JP2550453Y2 - 物品の供給装置 - Google Patents

物品の供給装置

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JP2550453Y2
JP2550453Y2 JP1991048647U JP4864791U JP2550453Y2 JP 2550453 Y2 JP2550453 Y2 JP 2550453Y2 JP 1991048647 U JP1991048647 U JP 1991048647U JP 4864791 U JP4864791 U JP 4864791U JP 2550453 Y2 JP2550453 Y2 JP 2550453Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、順次搬送される物品の
所定数を数えてその所定数を供給する計数供給装置等に
用いられる物品の供給装置に関し、特に、回転ベルトの
ポケットに物品を供給する物品の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の物品の供給装置では、図6に示す
ように、回転ベルト50に所定間隔をあけて配置された
羽根51により区画されたポケット52に物品としての
生理用ナプキン2を供給するようになっており、回転ベ
ルト50は、複数のプーリ53に掛け渡されており、各
プーリ53の位置を頂点とする三角形を形成している。
【0003】これらプーリ53の位置する三角形の頂点
では、回転ベルト50が円弧状を描くため、羽根51に
より規定されるポケット52は、外側程間隔が広くなる
扇型を形成しており、かかる扇型のポケット52に、生
理用ナプキン2を供給している。そして、ポケット52
への生理用ナプキン2の供給時には、一対の搬送ベルト
54、54により挟持して回転ベルト50の上方へ水平
に搬送した後、反転ロール55により上から下に向けて
搬送し、回転ベルト50の供給位置上方から、生理用ナ
プキン2を落下させてポケット52に供給している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、供給位
置fにおけるプーリ53では、ポケット52は、羽根5
1の開放端(外側)に向けて扇型を形成するように、次
第にその間隔が広げられているが、羽根の閉鎖側(回転
ベルト側)においてはポケットの間隔は狭くなってい
る。そのため、生理用ナプキンを供給する際に、羽根5
1の開放端ではともかく閉鎖側での供給タイミングの許
容誤差が少なく、生理用ナプキンの搬送ピッチにずれが
生じたり、生理用ナプキンの厚みが変化すると、生理用
ナプキンをポケットへ確実に且つ安定に供給できなくな
るという問題点がある。
【0005】従って、本考案の目的は、物品を回転ベル
トのポケットに確実に且つ安定に供給することができる
物品の供給装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、略等間隔に配
置された多数の羽根により形成される多数のポケットを
有する回転ベルトが掛け渡された回転コンベアを備え、
該回転ベルトの該ポケットに、該ポケットが扇型に広げ
られた位置において、偏平な物品を供給する物品の供給
装置であって、上記物品をその両偏平面側から挟持す
る、複数の吸気用孔が形成された一対の搬送ベルトと、
該搬送ベルトを、その搬送面を水平にして案内する水平
ロールと、該搬送ベルトの搬送面を水平方向から垂直方
向に変換させる変換ロールと、該変換ロールにより垂直
方向に変換された搬送ベルトの両側面に沿って配置さ
れ、該搬送ベルトの上記吸気用孔から吸気するバキュー
ムユニットとを備え、上記回転コンベアは、上記回転ベ
ルトと、該回転ベルトを駆動する第1の回転体と、該第
1の回転体を駆動する第1のモータと、該回転ベルトの
一部に沿って配置された揺動フレームと、該揺動フレー
ムの一部にそれぞれ軸支された第2の回転体及び第3の
回転体と、該第2の回転体を駆動する第2のモータとを
備えており、上記回転ベルトは、上記第1の回転体、上
記第2の回転体及び上記第3の回転体に掛け渡されてお
り、上記第2のモータの駆動を制御して、上記第1の回
転体により駆動される該回転ベルトの搬送速度に対する
該第2の回転体の周速度を相対的に変化させることによ
り、該第2の回転体及び該第3の回転体とともに上記揺
