JP2022108545A - 物品処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の物品を段積みして容器に収容することができる。【解決手段】物品処理装置10は、麺塊Nを搬送する第1搬送コンベヤ12と、その下流に配置される反転ボックス16と、麺塊Nを反転ボックス16へ供給する物品供給装置14と、反転ボックス16上の麺塊Nに上方から容器Cを被せる容器供給装置18とを備える。麺塊Nに容器Cを被せた状態で反転ボックス16を回転させることで容器C内に麺塊Nを収容し、下流の第2搬送コンベヤ20に容器Cを受け渡す。反転ボックス16は、麺塊Nを収容可能な凹部16Rと、凹部16R内に設けられ麺塊Nを載置する載置プレート16Pと、載置プレート16Pを凹部16Rの開口部に対して進退動させる直動機構16Lとを備える。直動機構16Lは、載置プレート16Pを凹部16R内で複数の位置に位置させて、凹部16Rに複数個の麺塊Nを段積みする。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を容器に収容して受け渡す物品処理装置に関する。
従来のカップ麺製造ラインでは、搬送コンベヤからの麺塊を回転可能な台へと移載し、台上の麺塊に容器を被せ、この容器を台とともに反転することで麺塊を容器内に収容するとともに、麺塊が収容された容器を下流の搬送コンベヤへと受け渡す物品処理装置が知られている(特許文献1参照)。台の上下面には、麺塊の位置決めを行う凹部が設けられ、麺塊は水平方向に往復するプッシャによりその後縁を押され、搬送コンベヤから台上へと移載される。
特開2019-73300号公報
一方、複数の麺塊が収容された商品への需要もあるが、特許文献1の構成では対応することができない。
本発明は、複数の物品を段積みして容器に収容する物品処理装置を提供することを課題としている。
本発明の第1の発明である物品処理装置は、物品を搬送する第1搬送手段と、前記第1搬送手段の搬送経路の下流に配置され、物品を受け取る回転体と、物品を前記回転体へ供給する物品供給手段と、前記回転体上の物品に上方から容器を被せる容器供給手段と、前記回転体を回転させる回転手段とを備え、前記回転体上の物品に容器を被せた状態で前記回転体を回転させることにより容器内に物品を収容させて、下流の第2搬送手段に容器を受け渡す物品処理装置において、前記回転体が、前記物品を収容可能な凹部と、前記凹部内に設けられ物品を載置させる載置プレートと、前記載置プレートを前記凹部の開口部に対して進退動させる移動手段とを備え、前記移動手段は、前記載置プレートを前記凹部内で複数の位置に位置させて、前記凹部に複数個の物品を段積みすることを特徴としている。
本発明の第2の発明である物品処理装置は、第1の発明において、前記第1搬送手段の搬送経路上の物品の欠落の有無を検出する検出手段と、前記検出手段による検出位置よりも下流で、前記搬送経路に対して物品を給排する物品給排手段とを備え、前記物品給排手段は、前記検出手段により物品の欠落が検出された場合に、前記搬送経路に物品を供給し、または、前記搬送経路から物品を排出することを特徴としている。
本発明によれば、複数の物品を段積みして容器に収容する物品処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態であるカップ麺製造ラインの物品処理装置の構成を示す側面図である。 麺塊が反転ボックスの凹部を用いて段積みされる様子を時系列で示す反転ボックスの断面図である。 プッシャ移動装置およびガイド移動装置を用いて、第1搬送コンベヤ上の麺塊を順次反転ボックスに移載する動作を時系列で示す側面図である。 プッシャ移動装置およびガイド移動装置を用いて、第1搬送コンベヤ上の麺塊を順次反転ボックスに移載する動作を時系列で示す側面図である。 プッシャ移動装置およびガイド移動装置を用いて、第1搬送コンベヤ上の麺塊を順次反転ボックスに移載する動作を時系列で示す側面図である。 反転ボックス上に設けられる容器保持機構の構成およびその動作を示す平面図である。 第1搬送コンベヤの構造を示す側面図である。 第1搬送コンベヤの構造を示す部分的な平面図である。 麺塊を搬送経路から退避させる動作を時系列で示す第1搬送コンベヤの側面図である。 退避された麺塊を搬送経路に戻す動作を時系列で示す第1搬送コンベヤの側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態であるカップ麺製造ラインにおいて用いられる物品処理装置の構成を示す側面図である。
