーシング10と、便蓋20と、便座30と、を有する。本願明細書においては、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、「左側方」は、それぞれ、開いた状態の便蓋20を背にして便座30に着座した使用者からみた方向とする。
ケーシング10は、大便器200の後部の上に設けられる。ケーシング10は、底部に位置するケースプレート11と、ケースプレート11の上方を覆うケースカバー12と、を有する。ケーシング10は、ケースプレート11とケースカバー12との間に形成された空間の内部に機能部を内蔵する。機能部は、例えば、後述する便蓋開閉ユニット40、便座開閉ユニット50、制御部60、ノズルユニット71、バルブユニット72、脱臭ユニット73および、ファンユニット80などを含む。
便蓋20は、ケーシング10の内部に設けられた便蓋開閉ユニット40(図2参照)に軸支されることで、ケーシング10に対して回動可能に設けられている。便座30は、ケーシング10の内部に設けられた便座開閉ユニット50(図2参照)に軸支されることで、ケーシング10に対して回動可能に設けられている。便蓋20は、閉じた状態において、便座30の上方を覆う。図1では、便蓋20が開き、便座30が閉じた状態を表している。
便蓋20は、便蓋本体21と、ヒンジ部22と、を有する。便蓋本体21は、閉じた状態において、便座30の上方に位置する。ヒンジ部22は、便蓋20が閉じた状態において、便蓋本体21の後方に位置する。
便座30は、着座部31と、ヒンジ部32と、を有する。着座部31は、閉じた状態において、大便器200のボウル部201の上方に位置する。着座部31は、使用者が座る部分である。ヒンジ部32は、便座30が閉じた状態において、着座部31の後方に位置する。
このように、トイレ装置100は、ケーシング10に対して回動することで開閉する便蓋20と便座30との2つの開閉体を有する。本実施形態では、開閉体が便蓋20である場合を例に挙げて説明する。
図2は、トイレ装置のケーシングの内部を模式的に示す平面図である。
図3は、図2中の便蓋開閉ユニットおよび便座開閉ユニットとファンユニットとを拡大して示す平面図である。
図4は、図3中の便蓋開閉ユニットの便蓋モータおよび便座開閉ユニットの便座モータとファンユニットとを矢示A-A方向からみた断面図である。図4では、脱臭ユニットを省略して示している。
図5は、ファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。
図2は、ケーシング10のケースカバー12を外した状態を表している。
図2に示すように、ケーシング10の内部には、便蓋開閉ユニット40、便座開閉ユニット50、制御部60、ノズルユニット71、バルブユニット72、脱臭ユニット73、およびファンユニット80が設けられている。
便蓋開閉ユニット40は、ケーシング10の後方で左側方側に設けられている。便蓋開閉ユニット40は、便蓋20を軸支し、便蓋20を電動で開閉させる。便蓋開閉ユニット40は、便蓋モータ41と、便蓋用伝達機構42と、を有する。図2、図3に示すように、便蓋開閉ユニット40は、便蓋モータ41と便蓋用伝達機構42とが左右方向に一直線状に延びるように配設されている。
便蓋モータ41は、便蓋20を開閉するための駆動力を付与する。本実施形態では、便蓋モータ41が開閉モータとなっている。便蓋用伝達機構42は、基端側が便蓋モータ41に接続され、先端側が便蓋20のヒンジ部22に接続されている。便蓋用伝達機構42は、例えば減速機構を有し、便蓋モータ41の駆動力を便蓋20のヒンジ部22に伝達する。
便座開閉ユニット50は、便蓋開閉ユニット40の前方に設けられている。便座開閉ユニット50は、便座30を軸支し、便座30を電動で開閉させる。便座開閉ユニット50は、便座モータ51と、便座用伝達機構52と、を有する。図2、図3に示すように、便座開閉ユニット50は、便座モータ51と便座用伝達機構52とが左右方向に一直線状に延びるように配設されている。
便座モータ51は、便座30を開閉するための駆動力を付与する。この例では、便座モータ51は、便座30を電動開閉させるための第2モータとなっている。便座用伝達機構52は、基端側が便座モータ51に接続され、先端側が便座30のヒンジ部32に接続されている。便座用伝達機構52は、例えば、減速機構を有し、便座モータ51の駆動力を便座30のヒンジ部32に伝達する。
なお、図2では、説明の都合上、ケースプレート11の上に便蓋開閉ユニット40および便座開閉ユニット50を配置しているが、便蓋開閉ユニット40および便座開閉ユニット50は、それぞれケースカバー12に固定されている。なお、便蓋開閉ユニット40および便座開閉ユニット50は、それぞれケースプレート11に固定されていてもよい。
