JPH1031405A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1031405A
JPH1031405A JP8184330A JP18433096A JPH1031405A JP H1031405 A JPH1031405 A JP H1031405A JP 8184330 A JP8184330 A JP 8184330A JP 18433096 A JP18433096 A JP 18433096A JP H1031405 A JPH1031405 A JP H1031405A
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JP
Japan
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image forming
lock
upper lid
opening
sheet
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JP8184330A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ikemoto
博 池本
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部材の増加なくして上蓋開成を容易とする画像
形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置(装置本体)40は水平軸4
3を支点にして上下に開閉可能な上蓋41を備え、内部
には上蓋41を閉成位置に保持するロック機構を備え、
外部上面側部に上記ロックを解除するための押しボタン
44を備えている。上蓋41の上面は斜め下後方へ傾斜
する排紙トレー45が形成され、その排紙積載面の前端
に凹部41aが設けられ、この凹部41aに多機能プレ
ート48が倒伏・起立を自在に配設される。多機能プレ
ート48は中央部に開口部48aを有し、ここに手を挿
し入れて握り持つことが出来る。多機能プレート48は
起立位置に在っては排紙口46から排出される用紙Pの
過剰な進出を抑止するスタッカープレートとなり、ロッ
クを解除して上蓋を開成するときは上蓋を確実に保持し
て持ち上げるための握り部となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排出紙の安定した
積載と上部機体の容易な開成を行う画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、上蓋(上部機体)に排紙トレ
ーを兼用させた形状の比較的小型の画像形成装置があ
る。図7は、そのような画像形成装置の例を示す図であ
り、同図(a) はその側断面図、同図(b) はその外観斜視
図である。同図(a),(b) に示す画像形成装置(装置本
体)1は、上面に上蓋2を備えている。上蓋2は、水平
軸3を支点にして上下に自在に開閉する。上蓋2の裏面
には、ほぼ中央に印字ヘッド4が配設され、前端にロッ
ク係止部5が形成されている。ロック係止部5に対応す
る位置にフック部材6が配設され、フック部材6は、不
図示の付勢部材により反時計回り方向に付勢されてロッ
ク係止部5に係合し、上蓋2を装置本体1にロックして
いる。上蓋2の前部(図の右方)側方には、上記ロック
を解除する押しボタン7が配設され、更に、図では見え
ないが電源スイッチ、液晶表示装置、複数の入力キー等
を備えている。尚、押しボタン7は、上蓋2に設けると
は限らず、同図(b) に一点鎖線7′で示すように、装置
本体1前部側方に設けるようにしたものもある。
【0003】この押しボタン7を押し込み操作して上蓋
2のロックを解除すると、上蓋2を同図(a) の二点鎖線
2′で示すように後部(図の左方)上方に回動させて開
成し、装置本体1内部の保守作業を行うことができる。
この上蓋2を図の実線位置に閉成すると、斜め下後方へ
傾斜する後部が排紙トレー8を形成する。排紙トレー8
には、画像が形成されて上部排紙口9から排出される後
述する用紙Pが積載される。
【0004】装置本体1の下部には用紙カセット11が
着脱自在に装着され、用紙カセット11には多枚数の用
紙Pが載置・収容されている。用紙Pは給紙ローラ12
により最上部から1枚毎に取り出され、案内路13、給
送ローラ対14、用紙検知器15及びタイミング待機ロ
ーラ対16を介して、装置本体1のほぼ中央に位置する
画像形成部17へ搬送される。
【0005】画像形成部17は、同図(a) の矢印Aで示
