JP4507092B2 - 開閉極位相制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電力系統に接続されている機器を接続・解列する遮断器の開閉極位相を制御する開閉極位相制御装置に関する。
従来の開閉極位相制御装置は、計測された電圧・電流瞬時値より電力系統の複数の電流零点を予測する電流零点予測手段と、遮断器の操作機構の動作時間に影響を与える各種パラメータを計測するパラメータ計測手段と、計測されたパラメータの値から遮断器の開極動作時間を予測する動作時間予測手段と、予め設定されたアーク時間経過後に電流零点における遮断点を迎えるように、所定のアーク時間と開極動作時間とを加えた遮断時間を設定すると共に、現在の基準時刻点より、設定した遮断時間以降に迎えると予測された複数の電流零点から、1点の電流零点を選択して目標遮断点とする電流零点選択手段と、現在の基準時刻点から目標遮断点までの時間と遮断時間との差から動作同期時間を計算して、基準時刻点からこの動作同期時間だけ経過後に遮断器の制御動作指令を出して、遮断器の動作を開始させる動作開始手段とを備えた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−188044号公報
しかし、従来の開閉極位相制御装置では、電圧・電流の瞬時値に基づいて、零点検出および予測演算を行っているので、対象の電力系統の周波数が基準周波数からずれている場合、周波数のずれの影響により遮断時間の予測演算の精度が悪くなるという問題がある。
また、瞬時値波形にのるノイズの影響により、遮断時間の予測演算の精度が悪くなるという問題がある。
また、1つの零点しか予測できず、50%の確率で、半サイクルの遅れがでるという問題がある。
この発明の目的は、電力系統の周波数が基準周波数からずれていても、所望の位相で対象機器が接続または解列されるように遮断器の開閉極の位相を制御する開閉極位相制御装置を提供することである。
この発明に係わる開閉極位相制御装置は、基準波の1周期の4N(Nは正の整数)分の1の周期で電力系統の電圧を計測する電圧計測手段と、上記電圧を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電圧から自らのタイミングにおける電圧実効値を求める電圧実効値算出手段と、上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電圧実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電圧実効値との平均値を自らのタイミングにおける電圧実効値平均値とする電圧実効値平均化手段と、上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の実数部とし、該自らのタイミングに対し電気角度として90度遅れたタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の虚数部とした点に向いた電圧回転ベクトルを求め、自らのタイミングにおける求められた上記電圧回転ベクトルの先端と該自らのタイミングの1つ前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルの先端とを結ぶ弦の弦長を算出する弦長算出手段と、上記各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける算出された上記弦長を加算し、上記弦長の加算値と上記電圧実効値平均値とに基づき、自らのタイミングにおける上記電圧回転ベクトルと自らのタイミングより基準波の1周期前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルとの位相角を算出し、算出された上記位相角から上記電力系統の周波数を算出する周波数算出手段と、上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記周波数から電圧回転ベクトルの角速度を求め、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記各電圧を式(1)
に従って展開し、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングの上記係数から最小自乗法を用いて自らのタイミングにおける電圧係数推定値を求め、上記電圧係数推定値から、式(2)に従って自らのタイミングにおける電圧実数瞬時推定値を推定する電圧瞬時値推定手段と、式(3)に従って上記各タイミングにおける電圧回転ベクトルの電圧絶対位相角を算出する電圧絶対位相角算出手段と、予め定められた制御時間と上記周波数とから得られる制御位相角だけ上記電圧絶対位相角から位相が進んだ予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出手段と、予め定められた条件に適合する目標ベクトルと上記予測ベクトルとから制御遅れ時間を算出する操作遅れ時間算出手段と、上記制御遅れ時間を考慮して開閉極操作指令を遮断器に送信する開閉極操作実施手段と、を有する。
Figure 0004507092
但し、vreは自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された各電圧、ωは自らのタイミングにおける求められた角速度、PとPは自らのタイミングにおける係数とする。
Figure 0004507092
但し、vre_estは自らのタイミングにおける推定された電圧実数瞬時推定値、P1estとP2estは自らのタイミングにおける推定された電圧係数推定値とする。
Figure 0004507092
但し、γは電圧絶対位相角、vre_estは自らのタイミングにおける推定された電圧実数瞬時推定値、Vaveは自らのタイミングにおける算出された電圧実効値平均値とする。
この発明に係わる開閉極位相制御装置の効果は、電力系統の電圧、電流瞬時値を回転ベクトルで模擬し、電力系統の周波数と電圧および電流の絶対位相角とを算出し、その周波数と絶対位相角から初期ベクトルを求め、その初期ベクトルに予測および動作に要する時間を考慮して予測ベクトルを求め、その予測ベクトルと目標とする目標ベクトルから制御遅れ時間を求め、その制御遅れ時間を考慮して遮断器に開閉極指令信号を送信するので、正確に算出された周波数と絶対位相角とに基づいた位相により遮断器の投入または遮断が制御される。
図1は、この発明の説明において電圧と電流とをそれぞれに模擬する電圧回転ベクトルと電流回転ベクトルとを複素数平面上に描いた図である。図2は、電流回転ベクトルについての初期ベクトル、予測ベクトルおよび目標ベクトルを複素数平面上に描いた図である。
実施の形態に係わる開閉極位相制御装置の説明に先立って、電圧回転ベクトル、電流回転ベクトルについて、続いてそれぞれのベクトルの初期ベクトル、予測ベクトルおよび目標ベクトルを定義する。
電圧回転ベクトルv(ドット)は、図1に示すように、複素数平面上で式(4)のように定義することができる。ここで、Vは電圧実効値(V)、ωは回転角速度(ラジアン/秒)、αは初期電圧位相角(ラジアン)である。この回転角速度ωは、ω=2πfにより電力系統の周波数fから求められる。
