JPH0623897A - 断熱パネル材 - Google Patents
断熱パネル材Info
- Publication number
- JPH0623897A JPH0623897A JP4179694A JP17969492A JPH0623897A JP H0623897 A JPH0623897 A JP H0623897A JP 4179694 A JP4179694 A JP 4179694A JP 17969492 A JP17969492 A JP 17969492A JP H0623897 A JPH0623897 A JP H0623897A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- far
- heat insulating
- coating
- insulating panel
- infrared radiator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、容易な作業でかつ安価なコストで
製造され、均一な赤外線を放射することのできる遠赤外
線放射体を具備した断熱パネル材を提供することを目的
としている。 【構成】 本発明は、一定の間隔を置いて互いに平行に
配置された面材１，２から成り、その少なくとも一方の
表面に遠赤外線放射体のコーティングを有する面材と、
これらの面材１，２の間に配置された芯材３とから成る
断熱パネル材である。
製造され、均一な赤外線を放射することのできる遠赤外
線放射体を具備した断熱パネル材を提供することを目的
としている。 【構成】 本発明は、一定の間隔を置いて互いに平行に
配置された面材１，２から成り、その少なくとも一方の
表面に遠赤外線放射体のコーティングを有する面材と、
これらの面材１，２の間に配置された芯材３とから成る
断熱パネル材である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱パネル材に関し、
特に断熱効果の必要なボックス型の乾燥機、冷凍庫、保
冷庫等で用いられる遠赤外線放射機能を有する断熱パネ
ル材に関するものである。
特に断熱効果の必要なボックス型の乾燥機、冷凍庫、保
冷庫等で用いられる遠赤外線放射機能を有する断熱パネ
ル材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、木材乾燥機において、その木材乾
燥室の内壁面に遠赤外線放射性セラミックスをコーティ
ングして、優良な乾燥木材を得ることは周知であり（実
開平３−１１５３８４号公報）、また、冷凍庫の内壁面
に遠赤外線放射性セラミックスをコーティングして、庫
内の熱分布を均一化し、冷凍庫の性能を向上させること
も知られている。これらは遠赤外線の場の効果と呼ばれ
る作用を利用するものであり、対流熱と遠赤外線放射体
から発生する放射エネルギーとの相乗効果によるものと
考えられている。
燥室の内壁面に遠赤外線放射性セラミックスをコーティ
ングして、優良な乾燥木材を得ることは周知であり（実
開平３−１１５３８４号公報）、また、冷凍庫の内壁面
に遠赤外線放射性セラミックスをコーティングして、庫
内の熱分布を均一化し、冷凍庫の性能を向上させること
も知られている。これらは遠赤外線の場の効果と呼ばれ
る作用を利用するものであり、対流熱と遠赤外線放射体
から発生する放射エネルギーとの相乗効果によるものと
考えられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、遠赤外線放射体
を初めから具備した壁材あるいは断熱パネル材はなく、
冷凍庫や乾燥室等の完成後にその壁材の内面にセラミッ
クス含有塗料を塗布し、もしくは、放射体を内張りして
いた。しかしながら、冷凍庫等の完成後にセラミックス
含有塗料を塗布したのでは、塗膜の厚さが不均一とな
り、遠赤外線の放射率が均一とならず、所期の効果が得
られなかった。なお、焼き着け塗装等は、施工が出来な
い場合もあり、また、内張り方式では、工程数やコスト
の面から問題があった。
を初めから具備した壁材あるいは断熱パネル材はなく、
冷凍庫や乾燥室等の完成後にその壁材の内面にセラミッ
クス含有塗料を塗布し、もしくは、放射体を内張りして
いた。しかしながら、冷凍庫等の完成後にセラミックス
含有塗料を塗布したのでは、塗膜の厚さが不均一とな
り、遠赤外線の放射率が均一とならず、所期の効果が得
られなかった。なお、焼き着け塗装等は、施工が出来な
い場合もあり、また、内張り方式では、工程数やコスト
の面から問題があった。
【０００４】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたもので、容易な作業でかつ安価なコストで製
造され、均一な赤外線を放射させることのできる遠赤外
線放射体を具備した断熱パネル材を提供することを目的
とするものである。
になされたもので、容易な作業でかつ安価なコストで製
造され、均一な赤外線を放射させることのできる遠赤外
線放射体を具備した断熱パネル材を提供することを目的
とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、一定の間隔を置いて互いに平行に配置さ
れた平らな面材から成り、その少なくとも一方の外表面
に遠赤外線放射体のコーティングを有する面材と、これ
らの面材の間に配置された芯材とから成るものである。
