JP4497825B2 - インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は被記録材に沿って移動する記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
インクジェット記録装置は、吐出口から液滴(インク)を吐出することで画像を形成するものであり、記録動作時には、インクの主滴の他にサテライトやインクミストといった主滴よりも小さい霧状の液滴が同時に吐出される。これらのサテライトやインクミストは、特に高速記録(高速プリント)を達成するために1バンド分の記録における記録手段の通過回数(パス数)を少なくした記録モード(高速記録モード)の時に画像品質を低下させる主要因となっており、そのため、画像品質を向上させるためには、サテライトやインクミストの発生を防止するか、あるいは発生したサテライトやインクミストを排除する技術手段が必要である。
【0004】
このような技術手段として、特開平11−348249号公報には、画像データの入力速度を検知してキャリッジの移動速度や吐出速度を制御し、更にインクミスト排除手段の動作を制御することで、画像データが多く低速記録を行う際にはインクミスト排除手段であるファンを停止し、画像データが少なく高速記録を行う際にはファンを動作させることにより、無用の電力を消費することなくインクミストを排除することを可能にした画像形成装置が開示されている。
すなわち、インクミストは特に高速記録時に多く発生することから、高速記録時にはインクミスト排除手段でインクミストを回収することで良好な画像を出力し、低速記録時にはファンを停止させることで無用な電力を浪費することなく画像を出力するように構成した記録装置が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−348249号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、画像制御技術が向上し大量のデータを瞬時に出力できる画像形成装置においては、常にインクミスト排除手段を動作させる必要がある。また、画像を形成するための記録ヘッドの通過回数(以下、パス数と略す)を少なくすることにより高速記録を達成しようとすると特許文献1に記載の技術手段だけでは、十分にインクミストを排除することができず、特に白地の部分に浮遊したサテライトやインクミストによって画像ノイズが発生したり、ハーフトーン画像においてはサテライトやインクミストによる濃度ムラや色味の変化が発生するなどの技術的課題があった。
【0007】
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、記録時におけるサテライトやインクミストを減少させることができ、サテライトやインクミストに起因する画像ムラを解消することで画質低下を防止することができ、特に、記録手段の通過回数が少ない記録時の画像品質が向上することから高速高画質記録を実現することができるインクジェット記録方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、被記録材に沿って移動する記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法において、前記被記録材上の所定領域に対して前記記録手段を2回以上の第1の回数だけ移動させることにより記録を行う第1の記録モード、または前記所定領域に対して前記記録手段を第1の回数よりも多い第2の回数だけ移動させることにより記録を行う第2の記録モードにより記録可能であって、前記第1の記録モードにおける前記記録手段の吐出口面と前記被記録材の表面との間隔は前記第1の回数の移動において一定であり、前記第2の記録モードにおける前記間隔は前記第2の回数の移動において一定であり、且つ前記第1の記録モードにおける前記間隔は前記第2の記録モードにおける前記間隔よりも小さいことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
図1は本発明によるインクジェット記録方法を実施するのに好適なインクジェット記録装置の一実施例を示す模式的平面図である。図1において、1は記録用紙等の記録媒体を搬送(紙送り)するための搬送機構(紙送り機構)を含む装置本体を示し、図示のインクジェット記録装置は比較的大判の被記録材(記録用紙等の記録媒体)に記録を行うものである。キャリッジ2には12個の記録手段としての記録ヘッド5が搭載されており、キャリッジ2が被記録材に沿って移動することにより被記録材に対する主走査が可能となる。すなわち、キャリッジ2は、装置本体1に設置されたガイド軸11に沿って移動可能に案内支持されており、キャリッジモータ(主走査モータ)からタイミングベルト13を介して伝達される駆動力によって往復移動するものである。
【0010】
記録に使用されるインクとしては、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの他に、更に記録画像の粒状感を低減することを目的とした淡シアン及び淡マゼンタを加えた合計6種類(6色)のインクが用いられており、また、記録速度の向上を目的として、1種類(1色)のインクに対して2個ずつの記録ヘッド5が使用されており、本実施例では合計12個の記録ヘッド5が使用されている。