制御部60は、ケースプレート11の右側方側に設けられている。すなわち、制御部60は、ファンユニット80を挟んで便蓋開閉ユニット40や便座開閉ユニット50とは反対側に設けられている。制御部60は、便蓋20や便座30の開閉作動を制御する。制御部60は、図示しないハーネスにより、便蓋モータ41および便座モータ51に接続されている。制御部60は、例えばリモコンやトイレ装置100の前方に位置する人体を検知する人体検知センサなど(いずれも図示せず)から送信される制御信号に基づき、便蓋モータ41および便座モータ51の作動を制御する。
ノズルユニット71は、便座30に着座した使用者の人体局部に向けて水を吐出し、人体局部の洗浄を行う。ノズルユニット71は、例えば水を吐出するノズルと、ノズルを進退させるノズルモータ(いずれも図示せず)と、を有する。ノズルユニット71は、ノズルを大便器200のボウル部201内に進出させた状態でノズルから水を吐出することで、人体局部の洗浄を行う。ノズルユニット71は、ノズルを洗浄するノズル洗浄室などをさらに有していてもよい。この例では、ノズルユニット71は、左右方向において、制御部60と便蓋開閉ユニット40との間および制御部60と便座開閉ユニット50との間に設けられている。
バルブユニット72は、図示しない給水ホースなどを介してケーシング10の外部にある給水源から供給された水をノズルユニット71に供給する。バルブユニット72は、例えばノズルユニット71への水の供給を制御する電磁弁と、圧力を調整する調圧弁と、逆流を防止する逆止弁(いずれも図示せず)と、を有する。バルブユニット72とノズルユニット71との間には、例えば熱交換器ユニット、電解槽ユニット、バキュームブレーカ(いずれも図示せず)などが設けられる。この例では、バルブユニット72は、制御部60の前方に設けられている。
脱臭ユニット73は、大便器200のボウル部201内の空気を吸気して脱臭する。脱臭ユニット73は、例えば臭気を低減させる脱臭部と、送風用のファン(いずれも図示せず)と、を有する。この例では、脱臭ユニット73は、便蓋開閉ユニット40および便座開閉ユニット50の下方に設けられている。
制御部60は、便蓋開閉ユニット40(便蓋モータ41)および便座開閉ユニット50(便座モータ51)の制御に加えて、例えばノズルユニット71、バルブユニット72、および脱臭ユニット73の制御を行う。なお、ノズルユニット71、バルブユニット72、および脱臭ユニット73は、制御部60とは別個の制御部により制御がなされてもよい。
ファンユニット80は、ケーシング10内に設けられ、ケーシング10の外部に温風を吹き出すものである。ファンユニット80は、例えば大便器200のボウル部201内に向けて温風を送風することにより、便座30に着座した使用者の人体局部の乾燥を行う、温風乾燥ユニットとなっている。ファンユニット80は、左右方向において、ノズルユニット71と、便蓋開閉ユニット40および便座開閉ユニット50との間に設けられている。ファンユニット80は、例えばリモコンから送信された制御信号に基づき作動する。
ファンユニット80は、ハウジング82と、ハウジング82の内部に収容されるファンモータ84と、を有している。また、ファンユニット80は、吸引した空気を温める加温部86をハウジング82の内部に有している。ファンユニット80は、制御部60に接続され、制御部60から送信される制御信号により温風の吹き出しおよび温風の停止を切り替える。
ハウジング82は、ケーシング10の内部で前後方向に延びるように配置されている。ハウジング82は、ファンモータ84の作動によりケーシング10内の空気F1を内部に吸気するための第1吸気口82aと、第1吸気口82aとは異なる位置に設けられ、ケーシング10内の空気F2を内部に吸気するための第2吸気口82bと、第1吸気口82aと第2吸気口82bとに連通する導風路82cと、導風路82cを流れる空気F3の下流側に設けられた噴出口82dと、を有している。
第1吸気口82aは、ハウジング82の左側面の後方側に形成され、左側方側に向けて開口している。換言すると、第1吸気口82aは、便蓋開閉ユニット40の便蓋モータ41に向けて開口している。第1吸気口82aと便蓋モータ41との位置関係については、後で説明する。
一方、第2吸気口82bは、第1吸気口82aとは異なる位置に形成されている。第2吸気口82bは、第1吸気口82aと左右方向で対面している。すなわち、第2吸気口82bは、ハウジング82の右側面の後方側に形成され、右側方側に向けて開口している。換言すると、第2吸気口82bは、ノズルユニット71および制御部60に向けて開口している。