に、本発明は、一定の間隔を置いて互いに平行に配置さ
れた平らな面材から成り、その少なくとも一方の外表面
に遠赤外線放射体のコーティングを有する面材と、これ
らの面材の間に配置された芯材とから成るものである。
【０００６】
【作用】平らな面材の外表面に遠赤外線放射体のコーテ
ィングを施すので、従来のどのような塗装工程によって
もコーティング作用が容易であり、遠赤外線放射体を均
一な層厚に塗布することができるので、均一な遠赤外線
を放射する断熱パネル材を得ることができる。したがっ
て、最終用途において、なんらの表面処理を施すことな
く、かつ従来の断熱パネル材と同様に取り扱って、その
用途における目的を充分に達成することができる。
ィングを施すので、従来のどのような塗装工程によって
もコーティング作用が容易であり、遠赤外線放射体を均
一な層厚に塗布することができるので、均一な遠赤外線
を放射する断熱パネル材を得ることができる。したがっ
て、最終用途において、なんらの表面処理を施すことな
く、かつ従来の断熱パネル材と同様に取り扱って、その
用途における目的を充分に達成することができる。
【０００７】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に示された遠赤
外線放射体を複合パネルについて説明する。パネル材Ｐ
は、２枚の面材１および２と、その間に配置される芯材
３とから構成される。なお、面材１および２は、金属薄
板、紙、合成樹脂シート等から形成される。また、面材
１，２の間の芯材３は、フェノール樹脂やウレタン樹脂
等の有機物や、発泡コンクリートのような無機物から成
る。
外線放射体を複合パネルについて説明する。パネル材Ｐ
は、２枚の面材１および２と、その間に配置される芯材
３とから構成される。なお、面材１および２は、金属薄
板、紙、合成樹脂シート等から形成される。また、面材
１，２の間の芯材３は、フェノール樹脂やウレタン樹脂
等の有機物や、発泡コンクリートのような無機物から成
る。
【０００８】少なくとも、一方の面材１または２の外表
面には、遠赤外線放射体５のコーティング４が形成され
ている。遠赤外線放射体５としては、有効波長域が３μ
m〜２５μmの遠赤外線放射体が最適であり、ジルコニア
系セラミックス、アルミナ系セラミックス、酸化鉄系セ
ラミックス等が使用される。
面には、遠赤外線放射体５のコーティング４が形成され
ている。遠赤外線放射体５としては、有効波長域が３μ
m〜２５μmの遠赤外線放射体が最適であり、ジルコニア
系セラミックス、アルミナ系セラミックス、酸化鉄系セ
ラミックス等が使用される。
【０００９】遠赤外線放射体５のコーティング４は、遠
赤外線放射性セラミックス５ａを塗料６に混合し、この
塗料６をバインダーとして面材１または２の表面に塗布
することで形成される。なお、塗料６は、テフロン等の
フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、油性塗料、水性塗料
等、用途に応じて自由に選択でき、この中に所定量の遠
赤外線放射体を混合するものである。
赤外線放射性セラミックス５ａを塗料６に混合し、この
塗料６をバインダーとして面材１または２の表面に塗布
することで形成される。なお、塗料６は、テフロン等の
フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、油性塗料、水性塗料
等、用途に応じて自由に選択でき、この中に所定量の遠
赤外線放射体を混合するものである。
【００１０】コーティングの塗布方法は、面材が平らな
ので、刷毛塗り、ロールコーター、吹付け塗装、焼付け
塗装等、従来知られている塗布方法を自由に選択するこ
とができる。
ので、刷毛塗り、ロールコーター、吹付け塗装、焼付け
塗装等、従来知られている塗布方法を自由に選択するこ
とができる。
【００１１】断熱パネル材Ｐの製造方法としては、遠赤
外線放射体のコーティングが既に形成された平らな面材
を用いて製造する場合と、パネル材の完成後にその平ら
な面材の外表面に遠赤外線放射体含有塗料を塗布する場
合の２通りのいずれかで実施することができる。なお、
断熱パネル材の芯材３としてハニカム３ａを用いること
ができる。このような断熱パネル材は、壁材の他に、冷
蔵庫の間仕切りや屋根材等、種々の用途に利用すること
ができる。
外線放射体のコーティングが既に形成された平らな面材
を用いて製造する場合と、パネル材の完成後にその平ら
な面材の外表面に遠赤外線放射体含有塗料を塗布する場
合の２通りのいずれかで実施することができる。なお、
断熱パネル材の芯材３としてハニカム３ａを用いること
ができる。このような断熱パネル材は、壁材の他に、冷
蔵庫の間仕切りや屋根材等、種々の用途に利用すること
ができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明の断熱パネルによれば、遠赤外線
の場の効果を利用する筐体等、遠赤外線放射壁面を有す
る装置類の製造が容易となる。即ち、従来であれば、装
置の完成後に所定壁面に遠赤外線放射体含有塗料を塗布
もしくは内張りするという困難な作業をしていたが、本
発明による断熱パネル材を用いることで、このような表
面処理工程を省くことができる。また、本発明の断熱パ
ネル材は通常のパネル材と同様に取り扱うことができる
ので、装置類の組立の手間は従来と変わらない。塗膜の
厚さ、即ち遠赤外線放射体の層の厚さが均一とすること
