JP4513608B2 - 熱間プレス鋼板部材、その製造方法 - Google Patents

熱間プレス鋼板部材、その製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動車のボデー構造部品、足回り部品等を始めとする機械構造部品等に好適な、靱性に優れた高強度の熱間プレス鋼板部材およびその製造方法ならびにそのための熱間プレス用鋼板に関する。
近年、自動車の軽量化のため、鋼材の高強度化を図り、使用重量を減ずる努力が進んでいる。自動車に広く使用される薄鋼板においては、鋼板強度の増加に伴って、プレス成形性が低下し、複雑な形状を製造することが困難になってきている。具体的には、延性が低下し、加工度が高い部位で破断が生じる、スプリングバックや壁反りが大きくなり、寸法精度が劣化する、といった問題が発生する。従って、高強度、特に780MPa級以上の引張強さを有する鋼板を用いて、プレス成形により部品を製造することは容易ではない。プレス成形ではなくロール成形によれば、高強度の鋼板の加工が可能であるが、長手方向に一様な断面を有する部品にしか適用できない。
一方、特許文献1に示されているように、加熱した鋼板をプレス成形する熱間プレスと呼ばれる方法では、鋼板が高温で軟質、高延性になっているため、複雑な形状を寸法精度よく成形することが可能である。さらに、鋼板をオーステナイト域に加熱しておき、金型内で急冷(焼入れ)することにより、マルテンサイト変態による鋼板の高強度化が同時に達成できる。
特許文献2には、室温で予め所定の形状に成形後、オーステナイト域に加熱し、金型内で急冷することによって、鋼板の高強度化と成形性を同時に達成する予プレスクエンチ法が開示されている。
英国特許公報1490535号 特開平10−96031号公報
このような熱間プレス法や予プレスクエンチ法は、部材の高強度化と成形性を同時に確保できる優れた成形方法である。しかし、現在においてはさらなる高強度化が求められてきており、従来からある技術思想の下では、部材の引張強さ(以下、TSとも表記する)が1.8GPa以上になってくると、靱性不足の問題が生じてくることが本発明者らの検討により初めて明らかとなった。実際、靱性を確保したまま熱間プレス後に1.8GPa以上のTSとなる部材の実用化例は皆無である。
従って、従来の熱間プレス成形では、実用可能なTSが1.8GPa以上の部材を作製するためには、靱性を確保するために、焼入れ後に焼き戻し処理が施されることになる。しかし、熱間プレス法において焼き戻し工程を追加することは、作業効率面や設備面からコストアップといった問題が出てくるため好ましくない。このように、熱間プレス法において、焼き戻しを行わずに、実用に耐えうるTSが1.8GPa以上の部材を提供することができる熱間プレス用鋼板がないのが現状である。
本発明の具体的課題は、熱間プレス後靱性に優れたTSが1.8GPa以上の熱間プレス部材を比較的容易に製造することを可能にする、熱間プレス用鋼板、それにより得られる熱間プレス鋼板部材、ならびにその製造方法を提供することである。
本発明者らは、熱間プレス後のTSが1.8GPa以上の熱間プレス部材の靱性を改善すべく鋭意検討を行った結果、鋼板成分を調整することにより、さらに必要により熱間プレス成形の際のヒートパターンの適正化、ならびにそれに先立つ加熱時のオーステナイト粒径細粒化により、靱性が大幅に改善されることを知見した。その知見に基づき完成させた本発明は、次の通りである。
(1)質量%で、C:0.25〜0.45%、およびMn+Cr:0.5〜3.0%を含有し、さらにSi:0.5%以下、Ni:2%以下、Cu:1%以下、V:1%以下およびAl:1%以下の1種または2種以上を含有し、残部Fe及び不純物からなる化学組成を有し、さらに所望により下記(i)ないし(v)のうちの少なくとも1を満足する、鋼組織が、旧オーステナイト平均粒径がμm以下である自動焼き戻しマルテンサイトにより構成され、かつ引張強さが1.8GPa以上であることを特徴とする、熱間プレス鋼板部材。
(i)B:0.01%以下を含有する、
(ii)Nb:1.0%以下およびMo:1.0%以下からなる群から選ばれる1種または2種を含有する、
(iii)下記式(1)を満たす量のTiを含有する:
3.42N+0.001≦Ti≦3.42N+0.5 (1)
(式中のTiおよびNは鋼中の各元素の含有量(単位:質量%)を示す)、
(iv)Ca:0.001〜0.005%を含有する、および
(v)不純物であるP、SおよびNの1種または2種以上を、P:0.005%以下、S:0.005%以下およびN:0.002%以下の1条件または2条件以上を満足するように制限する。
(2)上記(1)に記載の化学組成を有する鋼板に、Ac3点以上、(Ac3点+100℃)以下の温度域に分以下の時間保持した後に熱間プレスを施し、Ms点までの冷却速度が上部臨界冷却速度以上、Ms点から150℃までの平均冷却速度が10〜500℃/sの冷却を行うことを特徴とする熱間プレス鋼板部材の製造方法。
本発明は、焼き戻しを行わずに熱間プレスのままで靱性に優れた、TSが1.8GPa以上の熱間プレス部材を作製できる熱間プレス用鋼板の実用化が初めて可能になるという、技術的に価値ある効果が達成される。
次に、本発明において、各範囲に限定した理由について説明する。以後の説明で合金元素についての「%」は「質量%」を表す。
本発明における素地鋼板としての鋼板の化学組成については、以下のように規定する。
C:0.25〜0.45%
Cは、鋼板の焼入れ性を高め、かつ焼入れ後強度を主に決定する非常に重要な元素である。特に、焼入れ後強度でTS1.8GPa以上を確保するためには、C含有量を少なくとも0.25%とする必要がある。一方で、C含有量が0.45%を超えると、焼入れ後の強度が高くなりすぎるため、靱性劣化が著しくなる。より望ましいC含有量は0.28〜0.33%である。
Mn+Cr:0.5〜3.0%
MnおよびCrは、鋼板の焼入れ性を高め、かつ焼入れ後強度を安定して確保するために、非常に効果のある元素である。しかしMnおよびCrの合計含有量(以下、「(Mn+Cr)含有量」ともいう。)が0.5%未満ではその効果は十分ではなく、一方で(Mn+Cr)含有量が3.0%を超えるとその効果は飽和し、逆に安定した強度確保が困難となる。より望ましい(Mn+Cr)含有量は0.8〜2.0%である。
B:0.01%以下
Bは、任意添加元素であり、鋼板の焼入れ性を高め、かつ焼入れ後強度の安定確保効果をさらに高めるのに有効である。また、粒界に偏析して粒界強度を高め、靱性を向上させる点でも重要な元素である。さらに、加熱時のオーステナイト粒成長抑制効果も高い。しかし、B含有量が0.01%を超えるとその効果は飽和し、かつコスト増を招く。より望ましいB含有量は0.001〜0.0030%である。
Si:0.5%以下、Ni:2%以下、Cu:1%以下、V:1%以下、Al:1%以下
これらの元素は、鋼板の焼入れ性を高めかつ焼入れ後強度の安定確保に効果の有る元素である。しかし、上限値以上に含有させてもその効果は小さく、かついたずらにコスト増を招くため、各合金元素の含有量は上述の範囲とする。
Nb:1.0%以下
Nbは、任意添加元素であり、鋼板をAc3点以上に加熱したときに、再結晶を抑制しかつ微細な炭化物を形成してオーステナイト粒を細粒にするため、靱性を大きく改善する効果を有する。しかし、Nb含有量が1.0%超になると、その効果は飽和し、いたずらにコスト増を招く。より望ましいNb含有量は0.01〜0.2%であり、さらに望ましくは0.04〜0.15%である。
Mo:1.0%以下
Moは、任意添加元素であり、鋼板をAc3点以上に加熱したときに、微細な炭化物を形成してオーステナイト粒を細粒にするため、靱性を大きく改善する効果を有する。しかしMo含有量が1.0%超になると、その効果は飽和し、いたずらにコスト増を招く。より望ましいMo含有量は0.01〜0.2%であり、さらに望ましくは0.04〜0.15%である。
3.42N+0.001≦Ti≦3.42N+0.5
Tiは、任意添加元素であり、鋼板をAc3点以上に加熱したときに、再結晶を抑制し微細な炭化物を形成してオーステナイト粒を細粒にするため、靱性を大きく改善する効果を有する。かかる効果を確実に得るためにTi含有量を(3.42N+0.001)以上とすることが好ましい。一方で、Ti含有量が(3.42N+0.5)超になると、その効果は飽和し、いたずらにコスト増を招く。より望ましいTi含有量は3.42N+0.02≦Ti≦3.42N+0.08である。
Ca:0.001〜0.005%
Caは、任意添加元素であり、鋼中の介在物を微細化し、焼入れ後の靱性を向上させる効果を有する。かかる効果を確実に得るためにCa含有量を0.001%以上とすることが好ましい。一方、Ca含有量が0.005%を超えるとその効果は飽和する。より望ましいCa含有量は0.002〜0.004%である。
P:0.005%以下
Pは、焼入れ後の靱性を大きく劣化させる元素であるため、0.005%以下とすることが好ましい。より望ましくは0.003%以下である。
S:0.005%以下
Sは、焼入れ後の靱性を大きく劣化させる元素であるため、0.005%以下とすることが好ましい。より望ましくは0.003%以下である。
N:0.002%以下
Nは、鋼中にて介在物を形成し、焼入れ後の靱性を劣化させる元素であるため、0.002%以下とすることが好ましい。より望ましくは0.001%以下である。
本発明の熱間プレス鋼板部材は、TSが1.8GPa以上の強度下で靱性を確保するために、旧オーステナイト平均粒径を10μm以下にする。旧オーステナイト平均粒径は、望ましくは8μm以下、さらに望ましくは4μm以下である。旧オーステナイト平均粒径は、次に説明するように、熱間プレス前の加熱条件(保持温度および保持時間)に依存して変化する。
本発明によれば、上記化学組成を有する鋼板に対して熱間プレス成形を行うが、そのときの熱間プレス前の加熱条件(保持温度及び保持時間)は次の通りである。
熱間プレス工程において焼入れを行い目的とする強度と靱性を得るために、熱間プレスに供する鋼板をAc3点以上、(Ac3点+100℃)以下の温度域で5分以下の時間保持する。保持温度の下限は一旦オーステナイト単相として目的とする強度を得るためであり、保持温度の上限および保持時間の上限は、焼入れ後の旧オーステナイト粒径を10μm以下に抑制し、TSが1.8GPa以上の強度下で靱性を確保するためである。保持温度を(Ac3点+100℃)超とするか、あるいは保持時間を5分超とすると、旧オーステナイト粒径は10μm以上となり、靱性が確保できなくなる場合がある。より望ましい保持温度は、Ac3点以上、(Ac3点+50℃)以下で、より望ましい保持時間は2分以下である。なお、旧オーステナイト粒径は細粒であればあるほど好ましいので、保持時間の下限は特に規定しない。
本発明における熱間プレス成形は、使用金型も含めてそれ自体特に制限されないが、熱間プレス成形後の冷却条件及びその方法は次の通りである。
TSが1.8GPa以上の強度下で靱性を少しでも改善するためには、焼入れ後の組織を、完全マルテンサイト組織とするのではなく、自動焼き戻しマルテンサイト組織することが肝要である。この自動焼き戻しマルテンサイト組織にするためには、Ms点までは拡散変態が起きないように上部臨界冷却速度以上で冷却し、そしてMs点から150℃までの温度範囲の平均冷却速度を10〜500℃/sという冷却速度にする。Ms点から150℃までの好ましい平均冷却速度は15〜200℃/sである。
このように、Ms点から150℃までの温度範囲の平均冷却速度は、Ms点までの冷却速度より遅くするのであるが、Ms点到達以降はマルテンサイト変態による変態発熱が非常に大きいため、Ms点以上での冷却方法と同じ冷却方法では十分な冷却速度が実現できない場合がある。このため、Ms点までの冷却よりもMs点から150℃までの冷却を強く行う必要があり、具体的には以下に述べるようにすることが好ましい。
熱間プレス法では、通常、常温または数十℃程度の鋼製金型により冷却が達成される。従って、冷却速度を変化させるためには、金型寸法を変え熱容量を変化させればよい。また金型材質を異種金属(例えば銅など)に変えることでも冷却速度を変化させることができる。金型寸法を変えられない場合、水冷型の金型を用いて冷却水量を変えることによっても、冷却速度を変えることができる。また、予め溝を数カ所切った金型を用い、プレス中にその溝に水を通すことによって冷却速度を変えたり、プレス途中でプレス機を上げ、その間に水を流すことでも、冷却速度を変えることができる。さらには、金型クリアランスを変え、鋼板との接触面積を変化させることでも冷却速度を変えることができる。例えばMs点前後で冷却速度を変える手段には、次のような手段が考えられる。
(1)Ms点到達直後に、熱容量の異なる金型または室温状態の金型に移動させて、冷却速度を変える;
(2)水冷金型の場合、Ms点到達直後に金型中の流水量を変化させて、冷却速度を変える;
(3)Ms点到達直後に、金型と部材の間に水を流し、その水量を変化させることで、冷却速度を変える。
本発明における熱間プレス法における成形の形態としては、前述のように特に制限されないが、例示すれば、曲げ加工、絞り成形、張出し成形、穴拡げ成形、フランジ成形がある。目的とする熱間プレス鋼板部材の種類によって適宜選べばよい。熱間プレス鋼板部材の代表例として、自動車用補強部品であるドアガードバーやバンパーレインフォースメントなどを挙げることができる。また、成形と同時または直後に鋼板を冷却する手段を備えていれば、プレス以外の成形法、例えばロール成形に適用してもよい。
本発明にかかる製品は靱性をも確保することが特徴であるが、そのときの実用に耐えうる靱性としては、−120℃でのシャルピー衝撃値として30J/cm2以上であることが望ましい。
熱間プレス後は、通常、スケール除去目的でショットブラスト処理が施される。このショットブラスト処理には、表面に圧縮応力を導入する効果があるため、遅れ破壊が抑制され、また疲労強度が向上するという利点がある。
なお、予成形を伴わない熱間プレス時には、加熱の際にオーステナイト温度域に加熱し、オーステナイト変態をさせるため、加熱前の室温での機械的性質は重要ではなく、加熱前の金属組織については特に規定しない。つまり、素地鋼板として、熱延鋼板、冷延鋼板(フルハード材、焼鈍材)、めっき鋼板のいずれを使用してもよく、その製造方法については特に限定はしない。例えばめっき鋼板には、アルミニウム系めっき鋼板や亜鉛系めっき鋼板等が挙げられる。
一方、予成形を伴う熱間プレス時には、鋼板の種類やその組織は限定されないが、できるだけ軟質で延性のある鋼板であることが望ましい。例えば、TSとして590MPa以下程度が望ましい。熱延鋼板における熱延巻取温度は、軟質鋼板を得るために450℃以上とし、スケールロスを減らすために700℃以下とすることが好ましい。冷延鋼板においては、軟質鋼板を得るために焼鈍を行うことが好ましく、焼鈍温度は、再結晶温度以上900℃以下が好ましい。また、焼鈍後の室温までの平均冷却速度は、上部臨界冷却速度以下であることが好ましい。
以下に本発明の実施例について説明する。
表1に示した化学組成を有する鋼板(板厚:1.6mm)を素地鋼板とした。これらの鋼板は、実験室にて溶製したスラブを、熱間圧延、冷間圧延により製造した鋼板である。さらに、めっきシミュレーターを用いて、鋼種No.1にはAlめっき(片面あたりのめっき付着量は120g/m2)、No.2には溶融亜鉛めっき(片面あたりのめっき付着量は60g/m2)を施した。さらに、No.2には合金化処理(めっき皮膜中のFe含有量は15質量%)を行った。めっきシミュレーターにおける焼鈍温度は、800℃であり、800℃からMs点までの平均冷却速度は5℃/sあった。No.1、No.2以外の鋼板は、冷間圧延まま(フルハード)で以下の試験に供した。
これらの鋼板を、1.6t×100w×200L(mm)の寸法に切断し、大気雰囲気の加熱炉内で、表1の条件にて加熱して、加熱炉より取り出し、その直後に平板の鋼製金型を用いて、熱間プレスを行った。保持時間とは、炉に装入後Ac3点に達した時から、炉から取り出すまでの時間をいう。また鋼板に熱電対を貼付し、冷却速度測定も行った。
得られた熱間プレス部材については、切断法による旧オーステナイト粒径測定、引張試験(JIS5号試験片)に供した。
また1.6tの鋼板を6枚積層してネジ止めした後、Vノッチ試験片を作製し、シャルピー衝撃試験に供した。靱性評価としては、−120℃での衝撃値が30J/cm2以上となる場合に合格として○とした。それに達しないのは「×」とした。
各鋼種のAc3点、Ms点及び上部臨界冷却速度は、次記方法にて測定した。すなわち、熱延鋼板から直径3.0mm、長さ10mmの円柱試験片(図1)を切り出し、大気中で900℃まで10℃/sの昇温速度にて加熱し、その温度で5分間保持したのち、種々の冷却速度で室温まで冷却した。そのときの加熱、冷却中の試験片の熱膨張変化を測定することにより、Ac3点、Ms点を測定した。また、得られた試験片のビッカース硬度測定(荷重49N、測定数:3)及び組織観察を行い、それらの結果から上部臨界冷却速度を見積もった。
これらの結果は、表2に示す。
本発明例である鋼種No.1〜13は、引張強さが1.8GPa以上でかつ靱性値も良好であることがわかる。一方、比較例である鋼種No.14及び15は、本発明範囲を満足しないため、靱性値が不芳である。
本発明例として、鋼種No.2の鋼板について、大気雰囲気の加熱炉内で900℃到達後、1分保持して、加熱炉より取り出し、ハット型の熱間プレス成形(ブランクサイズ:1.0t×80w×320Lmm)を行った。図2は、ハット成形法の模式的説明図である。このときの熱間プレス成形条件は、成形高さ70mm、Rd(ダイス肩部R)8mm、Rp(パンチ肩部R)8mm、クリアランス1.0mm、しわ押さえ力12.7kNとした。
このハット成形品に対して、低温衝撃試験を行った。部材を−40℃に冷却した後、高さ1000mmより重さ2450N(250kgf)の錘体を部材に衝突させ、割れの有無を調査した。その結果、割れ発生がなく、十分な靱性を有していることが判明した。
Figure 0004513608
Figure 0004513608
臨界冷却速度測定用の試験片の形状の説明図である。 ハット成形法の模式的説明図である。

Claims (12)

  1. 質量%で、C:0.25〜0.45%およびMn+Cr:0.5〜3.0%を含有し、さらにSi:0.5%以下、Ni:2%以下、Cu:1%以下、V:1%以下およびAl:1%以下の1種または2種以上を含有し、残部Fe及び不純物からなる化学組成を有し、鋼組織が、旧オーステナイト平均粒径が8μm以下である自動焼き戻しマルテンサイトにより構成され、かつ引張強さが1.8GPa以上であることを特徴とする、熱間プレス鋼板部材。
  2. 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、B:0.01%以下を含有する、請求項1に記載の熱間プレス鋼板部材。
  3. 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、Nb:1.0%以下およびMo:1.0%以下よりなる群から選ばれる1種または2種を含有する、請求項1または2に記載の熱間プレス鋼板部材。
  4. 前記化学組成が、Feの一部に代えて、下記式(1)を満たす量のTiを含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の熱間プレス鋼板部材:
    3.42N+0.001≦Ti≦3.42N+0.5 (1)
    ここで、式中のTiおよびNは鋼中の各元素の含有量(単位:質量%)を示す。
  5. 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、Ca:0.001〜0.005%を含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の熱間プレス鋼板部材。
  6. 前記化学組成が、不純物であるP、SおよびNの1種または2種以上を、質量%で、P:0.005%以下、S:0.005%以下およびN:0.002%以下の1条件または2条件以上を満足するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱間プレス鋼板部材。
  7. 質量%で、C:0.25〜0.45%およびMn+Cr:0.5〜3.0%を含有し、さらにSi:0.5%以下、Ni:2%以下、Cu:1%以下、V:1%以下およびAl:1%以下の1種または2種以上を含有し、残部Fe及び不純物からなる化学組成を有する鋼板に、Ac3点以上、(Ac3点+100℃)以下の温度域に2分以下の時間保持した後に熱間プレスを施し、次いでMs点までの冷却速度が上部臨界冷却速度以上で、Ms点から150℃までの平均冷却速度が10〜500℃/sの冷却を行うことを特徴とする、熱間プレス鋼板部材の製造方法。
  8. 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、B:0.01%以下を含有する、請求項7に記載の熱間プレス鋼板部材の製造方法。
  9. 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、Nb:1.0%以下およびMo:1.0%以下よりなる群から選ばれる1種または2種を含有する、請求項7または8に記載の熱間プレス鋼板部材の製造方法。
  10. 前記化学組成が、Feの一部に代えて、下記式(1)を満たす量のTiを含有する、請求項7〜9のいずれかに記載の熱間プレス鋼板部材の製造方法。
    3.42N+0.001≦Ti≦3.42N+0.5 (1)
    ここで、式中のTiおよびNは鋼中の各元素の含有量(単位:質量%)を示す。
  11. 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、Ca:0.001〜0.005%を含有する、請求項7〜10のいずれかに記載の熱間プレス鋼板部材の製造方法。
  12. 前記化学組成が、不純物であるP、SおよびNの1種または2種以上を、質量%で、P:0.005%以下、S:0.005%以下およびN:0.002%以下の1条件または2条件以上を満足するものであることを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の熱間プレス鋼板部材の製造方法。
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