また、電流回転ベクトルi(ドット)は、図1に示すように、複素数平面上で式(5)のように定義することができる。ここで、Iは電流実効値(A)、βは初期電流位相角(ラジアン)である。
Figure 0004507092
次に、電流回転ベクトルを例に挙げて、初期ベクトル、予測ベクトルおよび目標ベクトルを定義する。電圧回転ベクトルの初期ベクトル、予測ベクトルおよび目標ベクトルも同様に定義できる。
電流初期ベクトルi(ドット)iniは、図2に示すように、開閉極操作の命令が開閉極位相制御装置に入力された時点の、式(6)のように定義される電流回転ベクトルである。ここで、γiniは、開閉極操作の命令が入力された時点における電流回転ベクトルの絶対位相角である。
電流予測ベクトルi(ドット)preは、図2に示すように、開閉極操作の命令が入力された時点で開閉極操作を開始したときに遮断器が開閉極される時点の、式(7)のように定義される電流回転ベクトルである。ここで、γは、電流初期ベクトルi(ドット)iniと電流予測ベクトルi(ドット)preの1サイクル中に収まるように補正された補正済制御位相角である。
そして、この補正済制御位相角γは、式(8)に従って求められる。ここで、γcontrolは、開閉極操作に要する間に電流回転ベクトルが回転する制御位相角、nは、正の整数である。
そして、制御位相角γcontrolは、式(9)に基づいて求められる。ここで、Tcontrolは、予測計算時間、信号転送の通信時間および対象機器の動作時間の合計である。これらの値は、予め計測などに基づいて設定されている。
電流目標ベクトルi(ドット)taは、図2に示すように、遮断器が開閉極される時点の、式(10)のように定義される電流回転ベクトルである。ここで、γは、電流予測ベクトルi(ドット)preと電流目標ベクトルi(ドット)taとの制御遅れ位相角である。そして、制御遅れ位相角γから制御遅れ時間Tdelayが式(11)に基づいて求められ、その制御遅れ時間Tdelayを経過後、開閉極操作を開始すれば、電流目標ベクトルi(ドット)taになる時点で対象機器が開閉極される。
Figure 0004507092
次に、開閉極位相制御装置について、図3のブロック図を参照して説明する。図3は、この発明の実施の形態に係わる開閉極位相制御装置のブロック図である。
電力系統1には、無負荷変圧器、無負荷送電線、コンデンサバンク、分路リアクトルなどの対象機器が遮断器を介して接続されている。そして、開閉極位相制御装置は、この遮断器の投入または遮断される時点における位相を制御するものである。
開閉極位相制御装置は、所定のタイミングごとに電力系統1の電圧実数瞬時値を計測する電圧計測手段2と、所定のタイミングごとに電力系統1の電流実数瞬時値を計測する電流計測手段3と、計測された電圧実数瞬時値および電流実数瞬時値をデジタルの電圧実数瞬時値およびデジタルの電流実数瞬時値に変換するA/D変換手段4と、デジタルの電圧実数瞬時値およびデジタルの電流実数瞬時値を記憶する記憶手段5と、所定のタイミングごとに隣接する電圧回転ベクトルの先端部間で形作る弦の長さを算出する弦長算出手段6と、電圧回転ベクトルから電圧実効値を算出する電圧実効値算出手段7と、算出された電圧実効値を所定の期間で平均化して電圧実効値平均値を算出する電圧実効値平均化手段8と、電流回転ベクトルから電流実効値を算出する電流実効値算出手段9と、算出された電流実効値を所定の期間で平均化して電流実効値平均値を算出する電流実効値平均化手段10と、算出された弦の長さを所定の期間に亘って積分して回転位相角を算出し、算出された回転位相角から電力系統の周波数を算出する周波数算出手段11と、デジタルな電圧実数瞬時値から最小自乗法を用いて電圧実数瞬時推定値を算出し、それに基づいて電圧回転ベクトルの電圧絶対位相角を算出する電圧絶対位相角算出手段12と、デジタルな電流実数瞬時値から最小自乗法を用いて電流実数瞬時推定値を算出し、それに基づいて電流回転ベクトルの電流絶対位相角を算出する電流絶対位相角算出手段13と、を有する。
さらに、開閉極位相制御装置は、開閉極操作の命令が入力されたとき、予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出手段14と、予測ベクトルと目標ベクトルとから制御遅れ時間算出手段15と、を有する。
さらに、開閉極位相制御装置は、手動、リレーからの信号、あるいはその他の自動制御装置から送られてくるデジタルな開閉極操作命令を受信する開閉極操作命令受信手段16と、デジタルな開閉極操作指令を対象機器に送信する開閉極操作実施手段17と、を有している。
電圧計測手段2とA/D変換手段4とは、デジタル電圧出力端子を有する電圧計からなる。さらに、電流計測手段3とA/D変換手段4とは、デジタル電流出力端子を有する計器用変流器からなる。
さらに、記憶手段5、弦長算出手段6、電圧実効値算出手段7、電圧実効値平均化手段8、電流実効値算出手段9、電流実効値平均化手段10、周波数算出手段11、電圧絶対位相角算出手段12、電流絶対位相角算出手段13、予測ベクトル算出手段14、制御遅れ時間算出手段15は、コンピュータによって構成されている。コンピュータは、CPU、RAM、ROMおよびインタフェース回路を有している。
また、開閉極操作命令受信手段16と開閉極操作実施手段17は、デジタル量処理ユニットからなる。
また、各開閉極位相制御装置は、GPSを用いてクロックの同期を取っている。
次に、周波数、電圧絶対位相角および電流絶対位相角の算出について図4を参照して説明する。
以下の説明において、基準波の周波数f(Hz)は、50Hzを例にして説明するが、この周波数に限らない。基準波の1周期(秒)は、周波数fの逆数1/fである。
さらに、電圧実数瞬時値を計測する時点(以下、タイミングと称す。)は、サンプリング周期を定めることにより決まる。サンプリング周期は基準波の1周期を4N(Nは正の整数)等分できる値であればよい。後述するように、電圧回転ベクトルの先端の座標として、90度遅れたタイミングでの電圧実数瞬時値を用いるので、90度遅れたタイミングがタイミングの1つである必要がある。基準波の1周期は、電気角度で表して2π(ラジアン)である。例えば、基準波の電気角度π/6、π/12、π/24、π/48などをサンプリング周期にあらかじめ設定する。
基準波の周波数fは、50Hzとし、基準波の1周期を96等分(N=24)できるπ/48をサンプリング周期とする。刻み幅Δt(秒)は0.0002083秒となる。kは電圧計測タイミングの順番を表し、基準波の1周期では1から96となる。電圧計測タイミングk=1とk=2の間で基準波電気角度3.75度回転する。
ステップ101で、電圧計測タイミング毎に、電圧計測手段2は測定対象の電力系統の電圧を計測する。電圧計測タイミングのうちの任意のタイミングをkで表す。このタイミングの1回前のタイミングを(k−1)で、次のタイミングを(k+1)で表す。次に、A/D変換手段4は、アナログ信号である計測した電圧をデジタル電圧信号にA/D変換する。この値を記憶手段5に記憶する。図1に示すように、電力系統の電圧瞬時値v(k)を複素数平面上の原点0を中心に反時計方向に回転する電圧回転ベクトルで表現したとき、この計測した電圧は、式(4)で表される電圧実数瞬時値vre(k)である。
