JP5641219B2 - 物品移送装置 - Google Patents
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Description
このような物品移送装置は、例えば上記第1、第2中間コンベヤの上流に設けた物品処理手段による物品の処理能力が、合流コンベヤの下流に設けた物品処理手段による物品の処理能力より低い場合などに利用され、上記第1、第2中間コンベヤの上流に2台の物品処理装置を設けて、下流側の物品処理装置の処理能力に合わせるようになっている(特許文献1)。
しかしながら、上記特許文献1の構成では、上記第1、第2中間コンベヤにそれぞれ異なる物品を処理する物品処理手段を接続したとしても、第1、第2中間コンベヤから送られた物品を合流コンベヤにおいて積層させることはできず、別途集積や積層を行うための装置が必要となっていた。
このような問題に鑑み、本発明は上記合流コンベヤにおいて第1、第2中間コンベヤより移送された物品を積層させることが可能な物品移送装置を提供するものである。
上記第1、第2中間コンベヤおよび上記合流コンベヤは、それぞれ物品を収容する収容空間を搬送方向に沿って複数備えるとともに、該第1、第2中間コンベヤおよび合流コンベヤはこれらの収容空間を整列させた状態で同期して移動させるようになっており、また上記第1中間コンベヤと上記合流コンベヤとを相対的に昇降させる昇降手段を設け、
上記昇降手段が上記第1中間コンベヤを合流コンベヤよりも上方に位置させた際には、上記第1移載手段は上記合流コンベヤ上を搬送される上記第2移載手段によって移載された物品の上段に物品を移載し、
上記昇降手段が上記第1中間コンベヤを合流コンベヤと同じ高さに位置させた際には、上記第2移載手段は、物品を上記合流コンベヤの収容空間へひとつおきに移載するとともに、上記第1移載手段は、物品を上記第2移載手段が移載しない収容空間へ移載することを特徴としている。
また上記昇降手段が上記第1中間コンベヤを合流コンベヤと同じ高さに位置させた際には、上記第2移載手段は、物品を上記合流コンベヤの収容空間へひとつおきに移載するとともに、上記第1移載手段は、物品を上記第2移載手段が移載しない収容空間へ移載することができるので、第1移載手段からの物品と第2移載手段からの物品とを上記合流コンベヤに交互に移載することができる。
上記物品移送装置1の図示左方に隣接する上流側には、アイスキャンディーを袋詰めする図示しない2台の包装装置が設けられ、図示右方に隣接する下流側には、所定個数の物品2をケースに箱詰めする図示しないケーサが設けられている。そして物品移送装置1は、上記包装装置より供給される物品2を所定個数ずつに集積し、これを上記ケーサへと移送する装置となっている。
上記物品移送装置1は、上記包装装置からの物品2を搬送する2つの第1、第2供給コンベヤ3A,3Bと、該第1、第2供給コンベヤ3A,3Bより供給された物品2を所定個数に集積する2つの第1、第2集積移載手段4A,4Bと、該第1、第2集積移載手段4A,4Bが集積した物品2を搬送する平行に設けられた2つの第1、第2中間コンベヤ5A,5Bと、上記第1、第2中間コンベヤ5A,5Bの間に設けられた合流コンベヤ6と、上記第1、第2中間コンベヤ5A,5Bに沿って設けられるとともに該第1、第2中間コンベヤ5A,5B上の物品2を押圧して合流コンベヤ6上に移載する2つの第1、第2移載手段7A,7Bとを備えている。
そして、図2は上記第1供給コンベヤ3A、第1集積移載手段4A、第1中間コンベヤ5A、第1移載手段7Aの正面図を、図3は上記第1集積移載手段4Aにおける上記第1供給コンベヤ3A側の拡大図を、図4は上記第1集積移載手段4Aおよび上記第1中間コンベヤ5Aの上流側の拡大図を、図5は上記第1集積移載手段4Aおよび第1中間コンベヤ5Aの上流側の平面図を、図6は上記第1移載手段7Aの正面図を、図7は上記第1移載手段7Aの側面図を、図8は第1、第2中間コンベヤ5A,5Bおよび合流コンベヤ6の側面図をそれぞれ示している。