す時計回り方向に回転する感光体ドラム18を中心にク
リーナ、初期化帯電ブラシ、上述の印字ヘッド4、現像
ローラ、コロナ放電転写器19等により構成される。上
記の印字ヘッド4は、上蓋2が図の二点鎖線2′で示す
開成位置から実線で示す位置に閉成されるに伴って降下
し、不図示の位置決め機構により感光体ドラム18の上
部近傍に位置決めされる。感光体ドラム18の下部はコ
ロナ放電転写器19と対向して画像転写部を形成する。
この画像転写部で、上記印字ヘッド4により記録され現
像ローラにより現像(トナー像化)された感光体ドラム
18上の画像が用紙Pに転写される。
【0006】画像形成部17の搬送方向下流(図の左
方)には、定着部21が配設される。定着部21は、断
熱部材からなる匡体に囲繞され、内部に発熱ローラ、押
圧ローラ、分離爪、クリーナ等を備えている。画像形成
部17の画像転写部でトナー画像を転写された用紙P
は、定着部21で紙面にトナー画像を熱定着され、定着
部21後方に配設された搬出ローラ22によって、後部
排紙口23から画像面を上にして、又は上部排紙口9か
ら画像面を下にして、機外に排出される。
【0007】通常、使用者は、大抵の操作を装置本体1
の前方に居て行うから、排出された用紙Pをすぐ手に取
ることが出来るように、用紙Pを後部排紙口23ではな
く上部排紙口9から排紙トレー8上に排出するように設
定する場合が多い。このとき、図7(a) に示すように画
像定着済みの用紙Pが図に示す用紙P1、P2、P3、
P4のように順次排出されるに従って、正しく排紙トレ
ー8上に積載されず、例えば用紙P3及びP4のように
前方に迫り出して、極端な場合は同図(a) の矢印Dで示
すように装置本体1の前方に滑落する。このような、不
具合を防止するために、同図(b) に二点鎖線で示すよう
に板状の規制部材24又は25を排紙トレー8の前部又
は装置本体1の前部に立設して、用紙Pの上述した滑落
による排紙トレー8からの逸脱を防止するようにしたも
のが実用化されている。このように上面に排紙トレー8
を形成し、裏面に印字ヘッド4を保持して構成される上
蓋2は、前述したように開閉自在に装置本体1にロック
される。
【0008】図8(a) は、その上蓋2を装置本体1にロ
ックするロック機構とその解除機構からなる機体開閉装
置の例を示す図である。同図(a) に示す機体開閉装置3
0は、上蓋2に設けられた解除部材31と、図7(a) に
示したフック部材6からなっている。フック部材6は、
支軸33により装置本体1に支持され、支軸33を中心
にして図の両方向矢印Bで示すように左右に回動自在に
配設される。このフック部材6は、不図示の付勢部材に
より図の左方に付勢され、常には図の実線位置に直立
し、上蓋2の装置本体1への閉成時には、先端のフック
6−1が上蓋2の自由端に設けられている図7(a) に示
したロック係止部5の係合孔5−1に嵌入して上蓋2の
開成を禁止(ロック)している。
【0009】一方、解除部材31は、くの字型の回動腕
31−1と、この一端に設けられた図7(b) に示した押
しボタン7からなり、回動腕31−1のほぼ中央を支軸
34によって上蓋2に支持されている。この解除部材3
1は、螺旋バネ35により上方に付勢されて、常には押
しボタン7の上部が上蓋2の上面とほぼ同一位置になる
ように配設される。そして、上蓋2の装置本体1への閉
成時に上記回動腕31−1の他端がフック6−1の先端
に当接する。
【0010】ここで、押しボタン7が、指先等で図8
(a) の二点鎖線で示すように下方に押し込まれると、回
動腕31−1の他端がフック6−1を係合孔5−1か
ら、図8(a) の二点鎖線で示すように右方位置へ押し出
して、フック部材6による上蓋2の開成禁止(ロック)
を解除するようになっている。このロック解除の後、図
8(b) に示すように、両手で上蓋2を支えて、図8(a)
の矢印Cで示すように斜め右上方に回動させて開成す
る。これにより装置内部が保守作業等のために開放され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなロック解除機構は、その名の通りロックを解除する
だけであるから、ロック解除の後は、手作業で上蓋を開
けなければならない。上蓋が軽ければ良いが、近年のよ
うにフルカラー印字装置が実用化の域に差し掛かり、特
には図示しないが、4個もの印字ヘッドが上蓋に配設さ
れるようになると上蓋全体が重くなる。この場合、印字
ヘッドの重みばかりでなく、印字ヘッドを保持して支え
る上蓋自体の構造も頑丈に形成しなければならないか
ら、上蓋と印字ヘッドで形成される上蓋全体が相当な重
