JP7308385B2 - 除湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、居住空間などに用いられる除湿装置に関するものである。
従来、この種の除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口とを有する本体ケースと、この本体ケース内に設けられたヒートポンプ装置と熱交換器とを備えている。
ヒートポンプ装置は、圧縮機、放熱器、膨張部、吸熱器により形成され、空気吸込口から吸気した第1の空気が熱交換器内の第1の風路を流れて第2の空気となり、第2の空気が空気吹出口に向かって熱交換器内の第2の風路を流れて第1の空気と第2の空気とが熱交換を行う。
空気吸込口から熱交換器の第1の風路、吸熱器、熱交換器の第2の風路、放熱器を経て空気吹出口までの除湿風路内に送風装置が備えられていた。(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-214533号公報
このような除湿装置では、室内温度が低くなると熱交換器や吸熱器に着霜しやすくなり、霜が成長すると通風抵抗が増加し除湿能力が低下する。これにより、安定した除湿能力を得ることができないという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、安定した除湿能力を得るための除湿装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に設けた圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルと、前記空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、前記冷凍サイクルを通過させた後に前記空気吹出口から本体ケース外に吹き出す送風機と、第1熱交換風路を流れる空気と第2熱交換風路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気を、前記熱交換器の前記第1熱交換風路、前記吸熱器、前記熱交換器の前記第2熱交換風路、前記放熱器、前記送風機を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す除湿経路を備え、前記本体ケース外の温度を測定する室内温度測定装置と、前記本体ケース外の湿度を測定する室内湿度測定装置と、前記吸熱器の温度を測定する吸熱器温度測定装置と、前記室内温度測定装置と前記室内湿度測定装置の測定値から露点温度を算出し、室内温度が低室温設定値の12℃以下であり、露点温度が低露点温度設定値の0℃以上の場合には、前記吸熱器温度測定装置が測定する前記吸熱器の温度が着霜蒸発温度設定値の0.5℃となるように前記送風機の風量を調整する制御部と、を有するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、安定した除湿能力を得ることができる。
本発明の実施の形態1の除湿装置の外観図 同除湿装置のA-A断面の概略を示す断面図 同除湿装置の熱交換器の構成を示す概略図 同除湿装置の制御区分を示す空気線図
本発明の除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に設けた圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルと、前記空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、前記冷凍サイクルを通過させた後に前記空気吹出口から本体ケース外に吹き出す送風機と、第1熱交換風路を流れる空気と第2熱交換風路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気を、前記熱交換器の前記第1熱交換風路、前記吸熱器、前記熱交換器の前記第2熱交換風路、前記放熱器、前記送風機を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す除湿経路を備え、前記本体ケース外の温度を測定する室内温度測定装置と、前記本体ケース外の湿度を測定する室内湿度測定装置と、前記吸熱器の温度を測定する吸熱器温度測定装置と、前記室内温度測定装置と前記室内湿度測定装置の測定値から露点温度を算出し、室内温度が低室温設定値の12℃以下であり、露点温度が低露点温度設定値の0℃以上の場合には、前記吸熱器温度測定装置が測定する前記吸熱器の温度が着霜蒸発温度設定値の0.5℃となるように前記送風機の風量を調整する制御部と、を有する。
