JP4499186B1 - 水中用ドライスーツ - Google Patents

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Abstract

ドライスーツ本体20の胸部を胸幅方向に横断して両腕のそれぞれの肩部間にわたって設けられた、身体着脱用の開口部22を開閉すると共に開口部を画成する防水ファスナー装置30を備える。この装置は、第一防水ファスナー40とこの第一防水ファスナーよりも上下方向において上側の第二ファスナー50との二重構造を以って構成されて、胸幅方向に横一文字状に設けてある。さらに、第一防水ファスナーの裏側から、この第一防水ファスナーの両テープの外周に沿って、裏生地に両テープと一緒に結合され、および第一防水ファスナーのスライダーを第一防水ファスナーの最大開口位置である下止位置まで移動させて止めてあるとき、スライダーにより開放される両テープの開放角を抑制する開放角抑制部を含む補強材を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、一人で着脱容易な水中用ドライスーツに関する。
水中用スーツの一つにダイビング用スーツがある。このダイビング用スーツとして、従来からウエットスーツとドライスーツとが知られている。ウエットスーツとドライスーツの大きな相違点は、ドライスーツの場合には、スーツの、例えば身体着脱用開口部に、柔軟性のある防水ファスナー(止水とも称する。)を使用している点である。
ダイビング用ドライスーツの場合には、防水ファスナーや、その他の給気バルブとか排気バルブとかに破損や不具合が生じないよう、安全策がとられている。
通常、防水ファスナーは、弾力性のある防水加工された2本のテープのそれぞれの内側の縁に沿って、エレメントがそれぞれ設けられていて、両テープによってこれらエレメント同士の水密(気密とも称する。)噛合の開閉を行う構造となっている。両テープを動かして防水ファスナーの開閉操作を無理やりに行うと、左右のテープが斜め方向に大きく開いて強く引っ張られ、そのため、両エレメントの噛み合いが悪くなって気密性の低下を引き起こし、或はスライダーがエレメントから外れてファスナー自体が破損するなどといった防水ファスナーの故障の原因となる。
そのため、従来の通常のダイビング用スーツのように、身体着脱用開口部を開閉する防水ファスナーが、スーツの背中側に設けられていると、一人でスーツの着脱を行う場合、防水ファスナーに故障が生じないように注意しながらスーツの着脱を行う必要がある。そのため、防水ファスナーの開閉操作が著しく困難であった。
ダイビング用スーツ或は潜水服の着脱用の開口部を形成するための防水ファスナーの配置に関する種々の提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2および特許文献3)。
特許文献1には、潜水服の本体の一方の肩面から背面を通し他方の肩面に至る着脱用の防水ファスナーを設けることが開示されている。
特許文献2には、ジッパが着脱用の上半身部分の前部を肩からウエスト側へと斜めに縦断するように設けることが開示されている。
特許文献3には、着脱用の防水ファスナーを、左右の腕部の上部に至るように背中上部に左右方向に沿って配設することが開示されている。
特開平11−310193号公報 特表2000−510413号公報 実開平6−23897号公報
特許文献1に開示された潜水服および特許文献3に開示されたダイビングスーツによれば、着脱用の防水ファスナーが、背中側に一部分または全部が実質的に配置されているので、着用者が一人で着脱するときのファスナー操作が困難であり、スムーズに着脱するためには、第三者に防水ファスナーの開閉操作を行ってもらう必要があった。
また、特許文献1の潜水服の場合には、一人で簡単に着脱可能であるとうたっているが、首の後ろ側での防水ファスナーの開閉操作がスムーズに行えず、やはり困難であった。
また、特許文献2に開示された潜水服の場合の、着脱用の防水ファスナーの配置によれば、着用者が一人で潜水服を着脱することは可能である。しかしながら、潜水服がドライスーツの場合に、これを着用してほぼ直立の姿勢をとると、潜水服内に残留している空気の圧力(この圧力を、以下、内気圧と称する。)は、通常、脚部ではマイナス0.8気圧程度であり、胸部特に上胸部のドライスーツ内では、内気圧は1.2〜1.3気圧程度に上昇する。従って、図1(A)に示すように、上胸部における防水ファスナー10の一部分が局所的に高内気圧になるために膨らんで(図中、10aで示す。)歪み或は凹凸が生じる。このような膨らみが生じている防水ファスナーの箇所に、着用後に水中に飛び込んだり、或は、水中で屈んだりした場合に、この膨らみに一気に内気圧が集中して著しく高くなり、それに起因して、エレメントの噛合の悪化による機密性の悪化や防水ファスナーの亀裂やピンホールの発生などのほか、ファスナー自体の破裂破損(または破壊とも称する。)(図中、10bで示す。)という不具合や故障が生じることがあった。
