JP4505829B2 - フロントグリル - Google Patents

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本発明は笛吹き音の発生を防止した車両のフロントグリルの構造に関するものである。
従来、車両の前面には、エンジンを冷却するための風を取り入れる通風口を兼ねたグリルが設けられている(特許文献1,2)。この種のグリルとして、例えば、図7に示すグリル200は、枠材210と、この枠材210の内側に設けられた横材220とから構成されている。この枠材210は、上枠部211,下枠部212,左枠部213及び右枠部214とから矩形状に形成されている。横材220は、一端部を左枠部213に他端部を右枠部214に連結されている。
このグリル200では、通風口250が横長に形成されているので、車両の速度が所定の値を超えると笛吹き音が発生する。ここで、図8は図7のB−B線断面図である。笛吹き音は、剥離流れの起きる部分β(図8参照)に周期を持たない流れが連続して流入することにより発生すると考えられている。
グリル200においては、通風口250の高さHと横材220の車両前後方向の長さLの比率(L/H)が所定の値α以上になると笛吹き音が発生する。そこで、長さLと高さHとの比率(L/H)がα未満になるように、グリル200の形状を変更して笛吹き音の発生を抑えていた。
特開2007−185993号公報 特開2004−203157号公報
しかし、グリル200において笛吹き音の発生を防止するために、通風口250の高さHと長さLの比率(L/H)が所定値α未満の条件を満たすようにグリル200を構成すると、通風口250の高さHが大きくなり、或いは、横材220の長さLが短くなる。このように構成されたグリルは、通風口250の奥部が外部から視認され易くなるため、車両の見栄えが悪くなってしまう。
本発明は上記問題に鑑みて、車両の見栄えを損なうことなく、笛吹き音の発生を防止したフロントグリルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の第一の構成は、上枠部,下枠部,左枠部及び右枠部とから矩形状に形成された枠材と、この枠材の内側で一端部を左枠部に他端部を右枠部に連結された横材と、を備えた車両のフロントグリルであって、折れ曲がった棒状のリブが、横材と上枠部及び下枠部との間の各開口に左右方向に複数並べて設けられていることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の第二の構成は、上枠部,下枠部,左枠部及び右枠部とから矩形状に形成された枠材と、この枠材の内側で一端部を左枠部に他端部を右枠部に連結された複数の横材と、を備えた車両のフロントグリルであって、複数の横材が互いに離間して上下方向に並べて配置されており、折れ曲がった棒状のリブが、横材と上枠部との間の開口,横材と下枠部との間の開口及び上下に並んだ横材同士の間の開口に、左右方向に複数並べて設けられていることを特徴としている。
本発明のフロントグリルにおいて、前記リブは前記開口の奥部に設けられており、好ましくはV字型,逆V字型,く字型の何れかに屈曲又は湾曲して形成されている。さらに、前記リブは、下端から左上に延出した第1傾斜部と、該下端から右上に延出した第2傾斜部と、から成り、左右方向に並設された各リブは、左側のリブの第2傾斜部の上部と右側のリブの第1傾斜部の上部とを連結されている。
本発明によれば、空気がフロントグリルを通過する際に乱流を発生させる。これにより、剥離流れの発生を抑制できるので、笛吹き音の発生を防止できる。また、笛吹き音の発生を抑制するためのリブは通風口の奧部に設けられて視認しづらいので、車両のデザインは損なわれない。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図中のFrは車両前方を、Upは車両上方を、LHは車幅方向であって左方を示す。
図1は本発明の実施形態に係るフロントグリル1の正面図である。フロントグリル1は、枠材10と、この枠材10の内側に設けられた横材20とから構成されている。
枠材10は、上枠部11,下枠部12,左枠部13及び右枠部14とから矩形状に形成されている。横材20は、枠材10の内側で一端部を左枠部13に他端部を右枠部14に連結されている。さらに、横材20は、左右方向の中間部で、縦材25を介して上枠部11及び下枠部12に連結されている。
図2は図1のA−A線断面図である。この図に示すように、上枠部11は、車両の前面を構成する第1壁部11Aと、この第1壁部11Aの下端からエンジンルーム側へ水平状に延出した第1水平部11Bと、から構成されている。横材20は、車両前後方向に水平に延びた第2水平部20Aからなる。下枠部12は、車両の前面を構成する第2壁部12Aと、この第2壁部12Aの上端からエンジンルーム側へ延出した第3水平部12Bと、から構成されている。これらの第1〜第2壁部11A,12A、第1〜第3水平部11B,12B,20Aは、何れも車幅方向に長手で幅狭のプレート状の部材から成る。第1〜第3水平部11B,12B,20Aは、互いに前後方向の寸法が同程度に設定されており、上下に並べて設けられている。このフロントグリル1は合成樹脂によって形成されている。
枠材10の開口部が一本の水平に延びた横材20で仕切られていることで、フロントグリル1には、二つの横長の通風口30A,30Bが形成されている。即ち、横材20と上枠部11との間、横材20と下枠部12との間に通風口30A,30Bが形成されている。
これらの通風口30A,30Bには、V字型のリブ40が左右方向に複数並べて設けられている。これらのリブ40は、図2に点線で示すように、通風口30A,30Bの奥部に設けられている。具体的には、上側の通風口30Aに設けられるリブ40は、第1水平部11Bの後部と第2水平部20Aの後部とに繋げられており、下側の通風口30Bに設けられるリブ40は、第2水平部20Aの後部と第3水平部12Bの後部とに繋げられている。
各リブ40は、図3に示すように、下端から左上に延出した第1傾斜部41と、下端から右上に延出した第2傾斜部42と、から全体が「V」状又は「く」に屈曲又は湾曲されて成り、断面が四角形状に構成されている。リブ40も合成樹脂により形成されている。
左右方向に並設された各リブ40は、左側のリブの第2傾斜部42の上部と右側のリブの第1傾斜部41の上部とを連結されていることが望ましい。
以上のように構成されたフロントグリル1を装備した車両が走行すると、車両前方から通風口30A,30Bを介してエンジンルームへ空気が流入する。この空気は、上下に並設された第1〜第3水平部11B,12B,20Aの間を通過することで整流されるが、フロントグリル1から抜ける際に一部の風がリブ40に当たり、図4に示す矢印のように多方向の流れFに変わる。これらの多方向の流れFが合わさり、乱流が発生する。これにより、剥離流れの発生を抑制することができる。
本発明によれば、空気がフロントグリル1を通過する際に乱流を発生させることで、笛吹き音の発生を防止できる。リブ40を設けることで通風口のL/H比を任意に設定し得る。笛吹き音の発生を抑制するためのリブ40は通風口30A,30Bの奧部に設けられて視認しづらいので、車両のデザインは損なわれない。
〔実験結果〕
笛吹き音の防止効果について実験を行ったところ、図5(A)に示す「X」型のリブ110や棒材を傾けて成る「/」型のリブ120は、速度40km/hにて笛吹き音が発生したが、本実施形態に係るV字のリブ40は笛吹き音が発生しなかった。
以上説明したが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施をすることができる。例えば、枠材の内側には、複数の横材が互いに離間して上下方向に並べて配置されもよい。この場合、V字型のリブは、最も上の位置にある横材と上枠部との間の開口,最も下の位置にある横材と下枠部との間の開口及び上下に並んだ横材同士の間の開口に、左右方向に複数並べて設けられる。
また、本発明のフロントグリルを構成するリブは、V字型以外に図6(A)に示すようにく字型リブ40Aや図6(B)に示す逆V字型リブ40Bも用いることができ、これらのリブ40A,40Bを備えたフロントグリルはV字型のリブ40を備えたフロントグリル1と同様の効果を発揮し得る。
本発明の実施形態に係るフロントグリルの正面図である。 図1のA−A線断面図である。 本実施形態に係るリブの正面図である。 図1のフロントグリルの作用を説明するための斜視図である。 比較対象の各リブの正面図である。 本発明の実施形態に係るリブの変形例を示す図である。 従来のグリルの正面図である。 図7のB−B線断面図である。
符号の説明
1 フロントグリル
10 枠材
11 上枠部
11A 第1壁部
11B 第1水平部
12 下枠部
12A 第2壁部
12B 第3水平部
13 左枠部
14 右枠部
20 横材
20A 第2水平部
25 縦材
30A 通風口
30B 通風口
40 リブ
41 第1傾斜部
42 第2傾斜部
110 リブ
120 リブ
200 グリル
210 枠材
211 上枠部
212 下枠部
213 左枠部
214 右枠部
220 横材
250 通風口

