JP2016048162A - 熱交換器の製造方法及び空気調和機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィンの金型費、プレス機費用及び組立費用を増大させることなく、一部の範囲のフィンピッチを変更することができる熱交換器の製造方法を得る。【解決手段】本発明に係る熱交換器の製造方法は、所定の間隔を介して配置された複数の伝熱管を、これら伝熱管の管軸方向にピッチ送りする第1工程と、伝熱管の側面側からフィンの切り欠きに伝熱管を挿入して、フィンを複数の伝熱管に取り付ける第2工程と、を繰り返し、第1工程のピッチ送りの移動量を変更することにより、複数のフィンの一部の間のフィンピッチを他のフィンの間のフィンピッチよりも大きくしたフィン群組立部を製造するものである。【選択図】図6
Description
本発明は、熱交換器の製造方法及び空気調和機の製造方法に関するものである。
従来より、空気調和機の熱交換器には、円形穴の形成された複数枚の帯板状のアルミ製フィンを所定のフィンピッチを介して積層し、これら積層されたフィン(以下、フィン群とも称する)の積層方向に沿って円形状断面の複数本の銅製又はアルミ製の伝熱管を挿入後、水圧式や機械式の拡管機を用いて伝熱管の内径を拡大することにより、熱交換器の伝熱性能に必要なフィンと伝熱管の密着性を確保するようにしたプレートフィンチューブ式構造が多く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
また、フィンの円形穴の縁には、フィンと伝熱管とが密着する面積を増やすため、円筒形状のカラーを形成するバーリング加工が施されている。また、円形穴の間のフィン平板部には、フィン間を流れる空気とフィンとの熱交換性能を向上させるため、スリットが設けられているものもある。フィンに形成する円形穴、カラー及びスリットの加工は、複数の工程を備えた順送金型をプレス機に載せ、帯板状のアルミ製フープ材を供給しながらプレス機を連続動作させることにより順次行われる(例えば、特許文献2参照)。そして、プレス加工によって円形穴、カラー及びスリットが加工されたフープ材を所望の帯板長さに切断することにより、フィンが完成する。
このように形成されたフィンは、カラーを隣接するフィンに当接させながら、順次所用枚数積層された後、ヘアピンと呼ばれるU字成形部を備えた長い複数本の伝熱管の挿入・拡管が行われる。このように、フィンの積層と円管挿入はカラー基準で行われるので、結果的にフィンは、カラー高さの等間隔で積層・固着されることになる(例えば、特許文献3参照)。複数本の伝熱管は、端部でU字型に曲げられた配管接続用の円管であるUベンドや分配器等の部品とろう付けで接続されることにより、フィン群内に幾重にも折り返す冷媒の連続流路が形成される。端部の配管を接続された伝熱管内蔵のフィン群は、L字形やコの字形に形成される場合もある。例えばコの字形に熱交換器を形成する場合、2回に渡ってフィン群にL字曲げ成形を行うことにより、最終的に、フィン群の全体形状及び内部の伝熱管形状がコの字形の熱交換器となる(例えば、特許文献4参照)。曲げ成形後の熱交換器においても、コの字形の3面(直線部)では、すべて成形前のまま、カラー高さの等間隔で各フィンが積層された状態となる。
空気調和機は、昨今のエネルギー問題の高まり等を背景に、省エネ・低コスト化の競争が著ししい。このため上述のような熱交換器においては、伝熱管やフィンの形状、フィンピッチ、伝熱管やフィン材料等について、さらなる改善の施策が追求されるとともに、空気調和機の内部構造に応じてフィンピッチを変更するなどの方策も提案されている(例えば、特許文献5,6,7参照)。
上記のように、従来の熱交換器は、円形穴の縁にカラーが形成された複数のフィンを積層する工程、これら積層されたフィンの円形穴に円形状断面の伝熱管を挿入し、伝熱管を拡管する工程を経て完成する。このため、従来の熱交換器のフィン間のピッチは、バーリング加工のカラー高さで一定となる。したがって、従来の熱交換器は、空気調和機の性能改善のために空気調和機の内部構造等に応じて一部の範囲のフィンピッチを変更することが困難であった。このため、従来の熱交換器を備えた空気調和機は、熱交換器性能に対してコストが高いという課題があった。
例えば、空気調和機の室外機は、筐体の内部に圧縮機カバー(圧縮機を格納するカバー)や制御盤等の収納物を内蔵している。このため、収納物の配置位置に応じて、熱交換器の各部における通風抵抗が異なってくる。しかしながら、従来の熱交換器は、フィンピッチがカラー高さによって決まってしまうので、熱交換器の各部における通風抵抗に応じて、熱交換器の一部の範囲でフィンピッチを変更することが困難であった。
なお、熱交換器を分割する、異なるカラー高さのフィンを用いる等により、熱交換器の一部の範囲のフィンピッチを変更する構造も提案されている。しかしながら、熱交換器をこのような構造にするには、カラー高さに応じて、フィンの順送金型を複数種類準備する必要がある。あるいは、バーリング高さを段取りできる機構を備えた金型を準備する必要がある。このため、複数種類の金型を準備する場合には、金型費が高価になってしまったり、金型の交換作業が繁雑となるためにフィン製造費が高価になってしまう。また、バーリング高さを段取りできる機構を備えた金型を用いる場合には、金型の複雑・大型化及びこれに伴うプレス機の大型化により、金型費及びプレス機費用が高価になってしまう。また、このような構造の熱交換器を組み立てるには、カラー高さの異なるフィンを決められた位置に積層していく必要があるため、組立費用が高価になってしまう。また、現実的には、金型サイズの制約等から、カラー高さの異なるフィンの種類は2〜3種類準備するのが限界である。このため、熱交換器をこのような構造にするのは、現実的には困難である。
また、このような問題を避けるため、カラーをフィンピッチ(積層間隔)より低くし、カラー高さ基準でフィンを積層せずに熱交換器を製造する方法も考えられる。しかしながら、このような方法で従来の熱交換器を製造する場合、フィンの円形穴に円形状断面の伝熱管を挿入する従来の熱交換器においては、所定のフィンピッチで各フィンが積層されたフィン群に伝熱管を挿入しようとすると、各フィンがずれてしまい、各フィンの間を所望のフィンピッチにできない。このため、このような方法で従来の熱交換器を製造する場合、伝熱管に1枚ずつフィンを取り付けていく必要がある。しかしながら、伝熱管に1枚ずつフィンを取り付けて従来の熱交換器を構成するためには、1枚ずつのフィンにおいて、フィンの円形穴に伝熱管を挿入し、当該フィンを伝熱管の管軸方向に沿って長ストローク移動させ、所望の位置に配置するという工程が必要となる。このため、カラーをフィンピッチ(積層間隔)より低くし、カラー高さ基準でフィンを積層せずに従来の熱交換器を製造することは、実現が困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、フィンの金型費、プレス機費用及び組立費用を増大させることなく、一部の範囲のフィンピッチを変更することができる熱交換器の製造方法及び空気調和機の製造方法を得ることを目的とする。
本発明に係る熱交換器の製造方法は、所定のフィンピッチを介して積層された複数のフィンと、前記フィンの長手方向に沿って所定の間隔を介して配置され、前記フィンの積層方向に沿って前記フィンを貫通する複数の伝熱管と、を備え、複数の前記伝熱管は、断面が扁平形状の伝熱管であり、複数の前記フィンは、長手方向側の端部に、前記伝熱管の断面形状に対応した形状の複数の切り欠きが形成され、これら前記切り欠きに前記伝熱管が挿入された熱交換器の製造方法であって、所定の間隔を介して配置された複数の前記伝熱管を、これら前記伝熱管の管軸方向にピッチ送りする第1工程と、前記伝熱管の側面側から前記切り欠きに前記伝熱管を挿入して、前記フィンを複数の前記伝熱管に取り付ける第2工程と、を繰り返し、前記第1工程のピッチ送りの移動量を変更することにより、複数の前記フィンの一部の間のフィンピッチを他の前記フィンの間のフィンピッチよりも大きくしたフィン群組立部を製造するものである。
本発明に係る熱交換器の製造方法は、フィンの長手方向の端部に伝熱管が挿入される切り欠きが形成されている。このため、伝熱管の側面側からフィンを取り付けることができる。また、第1工程のピッチ送りの移動量を変更することにより、フィンを所望の位置に取り付けることができる。したがって、本発明に係る熱交換器の製造方法は、カラー基準で事前にフィンを積層させたフィン群に伝熱管を挿入することなく、熱交換器を製造することができる。つまり、本発明に係る熱交換器の製造方法は、高価な金型やプレス機を要しない同一形状のフィンを、組立の手間を要することなく伝熱管の所望の位置に取り付けることができる。したがって、本発明に係る熱交換器の製造方法は、フィンの金型費、プレス機費用及び組立費用を増大させることなく、一部の範囲のフィンピッチを変更することができる。
実施の形態1.
