JP4503245B2 - 実質的平行六面体形製品のための貯蔵ユニット - Google Patents

Description

本発明は実質的平行六面体形製品のための貯蔵ユニットに関する。

本発明はシガレットの小包のための貯蔵ユニットの製造に特別な利点を求めて使用することができ、そのための以下の記述は単なる例示である。

煙草業界では、シガレットの小包のための貯蔵ユニットは通常パッキングまたはセロファン掛け機械のような製造機械、および通常セロファン掛けまたはカートン入れ機械のような使用者側機械の間に普通採用されて、２台の機械の出力差を補正している。

公知の小包貯蔵ユニットは通常ＦＩＬＯ（先入れ後出し法）タイプ、即ち、インプットおよびアウトプットの時期が通常互いに一致するものである。この種のユニットは通常ライン上に配置されかつ比較的にコンパクトではあるが、或る程度の小包が比較的長時間保留されると言う欠点を備えている。

ＦＩＦＯ（先入れ先出し法）タイプの小包貯蔵ユニットも知られており、これは上記欠点を除去するが、これは長いコイル状コンベヤーを特徴としており、比較的に脆弱で、即ち、頻繁に損傷を受けやすくなるばかりでなく、比較的に長い構造になる。

ＤＥ１９５０６１９６は製品列の供給、貯蔵および分配のための装置を開示しており；その装置は１個の入口ステーション、１個の出口ステーションおよびコンベヤー付きの１個のＦＩＦＯタイプ貯蔵所を包含している。出口ステーションには少なくとも２個の垂直方向にオフセットしたリフトエレメントがあり、それは製品の複数の列を同一区域内の少なくとも２個のテーブルから第２および第３コンベヤー上へ滑り出すためのものである。第２および第３コンベヤーのためのコンベヤー装置は第１コンベヤーの搬送方向と交差して走り、従って製品の複数の列から複数のコラムが形成され得る。これらのテーブルは複数のゴンドラ内に固定されることができ、これらのゴンドラは一定間隔でコンベヤーから枢動可能に吊り下がっている。
ＤＥ１９５０６１９６

本発明の一つの目的は上記欠点を除去するように設計された実質的平行六面体形製品のための貯蔵ユニットを提供することである。

より詳細には、本発明の目的は、ＦＩＦＯタイプであり、かつ同時に出来るだけコンパクトで強い、実質的平行六面体形製品のための貯蔵ユニットを提供することである。

本発明によると、請求項１内に記載され、かつ好ましくは請求項１に直接的にまたは間接的に従属する以下の請求項の何れかに記載されたような実質的平行六面体形製品のための貯蔵ユニットが提供されている。

本発明の多数の非限定的な実施例が例として添付図面に関連して記述されるであろう。

図１内の符号１は全体として貯蔵ユニットを示しており、この貯蔵ユニットはシガレットの小包３を貯蔵するために貯蔵所２の反対側に互いに離れた固定入口４および固定出口５を有する１個の貯蔵所２と、小包３を入口４へ図１の面と実質的に直角な方向に連続的に供給するための実質的に水平な入口搬送ユニット６と、および出口５で小包３の列９を連続的に受け取るための実質的に水平な出口搬送ユニット８とを包含している。

貯蔵所２は実質的に垂直なレール１１に装着された可動台１０を包含し、かつこの可動台は作動装置１３により図１の面と平行で、かつ方向７と直交する方向１２へレール１１に沿い上下に動かされ、作動装置は、図示の例では、ラックピニオンカップリング１５によりレール１１に連結されたモーター１４を包含している。

貯蔵所２はまた夫々入口４および出口５へと延びる２個の並立した無端コンベヤー１６および１７を包含し、かつ各コンベヤーは対応する多数のベルト１８（図２）により限定されており、このベルトは可動台１０に装着された対応する１対のプーリー１９、２０に巻かれ、可動台１０に対して対応する軸２１、２２周りに回転し、これらの軸は方向７に対して実質的に平行で、かつ１個の垂直面内を占めている。プーリー１９は対応するプーリー２０の上方に位置し、対応するベルト１８を図１で反時計方向に動かすように駆動され、かつ図示されていない電気軸により他方のプーリー１９と同期している。