動フレームを、該回転ベルトの進行方向に対して前後に
移動させるようにしてあり、上記物品を、扇型に広げら
れた上記ポケットにおける上記羽根の開放端側から該ポ
ケットの閉鎖方向に向けて供給することを特徴とする物
品の供給装置を提供することによって、上記目的を達成
したものである。
【0007】
【作用】一対の搬送ベルトが物品を挟持し、水平ロール
が該搬送ベルトを物品をねかせるように水平状態で搬送
し、続いて、変換ロールが水平状態の搬送ベルトを略9
0°ねじるように垂直方向に案内して物品を直立させ、
バキュームユニットへ搬送する。バキュームユニットで
は、搬送ベルトに形成された多数の吸気用孔を介して物
品を直立状態のまま吸引保持しつつ、搬送ベルトの搬送
と併せて直立状態の生理用ナプキンを供給位置へ搬送す
る。このように直立状態で物品を搬送することによっ
て、扇型を形成しているポケットが最大に開いている開
放端(水平方向)から物品を供給する。
【0008】
【実施例】以下に、添付図面の図1〜図5を参照しなが
ら、本考案の実施例による物品の供給装置を備えた物品
の計数供給装置を例に用い、該計数供給装置に備えられ
ている物品の排出装置と共に説明する。計数供給装置1
は、供給位置fにて物品としての生理用ナプキン2を順
次供給する本考案の物品の供給装置Aと、供給された生
理用ナプキン2を受け取り、該生理用ナプキン2の所定
数量を計数して物品の排出位置へ搬送する、該物品の
供給装置Aに備わる回転コンベアBと、該物品の排出位
置gにて計数された物品を排出する物品の排出装置Cと
から構成されている。
【0009】物品の供給装置Aは、図2に示すように、
略等間隔に配置された多数の羽根11aにより形成され
る多数のポケット12を有する回転ベルト11が掛け渡
され該回転ベルト11の該ポケット12に、該ポケット
12が扇型に広げられた位置において、偏平な物品とし
ての生理用ナプキン2を供給する物品の供給装置であっ
て、上記生理用ナプキン2をその両偏平面側から挟持す
る、複数の吸気用孔3aが形成された一対の搬送ベルト
3、3と、該搬送ベルト3、3を、その搬送面を水平に
して案内する水平ロール4と、該搬送ベルト3、3の搬
送面を水平方向から垂直方向に変換させる変換ロール5
と、該変換ロール5により垂直方向に変換された搬送ベ
ルト3、3の両側面に沿って配置され、該搬送ベルト
3、3の上記吸気用孔3aから吸気するバキュームユニ
ット6とを備え、上記生理用ナプキン2を、扇型に広げ
られた上記ポケット12における上記羽根11aの開放
端側から該ポケットの閉鎖方向に向けて供給するように
なっている。
【0010】一対の搬送ベルト3、3には、個別包装さ
れた後の生理用ナプキン2を、その偏平な生理用ナプキ
ン2の両面に当接して挟持するように平坦な平ベルトが
用いられている。各搬送ベルト3、3には、貫通して形
成された多数の吸気用孔3aが形成されており、後述す
るバキュームユニット6により該孔3aを介して生理用
ナプキン2を吸引保持するようになっている。
【0011】水平ロール4には、通常使用される案内ロ
ールが用いられており、搬送ベルト3、3の搬送路に沿
って適当な間隔で配置されている。この水平ロール4に
は、一方の搬送ベルト3、3の平坦面を載置するように
当接され、生理用ナプキン2とともに搬送ベルト3、3
を水平に支持するようになっている。変換ロール5は、
水平方向に搬送されてきた搬送ベルト3、3を徐々にひ
ねるようにして、複数本配置され、搬送ベルト3、3の
平坦面の角度を徐々に換えて、最終的に約90°ひねっ
て搬送ベルト3、3を垂直方向に直交して生理用ナプキ
ンも同様にしている。
【0012】バキュームユニット6は直立された搬送ベ
ルト3、3に沿って、各搬送ベルト3、3の外側に設け
られており、吸気用孔3aを介して生理用ナプキン2を
吸引保持するようになっている。バキュームユニット6
の出口側には、物品の供給位置fに対面して一対の供給
ロール7、7が配置されている。
【0013】一方、供給位置fにおいては、回転ベルト
11から延出された羽根11a、11aが第1の回転体
13の周面に沿って移動するため、ポケット12の間隔
が、その周面外側が広くなるように扇形形状に広げられ
る。そして、扇型の最大に開いた位置において生理用ナ
プキン2をポケット12に供給するように上述の供給ロ
ール7、7が配置されている。