本実施形態のカップ麺製造ラインの物品処理装置10では、第1搬送コンベヤ(第1搬送手段)12により麺塊Nなどの物品が多列で供給される。第1搬送コンベヤ12の下流には、回転機構(回転手段)16M(図6参照)により回転軸16A周りに回転可能な反転ボックス(回転体)16が配置され、物品供給装置(物品供給手段)14により第1搬送コンベヤ12から渡板15を介して麺塊Nが受け渡される。
反転ボックス16には、1回の作業で複数(例えば2つ)の麺塊Nが受け渡され、後述するように反転ボックス16において段積みされる。段積みされた麺塊Nには、容器供給装置(容器供給手段)18により上方から容器Cが被せられる。反転ボックス16は、段積みされた麺塊Nに容器Cを被せた状態で反転(180°回転)される。これにより容器Cは正立され、麺塊Nが容器C内に段積みされた状態で収容される。その後、容器Cは容器受渡装置19により第2搬送コンベヤ(第2搬送手段)20へと受け渡される。なお、第2搬送コンベヤ20の下流では、更にカップ麺の具材や粉末スープなどのその他の充填物が容器Cへと投入される。
第1搬送コンベヤ12の両側には無端チェーン12Cが配置され、無端チェーン12Cの間には所定間隔で係合バー12Bが架け渡される。両無端チェーン12Cの上側のスパンの間には、それよりも僅かに低い位置に無端チェーン12Cに沿って複数の固定スライドバー12Sが水平に配置される。すなわち固定スライドバー12S上に置かれた麺塊Nは、その後縁が間欠的に移動する係合バー12Bにより押され、固定スライドバー12S上をスライドして下流側へと搬送される。
固定スライドバー12Sの下流端の先には、同じ高さで渡板15が隣接して配置される。渡板15の更に先には、略同じ高さで反転ボックス16の上面が隣接して配置され、第1搬送コンベヤ12の下流端付近に達した麺塊Nは、物品供給装置14により渡板15を介して反転ボックス16の上へと移載される。
物品供給装置14は、第1搬送コンベヤ12の下流側においてその上方に配置されるプッシャ移動装置22と、反転ボックス16よりも下流側においてその上方に配置されるガイド移動装置24とを備える。プッシャ移動装置22は、無端チェーン12Cよりも速く移動して、固定スライドバー12S上の各列の麺塊Nの後縁に係合し、麺塊Nを反転ボックス16に向けて押し出す複数のプッシャ22Pを備える。一方、ガイド移動装置24は、麺塊Nの前縁に係合して各列の麺塊Nを減速する複数のガイド24Gを備える。
プッシャ移動装置22は、サーボモータ22Mにより回転されるボールネジ22Bに螺合するナット22Nと、ナット22Nに設けられたロータリアクチュエータ22Rとを備える。プッシャ22Pは、その基端部がロータリアクチュエータ22Rに取り付けられ、サーボモータ22Mの回転により、麺塊Nの搬送方向に進退可能とされるとともに、ロータリアクチュエータ22Rの回転により、その下流側に向けた先端が上下に揺動可能である。
一方、ガイド移動装置24は、サーボモータ24Mにより回転されるボールネジ24Bに螺合するナット24Nと、ナット24Nに設けられたロータリアクチュエータ24Rとを備える。ガイド24Gは、その基端部がロータリアクチュエータ24Rに取り付けられ、サーボモータ24Mの回転により、麺塊Nの搬送方向に進退可能とされるとともに、ロータリアクチュエータ24Rの回転により、その上流側に向けた先端が上下に揺動可能である。
反転ボックス16は、回転軸16Aの周りに回転可能であり、本実施形態では、180°を単位に回転される。反転ボックス16の相対する2つの面には、第1搬送コンベヤ12から供給される複数の麺塊Nを段積みするための凹部16Rが麺塊Nの搬送列に対応する数設けられる。