また、従来の防水ファスナーの場合、ダイビング用ドライスーツの着脱時に、防水ファスナーの両テープを限度以上の開放角にまで開放させるような外力が無理やりに作用すると、両テープにわずかな伸張差が生じてエレメントの噛み合いが悪化したり、或は防水ファスナーのスライダーからエレメントが外れるといった、防水ファスナーの破損をきたす不具合が生じ、そのためドライスーツの着用が出来なくなるという問題があった。
このように、従来公知のダイビング用スーツの場合には、このスーツがドライスーツの場合には、防水ファスナーの安全性はもとより防水ファスナーの不具合や破損の発生を回避するための十分な対策がされていないという問題があった。
上述した問題の解決を図るため、この出願の発明者は鋭意研究した結果、
(1)ドライスーツの着脱用の防水ファスナーを胸部特に上胸部に、胸幅方向に、配設すれば、胸元で防水ファスナーの開閉操作を、第三者を煩わせることなく、一人で簡単容易に行える
(2)また、防水ファスナーの内気圧に起因する局所的な膨らみに起因する防水ファスナーの故障すなわち不具合を、防水ファスナー(内側防水ファスナーとも称する。)の上側を覆うように、表生地側に別のファスナー(外側ファスナーとも称する。)を設け、この外側ファスナーを閉成して張り詰めた表生地と当該外側ファスナーとで相俟って、下側にある内側防水ファスナーを上側すなわち外側から押さえ込んで膨らみの発生を出来るだけ抑制するように、防水ファスナーと別のファスナーとの配置関係を設定しておけば、防水ファスナーの局所的な膨らみの破壊を防止することが可能である
(3)また、内側防水ファスナーのスライダーを最大開口位置である下止(スライダーエンド部とも称する。)の位置(以下、下止位置とも称する。)まで移動させて止めてあるとき、内側防水ファスナーの両テープを限度以上の開放角にまで開放させないようにしてテープに強い引っ張り力がかからないようにすればよい。そのためには、その下止位置に止められているスライダーから開放されている両テープの開放角を必要以上の開放角で開放するのを抑える抑制手段を、下止と下止位置に停止しているスライダーとに対向する領域に設ければよいということに想到した。
そこで、この発明の第一の目的は、一人で簡単容易に着脱できる水中用ドライスーツを提供することにある。
この発明の第二の目的は、着脱用の開口部を開閉する防水ファスナーの、内気圧に起因する破壊や不具合の発生を抑制した水中用ドライスーツを提供することにある。
この発明の第三の目的は、ドライスーツの着脱時に着脱用の開口部を最大限に開口したときでも、この開口部を開口する防水ファスナーの故障すなわち不具合の発生を防止する構成とした水中用ドライスーツを提供することにある。
従って、この発明の要旨は、以下の通りである。
この発明の第一の要旨によれば、水中用ドライスーツは、ドライスーツ本体の胸部特に上胸部を胸幅方向に横断して両腕のそれぞれの肩部間にわたって設けられた、身体着脱用の開口部を備えている。
また、この開口部は、当該開口部を開閉すると共に該開口部を画成する防水ファスナー装置を具えている。
この発明の第二の要旨によれば、上述の防水ファスナー装置は、防水型の第一ファスナー(以下、第一防水ファスナーとも称する。)とこの第一防水ファスナーよりも上下方向において上側の第二ファスナーとの二重構造を以って構成されていて、上述の胸幅方向に横一文字状に設けられている。
上述の第一防水ファスナーは、上述のドライスーツ本体の裏生地に結合され、かつ上述の開口部の主開口を画成する。
また、上述の第二ファスナーは、上述の第一防水ファスナーより長尺であり、上述のドライスーツの表生地に結合され、および上述の主開口の上側にその主開口よりも大きな第一サブ開口を画成する。
この第二ファスナーは、さらに、上述のドライスーツを装着して閉成された時にそのドライスーツの表生地と相俟って、閉成されている上述の第一防水ファスナーを上側から押圧するように、この第一防水ファスナーに全体的或は部分的に重なる配置関係で設けられている。
また、この発明の第三の要旨によれば、上術の第一防水ファスナーの裏側から、この第一防水ファスナーの両テープのそれぞれの外周に沿って、上述の裏生地に両テープと一緒に結合された補強材を備える。この補強材は、この第一防水ファスナーのスライダーを当該第一防水ファスナーの最大開口位置である第一下止の位置(この位置を第一下止位置と称する。)まで移動させて止めてあるとき、このスライダーにより開放される両テープの開放角を抑制する開放角抑制部を含む。