【0014】供給ロール7、7では、搬送ベルト3、3
はそれぞれ、搬送路の外側に反転して戻るように案内さ
れており、反転された搬送ベルト3、3は、駆動プーリ
8、8及び案内ロール9、9に掛け渡されて戻るように
なっている。次に、物品供給装置Aの動作について説明
する。水平ロール4に案内されつつ搬送ベルト3、3に
挟持されて、水平状態で搬送されてきた生理用ナプキン
2は、変換ロール5にて搬送ベルト3、3をねじるよう
に案内し、物品2を直立させ、バキューム装置6へ搬送
する。バキューム装置6では、搬送ベルト3、3に形成
された多数の吸気用孔3aを介して物品を吸引保持しつ
つ、直立状態で生理用ナプキン2を供給位置fへ搬送す
る。
【0015】一方、回転ベルト11の供給位置fにおい
て、回転ベルト11は第1の回転体(後述する)13の
周面に沿って円弧状を描くため、ポケット12は、羽根
11aの先端側(外側)に向けて扇型にする。従って、
直立状態で生理用ナプキンを搬送して扇形のポケット1
2が最大に開いている開放端(正面)からその閉鎖方向
(回転ベルト11側)に向けて生理用ナプキン2を該ポ
ケット12に供給するので、生理用ナプキンの厚みが変
化して、多少の誤差が生じても生理用ナプキン2をポケ
ット12に供給することができる。
【0016】即ち、本実施例による物品の供給装置Aの
構成によれば、物品を確実に且つ安定に供給することが
できる。次に、図1及び図3を参照して上記供給装置A
に備わる回転コンベアBについて説明する。回転コンベ
アBは、供給位置fにおいて供給された生理用ナプキン
2を、排出位置gへ搬送し、該生理用ナプキン2を排出
位置gにおいて排出する回転ベルト11と、該回転ベル
ト11を駆動する第1の回転体13と、第1の回転体1
3を駆動する第1のモータ14と、上記回転ベルト11
の一部に沿って配置された揺動フレーム15と、該揺動
フレーム15の一部にそれぞれ軸支された第2の回転体
18及び第3の回転体16と、該第2の回転体18を駆
動する第2のモータ17とを備え、上記回転ベルト11
は上記第1の回転体13、第2の回転体18及び第3の
回転体16に掛け渡されており、上記第2のモータ17
の駆動を制御して上記第1の回転体13により駆動され
る回転ベルト11の搬送速度に対する上記第2回転体
18の周速度を相対的に変化させることにより、上記第
2の回転体18及び第3の回転体16とともに上記揺動
フレーム15を上記回転ベルト11の進行方向に対して
前後に移動させるようになっている。
【0017】回転ベルト11はエンドレスベルトであっ
て、第1の回転体13、第2の回転体18、第3の回転
体16とに所定の張力で掛け渡されており、第1の回転
体13を頂点とし、第2の回転体18と第3の回転体1
6とを底辺とする略三角形形状を形成している。また、
回転ベルト11の外側には、多数の羽根11aが所定間
隔で延出されており、各羽根11a間にポケット12を
形成し、該ポケット12に生理用ナプキン2が投入され
て保持されるようになっている。
【0018】尚、回転ベルト11は図示してないが、載
置台上に配置されており、該載置台がポケット12の底
面を形成し、ポケット12内の生理用ナプキン2が回転
ベルト11と共に載置台面を摺動するようになってい
る。第1の回転体13は、駆動プーリであって、その回
転軸は、減速機21を介して第1のモータ14に連結さ
れている。この第1のモータ14は、通常一定の回転速
度で回転されており、これにより第1の回転体13は、
回転ベルト11を一定速度で送り出している。
【0019】揺動フレーム15は、回転ベルト11を形
成する三角形の底辺位置において、直線状に延出された
一対の案内ロッド22、22を備え、該案内ロッド2
2、22には、揺動フレーム15の一方の摺動片(一
部)15aと、他方の摺動片(他部)15bとが案内ロ
ッド22、22に対して摺動自在に設けられており、そ
れぞれの摺動片15a、15bは、これらの間を一定張
力保持する緩衝ロッド23にて連結されている。このよ
うな揺動フレーム15の構成により、第2の回転体18
と第3の回転体16とともに揺動フレーム15が左右に
移動する。
【0020】第3の回転体16は、一方の摺動片15a
に軸支されたプーリからなり、前述の回転ベルト11に
より回転されるようになっている。第2の回転体18
は、駆動軸24の一端部に軸支された駆動プーリであ