なお、上記第2供給コンベヤ3B、第2集積移載手段4B、第2中間コンベヤ5B、第2移載手段7Bについては、構成が同様であるため詳細な説明は省略する。
また上記第1、第2供給コンベヤ3A,3Bには、それぞれ物品2の棒2aが同じ方向に突出するように載置されるようになっており、上記合流コンベヤ6に移載された際に全ての物品2が同じ方向を向くようになっている。
図3に示すように、押圧コンベヤ11は、略3角形に配置されたベルトコンベヤ15と、上記ベルトコンベヤ15の上方に設けられて上記物品2を載置する載置プレート16と、上記ベルトコンベヤ15に等間隔に設けられた可倒式押圧部材17と、該可倒式押圧部材17の移動に伴って該可倒式押圧部材17を起立状態と倒伏状態とに切り換える図示しないカム機構とから構成されている。
上記ベルトコンベヤ15は、その上部において上記可倒式押圧部材17を水平に移動させるように設けられ、上記載置プレート16はこのベルトコンベヤ15よりも上方に離隔した位置に設けられている。
また上記載置プレート16は、上記第1供給コンベヤ3Aの搬送面よりも下方に設けられており、第1供給コンベヤ3Aによって搬送された物品2は、該第1供給コンベヤ3Aと押圧コンベヤ11の間に設けられたスロープ18を介してこの載置プレート16上に落下するようになっている。
上記カム機構は、上記可倒式押圧部材17に設けた図示しないカムフォロアと、ベルトに沿って設けた図示しないカムとから構成されており、カムの位置に応じて可倒式押圧部材17が起立状態または倒伏状態となるようになっている。
具体的には、上記第1供給コンベヤ3Aに隣接する位置から上記アキュームコンベヤ12に隣接する位置にかけて、カム機構は可倒式押圧部材17を起立状態に維持するようになっており、その際可倒式押圧部材17の先端は上記載置プレート16よりも上方に突出して、物品2を後方から押圧するようになっている。
そして可倒式押圧部材17がアキュームコンベヤ12に隣接した位置に達すると、上記カム機構がばねの付勢力に抗して可倒式押圧部材17を倒伏状態とし、可倒式押圧部材17の先端が上記アキュームコンベヤ12に干渉しないようにしている。
上記フレーム21は上下方向に長く形成されており、その上端および下端に上記ベルト22を張設するためのスプロケット21aがそれぞれ2組ずつ設けられている。そして上記ベルト22はこの上記4つのスプロケット22によって上下に長い長方形に張設されるようになっている。
また、上記フレーム21は図示しないスライドレール等によって上下に昇降するようになっており、図2の実線で示す上昇端と、破線で示す下降端との間で昇降可能となっている。
上記2本のベルト22は平行に設けられており、上記プーリー21A,23Bはそれぞれアキュームコンベヤ12の本体部に固定された図示しないモータによって駆動され、一方のベルト22を駆動するプーリー23Aは上記押圧コンベヤ11側に設けられている、他方のベルト22を駆動するプーリー23Bは上記回転集積手段14側に設けられている。
上記押圧コンベヤ11のプーリー23Aは、各収容手段24を上記押圧コンベヤ11と同期するように移動させ、押圧コンベヤ11から各収容手段24に物品2が収容されると、収容手段24をひとつ分だけ上昇させて新たな収容手段24を供給位置に位置させるようになっている。
一方、上記回転集積手段14側のプーリー23Bは、各収容手段24を上記回転集積手段14と同期するように移動させ、上記受け渡しプッシャ25が各収容手段24に収容された物品2を回転集積手段14に受け渡すと、収容手段24をひとつ分またはふたつ分だけ下降させて2つの新たな収容手段24を受け渡し位置に位置させる。
このようにしてプーリー23A,23Bが収容手段24を移動させることにより、上記ベルト22における上記供給位置から受け渡し位置までの間に位置する収容手段24の数が増減することから、当該位置の間のベルト22の長さが変化して上記フレーム21を昇降させて、物品2の供給量と受け渡し量とを調整するようになっている。
