JPH0645335A - 半導体装置の配線修正装置 - Google Patents

半導体装置の配線修正装置

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JPH0645335A
JPH0645335A JP4197990A JP19799092A JPH0645335A JP H0645335 A JPH0645335 A JP H0645335A JP 4197990 A JP4197990 A JP 4197990A JP 19799092 A JP19799092 A JP 19799092A JP H0645335 A JPH0645335 A JP H0645335A
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JP
Japan
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ion beam
power supply
terminal
wiring
socket
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Withdrawn
Application number
JP4197990A
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English (en)
Inventor
Toru Sekiguchi
亨 関口
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】FIBのイオンビーム照射によるエッチングで
ICのカバー膜あるいはアルミ配線の除去を行う場合
に、エッチング部における深さ方向の終点検出を容易に
行う。 【構成】ICの電源−GND間に’High’レベル、
入力ピン−GND間に’High’または’Low’レ
ベルの電位を与え、IC内部の論理を固定する。この状
態でインオビームを照射し、エッチングを行う。カバー
膜が除去され、アルミ配線にビームが照射されると、イ
オンの注入により、照射面と電源あるいはGNDとの間
に電位差が生じる。この電位差により吸収電流が発生
し、照射面の前段にあるトランジスタを介して電源方向
あるいはGND方向にこの電流が流れる。さらにエッチ
ングが進み、アルミ配線が除去されると吸収電流はなく
なる。電源−GND間に電源電流の変化を検出する機能
を有することにより、カバー膜及びアルミ配線の除去完
了を判断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の配線修正
装置に係わり、特にイオンビームを用いて配線修正を行
う半導体装置の配線修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イオンビームの局部照射によるエッチン
グを利用して、絶縁物質のカバー膜の除去、アルミ配線
の切断を行う配線修正装置(以下、FIBと称す)にお
いて、従来、エッチングの終点検出は、イオンビーム照
射時にICから放出される二次電子の量が物質によって
異なる点に着目して行っていた。
【0003】走査型イオン顕微鏡機能を有しているFI
Bでは、イオンビームをカバー膜に照射した場合、ビー
ム照射面から放出される二次電子の量は少ないため、ビ
ーム照射面は暗い画像となる。一方、アルミ配線にイオ
ンビームを照射した場合、ビーム照射面から放出される
二次電子の量が多いため、ビーム照射面はコントラスト
が強くなり、白い画像となる。このように、物質によっ
て異なる照射面のコントラストを終点検出の目安として
いた。
【0004】次に、アルミ配線上にある絶縁物質のカバ
ー膜を除去する場合について、図面を参照して説明す
る。図4ではカバー膜のエッチング状態を示し、図5で
はCRT画面における図4の画像を示す。
【0005】カバー膜17をエッチングしている状態で
は、ビーム照射面22は、前述した通り、CRT画面2
1において、暗い画像となる。エッチングが進み、カバ
ー膜17が除去され、アルミ配線18にイオンビーム1
が照射されると、CRT画面21では、アルミ配線18
の部分だけ白く映し出され、層間絶縁層19は、カバー
膜17と同様な暗い画像となる。アルミ配線部分のコン
トラストが暗い画像から白く変化したことでエッチング
の終点を確認し、カバー膜17の除去完了と判断する。
【0006】次にアルミ配線18を切断する場合につい
て説明する。図6ではアルミ配線のエッチング状態を示
し、図7ではCRT画面における図6の画像を示す。
【0007】カバー膜17が除去され、アルミ配線18
にイオンビーム1が照射されると、前述した通り、ビー
ム照射面22が白く映し出される。エッチングが進みア
ルミ配線18が除去されると、ビーム照射面22は再び
暗い画像となる。このように配線切断においては、白い
画像から暗い画像への変化をとらえることで終点検出が
可能であり、アルミ配線の除去完了を判断することがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の終点検出方法で