り、該駆動軸24は、他方の摺動片15bに回転自在に
嵌挿されている。駆動軸24の他端部は、駆動ベルト2
5に掛け渡されたプーリ26にて連結されており、駆動
ベルト25は駆動プーリ27を介して第2のモータ17
にて駆動される。
【0021】尚、図3中28aは、該ベルト25の張力
を保持するプーリであり、プーリ28bは案内ロッド2
9に摺動自在な摺動片に軸支されており、図3中二点鎖
線で示すように、駆動ベルト25とともに移動自在に設
けられている。このような構成により駆動軸24の移動
が生じても第2の回転体18を確実に駆動させることが
できるのである。
【0022】駆動制御機構19は、予め編成されたプロ
グラムまたは計数用検出器42a、42b検出信号に連
動して、第2のモータ17の駆動を減速しまたは停止さ
せてその駆動を制御する。次に、回転コンベアBの動作
について説明する。駆動制御機構19により、第2の回
転体18の周速度が、上記第1の回転体13の周速度よ
り遅い周速度で回転する場合には、第2の回転体18は
上記揺動フレーム15とともに、回転ベルト11の張力
に順じて上記排出位置gから遠ざかる方向にスライド移
動し、且つ上記揺動フレーム15に軸支された上記第3
の回転体16もこれに付随してスライド移動する。一
方、上記第2の回転体18の周速度が上記第1の回転体
13の周速度より速い周速度で回転する場合には、第2
の回転体18は上記フレーム15とともに上記排出位置
gへ向かって移動する。
【0023】第2の回転体18が、第1の回転体13と
同じ周速度で回転する場合には、回転ベルト11は図3
に示す実線位置で、三角形状を保持したまま回転ベルト
11を駆動する。この状態で、物品供給位置fにて回転
ベルト11のポケット12に供給された生理用ナプキン
2は、回転ベルト11によって排出位置gまで搬送され
る。
【0024】次に、制御機構19が、第2のモータ17
の駆動を制御し、第2の回転体18の周速度を回転べル
ト駆動体13の周速度より遅くし、または停止させる。
これにより、揺動フレーム15は排出位置gから遠ざか
る方向、即ち、図中右側に移動し、図3中二点鎖線で示
すように、回転ベルト11の三角形形状が移動する。こ
のとき、図1に示すように、回転ベルト11の三角形
は、第1の回転体13を中心として対称的に移動するた
め、第1の回転体13における回転ベルト11の接触角
度(接触弧)は実質的にほとんど変化しない。従って、
回転ベルト11の移動速度に影響を与えることがなく、
供給位置fにおける物品の供給タイミングを確実に保持
される。
【0025】更に、第1の回転体13は第1のモータ1
4により独立に駆動されているから、供給置fにおけ
る物品の供給タイミングは確実に保持される。従って、
本実施例による回転コンベアBの構成によれば、物品の
計数処理を確実且つ高速に処理できる。次に、図1、図
4及び図5を参照して物品の排出装置Cについて説明す
る。
【0026】この物品の排出装置Cは、回転ベルト11
のポケットに収納され、搬送されてきた生理用ナプキン
2を、回転コンベアBの排出位置gにて、所定数個を同
時に取り出し次工程に搬送するものである。この物品の
排出装置Cは、回転コンベアBにより直列に搬送されて
くる複数の生理用ナプキン2の所定数を、同時に所定の
位置でその搬送方向に対して直角方向に、間欠的に排出
する物品の搬送装置であって、一端部31aを中心に回
動自在に軸支されたロッド31にスライド自在に設けら
れたスライダ32と、該スライダ32の一端部32aに
設けられ、長さの異なる前壁部33bと後壁部33aと
を有する略コ字型形状の凹部体33を有し、上記生理用
ナプキン2の上部に上記凹部体33を係合させ、上記生
理用ナプキン2を該凹部体33の上記後壁部33aに引
っかけて上記排出方向に押し出すプッシャー35と、一
端部37aが回転体36に軸支され、該回転体36の回
動にともなって揺動する第1リンク37と、L字の角部
38aに上記第1のリンク37の他端部37bが連結さ
れ、L字の一端部38bが上記スライダ32に軸支さ
れ、L字の他端38cが枢支されたL字型リンク38
と、一端部39aが回転自在に軸支され、他端部39b
が上記L字型リンク38の上記他端部38cに枢支され
た第2リンク39とを備え、上記回転体36の回動によ
り、上記第1リンク37が回動されて、上記プッシャー
