JP4507587B2 - 除湿乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクルを利用して冷却除湿及び衣類乾燥等をおこなう除湿乾燥機に関する。
従来、この種の除湿乾燥機は、内部熱交換器を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その除湿乾燥機について図21を参照しながら説明する。
図21に示すように除湿乾燥機101は、圧縮機102、凝縮器103、絞り装置104、蒸発器105をこの順に冷媒配管106で接続して冷凍サイクルを形成し、蒸発器105で除湿対象となる空気を冷却除湿するヒートポンプを本体としており、蒸発器105から凝縮器103への風路中に内部熱交換器107が配置されている。また、流入口108では内部熱交換器107をバイパスして蒸発器105へ空気を導く風路の切り換えができる構成としている。
上記のように構成された除湿乾燥機101において、流入口108から流入した空気は内部熱交換器107へ入り、すでに蒸発器105により冷却除湿された空気と熱交換して予冷され、その後蒸発器105を通って除湿される場合と、流入口108から流入した空気は内部熱交換器107をバイパスし蒸発器105を通って除湿される場合とに切り換えられ、最終的に凝縮器103で温められて室内へ放出されるが、高湿度な空気は予冷せず低湿度の空気は予冷して除湿するので、簡単な構造で効率的な除湿が行えるものである。
特開昭63−135731号公報
このような従来の除湿乾燥機101では、常に除湿された加熱空気だけを室内に吹出すため、加熱されずに除湿された空気を得ることや、除湿量を調節した冷却および加熱空気を得ることができないという課題があり、使用状況に応じた空気を吹き出すことが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、加熱されずに除湿された空気を得ることや、除湿量を調節した冷却および加熱空気を得ることによって、使用状況に応じた空気を吹き出すことができ、心地よい室内環境と衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる除湿乾燥機を提供することを目的としている。
本発明の除湿乾燥機は上記目的を達成するために、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けたものである。
これにより、凝縮器での風量低下を補い、加熱されずに除湿された空気を得ることや、除湿量を調節した加熱空気を得ることができる。
また他の手段は、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記蒸発器から前記内部熱交換器へ流入する空気を分流し、前記内部熱交換器を通過する風量と前記内部熱交換器をバイパスする風量を調整する二次入口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けたものである。
これにより、凝縮器での風量低下を補い、除湿量を調節した冷却および加熱空気を得ることができる。
また他の手段は、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記空気の流入口から前記内部熱交換器へ流入する空気を分流し、前記内部熱交換器を通過する風量と前記内部熱交換器をバイパスする風量を調整する一次入口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けたものである。
これにより、凝縮器での風量低下を補い、除湿量を調節した冷却および加熱空気を得ることができる。
また、他の手段は、運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、この経過時間に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けたものである。
これにより、衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる除湿乾燥機を得ることができる。
また他の手段は、運転する部屋の大きさを設定する空間設定手段と、運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、設定した部屋の大きさと運転経過時間に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けたものである。
これにより、衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる除湿乾燥機を得ることができる。
また他の手段は、被乾燥物量を検出する乾燥量検出手段と、運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、検出した被乾燥物量と運転経過時間に応じてそれぞれ凝縮器や内部熱交換器の分流風量を調整する制御手段を設けたものである。
これにより、衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる除湿乾燥機を得ることができる。
また他の手段は、被乾燥物の湿り量を検出する湿り量検出手段を設け、少なくともこの検出値に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けたものである。
これにより、衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる除湿乾燥機を得ることができる。
また他の手段は、室内の温湿度検出手段を設け、少なくともこの温湿度検知値に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けたものである。
これにより、使用状況に応じた空気を吹き出すことができ、心地よい室内環境と衣類乾燥の仕上り状態を改善する除湿乾燥機を得ることができる。
本発明によれば、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けたことにより、バイパス風路D2と風路D1の風量分配比率を調整し、バイパス風路D2とバイパス風路D3の風量を同等となるように風量調整ダンパを同期させることによって、凝縮器での風量低下を補い、凝縮器出口の風路において絶対湿度の減少を少なくでき、その風量分配比率に応じて、湿度を調整した加熱空気と適度に除湿冷却された空気を得ることができる。
また、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記蒸発器から前記内部熱交換器へ流入する空気を分流し、前記内部熱交換器を通過する風量と前記内部熱交換器をバイパスする風量を調整する二次入口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けることにより、バイパス風路C2と風路C1の風量分配比率を調整することと、バイパス風路D2と風路D1の風量分配比率を調整し、バイパス風路D2とバイパス風路D3の風量を同等となるように風量調整ダンパを同期させることによって、凝縮器での風量低下を補い、凝縮器出口の風路において絶対湿度の減少を少なくでき、それぞれの風量分配比率に応じて、除湿能力を調整し、湿度を調整した加熱空気と適度に除湿冷却された空気を得ることができる。
また、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記空気の流入口から前記内部熱交換器へ流入する空気を分流し、前記内部熱交換器を通過する風量と前記内部熱交換器をバイパスする風量を調整する一次入口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けることにより、バイパス風路A2と風路A1の風量分配比率を調整することと、バイパス風路D2と風路D1の風量分配比率を調整し、バイパス風路D2とバイパス風路D3の風量を同等となるように風量調整ダンパを同期させることによって、凝縮器での風量低下を補い、凝縮器出口の風路において絶対湿度の減少を少なくでき、それぞれの風量分配比率に応じて、除湿能力を調整し、湿度を調整した加熱空気と適度に除湿冷却された空気を得ることができる。
また、運転経過時間、部屋の大きさ設定、乾燥対象物の重量設定、乾燥対象物の湿り量検知、室内温湿度検知をそれぞれ制御パラメータとしてそれぞれの風量制御を行うことで、乾燥しすぎによるゴワツキを善することができ、必要以上に居住空間の温度や湿度を上昇することなく衣類などを乾燥できる効果のある除湿乾燥機を提供できる。
本発明の請求項1の発明は、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けたものであり、凝縮器をバイパスした空気は、加熱されずに除湿された空気として室内に供給され、また凝縮器を通過する除湿された空気量が調節されるので、湿度を調節した加熱空気を得ることができる。
また、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記蒸発器から前記内部熱交換器へ流入する空気を分流し、前記内部熱交換器を通過する風量と前記内部熱交換器をバイパスする風量を調整する二次入口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けたものであり、内部熱交換器をバイパスする風量増加によって内部熱交換器の能力が減少するとともに除湿能力も減少するので、内部熱交換器をバイパスする風量を調整することにより除湿量を調節でき、また凝縮器をバイパスした空気は、加熱されずに除湿された空気として室内に供給され、さらに凝縮器を通過する除湿された空気量が調節されるので、湿度を調節した加熱空気を得ることができ、これらにより、除湿量を調節した冷却および加熱空気を得ることができる。
また、圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記空気の流入口から前記内部熱交換器へ流入する空気を分流し、前記内部熱交換器を通過する風量と前記内部熱交換器をバイパスする風量を調整する一次入口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けたものであり、内部熱交換器をバイパスする風量増加によって内部熱交換器の能力が減少するとともに除湿能力も減少するので、内部熱交換器をバイパスする風量を調整することにより除湿量を調節でき、また凝縮器をバイパスした空気は、加熱されずに除湿された空気として室内に供給され、さらに凝縮器を通過する除湿された空気量が調節されるので、湿度を調節した加熱空気を得ることができ、これらにより、除湿量を調節した冷却および加熱空気を得ることができる。
また、運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、この経過時間に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けたものであり、運転開始からの経過時間に応じてそれぞれ凝縮器または内部熱交換器の分流風量を調整し、使用状況に応じた、除湿量を調節した冷却および加熱空気空気を得ることができ、衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる。
また、運転する部屋の大きさを設定する空間設定手段と、運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、設定した部屋の大きさと運転経過時間に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御部を設けたものであり、部屋の大きさの設定値と運転開始からの経過時間に応じてそれぞれ凝縮器や内部熱交換器の分流風量を調整し、使用状況に応じて除湿量を調節した冷却および加熱空気空気を得ることができ、衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる。
また、被乾燥物量を検出する乾燥量検出手段と、運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、少なくとも検出した被乾燥物量と運転経過時間に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けたものであり、被乾燥物量の検出値と運転開始からの経過時間に応じてそれぞれ凝縮器や内部熱交換器の分流風量を調整し、使用状況に応じて除湿量を調節した冷却および加熱空気空気を得ることができ、衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる。
また、被乾燥物の湿り量を検出する湿り量検出手段を設け、少なくともこの検出値に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けたことにより、被乾燥物の湿り量に応じてそれぞれ凝縮器や内部熱交換器の分流風量を調整し、使用状況に応じて除湿量を調節した冷却および加熱空気空気を得ることができ、衣類乾燥の仕上り状態を改善することができる。
また、室内の温湿度検出手段を設け、少なくともこの温湿度検知値に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けたものであり、室内の温湿度検知手段の検知値に応じてそれぞれ凝縮器または内部熱交換器の分流風量を調整し、使用状況に応じて除湿量を調節した冷却および加熱空気空気を得ることができ、心地よい室内環境と衣類乾燥の仕上り状態を改善することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
参考例1)
図1は除湿乾燥機の構成図、図2と図3は各部における空気の状態変化を示す空気線図である。
図1において、圧縮機102、凝縮器103、絞り装置104、蒸発器105をこの順に冷媒配管106で接続して冷凍サイクルを形成し、蒸発器105で除湿対象となる空気を冷却除湿するヒートポンプを本体としており、蒸発器105から凝縮器103への風路中に内部熱交換器107が配置されている。そして、内部熱交換器107のバイパス風路C2(5)と、このバイパス風量と内部熱交換器107風量の分流調整する分流ダンパC(1)が設けられている。
上記構成において、室内空気の流入口A(2)から流入した空気は内部熱交換器107へ入り、すでに蒸発器105により冷却除湿された空気と熱交換して予冷され、風路B(3)を通って蒸発器105へと導かれ、蒸発器105により冷却除湿される。その後分流ダンパC(1)によって内部熱交換器107へ導く風路C1(4)とバイパス風路C2(5)に分流される。風路C1(4)を流れる空気は内部熱交換器107を通り流入口A(2)から流入した空気と熱交換し加熱され、風路D(6)を通り凝縮器103へと導かれる。バイパス風路C2(5)を流れる空気はそのまま凝縮器103へと導かれる。凝縮器103を通過し、加熱された空気は風路E(7)より室内へ吹出されることとなる。