ステップ102で、弦長算出手段6は、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、それぞれのタイミングで計測した電圧を複素数平面上の実数部とし、そのそれぞれのタイミングに対して電気角度として90度遅れた関係にあるタイミングで計測した電圧を複素数平面上の虚数部とした点に向いたそれぞれのタイミングの電圧回転ベクトルを求める。次に、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、それぞれのタイミングで求めた電圧回転ベクトルの先端とそれぞれのタイミングの1つ前のタイミングで求められた電圧回転ベクトルの先端とを結ぶ弦の長さを算出する。図5に示すように測定対象の電力系統の所定のタイミングの電圧回転ベクトルは、基準波の1周期の間、すなわちk=0からk=95の間に複素数平面内で反時計方向に位相角Ψ(ラジアン)だけ回転する。次に、式(4)に示すように電圧瞬時値v(k)は、電圧実数瞬時値vre(k)と電圧虚数瞬時値vim(k)とからなる。この電圧虚数瞬時値vim(k)は、式(12)に示すように電圧実数瞬時値vre(k−24)に等しい。サンプリング周期をπ/48とした場合は(k−24)のタイミングで計測した電圧であるが、例えばπ/12とした場合は、(k−6)のタイミングで計測した電圧に相当する。このようにして、電圧回転ベクトルの先端の座標は、電圧実数瞬時値vre(k)、電圧虚数瞬時値vim(k)で表すことができる。電圧虚数瞬時値vim(k)は、該当する電圧実数瞬時値vre(k−24)を記憶手段5から読み出すことにより得られる。このようにして、タイミングkと(k−1)でのそれぞれの電圧回転ベクトルの座標を求めることができるので、図6に示す電圧回転ベクトルの先端を結ぶ弦の長さΔl(k)を式(13)によって求めることができる。
Figure 0004507092
ステップ103で、電圧実効値算出手段7が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、自らのタイミングを含む、自らのタイミングから過去の96個のタイミングで計測された電圧から、基準波の1周期の間の電圧実効値V(k)を式(14)から電圧実数瞬時値vreを用いて算出する。
ステップ104で、電圧実効値平均化手段8が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、自らのタイミングで算出された電圧実効値と自らのタイミングに先立つ95個のタイミングで算出した電圧実効値とから基準波の1周期の間の電圧実効値Vの平均値Vave(k)を式(15)に従って算出する。自らのタイミングkでの電圧実効値の平均値Vave(k)は、タイミング(k−95)から自らのタイミングkのそれぞれで求めた電圧実効値平均値である。測定対象の電力系統の周波数が基準波の周波数と異なるとき、電圧実効値は実際の電圧実効値を中心に振動している。この振動の影響を取り除くために、平均化処理を行う。
Figure 0004507092
平均化処理の時間が長いほど、電圧実効値の精度は向上するが、測定時間の短縮のために、基準波の1周期の間、この場合はサンプリング回数96回において求めた電圧実効値を用いて平均化処理を行う。このように電圧実効値を平均化すると、測定対象の電力系統の周波数と基準波の周波数との違いの影響を除外することができる。
ステップ105で、周波数算出手段11が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、自らのタイミングを含む、自らのタイミングから過去の96個のタイミングで算出した弦長から式(16)を用いて弦長合計L96(k)を求める。
次に、周波数算出手段11が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、図7に示すように自らのタイミングkと自らのタイミングより1つ前のタイミング(k−1)との間の回転位相角2φを式(17)に従って算出する。次に、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、その回転位相角2φから自らのタイミングkにおける電圧回転ベクトルと自らのタイミングkより基準波の1周期前のタイミングの電圧回転ベクトルとの間の位相角Ψ(k)を式(18)によって算出する。位相角Ψ(k)は、電圧回転ベクトルが基準波1周期で回転した電気角度である。
ステップ106で、周波数算出手段11は、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、基準波の1周期の位相角2πと測定対象の位相角Ψ(k)とから、測定対象の電力系統の周波数f(k)を式(19)を用いて算出する。fは基準波の周波数である。
Figure 0004507092
ステップ107で、電圧絶対位相角算出手段12が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、自らのタイミングでの電圧実数瞬時推定値を自らのタイミングを含む、自らのタイミングから過去の96個のタイミングで計測した電圧実数瞬時値vreから最小自乗法を用いて求める。電圧実数瞬時値vre(t)は、式(20)に示すように角速度と時間の積の正弦と余弦とで展開し、正弦と余弦のそれぞれの係数をPとPとして書き直すことができる。そして、この係数PとPの係数推定値P1estとP2estを求め、それから電圧実数瞬時推定値を求めることができる。この係数推定値P1estとP2estの推定に最小自乗法を用いる。角速度ωは周波数f(k)より求められる。
自らのタイミングkを含む、自らのタイミングkから過去96個までのタイミングで計測した電圧を、式(20)に従い行列式表示すると、行列式(21)のように表すことができる。さらに、電圧実数瞬時値行列[v]、三角関数行列[A]はそれぞれ行列式(22)、行列式(23)で表すことができる。また、サンプリングタイミング時刻行列は、行列式(24)で表すことができる。Δtは計算刻みであり、基準波が50Hzで、1周期を96等分するときは0.00020833sであり、基準波が60Hzで、1周期を96等分するときは0.00017360sである。また、任意係数行列[P]は行列式(25)で表すことができる。
このように各行列を表すと、行列式(21)は行列式(26)として表すことができる。最小自乗法を用いて任意係数行列[P]は、行列式(27)により求めることができる。ここで転置行列[A]は、行列式(28)である。この任意係数行列[P]の推定された値が係数推定値P1estとP2estである。
Figure 0004507092
Figure 0004507092
Figure 0004507092
このようにして任意定数行列[P]を求めることができるので、電圧実数瞬時推定値vre_est(k)は式(29)として求めることができる。電圧波形ノイズなどにより、電圧実数瞬時値が変動しても、最小自乗法を用いて推定しているので、電圧波形ノイズの影響がこの電圧実数瞬時推定値に及ぶことが無くなっている。