35が曲線運動をしつつ、所定位置にある生理用ナプキ
ン2の上端部に係合して該生理用ナプキン2を押し出
し、その後上記プッシャー35を生理用ナプキン2の上
方へ移動させるようにしている。
【0027】スライダ32は、図4に示すように、一端
部が軸31aを中心に回動自在に設けられたロッド31
に摺動自在に設けられており、スライダ32の先端部3
2aには、プッシャ35が固定されている。プッシャ3
5は、その基端35aが上記スライダ32の先端部32
aに固定され、プッシャ35の先端部には、上向きに凹
んで形成された凹部体33が形成されている。凹部体3
3は、ポケット12の回転ベルト側(背側)に位置する
後壁部33aと、ポケットの背側と反対側の開放側(前
側)に位置する前壁部33bとより形成されており、前
壁部33bが後壁部33aより短い寸法に形成され、後
壁部33aは生理用ナプキン2の背丈と略同じ寸法を有
している。このように、後壁部33aのほうが長く形成
されることによって、生理用ナプキン2を載置台34上
をスライド移動時させる際に、生理用ナプキン2の背側
全体を略均等に押し圧し、軟質性を有する生理用ナプキ
ン2をスムーズに移動させることができる。また、前壁
部33bが比較的短い寸法に形成されていることから、
凹部体33が生理用ナプキン2に係合する際に、ポケッ
ト12を形成する羽根11aに押し当たる等の弊害がな
い。
【0028】回転体36は、図示しない制御装置からの
制御信号に応答して駆動される駆動車41により、タイ
ミングベルト40を介して駆動されるようになってい
る。回転体36の駆動軸36aには、該駆動軸36aと
ともに回動する第1リンク37の一端部37aが連結さ
れている。第1リンク37の他端部37bには、L字型
リンク38の角部(L字型の略中央部)38aが連結さ
れている。
【0029】L字型リンク38の一端部38bは前述の
スライダ32に軸着されており、L字型リンク38の他
端部は38cは、一端部39aが回転自在に軸支された
第2リンク39の他端部39bに軸支されている。次
に、上述した物品の排出装置Cの動作について説明す
る。排出動作の初期状態では、プッシャ35は、図4中
に二点鎖線で示すように、回転ベルト11の上方に待機
されている。
【0030】排出位置gにある生理用ナプキン2の計数
検出器42a、42bが所定数の数量を計数すると、駆
動車41によって回転体36が所定量だけ回転駆動す
る。そうすると、第1リンク37は一端部37aを中心
として矢印h方向に回動し、L字型リンク38の角部3
8aを下側に回動させる。これにより、スライダ32が
押し下げられて、図4に実線で示すように、ロッド31
が下方に回動するとともにスライダ32がロッド31の
先端に向けて摺動する。全体として、プッシャ35は、
矢印kにて示すように、略円弧を描くように下側に移動
して、排出位置gにある生理用ナプキン2の上端部に覆
う被さるようにして係合する。
【0031】更に、回転体36が回転すると、ロッド3
1はリンク37にて押し下げられてそのまま下方に回動
するとともに、L字型リンク38を介してスライダ32
をロッド31の基端側へスライドさせる。従って、プッ
シャ35は、生理用ナプキン2の上端部のみに係合し
て、その位置から下側に向けて回動するので、プッシャ
35は、羽根11aに押し当たることなく生理用ナプキ
ンをポケット12からスムーズに取り出する。しかも、
プッシャ35の回転動作により生理用ナプキン2を取り
出すから、軟質の生理用ナプキンを突発的に飛び出した
り、変形させたりせずに、取り出しが容易となる。更
に、前壁部33bにより生理用ナプキン2の突発的飛び
出しが確実に防止される。
【0032】その後、生理用ナプキン2がポケット12
から取り出されると同時に凹部体33の後壁部33aが
生理用ナプキン2の背側略全体を覆うように、深く凹部
体33が生理用ナプキン2に被る。更に、第1リンク3
7が回動すると、図5に示すように、L字型リンク38
を押すとともに、スライダ32をロッド31の基端側に
向けて摺動する。このとき、プッシャ35の後壁部33
aは生理用ナプキン2の背側全体を押すようにして、図
5中、矢印m方向に沿って直線状に載置台34上を移動
し、次工程、例えば、包装工程に搬送する。このよう
に、背側全体を押してスライドさせることにより、軟質
性の生理用ナプキン2を変形させたり、排出時の整列を