反転ボックス16の上方には、容器供給装置18が配置される。容器供給装置18は、正立状態で積み重ねられた容器Cを保持するマガジン18Cと、マガジン18Cに保持される容器Cの底面を先端に設けた吸盤で吸着・保持し、図示しない回転軸の回転により保持した容器Cを反転した後、反転ボックス16に置かれた麺塊Nの上に被せる供給アーム18Aを備える。
第1搬送コンベヤ12および反転ボックス16の下方には、容器受渡装置19が配置され、その下方に第2搬送コンベヤ20が配置される。容器受渡装置19は、反転ボックス16に保持され、複数の麺塊Nが収容された容器Cを第2搬送コンベヤ20に設けられるリテーナ20Rへと受け渡すための装置であり、各容器Cを把持する開閉アーム19Aを備える。
開閉アーム19Aは、アーム昇降機構19Eにより昇降可能であり、反転ボックス16に保持されていた容器Cを各々把持し下降して、第2搬送コンベヤ20のリテーナ20Rに設けられた複数列分の穴にそれぞれ挿入する。第2搬送コンベヤ20の容器Cの受取位置には容器下降機構20Eが設けられる。容器下降機構20Eはリテーナ20Rの各穴に挿入された容器Cの底面を支持できるように配置される。容器Cは例えば円錐台形状を呈し、リテーナ20Rの穴の内径は、容器Cの最大外径よりも僅かに小さく、容器下降機構20Eにより容器Cが下降されると、容器Cの側面がリテーナ20Rの穴に嵌合する。なお、反転ボックス16上の麺塊Nに被せられた容器Cは、後述する容器保持機構26により、反転ボックス16の反転時においても反転ボックス16上に保持される。
次に、図2~図5を参照して反転ボックス16上における複数の麺塊Nの段積み処理動作について説明する。なお、図3~図5においては、便宜的に上側の凹部16Rのみが示され、下側の凹部16Rは省略されている。
図2は、2つの麺塊N1、N2が反転ボックス16の凹部16Rを用いて段積みされる様子を時系列で示す反転ボックス16の断面図である。一方、図3~図5は、物品供給装置14のプッシャ移動装置22およびガイド移動装置24を用いて、第1搬送コンベヤ12上の麺塊N1、N2を順次反転ボックス16に移載する動作を時系列で示す側面図である。
反転ボックス16は、第1搬送コンベヤ12上を搬送される麺塊Nの列数に対応する幅を有する横長の直方体形状を呈し、その中心には長手方向軸に沿って回転軸16Aが設けられる。反転ボックス16の相反する2つの面には、麺塊Nの各列に対応する凹部16Rが長手方向に沿って設けられる。なお、本実施形態において凹部16Rは底面が円形の円筒形状を呈する。
本実施形態の反転ボックス16では、麺塊N(N1、N2)が2段積みされるため、凹部16Rの深さは麺塊Nの厚さよりも僅かに深く設定される。各凹部16R内には、反転ボックス16内に内蔵されたエアシリンダなどの直動機構(移動手段)16Lにより凹部16R内を上下する円盤状の載置プレート16Pが配置される。なお、直動機構16Lにより、載置プレート16Pは図2(b)に示される凹部16Rの底面に隣接する位置から図2(c)に示される凹部16Rの開口部よりも僅かに高い位置までの間で進退動可能であり、後述するように複数の高さで停止可能である。なお、載置プレート16Pとしては、例えば表面に矩形の窪みを設けたものと円形の窪みを設けたものとを準備し、麺塊Nの形状に応じて着脱交換可能としてもよい。
図3(a)、(b)に示されるように、反転ボックス16には、第1搬送コンベヤ12から1段目の麺塊N1が始めに移載される。図3(a)は、ロータリアクチュエータ22Rによりその先端が下降されたプッシャ22Pが、ボールネジ機構22B、22Nにより反転ボックス16側へと移動され、1段目の麺塊N1がプッシャ22Pにより渡板15の上まで押し出された状態が示される。また、このときロータリアクチュエータ24Rによりガイド24Gの先端も下降されており、ガイド24Gの先端はボールネジ機構24B、24Nにより麺塊N1の前縁に当接しながら反転ボックス16側へと移動している。すなわち、麺塊N1は、プッシャ22Pおよびガイド24Gにより前後を挟まれた状態で渡板15上を反転ボックス16に向けて移動される。