は、イオンビームの調整が不十分な場合、コントラスト
の変化を確認できないことがあった。
【0009】FIBでは、チップの表面で集束させたイ
オンビームを、指定したエリア内で走査させ、エッチン
グを行う。エッチングが進むとイオンビームが照射され
ている面は、ビームの集束ポイントから外れることにな
るが、チップ表面でビームが十分に集束されていれば、
CRT画面において、照射面のフォーカスは大きくズレ
ることなく、コントラストの変化を確認することができ
る。
【0010】しかし、調整不足等により、ビームが集束
できない状態にあると、照射面がわずかにエッチングさ
れただけで、CRT画面に映し出された照射面のフォー
カスは大きくズレてしまい、コントラストの変化を正確
に判断することが困難となってしまう。特に、多層化さ
れたLSIで、最下層にあるアルミ配線を切断する場合
には、エッチング深度が深くなるためイオンビームのよ
り正確な調整が必要である。しかし、イオンビームの正
確な調整は、作業者の熟練を要するため、初心者は、調
整不十分なまま加工を行うことが多い。このため、コン
トラストの変化を確認することができず、加工失敗を繰
り返すという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
装置の配線をイオンビームを照射して修正を行なう半導
体装置のFIBにおいて、前記イオンビームの照射を行
なう真空試料室内に前記半導体装置を搭載するICソケ
ットを載置し、前記ICソケットの端子を電源に接続
し、前記イオンビーム照射中の電源電流の変化を検出す
る機能を有する半導体装置のFIBにある。
【0012】
【実施例】次に図面を参照して本発明を説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
図であり、図2は第1の実施例における吸収電流の流れ
を示す回路図である。
【0014】第1の実施例では、真空試料室23内にI
C2のICソケット3を備え、図1に示すとおり、全て
のソケット端子4は切換部出力端子12に接続されてい
る。切換部電源端子9及び切換部GND端子10は、そ
れぞれ電源5の電源端子7及びGND端子6に接続され
ており、さらに電流計8が両者間の任意の箇所に備えら
れている。端子接続切換部において、切換部電源端子9
及び切換部GND端子10は、複数の切換部出力端子1
2と任意に接続することができ、ICによって異なる電
源ピン、GNDピン及び入出力ピンの配置に対応して、
バイアス印加端子、GND端子を選択することができ
る。
【0015】CMOSトランジスタで構成されたICに
おいて配線修正を行う際、予め、端子接続切換部11を
操作することにより、ICの電源−GND間に’Hig
h’レベルの電位、入力ピン−GND間に’High’
または’Low’レベルの電位を与え、出力ピンをオー
プン状態にして、IC内部の論理を固定する。この状態
でイオンビーム1を照射し、加工を行う。
【0016】図2に示すようなドレイン−ゲート間の配
線を切断する場合、この配線の電位は、前段のインバー
タ回路13の論理が固定されているため’High’レ
ベルまたは’Low’レベルとなっている。
【0017】先に説明した図4に示すとおり、エッチン
グによりカバー膜17が除去され、アルミ(Al)配線
18にビームが照射されると、イオンの注入により、ビ
ーム照射面22と電源あるいはGNDとの間に電位差が
生じる。この電位差により、吸収電流が発生し、ビーム
照射部の前段にあるインバータ回路13のトランジスタ
を介して、電源あるいはGND方向へ流れる。この吸収
電流による電源電流の変化は、電源−GND間に備えた
電流計8で確認することができる。
【0018】さらに、先に説明した図6に示すとおり、
アルミ配線18のエッチングが進み、イオンビーム照射
面22のアルミが除去されると吸収電流は流れなくな
る。吸収電流が流れなくなることも電流計8をモニター
することで確認できる。
【0019】次に、本発明の第2の実施例について図3
を参照して説明する。図3では、第2の実施例の構成と
吸収電流の流れを示す。
【0020】この第2の実施例では、電源−GND間の
任意の箇所に電流検出部14を有し、さらに電流検出部
14はブランカー制御部を介してブランカーと接続され
ている。
【0021】第2の実施例でも第1の実施例と同様に、
ICは内部の論理を固定させておく。エッチングにより
カバー膜が除去され、アルミ配線18にイオンビーム1
が照射されると吸収電流が発生し、定常的に流れていた
電源電流が変化する。さらにエッチングが進み、アルミ
配線が除去されると吸収電流はなくなり、電源電流は定
常状態に戻る。電源電流は電源−GND間の任意の箇所
に接続された電流検出部14で検出され、電流値がしき
い値を越えた時、電流検出部14からブランカー制御部
15へ制御信号が送られる。この制御信号により、ブラ
ンカー制御部15はブランカー16を動作させる。ブラ
ンカー16はイオンビーム1に電界をかけ、ビームの照
射方向を変える機能を有している。
【0022】吸収電流によって電源電流が変化したとき