導風路82cは、ハウジング82の内部を前後方向に延びている。具体的には、導風路82cは、空気F3の流れ方向の上流側で第1吸気口82aおよび第2吸気口82bに連通して前方側に向けて延びている。噴出口82dは、導風路82cを流れる空気F3の下流端に設けられている。導風路82cの途中部位には、空気F3を温める加温部86が設けられている。
ファンモータ84は、導風路82cの上流側に位置して、第1吸気口82aと第2吸気口82bとの間に設けられている。ファンモータ84は、例えばシロッコファンとなっており、制御部60により制御されている。
ファンユニット80は、ファンモータ84の作動により、ケーシング10の内部の空気F1、F2を第1吸気口82aおよび第2吸気口82bからハウジング82内に吸引する。ハウジング82内に吸引された空気F3は、導風路82cに設けられた加温部86により温められる。加温部86は、ヒータや温度センサ(いずれも図示せず)を有している。加温部86は、制御部60に接続され、制御部60により導風路82c内の空気F3の温度が制御されている。そして、導風路82c内を流れる空気F3は、噴出口82dからボウル部201に向けて噴出される。これにより、ファンユニット80は、洗浄で濡れた使用者の人体局部を乾燥させる。
次に、便蓋開閉ユニット40の便蓋モータ41と、ファンユニット80との位置関係について説明する。
図5は、ファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。
まず、トイレ装置100が頻繁に使用された場合には、例えば人体検知センサの人体検知により、便蓋20の開閉作動が頻繁に行われる。便蓋20の電動開閉が繰り返し行われると、便蓋モータ41の温度上昇によりトルクが低下する虞がある。そうすると、便蓋20の開閉作動に影響がでる可能性がある。
そこで、本実施形態では、便蓋モータ41を第1吸気口82aと左右方向に並んで配設している。この場合、図5に示すように、便蓋モータ41は、少なくとも一部がファンユニット80の第1吸気口82aの投影面P上に配置されている。第1吸気口82aの投影面Pは、第1吸気口82aを開口方向に投影したときの面となっている。すなわち、図4に示すように、便蓋モータ41は、第1吸気口82aを正面視した場合に、少なくとも一部が第1吸気口82aに重なっている。
これにより、図3に示すように、ケーシング10内の空気F1は、便蓋モータ41に接触した後に第1吸気口82aに導かれる。便蓋モータ41は、第1吸気口82aに向けて流れる空気F1に接触することにより冷却される。すなわち、第1吸気口82aに向けて流れる空気F1は、便蓋モータ41を冷却する冷却風となっている。従って、便蓋20の開閉作動が頻繁に行われても、便蓋モータ41の温度上昇によるトルク低下を抑制でき、便蓋20の開閉作動に影響がでるのを低減できる。
また、空気F1は、便蓋モータ41の熱を吸収することにより、第1吸気口82aから導風路82cに導入されたときには温度が上昇している。これにより、ファンユニット80は、加温部86で空気F3の温度を上昇させるための熱量を低く抑えることができる。その結果、ファンユニット80の消費電力を低減させることができる。
図3、図5に示すように、便蓋モータ41は、長手方向(図5中の矢示B-B方向)が水平方向に配置されている。そして、第1吸気口82aは、便蓋モータ41の長手方向に向けて開口している。これにより、図3に示すように、便蓋モータ41の長手方向に沿って空気F1を第1吸気口82aに向けて流通させることができる。従って、便蓋モータ41と空気F1との接触面積を大きくすることができるので、便蓋モータ41を効率よく冷却させることができるとともに、ファンユニット80のハウジング82内に導入される空気F1の温度を効率よく上昇させることができる。
また、図4中の格子状部P1に示すように、便蓋モータ41は、第1吸気口82aを正面視した場合に、半分以上が第1吸気口82aと重なっているのが好ましい。これにより、より多くの空気F1を便蓋モータ41に接触させることができるので、便蓋モータ41をより効率よく冷却させることができるとともに、ファンユニット80のハウジング82内に導入される空気F1の温度をより効率よく上昇させることができる。
また、便蓋モータ41と第1吸気口82aとの重なりを可及的に大きくすることにより、ファンユニット80と便蓋モータ41との高低差を小さくすることができる。これにより、ケーシング10の高さ寸法を低くすることができるので、見栄えのよいトイレ装置100とすることができる。