同状態において、凹部16Rが設けられた反転ボックス16の一方の面は上方に向けられている。図2(a)に示されるように、上向きの凹部16Rの載置プレート16Pは、直動機構16Lにより凹部16Rの開口部よりも僅かに低い位置に配置される。すなわち、プッシャ22Pおよびガイド24Gにより反転ボックス16上へと移動された麺塊N1は、凹部16Rと載置プレート16Pにより形成される浅い窪みに落とし込まれることで位置決めされる(図2(a)、図3(b))。
1段目の麺塊N1の凹部16Rへの移動が完了すると、プッシャ22Pおよびガイド24Gは、ボールネジ機構22B、22N、24B、24Nによりその先端が、麺塊Nから僅かに離隔されるとともに、ロータリアクチュエータ22R、24Rにより、反転ボックス16上の麺塊N1や第1搬送コンベヤ12上の麺塊N2に干渉しない程度に僅かに持ち上げられ、第1搬送コンベヤ12に向けて移動される。すなわち、プッシャ22Pおよびガイド24Gは、2段目の麺塊N2をプッシャ22Pおよびガイド24Gで挟んで第1搬送コンベヤ12から渡板15を介して反転ボックス16上へと移動するため、第1搬送コンベヤ12側へと移動される。図4(a)には、プッシャ22Pおよびガイド24Gの移動が完了し、2段目の麺塊N2がプッシャ22Pおよびガイド24Gの先端で挟まれた状態が示される。この間に、直動機構16Lにより載置プレート16Pは、凹部16Rの底面近くまで下降され、これにより1段目の麺塊N1の上面が、図4(a)に示されるように、凹部16Rの開口部よりも僅かに低い位置に配置される。
1段目の麺塊N1と同様に、プッシャ22Pおよびガイド24Gにより反転ボックス16上へ移動された2段目の麺塊N2は、凹部16Rと1段目の麺塊N1の上面により形成される浅い窪みに落とし込まれることで位置決めされ、麺塊N1、N2は、凹部16Rにおいて段積みされる(図2(b)、図4(b))。
麺塊N1、N2の段積みが完了すると、プッシャ22Pおよびガイド24Gの先端が麺塊N2から僅かに離隔され持ち上げられるとともに、図5(a)に示されるように、それぞれ反転ボックス16から離隔した待機位置にまで移動される。すなわち、プッシャ22Pは麺塊Nの進行方向上流側へ、ガイド24Gは下流側へと移動される。また、このとき容器供給装置18の供給アーム18Aの吸盤により、マガジン18Cに保持される容器Cの底面が吸着され、反転ボックス16に段積みされた麺塊N1、N2の上に容器Cを被せるように反転される。
その後、図5(b)のように、容器供給装置18の供給アーム18Aにより容器Cが反転ボックス16の凹部16Rに段積みされた麺塊N1、N2に覆い被され、供給アーム18Aの吸盤による容器Cの吸着が解かれると、後述する容器保持機構26により反転ボックス16上の容器Cが反転ボックス16に保持される。また、このとき図2(c)、図5(b)に示されるように、載置プレート16Pが直動機構16Lにより凹部16Rの開口部よりも僅かに高い位置まで上昇され、段積みされた麺塊N1、N2が容器C内に収容される。
この後、反転ボックス16は、回転軸16Aを中心に180°回転されて正立し、段積みされた麺塊N1、N2は容器C内に落下する。また、これに並行して、プッシャ22Pとガイド24Gは、次の1段目の麺塊N1に対する第1搬送コンベヤ12から反転ボックス16への移載動作を開始する。すなわち、次の麺塊N1、N2は、反転された反転ボックス16の上面に位置し、上方に向けて開口する凹部16Rにおいて同様の工程により段積みされる。なお、載置プレート16Pは、反転ボックス16が再び反転されるまで開口部から僅かに高い位置に維持され、反転されると、図2(a)の状態に戻る。
図6は、反転ボックス16上に設けられる容器保持機構26の構成およびその動作を示す平面図である。なお容器保持機構26は、凹部16Rが設けられた反転ボックス16の各面に設けられ、本実施形態では相対する2つの面に設けられる。
容器保持機構26は、例えば反転ボックス16の上下面に、それぞれピボット軸26Pに軸支される支持アーム26Aを備える。支持アーム26Aは、麺塊Nの列数+1個分設けられる。支持アーム26Aは、隣り合う2つの支持アーム26Aにより、反転ボックス16上に載置される容器Cを挟むように配置される。各支持アーム26Aは、ピボット軸26Pの周りに回動自在であり、反転ボックス16の両端の支持アーム26Aを除き、支持アーム26Aの一方の端部が右側の容器Cに係合し、他方の端部が左側の容器Cに係合可能に構成される。