本実施の形態1に係る熱交換器は、容易にフィンピッチの変更を行える従来とは異なる組立方法により、一部の範囲のフィンピッチが他の範囲のフィンピッチよりも大きく形成されたものである。また、本実施の形態1に係る空気調和機は、筐体内の内部構造を考慮して最適なフィン密度配置を行った本実施の形態1に係る熱交換器を備えたものであり、従来と同等の性能を維持しながら省エネ・低コスト・低価格化を可能としたものである。
以下、本実施の形態1に係る熱交換器、本実施の形態1に係る熱交換器の製造方法、及び本実施の形態1に係る空気調和機の詳細について説明する。なお、以下では、本実施の形態1に係る熱交換器を搭載した室外機を例に、本実施の形態1に係る空気調和機を説明する。
本実施の形態1に係る熱交換器は、容易にフィンピッチの変更を行える従来とは異なる組立方法により、一部の範囲のフィンピッチが他の範囲のフィンピッチよりも大きく形成されたものである。また、本実施の形態1に係る空気調和機は、筐体内の内部構造を考慮して最適なフィン密度配置を行った本実施の形態1に係る熱交換器を備えたものであり、従来と同等の性能を維持しながら省エネ・低コスト・低価格化を可能としたものである。
以下、本実施の形態1に係る熱交換器、本実施の形態1に係る熱交換器の製造方法、及び本実施の形態1に係る空気調和機の詳細について説明する。なお、以下では、本実施の形態1に係る熱交換器を搭載した室外機を例に、本実施の形態1に係る空気調和機を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る室外機を示す斜視図である。また、図2は、この室外機の内部構造を示す斜視図である。なお、図2では、本実施の形態1に係る室外機の構造の理解を容易とするため、筐体の内部空間を占有する割合の多い収納物のみを図示し、冷媒配管、四方弁及びバルブ等の収納物の図示は省略している。
本実施の形態1に係る室外機101は、ビルや工場等で用いられる業務用の空気調和機の室外機である。この室外機101は、図示せぬ室内機と共に冷凍サイクルを構成するものであり、筐体34内に熱交換器1、プロペラファン9、圧縮機を格納した圧縮機カバー7及び制御盤8等の収納物を収容したものである。
筐体34は、略正方形状の上面部35a及び底面部35bの四隅をピラー36(柱状部材)で接続した形状、つまり、四方の側面部が開口した略直方体形状となっている。そして、これら四方の側面部の開口のうち、3つの側面部の開口が吸込口34aとなっている。なお、吸込口34aに、熱交換器1へ手等が接触することを防止するため、格子状部の部材等を設けてもよい。また、筐体34の上面部には略円筒形状の突出部が形成されている。この突出部の上面部及び外周部は開口しており、当該開口部が吹出口34bとなっている。吹出口34bには、当該吹出口34bから吹き出される空気の流れを案内するファンガード38が設けられている。
上記のように構成された筐体34には、上述のように、熱交換器1、プロペラファン9、圧縮機を格納した圧縮機カバー7及び制御盤8等が収容されている。
熱交換器1は、3つの側面部に開口した吸込口34aと対向して設けられており、平面視コの字形状に形成されている。つまり、室外機101は、ピラー36や吸込口34aに設けられた格子状部材を除く大半において、熱交換器1が周囲に露出する構造となっている。この熱交換器1は、上下方向に、3段の熱交換器部に分割されている(以下、これら3段の熱交換器部を区別して記載する必要がある場合、上側から順に、1段目熱交換器2、2段目熱交換器3及び3段目熱交換器4と称する)。また、これら1段目熱交換器2、2段目熱交換器3及び3段目熱交換器4のそれぞれは、これら熱交換器部を通る空気の流れ方向に沿って、さらに2列の熱交換器部に分割されている。
熱交換器1は、3つの側面部に開口した吸込口34aと対向して設けられており、平面視コの字形状に形成されている。つまり、室外機101は、ピラー36や吸込口34aに設けられた格子状部材を除く大半において、熱交換器1が周囲に露出する構造となっている。この熱交換器1は、上下方向に、3段の熱交換器部に分割されている(以下、これら3段の熱交換器部を区別して記載する必要がある場合、上側から順に、1段目熱交換器2、2段目熱交換器3及び3段目熱交換器4と称する)。また、これら1段目熱交換器2、2段目熱交換器3及び3段目熱交換器4のそれぞれは、これら熱交換器部を通る空気の流れ方向に沿って、さらに2列の熱交換器部に分割されている。
ここで、上記の熱交換器1の構成はあくまでも一例である。例えば、1段目熱交換器2、2段目熱交換器3及び3段目熱交換器4を一体で熱交換器1を形成してもよい。熱交換器1を1列の熱交換器として構成してもよい。また、吸込口34aが隣接する二つの側面部に形成されている場合には、平面視L字形状に熱交換器1を形成してもよい。また、熱交換器1に曲げ部を形成する必要は必ずしもなく、平面視直線状となる熱交換器部を組み合わせて熱交換器1を構成してもよい。なお、熱交換器1の詳細(フィン及び伝熱管の詳細構成、及び熱交換器1の製造方法)については後述する。
プロペラファン9は、その外周部が吹出口34bと対向するように、上面部35aの凸部内に設けられている。つまり、本実施の形態1に係る室外機101は、このプロペラファン9が回転駆動することにより、筐体34の側面部に形成された吸込口34aから外気を吸い込み、この吸い込んだ外気と熱交換器1内の冷媒とを熱交換させ、熱交換後の外気を吹出口34bから吹き出す構成となっている。
圧縮機カバー7及び制御盤8は、平面視において熱交換器1に囲まれるように配置されている。つまり、これら圧縮機カバー7及び制御盤8は、筐体34内における外気の風路上に配置されている。詳しくは、圧縮機カバー7は、平面視において熱交換器1に囲まれるように、筐体34内の下方に設けられている。制御盤8は、平面視において熱交換器1に囲まれるように、筐体34内の上方に設けられている。また、制御盤8は、吸込口34aとなっていない筐体34の側面部と対向して設けられており、この側面部は、パネル37で覆われている。
ここで、本実施の形態1に係る室外機101は、熱交換器1の3段目熱交換器4の一部に圧縮機カバー7が隣接する構成となっている(以下、この隣接する範囲を圧縮機カバー隣接範囲5と称する)。換言すると、本実施の形態1に係る室外機101は、3段目熱交換器4の圧縮機カバー隣接範囲5と圧縮機カバー7との距離が所定の距離以内となる構成になっている。つまり、熱交換器1は、圧縮機カバー隣接範囲5の通風抵抗が他の範囲(以下、圧縮機非隣接範囲6と称する)の通風抵抗よりも大きくなっており、圧縮機カバー隣接範囲5の風量が圧縮機非隣接範囲6の風量よりも小さくなっている。そこで、本実施の形態1では、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチを圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチよりも大きくなるように熱交換器1を形成している。
このとき、筐体34の側面部に形成された吸込口34aと対向して熱交換器1が設けられ、筐体34の上面部に形成された吹出口34bに対向してプロペラファン9が設けられた本実施の形態1に係る室外機101においては、3段目熱交換器4の圧縮機カバー隣接範囲5と圧縮機カバー7との距離が後述するような距離以下となるときに、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチを圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチよりも大きくなるように熱交換器1を形成すると効果的である。
図3は、本発明の実施の形態1に係る室外機における圧縮機カバー隣接範囲を説明するための説明図である。この図3は、プロペラファン9の側から3段目熱交換器4及び圧縮機カバー7を示した平面断面図となっている。
図3に示すように、プロペラファン9の直径をD、圧縮機カバー隣接範囲5と圧縮機カバー7との距離をLとすると、3段目熱交換器4の各部における風量は図4に示すようになる。
図3に示すように、プロペラファン9の直径をD、圧縮機カバー隣接範囲5と圧縮機カバー7との距離をLとすると、3段目熱交換器4の各部における風量は図4に示すようになる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る室外機における「圧縮機カバー隣接範囲5の風量Q」と「圧縮機カバー隣接範囲5と圧縮機カバー7の距離Lと、プロペラファン9の直径Dと、の比率L/D」との相関を示す特性図である。なお、プロペラファン9の回転数Nは一定である。