このように作用する除湿乾燥機の各部分(流入口A→風路B→風路C1、バイパス風路C2→風路D→風路E)の空気の状態変化を図2と図3の空気線図上に示す。図2は分流ダンパC(1)の開度を全閉にした場合、すなわちバイパス風路C2(5)に空気が流れない様にした場合である。図3は分流ダンパC(1)の開度を1/2開にした場合、すなわちバイパス風路C2(5)と風路C1(4)の風量を同等にした場合である。
図2と図3から分流ダンパC(1)を開き内部熱交換器107をバイパスすることで内部熱交換器107の能力が低下し、蒸発器105出口の風路C1(4)において絶対湿度の減少を少なくできていること、すなわち、除湿能力を調整できていることがわかる。
このようにバイパス風路C2(5)と風路C1(4)の風量分配比率を調整したとき、バイパス風路C2(5)と風路C1(4)の風量分配比率に応じて、湿度を調整した加熱空気を得ることができる。
(実施の形態
図4は除湿乾燥機の構成図、図5と図6は各部における空気の状態変化を示す空気線図である。
図4において、圧縮機102、凝縮器103、絞り装置104、蒸発器105をこの順に冷媒配管106で接続して冷凍サイクルを形成し、蒸発器105で除湿対象となる空気を冷却除湿するヒートポンプを本体としており、蒸発器105から凝縮器103への風路中に内部熱交換器107が配置されている。そして、凝縮器103のバイパス風路D2(13)と、このバイパス風量と凝縮器103風量の分流調整する分流ダンパD(8)が設けられている。
上記構成において、室内空気の流入口A(2)から流入した空気は内部熱交換器107へ入り、すでに蒸発器105により冷却除湿された空気と熱交換して予冷され、風路B(3)を通って蒸発器105へと導かれ、蒸発器105により冷却除湿される。そして風路C(10)を通り、内部熱交換器107で流入口A(2)から流入した空気と熱交換し加熱される。その後風路D0(11)を通り、分流ダンパD(8)によって凝縮器103へ導く風路D1(12)とバイパス風路D2(13)に分流される。バイパス風路D2(13)を流れる空気はそのまま室内へ吹出される。風路D1(12)を流れる空気は凝縮器103へと導かれ、凝縮器103を通過しさらに加熱され、風路E(7)より室内へ吹出されることとなる。また、このとき流入口A(2)より風路D1(12)までバイパスするバイパス風路D3(14)とその風量を分流ダンパD(8)と同期するように調整する風量調整ダンパ(9)を設けることにより、凝縮器103での風量低下を補う。
このように作用する除湿乾燥機の各部分(流入口A→風路B→風路C→風路D1、バイパス風路D2→風路E)の空気の状態変化を図5と図6の空気線図上に示す。図5は分流ダンパD(8)の開度を全閉にした場合、すなわちバイパス風路D2(13)及びバイパス風路D3(14)に空気が流れない様にした場合である。図6は分流ダンパD(8)の開度を1/2開にした場合、すなわち分流ダンパD(8)にて1:1に分流し、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等にした場合である。
図5と図6から分流ダンパD(8)を開き、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等となるように風量調整ダンパ(9)を同期させることで、適度に除湿冷却された空気を得ることや、凝縮器103出口の風路Eにおいて絶対湿度の減少を少なくできていること、すなわち、湿度を調整できていることがわかる。
このようにバイパス風路D2(13)と風路D1(12)の風量分配比率を調整し、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等となるように風量調整ダンパ(9)を同期させたとき、その風量分配比率に応じて、湿度を調整した加熱空気と適度に除湿冷却された空気を得ることができる。
なお、本実施の形態ではバイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等となるように風量調整ダンパ(9)を分流ダンパD(8)と同期させて制御したが、分流ダンパD(8)の出力と関係なく制御しても良いが冷凍サイクルの安定を保つためには好ましいとは言えない。
また、本実施の形態ではバイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等となるように風量調整ダンパ(9)を制御したが、バイパス風路D2(13)よりバイパス風路D3(14)の風量を多めに設定した方が冷凍サイクルの信頼性が向上する。
(実施の形態