図３内により明確に示されているように、各コンベヤー１６、１７の複数のベルト１８は伸長プレート２３の連続体により互いに連結されており、伸長プレートは方向７に対して実質的に平行でありかつ複数のベルト１８に対して交差し、かつこれらの伸長プレートが一連の横向きポケット２４を区画し、各ポケットはトッププレート２３ａおよびボトムプレート２３ｂにより限定されており、ベルト１８と交差しかつ方向７に平行なそれぞれの長手軸２５を備え、かつ並列小包３の対応する列９を受け入れる。多数の横向きスロット２６が各プレート２３を部分的に横切って対応するベルト１８に固着の内側長手エッジと反対の外側長手エッジから延びており、かつ対応するプレート２３に沿い対応するポケット２４の長手方向軸２５に沿い計測した小包３の長さと等しい間隔で配置されている。各スロット２６は使用時に対応するポケット２４内に収容される列９内の対応する小包３に対して中央に位置するように対応するプレート２３内に形成されている。

対応するプーリー１９、２０の間において、各コンベヤー１６、１７は１個の垂直ロード部２７および１個の垂直アンロード部２８を包含し、これらは対応する軸２５と交差する方向２９内で反対に動く。より詳細には、コンベヤー１６のロード部２７は入口４を通して延び；コンベヤー１７のアンロード部２８は出口５を通して延び；コンベヤー１６のアンロード部２８およびコンベヤー１７のロード部２７は互いに対向して位置し、かつこれらは乗換ドラム３０により連結されており、この乗換ドラムは軸２１、２２に平行な固定軸３１周りに回転し、入口４に面した固定ロードステーション３２でコンベヤー１６のアンロード部２８と実質的に正接（タンジェント）し、かつ出口５に面した固定アンロードステーション３３でコンベヤー１７のロード部２７と実質的に正接している。

ドラム３０は軸３１と同芯の駆動軸により図１で時計方向に回わされ、駆動軸は軸３１にスロット１０ａを横断して摺動可能に固着され、スロットは可動台１０を通してかつ方向１２に平行に形成されている。ドラム３０は多数の周辺ポケット３４を備え、各ポケットは対応する列９を受け入れかつロードステーション３２およびアンロードステーション３３を通して動き、その動きはコンベヤー１６および１７のポケット２４の夫々ロードステーション３２およびアンロードステーション３３を通しての動きと同じである。図示の例においては、ドラム３０は１個の固定空圧分配器３５を備え、この分配器は１個の吸引室３６および１個の追出室３７を包含し、吸引室はロードステーション３２を通して延びかつポケット３４がロードステーション３２からアンロードステーション３３へ移動する全通路にわたり実質的に延び、追出室はアンロードステーション３３に配置されている。

吸引室３６はロードステーション３２に配置された固定の追出ボックス３８と協働し、この追出ボックスはドラム３０に対しコンベヤー１６のアンロード部２８の反対側にあり；かつ追出室３７はアンロードステーション３３に配置された固定の吸引ボックス３９と協働し、この吸引ボックスはドラム３０に対しコンベヤー１７のロード部２７の反対側にある。

入口および出口搬送ユニット６、８は鏡のように対称であるから、以下の記述は入口搬送ユニット６のみに限定する。

図２内に示されているように、入口搬送ユニット６は方向７へ移動するコンベヤー４０を包含し、かつまた１個の出口部分４０ａを包含しており、この出口部分は入口４に位置し、コンベヤー１６に沿いかつ対向し、ポケット２４と同じ長さである。入口搬送ユニット６も１個の移動装置４１を包含し、この移動装置は小包３の列９をコンベヤー４０の出口部分４０ａからコンベヤー１６の対応するポケット２４へ移動させるためのものである。