この発明の好適実施例によれば、開放角抑制部は、基部と該基部から二股状に分岐した分岐部とを持った平板状の部材で形成されているのが良い。
また、この発明の他の好適実施例によれば、平板状の部材を生地とするのが良い。
また、この発明の他の好適実施例によれば、開放角抑制部は、第一下止と、第一下止位置に止められたスライダーとに対向する領域に設けられているのが良い。
また、この発明の他の好適実施例によれば、開放角抑制部は、第一防水ファスナーよりも硬い材料で形成されているのが良い。
また、この発明の他の好適実施例によれば、第二ファスナーは、上述の胸部の中央領域に対応する中央部分が肩側領域に対応する肩側部分よりも、ドライスーツの丈方向下方に下がっている構成とするのが良い。
また、この発明の他の好適実施例によれば、第二ファスナーは、上述の第一防水ファスナーに対して、上述の胸部の領域において肩側部分と中央部分との間で互いに交差する構成とするのが良い。
或はまた、上述の第二ファスナーは、上述の中央部分において左右に分離された第一および第二サブファスナーとして、設けられているのが良い。
また、上述の水中用ドライスーツは、特にダイビング用ドライスーツとして適用するのが好適である。
さらに、上述の水中用ドライスーツは、サーフィン用、ボディサーフィン用、ヨット用、およびジェットスキー用のいずれかの水面スポーツ用のドライスーツとして、或は水中作業用のドライスーツとして適用するのが好適である。
上述の第一の要旨による水中用ドライスーツによれば、着脱用の開口部の防水ファスナー装置は、両肩部の領域間にわたって、胸元を胸幅方向に横切って、主開口を開閉しかつ主開口を画成する防水型の第一ファスナーすなわち第一防水ファスナーを設けてある。従って、この第一防水ファスナーの開閉操作を胸部側の左右の手が届きかつ目で確認きる範囲内において、行うことが出来るので、従来のドライスーツよりも容易かつ簡単に防水ファスナーの開閉操作を行えるので、第一防水ファスナーの不具合や故障の発生を一層回避できるという効果を奏することが出来る。
さらに、胸元に防水ファスナー装置を設けてあるので、背中のツッパリ感が無いこと、上半身や両腕の運動性能が他の従来のドライスーツよりも著しく高いこと、および吸気バルブや排気バブルの操作性が高まる箇所にこれらバブルを取り付けが出来る等々のメリットがある。
また、上述の第二の要旨の水中用ドライスーツによれば、上述の効果に追加して、第一防水ファスナーよりも長尺の第二ファスナーを設けて、ドライスーツの着用時に、閉成している内側の第一防水ファスナーを、外側の第二ファスナーの閉成により緊張された表生地と当該第二ファスナーとが相俟って、上側から押さえ込むことが出来るので、第一防水ファスナーの、内気圧に起因する膨らみの更なる膨張を抑制でき、よって、第一防水ファスナーの局所的な膨らみによる両エレメントの噛み合わせの悪化や噛み合わせの外れなどによる気密性の悪化や防水ファスナーの破裂破壊などという不具合の発生を回避でき、従来のドライスーツの場合よりも着用時における安全性を高めるという効果を奏することが出来る。
また、上述の第三の要旨によるダイビング用ドライスーツによれば、上述の二つの効果に追加して、ドライスーツの着脱時に第一防水ファスナーの両テープを、意識的に或は無意識に、限度以上の開放角で開放するような強い引張力のような外力を加えてしまっても、第一防水ファスナーの下側に設けられている補強材の開放角抑制部により両テープの開放角が制限されるので、第一防水ファスナーが上述のような破損したり不具合となったりする恐れを回避でき、よって従来のドライスーツの場合よりも安全性を高めるという効果を奏することが出来る。
また、開放角抑制部を二股状の分岐部を有する構成としてあるので、両テープに対応させて裏生地に、両テープの開放角を確実に抑制できる位置に結合させることが出来る。
また、平板状の部材を生地とすることにより、柔らかくしなやかで、かつ曲がるが、第一防水ファスナーのテープの材料よりも硬い材料で形成できるというメリットがある。
また、開放角抑制部が、下止と、下止位置に止められたスライダーとに対向する領域に設けることにより、より確実に両テープの開放角を抑止することが出来る。
また、開放角抑制部を、第一防水ファスナーのテープの材料よりも硬い材料で形成することにより、強い外力がテープに加わったとしても、テープに結合されている開放角抑制部の分岐部の開放角が制限され、両テープの開放角を、この分岐部の開放角に応じたより小さな開放角に確実に抑制できる。
また、第二ファスナーの中央部分をその肩側部分よりも下側に位置させ、或は、第一防水ファスナーと第二ファスナーとを肩側部分と中央部分との間で互いに交差させることによって、肩部側が高くて中央部で低いV字状に設けることができるので、着用者の手の動きにかなったファスナー配置とすることが出来、よってファスナー操作がより簡単かつ容易となる。