図7は除湿乾燥機の構成図、図8は各部における空気の状態変化を示す空気線図である。
図7において、圧縮機102、凝縮器103、絞り装置104、蒸発器105をこの順に冷媒配管106で接続して冷凍サイクルを形成し、蒸発器105で除湿対象となる空気を冷却除湿するヒートポンプを本体としており、蒸発器105から凝縮器103への風路中に内部熱交換器107が配置されている。そして、内部熱交換器107のバイパス風路C2(5)と、このバイパス風量と内部熱交換器107風量の分流調整する分流ダンパC(1)が設けられている。また、凝縮器103のバイパス風路D2(13)と、このバイパス風量と凝縮器103風量の分流調整する分流ダンパD(8)が設けられている。
上記構成において、室内空気の流入口A(2)から流入した空気は内部熱交換器107へ入り、すでに蒸発器105により冷却除湿された空気と熱交換して予冷され、風路B(3)を通って蒸発器105へと導かれ、蒸発器105により冷却除湿される。その後、分流ダンパC(1)によって内部熱交換器107へ導く風路C1(4)とバイパス風路C2(5)に分流される。風路C1(4)を流れる空気は内部熱交換器107を通り流入口A(2)から流入した空気と熱交換し加熱され、風路D0(11)へと導かれる。バイパス風路C2(5)を流れる空気はそのまま風路D0(11)へと導かれる。その後、分流ダンパD(8)によって凝縮器103へ導く風路D1(12)とバイパス風路D2(13)に分流される。バイパス風路D2(13)を流れる空気はそのまま室内へ吹出される。風路D1(12)を流れる空気は凝縮器103へと導かれ、凝縮器103を通過しさらに加熱され、風路E(7)より室内へ吹出されることとなる。また、このとき流入口A(2)より風路D1(12)までバイパスするバイパス風路D3(14)とその風量を分流ダンパD(8)と同期するように調整する風量調整ダンパ(9)を設けることにより、凝縮器103での風量低下を補う。
このように作用する除湿乾燥機の各部分(流入口A→風路B→風路C1、バイパス風路C2→風路D1、バイパス風路D2→風路E)の空気の状態変化を図8の空気線図上に示す。図8は分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)の開度を1/2開にした場合、すなわちそれぞれの分流ダンパにて1:1に分流し、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等にした場合である。
図8から分流ダンパD(8)を開き、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等となるように風量調整ダンパ(9)を同期させることで、適度に除湿冷却された空気を得ることや、凝縮器103出口の風路E(7)において絶対湿度の減少を少なくできていること、すなわち、湿度を調整できていることがわかる。また、分流ダンパC(1)を開き内部熱交換器107をバイパスすることで内部熱交換器107の能力が低下し、蒸発器105出口の風路C1(4)において絶対湿度の減少を少なくできていること、すなわち、除湿能力を調整できていることがわかる。
このようにバイパス風路C2(5)と風路C1(4)の風量分配比率を調整したとき、バイパス風路C2(5)と風路C1(4)の風量分配比率に応じて、機器の除湿能力を変化させ湿度を調整した加熱空気を得ることができる。また、バイパス風路D2(13)と風路D1(12)の風量分配比率を調整し、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等となるように風量調整ダンパ(9)を同期させたとき、その風量分配比率に応じて、湿度を調整した加熱空気と適度に除湿冷却された空気を得ることができる。
(実施の形態
図9は除湿乾燥機の構成図、図10は各部における空気の状態変化を示す空気線図である
図9において、圧縮機102、凝縮器103、絞り装置104、蒸発器105をこの順に冷媒配管106で接続して冷凍サイクルを形成し、蒸発器105で除湿対象となる空気を冷却除湿するヒートポンプを本体としており、蒸発器105から凝縮器103への風路中に内部熱交換器107が配置されている。そして、内部熱交換器107のバイパス風路A2(17)と、このバイパス風量と内部熱交換器107風量の分流調整する分流ダンパA(15)が設けられている。また、凝縮器103のバイパス風路D2(13)と、このバイパス風量と凝縮器103風量の分流調整する分流ダンパD(8)が設けられている。