図2、図3に示すように、便蓋モータ41は、第1吸気口82aから寸法L1以内に配設されている。この場合、寸法L1は、第1吸気口82aから便蓋モータ41までの距離(最短距離)となっている。便蓋モータ41と第1吸気口82aとの間の寸法L1は、ファンモータ84の性能、便蓋モータ41の冷却効率などを考慮して、実験、シミュレーションにより設定することができる。
この寸法L1は、例えば0mm以上20mm以内(0mm≦L1≦20mm)に設定することができる。便蓋モータ41を第1吸気口82aに可及的に近づけることで、便蓋モータ41を効率よく冷却させることができる。
しかしながら、例えば寸法L1を0mmとすると、便蓋モータ41が第1吸気口82aを塞いでしまうことになる。そこで、便蓋モータ41は、第1吸気口82aから間隔をあけて配置されるのが好ましい。この場合、便蓋モータ41と第1吸気口82aとの間には、他の部材が存在していないことが好ましい。すなわち、寸法L1は、便蓋モータ41と第1吸気口82aとの間の隙間の寸法となっている。
これにより、便蓋モータ41が第1吸気口82aを塞がないので、第1吸気口82aから多くの空気F1を導風路82cに導入させることができ、ファンユニット80の風量低下を抑制することができる。
次に、ファンユニット80のハウジング82は、第1吸気口82aとは異なる位置に第2吸気口82bを有している。すなわち、第2吸気口82bは、第1吸気口82aとは異なる方向から空気F2を導風路82cに導入する。図3に示すように、第2吸気口82bは、例えば第1吸気口82aと左右方向で対面している。
これにより、第2吸気口82bは、ファンモータ84の作動により、第1吸気口82aとは反対方向から空気F2をハウジング82内に導入させる。従って、ファンユニット80は、便蓋モータ41が第1吸気口82aに接近していたとしても、第2吸気口82bにより風量(空気F3)を確保することができる。
また、第2吸気口82bは、制御部60に向けて開口しているのが好ましい。この場合、図2に示すように、第1吸気口82aから便蓋モータ41までの寸法L1は、第2吸気口82bから制御部60までの寸法L2よりも小さくなっている(L1<L2)。寸法L2は、第2吸気口82bから制御部60までの最短距離となっている。
これにより、ケーシング10内の空気F2は、制御部60や第2吸気口82bの開口方向に配設されている他の装置を冷却した後に、第2吸気口82bからハウジング82内に導入される。従って、制御部60や他の装置の熱による影響を低減させることができる。また、第2吸気口82bは、制御部60や他の装置の熱を吸収した空気F2を導風路82cに導入することができるので、ファンユニット80の消費電力を低減できる。
また、便座モータ51は、便蓋モータ41と前後方向で並んでいる。具体的には、図4に示すように、便座モータ51は、少なくとも一部が便蓋モータ41の上端(一点鎖線で示す直線C-C)と下端(一点鎖線で示す直線D-D)との間に位置している。便座モータ51は、半分以上が便蓋モータ41の上端と下端との間に位置しているのが好ましい。
これにより、図3に示すように、便座モータ51が第1吸気口82aの投影面Pから外れた位置にあっても、空気F1を便座モータ51の長手方向に沿わせて流通させることができる。従って、第1吸気口82aに向けて流れる空気F1により、便蓋モータ41に加えて便座モータ51も冷却することができる。
図6は、第1変形例にかかるトイレ装置のファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。
上述した実施形態では、ファンユニット80を便蓋モータ41と左右方向に並んで配置させて、ファンユニット80の第1吸気口82aを便蓋モータ41の長手方向に向けて開口させた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図6に示す第1変形例のように、ファンユニット90の第1吸気口90aを便蓋モータ41の前方に位置させてもよい。すなわち、便蓋モータ41の長手方向(図6中の矢示B-B方向)に直交する前後方向に第1吸気口90aを位置させてもよい。
図7は、第2変形例にかかるトイレ装置のファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。