図２に関連しかつ図４、５により明確に示されているように、移動装置４１は１個のバー４２を包含し、このバーは方向７に平行で、出口部分４０ａより一般に高く、かつ一連の下向き空圧グリップヘッド４３を備え、これらのグリップヘッドはプレート２３に沿うスロット２６と同様にバー４２に沿い配置されている。バー４２は１個の関節式平行四辺形により限定されている１個の関節式伝動装置４４のコネクテイングロッドを構成し、伝動装置はバー４２の反対側両端に連結された２個のクランク機構４５を包含し、これらのクランク機構は方向２９と平行な対応する軸４６周りに１個の作動部材４７により揺動され、上記作動部材はクランク機構４５の一つに連結されている。より詳細には、各クランク機構４５は１個の中空シャフト４８を包含しており、この中空シャフトは対応する軸４６と同芯であり、作動部材４７により対応する軸４６周りに揺動され、かつ上端近傍に１個の半径方向孔４９を備え、この孔を通してＺ形クランク５１の横断ピン５０が回転のために固着されており、対応する軸４６に対して半径方向位置を占めるクランクの端部５２はバー４２の対応する端部に方向２９と実質的に平行なヒンジピン５３により連結されている。

移動装置４１はまた対応ピン５０の軸５５周りのクランク５１の角度位置を調整するための更なる関節式伝動装置５４を包含し、かつバー４２と実質的に平行でありかつ各端部でクランク機構５７に枢着されたダブルコネクテイングロッド５６を包含し、クランク機構はクランク機構５７の一つに連結された作動部材５８により対応する軸４６周りに揺動される。より詳細には、各クランク機構５７は１個のシャフト５９を包含し、このシャフトは対応する中空シャフト４８を通して延び、対応する軸４６と同芯であり、対応する軸４６周りに作動部材５８により揺動し、その揺動周期は作動部材４７と同じであり、かつ対応する中空シャフト４８の上端から突出した上端部にクランク６０が装着され、そのクランクはダブルコネクテイングロッド５６の対応端部に枢着されかつ対応軸４６周りに枢支されたロッカーアーム６１により限定された差動部材の一つのアームを構成しており、更なるアーム６２を包含し、このアームは弾性変形可能な伝動装置６３により対応クランク５１の中間点に連結され、この伝動装置はクランク５１の中間点から上方へ突出しクランク５１自体と一体の１個のリジッドピン６４およびピン６４の自由端をアーム６２の自由端に連結する１個のリーフスプリング６５を包含している。

既述の貯蔵ユニット１において、コンベヤー４０、１６、１７および乗換ドラム３０は全て連続的に動作し、各小包３の列９は、入口搬送ユニット６のコンベヤー４０により入口４へ連続的に供給されると、関係する移動装置４１によりコンベヤー１６の対応するポケット２４内へ横向きに送られ、かつコンベヤー１６によりロードステーション３２へ供給され、そこでドラム３０の関係するポケット３４内に追出ボックス３８および吸引室３６により送られる。各列９は関連ポケット３４内の吸引によりアンロードステーション３３まで保持され、そこでコンベヤー１７の対応するポケット２４へ追出室３７から放出される圧縮エヤーにより列９に与えられたスラストおよび吸引ボックス３９によるエヤー吸引により送られる。列９はそれからコンベヤー１７により出口５へ供給され、そこで出口搬送ユニット８の移動装置４１により掴まれかつ出口搬送ユニット８のコンベヤー４０へ送られる。

入口４、出口５、ロードステーション３２、およびアンロードステーション３３は固定されているので、貯蔵所２の容量を夫々減しまたは増すためには可動台１０を単に上方および下方へ動かすことが要求されるだけである。

入口搬送ユニット６のコンベヤー４０からコンベヤー１６の関連ポケット２４への小包３の列９の移動は、図示の例では、方向２９への連続的な下降を来すが、これは図４ないし６に関連して記載されるであろう。

列９がコンベヤー４０の部分４０ａに近付くと、移動装置４１は図４内に示されている当初位置にあり、そこではバー４２は部分４０ａに関して方向７へ引かれ、かつ部分４０ａ上の列９内の小包３の頂面上方へ引き上げられている。この位置において、作動部材４７、５８は動作してシャフト４８、５９を図４で時計方向に同一角速度で回し、かつバー４２を加速し、従って列９の上方に位置しかつコンベヤー４０と等速で方向７へ移動し、空圧ヘッド４３は列９内の小包３と同期する。

