JP4515346B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は熱交換器に係り、特に冷凍機、冷蔵庫等の冷凍機器に用いるのに適するフィンピッチ間隔の大きな熱交換器に関する。
一般に冷凍機、冷蔵庫等の熱交換器は、冷媒の蒸発によってその外表面が0℃以下となるため、着霜、凍結することが多く、これにより、伝熱特性が著しく低下し易い。
これを防ぐための一つの具体的手段として、フィン間のフィンピッチを粗く(大きく)した熱交換器が用いられている。
従来、このフィンピッチを粗くした熱交換器を製造する場合には、フィンピッチを粗くするために下記のような幾つかの特殊な方法が採用されてきた。
即ち、(1)パイプ嵌合孔の周囲に設けられた嵌合用カラーの高さを一部分のみ高くしてフィンピッチ間隔と同じにする(特許文献1、2)、(2)スペーサをフィンピッチ毎に一枚ずつ挿入してフィンピッチを大きく設定する(特許文献3、4)、(3)フィン端部を折り曲げてスペーサとしフィンピッチを設定する(特許文献5)、(4)嵌合用カラー同士を当接させこのカラー高さの2倍のフィンピッチとする(特許文献4)等の提案がなされ実施されてきている。
しかしながら、これらの提案は夫々欠点がある。即ち、(1)特許文献1、2のものは、嵌合用カラーの高さを一部分のみ高くするもので、これでは先端に割れが多数発生しパイプとの密着性が劣化するため、細径パイプを用いる場合、粗いフィンピッチが得られない(パイプ直径が7mmの場合、0.1mm板厚のアルミフィンでフィンピッチは1.8mm程度が限度である)、それではかえってカール状切起しの先端に集中応力がかかりカール先端のフィン割れが激しくなり実用化は困難であった。嵌合用カラー強度アップのためフィン板厚を増す必要があるとともに嵌合用カラー部分が通風の邪魔となり性能が劣化する等の問題が生じ、コスト、製造性、品質、性能等に問題であった。また、(2)特許文献3、4のものは、スペーサを挿入する方法であり、挿入に手間がかかり製造性を悪化させ、さらに、(3)特許文献5のものは、フィン全体の面積を拡大できず大きな熱交換器はできない、(4)特許文献4のものは、嵌合用カラー同士を当接させ2倍のフィンピッチとするので、フィンピッチを嵌合用カラーの高さの2倍までしか大きくすることができないばかりか、フィンを1枚おきに反転させて伝熱パイプに挿入しなければならず、組立て時の生産性が悪い。
特開昭58−127092号公報 特開平6−30454号公報 特開2001−296095号公報 特開平10−238981号公報 特開2003−121089号公報
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、性能、品質及びコストの向上を図ることができフィンピッチの粗い熱交換器を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る熱交換器は、周囲に嵌合用カラーを備えた多数のパイプ貫通孔が穿設されかつ、所定ピッチで並設され、互いの隙間に熱交換空気を流通させる複数枚のフィンと、前記パイプ貫通孔に嵌合して設けられ、内部に熱交換媒体を導通させる伝熱管を具備する熱交換器に於いて、前記フィンには前記嵌合用カラーと別個にこの嵌合用カラーの高さよりも高い切起スペーサが設けられ、前記切起スペーサの高さは、前記嵌合用カラーの高さの2倍以上であり、前記切起スペーサの垂直部は断面形状が略ヘ字状をなすことを特徴とする。
また、本発明に係る熱交換器は、周囲に嵌合用カラーを備えた多数のパイプ貫通孔が穿設されかつ、所定ピッチで並設され、互いの隙間に熱交換空気を流通させる複数枚のフィンと、前記パイプ貫通孔に嵌合して設けられ、内部に熱交換媒体を導通させる伝熱管を具備する熱交換器に於いて、前記フィンには前記嵌合用カラーと別個にこの嵌合用カラーの高さよりも高い切起スペーサが設けられ、前記切起スペーサは、前記フィンから垂直に立上る垂直部とこの垂直部から水平に延びる水平部からなり略L字形状をなし、前記垂直部は断面形状が略ヘ字状をなす
ことを特徴とする。
また、好適には、前記水平部は平面視ハ字状または略台形状をなす。
また、本発明に係る熱交換器は、周囲に嵌合用カラーを備えた多数のパイプ貫通孔が穿設されかつ、所定ピッチで並設され、互いの隙間に熱交換空気を流通させる複数枚のフィンと、前記パイプ貫通孔に嵌合して設けられ、内部に熱交換媒体を導通させる伝熱管を具備する熱交換器に於いて、前記フィンには前記嵌合用カラーと別個にこの嵌合用カラーの高さよりも高い切起スペーサが設けられ、前記切起スペーサは、前記フィンから垂直に伸び側面視略ヘ字状をなし、前記切起スペーサは、前記フィンの略ヘ字状の頂部に切欠きが設けられ、頂部の両外周に切込みが設けられたことを特徴とする。
本発明に係る熱交換器によれば、性能、品質及びコストの向上を図ることができフィンピッチの粗い熱交換器を提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る熱交換器について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る熱交換器の概念図である。
図1に示すように、本第1実施形態に係る熱交換器1は、所定ピッチPを有して並設され、互いの隙間に熱交換空気を流通させる複数枚の放熱フィン2と、これら放熱フィン2を貫通して設けられ、内部に熱交換媒体を導通させる伝熱管3とを具備している。
図1に示すように、本第1実施形態に係る熱交換器1は、所定ピッチPを有して並設され、互いの隙間に熱交換空気を流通させる複数枚の放熱フィン2と、これら放熱フィン2を貫通して設けられ、内部に熱交換媒体を導通させる伝熱管3とを具備している。
伝熱管3は例えば直径7mmの銅管であり、複数本からなりパイプ間ピッチが23mmのパイプ列が1列配列されている。また、伝熱管3はU字状をなし、放熱フィン2を貫通する2本の直管部3aとこの直管部3aを連通するU字状の折曲部3bと開放端3cを有し、この開放端3cに取付けられたU字状の接続管3dによって蛇行状に連続するように接続されている。
図2乃至図4に示すように、放熱フィン2は例えばアルミニウム薄板で長さが250mm、幅が50mmの短冊状をなし、伝熱管3が貫通する複数のパイプ貫通孔2aが設けられ、このパイプ貫通孔2aの周縁にはバーリングによって例えば高さが1.5mmのカラー2bが形成されている。さらに、各放熱フィン2のパイプ貫通孔2には、カラー2bの高さよりも高く、ピッチPと同じ高さ例えば高さ4mm、幅2mmの切起スペーサ2cが1個あるいは複数個設けられている。
この切起スペーサ2cは放熱フィン2及び伝熱管3の中心線上をフィン長手方向に切断されて切起されており、切起スペーサ2cは、フィン2から垂直に立上り、図5に示すように、補強を目的として断面が略ヘ字形状をなすように折曲された垂直部2c1とこの垂直部2c1から水平に延びる水平部2c2からなり略L字形状をなしている。
水平部2c2は平面視ハ字状をなすのが好ましく、また、図6に示すような略台形状をなすのが好ましい。
この水平部2c2は、隣接する(図中上方)フィン2の反切起スペーサ側(裏面)と当接しており、熱交換器製造時、切起スペーサ2cが所定ピッチPを形成するためのスペーサとして作用し、また、水平部2c2により、垂直部2c1が隣接する放熱フィン2のスリット切起孔2dに嵌り込むのを防止でき、確実に所定ピッチを維持できる。なお、水平部はフィンの厚さやスリット切起孔の幅等によっては、必ずしも設ける必要はなく、図7に示すように、切起スペーサを垂直部のみで形成してもよい。また、熱交換器1の両端には支持板4が設けられている。
なお、放熱フィン2を貫通する伝熱管3の列は、図2に示すように2列あるいはそれ以上の複数列でもよく、また、後述の各図に例示するように1列であってもよい。
上記構造を有する熱交換器は、フィンピッチ間隔が大きいので、低温になる凝縮器として使用しても、着霜によるフィン間の目詰まりがなく、また、除霜時にも残霜がなく確実な除霜を行うことができる。さらに、切起スペーサは薄い板状であり、フィン間を通過する熱交換空気流を妨げることがない。
次に本発明の第1実施形態に係る熱交換器の製造方法について説明する。
本フィンチューブ型熱交換器の製造方法は、フィンプレスによりフィン材料からフィンを成形するフィン成形工程と、フィンに設けられたパイプ貫通孔に伝熱パイプを挿入するパイプ挿入工程と、伝熱パイプを拡管する拡管工程と、伝熱パイプの端部を連通する端部連通工程とを有している。
例えば、フィン成形工程は、孔明け工程ではフィン材料に図2に示すような多数のパイプ貫通孔2aが打抜かれ、フィンカラー部形成工程ではカラー部2bが形成され、切起スペーサ形成工程では切起スペーサ2cの立上げと折曲げが行われ後順次送られてくるフィン材料Mが順次所定幅に切断される。切断されたフィン2は、2本立設された作業棒に、長手方向両端のパイプ貫通孔2aを貫通させて、フィン2を積重ねていく。
図8(a)に示すように、管挿入工程では、所定の枚数積重ねられたフィン2を作業棒ごと取出し、管挿入装置の設置場所に移動させ、作業棒を抜き、さらに、両端に支持板4を位置させ、U字形状の伝熱管3を挿入する。このとき各フィン2間には切起スペーサ2cが介在するので、各フィン2間は所定ピッチが保たれる。