上述した実施形態では、便蓋開閉ユニット40の便蓋モータ41と便蓋用伝達機構42とが左右方向に一直線状になっている場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図7に示す第2変形例のように、便蓋開閉ユニット92は、便蓋モータ93の長手方向(図7中の矢示E-E方向)が便蓋用伝達機構94と直交していてもよい。すなわち、便蓋開閉ユニット92は、便蓋モータ93と便蓋用伝達機構94とにより全体的にL字状になっていてもよい。
図8は、第3変形例にかかるトイレ装置のファンユニットの第1吸気口と便蓋モータとの関係を説明する説明図である。
また、図8に示す第3変形例のように、上述した第1変形例のファンユニット90と第2変形例の便蓋開閉ユニット92とを用いてもよい。この場合、ファンユニット90の第1吸気口90aは、便蓋モータ93の長手方向に向けて開口しているので、便蓋モータ93を効率よく冷却させることができる。
また、上述した実施形態では、開閉体を便蓋20として、開閉モータを便蓋モータ41とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば開閉体を便座として、開閉モータを便座モータとしてもよい。すなわち、便座モータは、少なくとも一部がファンユニットの第1吸気口の投影面上に配置されていてもよい。また、便蓋モータの少なくとも一部と便座モータの少なくとも一部との両方がファンユニットの第1吸気口の投影面上に配置されていてもよい。
また、上述した実施形態では、ファンユニット80が便座30に着座した使用者の人体局部を乾燥させる温風乾燥ユニットとした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばファンユニットは、トイレ室の暖房を行う室内暖房ユニットなどのケーシング10内の空気を吸引するような他の装置でもよい。
また、上述した実施形態では、ファンユニット80の第2吸気口82bをハウジング82の右側面に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば第2吸気口をハウジングの後面や上面に設けてもよい。
以上説明した実施形態に基づくトイレ装置として、例えば以下に述べる態様のものが考えられる。
第1の態様は、大便器の上に設置されるトイレ装置であって、ケーシングと、前記ケーシングに対して回動することで開閉可能な開閉体と、前記ケーシング内に設けられ、前記開閉体を電動開閉させるための開閉モータと、前記開閉モータの作動を制御する制御部と、前記ケーシング内に設けられ、前記ケーシングの外部に温風を吹き出すファンユニットと、を備え、前記開閉体は、便蓋および便座の一方であり、前記ファンユニットは、ハウジングと、前記ハウジングの内部に収容されるファンモータと、を有し、前記ハウジングは、前記ファンモータの作動により前記ケーシング内の空気を内部に吸気するための第1吸気口を有し、前記開閉モータは、少なくとも一部が前記第1吸気口の投影面上に配置されていることを特徴とするトイレ装置である。
第1の態様によれば、ケーシング内の空気は、開閉モータに接触した後に第1吸気口に導かれる。従って、第1吸気口に向けて流れる空気により開閉モータを冷却することができる。また、第1吸気口に向けて流れる空気は、開閉モータの熱を吸収することにより、温度が上昇する。これにより、ファンユニットで上昇させる空気の温度差を小さくできるので、消費電力を低減させることができる。
第2の態様は、第1の態様において、前記開閉モータは、長手方向が水平方向に配置されており、前記第1吸気口は、前記開閉モータの長手方向に向けて開口していることを特徴とするトイレ装置である。
第2の態様によれば、開閉モータの長手方向に沿って空気を第1吸気口に向けて流通させることができる。従って、開閉モータと空気との接触面積を大きくすることができるので、開閉モータを効率よく冷却させることができるとともに、ファンユニット内に導入される空気の温度を効率よく上昇させることができる。
第3の態様は、第1または第2の態様において、前記開閉モータは、前記第1吸気口を正面視した場合に、半分以上が前記第1吸気口と重なっていることを特徴とするトイレ装置である。
第3の態様によれば、より多くの空気を開閉モータに接触させることができるので、開閉モータをより効率よく冷却させることができるとともに、ファンユニット内に導入される空気の温度をより効率よく上昇させることができる。
第4の態様は、第1~第3のいずれか1つの態様において、前記開閉モータは、前記第1吸気口から20mm以内に配置されていることを特徴とするトイレ装置である。
第4の態様によれば、開閉モータを第1吸気口に可及的に近づけることで、開閉モータをより効率よく冷却させることができるとともに、ファンユニット内に導入される空気の温度をより効率よく上昇させることができる。
