JP4503397B2 - 縦型熱処理装置及びその処理容器急速降温方法 - Google Patents

縦型熱処理装置及びその処理容器急速降温方法 Download PDF

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Description

本発明は、縦型熱処理装置及びその処理容器急速降温方法に関する。
半導体装置の製造においては、被処理体である例えば半導体ウエハに酸化、拡散、CVD(Chemical Vapor Deposition)などの処理を施すために、各種の熱処理装置が用いられており、その一つとして、一度に多数枚の被処理体の熱処理が可能な縦型熱処理装置が使用されている。この縦型熱処理装置としては、被処理体を収容して熱処理する石英製の処理容器と、該処理容器の周囲を囲んで加熱する急速冷却機能を有する主ヒータと、処理容器の上部に排気管を接続するために屈曲形成された排気口部と、該排気口部を加熱するために設けられた補助ヒータとを備えた縦型熱処理装置が知られている(例えば特開2003−209063号公報)。処理容器の下部は開口され、この開口部を封止すべく昇降可能(開閉可能)に設けられた蓋体の上部には被処理体を多段に搭載保持する石英製のボートが設けられている。
このような縦型熱処理装置によれば、二重管構造で熱容量の大きい処理容器を有するものに比して、処理容器の熱容量が小さいため、急速昇温及び急速降温が可能であり、ある程度のスループットの向上を期待することができる。また、排気口部を補助ヒータにより加熱することにより、処理ガス成分が排気口部内面に付着して成膜するのを抑制することができる。
特開2003−209063号公報
ところで、前記縦型熱処理装置においては、熱処理(プロセス)の終了後、ボートから被処理体を取出した後、ボートを処理容器内に搬入して蓋体を閉じた状態で、主ヒータの急速降温により処理容器を所定の温度例えば常温まで降温してから、処理容器内にクリーニングガス(例えばエッチングガス)を導入することにより、処理容器の内面及びボートをドライクリーニング(乾式洗浄)する試みがなされている。
しかしながら、前記縦型熱処理装置においては、補助ヒータに急速冷却機能を備えていないため、排気口部を処理容器(本体)と同じ温度に迅速に降温させることが難しく、その結果、排気口部の内面に膜残りが生じ、これがパーティクルの原因となる問題がある。また、排気口部が処理容器(本体)と同じ温度に降温するまでには長時間を要するため、装置運用上の待ち時間ないし保守時のダウンタイムの長時間化を招き、スループットの向上ないし生産性の向上の障害となる問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、排気口部を処理容器と同様に迅速に降温させることができ、スループットの向上が図れる縦型熱処理装置及びその処理容器急速降温方法を提供することを目的とする。
本発明のうち、請求項1に係る発明は、被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を囲んで加熱する急速冷却機能を有する主ヒータと、処理容器の上部に排気管を接続するために屈曲形成された排気口部と、該排気口部を加熱するために設けられた補助ヒータとを備えた縦型熱処理装置であって、前記補助ヒータに主ヒータの急速冷却時に該補助ヒータを排気口部から退避させるための移動機構を設けると共に、排気口部周辺の雰囲気を強制排気するための強制排気機構を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記強制排気機構は、補助ヒータが退避した時の排気口部を覆うと共に退避した補助ヒータの内部と連通する遮熱カバーと、該遮熱カバーに接続されて遮熱カバー内を強制排気する排気用配管とを備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記遮熱カバーが水冷構造とされていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、主ヒータには該主ヒータ内を強制排気するための排気ダクトが接続され、該排気ダクトに前記補助ヒータの強制排気機構の排気用配管が接続されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を囲んで加熱する急速冷却機能を有する主ヒータと、処理容器の