JP5758623B2 - 放射線防護衣 - Google Patents
放射線防護衣 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5758623B2 JP5758623B2 JP2010286770A JP2010286770A JP5758623B2 JP 5758623 B2 JP5758623 B2 JP 5758623B2 JP 2010286770 A JP2010286770 A JP 2010286770A JP 2010286770 A JP2010286770 A JP 2010286770A JP 5758623 B2 JP5758623 B2 JP 5758623B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front body
- hook
- loop fastener
- superimposed
- radiation protective
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005855 radiation Effects 0.000 title claims description 62
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 title claims description 51
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 6
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 2
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 1
- 230000037237 body shape Effects 0.000 description 1
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Description
着用に際し、上記ベルトBを使用し、絞めつけると、防護衣にシワがよりやすく、繰り返し使用によって、鉛を含有する放射線遮へいシートの劣化、損傷の原因となりやすい。また、着用時にベルトBを締める手間がかかる。また、ベルトBは防護衣本体から外すことができる部品であるため、紛失するおそれもあった。一方、ベルトBを使用せずに着用する場合もあるところ、その場合、作業中、脚を開き気味にしゃがんだとき等に、前身頃の重ね合わせ部分の裾部がはだけるとともに、ウェストないし腰付近に設けてある面ファスナーの固定部に負荷がかかり、重ね合わされて貼り付いていた前身頃が該部分で剥がれやすいという問題があった。
なお、コート型の放射線防護衣としては、特許文献1に記載のとおり、防護衣の内面にインナーベルトを設けたものが知られている。
(a)上側に重ね合わされる前身頃は、前記放射線防護衣のウェストないし腰の位置において該前身頃の縦端縁の基本ラインから横方向に部分的に張り出す張り出し前身頃部を備え、
(b)前記張り出し前身頃部の大きさは、張り出し長さ:6〜14cm、張り出し方向中間部における幅:8〜14cm程度であるとともに、前記上側に重ね合わされる前身頃の、少なくとも最内層及び最外層は、継目等の接続部を介することなくそのまま延びて前記張り出し前身頃部の最内層及び最外層を形成していることにより、前記張り出し前身頃部は、前記上側に重ね合わされる前身頃の一部分をなしており、
(c)前記放射線防護衣のウェストないし腰の位置において、前記上側に重ね合わされる前身頃の縦端縁の基本ラインから脇部側に向けて所定長さ延びる領域の内面と、前記張り出し前身頃部の内面とに、前記面ファスナーを備え、
(d)前記面ファスナーに対応して、これと貼り合わされる面ファスナーを、下側に重ね合わされる前身頃の外面に備えている、
ことを特徴とする放射線防護衣である。
(2)前記放射線防護衣のウェストないし腰の位置において、前記上側に重ね合わされる前身頃の縦端縁の基本ラインから脇部側に向けて所定長さ延びる領域の内面と、前記張り出し前身頃部の内面とに備えられた前記面ファスナーは、両内面間において連続する1枚の面ファスナーで構成されているものである。
(3)前記放射線防護衣は、コート型であるものである。
また、張り出し前身頃部によって、服の着脱がしやすい。すなわち、張り出し前身頃部が、服を着る時は、張り出し前身頃部を掴んで腰部付近をしっかりホールドするように固定ができ、また、適正位置に前身頃を重ね合わせて固定する目安となり、脱ぐ時は、前身頃を手で掴んで剥がすためのとっかかりとなり、着脱が容易に行われる。
上側に重ね合わされる前身頃の、少なくとも最内層及び最外層は、継目等の接続部を介することなくそのまま延びて張り出し前身頃部の最内層及び最外層を形成している構成により、張り出し前身頃部は前身頃の一部分であり、別部材としての張り出し前身頃部を付加して接続、取り付けるものではないため、部品が増えることもなく、製作しやすい。また、丈夫で、張り出し前身頃部が取れたり、緩んだりすることがなく、耐久性に優れる。張り出し前身頃部を別途取り付ける場合には生じる出っ張りがなく、邪魔にならず、外観のデザインも良好である。
(2)放射線防護衣のウェストないし腰の位置において、上側に重ね合わされる前身頃の縦端縁の基本ラインから脇部側に向けて所定長さ延びる領域の内面と、張り出し前身頃部の内面とに備えられた面ファスナーは、両内面間において連続する1枚の面ファスナーで構成されている構成により、製作が簡便であり、かつ、面ファスナーが張り出し前身頃部とその残余の部分とにまたがるため、張り出し前身頃部近傍を補強する効果を奏する。
(3)放射線防護衣は、コート型である構成により、しゃがんだ際に生じやすかった、ウェストないし腰の位置における前身頃の面ファスナーの剥がれを防ぐことができる。また、ウェストないし腰の位置における面ファスナーによる貼り付け、固定が確実となるため、ベルト(防護衣の上から絞めるアウターベルト)及びその使用が不要となり、これにより、ベルト締め付けによるシワが生じる原因もなくなり、ベルト着用において生じるおそれのある、繰り返し使用による放射線遮へいシートの劣化、損傷を防ぐことができ、耐久性に優れる。