第5の態様は、第4の態様において、前記開閉モータは、前記第1吸気口から間隔をあけて配置されていることを特徴とするトイレ装置である。
第5の態様によれば、開閉モータが第1吸気口を塞がないので、ファンユニットの風量が低下するのを抑制できる。
第6の態様は、第1~第5のいずれか1つの態様において、前記ハウジングは、前記第1吸気口とは異なる位置に第2吸気口を有することを特徴とするトイレ装置である。
第6の態様によれば、第2吸気口によりファンユニットの風量を十分に確保することができる。
第7の態様は、第6の態様において、前記第2吸気口は、前記制御部に向けて開口しており、前記第1吸気口から前記開閉モータまでの寸法は、前記第2吸気口から前記制御部までの寸法よりも小さくなっていることを特徴とするトイレ装置である。
第7の態様によれば、第2吸気口に向かって流れる空気により、制御部を冷却することができる。また、第2吸気口に向かって流れる空気は、制御部で熱を吸収して温度上昇するので、ファンユニットの消費電力をより低減できる。また、第1吸気口から開閉モータまでの寸法を第2吸気口から制御部までの寸法よりも小さくしているので、放熱量が大きくなりやすい開閉モータの冷却を効果的に行うことができる。
第8の態様は、第1~第7のいずれか1つの態様において、前記開閉体は、前記便蓋であり、前記開閉モータは、便蓋モータであることを特徴とするトイレ装置である。
第8の態様によれば、便座よりも開閉頻度の多い便蓋の便蓋モータを効率よく冷却させることができる。
第9の態様は、第8の態様において、前記ケーシング内に設けられ、前記便座を電動開閉させるための便座モータをさらに備え、前記便座モータは、少なくとも一部が前記便蓋モータの上端と下端との間に位置していることを特徴とするトイレ装置である。
第9の態様によれば、便座モータが第1吸気口の投影面上から外れていても、第1吸気口に向かって流れる空気を便座モータに接触させやすくなる。従って、便蓋モータと便座モータとの両方を効率よく冷却させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ装置などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 ケーシング
11 ケースプレート
12 ケースカバー
20 便蓋
21 便蓋本体
22 ヒンジ部
30 便座
31 着座部
32 ヒンジ部
40 便蓋開閉ユニット
41 便蓋モータ
42 便蓋用伝達機構
50 便座開閉ユニット
51 便座モータ
52 便座用伝達機構
60 制御部
71 ノズルユニット
72 バルブユニット
73 脱臭ユニット
80 ファンユニット
82 ハウジング
82a 第1吸気口
82b 第2吸気口
82c 導風路
82d 噴出口
84 ファンモータ
86 加温部
90 ファンユニット
90a 第1吸気口
92 便蓋開閉ユニット
93 便蓋モータ
94 便蓋用伝達機構
100 トイレ装置
200 大便器
201 ボウル部
P 投影面

Claims (9)

  1. 大便器の上に設置されるトイレ装置であって、
    ケーシングと、
    前記ケーシングに対して回動することで開閉可能な開閉体と、
    前記ケーシング内に設けられ、前記開閉体を電動開閉させるための開閉モータと、
    前記開閉モータの作動を制御する制御部と、
    前記ケーシング内に設けられ、前記ケーシングの外部に温風を吹き出すファンユニットと、
    を備え、
    前記開閉体は、便蓋および便座の一方であり、
    前記ファンユニットは、ハウジングと、前記ハウジングの内部に収容されるファンモータと、を有し、
    前記ハウジングは、前記ファンモータの作動により前記ケーシング内の空気を内部に吸気するための第1吸気口を有し、
    前記開閉モータは、少なくとも一部が前記第1吸気口の投影面上に配置されていることを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記開閉モータは、長手方向が水平方向に配置されており、
    前記第1吸気口は、前記開閉モータの長手方向に向けて開口していることを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
  3. 前記開閉モータは、前記第1吸気口を正面視した場合に、半分以上が前記第1吸気口と重なっていることを特徴とする請求項1または2に記載のトイレ装置。