図4に示すように、L/Dが0.15以下のとき、圧縮機カバー隣接範囲5の通風抵抗が大きく、圧縮機カバー隣接範囲5の風量Qが小さいことがわかる。したがって、筐体34の側面部に形成された吸込口34aと対向して熱交換器1が設けられ、筐体34の上面部に形成された吹出口34bに対向してプロペラファン9が設けられた本実施の形態1に係る室外機101においては、L/Dが0.15以下のとき、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチを圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチよりも大きくなるように熱交換器1を形成すると効果的である。
図4に示すように、L/Dが0.15以下のとき、圧縮機カバー隣接範囲5の通風抵抗が大きく、圧縮機カバー隣接範囲5の風量Qが小さいことがわかる。したがって、筐体34の側面部に形成された吸込口34aと対向して熱交換器1が設けられ、筐体34の上面部に形成された吹出口34bに対向してプロペラファン9が設けられた本実施の形態1に係る室外機101においては、L/Dが0.15以下のとき、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチを圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチよりも大きくなるように熱交換器1を形成すると効果的である。
また、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチを圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチよりも大きくなるように熱交換器1を形成する際、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチを例えば次のように設定している。
図5は、本発明の実施の形態1に係る室外機における圧縮機カバー隣接範囲のフィンピッチと成績係数との相関を示す特性図である。この図5は、縦軸に室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)を示している。また、この図5の横軸は、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチfp2と圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチfp1との比率であるk(=fp2/fp1)を示している。
図5からわかるように、k(=fp2/fp1)=1のとき、つまり、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチfp2が圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチfp1と同じになっているとき、室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)は最大値に近い状態となっている。また、k=1近傍(フィンピッチfp2がフィンピッチfp1に近い値となっている領域)は、フィンピッチfp2を変更しても成績係数(COP)の変化が小さい領域となっている。また、k(=fp2/fp1)が大きくなるにつれて、つまり、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチfp2が圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチfp1に対して大きくなるにつれて、室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)は低下していく。このため、本実施の形態1では、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチfp2を大きくしすぎることによって室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)が過度に低下することを防止するため、例えば室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)がk(=fp2/fp1)=1のときの95%以上(図5中において1<k≦b)となるように、室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)を設定している。
図5からわかるように、k(=fp2/fp1)=1のとき、つまり、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチfp2が圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチfp1と同じになっているとき、室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)は最大値に近い状態となっている。また、k=1近傍(フィンピッチfp2がフィンピッチfp1に近い値となっている領域)は、フィンピッチfp2を変更しても成績係数(COP)の変化が小さい領域となっている。また、k(=fp2/fp1)が大きくなるにつれて、つまり、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチfp2が圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチfp1に対して大きくなるにつれて、室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)は低下していく。このため、本実施の形態1では、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチfp2を大きくしすぎることによって室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)が過度に低下することを防止するため、例えば室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)がk(=fp2/fp1)=1のときの95%以上(図5中において1<k≦b)となるように、室外機101を用いた空気調和機の成績係数(COP)を設定している。
<熱交換器1の詳細>
続いて、熱交換器1の詳細について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る室外機の熱交換器の部品形状及び製造方法を説明するための説明図である。
続いて、熱交換器1の詳細について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1に係る室外機の熱交換器の部品形状及び製造方法を説明するための説明図である。
まず、図6を用いて、熱交換器1の詳細構成について説明する。
熱交換器1は、所定のフィンピッチを介して積層された複数のフィン12と、フィン12の長手方向に沿って所定の間隔を介して配置され、フィン12の積層方向に沿ってフィン12を貫通する複数の伝熱管10と、を備えたフィンチューブ式熱交換器である。
熱交換器1は、所定のフィンピッチを介して積層された複数のフィン12と、フィン12の長手方向に沿って所定の間隔を介して配置され、フィン12の積層方向に沿ってフィン12を貫通する複数の伝熱管10と、を備えたフィンチューブ式熱交換器である。
伝熱管10は、フィン12間を流れる空気と熱交換する冷媒が流れるものである。伝熱管10は、断面が扁平形状(例えば長丸形状)となっており、その内部は隔壁によって複数の流路(穴)に分割されている。各伝熱管10は、断面形状の長軸方向に沿って、後述するフィン12の切り欠き13に挿入されている。
フィン12は、例えば略直方体の薄板である。このフィン12の長手方向側の端部には、所定の間隔を介して複数の切り欠き13が形成されている。これら切り欠き13は、上述のように伝熱管10が挿入される箇所であり、伝熱管10の断面形状に対応した形状となっている。本実施の形態1では、切り欠き13はU字溝形状に形成されており、端部の開口幅は伝熱管10の幅(換言すると断面の短軸方向の長さ)と略同等となっている。また、これら切り欠き13の縁には、フィン12と伝熱管10との接触面積を増加させる目的や、フィン12と伝熱管10との固着強度を確保する目的等により、フィン12の板面と略垂直にカラー14が形成されている。なお、カラー14の高さ(フィン12の板面から突出したカラー14の突出量)は、少なくとも、熱交換器1の圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチよりも大きく形成された圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチよりも低くなっている。また、各フィン12の表面には、フィン12間を流れる空気の流通方向に向かって(換言すると、フィン12の短手方向に)開口した複数の切り起こしスリット(図示せず)が形成されている。切り起こしスリットを形成することにより、フィン12の表面の温度境界層を分断・更新でき、フィン12間を流れる空気とフィン12との間の熱交換効率を向上させることができる。
なお、断面が扁平形状で内部が複数の流路に分割された伝熱管とフィンとを組み合わせた熱交換器は、断面円形状の伝熱管とフィンとを組み合わせた従来の熱交換器と比較して、同等以上の容積対性能比を得られることが多くの文献で示されている。
次に、熱交換器1の製造方法について説明する。
熱交換器1のフィン12は、フープ状にリールに巻かれたアルミ薄板等の薄板(板状部材)から切り出して製作される。具体的には、まず、薄板の端部近傍に、薄板の送り方向に沿って複数のパイロット穴15を形成する。そして、これらパイロット穴15を用いて(例えば、パイロット穴15にピン等を挿入することにより)、高速プレス機の薄板送り機構は、高速プレス機内において薄板を間欠送りする(図6に薄板送り動作として示す矢印16参照)。また、高速プレス機には順送金型が設けられており、薄板が高速プレス機内を間欠送りされていく際に、高速プレス機は、切り欠き13となる開口穴、カラー14、切り起こしスリット等を順次プレス成形していく。これにより、高速プレス機から繰り出された薄板上には、フィン12が連なったフィン連17が形成されることとなる。
熱交換器1のフィン12は、フープ状にリールに巻かれたアルミ薄板等の薄板(板状部材)から切り出して製作される。具体的には、まず、薄板の端部近傍に、薄板の送り方向に沿って複数のパイロット穴15を形成する。そして、これらパイロット穴15を用いて(例えば、パイロット穴15にピン等を挿入することにより)、高速プレス機の薄板送り機構は、高速プレス機内において薄板を間欠送りする(図6に薄板送り動作として示す矢印16参照)。また、高速プレス機には順送金型が設けられており、薄板が高速プレス機内を間欠送りされていく際に、高速プレス機は、切り欠き13となる開口穴、カラー14、切り起こしスリット等を順次プレス成形していく。これにより、高速プレス機から繰り出された薄板上には、フィン12が連なったフィン連17が形成されることとなる。
上記フィン連17は、高速プレス機の下流側に設けられた切断装置によって1枚ずつのフィン12に切り離される(図6に切断動作として示す矢印18参照)。そして、このように切り離されたフィン12は、次のように伝熱管10に取り付けられる。
詳しくは、本実施の形態1に係る熱交換器1の製造ラインは、テーブルを有している。このテーブルの上面部に、複数の伝熱管10を所定の間隔を介して配置する。また、このテーブルには、例えばサーボモータ、ボールネジ及び直動ガイド等からなる搬送機構が設けられており、伝熱管10の管軸方向(換言すると、フィン12の積層方向)に沿ってピッチ送り動作により位置決めされる(図6にピッチ送り動作として示す矢印21参照)。一方、テーブルの上方には、例えばカム及びサーボ等からなる挿入装置が設けられている。この挿入装置は、切断装置で切断されたフィン12を把持する把持機構、及び切り欠き13の開口側端部が下を向くように把持したフィン12を回転させる回転機構を備えている。
このため、挿入装置によって切断装置で切断されたフィン12を把持し、切り欠き13の開口側端部が下を向くように把持したフィン12を回転させ、フィン12をテーブル上に下降させていくことにより、フィン12の切り欠き13にその開口部側から伝熱管10の上部が挿入され始め、切り欠き13の奥部が伝熱管10の上部に接触するまでフィン12が押し込まれ、テーブル上に配置された複数の伝熱管10にフィン12が取り付けられる(図6にフィン12の移動・回転動作として示す矢印19参照)。そして、挿入装置がこのフィン12の取付工程を繰り返す間に、つまり、フィン12が伝熱管10に取り付けられてから次のフィン12が伝熱管10に取り付けられるまでの間に、テーブルが伝熱管10の管軸方向に所定ピッチだけ移動することで、既に伝熱管10に取り付けられたフィンの最後尾と所望のフィンピッチとなるように、伝熱管10にフィン12を取り付ける。
上述のフィン12の切断動作18、移動・回転動作19と、伝熱管10のピッチ送り動作21とは、挿入装置とテーブルの搬送機構とを同期させながら、高速プレス機のフープ送り動作16に追随するように逐次行われる。なお、高速プレス機と挿入装置の同期のずれについては、高速プレス機上流側となる薄板の供給経路において薄板をたるませることにより、材料のバッファを設け、たるみ量を検知しながら、プレスストロークを増減させることにより吸収する。
また、上述のピッチ送り動作21のピッチ移動量は、搬送機構の制御コントローラで設定する。詳しくは、熱交換器1のうちの風量の小さい範囲となる圧縮機カバー隣接範囲5を構成することになるフィン群22については、大きいピッチ移動量を設定する。熱交換器1のうちの風量の大きい範囲となる圧縮機非隣接範囲6を構成することになるフィン群23については、小さい移動量をピッチ移動量を設定する。このようなピッチ移動量でフィン12を所要枚数分積層することにより、フィンピッチを大きくして積層されたフィン群22とフィンピッチを小さくして積層されたフィン群23からなるフィン群組立部24(図6では組立途中)が完成する。
完成されたフィン群組立部24と伝熱管10とは、伝熱管10にあらかじめコーティングされたろう材を活用して炉中でのろう付けを行うことにより、固着される。あるいは、完成されたフィン群組立部24と伝熱管10とは、伝熱管10とフィン12のカラー14との隙間に塗布された接着剤を活用して接着を行うことにより、固着される。この後、フィン群組立部24は、2枚重ねた状態で配管部品の接続、および、2回のL字曲げによるコの字成形が行われ、熱交換器1(1段目熱交換器2、2段目熱交換器3、3段目熱交換器4)の組立が完了する。
以上、本実施の形態1においては、伝熱管10を所定の間隔で配置し、これら伝熱管10に1枚ずつフィン12を取り付けて、圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチが圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチよりも大きく形成された熱交換器1(1段目熱交換器2、2段目熱交換器3、3段目熱交換器4)を製造している。このため、カラー基準で事前に積層されたフィン群の円形穴に円形状断面の伝熱管を挿入する従来の製造方法と異なり、本実施の形態1に係る熱交換器1の製造方法は、熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する際、カラー高さを変えるための複雑な金型や大型プレス機を必要としない。また、本実施の形態1に係る熱交換器1の製造方法は、熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する際、搬送機構のピッチ移動量のコントローラ指令値を変更するだけで、当該フィンピッチをさまざまな大きさに直ちに変更することが可能となる。
また、本実施の形態1に係る熱交換器1の製造方法は、カラーをフィンピッチより低くし、カラー高さ基準でフィンを積層せずに熱交換器を製造する従来の製造方法(1枚ずつのフィンにおいて、フィンの円形穴に伝熱管を挿入し、当該フィンを伝熱管の管軸方向に沿って長ストローク移動させ、所望の位置に配置する製造方法)とも異なり、フィン12を伝熱管10の側面側から取り付けることができるので、フィン12の切り欠き13に伝熱管10を挿入してからフィン12を所望の位置に配置するまでのストロークを短くすることができる。したがって本実施の形態1に係る熱交換器1の製造方法は、例えば数百SPM(毎分ストローク数)の高速プレス機の打抜き速度に追随できる高速動作にて、さまざまなフィンピッチでフィンを伝熱管10の所望の位置に取り付けることができる。
また、本実施の形態1のように構成された室外機101が備える熱交換器1は、通風抵抗が大きく風量の小さい範囲となる圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチが、圧縮機カバー隣接範囲5よりも風量が大きくなる圧縮機非隣接範囲6のフィンピッチよりも大きく形成されている。つまり、この熱交換器1は、風量が小さくフィンピッチを大きくしても成績係数(COP)の変化が少ない範囲においてフィンピッチが大きく形成されている。このため、この熱交換器1は、当該熱交換器1とフィンの合計枚数が同一で全フィン間のフィンピッチを一律とした熱交換器と比べ、価格対性能比の観点で、熱交換効率を改善できる。したがって、この熱交換器1を備えた室外機101を、従来よりも省エネ・低コスト化することができる。また、従来どおりの性能で問題ない室外機に本実施の形態1に係る室外機101の構成を採用する場合には、上記の性能向上により余剰となった性能分だけフィン12の枚数を低減できるので、同等の性能を確保しながら、室外機の小型化や低価格化が可能となる。また、フィンの挿入枚数の低減により、製造時間を短縮することもできる。
なお、本実施の形態1では、3段目熱交換器4でのみ一部の範囲(圧縮機カバー隣接範囲5)のフィンピッチを拡大させたが、圧縮機カバー7が高さ方向に大きい場合、3段目熱交換器4よりも上方に配置された2段目熱交換器3及び1段目熱交換器2においても一部の範囲のフィンピッチを拡大させてもよい。また、本実施の形態1では、熱交換器1を3段の熱交換器部(1段目熱交換器2、2段目熱交換器3、3段目熱交換器4)に分割したが、熱交換器1を2段の熱交換器部に分割してもよいし、4段以上の熱交換器部に分割してもよい。このような構成にしても上記の効果が得られることは言うまでもない。
また、本実施の形態1では、通風抵抗を増加させる収納物(換言すると、熱交換器1の近傍に配置された収納物)として圧縮機カバー7を例に説明したが、これはあくまでも一例である。圧縮機カバー7以外の収納物が熱交換器1の近傍に配置されている場合、熱交換器1における当該収納物近傍の範囲のフィンピッチを他の範囲のフィンピッチよりも大きく形成することにより、上記の効果を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する一例として、圧縮機カバー7と近接する圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチを変更する例を説明した。しかしながら、フィンピッチを変更する範囲は圧縮機カバー隣接範囲5に限定されるものではない。圧縮機カバー隣接範囲5と共に、あるいは圧縮機カバー隣接範囲5とは別に、熱交換器1の次のような範囲のフィンピッチを変更してもよい。なお、本実施の形態2で特に記述しない構成については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
実施の形態1では、熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する一例として、圧縮機カバー7と近接する圧縮機カバー隣接範囲5のフィンピッチを変更する例を説明した。しかしながら、フィンピッチを変更する範囲は圧縮機カバー隣接範囲5に限定されるものではない。圧縮機カバー隣接範囲5と共に、あるいは圧縮機カバー隣接範囲5とは別に、熱交換器1の次のような範囲のフィンピッチを変更してもよい。なお、本実施の形態2で特に記述しない構成については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図7は、本発明の実施の形態2に係る室外機における熱交換器及び制御盤8をプロペラファンの側から示した平面断面図である。
本実施の形態2に係る室外機101は、実施の形態1と同様に、筐体34の一側面部に制御盤8が設けられている。この制御盤8は室外機101を運転させることにより発熱するため、室外機101の運転中に制御盤8を冷却する必要がある。このため、本実施の形態2に係る室外機101は、プロペラファン9の作用により発生する空気の流れを利用して制御盤8を冷却する構成としている。
本実施の形態2に係る室外機101は、実施の形態1と同様に、筐体34の一側面部に制御盤8が設けられている。この制御盤8は室外機101を運転させることにより発熱するため、室外機101の運転中に制御盤8を冷却する必要がある。このため、本実施の形態2に係る室外機101は、プロペラファン9の作用により発生する空気の流れを利用して制御盤8を冷却する構成としている。
また、本実施の形態2では、制御盤8の冷却効果を向上させるため、制御盤8側に配置された熱交換器1の端部のフィンピッチを、熱交換器1の他の範囲のフィンピッチよりも大きく形成している。なお、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様にコの字形状に形成された熱交換器1を用いている。このため、コの字形状に形成された熱交換器1の両端部25のフィンピッチを、熱交換器1の他の範囲のフィンピッチよりも大きく形成している。
以下、熱交換器1の両端部25のフィンピッチを熱交換器1の他の範囲のフィンピッチよりも大きくすることによって制御盤8の冷却効果が向上する理由について説明する。
以下、熱交換器1の両端部25のフィンピッチを熱交換器1の他の範囲のフィンピッチよりも大きくすることによって制御盤8の冷却効果が向上する理由について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る室外機101の内部構造を示す斜視図である。この図8に示す白塗りの矢印は、室外機101の内部の空気の流れを示している。なお、図8では、当該空気の流れの理解を容易とするため、熱交換器1及びプロペラファン9以外の収納物の図示を省略している。
空気は壁面に沿って流れる性質がある。このため、図8に示すように、筐体34の側面部に形成された吸込口34aと対向して熱交換器1が設けられ、筐体34の上面部に形成された吹出口34bに対向してプロペラファン9が設けられた本実施の形態2に係る室外機101においては、熱交換器1を通過した空気は、パネル37近傍にある熱交換器1の両端部25に集まり、熱交換器1の両端部25に沿って上方へ流れ、筐体34上部のプロペラファン9を通って、吹出口34bから排気される。
空気は壁面に沿って流れる性質がある。このため、図8に示すように、筐体34の側面部に形成された吸込口34aと対向して熱交換器1が設けられ、筐体34の上面部に形成された吹出口34bに対向してプロペラファン9が設けられた本実施の形態2に係る室外機101においては、熱交換器1を通過した空気は、パネル37近傍にある熱交換器1の両端部25に集まり、熱交換器1の両端部25に沿って上方へ流れ、筐体34上部のプロペラファン9を通って、吹出口34bから排気される。
このとき、熱交換器1の両端部25のフィンピッチを熱交換器1の他の範囲のフィンピッチよりも大きくすることによって両端部25の通風抵抗を小さくすることにより、熱交換器1の両端部25から流入する風量を大きくでき、熱交換器1の両端部25に沿って流れる風量を大きくできる。このため、熱交換器1の両端部25のフィンピッチを熱交換器1の他の範囲のフィンピッチよりも大きくすることにより、制御盤8の冷却効果を向上させることができる。
さらに、熱交換器1の両端部25のフィンピッチを熱交換器1の他の範囲のフィンピッチよりも大きくすることにより、両端部25を通過する空気と熱交換器1の内部を流れる冷媒との熱交換量が小さくなる。このため、冷房運転時においては、熱交換器1の両端部25から流入する空気の温度、つまり、熱交換器1の両端部25に沿って流れる空気の温度を低下させることができる。このため、冷房運転時においては、当該空気の温度低下によっても、制御盤8の冷却効果を向上させることができる。
以上、本実施の形態2のように構成された室外機101においては、筐体34の一側面部に制御盤8を設け、当該制御盤8側に配置された熱交換器1の端部のフィンピッチを、熱交換器1の他の範囲のフィンピッチよりも大きく形成している。このため、制御盤8の冷却風量を増加させることができ、制御盤8の冷却効果を向上させることができる。
実施の形態3.
熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する例は実施の形態1及び実施の形態2で示したものに限らず、実施の形態1及び実施の形態2のうちの少なくとも一方の構成と共に、あるいは実施の形態1及び実施の形態2の構成とは別に、熱交換器1の次のような範囲のフィンピッチを変更してもよい。なお、本実施の形態3で特に記述しない構成については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する例は実施の形態1及び実施の形態2で示したものに限らず、実施の形態1及び実施の形態2のうちの少なくとも一方の構成と共に、あるいは実施の形態1及び実施の形態2の構成とは別に、熱交換器1の次のような範囲のフィンピッチを変更してもよい。なお、本実施の形態3で特に記述しない構成については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図9は、本発明の実施の形態3に係る室外機における熱交換器をプロペラファンの側から示した平面断面図である。この図9に示す白塗りの矢印は、室外機101の内部の空気の流れを示している。
本実施の形態3に係る熱交換器1は、熱交換器1を通る空気の流れ方向に沿って2列の熱交換器部に分割されている(以下、当該空気の流れ方向の上流側に配置された熱交換器部を外側熱交換器1bと称し、下流側に配置された熱交換器部を内側熱交換器1aと称する)。また、熱交換器1の一部である内側熱交換器1aのフィンピッチを、外側熱交換器1bのフィンピッチよりも大きく形成している。
本実施の形態3に係る熱交換器1は、熱交換器1を通る空気の流れ方向に沿って2列の熱交換器部に分割されている(以下、当該空気の流れ方向の上流側に配置された熱交換器部を外側熱交換器1bと称し、下流側に配置された熱交換器部を内側熱交換器1aと称する)。また、熱交換器1の一部である内側熱交換器1aのフィンピッチを、外側熱交換器1bのフィンピッチよりも大きく形成している。
図9に示すように、熱交換器1を通過しプロペラファン9により排気される空気は、まず外側熱交換器1bを通過し、次に内側熱交換器1aを通過する。このため、熱交換器1の内部を流れる冷媒の温度が一定だと仮定すると、外側熱交換器1bで熱交換した空気の温度は変化し、外側熱交換器1b流出した空気は、熱交換器1内部を流れる冷媒との温度差が小さくなる。つまり、内側熱交換器1aを通過する空気は、熱交換器1(つまり内側熱交換器1a)を流れる冷媒との温度差が小さいため、熱交換量が小さくなる。
このため、本実施の形態3では、外側熱交換器1bに対して空気との熱交換量が少ない内側熱交換器1aのフィンピッチを大きく形成している。
このため、本実施の形態3では、外側熱交換器1bに対して空気との熱交換量が少ない内側熱交換器1aのフィンピッチを大きく形成している。
以上、本実施の形態3のように構成された室外機101においては、熱交換量が小さく熱交換性能への寄与度が小さい内側熱交換器1aのフィン挿入枚数を低減することにより、従来と同等の性能を維持しながら、室外機101の小型・低価格化が可能となる。
なお、本実施の形態3では、熱交換器1を通る空気の流れ方向に沿って熱交換器1を2列の熱交換器部に分割したが、熱交換器1を通る空気の流れ方向に沿って熱交換器1を3列以上の熱交換器部に分割しても勿論よい。このとき、これら熱交換器部のうちの少なくとも2つにおいて、下流側に配置された熱交換器部のフィンピッチが上流側に配置された熱交換器部のフィンピッチよりも大きく形成されていれば、本実施の形態3で示した効果を得ることができる。
ここで、本実施の形態3では、外側熱交換器1bに対して内側熱交換器1aのフィンピッチを大きく形成した熱交換器1を備えた室外機101について説明したが、内側熱交換器1aに対して外側熱交換器1bのフィンピッチを大きく形成した熱交換器1を室外機101に搭載してもよい。このような構成は、着霜が生じ易い低外気環境下に室外機101を設置する場合に、特に有効な手段である。
外側熱交換器と内側熱交換器のフィンピッチが同じになっている従来の室外機を、熱交換器に着霜が発生するような低外気環境下に設置した場合、内側熱交換器に比べて外側熱交換器の着霜量が多くなり、外側熱交換器に偏った着霜分布となる。このため、外側熱交換器において早期にフィン間の風路が閉塞されてしまい、当該室外機を備えた空気調和機の暖房性能が低下するという課題があった。空気は、まず外側熱交換器を通過し、次に内側熱交換器を通過するため、空気の絶対湿度量が多い外側熱交換器の着霜量が多くなるためである。
このため、本実施の形態3の変更例では、内側熱交換器1aに対して着霜量が多い外側熱交換器1bのフィンピッチを大きく形成している。このように熱交換器1を構成することにより、内側熱交換器1aと外側熱交換器1bの着霜分布が均一化して、フィン間風路の閉塞を遅延させることができるので、室外機101を備えた空気調和機の暖房性能を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態3の変更例では、熱交換器1を通る空気の流れ方向に沿って熱交換器1を2列の熱交換器部に分割したが、熱交換器1を通る空気の流れ方向に沿って熱交換器1を3列以上の熱交換器部に分割しても勿論よい。このとき、これら熱交換器部のうちの少なくとも2つにおいて、上流側に配置された熱交換器部のフィンピッチが下流側に配置された熱交換器部のフィンピッチよりも大きく形成されていればよい。このように構成することにより、熱交換器1への着霜分布が均一化して、フィン間風路の閉塞を遅延させることができるので、室外機101を備えた空気調和機の暖房性能を向上させることが可能となる。
実施の形態4.
また、熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する例は実施の形態1〜実施の形態3で示したものに限らず、実施の形態1〜実施の形態3のうちの少なくとも一方の構成と共に、あるいは実施の形態1〜実施の形態3の構成とは別に、熱交換器1の次のような範囲のフィンピッチを変更してもよい。なお、本実施の形態4で特に記述しない構成については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
また、熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する例は実施の形態1〜実施の形態3で示したものに限らず、実施の形態1〜実施の形態3のうちの少なくとも一方の構成と共に、あるいは実施の形態1〜実施の形態3の構成とは別に、熱交換器1の次のような範囲のフィンピッチを変更してもよい。なお、本実施の形態4で特に記述しない構成については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図10は、本発明の実施の形態4に係る室外機における熱交換器をプロペラファンの側から示した平面断面図である。
本実施の形態4に係る熱交換器1は、平面視コの字形状に形成されている。つまり、熱交換器1は、2カ所の曲げ部29と、3カ所の直線部30(平面視において直線状に見える熱交換器部分)とで構成されている。そして、本実施の形態4に係る熱交換器1は、曲げ部29のフィンピッチと直線部30のフィンピッチとを異ならせている。
本実施の形態4に係る熱交換器1は、平面視コの字形状に形成されている。つまり、熱交換器1は、2カ所の曲げ部29と、3カ所の直線部30(平面視において直線状に見える熱交換器部分)とで構成されている。そして、本実施の形態4に係る熱交換器1は、曲げ部29のフィンピッチと直線部30のフィンピッチとを異ならせている。
熱交換器1の曲げ工程では、曲げ部29のフィン12が倒れたり座屈することがある。このような場合、例えば熱交換器1の曲げ部29のフィンピッチを直線部30のフィンピッチより大きくすることにより、曲げ成形時にフィン12の端部が倒れたりフィン12に座屈が発生した場合でも、曲げ部29の通風量が確保できる。また例えば、熱交換器1の曲げ部29のフィンピッチを直線部30のフィンピッチより小さくすることにより、つまり曲げ部29のフィン積層枚数を多くすることにより、曲げ成形時に1枚当たりのフィン12にかかる応力を小さくでき、フィン12の倒れや座屈を抑制することができ、曲げ部29の通風量を確保できる。
以上、本実施の形態4のように熱交換器1を構成することにより、曲げ部29の通風量を確保することができるので、曲げ部29で有効に熱交換を行うことができる。このため、熱交換器1の熱交換効率を改善でき、省エネで小型な室外機101を得ることができる。
なお、熱交換器1の曲げ部29のフィンピッチを直線部30のフィンピッチより大きくすることにより、次のような効果を得ることもできる。
熱交換器1を平面視コの字形状に折り曲げ形成する場合、曲げ部29に配置されたフィン12同士の間では、曲げ部29の内側のフィンピッチが外側のフィンピッチに比べて小さくなる。また、曲げ部29の外周側にはピラー36が設置される(図1参照)。その結果、曲げ部29の通風量が直線部30に比べて少なくなり、曲げ部29と直線部30とで温度効率の分布が発生する(曲げ部29と直線部30とで温度効率が異なる)。特に、フィンピッチを一様に形成した熱交換器を平面視コの字形状に折り曲げ形成した従来の熱交換器の場合、曲げ部と直線部の温度効率の差は、熱交換器1の曲げ部29のフィンピッチを直線部30のフィンピッチより大きくした本実施の形態4に係る熱交換器1よりも大きくなる。
ここで、図11を用いて、温度効率εと熱交換器性能AKについて説明する。
図11は、温度効率εと熱交換器性能AKとの関係を示す図である。この図11には、本実施の形態4に係る熱交換器1(熱交換器1の曲げ部29のフィンピッチを直線部30のフィンピッチより大きくした熱交換器1)の温度効率εを黒塗りの丸で示している。また、従来の熱交換器(フィンピッチを一様に形成した熱交換器を平面視コの字形状に折り曲げ形成した熱交換器)の温度効率εを白塗りの丸で示している。なお、本実施の形態4に係る熱交換器1と従来の熱交換器は、フィンの合計枚数を同じにしている。
図11は、温度効率εと熱交換器性能AKとの関係を示す図である。この図11には、本実施の形態4に係る熱交換器1(熱交換器1の曲げ部29のフィンピッチを直線部30のフィンピッチより大きくした熱交換器1)の温度効率εを黒塗りの丸で示している。また、従来の熱交換器(フィンピッチを一様に形成した熱交換器を平面視コの字形状に折り曲げ形成した熱交換器)の温度効率εを白塗りの丸で示している。なお、本実施の形態4に係る熱交換器1と従来の熱交換器は、フィンの合計枚数を同じにしている。
温度効率ε(=熱交換器出口空気温度−熱交換器入口空気温度)/(冷媒飽和温度−熱交換器入口空気温度)は、通風量が増加すると(風速が大きくなると)低下する特徴がある。このため、本実施の形態4に係る熱交換器1及び従来の熱交換器共に、曲げ部の温度効率(ε2,ε2’)が直線部の温度効率(ε1,ε1’)よりも高くなっている。また、直線部の温度効率に着目すると、同枚数のフィンで本実施の形態4に係る熱交換器1と従来の熱交換器を製作した場合、曲げ部29のフィンピッチを直線部30のフィンピッチより大きくした本実施の形態4に係る熱交換器1は、その温度効率ε1’が従来の熱交換器の直線部の温度効率ε1よりも大きくなっている。また、曲げ部の温度効率に着目すると、同枚数のフィンで本実施の形態4に係る熱交換器1と従来の熱交換器を製作した場合、曲げ部29のフィンピッチを直線部30のフィンピッチより大きくした本実施の形態4に係る熱交換器1は、その温度効率ε2が従来の熱交換器の直線部の温度効率ε2’よりも小さくなっている。
ここで、図11に示すように、熱交換器性能AK(伝熱性能)と温度効率εは、熱交換器性能AKが大きくなるにつれて、温度効率εが1に漸近するという特徴がある。このため、通風量が多い直線部においては、本実施の形態4に係る熱交換器1は、従来の熱交換器よりもフィンピッチが小さくなることにより、ε1’−ε1分だけ温度効率が改善する。また、通風量が少ない曲げ部においては、本実施の形態4に係る熱交換器1は、従来の熱交換器よりもフィンピッチが大きくなることにより、ε2’−ε2分だけ温度効率が低下する。
しかしながら、直線部の温度効率(ε1,ε1’)は曲げ部の温度効率(ε2,ε2’)に比べて小さく、温度効率εは熱交換器性能AKが大きくなるにつれて1に漸近するという上述の特徴を有している。このため、本実施の形態4のように熱交換器を構成することによる温度効率の改善分(ε1’−ε1)は大きくなり、本実施の形態4のように熱交換器を構成することによる温度効率の低下分(ε2’−ε2)は非常に小さくなる。
つまり、(ε1’−ε1)>(ε2’−ε2)となる。
つまり、(ε1’−ε1)>(ε2’−ε2)となる。
したがって、本実施の形態4のように、温度効率εが高い曲げ部29のフィンピッチを大きくし、温度効率εが低い直線部30のフィンピッチを小さくすることで、熱交換器1の平均的な温度効率、すなわち、熱交換器1全体の熱交換効率が大きく向上する。
実施の形態5.
また、熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する例は実施の形態1〜実施の形態4で示したものに限らず、実施の形態1〜実施の形態4のうちの少なくとも一方の構成と共に、あるいは実施の形態1〜実施の形態4の構成とは別に、熱交換器1の次のような範囲のフィンピッチを変更してもよい。なお、本実施の形態5で特に記述しない構成については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
また、熱交換器1の一部の範囲のフィンピッチを変更する例は実施の形態1〜実施の形態4で示したものに限らず、実施の形態1〜実施の形態4のうちの少なくとも一方の構成と共に、あるいは実施の形態1〜実施の形態4の構成とは別に、熱交換器1の次のような範囲のフィンピッチを変更してもよい。なお、本実施の形態5で特に記述しない構成については実施の形態1〜実施の形態3と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図12は、本発明の実施の形態5に係る室外機の内部構造を示す正面図である。なお、図12では、熱交換器1及びプロペラファン9以外の収納物の図示を省略している。
本実施の形態5に係る熱交換器1は、上下方向に、3段の熱交換器部(1段目熱交換器2、2段目熱交換器3、3段目熱交換器4)に分割されている。そして、3段目熱交換器4のフィンピッチ33は2段目熱交換器3のフィンピッチ32よりも大きく形成されており、2段目熱交換器3のフィンピッチ32は1段目熱交換器2のフィンピッチ31以上に形成されている。
本実施の形態5に係る熱交換器1は、上下方向に、3段の熱交換器部(1段目熱交換器2、2段目熱交換器3、3段目熱交換器4)に分割されている。そして、3段目熱交換器4のフィンピッチ33は2段目熱交換器3のフィンピッチ32よりも大きく形成されており、2段目熱交換器3のフィンピッチ32は1段目熱交換器2のフィンピッチ31以上に形成されている。
筐体34の側面部に形成された吸込口34aと対向して熱交換器1が設けられ、筐体34の上面部に形成された吹出口34bに対向してプロペラファン9が設けられた本実施の形態1に係る室外機101においては、熱交換器1の各部を通る風量は、プロペラファン9からの距離により異なる。詳しくは、3段目熱交換器4を通る風量が1段目熱交換器2を通る風量よりも小さくなる。このため、本実施の形態5では、1段目熱交換器2に対して空気との熱交換量が少ない3段目熱交換器4のフィンピッチを大きく形成している。
以上のように、風量が小さく熱交換性能への寄与度が小さい3段目熱交換器4のフィン挿入枚数を低減することにより、従来と同等の性能を維持しながら、空気調和機の小型・低価格化が可能となる。
なお、本実施の形態5では、熱交換器1を上限方向に3段の熱交換器部に分割したが、熱交換器1を2段の熱交換器部に分割してもよいし、熱交換器1を4段以上の熱交換器部に分割しても勿論よい。このとき、これら熱交換器部のうちの少なくとも2つにおいて、下方に配置された熱交換器部のフィンピッチが上方に配置された熱交換器部のフィンピッチよりも小さく形成されていれば、本実施の形態5で示した効果を得ることができる。
ところで上記の実施の形態1〜実施の形態5では、筐体34の上面部に吹出口34bが形成された室外機101を例に本発明を説明したが、筐体の側面部に吹出口が形成された室外機に本発明を実施しても、実施の形態1〜実施の形態5で示した効果を得ることができる。
また、上記の実施の形態1〜実施の形態5では、平面視コの字形状の熱交換器1を例に本発明を説明したが、熱交換器の形状は任意であり、熱交換器の形状に関わらずに実施の形態1〜実施の形態5で示した効果を得ることができる。
また、上記の実施の形態1〜実施の形態5では、1つの熱交換器1(複数の熱交換器部で構成されたもの)を備えた室外機101を例に本発明を説明したが、熱交換器1を複数備えた室外機においても実施の形態1〜実施の形態5で示した効果を得ることができる。
また、上記の実施の形態1〜実施の形態5では、プロペラファン9を備えた室外機101を例に本発明を説明したが、プロペラファン9以外のファンを備えた室外機であっても実施の形態1〜実施の形態5で示した効果を得ることができる。
また、上記の実施の形態1〜実施の形態5では、室外機101を例に本発明を説明したが、室内機に本発明を実施することも勿論可能である。
1 熱交換器、1a 内側熱交換器、1b 外側熱交換器、2 1段目熱交換器、3 2段目熱交換器、4 3段目熱交換器、5 圧縮機カバー隣接範囲、6 圧縮機非隣接範囲、7 圧縮機カバー、8 制御盤、9 プロペラファン、10 伝熱管、12 フィン、13 切り欠き、14 カラー、15 パイロット穴、16 薄板送り動作、17 フィン連、18 切断動作、19 移動・回転動作、21 ピッチ送り動作、22 フィン郡、23 フィン郡、24 フィン群組立部、25 端部、29 曲げ部、30 直線部、31 1段目熱交換器2のフィンピッチ、32 2段目熱交換器3のフィンピッチ、33 3段目熱交換器4のフィンピッチ、34 筐体、34a 吸込口、34b 吹出口、35a 上面部、35b 底面部、36 ピラー、37 パネル、38 ファンガード、101 室外機。
Claims (12)
- 所定のフィンピッチを介して積層された複数のフィンと、
前記フィンの長手方向に沿って所定の間隔を介して配置され、前記フィンの積層方向に沿って前記フィンを貫通する複数の伝熱管と、
を備え、
複数の前記伝熱管は、断面が扁平形状の伝熱管であり、
複数の前記フィンは、長手方向側の端部に、前記伝熱管の断面形状に対応した形状の複数の切り欠きが形成され、
これら前記切り欠きに前記伝熱管が挿入された熱交換器の製造方法であって、
所定の間隔を介して配置された複数の前記伝熱管を、これら前記伝熱管の管軸方向にピッチ送りする第1工程と、
前記伝熱管の側面側から前記切り欠きに前記伝熱管を挿入して、前記フィンを複数の前記伝熱管に取り付ける第2工程と、を繰り返し、
前記第1工程のピッチ送りの移動量を変更することにより、複数の前記フィンの一部の間のフィンピッチを他の前記フィンの間のフィンピッチよりも大きくしたフィン群組立部を製造することを特徴とする熱交換器の製造方法。 - 前記フィンは、前記切り欠きの縁にカラーが形成され、
少なくとも前記の大きいフィンピッチを、前記フィンの板面からの前記カラーの突出量である前記カラーの高さよりも大きくすることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器の製造方法。 - 前記の大きいフィンピッチとなっている箇所において前記フィン群組立部を曲げて曲げ部を形成し、
前記曲げ部に配置された前記フィンの間のフィンピッチを、直線部に配置された前記フィンの間フィンピッチよりも大きくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換器の製造方法。 - 前記の大きいフィンピッチとなっていない箇所において前記フィン群組立部を曲げて曲げ部を形成し、
直線部に配置された前記フィンの間のフィンピッチを、前記曲げ部に配置された前記フィンの間フィンピッチよりも大きくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換器の製造方法。 - 吸込口及び吹出口が形成された筐体と、該筐体に設けられた熱交換器と、前記筐体に設けられたファンとを備えた空気調和機の製造方法であって、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の熱交換器の製造方法で前記熱交換器を製造することを特徴とする空気調和機の製造方法。 - 前記筐体には、前記熱交換器と前記ファンとの間の風路に収納物が収容され、
前記熱交換器は、
前記収納物との距離が所定の距離以内となる範囲のフィンピッチが、前記の大きいフィンピッチとなることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の製造方法。 - 前記筐体は、少なくとも一側面部に前記吸込口が形成されて、上面部に前記吹出口が形成され、
前記熱交換器は、該吸込口に対向して設けられ、
前記ファンは、プロペラファンであり、前記吹出口に対向して設けられ、
該プロペラファンの直径をD、前記熱交換器と前記収納物との間の距離をLとした場合、
前記熱交換器は、
L/D≦0.15の関係となる範囲のフィンピッチが、前記の大きいフィンピッチとなることを特徴とする請求項6に記載の空気調和機の製造方法。 - 請求項6又は請求項7に記載の空気調和機の製造方法であって、
前記の大きいフィンピッチをfp2、他の前記フィンの間のフィンピッチをfp1とした場合、
当該熱交換器におけるフィンピッチがfp2となっている範囲の前記フィンのフィンピッチをfp1に形成した熱交換器を当該空気調和機に用いた場合の成績係数に対し、当該空気調和機の成績係数が95%以上となるようにfp2が設定されることを特徴とする空気調和機の製造方法。 - 前記収納物は制御盤であり、該制御盤は前記筐体の一側面部に設けられ、
前記吸込口は、前記制御盤が配置された前記筐体の側面部と隣接する側面部に少なくとも形成され、
前記熱交換器は、該吸込口に対向して設けられ、
前記熱交換器における前記制御盤側の端部のフィンピッチが、前記の大きいフィンピッチとなることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の空気調和機の製造方法。 - 前記熱交換器は、該熱交換器を通る空気の流れ方向に沿って、複数の熱交換器部に分割されており、
これら分割された複数の前記熱交換器部のうちの少なくとも1つは、下流側に配置された前記熱交換器部のフィンピッチが上流側に配置された前記熱交換器部のフィンピッチよりも大きくなることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の製造方法。 - 前記熱交換器は、該熱交換器を通る空気の流れ方向に沿って、複数の熱交換器部に分割されており、
これら分割された複数の前記熱交換器部のうちの少なくとも1つは、上流側に配置された前記熱交換器部のフィンピッチが下流側に配置された前記熱交換器部のフィンピッチよりも大きくなることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の製造方法。 - 前記筐体は、少なくとも一側面部に前記吸込口が形成されて、上面部に前記吹出口が形成され、
前記ファンは、プロペラファンであり、前記吹出口に対向して設けられ、
前記熱交換器は、該吸込口に対向して設けられ、上下方向に、複数の熱交換器部に分割されており、
これら分割された複数の前記熱交換器部のうちの少なくとも1つは、下方に配置された前記熱交換器部のフィンピッチが上方に配置された前記熱交換器部のフィンピッチよりも大きくなることを特徴とする請求項5に記載の空気調和機の製造方法。
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