つまり、上記押圧コンベヤ11からの物品2の供給量が上記回転集積手段14への受け渡し量よりも多い場合、供給位置から受け渡し位置までの間に位置する収容手段24の数が多くなるため、上記フレーム21が上昇することとなる。
逆に、上記押圧コンベヤ11からの物品2の供給量が上記回転集積手段14への受け渡し量よりも少ない場合、供給位置から受け渡し位置までの間に位置する収容手段24の数が少なくなるため、上記フレーム21が下降することとなる。
上記開閉部材27の先端には載置部材26に向けて凸部27aが形成されており、開閉部材27が閉鎖されている状態において、物品2がこの凸部27aに当接することにより外側に脱落してしまうのを防止するようになっている。
そして上記収容手段24が上記供給位置に位置すると、該供給位置に設けられたカムに上記開閉部材に設けたカムフォロアが係合するようになっており、上記ばね28の付勢力に抗して上記開閉部材27が開き、上記押圧コンベヤ11によって押圧された物品2が収容されるようになっている。
一方、上記収容手段24が上記受け渡し位置に位置すると、上記ばね28の付勢力によって開閉部材27は閉鎖状態を維持しようとするが、受け渡しプッシャ25が物品2を押圧することで上記開閉部材27を開き、該物品2を上記回転集積手段14へと受け渡すようになっている。
なお上記収容手段24は、ベルト22によって搬送されて上記供給位置から受け渡し位置に移動すると、上記載置部材26と開閉部材27とが上下逆転するため、その際には上記開閉部材27に上記物品2が載置されるようになっている。
図5に示すように、受け渡しプッシャ25の先端は通常、ベルト22と物品2との間に上記収容手段24と干渉しないように停止しており、上記収容手段24が上記受け渡し位置に停止すると、受け渡しプッシャ25が上記収容手段24に収容された物品2を上記回転集積手段14へと押圧して排出するようになっている。
また上記受け渡しプッシャ25は交換可能となっており、図3では上記受け渡し位置に上下に整列した2つの収容手段24から上下2段の物品2を排出させるようになっているが、後述するように上記回転バケット13に対してそれぞれ物品2を1段だけ受け渡すことも可能となっている。
その際、第1集積移載手段4Aの受け渡しプッシャ25は、受け渡し位置に位置している上方の収容手段24から物品2を排出させ、第2集積移載手段4Bの受け渡しプッシャ25は、下方の収容手段24から物品2を排出させるようになっている。
図5に示すように、上記モータ31の回転軸は搬送方向に直交するように設けられており、回転ホイール32を回転させることで上記回転バケット13を上記第1アキュームコンベヤ12の受け渡し位置に隣接した位置から、上記第1中間コンベヤ5Aに隣接した位置まで循環搬送するようになっている。
上記回転バケット13は、図3、図4に示すように、それぞれ5個の物品2を1列に収容するポケット13aを2つ備えており、上記アキュームコンベヤ12の受け渡し位置に隣接した位置と、上記第1中間コンベヤ5Aに隣接した位置とでは、上記ポケット13aは上下に2段整列するとともに、該ポケット13aに収容された物品2が水平方向に整列するようになっている。
上記ポケット13aの部分は軟質のウレタン等によって製造され、上記アキュームコンベヤ12の受け渡しプッシャ25が物品2を押圧すると、上記物品2がポケット13aを変形させながら圧入され、ポケット13aの内部で移動しないように保持されるようになっている。
また、図5に示すように、上記回転バケット13には上記迎えガイド33や排出プッシャ34の移動を許容する複数のスリット13bが物品2の圧入される方向に形成されている。