また、第二ファスナーを第一及び第二サブファスナーと左右に分けて設けることにより、着用者の右手で右側のサブファスナーの開閉操作を行い、かつ左手で左側のサブファスナーの開閉操作を個別に行えるので、ファスナー開閉操作の操作性がより一層改善される。
(A)および(B)は、従来のドライスーツに使用されている防水ファスナーの問題点の説明図である。 この発明の水中用ドライスーツの好適実施例に適用される防水ファスナー装置を構成する第一防水ファスナーおよび第二ファスナーの、ドライスーツ本体上における配置関係を説明するための説明図である。 この発明の水中用ドライスーツの好適実施例に適用される防水ファスナー装置を構成する防水型の第一ファスナーすなわち第一防水ファスナー、第二ファスナーおよび開放角抑制部の配置関係を説明するための要部の概略的平面図である。 この発明の水中用ドライスーツの好適実施例に適用される防水ファスナー装置を構成する第一防水ファスナー、第二ファスナーおよび開放角抑制部の上下方向の配置関係を説明するための要部の概略図である。 (A)〜(F)は、図4に示した開放角抑制部の変形例をそれぞれ説明するための概略図である。 この発明の水中用ドライスーツの好適実施例に適用される防水ファスナー装置を構成する第一防水ファスナーに対する第二ファスナーの作用を説明するための要部の概略的平面図である。 図6に示した第二ファスナーを中央部で左右に分離された第一および第二サブファスナーとして構成した例を示す概略図である。 図4に示した開放角抑制部の変形例を説明するための概略図である。
以下図面を参照して、発明の好適実施例につき説明する。なお、以下説明する実施例は、単なる好適例に過ぎず、従って、この発明は以下の実施例にのみ限定されるものではないことに留意されたい。また、各図は、この発明の好適実施例の構成を理解できる程度に概略的に示しているに過ぎず、従って、この発明は、図示例の構成にのみ何等限定されるものではないことは当業者に明らかである。
まず、図2、図3および図4を参照して、この発明の水中用ドライスーツの好適実施例として、ダイビング用ドライスーツにつき説明する。
図2には、ダイビング用ドライスーツの本体20を正面側から見た状態を概略的に示してある。
図3には、ダイビング用ドライスーツの防水ファスナー装置を、それぞれのファスナーのスライダーを下止側に移動させてそれぞれのファスナーを最大開口位置に開放した状態で、部分的に、概略的に示している。
図4には、主に、第一防水ファスナーおよび第二ファスナーのドライスーツ本体の裏生地と表生地との間での取り付けた配置状態を概略的に示している。
ダイビング用ドライスーツのドライスーツ本体20は、その胸部の領域内を胸幅方向に横断して両腕のそれぞれの肩部間にわたって設けられた、着用者の身体着脱用の開口部22(図2では、概略的に一点破線で示す。)を備えている。
なお、図2中、24は、給気バブルおよび26は排気バブルであり、これらはこの発明の構成には何等特徴的構成要件ではないので、その詳細な説明は省略する。
上述の開口部22は、この開口部22を開閉すると共にこの開口部22を画成する防水ファスナー装置30を具えている。この開口部22は、図3を参照して後述するように、例えば、第一サブ開口22aと、第二サブ開口22bと、主開口22cとで構成されている。
この防水ファスナー装置30は、好ましくは、主として、防水型の第一ファスナーすなわち第一防水ファスナー40とこの第一防水ファスナー40よりも上下方向すなわちドライスーツ本体の内外方向(裏表方向ともいう。)において上側の第二ファスナー50との二重構造を以って構成されている。従って、この構成例では、第一防水ファスナー40は、着用者の身体側にあり、ドライスーツ20の内側または下側ファスナーとも称する。一方、第二ファスナー50は、水に接する側にあるので、外側または上側ファスナーとも称する。
また、この防水ファスナー装置30は、好ましくは、上胸部に左右腕間を横一文字状に延在させて設けられている。
上述の第一防水ファスナー40は、上述のドライスーツ本体20の裏生地(図4に60
で示してある。)に結合され、両端の第一上止42aおよび第一下止42b間で、例えば第一引張紐44aを用いて、第一スライダー44(図3参照)を移動させることにより互いに噛合する第一エレメント46よって開閉し、および上述の開口部22の主開口22c(同様に、図3に22cで示してある。)を画成する。これら第一エレメント46は、周知の通り、二列に向き合って配列されていて、両エレメントの列間に主開口22cが形成される。
上述の結合は、通常は、第一防水ファスナー40の2本のテープ(同様に、図3に第一テープ48として示してある。)の外縁を裏生地60に結合することにより気密または水密に行われている(図4参照)。また、必要があるならば、縫い目を被覆する止水または防水止め処理が行われている。