この点において、中空シャフト４８の回動速度は列９が方向７へ移動する時にバー４２が列９に従動し得るように一定に維持され、一方シャフト５９はロッカーアーム６１が中空シャフト４８に対して図４で時計方向に回動するように更に加速される。ロッカーアーム６１は差動部材として機能し、かつ中空シャフト４８を追い越すことによりリーフスプリング６５を、ピン６４を介して圧縮し、クランク５１上に下向きのモーメントを及ぼし、これが軸５５周り下向きに回動させて空圧ヘッド４３を位置４０ａ上の列９内の関連小包３と接触させる。

この点において、シャフト４８、５９の角速度は互いに相違してバー４２が列９を位置４０ａ外へ上げることを許容し、列９をコンベヤー４０に対して加速して列を後続する小包３より引き離し、列９を関連ポケット２４に対して上方へ動かし、かつ列９を関連ポケット２４内へ挿入し、ポケット２４の下降を来す。図２内に示されているように、挿入は空圧ヘッド４３が関係ポケット２４のプレート２３ａ内の関連スロット２６に係合した時に終了し；その時、バー４２は当初の持ち上げられた、引かれた位置へと戻され始める。

列９はコンベヤー１７の関連ポケット２４から出口搬送ユニット８のコンベヤー４０へ上記と同様に、単に鏡に写すように、移送される。

図示されていない変形においては、コンベヤー１７および乗換ドラム３０を無しで済ませ、かつコンベヤー１６のみが使用され、そのロード部２７が図示の例のように入口４を通して延び、かつそのアンロード部２８が出口５を通して延びている。代わりに、図示されていない更なる変形においては、記述されてきた貯蔵所２の容量は乗換ドラム３０およびコンベヤー１７の間に１個またはそれより多い補助ユニットを挿入することにより増加され、上記の各補助ユニットはコンベヤー１６、１７と同様なコンベヤーおよび乗換ドラム３０と同様なドラムで限定される。

図７および８内に示されている変形においては、少なくとも入口搬送ユニット６が１個の入口搬送ユニット６７により置き換えられており、この搬送ユニット６６は方向７へ連続的に移動するコンベヤー６７を包含し、このコンベヤー６７は図２内で部分４０ａにより占められていた位置内に入口４へと延びる部分６７ａを備えている。入口４から方向７の上流に、コンベヤー６７は公知の方法で方向７へ可動の１個の補正プーリー６８を備え、入口４およびロードステーション（図示せず）の間に延びるコンベヤー６７の位置を調整し、ロードステーションでは小包３はコンベヤー６７上に乗せられ、従って列９がコンベヤー１６へ送られるときに列９を入口４に一時的に捕獲し得る。

図７内の変形では、列９が移動される時に静止しているので、図２内の移動装置４１は方向７と交差する方向７０へ前後する直進押圧装置６９により置き変えられ得る。明らかなように、コンベヤー１６上の関連ポケット内への列９の挿入を可能にするには、図２内のポケット２４はポケット７１により置き換えられ、ポケット７１は以下の量だけポケット２４より高く、方向２９に見た各ポケット７１の高さおよび小包３の厚さの差が、列９が関連ポケット７１内に挿入される間にコンベヤー１６の移動する量と概ね等しいか、しかしそれより少なくはない量である。同様に、コンベヤー１７上のポケット（図示せず）の高さも増加される。

出口５においては、入口４における押圧装置６９はコンベヤー１７のロード部２７およびアンロード部２８の間に装着されかつコンベヤー１７のアンロード部２８のベルト１８の間で方向２９と交差して動く押圧装置（図示せず）により置き換えられ、またはコンベヤー１７のアンロード部２８の外側の、コンベヤー１６のロード部２７に関する押圧装置６９と同じ位置に配置された１個の吸引バー（図示されていないがバー４２と同様）により置き換えられる。

上記の変形は、明らかなように、所望によりどのようにでも組み合わされ得る。

上記の全ての実施例はコンベヤー４０、１６、１７を連続的に動作させるためのものであるが、コンベヤー１６および１７および／またはコンベヤー４０はステップ動作され得ることも明らかである。

もしコンベヤー１６、１７がステップ動作されると、ポケット２４、７１の高さは常に小包３の厚さより僅かに大きく、かつ移動装置４１の動きは列９をポケット２４、７１内へまたはポケットから直線的に挿入または引出し得るように変更される。