上部に排気管を接続するために屈曲形成された排気口部と、該排気口部を加熱するために設けられた補助ヒータと、主ヒータの急速冷却時に補助ヒータを排気口部から退避させるための移動機構と、排気口部周辺の雰囲気を強制排気するための強制排気機構とを備えた縦型熱処理装置の処理容器内をドライクリーニングするに際して、前記主ヒータ内を急速冷却すると共に、前記補助ヒータの退避及び排気口部周辺の強制排気を行い、処理容器及び排気口部を急速降温させることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を囲んで加熱する急速冷却機能を有する主ヒータと、処理容器の上部に排気管を接続するために屈曲形成された排気口部と、該排気口部を加熱するために設けられた補助ヒータとを備えた縦型熱処理装置であって、前記補助ヒータに主ヒータの急速冷却時に該補助ヒータを排気口部から退避させるための移動機構を設けると共に、排気口部周辺の雰囲気を強制排気するための強制排気機構を設けているため、排気口部を処理容器と同様に迅速に降温させることができ、スループットの向上が図れる。
請求項1に係る発明によれば、前記強制排気機構は、補助ヒータが退避した時の排気口部を覆うと共に退避した補助ヒータの内部と連通する遮熱カバーと、該遮熱カバーに接続されて遮熱カバー内を強制排気する排気用配管とを備えているため、排気口部を効果的に降温させることができると共に、排気口部からの放熱による熱影響を防止することができる。
請求項3に係る発明によれば、前記遮熱カバーが水冷構造とされているため、排気口部を更に効果的に降温させることができる。
請求項4に係る発明によれば、主ヒータには該主ヒータ内を強制排気するための排気ダクトが接続され、該排気ダクトに前記補助ヒータの強制排気機構の排気用配管が接続されているため、主ヒータの排気ダクトによる強制排気力を利用して補助ヒータの強制排気機構による強制排気を行うことができ、構造の簡素化及びコストの低減が図れる。
請求項5に係る発明によれば、被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を囲んで加熱する急速冷却機能を有する主ヒータと、処理容器の上部に排気管を接続するために屈曲形成された排気口部と、該排気口部を加熱するために設けられた補助ヒータと、主ヒータの急速冷却時に補助ヒータを排気口部から退避させるための移動機構と、排気口部周辺の雰囲気を強制排気するための強制排気機構とを備えた縦型熱処理装置の処理容器内をドライクリーニングするに際して、前記主ヒータ内を急速冷却すると共に、前記補助ヒータの退避及び排気口部周辺の強制排気を行い、処理容器及び排気口部を急速降温させるため、処理容器内面及び排気口部内面を迅速且つ均一にドライクリーニングすることが可能となり、膜残りによるパーティクルの発生を防止できると共にスループットの向上が図れる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明の実施の形態である縦型熱処理装置の概略的縦断面図、図2は同熱処理装置の上部を示す平面図、図3は補助ヒータの移動機構を示す概略的側面図である。図4は同移動機構のレールの配置を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、図5は補助ヒータの移動を説明する図で、(a)は平面図、(b)は側面図、図6はレールの断面図、図7は補助ヒータの加熱状態を示す断面図、図8は補助ヒータの強制冷却状態を示す断面図である。
図1において、1は縦型熱処理装置で、この縦型熱処理装置1は、図示しない筐体と、該筐体内に設けられ被処理体例えば半導体ウエハwを収容して所定の熱処理を行う縦型の処理容器(反応管ともいう)2を備えている。この処理容器2は、耐熱性及び耐食性を有する石英(石英ガラス)により形成されている。処理容器2は、上部がドーム状、具体的には逆漏斗状に形成されており、下部が炉口3として開口している。前記処理容器2の下部の開口端にはフランジ部4が設けられ、該フランジ部4がフランジ押えを介してベースプレートに固定されている(図示省略)。
処理容器2の下側部には処理ガスや不活性ガス(例えばN)を導入するガス導入管を接続するためのガス導入口部が設けられている(図示省略)。処理容器2の頂部中央には排気管5を接続するための排気口部6がL字状に屈曲して形成されている。排気管5には処理容器2内を所定の圧力例えば110kgf程度に減圧可能な真空ポンプ、圧力センサ、圧力制御弁、コントローラを備えた圧力制御システムが設けられている。