このように、胸元特に上胸部に第一防水ファスナー40を、好ましくは横一文字状に、すなわち直線的に、設けることが出来るので、その開閉操作は、十分に目で確認しながら注意して、行えるので、従来のような防水ファスナーの不具合の発生を十分に抑止できる。
また、上述の第二ファスナー50は、この実施例では、無防水型のファスナーを使用し
ているが、防水型のファスナーを使用しても良い。この第二ファスナー50は、上述の第一防水ファスナー40より長尺とするのが好適である。
この第二ファスナー50は、上述のドライスーツ本体20の表生地70(図3および図
4に70で示してある。)に結合され、および上述の主開口22cの上側にその主開口よりも大きな第一サブ開口22aを画成する。より具体的に説明すると、第二ファスナー50の両端の第二上止52aおよび第二下止52b間で、例えば第二引張紐54aを用いて、第二スライダー54(図2および図3参照)を移動させることによって互いに噛合する第二エレメント56を開閉し、および上述の開口部22の第一サブ開口(同様に、図3に22aで示してある。)を画成する。これら第二エレメント56は、周知の通り、二列に向き合って配列されていて、両エレメントの列間に上述の第一サブ開口22aが形成される。
この第二ファスナー50は、防水型ではないので、表生地70にその2本のテープ(同様に、図3に第二テープ58として示してある。)の外縁を通常の縫製により結合すればよい。この第二ファスナー50を防水型とする場合には、当然ながら、第一防水ファスナーと同様に、気密または水密に結合し、また、必要があるならば、縫い目を被覆する止水または防水止め処理を行っておく必要がある。
この第二ファスナー50は、さらに、上述のドライスーツ本体20の装着後閉成されると、そのドライスーツ本体20の表生地70と相俟って、閉成されている上述の第一防水ファスナー40を上側から押圧するように、この第一防水ファスナー40に部分的に重なる配置関係で設けるのがファスナーの開閉操作上の点から好適である。その場合、第二ファスナー50の第二エレメント56の対向列が噛合して、表生地70を引っ張って緊張させるように、この第二ファスナー50を表生地70に縫い止めるのが良い。
この第二ファスナー50は、例えば、図2に示すように、上述の胸部の中央領域に対応する中央部分50aが肩側領域に対応する肩側部分50bよりも、ドライスーツの丈方向下方に下がっている構成とするのが良い。このように第二ファスナ−50を設けけることにより、第二ファスナー50の左右の半分ずつを左右の使いやすい方の手を使って容易かつ間単に開閉操作することが出来る。
特に、第二ファスナー50を、上述の第一防水ファスナー40に対して、上述の胸部の領域において肩側部分50bと中央部分50aとの間で互いに交差する構成とすれば、左右の手の動きに適合させたファスナー配置とすることが出来るので、ファスナー開閉操作を、より一層、簡単かつ容易にし得る。
この第二ファスナー50は、従来のドライスーツには設けていなかったファスナーであるので、ドライスーツの着脱時に、その煩わしさを打破するように、開閉操作をスムーズに行えることが要件であるが、第二ファスナー50を上述のように手の動きに適合した曲線状に設けることによって、スムーズに操作できる。
また、図7に示すように、上述の第二ファスナー50は、好ましくは、上述の中央部分50aにおいて左右に分離された第一および第二サブファスナー50xおよび50yとして、設けられているのが良い。この場合、図6に示す好適例では、第一サブファスナー50xは、肩側の第一上止50xaから一旦上側に凸状に湾曲して中央部分の下方へと下降して第二ファスナー50の中央すなわち中間点を越えた位置の第一下止50xbにまで達して設けている。
一方、第二サブファスナアー50yは、第一サブファスナー50xとほぼ対称的に設けられている。すなわち、第二サブファスナー50yは、肩側の第二上止50yaから、一旦上側に凸状に湾曲して中央部分の下方へと下降して第二ファスナー50の中央すなわち中間点を越えた位置の第二下止50ybにまで達して設けている。したがって、中央部分50aでは、第一及び第二サブファスナー50xおよび50yの第一下止50xbおよび第二下止50yb自体と、これらからそれぞれ肩側部分50bに向かったファスナーの一部分が互いにドライスーツ本体20の丈方向に分離して配置されている。
このように第二ファスナーを第一および第二サブファスナー50xおよび50yに左右に分けて設けることにより、それぞれのサブファスナーの開閉操作を左右の手で、個別に、目で確認しながら行えるので、第二ファスナー50の開閉操作がより一層容易かつ簡単となり、よって、よりスムーズに第二ファスナー50の開閉操作を行うことが出来る。