放射線防護衣1は、前開きのコート型で、互いに重ね合わされる左右前身頃と、後身頃とを有し、裾部は膝近傍まで延びている。袖部はなく、アームホール部5を有している。
前身頃2,3及び後身頃4は、所定の放射線遮蔽性能を有する、鉛等を含有した塩化ビニル樹脂等の放射線遮へいシートを用いて形成され、例えば、該放射線遮へいシートを中間層に有するとともに、該中間層を保護する最内層及び最外層(塩化ビニル樹脂等のシート材)を有して形成される(図示省略)。
首周り部を含む前身頃2,3、後身頃4及びアームホール部5の各縁部は、通常、合成樹脂シート等の適宜素材を用いた縁取りテープによって、縫着等の手段で、補強を兼ねた縁取り処理がなされる。
放射線防護衣1を、放射線遮へいシートを中間層に有するとともに、該中間層を保護する最内層及び最外層を有して形成する場合、上側に重ね合わされる前身頃2の、少なくとも最内層及び最外層は、継目等の接続部を介することなくそのまま延びて張り出し前身頃部2bの最内層及び最外層を形成している構成が望ましい。この場合、張り出し前身頃部2bには、上記中間層の放射線遮へいシートを配置してもしなくてもよいが、配置しない方が、該張り出し前身頃部2b又はその残余の部分との境界付近における上記中間層の傷みを生じることがないので、望ましい。
下側に重ね合わされる前身頃3の外面には、上記面ファスナー10に対応して、これと貼り合わされる面ファスナー10aが、前記最外層に縫い付けることにより固定されている。該面ファスナー10aは、全体として横長の矩形状で、前身頃3の縦端縁の基本ライン3aから脇部6近傍まで延びている。
また、前記面ファスナー10の上方(防護衣の内面)には、上側に重ね合わされる前身頃2の縦端縁の基本ライン2aに沿って帯状をなす面ファスナー11が設けられ、下側に重ね合わされる前身頃3の外面には、該面ファスナー11に対応して、これと貼り合わされる面ファスナー11a,11bが、縦方向に複数段、前記最外層に縫い付けることにより固定されている。面ファスナー11a、11bは、夫々全体として横長の矩形状でその横方向長さは、前記面ファスナー11の幅よりも大であり、このため、種々の着用者の体型に対応しやすいようになっている。
すなわち、例えば、「放射線防護衣の内面側である、後身頃のウェストラインの位置に、前身頃と後身頃の境界付近となる各脇部において両端部を縫い付けて固定した背面インナーベルトと、
前身頃と後身頃の境界付近となる各脇部において両端部を固定した(又は着脱自在に取り付けた)前面インナーベルトと、を備えた」構成を採用することができる。
このようなインナーベルトを設けると、よりフィット感、ホールド感を向上させることができる。
放射線防護衣1は、前開きの巻スカート型で、互いに重ね合わされる左右前身頃と、後身頃とを有し、裾部は膝近傍まで延びている。
以下、実施例1との相違点を主に説明する。
下側に重ね合わされる前身頃3の外面には、上記面ファスナー10に対応して、これと貼り合わされる面ファスナー10aが、防護衣1の上端縁部に沿って、前記最外層に縫い付けることにより固定されている。該面ファスナー10aは、全体として横長の矩形状で、前身頃3の縦端縁の基本ライン3aから脇部6近傍まで延びている。該面ファスナー10aは、通常、縦方向長さ(幅):8〜12cm、前身頃3の縦端縁の基本ライン3aから脇部6側に向けての長さ:25〜40cm程度である。
放射線防護衣1は、前開きのベスト型(ないしハーフコート型)で、互いに重ね合わされる左右前身頃と、後身頃とを有し、裾部は腰部よりやや下方で停止している。
以下、実施例1との相違点を主に説明する。
下側に重ね合わされる前身頃3の外面には、上記面ファスナー10に対応して、これと貼り合わされる面ファスナー10aが、防護衣1の下端縁部に沿って、前記最外層に縫い付けることにより固定されている。該面ファスナー10aは、全体として横長の矩形状で、前身頃3の縦端縁の基本ライン3aから脇部6に向けて延びている。該面ファスナー10aは、通常、縦方向長さ(幅):8〜12cm、前身頃3の縦端縁の基本ライン3aから脇部6側に向けての長さ:17〜25cm程度である。
2 前身頃
2a 前身頃2の縦端縁の基本ライン
2b 張り出し前身頃部
3 前身頃
4 後身頃
5 アームホール部
6 脇部
10 面ファスナー
10a 面ファスナー
Claims (3)
- 後身頃と、重ね合わされる左右の前身頃と、該重ね合わされる左右の前身頃を互いに固定するための面ファスナーとを備えた放射線防護衣であって、
(a)上側に重ね合わされる前身頃は、前記放射線防護衣のウェストないし腰の位置において該前身頃の縦端縁の基本ラインから横方向に部分的に張り出す張り出し前身頃部を備え、
(b)前記張り出し前身頃部の大きさは、張り出し長さ:6〜14cm、張り出し方向中間部における幅:8〜14cm程度であるとともに、前記上側に重ね合わされる前身頃の、少なくとも最内層及び最外層は、継目等の接続部を介することなくそのまま延びて前記張り出し前身頃部の最内層及び最外層を形成していることにより、前記張り出し前身頃部は、前記上側に重ね合わされる前身頃の一部分をなしており、
(c)前記放射線防護衣のウェストないし腰の位置において、前記上側に重ね合わされる前身頃の縦端縁の基本ラインから脇部側に向けて所定長さ延びる領域の内面と、前記張り出し前身頃部の内面とに、前記面ファスナーを備え、
(d)前記面ファスナーに対応して、これと貼り合わされる面ファスナーを、下側に重ね合わされる前身頃の外面に備えている、
ことを特徴とする放射線防護衣。 - 前記放射線防護衣のウェストないし腰の位置において、前記上側に重ね合わされる前身頃の縦端縁の基本ラインから脇部側に向けて所定長さ延びる領域の内面と、前記張り出し前身頃部の内面とに備えられた前記面ファスナーは、両内面間において連続する1枚の面ファスナーで構成されている、請求項1に記載の放射線防護衣。