もしコンベヤー６７がステップ動作されると、補正プーリー６８は明らかに除去され、かつ移動装置４１の関連バー４２の動きは空圧ヘッド４３および列９内小包３の間の除去のための接触が遅れるように変えられ、従ってバー４２の方向７と実質的に交差する方向への動きのみが利用されるようになる。

図９ないし１１内に示されている変形においては、コンベヤー１６（その内のコンベヤー１６のみが示されている）が一定速度で方向２９（図９−１１の例内では上向き）に移動し、図１および２内の搬送ユニット６は入口４における入口搬送ユニット７２により置き換えられかつ入口４を通り移動するポケット２４の長手軸２５に沿う面と整合している。入口搬送ユニット７２と同様な１個の搬送ユニット（図示せず）を出口５において使用し得る。

入口搬送ユニット７２は供給コンベヤー７３を包含し、列９を入口４へ方向７に連続的に供給するこの供給コンベヤーは、その出口端をポケット２４の軸方向端部に向けて配置され、かつ好ましくは列９と等しい長さの出口部分７４を包含し、かつ入口端部で軸７５周りにロックするように装着され、軸７５は方向７および２９と直交し、実質的に水平な下げられた位置（図１０）および持ち上げられた位置（図９）の間にあり、そこで供給コンベヤー７３の出口端部は下げられた位置に対して実質的にポケット２４の高さに等しい距離だけ持ち上げられる。

入口搬送ユニット７２も１個のリフトコンベヤー７６を包含し、このリフトコンベヤーはエヤー透過性を持ち、列９内の小包３の頂面に連続的に係合し、かつ供給コンベヤー７３の出口部分７４の出口端部の上方に位置している。リフトコンベヤー７６は供給コンベヤー７３と等速で駆動され、吸引ボックス７７周りを取り囲む出口部分を備え、入口端部で軸７５に平行な軸７８周りに下げられた位置（図９）と上げられた位置（図１０）の間でロックするように装着されており、上記の下げられた位置（図９）では上向きに傾斜しかつ上げられた位置の供給コンベヤー７３の出口部分７４と実質的に平行であり、上記上げられた位置（図１０）ではリフトコンベヤー７６の出口端部が更に上向きに傾斜しかつ下げられた位置の供給コンベヤー７３の出口端部から、実質的に２個のポケット２４の高さに等しい距離だけ離されている。

図１１内に示されているように、入口搬送ユニット７２はまた入口４で固定位置内の輸送コンベヤー７９および入口４を通る内方が制限されたポケット２４を包含している。図示の例において、輸送コンベヤー７９は方向７に整合された一連の無端吸引ベルト８０により限定されており、かつ各無端ベルトは２個のベルト１８間の間隙内に配置され、供給コンベヤー７３と等速で方向７へ動き、ポケット２４の略２倍の高さを有する。

実際の使用中において、供給コンベヤー７３上の列９の先端が供給コンベヤー７３の出口端部に接近すると、最初下げられた位置にある出口部分７４は関連ポケット２４が方向２９へ上昇するのに連れて次第に持ち上げられ、従って列９は供給コンベヤー７３および輸送コンベヤー７９の双方によりポケット２４内に軸方向に次第に挿入される。出口部分７４は上昇を続けて、ついにまだ関連ポケット２４の外側にある列９の後続部分内の小包３がリフトコンベヤー７６に当たり、リフトコンベヤーはそれらの小包を吸引力により保持しかつポケット２４に従って更に上昇し、かつ供給コンベヤー７３から引き取り、輸送コンベヤー７９と共にポケット２４内への列９の充分な挿入を確保する。同時に、供給コンベヤー７３の出口部分７４は次の列を次のポケット２４に供給するために下げられた位置へ復帰する。

図１は本発明による貯蔵ユニットの好ましい第１実施例の前面図である。 図２は図１内の詳細部の拡大斜視図である。 図３は図２内の第１詳細部の拡大斜視図である。 図４は図２内の第２詳細部の２個の異なる動作位置の一方を示す拡大斜視図である。 図５は図２内の第２詳細部の２個の異なる動作位置の他方を示す拡大斜視図である。 図６は図４および図５内の詳細部の動作グラフを示している。 図７は図２の変形詳細部の側面略図である。 図８は図７の詳細部分断面略図である。 図９は図２の詳細部の更なる変形の２個の異なる動作位置の一方を示す側面図である。 図１０は図２の詳細部の更なる変形の２個の異なる動作位置の他方を示す側面図である。 図１１は図１０内のＸＩ−ＸＩ線に沿う断面図である。