上記回転ホイール32が回転する間、迎えガイド33は上記回転バケット13の回転軌跡の内側に位置するようになっており、一方上記物品2が回転バケット13のポケット13aに供給される際には、上記回転バケット13のスリット13bに沿ってアキュームコンベヤ12側に移動し、その後上記受け渡しプッシャ25が押圧する物品2がポケット13aの内部で傾かないよう、物品2の前方に当接した状態で後退するようになっている。
上記回転ホイール32が回転する間、排出プッシャ34は上記回転バケット13の回転軌跡の内側に位置するようになっており、一方上記物品2を回転バケット13のポケット13aから上記第1中間コンベヤ5Aに排出する際には、上記回転バケット13のスリット13bに沿って第1中間コンベヤ5A側に移動することにより、物品2を後方から押圧するようになっている。
特に、上記回転バケット13の上下2段のポケット13aに物品2が収容されている際には、上記排出プッシャ34は上下2段の物品2を同時に後方から押圧するため、物品2は2段に積層された状態で排出されるようになっている。
上記排出ガイド35は、上記保持部材38に固定されたモータ39によって揺動されるアーム40の先端に設けられており、該モータ39およびアーム40は上記回転バケット13に干渉しないよう、回転ホイール32の反対側に設けられている。
そして排出ガイド35は、上記回転バケット13のポケット13aより物品2を排出する際には、上記アーム40がモータ39によって揺動することで閉鎖状態となり、上記排出プッシャ34が押圧する物品2の前方に当接して物品2の傾きを防止するようになっている。
一方、上記回転ホイール32が回転する間、排出ガイド35は開放状態となって、上記回転バケット13と干渉しないようにその回転軌跡の外側に位置するようになっている。
また第1、第2中間コンベヤ5A,5Bのうち、第1中間コンベヤ5Aは図8に示す昇降手段44によって昇降可能に設けられている。
搬送方向に隣接するフィンガー42の間には、上記回転バケット13より排出された物品2を載置するための収容空間が形成され、本実施例では5個の物品2が整列した長さと略同じ間隔となっている。
また上記フィンガー42には、上記回転集積手段14における上記排出ガイド35および渡し板43と干渉しないように複数のスリット42aが形成されている。
上記渡し板43は、上記回転バケット13の先端部から、ベルトコンベヤ41の搬送面の間に設けられており、回転バケット13より排出される物品2をベルトコンベヤ41上に移載する際に、該渡し板43上を物品2が移動するようになっている。
また渡し板43には、上記フィンガー42に干渉しないよう、複数のスリット43aが形成されている。
また上記昇降手段44は上記ベルトコンベヤ41とともに上記渡し板43も昇降させるようになっており、上昇位置では該渡し板43の搬送面が上記回転バケット13における上段のポケット13aの高さに位置するようになっており、下降位置では下段のポケット13aの高さに位置するようになっている。
搬送方向に隣接するフィンガー46の間には、上記第1、第2中間コンベヤ5A,5Bのフィンガー42と同様、物品を収容するための収容空間が形成され、該収容空間の間隔は第1、第2中間コンベヤ5A,5Bの収容空間と同じ間隔となっている。
そして、上記合流コンベヤ6は上記第1、第2中間コンベヤ5A,5Bと同期運転されるようになっており、第1、第2中間コンベヤ5A,5Bのフィンガー42と、合流コンベヤ6のフィンガー46とが搬送方向に対して直交する方向に一直線に整列した状態で移動し、このため第1、第2中間コンベヤ5A,5Bおよび合流コンベヤ6の収容空間が搬送方向に対して直交する方向に整列するようになっている。
上記移載プッシャ51は、上記第1中間コンベヤ5Aに設けられた2枚のフィンガー42の間を移動可能な長さを有しており、該移載プッシャ51は物品2の搬送方向に向けて2枚設けられている。
このような構成により、上記プッシャ51が移動手段52によって移動すると、第1中間コンベヤ5Aにおける2つの収容空間の物品2を同時に合流コンベヤ6の2つの収容空間へと移載することが可能となっている。