- 前記放射線防護衣は、コート型である請求項1又は2に記載の放射線防護衣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010286770A JP5758623B2 (ja) | 2010-12-22 | 2010-12-22 | 放射線防護衣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010286770A JP5758623B2 (ja) | 2010-12-22 | 2010-12-22 | 放射線防護衣 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012132127A JP2012132127A (ja) | 2012-07-12 |
JP5758623B2 true JP5758623B2 (ja) | 2015-08-05 |
Family
ID=46648030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010286770A Active JP5758623B2 (ja) | 2010-12-22 | 2010-12-22 | 放射線防護衣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5758623B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5955816B2 (ja) * | 2013-07-08 | 2016-07-20 | プロト株式会社 | 放射線防護衣 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4524463A (en) * | 1982-09-13 | 1985-06-25 | Ogden Danny W | Wrap around garment |
JPS59128600U (ja) * | 1984-01-23 | 1984-08-29 | シ−ルデイング・インコ−ポレイテツド | 放射線遮蔽チヨツキおよびスカ−ト |
US4843641A (en) * | 1985-11-04 | 1989-07-04 | Infab Corporation | Radiation shield garment |
JPH01102898U (ja) * | 1987-12-28 | 1989-07-11 | ||
JPH02698U (ja) * | 1988-06-10 | 1990-01-05 | ||
EP0458851A1 (en) * | 1989-02-15 | 1991-12-04 | Finex Handels-Gmbh | Textile fabric shielding electromagnetic radiation, and clothing made thereof |
JP2589391Y2 (ja) * | 1992-10-13 | 1999-01-27 | 株式会社マエダ | X線防護衣 |
JP3123657U (ja) * | 2006-03-14 | 2006-07-27 | 化成オプトニクス株式会社 | 放射線防護衣 |
JP3144579U (ja) * | 2008-06-23 | 2008-09-04 | 化成オプトニクス株式会社 | 放射線防護衣用アンダーウエア、及び放射線防護用着用体 |
-
2010
- 2010-12-22 JP JP2010286770A patent/JP5758623B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012132127A (ja) | 2012-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9242165B2 (en) | Cycling suit with a seat pad and a method for making the same | |
US8684789B2 (en) | Undergarment | |
EP2815661B1 (en) | A cycling suit with a seat pad and a method for making the same | |
US20230180861A1 (en) | Disposable pants-protecting painter's chaps | |
US8784349B1 (en) | Knee brace | |
WO2015168209A1 (en) | Protective garments and methods of making | |
JP5758623B2 (ja) | 放射線防護衣 | |
JP2019094602A (ja) | 折畳み可能な防護服 | |
US6990687B2 (en) | Fire protective trousers with belt closure system | |
EP2735239B1 (en) | Garment comprising multiple layers | |
JP5501634B2 (ja) | 放射線防護エプロン | |
JP3176715U (ja) | 被服 | |
JP3155268U (ja) | 放射線防護衣 | |
JP5850088B2 (ja) | ボトム衣類 | |
JP3123657U (ja) | 放射線防護衣 | |
JP3183170U (ja) | 防護服 | |
JP6975623B2 (ja) | ヒップガード | |
CN218104980U (zh) | 一种一次性防护罩衣 | |
JP6679033B1 (ja) | ウエットスーツ | |
JP3222642U (ja) | 放射線防護衣 | |
JP3123658U (ja) | 放射線防護衣 | |
CN204104901U (zh) | 护膝 | |
CN212488642U (zh) | 一种精神科住院病人专用约束防护服 | |
JP7340843B2 (ja) | サポートインナーウェア | |
CN210962509U (zh) | 一种手指固定护具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150604 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5758623 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |