JP4513164B2 - プリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ロール紙に印字を行うプリンタに関し、特に、設置態様を縦置き又は横置きのいずれかに選択しうるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のプリンタにおいては、プリンタ本体内に装填されたロール紙を覆うため、ロール紙カバー(カバー)が回動自在に設けられている。
【0003】
このロール紙カバーは、カム機構によってプリンタ本体と係合可能に構成され、ロール紙カバーとほぼ直交する方向に押しボタンを移動してカム機構を作動させることにより、プリンタ本体との係合が解除して開くようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のプリンタは、その構造上ロール紙カバーを開く際カム機構を作動させるためにかなりの力で押しボタンを押下しなければならない。
【0005】
このため、従来技術では、プリンタを横置きにした場合には、問題はないものの、プリンタを縦置きにした場合には、押しボタンを押下する力は、プリンタの設置面に対してほぼ平行に向けられるため、カム機構に押しボタンの押下力を伝達させるには押しボタンが押しづらく、しかも、押しボタンを押す際にプリンタ自体が動いてしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、このような従来の技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、プリンタを縦置き又は横置きのいずれの態様で設置した場合でも、カバーを円滑に開くことが可能なプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためになされた本発明は、
プリンタ本体と、
該プリンタ本体に、該プリンタ本体との間に形成されたヒンジを中心に開閉自在に支持されたカバーと、
前記カバーと前記プリンタ本体との係合を解除する解除レバー機構であって、該カバーに設けられた解除レバーを有し、該解除レバーが前記カバーの前記ヒンジ側に移動することによって前記カバーと前記プリンタ本体との係合を解除するように構成された解除レバー機構とを備え、
前記解除レバー機構は、前記解除レバーと一体的に連動可能な係合爪を有し、
前記解除レバーが前記カバーの前記ヒンジの回転軸方向と平行なレバー支軸を中心に回動自在に構成されるとともに、前記係合爪が前記プリンタ本体の一部と係合可能に構成されており、
前記解除レバーは、その端部に摘み部を備え、
前記解除レバーの前記摘み部の移動する方向が、前記カバーの開き方向となるように、前記摘み部は前記レバー支軸を挟んで前記ヒンジとは反対側に位置していることを特徴とするプリンタである。
【0008】
本発明によれば、解除レバー機構の解除レバーを、カバーのヒンジ側に移動することによりプリンタ本体との係合が解除するようにしたため、解除レバー部の操作する力がプリンタ本体側に伝達されないため、カバーを開く際にプリンタ自体が動くことを防止できる。
【0009】
したがって、本発明によれば、プリンタの設置態様にかかわらず、解除レバー機構の解除レバーを容易に操作できるため、カバーを円滑に開くことが可能なプリンタを得ることができる。
【0010】
また、本発明は、解除レバー機構の解除レバーは、その端部に形成された摘み部を有し、カバーに設けられた所定の凹部に摘み部が露出した状態で配置されていることも効果的である。
【0011】
本発明によれば、解除レバーの摘み部をカバーから露出していずれの方向からでも掴めるようにしたため、プリンタを縦置き又は横置きに設置した場合のいずれであっても、解除レバー部を容易に操作することができる。
【0013】
次に、本発明のプリンタにおいて、前記解除レバー機構は、前記カバーの前記ヒンジの回転軸方向と平行なレバー支軸と、前記レバー支軸を中心として前記解除レバーと一体的に回動可能な係合爪とを有し、
前記係合爪は、前記プリンタ本体の一部に係合しているフック部を備え、
前記解除レバーは、前記レバー支軸を挟んで前記フック部とは反対側に配置され、
当該解除レバーは、その端部に摘み部を備え、
前記解除レバーの前記摘み部の移動する方向が、前記カバーの開き方向となるように、前記摘み部は、前記解除レバーにおける、前記レバー支軸を挟んで前記ヒンジとは反対側の部位に配置されている。
【0014】
本発明によれば、解除レバーの摘み部を、レバー支軸を中心に回転すると、係合爪が解除レバーと一体的に移動することにより係合爪のフック部と本体ケース側の一部との係合が解除されるため、そのまま、解除レバーの摘み部を移動してカバーをヒンジを中心に開く。この場合、解除レバーに加える力が、直接カバー自体に、カバーを開くのに必要なモーメントとして伝達され、本体ケース側には伝達されない。
【0015】
解除レバーをカバーのヒンジ側に移動するだけでカバーを開ける状態にしたことから、解除レバーの操作をそのまま続けることにより、さらに、カバーを開く際に余分な力を必要とせずにカバーを容易に開くことができ、しかも、解除レバーの操作する力が本体ケース側に伝達されないため、カバーを開く際にプリンタ自体が動くことを防止できる。
【0016】
ここで、前記解除レバー機構の解除レバーは、前記カバーに設けられた凹部に前記摘み部が露出した状態で配置されていると効果的である。
【0017】
本発明によれば、解除レバーの摘み部をカバーから露出していずれの方向からでも掴めるようにしたため、プリンタを縦置き又は横置きに設置した場合のいずれであっても、解除レバー部を容易に操作することができる。
【0018】
次に、本発明のプリンタにおいて、前記プリンタ本体は、本体ケースを備え、この本体ケースに形成した開口部が前記カバーによって塞がれており、
前記本体ケースは、長方形状の底部と、この底部を取り囲むように設けられた壁部とから、上面側が前記開口部となっている直方体形状に形成されており、
前記底部はプリンタ横置き状態において底部となる第1の底部であり、
前記壁部のうち、前記第1の底部のプリンタ後方側の壁部はプリンタ縦置き状態において底部となる第2の底部であり、
前記プリンタ横置き状態において前記カバーのプリンタ後端側部分となる前記第2の底部の側に前記ヒンジが設けられており、
前記プリンタ横置き状態において前記カバーのプリンタ先端部分となる部分に前記解除レバー機構が設けられている。
【0019】
また、本発明のプリンタにおいて、前記解除レバー機構の解除レバーは、その端部に形成された摘み部を有し、前記カバーに設けられた所定の凹部に前記摘み部が露出した状態で配置されており、前記凹部の外周部分のうち、前記ヒンジ側の部分には、凸摘み部が形成されていてもよい。
【0020】
本発明によれば、解除レバー機構の解除レバーを、カバーのヒンジ側に移動することによりプリンタ本体との係合が解除するようにしたため、解除レバー部の操作する力がプリンタ本体側に伝達されないため、カバーを開く際にプリンタ自体が動くことを防止できる。
【0021】
したがって、本発明によれば、プリンタの設置態様にかかわらず、解除レバー機構の解除レバーを容易に操作できるため、カバーを円滑に開くことが可能なプリンタを得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るプリンタの好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
図1は、本実施の形態のプリンタの外観についてロール紙カバーが閉じた状態の概略構成を示す斜視図である。図2は、同プリンタの外観についてロール紙カバーが開いた状態の概略構成を示す斜視図である。図3は同プリンタのロール紙カバーが開いた状態での内部構成を示す側面図である。図4は、本実施の形態のロール紙カバー及び解除レバー機構の概略構成を示す斜視図である。
【0024】
図5(a)は、同ロール紙カバーの概略構成を示す側面図、図5(b)は、同解除レバー機構の概略構成を示す側面図、図5(c)は、同ロール紙カバー及び解除レバー機構の概略構成の一部を示す側面図である。図6(a)(b)は、同ロール紙カバー及び解除レバー機構の作用を説明するための図である。
【0025】
図1及び図2に示すように、本実施の形態のプリンタ1は、開口部を有する本体ケース(プリンタ本体の一部)2と、その開口部を塞ぐ大きさのロール紙カバー3とを有している。本体ケース2とロール紙カバー3は、それぞれ、樹脂を用いて、一体的に略箱状になるような形状に形成されている。すなわち、本体ケース2は、長方形状の底部と、この底部を囲むように設けられた壁部とから略直方体状に形成される一方、ロール紙カバー3は、長方形の平板状に形成されている。
【0026】
ここで、本実施の形態のプリンタ1は、縦置き又は横置きのいずれかの設置態様を選択しうるものであり、図1のプリンタ1は、横置きにした状態のものを示している。そして、上述した本体ケース2の底部を、プリンタ1を横置きにした場合の第1の底部2aとし、この状態において、本体ケース2の壁部のうち、本体ケース2の前方側(図1の斜め右下方側)の壁部をフロント部2bとし、本体ケース2の後方側の壁部を、プリンタ1を縦置きにした場合の第2の底部2cとする。さらに、かかる状態において、本体ケース2のフロント部2bからつながって閉じられたロール紙カバー3と同一面をなす上側の壁部を、パネル部2dとし、本体ケース2の右側(図1の斜め上方右側)の壁部を、第1の側壁部2eとし、本体ケース2の左側の壁部を、第2の側壁部2fとする。以下の記載においては、本体ケース2の第1の底部2aを下側にした場合を基準としてプリンタ1の上下方向及び前後方向とする。
【0027】
図2又は図3に示すように、本体ケース2の内部には、ロール紙(図示せず)を収容可能なロール紙ホルダ4が設けられている。ロール紙ホルダ4は、曲面状の底部4aと、その底部4aを挟んで一対の平板状の側部4bとから略箱状に形成されている。
【0028】
図4に示すように、ロール紙カバー3の周縁部分のうち、本体ケース2の第2の底部2c側の両端部分には、それぞれ、軸受部3aが形成されている。そして、ロール紙カバー3の軸受部3aは、その両側で、図示しないロール紙ホルダ4側及び本体ケース2側の軸受部とともに、ロール紙カバー3のヒンジ5を構成している。これにより、ロール紙カバー3は、本体ケース2に開閉自在に支持されるようになっている。
【0029】
図3に示すように、本体ケース2内の部分のうち、本体ケース2のフロント部2bとロール紙ホルダ4との間の部位には、感熱方式により印字を行うサーマルヘッド11が設けられている。一方、ロール紙カバー3の先端部分の内側には、プラテンローラ12が回動自在に設けられている。そして、サーマルヘッド11とプラテンローラ12とからなる印字機構13は、ロール紙カバー3が閉じられた場合、プラテンローラ12がサーマルヘッド11と接触しながら回転するように構成されている。
【0030】
本体ケース2内側の部分のうち、サーマルヘッド11の近傍の上方部位には、図示しない可動刃を有する可動刃ユニット15が設けられている。一方、ロール紙カバー3の先端部分の内側には、固定刃16が設けられている、そして、可動刃ユニット15と固定刃16とからなるオートカッタ機構17は、ロール紙カバー3が閉じられた場合、可動刃が固定刃16上を摺動するように構成されている。
【0031】
図1又は図3に示すように、本体ケース2のパネル部2dの先端縁部分には、第1の紙排出用切欠き部18が形成されている。一方、ロール紙カバー3の先端縁部分には、第2の紙排出用切欠き部19が形成されている。そして、ロール紙カバー3が閉じられた場合には、第1の紙排出用切欠き部18及び第2の紙排出用切欠き部19から一体的に紙排出口20が形成されるようになっており、この紙排出口20は、ロール紙ホルダ4内のロール紙から引き出され、印字機構13及びオートカッタ機構17を経由する記録紙を排出できるように配置されている。
【0032】
他方、図3に示すように、ロール紙カバー3の先端部分の内側には、解除レバー機構30が設けられている。なお、本実施の形態においては、解除レバー機構30は、上述したプラテンローラ12及び固定刃16とユニット化されている。
【0033】
図4又は図5(b)に示すように、解除レバー機構30は、略直方体状に形成されたフレーム31を有している。このフレーム31には、レバー支軸32が、フレーム31の両側部から先端部分がはみ出た状態で回動自在に支持されている。このレバー支軸32は、ロール紙カバー3のヒンジ5の回転軸方向と平行になるように配置されている。レバー支軸32のフレーム31からはみ出た部分には、それぞれ、係合爪33、34が設けられている。これらの係合爪33、34は、略腕状に形成され、その略中央部分で、各係合爪33、34が同一姿勢を保つようにレバー支軸32に固定されている。
【0034】
図5(b)(c)に示すように、各係合爪33、34の部分のうち、レバー支軸32より下側(本体ケース側)であってロール紙カバー3のヒンジ5側の部分には、所定の形状のフック部35が、本体ケース2側の一部42と係合可能な形状に形成されている。
【0035】
また、各係合爪33、34のフック部35の近傍には、取付部36が形成され、この取付部36とフレーム31との間には、引張コイルばね37が取り付けられている。
【0036】
さらに、図4に示すように、これらの係合爪33、34のうち、一方側(図4の手前側)の係合爪34には、解除レバー38が固定されている。この解除レバー38は、所定の大きさで略ブロック状に形成され、レバー支軸32を挟んでフック部35と反対側の端部分に配置されている。
【0037】
解除レバー38の上部のうち、ロール紙カバー3の先端側の部分には、摘み部39が、解除レバー38の本体部分から幾分はみ出る方向に延びて形成されている。また、解除レバー38の上面には、所定の凹曲面状のくぼみ部40が摘み部39とつながるように形成されている。
【0038】
一方、ロール紙カバー3の第2の紙排出用切欠き部19の側方部分のうち、本体ケース2の第1の側壁部2e側の部分には、レバー用孔(凹部)41が、解除レバー38の外形より若干大きい大きさで設けられている。このレバー用孔の外周部分のうち、本体ケース2の第2の底部2c側の部分には、凸曲面状の凸摘み部3bが形成されている。
【0039】
そして、かかる解除レバー機構30は、そのフレーム31がロール紙カバー3の第2の紙排出用切欠き部19の内側に取り付けられることにより、解除レバー38がロール紙カバー3のレバー用孔41に配置されるようになっており、この場合、図5(c)に示すように、解除レバー38の摘み部39及びくぼみ部40を含む上側の一部が、ロール紙カバー3のレバー用孔41から露出してくぼみ部40が凸摘み部3bと近接するようになっている。
【0040】
かかる構成を有する本実施の形態においては、図1又は図6(a)に示すように、例えばロール紙を交換する等の際にロール紙カバー3を開く場合には、解除レバー38の摘み部39がロール紙カバー3から露出しているとともにロール紙カバー3の凸摘み部3bが突出しているため、図に示す矢印A、B、Cのいずれかの方向から、解除レバー38の摘み部39に指を添え、あるいは、この状態でさらに他の指を解除レバー38のくぼみ部40又はロール紙カバー3の凸摘み部3bに添えることにより解除レバー38の摘み部39を摘む。
【0041】
そして、図6(b)に示すように、解除レバー38の摘み部39を、レバー支軸32を中心に矢印D方向に回転すると、係合爪33、34が解除レバー38と一体的に移動することにより係合爪33、34のフック部35と本体ケース2側の一部42との係合が解除されるため、そのまま、解除レバー38の摘み部39を矢印D方向に移動してロール紙カバー3をヒンジ5を中心に開く。この場合、解除レバー38に加える力が、直接ロール紙カバー3自体に、ロール紙カバー3を開くのに必要なモーメントとして伝達され、本体ケース2側には伝達されない。
【0042】
以上述べたように本実施の形態によれば、解除レバー38をロール紙カバー3のヒンジ5側に移動するだけでロール紙カバー3を開ける状態にしたことから、解除レバー38の操作をそのまま続けることにより、さらに、ロール紙カバー3を開く際に余分な力を必要とせずにロール紙カバー3を容易に開くことができ、しかも、解除レバー38の操作する力が本体ケース2側に伝達されないため、ロール紙カバー3を開く際にプリンタ1自体が動くことを防止できる。
【0043】
特に、本実施の形態によれば、解除レバー38の摘み部39をいずれの方向からでも掴めるようにし、その摘み部39の移動する方向とロール紙カバー3の開く方向とを一致させたため、プリンタ1が横置き又は縦置きのいずれの設置態様であっても、ロール紙カバー3を円滑に開くことができる。
【0044】
例えば、図1に示すように、プリンタ1を横置きにしてそのフロント部2bをオペレータの正面側にした場合にあっては、矢印A方向から親指を、矢印C方向から人差し指を解除レバー38の摘み部39又はロール紙カバー3の凸摘み部3bに添えて奥側に引いてそのまま解除レバー38の摘み部39を持ち上げるだけでロール紙カバー3を開くことができる。
【0045】
また、プリンタ1を縦置きにしてそのロール紙カバー3及びパネル部2dをオペレータの正面側にした場合にあっては、矢印A又はB方向から人差し指を解除レバー38の摘み部39の上側部分に、矢印C方向から親指を解除レバー38の摘み部39の下側部分又はロール紙カバー3の凸摘み部3bにそれぞれ添えて下側に引くだけでその後はロール紙カバー3の自重によりロール紙カバー3を開くことができる。
【0046】
なお、本発明は上述の実施の形態に限られることなく、種々の変更を行うことができる。
【0047】
例えば、上記実施の形態においては、解除レバー機構30に、解除レバー38と一体化した係合爪33、34の回転により本体ケース2側との係合を解除する機構を用いたが、本発明は、これに限られず、解除レバー38の移動する方向をロール紙カバー3の開く方向に合わせれば他の機構を適用することも可能である。もっとも、上記実施の形態のように、ロール紙カバー3の開閉機構を回転方式によるものとした場合には、解除レバー機構30を回転方式によるものとすることにより、解除レバーの移動する方向をロール紙カバーの開く方向に合わせやすいという利点がある。
【0048】
また、上記実施の形態においては、印字方式としてサーマルヘッド11によるものを用いたが、本発明は、これに限られず、ドットインパクト方式やインクジェット方式によるものを用いることもできる。ただし、プリンタ1を縦置き又は横置きのいずれにも設置可能にするという観点からでは、サーマルヘッド11を用いることが好ましい。
【0049】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、解除レバーをカバーの支軸側に移動してその操作をそのまま続けることにより、カバーを容易に開くことができ、しかも、カバーを開く際にプリンタ自体が動くのを防ぐことができる。
【0050】
また、本発明によれば、解除レバーをいずれの方向からでも摘めるようにし、その摘み部の移動する方向とカバーの開く方向とを一致させたことにより、プリンタが横置き又は縦置きのいずれの設置態様であっても、カバーを円滑に開くことができる。
【0051】
さらに、本発明によれば、解除レバーの摘み部を、レバー支軸を中心に回転すると、係合爪が解除レバーと一体的に移動することにより係合爪のフック部と本体ケース側の一部との係合が解除されるため、そのまま、解除レバーの摘み部を移動してカバーをヒンジを中心に開く。この場合、解除レバーに加える力が、直接カバー自体に、カバーを開くのに必要なモーメントとして伝達され、本体ケース側には伝達されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のプリンタの外観についてロール紙カバーが閉じた状態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 同プリンタの外観についてロール紙カバーが開いた状態の概略構成を示す斜視図である。
【図3】 同プリンタのロール紙カバーが開いた状態での内部構成を示す側面図である。
【図4】 本実施の形態のロール紙カバー及び解除レバー機構の概略構成を示す斜視図である。
【図5】 (a):同ロール紙カバーの概略構成を示す側面図である。
(b):同解除レバー機構の概略構成を示す側面図である。
(c):同ロール紙カバー及び解除レバー機構の概略構成の一部を示す側面図である。
【図6】 (a)(b):同ロール紙カバー及び解除レバー機構の作用を説明するための図である。
【符号の説明】
2 本体ケース(プリンタ本体の一部)
3 ロール紙カバー
4 ロール紙ホルダ
30 解除レバー機構
33、34 係合爪
38 解除レバー
39 摘み部
41 レバー用孔(凹部)
Claims (5)
- プリンタ本体と、
該プリンタ本体に、該プリンタ本体との間に形成されたヒンジを中心に開閉自在に支持されたカバーと、
前記カバーと前記プリンタ本体との係合を解除する解除レバー機構であって、該カバーに設けられた解除レバーを有し、該解除レバーが前記カバーの前記ヒンジ側に移動することによって前記カバーと前記プリンタ本体との係合を解除するように構成された解除レバー機構とを備え、
前記解除レバー機構は、前記解除レバーと一体的に連動可能な係合爪を有し、
前記解除レバーが前記カバーの前記ヒンジの回転軸方向と平行なレバー支軸を中心に回動自在に構成されるとともに、前記係合爪が前記プリンタ本体の一部と係合可能に構成されており、
前記解除レバーは、その端部に摘み部を備え、
前記解除レバーの前記摘み部の移動する方向が、前記カバーの開き方向となるように、前記摘み部は前記レバー支軸を挟んで前記ヒンジとは反対側に位置していることを特徴とするプリンタ。 - 前記解除レバー機構の前記解除レバーは、前記カバーに設けられた所定の凹部に前記摘み部が露出した状態で配置されていることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
- 前記係合爪は、前記プリンタ本体の一部に係合しているフック部を備え、
前記解除レバーは、前記レバー支軸を挟んで前記フック部とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。 - 前記プリンタ本体は、本体ケースを備え、この本体ケースに形成した開口部が前記カバーによって塞がれており、
前記本体ケースは、底部と、この底部を取り囲むように設けられた壁部とから、上面側が前記開口部となるように形成されており、
前記底部はプリンタ横置き状態においてプリンタ底部となる第1の底部であり、
前記壁部のうち、前記プリンタ横置き状態における前記底部のプリンタ後方側の壁部は、プリンタ縦置き状態においてプリンタ底部となる第2の底部であり、
前記カバーにおける前記第2の底部の側に前記ヒンジが設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のうちのいずれかの項に記載のプリンタ。 - 前記解除レバー機構の解除レバーは、前記カバーに設けられた所定の凹部に前記摘み部が露出した状態で配置されており、
前記凹部の外周部分のうち、前記ヒンジ側の部分には、凸摘み部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のうちのいずれかに記載のプリンタ。
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