各支持アーム26Aの両端部において、それぞれに対して反対側の側辺には、覆い被せられた容器Cの周縁に係合する円弧形状の円弧部26Cが設けられる。これにより支持アーム26Aが、ピボット軸26P周りに回転されると、両端の円弧部26Cが各支持アーム26Aの左右に載置された2つ容器Cに係合される。容器Cの上端開口の周縁には、僅かに外方へ迫り出した外周縁部CEが形成されており、支持アーム26Aが容器Cに係合されると、各容器Cは、両側の支持アーム26Aの円弧部26Cにより、外周縁部CEに隣接した側面が両側から把持され、反転ボックス16上に固定される。すなわち、支持アーム26Aは、図6(a)に示される円弧部26Cを容器Cに係合して反転ボックス16上に保持する係合状態と、図6(b)に示される容器Cから円弧部26Cを離接させたリリース状態との間で切り替え可能である。
支持アーム26Aの駆動機構は、反転ボックス16の上下面の下、反転ボックス16内に、図6(a)、(b)において破線で示されるように配置される。ピボット軸26Pには、それぞれピボット軸26P周りに回動可能なレバー28Aの一端が取り付けられ、支持アーム26Aはレバー28Aと一体的にピボット軸26P周りに回動する。レバー28Aの他端は、反転ボックス16の長手方向(回転軸16A方向)に延在するリンクバー28Bにそれぞれ軸支される。
リンクバー28Bの一端は、ピボット軸28Pを中心に回動する操作レバー28Lの一方のアームに軸支され、同アームの先端には付勢部材としてのスプリング28Sが取り付けられる。また、操作レバー28Lにおいて、ピボット軸28Pを挟んだ反対側のアームの先端には、プッシャ手段30と係合可能なローラ28Rが設けられる。
スプリング28Sは、図6において時計回りに操作レバー28Lを付勢し、プッシャ手段30の先端ブロックが引き込まれた状態、すなわち、プッシャ手段30の先端ブロックとローラ28Rが離れた状態では、スプリング28Sの付勢力により操作レバー28Lが時計周りに回転され、リンクバー28Bは図面右側に動かされる。これにより各支持アーム26Aは時計回りに回転され、反転ボックス16上の両端の支持アーム26Aを除く全ての支持アーム26Aの両端の円弧部26Cが左右の容器Cの側面に押し当てられて係合状態(図6(a))となる。
一方、プッシャ手段30の先端ブロックが押し出されると、プッシャ手段30によりローラ28Rが右側へと押しやられ、スプリング28Sの付勢力に抗して操作レバー28Lが反時計周りに回転される。これによりリンクバー28Bが図面左側に動かされるとともに、各支持アーム26Aが反時計回りに回転され、支持アーム26Aの円弧部26Cが左右の側面から離接されて、容器Cを開放するリリース状態(図6(b))となる。
容器保持機構26により反転ボックス16の下面に保持された容器Cは、その後、容器受渡装置19(図1参照)の開閉アーム19Aにより把持され、容器保持機構26の支持アーム26Aにより保持される容器Cはリリースされる。すなわち、麺塊N1、N2が収容された容器Cは、反転ボックス16から容器受渡装置19へと受け渡される。開閉アーム19Aはアーム昇降機構19Eにより下降され、容器受取位置にある第2搬送コンベヤ20のリテーナ20Rの各穴に容器Cが挿入される。下降する容器Cの底面が容器下降機構20Eの台座に載せられると、開閉アーム19Aが開かれ、容器Cは容器下降機構20E上へと受け渡される。
容器Cを受け取った容器下降機構20Eは、台座を下降させ第2搬送コンベヤ20のリテーナ20Rの穴に容器Cを嵌合させる。この間、第2搬送コンベヤ20は停止されており、容器Cのリテーナ20Rへの投入が完了すると駆動され、空の状態の次のリテーナ20Rが容器受取位置まで移動され、次の容器Cの受渡が行われる。
次に図7~図10を参照して、本実施形態の第1搬送コンベヤ12の構造、および第1搬送コンベヤ12における麺塊搬送処理動作について説明する。