にブランカー16が動作するようにブランカー制御部1
5を設定した場合、カバー膜が除去された時点で、ブラ
ンカー16がイオンビーム1の照射方向を変え、エッチ
ングを止める。吸収電流がなくなり、電源電流が定常状
態に戻ったときにブランカー16が動作するようにブラ
ンカー制御部15を設定した場合、アルミ配線18が除
去された時点でブランカー16がイオンビームの照射方
向を変え、エッチングを止める。
【0023】電源−GND間に電流計のみを接続した第
1の実施例と比べ、カバー膜除去あるいはアルミ配線の
完了と同時にエッチングを止めることが可能となること
が第2の実施例の特徴である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、イオンビ
ームが調整不十分で、コントラストの変化を正確に判断
できない状態であっても、イオンビーム照射によって変
化する電源電流を検出することにより、カバー膜やアル
ミ配線の除去完了を判断することができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図。
【図2】本発明の第1の実施例の吸収電流の流れを示す
回路図。
【図3】本発明の第2の実施例の吸収電流の流れを示す
回路図。
【図4】カバー膜のエッチングを示す断面図。
【図5】カバー膜エッチング時のCRT画面におけるイ
オンビーム照射面を示す平面図。
【図6】アルミ配線のエッチングを示す断面図。
【図7】アルミ配線エッチング時のCRT画面における
イオンビーム照射面を示す平面図。
【符号の説明】
1 イオンビーム 2 IC 3 ICソケット 4 ソケット端子 5 電源 6 GND端子 7 VDD端子 8 電流計 9 切換部電源端子 10 切換部GND端子 11 端子接続切換部 12 切換部出力端子 13 インバータ回路 14 電流検出部 15 ブランカー制御部 16 ブランカー 17 カバー膜 18 アルミ配線 19 層間膜 20 二次電子 21 CRT画面 22 ビーム照射面 23 真空試料室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の配線をイオンビームを照射
    して修正を行なう半導体装置の配線修正装置において、
    前記イオンビームの照射を行なう真空試料室内に前記半
    導体装置を搭載するICソケットを載置し、前記ICソ
    ケットの端子を電源に接続し、前記イオンビーム照射中
    の電源電流の変化を検出する機能を有することを特徴と
    する半導体装置の配線修正装置。
JP4197990A 1992-07-24 1992-07-24 半導体装置の配線修正装置 Withdrawn JPH0645335A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4197990A JPH0645335A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 半導体装置の配線修正装置

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JPH0645335A true JPH0645335A (ja) 1994-02-18

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ID=16383681

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JP4197990A Withdrawn JPH0645335A (ja) 1992-07-24 1992-07-24 半導体装置の配線修正装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7935188B2 (en) 2004-08-26 2011-05-03 Tokyo Electron Limited Vertical thermal processing apparatus and method of using the same
CN105509787A (zh) * 2015-12-10 2016-04-20 浪潮电子信息产业股份有限公司 一种提高小尺寸金氧半场效晶体管测试稳定性的方法
US10825701B2 (en) 2014-11-25 2020-11-03 Suss Microtec Lithography Gmbh Baking device for a wafer coated with a coating containing a solvent

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7935188B2 (en) 2004-08-26 2011-05-03 Tokyo Electron Limited Vertical thermal processing apparatus and method of using the same
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005