上記のように構成された除湿乾燥機において、室内空気の流入口A(2)から流入した空気は分流ダンパA(15)によって内部熱交換器107へ導く風路A1(16)とバイパス風路A2(17)に分流される。風路A1(16)を流れる空気は内部熱交換器107を通り、すでに蒸発器105により冷却除湿された空気と熱交換して予冷され、風路B(3)を通ってバイパス風路A2(17)と合流し、空気蒸発器105へと導かれ、蒸発器105により冷却除湿される。その後、風路C(10)を通り、風路A1(16)から流入した空気と熱交換し加熱され、風路D0(11)へと導かれる。そして、分流ダンパD(8)によって凝縮器103へ導く風路D1(12)とバイパス風路D2(13)に分流される。バイパス風路D2(13)を流れる空気はそのまま室内へ吹出される。風路D1(12)を流れる空気は凝縮器103へと導かれ、凝縮器103を通過しさらに加熱され、風路E(7)より室内へ吹出されることとなる。また、このとき流入口A(2)より風路D1(12)までバイパスするバイパス風路D3(14)とその風量を分流ダンパD(8)と同期するように調整する風量調整ダンパ(9)を設けることにより、凝縮器103での風量低下を補う。
このように作用する除湿乾燥機の各部分(流入口A、バイパス風路A2→風路B→風路C→風路D1、バイパス風路D2→風路E)の空気の状態変化を図10の空気線図上に示す。図10は分流ダンパA(15)と分流ダンパD(8)の開度を1/2開にした場合、すなわちそれぞれの分流ダンパにて1:1に分流し、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等にした場合である。
図10から分流ダンパD(8)を開き、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等となるように風量調整ダンパ(9)を同期させることで、適度に除湿冷却された空気を得ることや、凝縮器103出口の風路E(7)において絶対湿度の減少を少なくできていること、すなわち、湿度を調整できていることがわかる。また、分流ダンパA(15)を開き内部熱交換器107をバイパスすることで内部熱交換器107の能力が低下し、蒸発器105出口の風路C(10)において絶対湿度の減少を少なくできていること、すなわち、除湿能力を調整できていることがわかる。
このようにバイパス風路A2(17)と風路A1(16)の風量分配比率を調整したとき、バイパス風路A2(17)と風路A1(16)の風量分配比率に応じて、機器の除湿能力を変化させ湿度を調整した加熱空気を得ることができる。また、バイパス風路D2(17)と風路D1(12)の風量分配比率を調整し、バイパス風路D2(13)とバイパス風路D3(14)の風量を同等となるように風量調整ダンパ(9)を同期させたとき、その風量分配比率に応じて、湿度を調整した加熱空気と適度に除湿冷却された空気を得ることができる。
(実施の形態
図11は除湿乾燥機の構成図、図12はその制御テーブルである。
なお、基本構成及びその動作によって得られる結果は実施の形態と同様なので省略する。
図11において、切タイマの設定と起動からの運転時間の出力をするタイマー18とその出力に応じて分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御するマイコン19を設けた制御構成としている。
上記構成において、タイマー18からはマイコン19に運転開始からの経過時間の情報と切タイマ設定値が送られてくる。マイコン19ではその切タイマ設定値と経過時間に応じて図12に示す制御テーブルのように分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御してそれぞれの分流風量を調整する。
このように制御することによって、衣類や靴など除湿乾燥するために使用される風路Eの空気において、除湿乾燥能力の必要な初期状態では温度の高く湿度も低い状態で供給し、ある程度乾燥してきた状態の衣類に対しては乾燥し過ぎていない状態で供給されるので、乾燥しすぎによるゴワツキを無くすることができる。
また、バイパス風路D2(13)からは適度に冷却された除湿空気が得られるため、居住空間に吹出すことによって必要以上に居住空間の温度や湿度を上昇することなく衣類などの乾燥ができる。
(実施の形態
図13は除湿乾燥機の構成図、図14はその制御テーブルである。
なお基本構成及びその動作によって得られる結果は実施の形態と同様なので省略する
図13において、運転する部屋の大きさを設定する切り換えスイッチ20と、起動からの運転時間の出力をするタイマー21と、その出力に応じて分流ダンパC(1)、分流ダンパD(8)、風量調整ダンパ(9)の開度を制御するマイコン22を設けた制御構成としている。
上記構成において、切り換えスイッチ20からは使用する部屋が6畳以下、8畳、10畳以上と、3段階の切り換えができ、その設定値をマイコン22が読み取る。そしてタイマー21からはマイコン22に運転開始からの経過時間の情報が送られてくる。マイコン22ではその部屋の広さ設定値と経過時間に応じて図14に示す制御テーブルのように分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御してそれぞれの分流風量を調整する。