ができるため、遠赤外線の放射も均一となる。従って、
遠赤外線の場の効果が有効に働き、例えば木材乾燥機に
おいては優秀な乾燥木材が得られる。
の場の効果を利用する筐体等、遠赤外線放射壁面を有す
る装置類の製造が容易となる。即ち、従来であれば、装
置の完成後に所定壁面に遠赤外線放射体含有塗料を塗布
もしくは内張りするという困難な作業をしていたが、本
発明による断熱パネル材を用いることで、このような表
面処理工程を省くことができる。また、本発明の断熱パ
ネル材は通常のパネル材と同様に取り扱うことができる
ので、装置類の組立の手間は従来と変わらない。塗膜の
厚さ、即ち遠赤外線放射体の層の厚さが均一とすること
ができるため、遠赤外線の放射も均一となる。従って、
遠赤外線の場の効果が有効に働き、例えば木材乾燥機に
おいては優秀な乾燥木材が得られる。
【図１】図１は、本発明による遠赤外線放射体複合パネ
ルの断面図である。
ルの断面図である。
【図２】図１のＡ部拡大図（遠赤外線放射体と芯材の接
合部断面図）
合部断面図）
【図３】本発明の他の実施例を示す複合パネルの一部を
破断した斜視図である。
破断した斜視図である。
Ｐ 複合パネル １，２ 断面板 ３ 芯材 ３ａ ハニカム ４ コーティング ５ 赤外線放射体 ６ 塗料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２５Ｄ 23/06 Ｔ 7380−3Ｌ
Claims (1)
- 【請求項１】 一定の間隔を置いて互いに平行に配置さ
れた平らな面材から成り、その少なくとも一方の外表面
に遠赤外線放射体のコーティングを有する面材と、これ
らの面材の間に配置された芯材とから成る断熱パネル
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4179694A JPH0623897A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 断熱パネル材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4179694A JPH0623897A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 断熱パネル材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623897A true JPH0623897A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16070246
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4179694A Pending JPH0623897A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 断熱パネル材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623897A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010010472A (ko) * | 1999-07-20 | 2001-02-15 | 김영성 | 옥 코팅 패널 및 그 제조장치 및 방법 |
| WO2011083638A1 (ja) | 2010-01-08 | 2011-07-14 | 株式会社ゼロ | 水中用ドライスーツ |
| KR101381160B1 (ko) * | 2011-04-08 | 2014-04-04 | 박은태 | 불연몰탈층이 구비된 경량 샌드위치 패널 |
| KR101439429B1 (ko) * | 2012-03-09 | 2014-09-11 | 주식회사 대창 | 냉온장고 장치 |
| KR20190030445A (ko) * | 2017-09-14 | 2019-03-22 | 이성철 | 씽크대 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP4179694A patent/JPH0623897A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010010472A (ko) * | 1999-07-20 | 2001-02-15 | 김영성 | 옥 코팅 패널 및 그 제조장치 및 방법 |
| WO2011083638A1 (ja) | 2010-01-08 | 2011-07-14 | 株式会社ゼロ | 水中用ドライスーツ |
| US8561212B2 (en) | 2010-01-08 | 2013-10-22 | Zero Corporation | Underwater drysuit |
| KR101381160B1 (ko) * | 2011-04-08 | 2014-04-04 | 박은태 | 불연몰탈층이 구비된 경량 샌드위치 패널 |
| KR101439429B1 (ko) * | 2012-03-09 | 2014-09-11 | 주식회사 대창 | 냉온장고 장치 |
| KR20190030445A (ko) * | 2017-09-14 | 2019-03-22 | 이성철 | 씽크대 |
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