この移載プッシャ51は、後に詳述するように、ケーサにおいて収容する物品2の種類に応じて枚数や位置を異ならせることが可能となっており、具体的には図9および図10に示すように物品2の搬送方向に沿って2枚ないし4枚設けることが可能となっている。
上記第1移動機構54は、図示しないモータと該モータによって駆動されるボールねじ54aとから構成されており、上記保持部材55に設けたナット55aを物品2の搬送方向に移動させて、上記保持部材55ごと移載プッシャ51を移動させるようになっている。
上記第2移動機構56は、上記保持部材55に固定されたモータ56aと、該モータ56aによって駆動されるボールねじ56bとから構成され、上記第1スライドレール57の下端部に設けたナット57aを物品2の搬送方向に直交する方向に移動させて、該第1スライドレール57ごと移載プッシャ51を移動させるようになっている。
上記移動部材59は、第2移動機構56によって上記第1スライドレール57と一体的に物品2の搬送方向に直交する方向に移動し、その際移動部材59は上記第2スライドレール60に沿って移動するようになっている。
このとき、上記モータ61が上記アーム62を揺動させて上記カムフォロア63を昇降させると、上記第2スライドレール60と一体的に移動部材59が昇降するようになっている。
そして押圧した物品2が第1中間コンベヤ5Aから合流コンベヤ6上に移載されると、移載プッシャ51は上記昇降機構58によって上記フィンガー42に干渉しない高さまで上昇され、その後上記第1、第2移動機構54,56によって、再び第1中間コンベヤ5Aにおける合流コンベヤ6とは反対側の位置に復帰するようになっている。
上記ならし手段53は、上記第1移動機構54に沿って上記移載プッシャ51と間隔を保ちつつ第1中間コンベヤ5Aの搬送方向に沿って進退動し、また上記昇降機構58を構成する第1スライドレール57に沿って昇降するようになっている。
そして上記ならし部材66は、上記第1中間コンベヤ5Aを搬送される物品2の上方から当接するようになっており、その状態で上記エアシリンダ65により前後に移動されると、上記回転バケット13より第1中間コンベヤ5Aに供給された際に乱れた物品2の整列状態が整えられるようになっている。
最初に、物品2を上記第1供給コンベヤ3Aから上記第1中間コンベヤ5Aまで搬送する際の動作について説明し、第2供給コンベヤ3Bから上記第2中間コンベヤ5Bまで搬送する際の動作については省略する。
図2に示すように、上記第1供給コンベヤ3Aは物品2を所定の間隔で搬送しており、その下流端から物品2はスロープ18を介して上記第1集積移載手段4Aを構成する押圧コンベヤ11に落下する。
このようにして物品2が押圧コンベヤ11の載置プレート16上に落下すると、図3に示すように上記ベルトコンベヤ15に設けた可倒式押圧部材17が載置プレート16の下方から突出して、物品2をひとつずつ後方から押圧する。
上記アキュームコンベヤ12は上記収容手段24を上記押圧コンベヤ11に隣接した供給位置に停止させており、具体的には上記載置プレート16の高さに上記収容手段24の載置部材26が位置するようになっている。
上記収容手段24は、上記供給位置において上記開閉部材27に設けたカムフォロアがカムに係合することで開放状態となるため、この状態で上記可倒式押圧部材17が物品2を押圧することで、物品2が載置部材26と開閉部材27との間に収容されるようになっている。
物品2が収容されると、上記プーリー23Aがベルト22を駆動して収容手段24を上方に移動させ、これにより上記カムフォロアがカムから離脱して、上記開閉部材27はばね28の付勢力によって物品2を脱落しないように保持する。
その後、上記プーリー23Aは収容手段24をひとつずつ間欠的に移動させて新たな収容手段24を上記供給位置に移動させ、各収容手段24にそれぞれひとつの物品2を収容させる。