Claims (5)

1. 実質的に平行六面体形製品（３）のための貯蔵ユニット（１）であって、互いに離れた入口（４）と出口（５）とを有している貯蔵所（２）と、第１搬送ユニット（６）と、第２搬送ユニット（８）と、を備えており、
   上記第１搬送ユニット（６）が、与えられた第１方向（７）において、製品（３）の列（９）を、上記入口（４）に、連続的に供給するためのものであり、
   上記第２搬送ユニット（８）が、上記製品（３）の列（９）を上記出口（５）で連続的に受け取るためのものであり、
   上記貯蔵所（２）が、搬送手段（１６、１７、３０）と、変更手段（１３）と、を備えており、
   上記搬送手段（１６、１７、３０）が、上記入口（４）から上記出口（５）へと伸びており、且つ、それぞれ上記第１方向（７）に平行な長手方向の第１軸（２５）を持つ多数の伸長ポケット（２４）を備えており、各ポケットが、それぞれの製品（３）の列（９）を受け取るためのものであり、且つ、上記搬送手段が、上記第１軸（２５）と交差する与えられた第２方向（２９）に動いて、上記ポケット（２４）を、上記入口（４）から上記出口（５）へと、長さを変更可能な通路部分に沿って動かすものであり、
   上記変更手段（１３）が、上記通路部分の長さを変更するためのものであり、上記入口（４）及び／又は出口（５）に面する、上記搬送手段（１６、１７、３０）の部分を、変え得るように、上記搬送手段（１６、１７、３０）と、上記入口（４）及び／又は出口（５）と、の間の相対的な動きを決定するものであり、
   上記第１、第２搬送ユニット（６、８）の内の少なくとも１つが、コンベヤー（４０）と、移動手段（４１）と、を備えており、
   上記コンベヤー（４０）が、上記ポケット（２４）に面しており且つ上記製品（３）の列（９）を支持するための端部分（４０ａ）を、有しており、且つ、上記第１方向（７）に動くものであり、
   上記移動手段（４１）が、上記製品（３）の列（９）を上記端部分（４０ａ）とポケット（２４）との間で移動させるためのものであって、吸引バー（４２）と、第１、第２作動手段（４７、５８）と、関節式伝動装置（４４）と、制御手段（５４）と、を備えており、
   上記吸引バー（４２）が、上記製品（３）の列（９）を運ぶための複数のグリップヘッド（４３）を備えており、該吸引バーは、上記第１軸（２５）に平行であり、且つ、上記端部分（４０ａ）に面している第１位置と、上記ポケット（２４）に係合している第２位置と、を通って周期的に移動することができ、
   上記間接式伝動装置（４４）が、連結ロッドと、２個のクランク機構（４５）と、を順に備えており、
   上記連結ロッドが、上記吸引バー（４２）によって定められており、
   上記２個のクランク機構（４５）が、上記吸引バー（４２）の両側に位置しており、且つ、上記第２方向（２９）に平行なそれぞれの第２軸（４６）周りに揺動するものであり、且つ、使用時に、上記吸引バー（４２）を、上記コンベヤー（４０）の速度と同等の速度で、上記第１位置を通って動かすものであり、
   各々のクランク機構（４５）が、クランク（５１）と、上記第１作動手段（４７）に接続されている第１シャフト（４８）と、を備えており、
   上記クランク（５１）が、それぞれの上記第２軸（４６）周りに、且つ、上記第１軸（２５）と平行なそれぞれの第３軸（５５）周りに、揺動するものであり、
   上記第１シャフト（４８）が、関連する上記第２軸（４６）と同軸に配置されており、
   上記第１作動手段（４７）が、与えられた揺動周期で、関連する第２軸（４６）周りに上記第１シャフト（４８）を揺動するためのものであり、
   上記制御手段（５４）が、関連する第３軸（５５）回りの、各々の上記クランク（５１）の角度位置を制御するためのものであり、且つ、上記吸引バー（４２）を、上記第２位置を通って、且つ、上記第２方向（２９）へと、上記搬送手段（１６、１７、３０）の上記第２方向（２９）への速度と同等の速度で、動かすためのものであり、