次に、ステップ108で、電圧絶対位相角算出手段12が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、図8に示すように、式(15)で求めた電圧実効値平均値と式(29)で求められた電圧実数瞬時推定値とを用いて、電圧絶対位相角γ(k)を式(30)により求める。
なお、電力系統が定常状態にあるときに対象機器を接続または解列する場合、電圧実数瞬時推定値の替わりにそれぞれのタイミングで計測した電圧を用いて絶対位相角を求めてもよい。このようにすると、絶対位相角の演算に要する時間を短縮することができるとともにCPUに掛かる負荷を小さくすることができる。
また、電圧実効値平均値の替わりに式(14)で求めた電圧実効値を用いて絶対位相角を求めてもよい。
Figure 0004507092
ステップ109で、電圧計測タイミング毎に、電流計測手段3は測定対象の電力系統の電流を計測する。次に、A/D変換手段4は、アナログ信号である計測した電流をデジタル電流信号にA/D変換する。この値を記憶手段5に記憶する。図1に示すように、電力系統の電流瞬時値i(k)を複素数平面上の原点0を中心に反時計方向に回転する電流回転ベクトルで表現したとき、この計測した電流は、式(5)で表される電流実数瞬時値ire(k)である。
ステップ110で、電流実効値算出手段9が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、自らのタイミングを含む、自らのタイミングから過去の96個のタイミングで計測された電流から、基準波の1周期の間の電流実効値I(k)を式(31)から電流実数瞬時値ireを用いて算出する。
ステップ111で、電流実効値平均化手段10が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、自らのタイミングで算出された電流実効値と自らのタイミングに先立つ95個のタイミングで算出した電流実効値とから基準波の1周期の間の電流実効値Iの平均値Iave(k)を式(32)に従って算出する。自らのタイミングkでの電流実効値の平均値Iave(k)は、タイミング(k−95)から自らのタイミングkのそれぞれで求めた電流実効値平均値である。
測定対象の電力系統の周波数が基準波の周波数と異なるとき、電流実効値は実際の電流実効値を中心に振動している。この振動の影響を取り除くために、平均化処理を行う。
Figure 0004507092
ステップ112で、電流絶対位相角算出手段13が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、自らのタイミングでの電流実数瞬時推定値を自らのタイミングを含む、自らのタイミングから過去の96個のタイミングで計測した電流実数瞬時値ireから最小自乗法を用いて求める。電流実数瞬時値ire(t)は、式(33)に示すように角速度と時間の積の正弦と余弦とで展開し、正弦と余弦のそれぞれの係数をQとQとして書き直すことができる。そして、この係数QとQの係数推定値Q1estとQ2estを求め、それから電流実数瞬時推定値を求めることができる。この係数推定値Q1estとQ2estの推定に最小自乗法を用いる。角速度ωは周波数f(k)より求められる。
自らのタイミングkを含む、自らのタイミングkから過去96個までのタイミングで計測した電流を、式(33)に従い行列式表示すると、行列式(34)のように表すことができる。さらに、電流実数瞬時値行列[i]は、行列式(35)で表すことができる。また、任意係数行列[Q]は行列式(36)で表すことができる。
このように各行列を表すと、行列式(34)は行列式(37)として表すことができる。最小自乗法を用いて任意係数行列[Q]は、行列式(38)により求めることができる。この任意係数行列[Q]の推定された値が係数推定値Q1estとQ2estである。
Figure 0004507092
Figure 0004507092
Figure 0004507092
このようにして任意定数行列[Q]を求めることができるので、電流実数瞬時推定値ire_est(k)は式(39)として求めることができる。電流波形ノイズなどにより、電流電圧実数瞬時値が変動しても、最小自乗法を用いて推定しているので、電流波形ノイズの影響がこの電流実数瞬時推定値に及ぶことが無くなっている。
次に、ステップ113で、電流絶対位相角算出手段13が、電圧計測タイミングのそれぞれのタイミングにおいて、式(32)で求めた電流実効値平均値と式(39)で求められた電流実数瞬時推定値とを用いて、電流絶対位相角δ(k)を式(40)により求める。なお、電流実数瞬時推定値の替わりにそれぞれのタイミングで計測した電流を用いて絶対位相角を求めてもよい。また、電流実効値平均値の替わりに式(31)で求めた電流実効値を用いて絶対位相角を求めてもよい。
Figure 0004507092
次に、開閉極位相制御装置の全体の動作について図9を参照して説明する。図9は、開閉極位相制御装置から対象機器に開閉極制御信号を送信する手順を表すフローチャートである。
開閉極命令が指示する開閉極操作として、例えば、電流が零点クロスする時点で対象機器を解列する操作、電圧がピークの時点で対象機器を接続する操作、または、電流が零点クロスする時点より所定の位相だけ遅れた時点で対象機器を投入する操作など複数の開閉極操作が予め設定されており、開閉極命令により1つの開閉極操作を選択する。以下の説明では、電流が零点クロスする時点で対象機器を解列する操作であるとする。このとき、電流目標ベクトルは、電流が零点クロスする時点の回転電流ベクトルは実数部が零であるので、図10、図11に示すように、式(41)、(42)で表される。
Figure 0004507092
S201は、図4を参照しながら説明した周波数と絶対位相角の算出のサブルーチンである。開閉極位相制御装置に電源が投入されてスタートされると、S201の動作が行われる。
S202で、開閉極命令が入力されているか否かを判断する。開閉極命令が入力されていないときは、S201へ戻って、周波数および絶対位相角の算出を行う。一方、開閉極命令が入力されたとき、S203へ進む。
S203で、直近に式(19)で得られている周波数f(k)、式(40)で得られている電流絶対位相角δ(k)から式(6)に基づいて電流初期ベクトルi(ドット)iniを算出する。
S204で、予め定められた制御時間Tcontrolを用いて、式(9)により制御位相角γcontrol、それから式(8)により補正済制御位相角γを求める。そして、式(7)に補正済制御位相角γを代入して、予測ベクトルi(ドット)preを算出する。
S205で、予測ベクトルi(ドット)preと目標ベクトルi(ドット)ta1およびi(ドット)ta2の前後関係から、目標ベクトルを選択する。例えば、図10に示すように、予測ベクトルがIV象限にあるときは、目標ベクトルi(ドット)ta2が目標ベクトルi(ドット)ta1よりも手前にあるので、目標ベクトルとしてi(ドット)ta2を選択する。予測ベクトルがI象限にあるときも同様に、目標ベクトルとしてi(ドット)ta2を選択する。