これにより、上記回転バケット13における上下複数段のポケット13aの開口部は、上記受け渡し位置で上下に整列した各収容手段24の高さ位置に一致することとなる。
すると、上記受け渡しプッシャ25が2つの収容手段24に収容された物品2を後方から押圧し、これにより上下2つの収容手段34から2つの物品2が同時に回転バケット13における上下2段のポケット13aに受け渡されることとなる。
一方、回転集積手段14の迎えガイド33は、回転バケット13のスリット13bに沿って物品2の移動方向の前方に当接する位置まで移動しており、その後物品2が受け渡しプッシャ25によって押圧されると、これに同期して前方に移動し、受け渡しプッシャ25と迎えガイド33との間で物品2が傾くのを防止する。
このようにして上下2段の物品2が収容手段24から回転バケット13に受け渡されると、上記回転バケット13は停止した状態を維持する一方、上記プーリー23Bがベルト22を駆動して収容手段24を間欠的に2つ分移動させ、新たな物品2を上記受け渡し位置に位置させる。
そして上記受け渡しプッシャ25が作動して、再び上下2段の物品2を回転バケット13に受け渡す動作を行い、上下2段のポケット13aにそれぞれ3個ずつ物品2を収容させる。
続いて、上記プーリー23Bはベルト22を駆動して収容手段24を間欠的にひとつ分移動させ、上段のポケット13aの位置に物品2を収容した収容手段24が位置すると、上記受け渡しプッシャ25がこの収容手段24の物品2を回転バケット13の上段のポケット13aに受け渡し、これを2回繰り返す。
その結果、上記回転バケット13のポケット13aには、下段に3個、上段に5個の物品2が収容されることとなる。
このとき、上記プーリー23A、23Bは個別に上記ベルト22を駆動するため、物品2の供給量と受け渡し量とのバランスが取れない場合であっても、供給位置から受け渡し位置の間に位置する収容手段24の数が変動するのに応じて上記フレーム21が昇降するため、上記押圧コンベヤ11や回転集積手段14の動作が妨げられないようになっている。
その際、回転バケット13は回転により上下が反転されるため、下段のポケット13aに5個の物品2が収容され、上段のポケット13aに3個の物品2が収容されることとなる。
この状態で、上記排出プッシャ34が回転バケット13内の物品2を押圧し、閉鎖状態となった上記排出ガイド35が物品2の前方に当接した状態で移動する。
その結果、回転バケット13に形成された2段のポケット13aに受け渡された物品2は、該回転バケット13から2段に積層された状態で排出されることとなり、該物品2は上記渡し板43を介して第1中間コンベヤ5A上に移載される。
このとき、排出プッシャ34の位置と第1中間コンベヤ5Aのフィンガー42の位置とは同期しており、下段に位置する5個の物品2が隣接する2つのフィンガー42の間に供給されるようになっている。
そして上記排出プッシャ34と排出ガイド35とが物品2を第1中間コンベヤ5Aまで移動させると、上記排出ガイド35が開放状態となるとともに、上記排出プッシャ34は回転バケット13の回転軌跡の内側まで退避し、上記排出ガイド35は回転軌跡の外側に退避する。
さらに、物品2が上記移載プッシャ51の位置まで搬送されると、移載プッシャ51は上記移動手段52によって物品2に追従しながら搬送方向に移動しつつ、搬送方向に直交する方向に移動して第1中間コンベヤ5A上の物品2を2段に積層された状態を維持したまま合流コンベヤ6上へと移載する。
このとき、第1中間コンベヤ5Aと上記合流コンベヤ6とは同期運転されており、これらに設けたフィンガー42、46の位置が一致していることから、フィンガー42の間に位置する物品2は2段に積層された状態を維持したまま、合流コンベヤ6のフィンガー46の間に移載されることとなる。
一方、第2中間コンベヤ5Bも上記合流コンベヤ6と同期運転されていることから、該第2中間コンベヤ5Bのフィンガー42の間に位置する物品2は、2段に積層された状態を維持したまま、合流コンベヤ6のフィンガー46の間に移動されることとなる。