乱すことがない。
【0033】生理用ナプキン2の搬送後には、更に回転
体36が回動して、ロッド31を上方に回動し、プッシ
ャ35を生理用ナプキン2の上方に逃し、同時にスライ
ダ32をロッド31に沿ってスライドさせ、図4の二点
鎖線に示す初期位置に戻す。物品の排出装置Cによれ
ば、圧縮性ある軟質物品を確実に且つ高速に排出するこ
とができる。
【0034】以上の説明から明らかなように、本考案
かかる計数供給装置1によれば、物品の供給装置Aから
供給された生理用ナプキン2は、供給位置fに確実且つ
高速で供給される。そして、回転コンベアBで、供給位
置fにおいて、第1の回転体13が回転ベルト11を一
定速度で確実に駆動し、ポケット12に供給された生理
用ナプキン2を排出位置gへ搬送する。排出位置gにあ
る生理用ナプキン2は、物品の排出装置Cにより、その
プッシャ35が上方から曲線運動にて生理用ナプキン
を把持し、続いて載置台上を直線状に移動して生理用ナ
プキン2を排出位置から排出し、生理用ナプキン2を次
工程に搬送する。
【0035】本考案は上述した一実施例に限定されるこ
となく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変
形可能である。例えば、物品の供給位置は、第1の回転
体13の周面に設けることに限らず、ポケット12が扇
型の開放端を形成する位置であればどの位置でもよい。
【0036】
【考案の効果】本考案の物品供給装置によれば、物品を
回転ベルトのポケットに確実に且つ安定に供給すること
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる移送コンベアの構成を
概略的に示した斜視図である。
【図2】移送コンベアにおける物品の供給装置を概略的
に示す斜視図である。
【図3】回転コンベアの構成を概略的に示す斜視図であ
る。
【図4】物品の排出装置の動作を説明する側面図であ
る。
【図5】物品の排出装置の動作を説明する側面図であ
る。
【図6】従来の物品供給装置の構成を概略的に示す斜視
図である。
【符号の説明】
2 生理用ナプキン(物品) 3 搬送ベルト 3a 吸気用孔 4 水平ロール 5 変換ロール 6 バキュームユニット 11 回転ベルト 12 ポケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略等間隔に配置された多数の羽根により
    形成される多数のポケットを有する回転ベルトが掛け渡
    された回転コンベアを備え、該回転ベルトの該ポケット
    に、該ポケットが扇型に広げられた位置において、偏平
    な物品を供給する物品の供給装置であって、 上記物品をその両偏平面側から挟持する、複数の吸気用
    孔が形成された一対の搬送ベルトと、 該搬送ベルトを、その搬送面を水平にして案内する水平
    ロールと、 該搬送ベルトの搬送面を水平方向から垂直方向に変換さ
    せる変換ロールと、 該変換ロールにより垂直方向に変換された搬送ベルトの
    両側面に沿って配置され、該搬送ベルトの上記吸気用孔
    から吸気するバキュームユニットとを備え、上記回転コンベアは、上記回転ベルトと、該回転ベルト
    を駆動する第1の回転体と、該第1の回転体を駆動する
    第1のモータと、該回転ベルトの一部に沿って配置され
    た揺動フレームと、該揺動フレームの一部にそれぞれ軸
    支された第2の回転体及び第3の回転体と、該第2の回
    転体を駆動する第2のモータとを備えており、 上記回転ベルトは、上記第1の回転体、上記第2の回転
    体及び上記第3の回転体に掛け渡されており、上記第2
    のモータの駆動を制御して、上記第1の回転体により駆
    動される該回転ベルトの搬送速度に対する該第2の回転
    体の周速度を相対的に変化させることにより、該第2の
    回転体及び該第3の回転体とともに上記揺動フレーム
    を、該回転ベルトの進行方向に対して前後に移動させる
    ようにしてあり 、 上記物品を、扇型に広げられた上記ポケットにおける上
    記羽根の開放端側から該ポケットの閉鎖方向に向けて供
    給することを特徴とする物品の供給装置。
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