量をもつことになる。
【0012】このように、上蓋が重くなると、ロックを
解除された上蓋を開成するのに単純に上蓋の両側を両手
で挟み付けて持ち上げて開成しようとすると、開成の途
中で上蓋が自重で両手から滑脱し、自由端が装置本体に
落下して印字ヘッドや周辺装置に衝撃を与えるという問
題が発生する。このような衝撃は、後々の印字処理にお
いて不具合発生の要因となるから極めて好ましくない事
態といえる。
【0013】したがって、上蓋の開成作業には、図8
(b) に示すように、片手を上蓋と装置本体との間隙に差
し入れて持ち上げるなどの工夫が必要とされる。しか
し、上蓋と装置本体との間には、ロックを解除されたか
らといって、直ちに手を差し入れることが出来るほどの
間隙ができるわけではないから、この上蓋の開成におい
て、その作業が厄介で面倒であるという問題は未解決の
ままであった。
【0014】また、この問題を解決すべくロック解除時
に上蓋と装置本体間に手を差し入れるだけの大きな間隙
が自動的にできるようにしようとすると、上蓋を自動的
に大きく開けるための機構が必要となり、益々装置本体
が大型化し価格が上昇するという好ましくない問題が派
生する。
【0015】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
部材を増加させることなく上蓋(上部機体)の開成が容
易な構成の画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
画像形成装置の構成を述べる。本発明は、給紙される用
紙に画像を形成する画像形成手段を備える装置本体と、
水平軸を支点にして上記装置本体に開閉自在に設けられ
上記画像形成手段により画像が形成されて排出される用
紙を積載する排紙積載部を有する上部機体と、該上部機
体を上記装置本体に対して閉成位置に保持するロック手
段と、該ロック手段のロック状態を解除するロック解除
手段とを備えた画像形成装置を前提とする。
【0017】本発明の画像形成装置は、上記排紙積載部
の積載面に沿って倒伏した倒伏位置と上記積載面に対し
て起立した起立位置とに可動自在に上記上部機体の自由
端端部側に設けられ、上記起立位置に在るとき排出され
る上記用紙の排出方向への過剰な進出を制止すべく該用
紙の先端と当接可能に配置される制止部の機能と、上記
上部機体の開成操作の際に該上部機体を引き上げるべく
握持される握持部の機能とを兼ね備える用紙進出制止部
材兼開成操作部材を有して構成される。そして、例えば
請求項2記載のように、上記用紙進出制止部材兼開成操
作部材は、起立状態のときに手指を挿入して握持できる
開口を有して構成される。また、例えば請求項3記載の
ように、上記倒伏位置において開口部に形成される空隙
に上記ロック解除手段と連動する解除レバーを配置され
て構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、第1の実施の形
態における画像形成装置の外観を一部拡大図と共に示す
斜視図であり、同図(b) は、その一部拡大部分の側断面
図である。同図(a) に示す画像形成装置(装置本体)4
0は、上面に上蓋41(上部機体)を備え、下部には用
紙カセット42を着脱自在に備えている。この画像形成
装置40の内部の構成は、図7(a) の画像形成装置1の
内部構成と同様である。
【0019】この場合も上蓋41は、水平軸43を支点
にして上下に自在に開閉し、裏面前端には、上蓋41を
装置本体40に対して閉成位置に保持するためのロック
係止部(ロック手段)を備え、前方(図の右方)側部に
上記のロックを解除するための押しボタン44(ロック
解除手段)を備えている。そして、上面には、斜め下後
方へ傾斜する排紙トレー45(排紙積載部)が形成され
ており、排紙トレー45には、画像を形成された用紙が
上部排紙口46から排出されて積載される。
【0020】本実施の形態における画像形成装置40で
は、上記の上蓋41の前端部(自由端端部側)に凹部4
1aが設けられ、この凹部41aに、多機能プレート4
8(用紙進出制止部材兼開成操作部材)が配設される。
多機能プレート48は、図1(a) の破線丸印Eで囲んだ
拡大図及び同図(b) の二点鎖線48′に示すように、排
紙トレー45の積載面45aに沿って倒伏した倒伏位置
と、同図(b) の実線で示すように、排紙トレー45の積
載面45aに対して起立した起立位置とに、支点49を
中心にして同図(b) の一点鎖線Fで示すように可動自在
に設けられている。
【0021】多機能プレート48には、中央部に大きく
切り欠かれた開口部48aが形成され、下端に起立維持