これにより、制御部は、露点温度と室内温度の測定値に応じて送風機の風量を制御することに加え、吸熱器温度測定装置の測定値を設定値となるように送風機の風量の制御を補正することとなるので、必要以上に風量を変えることなく安定した除湿能力を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の除湿装置の外観図であり、図2は図1内のA-A断面における概略を示す断面図である。
図1、2に示すように、除湿装置の本体ケース1は箱形状で、背面には空気吸込口2を備え、天面の前面側には空気吹出口3を、天面の前面側には操作部1aを有している。
本体ケース1内には、冷凍サイクルと、熱交換器4と、送風機5とを備えている。
冷凍サイクルは、圧縮機6、放熱器7、膨張器8としてキャピラリーチューブ、吸熱器9とからなり、これらを、この順に冷媒配管10で接続して形成している。この吸熱器9で除湿対象となる空気を冷却除湿するものである。放熱器7と吸熱器9とは、対向して配置されている。放熱器7は、本体ケース1における前面側に配置され、吸熱器9は、本体ケース1における背面側に配置されている。
図3は、熱交換器4の構成を示す概略図である。図2、3に示すように、熱交換器4は、伝熱板A11および伝熱板B12を交互に積層することにより構成されており、それぞれの伝熱板には、積層した際に風路が構成できるようにリブ13が設けられている。そして、鉛直方向に流れる第1熱交換風路14と、水平に流れる第2熱交換風路15とを構成し、この風路間でそれぞれの伝熱板を介して熱交換を行っている。熱交換器4は、伝熱板を積層した状態で下面が傾斜した立方体となり、放熱器7と吸熱器9との間で、吸熱器9から放熱器7への風路中に設けられている。
送風機5は、スクロール形状のケーシング部16と、このケーシング部16に固定されたモータ部17と、このモータ部17によって回転する羽根部18とから形成している。ケーシング部16は、吸込口19と吐出口20とを備えている。この吸込口19は、放熱器7に対向している。吸熱器9と、熱交換器4の第2熱交換風路15と、放熱器7と、送風機5とは、水平方向に一直線上に配置されている。すなわち、吸熱器9と、熱交換器4と、放熱器7と、吸込口19とは、一直線上に風路を有するものである。
送風機5によって、矢印に示すように、空気吸込口2からに吸気した空気は、熱交換器4の第1熱交換風路14へ流入して、すでに吸熱器9により冷却除湿された空気と熱交換して予冷されたのち、吸熱器9における熱交換器4の底面より下方に突出した部分を通過し、その後風向を反転させ、さらに吸熱器9の残りの部分を通って冷却除湿される。なお、熱交換器4の底面より下方に突出した部分は通過せず、吸熱器9に一度のみ通過する風路もある。また、吸熱器9は、熱交換器4の底面から突出させず、吸熱器9の下端と熱交換器4の底面の上端とを同じ高さにしてもよい。
冷却除湿された空気は熱交換器4の第2熱交換風路15に流入し空気吸込口2から吸気した空気によって加熱され、放熱器7でさらに加熱され、送風機5によって機外に送風される。上記風路が、除湿を行う除湿経路21となる。
熱交換器4および吸熱器9の下方には、水受け手段22が設置されている。水受け手段22には、熱交換器4の第1熱交換風路14および吸熱器9に生成される結露水が滴下する。すなわち、空気吸込口2から流入した空気が熱交換器4にて予冷される段階で、第1熱交換風路14内で水分が結露して水滴となって滴下することがあるが、熱交換器4の下方に除湿経路21を兼ねた水受け手段22を配置して結露水を受ける構造となっている。
また、本体ケース1内の水受け手段22の下部には、結露水を貯水するタンク24を備え、水受け手段22に設けた、たまった水滴をタンク24に導出するドレン孔25を通って、除湿水はタンク24に回収される。
また、吸熱器9における熱交換器4の反対側(本体ケース1の空気吸込口2側)で、水受け手段22の上方には、風路カバー23を設ける。水受け手段22と風路カバー23は、除湿経路21における熱交換器4の第1熱交換風路14から吸熱器9までの風路の一部である。
本実施形態の特徴は、室内温度測定装置である温度センサー30と、室内湿度測定装置である湿度センサー31と、吸熱器温度測定装置である吸熱温度センサー32と、制御部33と、を備えている点である。