上述した図7に示す好適実施例の第二ファスナー50の構成の場合よりも、操作性が多少劣るが、第一防水ファスナー40と第二ファスナー50とが上下にほぼ全長にわたって重なるように配置してもよく、このようにしても従来のドライスーツにくらべてファスナー開閉の操作性は格段に優れている。
次に、第一および第二ファスナーの構成材料につき簡単に説明する。
第一防水ファスナー40は、柔らかくてしなやかで、かつ曲げに強い材料で形成するのが好適である。
そのために、第一防水ファスナー40の第一テープ48は、従来周知の材料、例えばポリエステルの表面および裏面にPVC(塩化ビニール)、CR(クロロプレン合成ゴム)、PU(ポリウレタン)などのいずれかをコーティングしたものを用いても良いし、或はポリエステルの生地に熱可塑性エラストマーをコーティングしたものを用いても良い。
また、第一防水ファスナー40の第一エレメント46は、従来周知の、例えば洋白(銅62%、ニッケル14%、亜鉛24%)のような金属性のものでも良く、或は、ナイロン或はポリエステルのものフィラメントをコイル状に成型したプラスチック製のものであっても良い。
また、第一防水ファスナー40の第一スライダー44は、従来周知の、例えばアルミブロンズ製或はステンレス製のものであっても良い。
この好適実施例では、第一防水ファスナー40として、ドイツ国のTIZIP社製の「マスターシール(商品名)」の両端クローズタイプのものを使用した。この防水ファスナーによれば、第一テープ48が、基布がポリエステルであって熱可塑性のエラストマーがコーティングされているものであるため、ドライスーツ本体20の裏生地60がPVCやポリウレタンである場合に、これに対する溶着を簡単に出来るし、或は裏生地60がネオプレンゴムの場合には、これに対する接着を容易にできるので、好適である。また、第一エレメント46は、上述のコイル状に成型したプラスチック製であるため、金属製のものに比べて錆びることが無いので使用して有利である。
第一スライダー44は、上述のステンレス製であるので、金属製のものに比べて金属さびが発生する恐れが無く、使用して有利である。
このような「マスターシリーズ」の防水ファスナーは、金属製の防水ファスナーに比べて柔軟性に富み、しなやかであり、しかも、曲げにも強いので、使用して特に好適である。
一方第二ファスナー50は、第一防水ファスナー40と同様に、柔軟性に富み、しなやかであり、しかも、曲げにも強い材料で形成するが、第一防水ファスナー40のテープよりも硬いテープ材料で形成するのが良い。この好適実施例では、第二ファスナー50として、例えば、市販のYKK社製の商品名「#10Cプラスチックファスナー&スライダ−」を使用しているが、何等これに限定されるものではない。
次に、図3、図4、図5および図8を参照して、補強材の開放角抑制部につき説明する。
図5(A)〜(F)および図8は、開放角抑制部の変形例を説明するための概略図である。
図3および図4は、開放部抑制部を補強材自体として構成した例を示している。この開放角抑制部80は、上術の第一防水ファスナー40の裏側から、この第一防水ファスナーの両第一テープ48のそれぞれの外周に沿って、上述の裏生地60に結合されている(図3に点線枠で示す。また、図4に補強材80として示す。)。この結合は、縫製によって行うか、接着や溶融によっても行うことが可能であり、この結合により、ドライスーツの裏生地60と、第一防水ファスナー40の第一テープ48と、この補強材80とが確実かつ堅固に結合する。また、必要ならば、その縫い目上を覆う防水或は止水処理を行っても良い。
この第一防水ファスナー40の第一スライダー44により両第一テープ48が、開放された後、着用者がドライスーツ本体20を着脱するときに、開放された第一防水ファスナー40の両第一テープ48を強力に引っ張って、開放角をより広げようとする場合がある。そのような場合に、そのまま強力な引張力が第一エレメント46や、第一下止位置に移動している第一スライダー44に、直接加わると、これら第一エレメント46や第一スライダー44が故障をきたしてしまい、第一防水ファスナー40が不具合となってしまい、使用できなくなる。
開放角抑制部80は、第一防水ファスナー40の上述のような強い引張力に起因した第一防水ファスナー40の故障を防ぐために設けられている。この開放角抑制部80は、第一防水ファスナー40の故障を防止するために、外力例えば強い引張力が当該ファスナー40の第一テープ48に加わったときに、この引張力が第一下止42b側の第一テープ48の部分へ伝わるのを抑制する役割を果たすものである。換言すれば、この開放角抑制部80は、第一下止42b側の第一テープ48の部分を補強する補強材でもある。この開放角抑制部80が抑制できる開放角は、この開放角抑制部80と第一テープ48との結合位置と、それぞれが使用する材料の硬さの違いとに主として依存する。具体的には、硬さの異なる材料でそれぞれが形成されている場合、その硬さの違いを考慮して、第一テープ48の広がりをどの程度まで許容するかによって、第一テープ48のおおよその開放角が決まるので、その開放角を予め設計上定めておいて、その開放角がそれよりもやや小さめの角度に合わせてテープに結合すればよい。