前記処理容器2の周囲には処理容器2内を所定の温度例えば300〜1000℃に加熱制御可能で且つ急速冷却機能を有する円筒状の主ヒータ7が設けられている。本実施例では、主ヒータ7の本体7aは金属製(例えばSUS製)の水冷ジャケットからなり、ヒータエレメント(図示省略)として、急速昇降温が可能なカーボンワイヤが用いられている。主ヒータ7はベースプレート上に設置されている。主ヒータ7の上部は天板8で覆われ、前記排気口部6は天板8を貫通して主ヒータ7の上部から突出されている。
プロセス降温時又はドライクリーニング等の保守時に主ヒータ7及び主ヒータ7内の処理容器2を強制空冷するために、主ヒータ7の下部には室温の空気を主ヒータ7内に送入するための送風機9を備えた送風ノズル10が設けられ、主ヒータ7の上部には排気ファン11を備えた排気ダクト12が接続されている。この排気ダクト12は、主ヒータ7の天板8上に配設された第1ダクト12aと、この第1ダクト12aと工場排気系との間をつなぐ第2ダクト12bとから主に構成され、この第2ダクト12bには排気温度を下げるための熱交換器13と、前記排気ファン11が設けられている。
処理容器2の下方には、処理容器2の下部の開口(炉口)3を密閉する蓋体14が図示しない昇降機構により昇降可能(開閉可能)に設けられている。この蓋体14の上方には複数例えば25〜50枚程度のウエハwを上下方向に所定の間隔で多段に搭載保持する石英製のボート(保持具)15が設けられている。このボート15は下部中央部に支柱16を有し、該支柱16が蓋体14の中央部に設けられた回転導入機構17に接続されている。前記蓋体14の中央部には炉口3からの放熱を抑制する手段として面状の加熱ヒータや遮熱板を備えたサーモプラグ18が前記支柱10と干渉しない状態で設けられている。処理容器2の下方には、蓋体14の降下により処理容器2内からボート15を搬出し、該ボート15と運搬容器であるキャリア(カセット)との間でウエハwの移載を行うためのローデングエリア19が設けられている。
前記主ヒータ7の上部には排気口部6を加熱するための補助ヒータ20が設けられている。排気口部6を処理容器2と同様に迅速に降温させるために、補助ヒータ20には主ヒータ7の急速冷却時に該補助ヒータ20を排気口部6から退避させる(遠ざける)ための移動機構21が設けられていると共に、排気口部6周辺の雰囲気を強制排気するための強制排気機構22が設けられている。この強制排気機構22は、図8にも示すように補助ヒータ20が退避した時の排気口部6を覆うと共に退避した補助ヒータ20の内部と連通する遮熱カバー23と、該遮熱カバー23に接続されて遮熱カバー23内を強制排気する排気用配管24とから主に構成されている。これにより、遮熱カバー23内の排気口部6周辺雰囲気及び補助ヒータ20内の雰囲気を強制的に排気することができ、排気口部6を効率よく降温させることができる。この排気用配管24は前記排気ダクト12の熱交換器13よりも上流部分に接続されている。遮熱カバー23は金属製(例えばSUS製)で、その表面に冷却水循環流路25を有する水冷構造とされていることが好ましい。
前記主ヒータ7の天板8上には排気口部6の垂直立上り部の周囲を断熱するための断熱ブロック26が設置され、この断熱ブロック26の上面には補助ヒータ20を水平方向に移動可能に載置するための金属製(例えばSUS製)の載置板27が設けられている。補助ヒータ20は、図7に示すように排気口部6を背面側(図7の右側)からスライド可能に覆える形状、すなわち下方及び正面側(図7の左側)が開放された断面形状とされた断熱材28と、該断熱材28の内面に配設(埋設)された抵抗発熱線29とから主に構成されている。この補助ヒータ20には温度センサ(熱電対)30が設けられている。断熱材28及び前記断熱ブロック26はモールド品からなり、粉が出やすいため、アルミナクロスで表面が覆われている。また、補助ヒータ20の外面には、冷却水循環流路31を有する水冷ジャケット32が設けられていることが好ましい。