一方、図11に示すように、予測ベクトルがIII象限にあるときは、目標ベクトルi(ドット)ta1が目標ベクトルi(ドット)ta2よりも手前にあるので、目標ベクトルとしてi(ドット)ta1を選択する。予測ベクトルがII象限にあるときも同様に、目標ベクトルとしてi(ドット)ta1を選択する。
S206で、予測ベクトルと目標ベクトルとが求まると、目標ベクトルがi(ドット)ta1のときは式(43)に従って、目標ベクトルがi(ドット)ta2のときは式(44)に従って制御遅れ位相γを求め、さらに式(11)に従って制御遅れ時間Tdelayを算出する。
S207で、制御遅れ時間Tdelayに制御時間Tcontrolを加算した時間から信号転送の通信時間と遮断器の動作時間とを減算した時間を求め、開閉極命令が入力された時点からその時間が経過後、開閉極制御信号を遮断器に送信する。
なお、制御位相角γcontrolや制御遅れ時間Tdelayの算出に、式(19)に基づいて求められた周波数fを用いているが、電力系統が定常状態にあるときには基準周波数fを用いてもよい。このようにすると、演算の高速化が図れるとともに、演算速度の遅い安価なCPUを採用することができる。
以下、具体的に例を挙げて開閉極位相制御装置による遮断器の開閉極の位相制御について説明する。
実施例1では、電力系統に遮断器を介して接続されている分路リアクトルを例に挙げて説明する。分路リアクトルを解列するための遮断器を遮断する最適なタイミングは、電流が零の時点である。
実施例1では、電力系統の基準周波数fが50(Hz)、図12に示すように開閉極位相制御装置が起動されてから0.04(s)後に開極命令が入力された場合を説明する。開極命令は、電流零点で遮断器を遮断する命令とする。また、制御時間Tcontrolは、32.5(ms)として予め定められている。開極命令が入力された時点で算出されている周波数fは、基準周波数fと同じ50(Hz)であり、図13に示すように電流絶対位相角γiniは、7π/4(ラジアン)である。
このような条件のもと、開極命令に基づき予測計算を開始するので、予測計算時間の始点は、開極命令が入力された時点とする。
この開極命令に適合する目標ベクトルは、式(41)と式(42)で表される電流の実数部ireが零の共役な2つのベクトルi(ドット)ta1とi(ドット)ta2である。制御位相角γcontrolは、制御時間Tcontrolと周波数fとから式(9)に基づいて求めると、10.21(ラジアン)である。補正済制御位相角γは、式(8)に基づいて求めると、3.9269(ラジアン)である。初期ベクトルi(ドット)ini、予測ベクトルi(ドット)pre、目標ベクトルi(ドット)ta1およびi(ドット)ta2は、図13に示される。そして、予測ベクトルi(ドット)preは、実軸上にあり、直近に到達する目標ベクトルは、i(ドット)ta1であるので、目標ベクトルとしてi(ドット)ta1を選択する。それから、制御遅れ位相γを、式(43)に基づいて求めると、π/2(ラジアン)となる。そして、制御遅れ時間Tdelayを、式(11)に基づいて求めると、5msとなる。
そこで、制御遅れ時間Tdelay経過後、開極制御信号を分路リアクトルに接続されている遮断器に送信する。そうすると、開閉極位相制御装置から遮断器の間の通信に要する時間と遮断器の動作時間とを経過後、遮断器が遮断される。
このように分路リアクトルの解列操作において、この発明の開閉極位相制御装置を用いて遮断器の遮断をアーク発生が最適になる電流零点で行うことにより、サージアレスタを省略することができる。
実施例2では、電力系統に遮断器を介して接続されている無負荷変圧器を例に挙げて説明する。無負荷変圧器を接続するために遮断器を投入する最適なタイミングは、電力系統の異なる電圧階級、異なるパラメータの影響を受ける。そして、具体的な電力系統を電力系統瞬時値シミュレーションで模擬して、最適なタイミングを求めることができる。
実施例2では、予め求められた最適なタイミングは、電圧がピークの時点より位相が5度遅れる時点である。
そして、電力系統の基準周波数fが50(Hz)、図14に示すように開閉極位相制御装置が起動されてから0.04(s)後に閉極命令が入力された場合を説明する。閉極命令は、電圧ピーク時点から位相が0.087(ラジアン)遅れた時点で遮断器を投入する命令とする。また、制御時間Tcontrolは、32.5(ms)として予め定められている。閉極命令が入力された時点で算出されている周波数fは、基準周波数fと同じ50(Hz)であり、図15に示すように電圧絶対位相角γiniは、3π/2(ラジアン)である。
このような条件のもと、閉極命令に基づき予測計算を開始するので、予測計算時間の始点は、閉極命令が入力された時点とする。
この閉極命令に適合する目標ベクトルは、式(45)、(46)に示すように、電圧の虚数部vimが零から少し遅れた共役な2つのベクトルv(ドット)ta1とv(ドット)ta2である。制御位相角γcontrolは、制御時間Tcontrolと周波数fとから式(9)に基づいて求めると、10.21(ラジアン)である。補正済制御位相角γは、式(8)に基づいて求めると、3.9269(ラジアン)である。初期ベクトルv(ドット)ini、予測ベクトルv(ドット)pre、目標ベクトルv(ドット)ta1およびv(ドット)ta2は、図15に示される。そして、予測ベクトルv(ドット)preは、II象限にあるので、直近に到達する目標ベクトルは、v(ドット)ta1であるので、目標ベクトルとしてv(ドット)ta1を選択する。それから、制御遅れ位相γを、式(47)に基づいて求めると、0.698(ラジアン)となる。そして、制御遅れ時間Tdelayを、式(11)に基づいて求めると、2.22(ms)となる。
そこで、制御遅れ時間Tdelay経過後、閉極制御信号を無負荷変圧器に接続されている遮断器に送信する。そうすると、開閉極位相制御装置から遮断器の間の通信に要する時間と遮断器の動作時間とを経過後、遮断器が投入される。
Figure 0004507092
このように無負荷変圧器の並列操作において、この発明の開閉極位相制御装置を用いて遮断器の投入を電圧ピークの時点より位相が5度遅れた時点で行うことにより、投入抵抗を省略することができる。
また、無負荷送電線の並列操作において、この発明の開閉極位相制御装置を用いて、遮断器の投入を電圧零点で行うことにより、投入抵抗とサージアレスタとを省略することができる。
また、電力系統の無効電力を調整するためのコンデンサバンクの並列操作において、この発明の開閉極位相制御装置を用いて、遮断器の投入を電圧零点で行うことにより、投入抵抗と直列リアクトルを省略することができる。さらに、遮断器の遮断をアークの発生が最適になる時点で行うことにより、サージアレスタを省略することができる。
このような開閉極位相制御装置は、電力系統の電圧、電流瞬時値を回転ベクトルで模擬し、電力系統の周波数と電圧および電流の絶対位相角とを算出し、その周波数と絶対位相角から初期ベクトルを求め、その初期ベクトルに予測および動作に要する時間を考慮して予測ベクトルを求め、その予測ベクトルと目標とする目標ベクトルから制御遅れ時間を求め、その制御遅れ時間を考慮して遮断器に開閉極指令信号を送信するので、正確に算出された周波数と絶対位相角とに基づいた位相により遮断器の投入または遮断が制御される。