   上記制御手段（５４）が、各々の上記クランク（５１）のために、上記第２作動手段（５８）に接続されている第２シャフト（５９）と、差動手段（６１）と、を備えており、
   各々の上記クランク（５１）が、関連する上記第１シャフト（４８）に接続されており、これによって、関連する上記第１シャフト（４８）と共に、関連する上記第２軸（４６）周りに揺動して、吸引バー（４２）を、第１方向と、第１、第２方向に直交する第３方向と、に同時に動かし、且つ、関連する第１シャフト（４８）に対して、上記制御手段（５４）によって関連する上記第３軸（５５）周りに揺動して、吸引バー（４２）を、第２方向へと動かすようになっており、
   上記第２シャフト（５９）が、関連する上記第２軸（４６）と同軸に配置されており、
   上記第２作動手段（５８）が、上記与えられた周期と等しい周期で、関連する上記第２軸（４６）周りに上記第２シャフト（５９）を揺動させるためのものであり、
   上記差動手段（６１）が、上記第２シャフト（５９）と、関連する上記クランク（５１）と、の間に介装されており、これによって、上記第１シャフト（４８）と上記第２シャフト（５９）との間で、上記周期中に生じる角速度の差を、上記第３軸（５５）周りの上記クランク（５１）の回転に変えるようになっており、
   上記差動手段（６１）が、上記各第２シャフト（５９）のために、別クランク（６２）と、弾性変形可能な伝動装置（６３）と、を備えており、
   上記別クランク（６２）が、上記第２シャフト（５９）に固着されており、
   上記伝動装置（６３）が、上記別クランク（６２）と、関連する上記クランク（５１）と、の間に介装されており、
   上記第１、第２作動手段（４７、５８）が、上記第１シャフト（４８）と第２シャフト（５９）とを揺動させることによって、吸引バー（４２）を第１軸（２５）に平行に保持した状態で、１周期の間に、(i)持ち上げた状態にある吸引バーを、コンベヤーと等速で第１方向（７）に移動させると共に、降下させて、グリップヘッド（４３）を、コンベヤー上の第１位置にある製品（３）の列（９）に接触させ、(ii)吸引バーを、持ち上げると共に、上記第２位置にあるポケットへと移動させて、製品（３）の列（９）をポケットに挿入した後、吸引バーを上記持ち上げた状態へと戻す、ためのものである、
   ことを特徴とする貯蔵ユニット。
2. 上記入口（４）と出口（５）とが、関連する固定位置に配置されており、
   上記搬送手段（１６、１７、３０）の内の少なくとも一部が、変更方向（１２）に沿って摺動するように装着されており、
   上記変更手段（１３）が、搬送手段（１６、１７、３０）の内の少なくとも一部に、上記変更方向に沿う動きを伝えるためのモーター（１４）を、備えている、
   請求項１に記載の貯蔵ユニット。
3. 上記搬送手段（１６、１７、３０）が、少なくとも２個の平行に並んでいる無端コンベヤー（１６、１７）と、乗換ドラム（３０）と、を備えており、
   上記無端コンベヤーが、上記入口（４）から出口（５）へと延びており、
   上記乗換ドラムが、２個の無端コンベヤー間に介装している、
   請求項２に記載の貯蔵ユニット。
4. 上記無端コンベヤー（１６、１７）が、上記変更方向（１２）に沿って摺動するように装着されており、
   上記乗換ドラム（３０）が、関連する固定位置に配置されている、
   請求項３に記載の貯蔵ユニット。
5. 上記長さを変更可能な通路部分が、少なくとも１個のプーリー（１９、２０）周りに延びており、該プーリーが、上記第１軸（２５）と上記第１方向（７）とに平行で且つ上記第１軸と上記第１方向とに交差する変更方向（１２）に可動な、回転の第４軸（２１、２２）を、有しており、これによって、上記長さを変更することができるようになっている、
   請求項１乃至４の何れか１つに記載の貯蔵ユニット。

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