前記移動機構21は、図4ないし図5にも示すように補助ヒータ20を水平移動可能に案内するために移動方向の前後に左右一対ずつ配設されたガイドレール33,34と、補助ヒータ20の略四隅に腕部35,36を介して配設されガイドレール33,34に沿って案内されるガイドローラ37、38と、補助ヒータ20をスライド移動させるエアシリンダ39とから主に構成されている。遮熱カバー23との干渉を避けるために、前部のガイドレール33は補助ヒータ20の載置面よりも下部例えば天板8上に断熱ブロック26と干渉しないように配置され、後部のガイドレール34は第1ダクト12aの後部に取付けられた支柱40を介して補助ヒータ20と略同じ高さの上部に配置されている。ガイドレール33,34は、例えば図6に示すように金属製の板材41の一側面にガイドローラ案内用の案内溝42を設けて構成されている。
筐体に固定された熱交換器13を利用して後部のガイドレール34の支持構造を補強するために、熱交換器13には水平の取付けバー43を介して水平支持部材44がネジ止めにより取付けられている。取付けバー43は熱交換器13に設けられた既存のネジ孔(タップ)を利用してネジ止めされている。また、熱交換器13の上部には取付けバー43を介してエアシリンダ39用の取付部材45が取付けられている。エアシリンダ39の基端部はこの取付部材45にブラケット46を介して取付けられ、エアシリンダ39のピストンロッド39aの先端部は補助ヒータ20の背面部にブラケット47を介して連結されている。
前記補助ヒータ20は、加熱時には図7に示すように排気口部6に近接した状態で断熱ブロック26上に載置され、且つ遮熱カバー23の内部に収納された状態にあり、退避時には図8に示すように排気口部6から遠ざかり、補助ヒータ20の先端部が遮熱カバー23の開口端に位置されて遮熱カバー23内と補助ヒータ20内とが連通した状態になる。遮熱カバー23は、断面門形ないし逆U字状に形成され、前部の左右一対のレール33の板材41上に両側面部が取付けられている。遮熱カバー23の前面部は排気口部6が通る部分を残して前面カバー部23aにより覆われており、遮熱カバー23の背面部は補助ヒータ20の退避移動用として開口されている。
補助ヒータ20は、エアシリンダ39によって加熱位置から退避位置に所定量L例えばL=185mm程度スライド移動されるが、この移動時の摩擦抵抗を軽減し、金属粉などのごみの発生を防止するために、補助ヒータ20が断熱ブロック26上の載置位置である加熱位置から移動を開始する直後に載置面から所定寸法d例えばd=15mm程度浮上させるべく、ガイドレール33,34の前端側には傾斜部33a,34bが設けられていることが好ましい。
移動側である補助ヒータ20の水冷ジャケット32の冷却水循環流路31と固定側の冷却水循環供給部とを結ぶ配管は、フレキシブルパイプからなっている。また、退避位置における補助ヒータ20の下方には、補助ヒータ20の下方からの放熱を抑制するための遮熱プレート48が補助ヒータ20の下面の露出部分を覆うように配置されている。この遮熱プレート48は、水冷式であること、すなわち冷却水循環流路49が設けられていることが好ましい。なお、図示例では第1ダクト12aを利用してその上部に遮熱プレートが取付けられている。
以上の構成からなる縦型熱処理装置1によれば、被処理体例えばウエハwを収容して熱処理する処理容器2と、該処理容器2の周囲を囲んで加熱する急速冷却機能を有する主ヒータ7と、処理容器2の上部に排気管5を接続するために屈曲形成された排気口部(排気管接続部ともいう)6と、該排気口部6を加熱するために設けられた補助ヒータ20とを備え、補助ヒータ20に主ヒータ7の急速冷却時に該補助ヒータ20を排気口部6から退避させるための移動機構21を設けると共に、排気口部6周辺の雰囲気を強制排気するための強制排気機構22を設けているため、プロセス降温時又はドライクリーニング等の保守時に排気口部6を処理容器2と同様に迅速に降温させることができ、装置運用上の待ち時間ないし保守時のダウンタイムの短縮化が図れ、スループットの向上ないし生産性の向上が図れる。また、排気口部6を処理容器2と同様に迅速に降温させることができるため、排気口部6内面の膜残りが解消され、膜残りに起因するパーティクルの問題を解消することができる。
前記強制排気機構22は、補助ヒータ20が退避した時の排気口部6を覆う(排気口部6の周囲を覆う)と共に退避した補助ヒータ20の内部と連通する遮熱カバー23と、該遮熱カバー23に接続されて遮熱カバー23内を強制排気する排気用配管24とを備えているため、排気口部6を効果的に降温させることができると共に、排気口部6からの放熱による熱影響を防止することができる。また、前記遮熱カバー23が水冷構造とされているため、排気口部6を更に効果的に降温させることができる。更に、前記主ヒータ7には該主ヒータ7内を強制排気するための排気ダクト12が接続され、該排気ダクト12に前記補助ヒータ20の強制排気機構22の排気用配管24が接続されているため、主ヒータ7の排気ダクト12による強制排気力を利用して補助ヒータ20の強制排気機構22による強制排気を行うことができ、構造の簡素化及びコストの低減が図れる。