ボス48bと過剰回動防止ボス48cが形成される。多
機能プレート48が上記の起立位置に引き起こされたと
き、過剰回動防止ボス48cは多機能プレート48が装
置前方に過剰に回動して倒れることを防止し、起立維持
ボス48bは多機能プレート48が振動や僅かの衝撃で
倒伏位置に戻らないように起立状態を維持するようにし
ている。この起立状態のとき、開口部48aに手指を挿
し入れると、多機能プレート48の上部48dが握り部
となって、多機能プレート48を握って持つことが出来
るようになっている。
【0022】図2(a),(b),(c) は、上記の構成の画像形
成装置40における多機能プレート48の動作状態を示
す図である。同図(a) は、機能プレート48が起立位置
に在る状態を示している。
【0023】この状態で、機能プレート48は、同図
(b) に示すように、上部排紙口46から排紙トレー45
に排出される用紙Pが排出方向へ過剰に進出しないよ
う、用紙Pの先端に当接して用紙Pの過剰な進出を制止
する。
【0024】そして、上蓋41を開成操作する際には、
押しボタン44を押し込み操作してロックを解除した
後、同図(c) に示すように多機能プレート48の開口部
48aに手指を挿し入れて握り持ち、図の矢印G及び
G′で示すように上方に引き上げて、上蓋41を容易に
開成することができる。
【0025】上記実施の形態では、上蓋41のロックを
解除する際、側方に設けられた押しボタン44を押し込
み操作している。すなわち、一方の手で押しボタン44
を押し込み操作してロックを解除しながら、他方の手で
多機能プレート58を握って引き上げるか、或は一方の
手のみで、先ず押しボタン44を押し込み操作してロッ
クを解除し、その後、多機能プレート58を握って引き
上げるか、いずれかの方法によって上蓋41を開成す
る。
【0026】これで、従来のように取っ手無しの上蓋を
両手で抱え持つようにして持ち上げ、出来た間隙に素早
く手を差し入れるなどして開成した作業に比較すれば、
充分に開成作業の簡便さを実現している。ところで、こ
の簡便さを、尚一層向上させることもできる。これを第
2の実施の形態として以下に説明する。
【0027】図3(a) は、第2の実施の形態における画
像形成装置の外観を一部拡大図と共に示す斜視図であ
り、同図(b) は、その一部拡大部分の側断面図である。
同図(a) に示す画像形成装置(装置本体)50は、上面
に上蓋51(上部機体)を備え、下部には用紙カセット
52を着脱自在に備えている。この画像形成装置50の
内部の構成も、図7(a) の画像形成装置1の内部構成と
同様である。この第2の実施の形態においても、上蓋5
1は、水平軸53を支点にして上下に自在に開閉し、裏
面前端には、上蓋51を装置本体50に対して閉成位置
に保持するためのロック係止部(ロック手段)を備えて
いる。
【0028】また、上蓋51の上面には、斜め下後方へ
傾斜する排紙トレー55(排紙積載部)が形成されてお
り、排紙トレー55には、画像を形成された用紙が上部
排紙口56から排出されて積載される。この場合も、上
蓋51の前端部(自由端端部側)には、凹部51aが設
けられる。この凹部51aに、多機能プレート58(用
紙進出制止部材兼開成操作部材)と、ロック解除レバー
57が配設される。
【0029】多機能プレート58は、図3(a) の一点鎖
線丸印Hで囲んだ拡大図及び同図(b) の二点鎖線58′
に示すように、排紙トレー55の積載面55aに沿って
倒伏した倒伏位置と、同図(b) の実線で示すように、排
紙トレー55の積載面55aに対して起立した起立位置
とに、支点59を中心にして同図(b) の一点鎖線Jで示
すように可動自在に設けられている。
【0030】この多機能プレート58にも、中央部に大
きく切り欠かれた開口部58aが形成され、下端に起立
維持ボス58bと過剰回動防止ボス58cが形成され
る。これら起立維持ボス58b及び過剰回動防止ボス5
8cの機能は図1(b) の過剰回動防止ボス48c及び起
立維持ボス48bの場合と同様である。この多機能プレ
ート58の開口部58aにはまり込むようにして上記の
解除レバー57が配設されている。
【0031】この多機能プレート58の開口上部の握り
部58dは、その厚さがプレート本体の厚さのおよそ1
/2に形成されており、その薄くなって空いた下部空間
に、解除レバー57の先端部57aがもぐり込むように
配置される。通常では、多機能プレート58のみを引き
起こして起立させ、図2(b) に示したように、多機能プ
レート58を排紙規制プレートとして用いるようにす
る。
【0032】上記の解除レバー57は、詳しくは後述す
るが、上蓋51のロック機構に係合しており、多機能プ
レート58が起立しているときも倒伏しているときも、
図3(b) に示すように倒伏している。そして、上蓋51
を開成する際には、多機能プレート58が倒伏している
ときは多機能プレート58と共に途中まで引き起こし、
多機能プレート58が起立しているときは、解除レバー
57のみを上記の途中位置まで引き起こす。図3(b) の
一点鎖線の円弧K及び二点鎖線で示す位置57′は、解
除レバー57が回動する際の途中位置(最大引き起こし
位置)を示している。
【0033】図4(a),(b) は、上記構成の多機能プレー
ト58と解除レバー57の動作を説明する図であり、同
図(a) は図3(b) を再掲したもの、図4(b) は多機能プ
レート58の図示を省略して解除レバー57とロック機
構との係合関係を判りやすく示したものである。
【0034】図4(a),(b) において、上蓋51を開成す
る際には、先ず説明を判り易くするために多機能プレー
ト58が同図(a) に示すように起立しているものとす
る。そこで、解除レバー57の先端部57aに指先を掛
けて解除レバー57を、同図(a),(b) に示すように、最
大引き起こし位置57′まで一杯に引き起こす。
【0035】解除レバー57は支点59により多機能プ
レート58と同軸に支持されており、後端部には支点5
9よりも後方に突出する係合レバー57bを備えてい
る。この係合レバー57bは、鍵型の回動部材61の一
方の腕杆の背に当接している。回動部材61は鍵型の中
央(曲がり部分)を支軸62により軸支され、他方の腕
杆の先端がロック位置にあるフック部材63のフック部
先端に当接している。
【0036】フック部材63は、下端を支軸64により
回動自在に支持され、不図示の付勢部材により図4(b)
の反時計回り方向に付勢されて、上蓋51の前端部下方
に形成されているロック係止部51bの係止孔51cに
嵌入し、上蓋51を閉成位置に固定している。
【0037】ここで、上述したように、解除レバー57
を最大引き起こし位置57′まで引き起こすと、解除レ
バー57の係合レバー57bが図の二点鎖線57b′で
示すように時計回り方向に移動して、回動部材61の一
方の腕杆を、図の二点鎖線61′で示すように押し下げ
る。これにより他方の腕杆が反時計回り方向に回動し、
フック部材63のフック部先端を右方に押圧し、図の二
点鎖線63′で示すように係止孔51cから押し出して
ロックを解除する。
【0038】これに引き続いて、図4(a) に示すように
起立している多機能プレート58の握り部58dを握っ
て持ち上げることにより、上蓋51を容易に開成するこ
とができる。このように、本実施の形態においては、片
手操作のみで容易に上蓋51を開成することが出来る。
【0039】尚、上記の実施の形態では、解除レバー5
7を引き起こすようにしてロック機構のロックを解除さ
せているが、解除レバー57の操作方法はこれに限るも
のではない。解除レバーを押し込むようにしてもよい。
【0040】図5(a),(b),(c) は、多機能プレートと連
携する解除レバーを押し込み型に構成した第3の実施の
形態を示す図である。同図に(a) の斜視図に示すよう
に、上蓋の凹部71a、この凹部71a内に倒伏する多
機能プレート78、及びこの多機能プレート78の開口
部78a内に配置された解除レバー77を備えた全体と
しての外観は、上述した第2の実施の形態における全体
としての外観と殆ど同様である。この場合、解除レバー
77及びこの解除レバー77とロック解除機構との係合
状態のみが第2の実施の形態における場合と異なる。以
下、その異なる部分について説明する。図5(b) に示す
ように、解除レバー77により上蓋71のロックを解除
するときは、解除レバー77を、同図(b) の二点鎖線7
7′で示す位置まで下方に押し下げる。このとき多機能
プレート78は、図のように起立していてもよく、ま
た、図の二点鎖線78′に示すように倒伏していてもよ
い。
【0041】解除レバー77は支点79により多機能プ
レート78と同軸に支持されており、同図(c) に示すよ
うに、解除レバー77の後端部には、ほぼ鉛直に下方に
突出する係合レバー77bを備えている。この係合レバ
ー77bは、鍵型の回動部材81の一方の腕杆の先端部
の背に当接している。回動部材81は鍵型の中央(曲が
り部分)を支軸82により軸支され、他方の腕杆の先端
がロック位置にあるフック部材83のフック部先端に当
接している。
【0042】フック部材83は、下端を支軸84により
回動自在に支持され、不図示の付勢部材により図5(c)
の反時計回り方向に付勢されて、上蓋71の前端部下方
に形成されているロック係止部71bの係止孔71cに
嵌入し、上蓋71を閉成位置に固定してる。
【0043】上述したように、解除レバー77を押し下
げると、係合レバー77bが反時計回り方向に移動し
て、回動部材81の一方の腕杆を、図の二点鎖線81′
で示すように反時計回り方向に押圧する。これにより回
動部材81全体が回動して他方の腕杆がフック部材83
のフック部先端を右方に押圧し、図の二点鎖線83′で
示すように係止孔71cからフック部先端を押し出して
ロックを解除する。
【0044】これに引き続いて、図5(b) に示すよう
に、起立させた多機能プレート78の握り部78dを握
って持ち上げることにより、上蓋71を容易に開成する
ことができる。このように、本実施の形態においても、
片手操作のみで容易に上蓋71を開成することが出来
る。
【0045】更に、図6に、第4の実施の形態としての
多機能プレートの構成を示す。同図に示すように、多機
能プレート90は、コの字型に形成され、そのコの字型
の開口部を下方に向けて、その下方に突き出す2本の腕
杆90a及び90bの上部とこれらを一体に連結する握
り部90cとが、二点鎖線で示す上蓋の排紙トレーの積
載面91のプレート孔91aから外部に突出して配設さ
れる。この状態で積載面91上に排出される用紙の過剰
な進出を抑止する。一方、排紙トレーの積載面91の下
方には、装置本体内の諸装置に障害にならないように空
隙を利用して、上記多機能プレート90と直接に連結す
るロック解除機構が配設される。
【0046】ロック解除機構は、上記2本の腕杆90a
及び90bの先端に挿通されたシャフト92、このシャ
フト92を図の両方向矢印Mで示す上下方向に移動自在
に支持孔に保持する保持部材93a及び93b、これら
保持部材93a及び93bを図の矢印Nで示すように上
記支持孔内で夫々下方に付勢するバネ部材94a及び9
4b、上記シャフト92の一端に吊設される移動シャフ
ト95、この移動シャフト95を上下移動自在に保持す
る保持部材96、移動シャフト95の下端に一端を連結
され中央を支点97に支持されるシーソー杆98、この
シーソー杆98の他端に鍵型の一端を当接させ鍵型中央
部を支点99に回動自在に支持される回動部材101、
上蓋の自由端側に形成されているロック係止部102の
係止孔103、下端を支軸104に回動自在に支持され
不図示の付勢部材で図の左方に付勢され上記係止孔10
3にフック部先端105aを嵌入させて上蓋をロック位
置に固定しそのフック部先端105aに上記回動部材1
01の他端が当接しているフック105等で構成され
る。
【0047】上蓋を開成するには、先ず上記の多機能プ
レート90の握り部90cを握って持ち上げる。これに
より、シャフト92がバネ部材94a及び94bの付勢
力に抗して保持部材93a及び93bの支持孔内を上方
に移動し、移動シャフト95が上方に移動し、シーソー
杆98が支点97を中心にして時計回り方向に回動し、
シーソー杆98の他端が回動部材101を支点92を中
心にして時計回り方向に回動させ、回動部材101の他
端がフック105のフック部先端105aを係止孔10
3から外側(図の右方)に押し出して上蓋のロックを解
除する。
【0048】この後、引き続き多機能プレート90を握
ったまま持ち上げると、上記のシャフト92、保持部材
93a及び93b、バネ部材94a及び94b、移動シ
ャフト95、保持部材96、シーソー杆98、回動部材
101、並びにロック係止部102を伴って上蓋が上方
に開成される。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排出紙の過剰進出を抑止するプレートに上蓋部材を確実
に保持できる握り部を形成するので、ロックを解除され
た上蓋部材を片手で確実に持ち上げて開成することがで
き、これにより、画像形成装置の大小に拘わりなく上蓋
部材の開成作業が容易となり、したがって、保守作業の
能率が向上する。また、排出紙を抑止するプレートと上
蓋部材を開成のための握り部材とを兼用させるので、機
能別に部品を作成する必要がなく、したがって、製造コ
ストを制約したまま画像形成装置の機能を向上させるこ
とができる。また、プレートの倒伏状態で握り部の開口
部に形成される空隙に解除レバーを配置するので、上蓋
部材のロック解除と確実な握持開成とを片手で容易に行
うことができ、したがって、一層保守の能率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は第1の実施の形態における画像形成装置
の外観を一部拡大図と共に示す斜視図、(b) はその一部
拡大部分の側断面図である。
【図2】(a),(b),(c) は第1の実施の形態の画像形成装
置における多機能プレートの動作状態を示す図である。
【図3】(a) は第2の実施の形態における画像形成装置
の外観を一部拡大図と共に示す斜視図、(b) はその一部
拡大部分の側断面図である。
【図4】第2の実施の形態における多機能プレートと解
除レバーの動作を説明する図であり、(a) は図3(b) の
再掲図、(b) は多機能プレートを消去して解除レバーと
ロック機構との係合関係を判りやすく示す図である。
【図5】(a),(b),(c) は第3の実施の形態における押し
込み型の解除レバーの構成と動作状態を示す図である。
【図6】第4の実施の形態における多機能プレートの構
成を示す図である。
【図7】(a) は従来の上蓋に排紙トレーを兼用させた画
像形成装置の例を示す側断面図、(b) はその外観斜視図
である。
【図8】(a) は従来の上蓋のロック機構と解除機構から
なる機体開閉装置の例を示す図、(b) はロック解除後の
上蓋を開成する操作を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 画像形成装置(装置本体) 2 上蓋 3 水平軸 4 印字ヘッド 5 ロック係止部 5−1 係合孔 6 フック部材 6−1 フック 7 押しボタン 8 排紙トレー 9 上部排紙口 P 用紙 11 用紙カセット 12 給紙ローラ 13 案内路 14 給送ローラ対 15 用紙検知器 16 タイミング待機ローラ対 17 画像形成部 18 感光体ドラム 19 コロナ放電転写器 21 定着部 22 搬出ローラ 23 後部排紙口 24、25 規制部材 30 機体開閉装置 31 解除部材 31−1 回動腕 33、34 支軸 35 螺旋バネ P 用紙 40、 50 画像形成装置(装置本体) 41、 51、 71 上蓋(上部機体) 41a、51a、71a 凹部 51b、71b ロック係止部 51c、71c 係止孔 42、 52 用紙カセット 43、 53 水平軸 44 押しボタン(ロック解除手段) 45、 55 排紙トレー(排紙積載部) 45a、55a、75a 積載面 46、 56 上部排紙口 57、 77 解除レバー 57a レバー先端部 57b、77b 係合レバー 48、 58、 78 多機能プレート(用紙進出制止
部材兼開成操作部材) 48a、58a、78a 開口部 48b、58b 起立維持ボス 48c、58c 過剰回動防止ボス 48d、58d、78d プレート握り部 49、 59、 79 支点 61 81 回動部材 62 82 支軸 63 83 フック部材 64 84 支軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙される用紙に画像を形成する画像形
    成手段を備える装置本体と、水平軸を支点にして前記装
    置本体に開閉自在に設けられ前記画像形成手段により画
    像が形成されて排出される用紙を積載する排紙積載部を
    有する上部機体と、該上部機体を前記装置本体に対して
    閉成位置に保持するロック手段と、該ロック手段のロッ
    ク状態を解除するロック解除手段とを備えた画像形成装
    置において、 前記排紙積載部の積載面に沿って倒伏した倒伏位置と前
    記積載面に対して起立した起立位置とに可動自在に前記
    上部機体の自由端端部側に設けられ、前記起立位置に在
    るとき排出される前記用紙の排出方向への過剰な進出を
    制止すべく該用紙の先端と当接可能に配置される制止部
    の機能と、前記上部機体の開成操作の際に該上部機体を
    引き上げるべく握持される握持部の機能とを兼ね備える
    用紙進出制止部材兼開成操作部材を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記用紙進出制止部材兼開成操作部材
    は、前記起立状態のときに手指を挿入して握持できる開
    口を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記用紙進出制止部材兼開成操作部材
    は、前記倒伏位置において前記開口部に形成される空隙
    に前記ロック解除手段と連動する解除レバーを配置され
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
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