温度センサー30は、本体ケース1外の温度を測定するために、空気吸込口2の空気温度を測定する位置に設けられている。具体的には、温度センサー30は、除湿経路21における熱交換器4の第1熱交換風路14から熱交換器4の第1熱交換風路14までの風路内に配置されている。
湿度センサー31は、本体ケース1外の湿度を測定するために、空気吸込口2の空気湿度を測定する位置に設けられている。具体的には、湿度センサー31は、除湿経路21における熱交換器4の第1熱交換風路14から熱交換器4の第1熱交換風路14までの風路内に配置されている。
吸熱温度センサー32は、吸熱器9の冷媒温度を測定できるように吸熱器9に接するように取り付けられている。
制御部33は、マイコンを含み、温度センサー30と、湿度センサー31と、吸熱温度センサー32の測定値とから送風機5の風量を制御する。操作部1aのスイッチ操作により、運転モードが制御部33によって切り替わる構成としている。
このような構成において、まずは、送風機5の風量を上げ、除湿経路21内の風量を増加させるときの基本的な動作について説明する。空気吸込口2から吸い込まれる空気の風量が増加することで、吸熱器9、熱交換器4、放熱器7を通過する空気の風速が速くなる。第1熱交換風路14を流れる空気は速く、熱交換器4を通り抜け熱交換する時間が短くなり、熱交換せずに通り抜けるバイパスファクターの増加により、第1熱交換風路14を流れる空気の温度の低下が抑制される。そして、この第1熱交換風路14を出た空気は、吸熱器9に導かれるが、吸熱器9では、空気の温度が上昇していることと、風速が増加していることの相乗効果で、熱交換が促進され、吸熱器9の能力は向上する。
一方、放熱器7では後述するように、放熱器7を流れる空気の温度は変化が少なく、風速だけが早くなるので、風速増加による熱交換能力の増加に留まり、吸熱器9と放熱器7の熱交換能力のバランスが変化して吸熱器9の熱交換能力向上が勝るため、冷媒の蒸発温度は上昇する。このことにより、吸熱器9の出口では、冷媒温度の上昇と、風速の増加によって、吸熱器9を流れる空気は早く通り抜けることと、バイパスファクターの増加により、空気の温度の低下が抑制される。この空気が熱交換器4の第2熱交換風路15に入り、第1熱交換風路14を流れる空気と熱交換することで、第1熱交換風路14の出口の温度低下がさらに抑制され、それぞれの相乗効果により、冷媒の蒸発温度はさらに上昇する。
また、熱交換器4の第2熱交換風路15では、流れる空気は速く熱交換器4を通り抜け熱交換する時間が短くなり、熱交換せずに通り抜けるバイパスファクターが増加し、第2熱交換風路15を流れる空気の温度の上昇が抑制される。温度上昇が抑制された空気が第2熱交換風路15内に入ることにより、第2熱交換風路15の出口での空気の温度上昇が抑制され、前述したように放熱器7に入る空気温度の変化は小さくなる。また、風量が低下したときは逆の作用になる。
このように、風量の変化に対し、熱交換器4が相乗効果を生み、冷媒の蒸発温度を大きく変化させることが出来る。
このとき、蒸発温度が上昇するということは、蒸発圧力が上昇するということなので、圧縮機6の吸入での冷媒密度が増加することとなり、冷媒循環量が増加することとなる。したがって、冷凍サイクルの冷却能力も増加する。しかし、この作用がそのまま除湿能力の増加となる場合と除湿能力の増加とならない場合がある。それは、空気を露点以下に冷却しないと、結露を伴う冷却にならないためで、除湿機としては結露量を確保することが必要になるため、単に風量を増加させ冷却能力を向上するだけでは除湿能力の向上とはならない場合が生じる。
また、室内が低温になると、熱交換器4や吸熱器9の温度が0℃以下となり着霜し始める。霜が付き始めると風路を徐々に閉塞することで通風抵抗が増加し、風量の低下を伴い除湿能力が低下する。更に、霜が成長し風路が完全に閉塞されると、除湿できなくなるため、圧縮機6を停止して霜取り運転をする必要があり、安定的に除湿することができない。したがって、蒸発温度を0℃以下とならないようにすることが、安定した除湿能力を得るために有効となる。
このような作用を利用して、温度センサー30で室内温度を測定し、室内温度が低室温設定値より低温になったときに、制御部33が風量を一定量増加させることで、蒸発温度が上昇し、熱交換器4や吸熱器9に霜が付きにくくすることができる。なお、低室温設定値の一例は、12℃である。