Claims (5)

  1. 上枠部,下枠部,左枠部及び右枠部から矩形状に形成された枠材と、この枠材の内側で一端部を上記左枠部に他端部を上記右枠部に連結された横材と、を備えた車両のフロントグリルであって、
    折れ曲がった棒状のリブが、上記横材と上記上枠部及び上記下枠部との間の各開口に左右方向に複数並べて設けられていることを特徴とする、車両のフロントグリル。
  2. 上枠部,下枠部,左枠部及び右枠部とから矩形状に形成された枠材と、この枠材の内側で一端部を上記左枠部に他端部を上記右枠部に連結された複数の横材と、を備えた車両のフロントグリルであって、
    上記複数の横材は、互いに離間して上下方向に並べて配置されており、
    折れ曲がった棒状のリブが、横材と上記上枠部との間の開口,横材と上記下枠部との間の開口及び上下に並んだ横材同士の間の開口に、左右方向に複数並べて設けられていることを特徴とする、車両のフロントグリル。
  3. 前記リブは前記開口の奥部に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両のフロントグリル。
  4. 前記リブは、V字型,逆V字型,く字型の何れかに形成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の車両のフロントグリル。
  5. 前記リブは、下端から左上に延出した第1傾斜部と、該下端から右上に延出した第2傾斜部と、から成り、
    左右方向に並設された各リブは、左側のリブの第2傾斜部の上部と右側のリブの第1傾斜部の上部とを連結されていることを特徴とする、請求項3に記載の車両フロントグリル。
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