そして、縦型熱処理装置1において処理容器2と共に排気口部6を強制的に冷却する処理容器強制冷却方法においては、前記処理容器2内をドライクリーニングするに際して、前記主ヒータ7内を急速冷却すると共に、前記補助ヒータ20の退避及び排気口部6周辺の強制排気を行い、処理容器2及びその排気口部6を急速降温させるため、排気口部6を処理容器2と同様に冷却降温させることができ、処理容器2内面及び排気口部6内面を迅速且つ均一にドライクリーニングすることが可能となり、膜残りによるパーティクルの発生を防止できると共にスループットの向上が図れる。なお、主ヒータ7の急速冷却時には主ヒータ7への電力供給は停止し、補助ヒータ20の退避時(強制排気時を含む)には補助ヒータ20への電力供給は停止する。
前記縦型熱処理装置及びその処理容器強制冷却方法によれば、例えば排気口部6の温度を800℃から100℃に降温させるのに、従来では110分程度を要していたのに対し、本実施例では65分程度に短縮することができた。
以上、本発明の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。本発明は、既存の縦型熱処理装置にも大幅な改造を伴わずに実施することが可能である。
本発明の実施の形態である縦型熱処理装置の概略的縦断面図である。 同熱処理装置の上部を示す平面図である。 補助ヒータの移動機構を示す概略的側面図である。 同移動機構のレールの配置を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 補助ヒータの移動を説明する図で、(a)は平面図、(b)は側面図である。 レールの断面図である。 補助ヒータの加熱状態を示す断面図である。 補助ヒータの強制冷却状態を示す断面図である。
符号の説明
w 半導体ウエハ(被処理体)
1 縦型熱処理装置
2 処理容器
5 排気管
6 排気口部
7 主ヒータ
20 補助ヒータ
21 移動機構
22 強制排気機構
23 遮熱カバー
24 排気用配管

Claims (5)

  1. 被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を囲んで加熱する急速冷却機能を有する主ヒータと、処理容器の上部に排気管を接続するために屈曲形成された排気口部と、該排気口部を加熱するために設けられた補助ヒータとを備えた縦型熱処理装置であって、前記補助ヒータに主ヒータの急速冷却時に該補助ヒータを排気口部から退避させるための移動機構を設けると共に、排気口部周辺の雰囲気を強制排気するための強制排気機構を設けたことを特徴とする縦型熱処理装置。
  2. 前記強制排気機構は、補助ヒータが退避した時の排気口部を覆うと共に退避した補助ヒータの内部と連通する遮熱カバーと、該遮熱カバーに接続されて遮熱カバー内を強制排気する排気用配管とを備えていることを特徴とする請求項1記載の縦型熱処理装置。
  3. 前記遮熱カバーは、水冷構造とされていることを特徴とする請求項2記載の縦型熱処理装置。
  4. 主ヒータには該主ヒータ内を強制排気するための排気ダクトが接続され、該排気ダクトに前記補助ヒータの強制排気機構の排気用配管が接続されていることを特徴とする請求項1又は2記載の縦型熱処理装置。
  5. 被処理体を収容して熱処理する処理容器と、該処理容器の周囲を囲んで加熱する急速冷却機能を有する主ヒータと、処理容器の上部に排気管を接続するために屈曲形成された排気口部と、該排気口部を加熱するために設けられた補助ヒータと、主ヒータの急速冷却時に補助ヒータを排気口部から退避させるための移動機構と、排気口部周辺の雰囲気を強制排気するための強制排気機構とを備えた縦型熱処理装置の処理容器内をドライクリーニングするに際して、前記主ヒータ内を急速冷却すると共に、前記補助ヒータの退避及び排気口部周辺の強制排気を行い、処理容器及び排気口部を急速降温させることを特徴とする縦型熱処理装置の処理容器急速降温方法。
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