この開放角抑制部80は、好ましくは、上述の主開口22cを最大に開放する、上述の第一防水ファスナー40の第一下止42bと、第一下止位置とに対応する領域に設ければよい。この図3および図4に示す例では、上述の領域を含め、その領域よりも胸部側へと張り出して設けている。
この開放角抑制部80は、図5(A)〜(F)に示す好適例では、基部82aとこの基部から二股状に分岐した分岐部82bとを有する。基部82aは、矩形状或は任意好適な形状とすることが出来る。また、分岐部82bの分岐間の凹部の形状は、滑らかに湾曲するU字状、四角いU字状、或はV字状とすることが出来るが、何等これらの形状に限定されるものではない。図5(A)〜(C)に示す例は、矩形の平板状部材に凹部を設けてあり、また、図5(D)から(F)は、Y字状の平板状部材に凹部を設けてある。尚、開放角抑制部80を二股状にしたのは、第一防水ファスナー40の第一テープ48が第一スライダー44から二股状に開放されることを考慮して、開放角の抑制機能を適切にするとともに、開放角抑制部80によって、主開口22cをできるだけ狭めないようにするためである。
図3および図4に示す好適例では、開放角抑制部80は、第一下止位置よりも主開口22c内へと張り出した、平板状の張出部材として形成されている。この張出部材の第一防水ファスナーの第一エレメント46に対向する中央領域から外側へと延在し、かつ、この第一下止位置よりもこの第一防水ファスナー40の中央側へすなわち胸部側へ向かって突出している。さらに、この突出した部分の外縁は、U字状に凹んだ突出外縁80aを有している。図3には、この補強材としての開放角抑制部80のU字状の突出外縁80aが、両第一エレメント46間の主開口22c内に露出して設けられている状態を示している。この突出外縁80aは、滑らかな凹んだU字状の曲線の外縁として示しているが、設計に応じて、V字状に凹んでいてもよく、或は、平坦な直線的な外縁であっても良い。
ここで説明する開放角抑制部80すなわち補強材の好適実施例によれば、この開放角抑制部80は、上述の第一防水ファスナー40特にその第一テープ48よりも硬い材料で形成されているのが良い。好適な実施例によれば、この開放角抑制部80の構成材料すなわち素材を、例えば、プロロプレン系合成ゴムとするのが良い。この材料は、周知の通り、防水性に優れており、しかも、第一防水ファスナー40の第一テープ48の素材よりもやや硬くて伸びにくい。そのため、胸部側で第一テープ48をその開放角を広げる方向に強く引っ張っても、その引張力は、開放角抑制部80すなわち補強材によって、抑制され、この第一下止42b側の第一テープ48の部分に伝達する引張力は弱められる。よって、第一テープ48に強力な引張力が加わっても、第一防水ファスナー40の第一エレメント46と第一スライダー44に不具合が生じるのを確実に回避でき、ドライスーツ本体20の安全性を担保できる。
図3に示した好適実施例の開放角抑制部80すなわち補強材の構成では、これを第一下止側に片寄って設けているが、図8に示すように、この開放角抑制部80を第一防水ファスナー40の第一テープ48の全体に沿って設けても良く、どのように設けるかは、設計上の問題である。
なお、図8には、補強材の一部分に開放角抑制部を設けた構成例を示す。この場合、補強材90は、図3および図4で説明した開放角抑制部80を第一下止42a側に有している。図8には、この補強材90と、第一防水ファスナーの主開口22c、第一エレメント46、第一テープ48、第一上止42aおよび第一下止42bと、第二サブ開口22bおよび開放角抑制部80の突出外縁80aに対応する補強材90の第二サブ開口の内縁部分との位置関係の一例を示している。
この補強材90を第一テープ48の全体に沿って設ける場合には、第一テープ48の全体と結合できる平板状の素材を用意し、その素材の、主開口22cに対応する内側位置に、主開口よりも例えば大き目の第二サブ開口22bを形成する。この第二サブ開口22bの上述した第一下止側の開口の内縁形状は、図3を参照して説明した突出外縁80aと同様な形状とすればよい。上述した平板状の素材からなる補強材90を、この第二サブ開口22bの内周縁が主開口22cの内周縁に沿ってそれよりも外側に位置するように、第一防水ファスナー40の第一テープ48に全周に沿って、裏生地60を介在させて、第一テープ48に結合させる。