  4. 前記開閉モータは、前記第1吸気口から20mm以内に配置されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  5. 前記開閉モータは、前記第1吸気口から間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項4に記載のトイレ装置。
  6. 前記ハウジングは、前記第1吸気口とは異なる位置に第2吸気口を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  7. 前記第2吸気口は、前記制御部に向けて開口しており、
    前記第1吸気口から前記開閉モータまでの寸法は、前記第2吸気口から前記制御部までの寸法よりも小さくなっていることを特徴とする請求項6に記載のトイレ装置。
  8. 前記開閉体は、前記便蓋であり、
    前記開閉モータは、便蓋モータであることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  9. 前記ケーシング内に設けられ、前記便座を電動開閉させるための便座モータをさらに備え、
    前記便座モータは、少なくとも一部が前記便蓋モータの上端と下端との間に位置していることを特徴とする請求項8に記載のトイレ装置。
JP2020199351A 2020-12-01 2020-12-01 トイレ装置 Pending JP2022087425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020199351A JP2022087425A (ja) 2020-12-01 2020-12-01 トイレ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020199351A JP2022087425A (ja) 2020-12-01 2020-12-01 トイレ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022087425A true JP2022087425A (ja) 2022-06-13

Family

ID=81975743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020199351A Pending JP2022087425A (ja) 2020-12-01 2020-12-01 トイレ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022087425A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5305065B2 (ja) トイレ装置
JP6489759B2 (ja) 水洗式大便器
JP6765644B1 (ja) 衛生洗浄装置
JP2008099950A (ja) 暖房便座装置及びトイレ装置
JP2010227360A (ja) 暖房便座装置
JP2022087425A (ja) トイレ装置
JP2003252041A (ja) 温調装置
JP6899089B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP7309128B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP6745203B2 (ja) 脱臭装置
JP2022087431A (ja) トイレ装置
JP4201744B2 (ja) 加湿機能付温風機
JP7330030B2 (ja) 乾燥機
JP7205140B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP7306038B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP7390221B2 (ja) 便器装置
JP3285020B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2023183688A (ja) 衛生洗浄装置
JP3579668B2 (ja) 脱臭機能付き洗浄便座装置
JP4517478B2 (ja) トイレ装置の部屋暖房装置
JP2002088865A (ja) 手洗い乾燥装置
JP2010090620A (ja) 衛生洗浄装置
JP3518003B2 (ja) 人体局部洗浄装置の温風乾燥装置
JP3518007B2 (ja) 人体局部洗浄装置の温風乾燥装置
JP6489508B2 (ja) 衛生洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231013