また、開閉極命令を受信した時点の周波数と絶対位相角とを用いるので、零点検出または勾配零点検出を行うときのように、1/2周期または1/4周期を待つことなく、制御遅れ時間の算出を待ち時間なく開始できる。
また、1周期だけ前に遡るだけで、その間の周波数、絶対位相角が求まるので、事故時の開閉極操作においても、正確に制御遅れ時間を算出することができる。このようにして事故電流の零点で遮断器が遮断されるので、遮断器のコンタクトやノズルの寿命を延ばすことに寄与し、保守コストを低減することができる。
また、周波数の算出に際して、電圧実効値の平均値を用いるので、求められた周波数に対するノイズの影響が取り除かれており、予測ベクトルの位相にノイズが影響しない。
また、初期ベクトルの絶対位相角の算出に際して、最小自乗法で推定した瞬時値を用いて演算しているので、求める絶対位相角に対するノイズの影響が取り除かれており、予測ベクトルの位相にノイズが影響しない。
また、共役の関係にある2つの目標ベクトルはどちらかを使っても目的を達成することができるので、予測ベクトルとの制御遅れ位相角が小さな目標ベクトルを選択することにより、制御の高速化が図られる。
この発明の説明において用いられる複素数平面上に表された電圧および電流回転ベクトルである。 複素数平面上に表された電流回転ベクトルの初期ベクトル、予測ベクトル、目標ベクトルである。 この発明の実施の形態に係わる開閉極位相制御装置のブロック図である。 図1を用いた周波数および絶対位相角の測定手順のフローチャートである。 電圧回転ベクトルが基準波の1周期の間に回転した様子を示す図である。 電圧回転ベクトルの先端2点間の弦長の計算を説明する図である。 電圧回転ベクトルの先端が形作る弦に面した位相角の計算を説明する図である。 電圧実効値と電圧実数瞬時値推定値とで絶対位相角を示す直角三角形である。 開閉極の位相を制御する手順のフローチャートである。 目標ベクトルが虚軸上にあり、予測ベクトルがIV象限にあるときの制御遅れ位相を算出する様子を説明する図である。 目標ベクトルが虚軸上にあり、予測ベクトルがII象限にあるときの制御遅れ位相を算出する様子を説明する図である。 電流零点に開閉極位相を制御する様子を示す電流瞬時値波形図である。 電流零点に開閉極位相を制御する様子を示す電流回転ベクトル図である。 電圧ピークから位相が5度遅れた時点に開閉極位相を制御する様子を示す電圧瞬時値波形図である。 電圧ピークから位相が5度遅れた時点に開閉極位相を制御する様子を示す電圧回転ベクトル図である。
符号の説明
1 電力系統、2 電圧計測手段、3 電流計測手段、4 A/D変換手段、5 記憶手段、6 弦長算出手段、7 電圧実効値算出手段、8 電圧実効値平均化手段、9 電流実効値算出手段、10 電流実効値平均化手段、11 周波数算出手段、12 電圧絶対位相角算出手段、13 電流絶対位相角算出手段、14 予測ベクトル算出手段、15 制御遅れ時間算出手段、16 開閉極操作命令受信手段、17 開閉極操作実施手段。

Claims (9)

  1. 基準波の1周期の4N(Nは正の整数)分の1の周期で電力系統の電圧を計測する電圧計測手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電圧から自らのタイミングにおける電圧実効値を求める電圧実効値算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電圧実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電圧実効値との平均値を自らのタイミングにおける電圧実効値平均値とする電圧実効値平均化手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の実数部とし、該自らのタイミングに対し電気角度として90度遅れたタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の虚数部とした点に向いた電圧回転ベクトルを求め、自らのタイミングにおける求められた上記電圧回転ベクトルの先端と該自らのタイミングの1つ前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルの先端とを結ぶ弦の弦長を算出する弦長算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける算出された上記弦長を加算し、上記弦長の加算値と上記電圧実効値平均値とに基づき、自らのタイミングにおける上記電圧回転ベクトルと自らのタイミングより基準波の1周期前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルとの位相角を算出し、算出された上記位相角から上記電力系統の周波数を算出する周波数算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記周波数から電圧回転ベクトルの角速度を求め、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記各電圧を
    Figure 0004507092
    (但し、vreは自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された各電圧、ωは自らのタイミングにおける求められた角速度、PとPは自らのタイミングにおける係数)
    に従って展開し、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングの上記係数から最小自乗法を用いて自らのタイミングにおける電圧係数推定値を求め、上記電圧係数推定値から
    Figure 0004507092
    (但し、vre_estは自らのタイミングにおける推定された電圧実数瞬時推定値、P1estとP2estは自らのタイミングにおける推定された電圧係数推定値)
    に従って自らのタイミングにおける電圧実数瞬時推定値を推定する電圧瞬時値推定手段と、
    Figure 0004507092
    (但し、γは電圧絶対位相角、vre_estは自らのタイミングにおける推定された電圧実数瞬時推定値、Vaveは自らのタイミングにおける算出された電圧実効値平均値)
    に従って上記各タイミングにおける電圧回転ベクトルの電圧絶対位相角を算出する電圧絶対位相角算出手段と、
    予め定められた制御時間と上記周波数とから得られる制御位相角だけ上記電圧絶対位相角から位相が進んだ予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出手段と、
    予め定められた条件に適合する目標ベクトルと上記予測ベクトルとから制御遅れ時間を算出する操作遅れ時間算出手段と、
    上記制御遅れ時間を考慮して開閉極操作指令を遮断器に送信する開閉極操作実施手段と、
    を有することを特徴とする開閉極位相制御装置。