図7は、第1搬送コンベヤ12の構造を示す側面図である。また、図8は、第1搬送コンベヤ12の構造を示す部分的な平面図である。図7、図8に示されるように、第1搬送コンベヤ12は、搬送経路に沿って両側に無端チェーン12Cを備え、無端チェーン12Cには、所定間隔で係合バー12Bが搬送方向に直交して架け渡される。
上側を走行する両側の無端チェーン12Cよりも僅かに下方には、搬送方向に沿って延在する固定スライドバー12Sが、コンベヤ幅方向に所定間隔で配置され搬送経路を構成している。各麺塊Nは複数の固定スライドバー12S上に置かれ、無端チェーン12Cとともに走行される係合バー12Bにより各々後方から押され固定スライドバー12S上を間欠的に搬送される。固定スライドバー12Sは、麺塊Nの外寸法よりも広い間隔で上流側と下流側とに2分されており、固定スライドバー12Sが設けられていない区間Aには、固定スライドバー12Sの各々に対応して昇降スライドバー(物品給排手段)34が配置される。
昇降スライドバー34は、エアシリンダなどを用いた昇降装置(物品給排手段)36により昇降可能である。図7に示されるように、上昇位置において昇降スライドバー34は固定スライドバー12Sと同じ高さに配置されるとともに、図8(a)に示されるように前後の固定スライドバー12Sに対して一列に配置される。すなわち、区間Aよりも上流側の固定スライドバー12Sから搬送されてくる麺塊Nは、上昇位置にある昇降スライドバー34上を搬送され、区間Aの下流側の固定スライドバー12Sへと搬送される(図9(a)参照)。一方、下降位置にあっては、昇降スライドバー34は昇降スライドバー34上の麺塊Nが第1搬送コンベヤ12の搬送面よりも低い位置に退避される高さまで下降される(図9(b)参照)。なお、本実施形態では、各列の麺塊Nを3本のスライドバー12S、34でそれぞれ支持し、図8には、1列分のスライドバー12S、34(各3本)のみが示される。
区間Aよりも上流側の固定スライドバー12Sの下流端部には、移動スライドバー38が各固定スライドバー12Sを挟むように並列して配置される。移動スライドバー38は、固定スライドバー12Sと同じ高さに配置され、搬送面下に配置されるエアシリンダなどの直動装置40により搬送方向に進退自在とされる。
移動スライドバー38は、麺塊Nの各搬送列に対して一体的に構成される。例えば3本の固定スライドバー12Sにより、1つの搬送列を構成する図8の例では、3本の固定スライドバー12Sを交互に挟むように配置された4本の移動スライドバー38が支持部材38Aにより一体的に保持され、直動装置40により搬送列毎に独立して動作可能である。移動スライドバー38は、昇降スライドバー34が上昇位置にある通常の状態では、区間Aよりも上流側の待機位置に配置される(図8(a))。一方、昇降スライドバー34が下降位置に移動され、1つの麺塊Nが退避されると、移動スライドバー38は直動装置40により区間Aに押し出され、上流側の固定スライドバー12Sと下流側の固定スライドバー12Sの間を掛け渡し、麺塊Nの搬送を可能にする(図8(b))。
また、上流側の固定スライドバー12Sの上方には、例えば搬送列毎にカメラ(検出手段)42が配置される。本実施形態ではカメラ42で撮影される画像から各列において麺塊Nの抜けがないかが判定される。本実施形態では、昇降スライドバー34および移動スライドバー38が、この判定結果に基づき駆動され、以下に説明する麺塊待機処理が行われる。
次に図9、図10の側面図を参照して、本実施形態における麺塊待機処理について説明する。なお、図9は、麺塊を搬送経路から退避させる動作を時系列で示し、図10は、退避された麺塊を搬送経路に戻す動作を時系列で示す。
第1搬送コンベヤ12には、上流側の麺塊供給装置から各列に麺塊Nが順次連続的に供給されるが、欠落が生じる場合がある。本実施形態では、所定数、例えば2つの麺塊Nを段積みして容器Cに収容するため、欠落が生じるとその組では適正な段積みができない。本実施形態では、カメラ42で欠落が検出されると、その組に含まれる麺塊Nを昇降スライダバー34で下方に退避させ、同組に対しては容器供給装置18から容器Cを供給しない。退避された麺塊Nは、次にその列で欠落が検出されると、その位置に供給され欠落が補填される。以下、麺塊N1、N2が2段積みされる場合を例に説明を行う。