このように制御することによって、衣類や靴など除湿乾燥するために使用される風路E(7)の空気において、除湿乾燥能力の必要な初期状態では温度の高く湿度も低い状態で供給し、ある程度乾燥してきた状態の衣類に対しては乾燥し過ぎていない状態で供給されるので、乾燥しすぎによるゴワツキを善することができる。
また、バイパス風路D2(13)からは適度に冷却された除湿空気が得られるため、居住空間に吹出すことによって必要以上に居住空間の温度や湿度を上昇することなく衣類などの乾燥ができる。
(実施の形態
図15は除湿乾燥機の構成図、図16はその制御テーブルである。
基本構成及びその動作によって得られる結果は実施の形態と同様なので省略する。
図15において、衣類や靴などの乾燥させる湿った物体の量を設定する切り換えスイッチ23と起動からの運転時間の出力をするタイマー24とその出力に応じて分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御するマイコン25を設けた制御構成としている。
この構成において、切り換えスイッチ23からは衣類や靴などの量の切り換えが1kg以下、1〜3kg、3kg以上と、3段階の切り換えができ、その設定値をマイコン25が読み取る。そしてタイマー24からはマイコン25に運転開始からの経過時間の情報が送られてくる。マイコン25ではその部屋の広さ設定値と経過時間に応じて図16に示す制御テーブルのように分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御してそれぞれの分流風量を調整する。
このように制御することによって、衣類や靴など除湿乾燥するために使用される風路E(7)の空気において、除湿乾燥能力の必要な初期状態では温度の高く湿度も低い状態で供給し、ある程度乾燥してきた状態の衣類に対しては乾燥し過ぎていない状態で供給されるので、乾燥しすぎによるゴワツキを善することができる。
また、バイパス風路D2(13)からは適度に冷却された除湿空気が得られるため、居住空間に吹出すことによって必要以上に居住空間の温度や湿度を上昇することなく衣類などの乾燥ができる。
(実施の形態
図17は除湿乾燥機の構成図、図18はその制御テーブルである。
基本構成及びその動作によって得られる結果は実施の形態と同様なので省略する。
図17において、衣類や靴などの乾燥させる湿った物体の湿り量を検知する湿度センサー26とその出力に応じて分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御するマイコン27を設けた制御構成としている。
上記構成において、湿度センサー26を湿った物体にクリップなどで密着固定することでその湿り度合いを検知でき、その検知値をマイコン27が読み取る。そしてマイコン27ではその部屋の広さ設定値と経過時間に応じて図18に示す制御テーブルのように分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御してそれぞれの分流風量を調整する。
このように制御することによって、衣類や靴など除湿乾燥するために使用される風路E(7)の空気において、除湿乾燥能力の必要な初期状態では温度の高く湿度も低い状態で供給し、ある程度乾燥してきた状態の衣類に対しては乾燥し過ぎていない状態で供給されるので、乾燥しすぎによるゴワツキを善することができる。
また、バイパス風路D2(13)からは適度に冷却された除湿空気が得られるため、居住空間に吹出すことによって必要以上に居住空間の温度や湿度を上昇することなく衣類などの乾燥ができる。
(実施の形態
図19は除湿乾燥機の構成図、図20はその制御テーブルである。
基本構成及びその動作によって得られる結果は実施の形態と同様なので省略する。
図19において、流入口A(2)付近に室内の温度と湿度をそれぞれ検知する室温センサー28と室内湿度センサー29とその出力に応じて分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御するマイコン30を設けた制御構成としている。
上記構成において、室温センサー28と室内湿度センサー29の検知値をマイコン30が読み取る。そしてマイコン30では室内の温度と湿度に応じて図20に示す制御テーブルのように分流ダンパC(1)と分流ダンパD(8)と風量調整ダンパ(9)の開度を制御してそれぞれの分流風量を調整する。
このように制御することによって、衣類や靴など除湿乾燥するために使用される風路E(7)の空気において、除湿乾燥能力の必要な初期状態では温度の高く湿度も低い状態で供給し、ある程度乾燥してきた状態の衣類に対しては乾燥し過ぎていない状態で供給されるので、乾燥しすぎによるゴワツキを善することができる。
また、バイパス風路D2(13)からは適度に冷却された除湿空気が得られるため、居住空間に吹出すことによって必要以上に居住空間の温度や湿度を上昇することなく衣類などの乾燥ができる。
なお、本実施の形態では衣類などの乾燥機能を優先した制御使用となっているが、冷却空気の供給を優先し、乾燥機能を補助的にするようにモードの切り換えを行うと、より必要な空気を得ることができる。
居住空間や衣類乾燥以外にも、高湿度となりやすい浴室、押入、物置、クローゼット、床下などの乾燥用途にも適用できる。
本発明の参考例1の除湿乾燥機の構成図 同空気の状態変化を示す空気線図 同空気の状態変化を示す空気線図 本発明の実施例の除湿乾燥機の構成図 同空気の状態変化を示す空気線図 同空気の状態変化を示す空気線図 本発明の実施例の除湿乾燥機の構成図 同空気の状態変化を示す空気線図 本発明の実施例の除湿乾燥機の構成図 同空気の状態変化を示す空気線図 本発明の実施例の除湿乾燥機の構成図 同制御テーブル図 本発明の実施例の除湿乾燥機の構成図 同制御テーブル図 本発明の実施例の除湿乾燥機の構成図 同制御テーブル図 本発明の実施例の除湿乾燥機の構成図 同制御テーブル図 本発明の実施例の除湿乾燥機の構成図 同制御テーブル図 従来の除湿乾燥機の構成図
符号の説明
1 分流ダンパC(二次入口分流手段)
2 流入口A
3 風路B
4 風路C1
5 バイパス風路C2
6 風路D
7 風路E
8 分流ダンパD(出口分流手段)
9 風量調整ダンパ
10 風路C
11 風路D0
12 風路D1
13 バイパス風路D2
14 バイパス風路D3
15 分流ダンパA(一次入口分流手段)
16 風路A1
17 バイパス風路A2
18 タイマー
19 マイコン(制御手段)
20 切り換えスイッチ(空間設定手段)
21 タイマー
22 マイコン(制御手段)
23 切り換えスイッチ(空間設定手段)
24 タイマー
25 マイコン(制御手段)
26 湿度センサー(湿り量検出手段)
27 マイコン(制御手段)
28 室温センサー(温湿度検出手段)
29 室内湿度センサー(温湿度検出手段)
30 マイコン(制御手段)

Claims (8)

  1. 圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けた除湿乾燥機。
  2. 圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記蒸発器から前記内部熱交換器へ流入する空気を分流し、前記内部熱交換器を通過する風量と前記内部熱交換器をバイパスする風量を調整する二次入口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けた除湿乾燥機。
  3. 圧縮機、凝縮器、絞り手段、蒸発器を備え、この順に冷媒配管にて接続することにより冷凍サイクルを形成し、除湿対象となる空気の流入口から前記蒸発器へ流れる空気と前記蒸発器から流出する冷却除湿された空気との間で熱交換が行われるように内部熱交換器を配置した除湿乾燥機において、前記蒸発器から前記内部熱交換器を通過した空気を分流し、前記凝縮器を通過する風量と前記凝縮器をバイパスする風量を調整する出口分流手段を設け、前記空気の流入口から前記内部熱交換器へ流入する空気を分流し、前記内部熱交換器を通過する風量と前記内部熱交換器をバイパスする風量を調整する一次入口分流手段を設け、前記流入口より前記出口分流手段によって前記凝縮器へ導く風路まで前記内部熱交換器と前記蒸発器とをバイパスするバイパス風路とその風量を前記出口分流手段によって前記凝縮器をバイパスする風量と同等となるように風量調整ダンパを設けた除湿乾燥機。
  4. 運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、この経過時間に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けた請求項1〜のいずれかに記載の除湿乾燥機。
  5. 運転する部屋の大きさを設定する空間設定手段と、運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、設定した部屋の大きさと運転経過時間に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御部を設けた請求項1〜のいずれかに記載の除湿乾燥機。
  6. 被乾燥物量を検出する乾燥量検出手段と、運転開始後の経過時間を出力するタイマーを設け、少なくとも検出した被乾燥物量と運転経過時間に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けた請求項1、2、3、または記載の除湿乾燥機。
  7. 被乾燥物の湿り量を検出する湿り量検出手段を設け、少なくともこの検出値に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けた請求項1〜のいずれかに記載の除湿乾燥機。
  8. 室内の温湿度検出手段を設け、少なくともこの温湿度検知値に応じてそれぞれの分流風量を調整する制御手段を設けた請求項1〜のいずれかに記載の除湿乾燥機。
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