なお、図9、図10において、第1、第2中間コンベヤ5A,5Bが搬送する複数の物品2はまとめて長方形で表示するものとし、さらに第1中間コンベヤ5Aが搬送する物品2には丸印を、第2中間コンベヤ5Bが搬送する物品2には×印を付すものとする。
最初に第1実施例にかかる図9は、上述したように上記回転バケット13の2つのポケット13aにそれぞれ物品2が収容され、第1、第2中間コンベヤ5a,5bにはそれぞれ2段に積層された物品2が供給されている場合の動作を説明するものとなっている。
このとき、上記第1、第2集積移載手段4A,4Bにおけるアキュームコンベヤ12の受け渡しプッシャ25は、上記受け渡し位置に停止した上下2つの収容手段24に収容された2段の物品2を押圧して、回転バケット13に物品2を2段に積層した状態で収容するようになっている。
また、上記第1中間コンベヤ5Aは上記昇降手段44によって下降位置に下降しており、第1中間コンベヤ5Aの搬送面と第2中間コンベヤ5Bおよび合流コンベヤ6の搬送面とは同じ高さとなっている。
さらに図9に示すように、上記第1移載手段7Aの移載プッシャ51と、第2移載手段7Bの移載プッシャ51とは、それぞれ搬送方向に対して同じ位置に設けられている。
かつ、第1、第2中間コンベヤ5A,5Bには、上記物品2が搬送方向に直交した方向に整列しないよう、交互に物品2が搬送されるようになっている。
この状態で第1、第2移載手段7A,7Bの移載プッシャ51がそれぞれ第1、第2中間コンベヤ5A,5Bの物品2を合流コンベヤ6に向けて押圧すると、合流コンベヤ6における各フィンガー46の間に形成された収容空間に連続して物品2が移載されることとなる。
その結果、合流コンベヤ6は2段に積層された物品2を連続して上記ケーサへと搬送することが可能であり、本実施例の物品移送装置1によれば、上記回転バケット13において物品2を2段に積層した状態で集積することができることから、上記合流コンベヤ6から上記ケーサへと2段に積層した状態で物品2を供給することができる。
なお、第1、第2移載手段7A、7Bの移載プッシャ51をそれぞれ2つ配置して、上記合流コンベヤ6において両側から物品2を挟持するようにしているので、移載時に物品2の姿勢が崩れるのを抑えることができる。
上記第1実施例では、物品2を2段に集積した状態で第1、第2中間コンベヤ5A、5Bへ受け渡し、その状態を維持したまま合流コンベヤ6へ移載していたが、第2実施例では、物品2を1段に集積した状態で第1、第2中間コンベヤ5A、5Bへと受け渡し、合流コンベヤ6において物品2を2段に積層させるようになっている。
このような第2実施例は、例えば上記第1、第2供給コンベヤ3A,3Bがそれぞれ異なる種類の物品2、例えば味や色が異なるアイスキャンディーを搬送し、上記ケーサではこの味や色の異なるアイスキャンディーをひとつのケースに収容する場合に使用される。
そしてこの第2実施例において、第1集積移載手段4Aにおけるアキュームコンベヤ12の受け渡しプッシャ25は、2つ同時に押圧する形態から回転バケット13の下段に位置する物品2のみを押圧する形態の受け渡しプッシャ25へと交換され、第2集積移載手段4Bにおけるアキュームコンベヤ12の受け渡しプッシャ25は、2つ同時に押圧する形態から回転バケット13の上段に位置する物品2のみを押圧する形態の受け渡しプッシャ25へと交換される。
また、上記第1中間コンベヤ5Aは上記昇降手段44によって上昇しており、第1中間コンベヤ5Aの搬送面は第2中間コンベヤ5Bおよび合流コンベヤ6の搬送面よりも高い位置に位置し、上記渡し板43の搬送面は、上記回転バケット13における上段のポケット13aの高さに位置している。
さらに、図10に示すように、上記第1、第2移載手段7A、7Bは、搬送方向に整列した位置にそれぞれ4つの移載プッシャ51を備えている。