2段積みを行う場合、第1搬送コンベヤ12上では、1段目の麺塊N1と2段目の麺塊N2が交互に搬送される。図9(a)では、1段目、2段目の麺塊N1、N2が交互に区間Aよりも下流側の固定スライドバー12Sを搬送され、区間Aの昇降スライドバー34の上には、1段目の麺塊N1があり、その1つ上流側の係合バー12Bによって搬送されるはずの2段目の麺塊N2が欠落している。また、この2段目の麺塊N2が欠落した状態は、区間Aよりも上流側の固定スライドバー12Sの上方で、区間Aの1つ上流側の係合バー12Bが停止する位置の上方に配置されたカメラ42により検出される。
同じ組となる2段目の麺塊N2が欠落していると判定されると、昇降装置36により昇降スライドバー34が下降され、図9(b)に示されるように、昇降スライドバー34上の麺塊N1は、固定スライドバー12Sよりも下方に退避される。また、このとき退避位置にあった移動スライドバー38が直動装置40により区間Aに移動される。同状態は、次にこの列で麺塊Nの欠落が検出されるまで維持され、その後搬送される麺塊N1、N2は、区間Aでは移動スライドバー38の上を搬送される。上述したように、容器供給装置18は、退避された麺塊N1の組の麺塊Nが反転ボックス16に段積みされるタイミングで、その列に対応する容器Cを吸着せず供給を行わずスキップする。
なお、欠落している麺塊が1段目の麺塊N1である場合、昇降装置36は、その麺塊N1と組をなす上流側の2段目の麺塊N2が昇降スライドバー34上に移動したタイミングで昇降スライドバー34を下降させて、この麺塊N2を下方に退避させ、直動装置40により移動スライドバー38を区間Aに移動する。
図10(a)は、昇降スライドバー34により麺塊N(N1またはN2)が退避位置にあり、移動スライドバー38が区間Aにあるときに、区間Aの1つ上流側の係合バー12Bで搬送される麺塊N2の欠落がカメラ42により検出された状態が示される。図示例では、区間Aの移動スライドバー38上には1段目の麺塊N1がある。カメラ42において欠落が検出されると、移動スライドバー38上にあった1段目の麺塊N1が下流側の固定スライドバー12Sに乗り移ったタイミングで、図10(b)のように、直動装置40により移動スライドバー38が区間Aから上流側の退避位置(固定スライドバー12Sの下流端部)に移動される。そして、欠落した麺塊に対応する係合バー12Bが区間Aに到達する前に、昇降スライドバー34が昇降装置36により固定スライドバー12Sと同じ高さにまで上昇され、昇降スライドバー34上に保持されていた麺塊Nが、2段目の麺塊N2として列に戻されて、その後で区間Aに到達する係合バー12Bによって下流側へ搬送される。
以上のように、本実施形態によれば、複数の麺塊(物品)を正確に段積みして容器に収容することができる。また、本実施形態では、麺塊の供給に欠落があっても、人手を用いることなく、段積みがなされていない製品の発生を防止することができる。
なお、本実施形態では麺塊を容器に収容する場合を例に説明を行ったが、段積みされた状態で容器に収容される物品は麺塊に限られるものではない。また、本実施形態では2段積みを例に説明を行ったが、物品を3段以上段積みする構成でもよく、更に本実施形態の容器処理装置は、麺塊を載置させる際の載置プレートの位置を開口部よりも僅かに低い位置に固定することで、物品を段積みしない場合にも適用することができる。