この発明は、上述した実施例にのみ限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱することなく多く変形または変更を行いえることは、当業者に明白である。
10:防水ファスナー
10a:膨らみ
10b:破壊箇所
20:ドライスーツ本体
22:開口部
22a:第一サブ開口
22b:第二サブ開口
22c:主開口
24:給気バルブ
26:排気バルブ
30:防水ファスナー装置
40:第一防水ファスナー
42a:第一上止
42b:第一下止
44:第一スライダー
44a:第一引張紐
46:第一エレメント
48:第一テープ
50:第二ファスナー
50a:中央部分
50b:肩側部分
50x:第一サブファスナー
50y:第二サブファスナー
52a:第二上止
52b:第二下止
54:第二スライダー
54a:第二引張紐
56:第二エレメント
58:第二テープ
60:裏生地
70:表生地
80:開放角抑制部(補強材)
80a:突出外縁
82a:基部
82b:分岐部

Claims (10)

  1. ドライスーツ本体の胸部の領域内を胸幅方向に横断して両腕のそれぞれの肩部間にわたって設けられた、身体着脱用の開口部を備え、該開口部は、当該開口部を開閉すると共に該開口部を画成する防水ファスナー装置が設けられている水中用ドライスーツであって、
    前記防水ファスナー装置は、第一防水ファスナーと該第一防水ファスナーよりも前記ドライスーツ本体の内外方向において上側の第二ファスナーとの二重構造を以って構成されて、前記胸幅方向に横一文字状に設けられており、
    前記第一防水ファスナーは、前記ドライスーツ本体の裏生地に結合され、かつ前記開口
    部の主開口を画成しており、
    前記第二ファスナーは、前記第一防水ファスナーより長尺であり、前記ドライスーツの表生地に結合され、前記主開口の上側に該主開口よりも大きな第一サブ開口を画成し、および、前記ドライスーツを装着して閉成された時に前記ドライスーツの表生地と相俟って、閉成されている前記第一防水ファスナーを上側から押圧するように、前記第一防水ファスナーに全体的或は部分的に重なる配置関係で設けられている
    ことを特徴とする水中用ドライスーツ。
  2. 前記第一防水ファスナーの裏側から、該第一防水ファスナーの両テープの外周に沿って、前記裏生地に前記両テープと一緒に結合され、および該第一防水ファスナーのスライダーを該第一防水ファスナーの最大開口位置である第一下止の位置(この位置を第一下止位置と称する。)まで移動させてこの下止位置に止めてあるとき、前記スライダーにより開放される前記両テープの開放角を抑制する開放角抑制部を含む補強材を備えることを特徴とする請求項1に記載の水中用ドライスーツ。
  3. 前記開放角抑制部は、基部と該基部から二股状に分岐した分岐部とを持った平板状の部材で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の水中用ドライスーツ。
  4. 前記平板状の部材を生地とすることを特徴とする請求項3に記載の水中用ドライスーツ。
  5. 前記開放角抑制部は、前記第一下止と、前記第一下止位置に止められた前記スライダーとに対向する領域に設けられていることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の水中用ドライスーツ。
  6. 前記開放角抑制部は、前記第一防水ファスナーよりも硬い材料で形成されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の水中用ドライスーツ。
  7. 前記第二ファスナーは、前記胸部の中央領域に対応する中央部分が肩側領域に対応する肩側部分よりも、前記ドライスーツの丈方向下方に下がっていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の水中用ドライスーツ。
  8. 前記第二ファスナーは、前記第一防水ファスナーに対して、前記胸部の領域において前記肩側部分と前記中央部分との間で互いに交差することを特徴とする請求項7に記載の水中用ドライスーツ。
  9. 前記第二ファスナーは、前記中央部分において左右に分離された第一および第二サブファスナーとして、設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の水中用ドライスーツ。
  10. 水中用ドライスーツをダイビン用ドライスーツとしたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の水中用ドライスーツ。
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