一方上記第2集積移載手段4Bでは、回転バケット13の上段のポケット13aにのみ物品2が収容されるようになっており、該回転バケット13が回転して第2中間コンベヤ5Bに隣接した位置に位置すると、物品2は回転バケット13の下段側に位置することととなり、そのまま第2中間コンベヤ5B上に移載される。
つまり、この図10に示す動作においては、第1、第2中間コンベヤ5A,5Bのいずれにおいても、物品2は2段に積層されておらず、1段だけで搬送されるようになっている。
本実施例においては、上記第2中間コンベヤ5Bに対して先に物品2が移載されるようになっており、具体的には上記第1中間コンベヤ5Aよりも2つの収容空間分だけ先に物品2が移載されるようになっている。
このため、第2中間コンベヤ5Bによって搬送された物品が上記第2移載手段7Bにおける4枚の移載プッシャ51のうち上流側に位置する2枚の移載プッシャ51の位置に差し掛かると、上記合流コンベヤ6には最初に第2中間コンベヤ5B上の物品2だけが移載されることとなる(図10(a))。
その後、移載プッシャ51が合流コンベヤ6の反対側へと退避し、第1、第2中間コンベヤ5A,5Bによって搬送される下流端の物品2に隣接した位置へと復帰する(図10(b))。
そして、上記第1、第2移載手段7A,7Bの移載プッシャ51が再度搬送方向に沿って移動しながら合流コンベヤ6に向けて移動すると、第1移載手段7Aの移載プッシャ51が物品2を合流コンベヤ6に向けて押圧する。
ここで、上記第1中間コンベヤ5Aは、上記昇降手段44によって上昇位置に位置していることから、第1移載手段7Aの移載プッシャ51が押圧した物品2は、直前に第2移載手段7Bが合流コンベヤ6上に移載した物品2の上段に移載されることとなる(図10(c))。
なお、この物品2が積層される位置の上流では、上述したように第2移載手段7Bによって第2中間コンベヤ5B上の物品2が合流コンベヤ6上に移載されている。
このように、本実施例によれば、第1、第2中間コンベヤ5A,5Bによって搬送された物品2を合流コンベヤ6において積層させることができ、第1、第2中間コンベヤ5A,5Bが異なる種類の物品2を搬送した場合においても、これを合流コンベヤ6において積層させることができる。したがって、ケーサにおいて異なる種類の物品2をケースに収容することができる。
3A,3B 第1、第2供給コンベヤ 4A,4B 第1、第2集積移載手段
5A,5B 第1、第2中間コンベヤ 6 合流コンベヤ
7 第1、第2移載手段 12 アキュームコンベヤ
13 回転バケット 13a ポケット
14 回転集積手段 24 収容手段
44 昇降手段
Claims (1)
- 物品を搬送する平行に配置された第1中間コンベヤおよび第2中間コンベヤと、これら第1、第2中間コンベヤの間に配置された合流コンベヤと、上記第1中間コンベヤ上の物品を押圧して合流コンベヤ上に移載する第1移載手段と、上記第2中間コンベヤ上の物品を押圧して合流コンベヤ上に移載する第2移載手段とを備え、
上記第1、第2中間コンベヤおよび上記合流コンベヤは、それぞれ物品を収容する収容空間を搬送方向に沿って複数備えるとともに、該第1、第2中間コンベヤおよび合流コンベヤはこれらの収容空間を整列させた状態で同期して移動させるようになっており、また上記第1中間コンベヤと上記合流コンベヤとを相対的に昇降させる昇降手段を設け、
上記昇降手段が上記第1中間コンベヤを合流コンベヤよりも上方に位置させた際には、上記第1移載手段は上記合流コンベヤ上を搬送される上記第2移載手段によって移載された物品の上段に物品を移載し、
上記昇降手段が上記第1中間コンベヤを合流コンベヤと同じ高さに位置させた際には、上記第2移載手段は、物品を上記合流コンベヤの収容空間へひとつおきに移載するとともに、上記第1移載手段は、物品を上記第2移載手段が移載しない収容空間へ移載することを特徴とする物品移送装置。
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