図8(b)、(c)に示すように、拡管工程では、支持板4を利用して、この支持板4に設けられたパイプ貫通孔2d1より伝熱管3の端部拡径部3aを支持し、この端部拡径部3a側からマンドレルMを押し込み、マンドレルMの先端に設けられた拡管用ポンチpによって伝熱管3を拡管し、伝熱管3をカラー2bに圧接させる。この拡管工程において、伝熱管3が支持板4で支えられ、開放端3cが自由端になるので、伝熱管3が縮むことがなく、切起スペーサ2cにより、管挿入工程で保たれた所定ピッチPが保たれる。このとき、水平部2c2は、隣接するフィン2の反切起スペーサ側と当接し、熱交換器製造時、切起スペーサ2cが所定ピッチPを形成するためのスペーサとして作用し、また、図3に示すように水平部2c2により、垂直部2c1が隣接する放熱フィン2のスリット切起孔2dに嵌まり込むことがなく、多数のフィンをフィンピッチを保った状態で重ね合わせて加工する工程も簡単であり、量産性が高い、さらに、水平部2c2の折曲げ位置を変えることで、垂直部2c1の高さを変え、フィンピッチを容易に変えることができる。なお、従来の方法では、フィンピッチはカラーの高さで決定されていたため、十分な高さが得られず、フィン間に所定厚さの櫛歯状のスペーサを挿入することで決められていた。
端部連通工程では、拡管工程後、伝熱管3の開放端部にU字形状の接続管3dを溶着して、各伝熱管3が蛇行状に連続するように接続される。
上記のような各工程を経て本第1実施形態に係るフィンチューブ型熱交換器は製造される。
本第1実施形態の熱交換器は、上述のようにして製造されるので、通常のフィン成形、さらに、熱交換器組立ての工程と材料及びその使用量を殆ど変えずにフィンピッチの大きな熱交換器を容易に製造することが可能となり、また、熱交換器の品質を完全に維持した状態で製造できる。従って設備、量産性を変えることなくフィンピッチが狭い通常のフィンチューブ熱交換器と同レベルの品質、コストでフィンピッチが粗い熱交換器を製造できる。これにより、別スペーサを挿入し加工後取去るような従来のフィンピッチの粗いフィンチューブ熱交換機の製造方式に比べ、製造性が高く、新たな設備投資なしで、高品質のものを低コストで製造できる。
また、本第1実施形態の熱交換器を用いた冷凍機器について説明する。
図9及び図10に示すように、本発明に係る熱交換器を用い定期的除霜が必要となる冷凍機器例えば冷蔵庫11には冷凍サイクル12が組込まれ、この冷凍サイクル12は、圧縮機13、凝縮器14、流路切換弁15、冷凍用キャピラリチューブ16、−18℃〜20℃の範囲に制御される冷凍室13用として本発明の蒸発器1f、圧縮機13が順次接続され、さらに、流路切換弁15から分岐し冷凍用キャピラリチューブ16と並列に冷蔵用キャピラリチューブ、1℃〜5℃の範囲で制御される冷蔵室17用としての本発明の蒸発器1rが接続されている。さらに、冷凍室13用の蒸発器1の上方には近接して冷凍室13用の送風機18、下方には近接して冷凍室13用の除霜ヒータ19が設けられ、冷蔵室17用の蒸発器1rの上方には近接して冷蔵室17用の送風機20、下方には近接して冷蔵室17用の除霜ヒータ21が設けられている。
なお、比較的高温域で使用される冷蔵室用の蒸発器には、本発明の熱交換器のようなピッチの粗い熱交換器を用いず、通常ピッチの熱交換器を用いてもよい。
このような冷蔵庫11は、蒸発器としての熱交換器1f、1rにより冷却された冷却空気によって、冷凍室16及び冷蔵室17が冷却される。
一方、熱交換器は、冷媒の蒸発によってその外表面が0℃以下となるため、着霜、凍結するため、除霜ヒータ20、22を付勢して定期的除霜が行われる。
このような除霜過程において、熱交換器1f、1rはフィンピッチ間隔が大きいので、低温になる凝縮器として使用しても、着霜によるフィン間の目詰まりがなく、また、除霜時にも残霜がなく確実な除霜を行うことができ、除霜特性に優れる。
また、本発明の第2実施形態に係る熱交換器について説明する。
本第2実施形態は、第1実施形態の切起スペーサが略L字状であるのに対して、フィンから垂直に伸び側面視略ヘ字状をなす切起スペーサである。
例えば、図11及び図12に示すように、本第2実施形態に熱交換器31は切起スペーサ32cがフィン32からカラー32bの高さの2倍以上の高さで垂直に伸び、側面視略ヘ字状をなし、1パイプピッチおきに形成されている。切起スペーサは同一幅のものであってもよく、また、図13に示すように、切起スペーサ32cはフィンの略ヘ字状の頂部に切欠き32c1が設けられ、頂部の両外周に切込み32c2が設けられた形状のものであってもよい。
これにより、確実かつ強固に嵌合用カラーの高さの2倍よりも大きいフィンピッチが形成された熱交換器が実現される。
なお、他の構成は図3に示す熱交換器と異ならないので、同一符号を付して説明は省略する。