また、温度センサー30で室内温度を測定し室内温度が低室温設定値より低温になったときに、吸熱温度センサー32で測定した吸熱器9の温度が着霜蒸発温度設定値となるように、制御部33が風量を制御することで、必要以上に風量を増加させることや、風量が不足して着霜してしまうことを抑制することができる。なお、着霜蒸発温度設定値の一例は、0.5℃である。
また、温度センサー30が測定した室温の測定値と、湿度センサー31が測定した湿度の測定値から、制御部33にて露点温度を算出し、この露点温度によって制御部33が送風機5の風量を制御する。
まず、露点温度が低露点温度設定値として0℃以上の場合には、熱交換器4や吸熱器9に霜を付きにくくするために送風機5の風量を増加させて、蒸発温度が上昇することで、着霜しにくくした方が、安定した除湿能力を得ることができるので、前述した方法で制御部33にて風量を制御する。
次に、露点温度が低露点温度設定値として0℃以下の場合には、熱交換器4や吸熱器9に霜を付きにくくするために送風機5の風量を増加させて、蒸発温度が上昇してしまうと、結露しにくくなり、除湿能力が低下してしまう。したがって、この条件下では風量を制御することなく、制御部33は、あえて着霜させる運転をすることで、除湿運転する。
また、温度センサー30が測定した室温と、湿度センサー31が測定した湿度から、制御部33にて露点温度を算出し、この露点温度と室内温度によって、図4の空気線図に示すように、AからFの領域に分けて制御部33が送風機5の風量を制御する。
まず、室内温度が低室温設定値以下で露点温度が低露点温度設定値以上のA領域の場合には、制御部33は、熱交換器4や吸熱器9に霜を付きにくくするために送風機5の風量を増加させて、蒸発温度が上昇することで、着霜しにくくした方が、安定した除湿能力を得ることができる。したがって、制御部33が風量を一定量増加させる。
次に、室内温度が低室温設定値以下で露点温度が低露点温度設定値以下のB領域の場合には、制御部33は、熱交換器4や吸熱器9に霜を付きにくくするために送風機5の風量を増加させて、蒸発温度が上昇してしまうと、結露しにくくなり、除湿能力が低下する。したがって、この条件下では、制御部33は、風量を制御することなく、あえて着霜させる運転をすることで、除湿運転する。
次に、室内温度が低室温設定値以上であり、高室温設定値以下で露点温度が中露点温度設定値以上のC領域の場合には、制御部33は、設定風量に固定することで、運転音の変化を低減する。
次に、室内温度が低室温設定値以上であり、高室温設定値以下で露点温度が中露点温度設定値以下のD領域の場合には、除湿能力の低下を抑制するために、制御部33は、風量を一定量低下させて、蒸発温度を下げて、結露し易くし、除湿能力を増加させる。
次に、室内温度が高室温設定値以上で露点温度が高露点温度設定値以上のE領域の場合には、放熱器7の温度上昇を低減するために、制御部33は、風量を一定量増加させて、冷凍サイクルの負荷を低減することで、安定した除湿能力を得ることができる。
最後に、室内温度が高室温設定値以上で露点温度が高露点温度設定値以下のF領域の場合には、露点温度が低い分冷凍サイクルの負荷は高くないので、制御部33は、風量を一定量増加させるがE領域の場合より増加量を抑えることで、蒸発温度を下げて、結露し易くし、除湿能力を低下しにくくする。
このように、露点温度と室内温度によって、送風機5の風量制御の方法を切り替えることで、安定した除湿能力を得ることができるという効果をさらに高めることができる。
また、制御部33は、温度センサー30が測定した室温の測定値と、湿度センサー31が測定した湿度の測定値から、露点温度を算出する。制御部33は、この露点温度と室内温度によって、図4の空気線図に示すように、AからFの領域に分けて、吸熱温度センサー32で測定した吸熱器9の温度が、それぞれの蒸発温度設定値となるように風量を制御する。
これにより、制御部33は、着霜や冷凍サイクル負荷低減のため、風量を増加方向に制御する増加量の調整を行う。
まず、室内温度が低室温設定値以下で、露点温度が低露点温度設定値以上のA領域の場合には、制御部33は、熱交換器4や吸熱器9に霜を付きにくくするために送風機5の風量を増加させて、蒸発温度が上昇することで、着霜しにくくする。しかし、蒸発温度を上げすぎると結露しにくくなり除湿能力が低下するので、制御部33は、蒸発温度が着霜蒸発温度設定値となるように風量を調整した方が、より安定した除湿能力を得ることができる。