  2. 基準波の1周期の4N(Nは正の整数)分の1の周期で電力系統の電圧を計測する電圧計測手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電圧から自らのタイミングにおける電圧実効値を求める電圧実効値算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電圧実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電圧実効値との平均値を自らのタイミングにおける電圧実効値平均値とする電圧実効値平均化手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の実数部とし、該自らのタイミングに対し電気角度として90度遅れたタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の虚数部とした点に向いた電圧回転ベクトルを求め、自らのタイミングにおける求められた上記電圧回転ベクトルの先端と該自らのタイミングの1つ前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルの先端とを結ぶ弦の弦長を算出する弦長算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける算出された上記弦長を加算し、上記弦長の加算値と上記電圧実効値平均値とに基づき、自らのタイミングにおける上記電圧回転ベクトルと自らのタイミングより基準波の1周期前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルとの位相角を算出し、算出された上記位相角から上記電力系統の周波数を算出する周波数算出手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、電力系統の電流を計測する電流計測手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電流から自らのタイミングにおける電流実効値を求める電流実効値算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電流実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電流実効値との平均値を自らのタイミングにおける電流実効値平均値とする電流実効値平均化手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記周波数から電流回転ベクトルの角速度を求め、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記各電流を
    Figure 0004507092
    (但し、ireは自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された各電流、ωは自らのタイミングにおける求められた角速度、QとQは自らのタイミングにおける係数)
    に従って展開し、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングの上記係数から最小自乗法を用いて自らのタイミングにおける電流係数推定値を求め、上記電流係数推定値から
    Figure 0004507092
    (但し、ire_estは自らのタイミングにおける推定された電流実数瞬時推定値、Q1estとQ2estは自らのタイミングにおける推定された電流係数推定値)
    に従って自らのタイミングにおける電流実数瞬時推定値を推定する電流瞬時値推定手段と、
    Figure 0004507092
    (但し、δは電流絶対位相角、ire_estは自らのタイミングにおける推定された電流実数瞬時推定値、Iaveは自らのタイミングにおける算出された電流実効値平均値)
    に従って上記各タイミングにおける電流回転ベクトルの電流絶対位相角を算出する電流絶対位相角算出手段と、
    予め定められた制御時間と上記周波数とから得られる制御位相角だけ上記電流絶対位相角から位相が進んだ予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出手段と、
    予め定められた条件に適合する目標ベクトルと上記予測ベクトルとから制御遅れ時間を算出する操作遅れ時間算出手段と、
    上記制御遅れ時間を考慮して開閉極操作指令を遮断器に送信する開閉極操作実施手段と、
    を有することを特徴とする開閉極位相制御装置。
  3. 基準波の1周期の4N(Nは正の整数)分の1の周期で電力系統の電圧を計測する電圧計測手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電圧から自らのタイミングにおける電圧実効値を求める電圧実効値算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電圧実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電圧実効値との平均値を自らのタイミングにおける電圧実効値平均値とする電圧実効値平均化手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の実数部とし、該自らのタイミングに対し電気角度として90度遅れたタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の虚数部とした点に向いた電圧回転ベクトルを求め、自らのタイミングにおける求められた上記電圧回転ベクトルの先端と該自らのタイミングの1つ前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルの先端とを結ぶ弦の弦長を算出する弦長算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける算出された上記弦長を加算し、上記弦長の加算値と上記電圧実効値平均値とに基づき、自らのタイミングにおける上記電圧回転ベクトルと自らのタイミングより基準波の1周期前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルとの位相角を算出し、算出された上記位相角から上記電力系統の周波数を算出する周波数算出手段と、
    Figure 0004507092
    (但し、γは電圧絶対位相角、vreは自らのタイミングにおける計測された電圧、Vaveは自らのタイミングにおける算出された電圧実効値平均値)
    に従って上記各タイミングにおける電圧回転ベクトルの電圧絶対位相角を算出する電圧絶対位相角算出手段と、
    予め定められた制御時間と上記周波数とから得られる制御位相角だけ上記電圧絶対位相角から位相が進んだ予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出手段と、
    予め定められた条件に適合する目標ベクトルと上記予測ベクトルとから制御遅れ時間を算出する操作遅れ時間算出手段と、
    上記制御遅れ時間を考慮して開閉極操作指令を遮断器に送信する開閉極操作実施手段と、
    を有することを特徴とする開閉極位相制御装置。