また、本発明の第3実施形態に係る熱交換器について説明する。
本第3実施形態は、第1実施形態がフィンから垂直に伸びる略L字状の切起スペーサであるのに対して、フィンに設けられた第1の切起スペーサと、隣接するフィンに設けられた第2の切起スペーサの組合せによりなる。
例えば、図14及び図15に示すように、本第3実施形態の熱交換器41は、第1のフィン42に第1の切起スペーサ42c1が設けられ、このフィン42に隣接する第2のフィン43には、第1の切起スペーサ42c1と反対方向に立上る第2の切起スペーサ43c1が設けられ、第1の切起スペーサ42c1と第2の切起スペーサ43c1の組合せにより、嵌合用カラー2bの高さよりも高くなる位置決め用組合せスペーサが形成されている。
第1の切起スペーサ42c1はフィン42から垂直に立上る垂直部42c2この垂直部2c2から水平に延びる水平部2c3からなって略L字形状をなし、第2の切起スペーサ43c1は側面視略台形状である。第1の切起スペーサ42c1と第2の切起スペーサ43c1が、伝熱管3間に交互に設けられるのが好ましい。
これにより、強固かつ十分な大きいフィンピッチが形成された熱交換器が実現される。
また、本発明の第4実施形態に係る熱交換器について説明する。
本第4実施形態は、第3実施形態がフィンから垂直に立上る略L字形状の切起スペーサと、隣接するフィンから立上る側面視略台形状の切起スペーサとの組合せであるのに対して、フィンに設けられた嵌合用カラーと、隣接するフィンに設けられた切起スペーサの組合せである。
例えば、図16乃至図18に示すように、本第4実施形態の熱交換器51は、カラー2bが設けられたフィン2に隣接するフィン52には、カラー52bに近接し、このカラー52bと反対面に立上る側面視レ字状の切起スペーサ52cが設けられており、カラー2bと切起スペーサ52cの組合せによりフィンスペース53cが形成される。
また、図19に示すように、切起スペーサ52cを側面視略J字状、あるいは、図20及び図21に示すように、フィン52に形成された切起スペーサ52cとフィン54に形成された略L字状切起スペーサ54cのものを交互に形成することも可能であり、また、図22及び図23に示すように、フィン62に形成される切起スペーサ62cを側面視略つ字ループ状にフィンから一体立ち上げることも可能である。これにより、強固かつ十分な大きいフィンピッチが形成された熱交換器が実現される。
また、本発明の第5実施形態に係る熱交換器について説明する。
本第5実施形態は、第4実施形態がフィンに設けられた嵌合用カラーと、隣接するフィンに設けられた切起スペーサの組合せであるのに対して、パイプ貫通位置に断面台形状に膨出された膨出スペーサと、この膨出スペーサの頂辺部に設けられた嵌合前記用カラーの組合せからなる。
例えば、図24及び図25に示すように、本第5実施形態の熱交換器71は、フィン72には略長方形状に膨出する膨出スペーサ72c1が形成され、さらに、この膨出スペーサ72c1の頂辺部72c2には嵌合用カラー72bが設けられている。
これにより、強固かつ十分な大きいフィンピッチが形成された熱交換器が実現される。
なお、本発明の第2〜5実施形態に係る熱交換器も、上記第1実施形態に係る熱交換器の製造と同様の方法により製造される。但し第3実施形態に係る熱交換器の製造は第1のフィンと第2のフィンを交互に積載する。
本発明の第1実施形態に係る熱交換器の平面図。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器に用いられるフィンの平面図。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す縦断面図。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す平面図。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの断面図。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの第1変形例の平面図。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの第2変形例の縦断面図。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の製造方法の概念図で、(a)は管挿入工程図、(b)、(c)は拡管工程図である。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器を用いた冷蔵庫の概念図。