次に、室内温度が低室温設定値以下で、露点温度が低露点温度設定値以下のB領域の場合には、制御部33は、蒸発温度が露点温度より一定温度低い低温蒸発温度設定値となるように風量を調整する。これにより、まず、着霜状態の変化による通風抵抗の増加量の変化による風量の減少のため蒸発温度が低下するのを抑制できる。次に、風量を下げ過ぎて着霜を早めたり、冷凍サイクルの液バックを抑制できる。更に、風量を増加させしすぎて蒸発温度が上昇して結露しにくくなる除湿能力低下を抑制できる。このことより安定した除湿能力を得ることができる。
最後に、室内温度が低室温設定値以上-高室温設定値以下で露点温度が中露点温度設定値以下のD領域の場合には、制御部33は、蒸発温度が露点温度より一定温度低い中温蒸発温度設定値となるように風量を調整する。これにより、風量を下げ過ぎによる除湿能力低下と、風量の低下量が少なく蒸発温度が十分下がらないため結露しにくくなり除湿能力が低下することを抑制して、より安定した除湿能力を得ることとなる。結果として、露点温度と室内温度によって、送風機5の風量制御の方法を切り替え、蒸発温度を調整することで、安定した除湿能力を得ることができるという効果をさらに高めることができる。
また、制御部33が、前述した方法で風量を制御することの有無を、操作部1aによって選択可能にする。具体的には、除湿能力を優先する運転と、除湿能力よりも風量の変化を最小限にし、運転音の変化による不快感を低減する運転と、を選択可能にすることができる。これにより、居住空間での使用と、非居住空間での使用を選択でき、ニーズに対応できるという効果を奏する。
なお、本実施の形態では、各温度設定値の全てを明確にはしていないが、これは、実際の機器のセッティングにおいて、調整されるものである。
また、図2に示す領域の分け方は一例であり、詳細に分ければより、細やかな制御が可能となる。
本発明に係る除湿装置は、除湿性能の向上を可能とするものであるので、居室空間などで使用される除湿装置等として有用である。
1 本体ケース
2 空気吸込口
3 空気吹出口
4 熱交換器
5 送風機
6 圧縮機
7 放熱器
8 膨張器
9 吸熱器
10 冷媒配管
11 伝熱板A
12 伝熱板B
13 リブ
14 第1熱交換風路
15 第2熱交換風路
16 ケーシング部
17 モータ部
18 羽根部
19 吸込口
20 吐出口
21 除湿経路
22 水受け手段
23 風路カバー
24 タンク
25 ドレン孔
30 温度センサー
31 湿度センサー
32 吸熱温度センサー
33 制御部

Claims (1)

  1. 空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、
    前記本体ケース内に設けた圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルと、
    前記空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、前記冷凍サイクルを通過させた後に前記空気吹出口から本体ケース外に吹き出す送風機と、
    第1熱交換風路を流れる空気と第2熱交換風路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、
    前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気を、前記熱交換器の前記第1熱交換風路、前記吸熱器、前記熱交換器の前記第2熱交換風路、前記放熱器、前記送風機を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す除湿経路を備え、
    前記本体ケース外の温度を測定する室内温度測定装置と、
    前記本体ケース外の湿度を測定する室内湿度測定装置と、
    前記吸熱器の温度を測定する吸熱器温度測定装置と、
    前記室内温度測定装置と前記室内湿度測定装置の測定値から露点温度を算出し、室内温度が低室温設定値の12℃以下であり、露点温度が低露点温度設定値の0℃以上の場合には、前記吸熱器温度測定装置が測定する前記吸熱器の温度が着霜蒸発温度設定値の0.5℃となるように前記送風機の風量を調整する制御部と、を有することを特徴とする除湿装置。
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