  4. 基準波の1周期の4N(Nは正の整数)分の1の周期で電力系統の電圧を計測する電圧計測手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電圧から自らのタイミングにおける電圧実効値を求める電圧実効値算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電圧実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電圧実効値との平均値を自らのタイミングにおける電圧実効値平均値とする電圧実効値平均化手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の実数部とし、該自らのタイミングに対し電気角度として90度遅れたタイミングにおける計測された上記電圧を複素数平面上の虚数部とした点に向いた電圧回転ベクトルを求め、自らのタイミングにおける求められた上記電圧回転ベクトルの先端と該自らのタイミングの1つ前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルの先端とを結ぶ弦の弦長を算出する弦長算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける算出された上記弦長を加算し、上記弦長の加算値と上記電圧実効値平均値とに基づき、自らのタイミングにおける上記電圧回転ベクトルと自らのタイミングより基準波の1周期前のタイミングにおける上記電圧回転ベクトルとの位相角を算出し、算出された上記位相角から上記電力系統の周波数を算出する周波数算出手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、電力系統の電流を計測する電流計測手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電流から自らのタイミングにおける電流実効値を求める電流実効値算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電流実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電流実効値との平均値を自らのタイミングにおける電流実効値平均値とする電流実効値平均化手段と、
    Figure 0004507092
    (但し、δは電流絶対位相角、ireは自らのタイミングにおける計測された電流、Iaveは自らのタイミングにおける算出された電流実効値平均値)
    に従って上記各タイミングにおける電流回転ベクトルの電流絶対位相角を算出する電流絶対位相角算出手段と、
    予め定められた制御時間と上記周波数とから得られる制御位相角だけ上記電流絶対位相角から位相が進んだ予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出手段と、
    予め定められた条件に適合する目標ベクトルと上記予測ベクトルとから制御遅れ時間を算出する操作遅れ時間算出手段と、
    上記制御遅れ時間を考慮して開閉極操作指令を遮断器に送信する開閉極操作実施手段と、
    を有することを特徴とする開閉極位相制御装置。
  5. 基準波の1周期の4N(Nは正の整数)分の1の周期で電力系統の電圧を計測する電圧計測手段と、
    上記電圧を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電圧から自らのタイミングにおける電圧実効値を求める電圧実効値算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電圧実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電圧実効値との平均値を自らのタイミングにおける電圧実効値平均値とする電圧実効値平均化手段と、
    Figure 0004507092
    (但し、γは電圧絶対位相角、vreは自らのタイミングにおける計測された電圧、Vaveは自らのタイミングにおける算出された電圧実効値平均値)
    に従って上記各タイミングにおける電圧回転ベクトルの電圧絶対位相角を算出する電圧絶対位相角算出手段と、
    予め定められた制御時間と基準波の周波数とから得られる制御位相角だけ上記電圧絶対位相角から位相が進んだ予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出手段と、
    予め定められた条件に適合する目標ベクトルと上記予測ベクトルとから制御遅れ時間を算出する操作遅れ時間算出手段と、
    上記制御遅れ時間を考慮して開閉極操作指令を遮断器に送信する開閉極操作実施手段と、
    を有することを特徴とする開閉極位相制御装置。
  6. 基準波の1周期の4N(Nは正の整数)分の1の周期で電力系統の電流を計測する電流計測手段と、
    上記電流を計測した各タイミングにおいて、自らのタイミングを含む過去の4N個のタイミングにおける計測された上記電流から自らのタイミングにおける電流実効値を求める電流実効値算出手段と、
    上記各タイミングにおいて、自らのタイミングにおける算出された上記電流実効値とこれに先立つ少なくとも1つのタイミングにおける算出された上記電流実効値との平均値を自らのタイミングにおける電流実効値平均値とする電流実効値平均化手段と、
    Figure 0004507092
    (但し、δは電流絶対位相角、ireは自らのタイミングにおける計測された電流、Iaveは自らのタイミングにおける算出された電流実効値平均値)
    に従って上記各タイミングにおける電流回転ベクトルの電流絶対位相角を算出する電流絶対位相角算出手段と、
    予め定められた制御時間と基準波の周波数とから得られる制御位相角だけ上記電流絶対位相角から位相が進んだ予測ベクトルを算出する予測ベクトル算出手段と、
    予め定められた条件に適合する目標ベクトルと上記予測ベクトルとから制御遅れ時間を算出する操作遅れ時間算出手段と、
    上記制御遅れ時間を考慮して開閉極操作指令を遮断器に送信する開閉極操作実施手段と、
    を有することを特徴とする開閉極位相制御装置。
  7. 予め定められた条件に適合する共役な2つの上記目標ベクトルのうち上記予測ベクトルから進みの少ない方を選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の開閉極位相制御装置。
  8. 上記予め定められた条件は、電力系統をシミュレーションすることにより得られることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載する開閉極位相制御装置。
  9. 電力系統に接続されている無負荷変圧器、無負荷送電線、コンデンサバンクまたは分路リアクトルを開閉する遮断器に備えられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載する開閉極位相制御装置。
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