また、段積みされる物品数が3段以上の場合には、直動機構による載置プレートの停止位置が追加される。載置プレートは、第1搬送コンベヤから移載される物品が、反転ボックス上で位置決めされ段積みされるのに適した高さに停止される。例えば、1段目の物品が移載されるとき、載置プレートは凹部開口部から僅かに低い位置に配置され、反転ボックス上面に僅かな窪みを形成する。これにより、移動されてくる1段目の物品は、この窪みに落とし込まれて位置決めが行われる。次に2段目の物品が移載されるときは、載置プレートは凹部内へと下降され、1段目の物品の頂面が凹部開口部から僅かに低い位置に配置され、反転ボックス上面に僅かな窪みを形成する。これにより、2段目の物品は、この窪みに落とし込まれて位置決めが行われ、1段目の物品の上に段積みされる。同様に3段目の物品を段積みするときには、載置プレートは更に凹部内へと下降され、2段目の物品の頂面が凹部開口部から僅かに低い位置に配置され、反転ボックス上面に僅かな窪みを形成して、この窪みに3段目の物品を落とし込ませる。また、反転ボックスを回転して段積みされた物品を容器内に収容する際の載置プレートの停止位置すなわち凹部開口部からの突出量は、段積みされる段数で変更可能としてもよい。
また、3段以上のN段に段積みする場合は、搬送経路に沿って連続してN-1セットの昇降スライドバーと移動スライドバーのセットを設けるように、固定スライドバーが設けられていない区間を設定し、最上流位置の区間の1つ上流側の係合バーの停止位置の上方に検出手段としてカメラを設けるようにする。このように物品給排手段を構成することによって、カメラにより物品の欠落が検出されると、3段以上のN段分の組をなす物品に対して、欠落数に応じて最大N-1個の物品を搬送経路に供給し、または、搬送経路から排出することができる。
本実施形態では、載置プレートの多段位置決めにエアシリンダを用いた直動装置を用いた例で説明を行ったが、サーボモータや、電動アクチュエータ、回転動作に連動するカム機構を用いる構成であってもよい。また、段積みされる物品や容器の断面形状は円形に限定されるものではなく、矩形やその他の形状であってもよい。さらに、反転ボックスの凹部の形状も円筒形状に限るものではない。
また、本実施形態では、反転ボックスの上下面のみを麺塊(物品)の載置部として利用したが、1つの面のみ、あるいは3つ以上の面を載置部として利用することもできる。なお、第1搬送コンベヤ、物品供給装置、反転ボックス、容器供給装置、容器保持機構、容器受渡装置、第2搬送コンベヤの動作は図示しない制御部により同期される。
10 物品処理装置
12 第1搬送コンベヤ(第1搬送手段)
14 物品供給装置(物品供給手段)
16 反転ボックス(回転体)
16A 回転軸
16L 直動機構(移動手段)
16M 回転機構(回転手段)
16P 載置プレート
16R 凹部
18 容器供給装置(容器供給手段)
20 第2搬送コンベヤ(第2搬送手段)
22 プッシャ移動装置(物品供給手段)
24 ガイド移動装置(物品供給手段)
34 昇降スライドバー(物品給排手段)
36 昇降装置(物品給排手段)
42 カメラ(検出手段)
C 容器
N 麺塊(物品)

Claims (2)

  1. 物品を搬送する第1搬送手段と、
    前記第1搬送手段の搬送経路の下流に配置され、物品を受け取る回転体と、
    物品を前記回転体へ供給する物品供給手段と、
    前記回転体上の物品に上方から容器を被せる容器供給手段と、
    前記回転体を回転させる回転手段とを備え、
    前記回転体上の物品に容器を被せた状態で前記回転体を回転させることにより容器内に物品を収容させて、下流の第2搬送手段に容器を受け渡す物品処理装置において、
    前記回転体が、
    前記物品を収容可能な凹部と、前記凹部内に設けられ物品を載置させる載置プレートと、
    前記載置プレートを前記凹部の開口部に対して進退動させる移動手段とを備え、
    前記移動手段は、前記載置プレートを前記凹部内で複数の位置に位置させて、前記凹部に複数個の物品を段積みする
    ことを特徴とする物品処理装置。
  2. 前記第1搬送手段の搬送経路上の物品の欠落の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出位置よりも下流で、前記搬送経路に対して物品を給排する物品給排手段とを備え、
    前記物品給排手段は、前記検出手段により物品の欠落が検出された場合に、前記搬送経路に物品を供給し、または、前記搬送経路から物品を排出することを特徴とする請求項1に記載の物品処理装置。
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