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器を用いた冷凍サイクルの概念図。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す縦断面図。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す平面図。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの第1変形例の平面図。 本発明の第3実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す縦断面図。 本発明の第3実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す平面図。 本発明の第4実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す縦断面図。 本発明の第4実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す平面図。 本発明の第4実施形態に係る熱交換器の切起スペーサ立上部を拡大して示す平面図。 本発明の第4実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの第1変形例の縦断面図。 本発明の第4実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの第2変形例の縦断面図。 本発明の第4実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの第2変形例の平面図。 本発明の第4実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの第3変形例の縦断面図。 本発明の第4実施形態に係る熱交換器の切起スペーサの第3変形例の平面図。 本発明の第5実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す縦断面図。 本発明の第5実施形態に係る熱交換器の一部を拡大して示す平面図。
符号の説明
1 熱交換器
2 放熱フィン
2a 貫通孔
2b カラー
2c 切起スペーサ
2c1 垂直部
2c1 垂直部
2c2 水平部
2d スリット切起孔
3 伝熱管
3a 直管部
3b 折曲部
3c 開放端
3d 接続管
4 支持板
P ピッチ

Claims (4)

  1. 周囲に嵌合用カラーを備えた多数のパイプ貫通孔が穿設されかつ、所定ピッチで並設され、互いの隙間に熱交換空気を流通させる複数枚のフィンと、前記パイプ貫通孔に嵌合して設けられ、内部に熱交換媒体を導通させる伝熱管を具備する熱交換器に於いて、前記フィンには前記嵌合用カラーと別個にこの嵌合用カラーの高さよりも高い切起スペーサが設けられ、
    前記切起スペーサの高さは、前記嵌合用カラーの高さの2倍以上であり、
    前記切起スペーサの垂直部は断面形状が略ヘ字状をなす
    ことを特徴とする熱交換器。
  2. 周囲に嵌合用カラーを備えた多数のパイプ貫通孔が穿設されかつ、所定ピッチで並設され、互いの隙間に熱交換空気を流通させる複数枚のフィンと、前記パイプ貫通孔に嵌合して設けられ、内部に熱交換媒体を導通させる伝熱管を具備する熱交換器に於いて、前記フィンには前記嵌合用カラーと別個にこの嵌合用カラーの高さよりも高い切起スペーサが設けられ、
    前記切起スペーサは、前記フィンから垂直に立上る垂直部とこの垂直部から水平に延びる水平部からなり略L字形状をなし、
    前記垂直部は断面形状が略ヘ字状をなす
    ことを特徴とする熱交換器。
  3. 前記水平部は平面視ハ字状または略台形状をなすことを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  4. 周囲に嵌合用カラーを備えた多数のパイプ貫通孔が穿設されかつ、所定ピッチで並設され、互いの隙間に熱交換空気を流通させる複数枚のフィンと、前記パイプ貫通孔に嵌合して設けられ、内部に熱交換媒体を導通させる伝熱管を具備する熱交換器に於いて、前記フィンには前記嵌合用カラーと別個にこの嵌合用カラーの高さよりも高い切起スペーサが設けられ、
    前記切起スペーサは、前記フィンから垂直に伸び側面視略ヘ字状をなし、
    前記切起スペーサは、前記フィンの略ヘ字状の頂部に切欠きが設けられ、頂部の両外周に切込みが設けられたことを特徴とする熱交換器。
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