【0011】
図1において、30A、30B、30C及び30Dは各記録ヘッド5の吸引回復動作(吸引回復処理)を行うための吸引回復機構である。各吸引回復機構30A〜30Dは、各記録ヘッド5の吐出口面に密着して吐出口を覆うためのキャップと各キャップに接続された負圧発生源としての吸引ポンプとを備えており、キャップで吐出口を密閉したキャッピング状態で吸引ポンプを作動させることにより吐出口からインクを吸引し、吐出口内の固着インクや気泡等をインクとともに排出することにより記録に使用されるインクをリフレッシュ(回復)するように動作する。なお、各キャップは、記録ヘッド5の不使用時にその吐出口面を保護するとともに吐出口からのインクの蒸発を抑制する働きも有している。
【0012】
図1において、31は各記録ヘッド5の予備吐出動作によって吐出されるインクを受容する予備吐出インク受容部であり、32は各記録ヘッド5の吐出口面に付着したインクやほこり等の異物を拭き取り除去(ワイピング)するためのワイピング機構である。
以上のインクジェット記録装置においては、ホスト装置から記録データを受け取ると、不図示の搬送機構によって被記録材としての記録用紙が記録位置まで搬送されるとともに、記録用紙に記録すべくキャリッジ2がガイド軸11に沿った方向(主走査方向)に移動するように制御され、これにより各記録ヘッド5の走査が行われることで記録用紙に1バンド分の画像などが記録される。
【0013】
そして、記録用紙に対する1バンド分の記録が終了すると、記録用紙は搬送機構によってキャリッジ2と交叉する方向(副走査方向)に1バンド分だけ搬送され、次の1バンド分の記録が行われる。この1バンド分の記録と1バンド分の搬送を繰り返すことにより記録用紙全体の記録が行われる。キャリッジ2の移動経路に沿ってキャリッジ2の移動位置を検出するためのエンコーダーフィルム12が配設されており、キャリッジ2に搭載されたエンコーダセンサがエンコーダーフィルム12を検出する信号に基づいてキャリッジ2の位置を検知することができる。また、このエンコーダの位置検出に基づいてキャリッジ2のホームポジションへの移動が制御される。
【0014】
複数の記録ヘッド5のそれぞれには、副走査方向(被記録材の搬送方向)に600dpi(ドット/インチ)の密度で256個の吐出口が列を成して形成されており、各吐出口に連通したインク液路内にはインクを局所的に加熱して膜沸騰を起こさせ、その時に発生する圧力によって吐出口からインクを吐出させるための電気熱変換体(発熱素子)が設けられている。
すなわち、記録手段としての記録ヘッド5は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたものである。また、記録ヘッド5は、電気熱変換体により印加される熱エネルギーによってインク内に膜沸騰を生じさせ、その時に生じる気泡の成長、収縮による圧力変化を利用して吐出口よりインクを吐出させ、記録(プリント、印刷)を行うものである。
【0015】
図11は、記録ヘッド5のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図11において、記録用紙等の被記録材(記録媒体)と所定の隙間(例えば、約0.2ミリ〜約2.0ミリ程度) をおいて対面する吐出口面81には、所定のピッチで複数の吐出口82から成る吐出口列が形成され、共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。記録ヘッド5は、複数の吐出口82が主走査方向(記録ヘッド5の移動方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で、キャリッジ2に搭載されている。こうして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82からインクを吐出させる記録ヘッド(記録手段)5が構成されている。
【0016】
図2は図1に示すインクジェット記録装置における制御系の構成を示すブロック図である。図2において、800はインクジェット記録装置の主制御部を成すコントローラであり、以下に説明する各種のシーケンスを実行するものである。コントローラ800は、CPU801とROM802とRAM803とを備えている。CPU801は例えばマイクロコンピュータ形態をしている。ROM802には、CPU801の動作手順に対応したプログラムやテーブル、並びにヒートパルスの電圧値やパルス幅、さらにはその他の固定データが格納されている。RAM803には、記録データを展開する領域や作業用の領域等が設けられている。
【0017】
図2において、環境温度センサ811で検出された環境温度はコントローラ800に入力される。記録データの供給源を成すホスト装置805とコントローラ800との間では、インターフェース(I/F)804を介して、記録モードの選択された信号や記録データ、並びにその他のコマンド及びステータス信号などが送受信される。コントローラ800では、記録モードの選択された信号に従って、1バンド分の画像を記録するときのキャリッジ2の主走査方向のパス数(通過回数、移動回数)及び移動速度が決定される。
【0018】
図2において、806は、記録や予備吐出の際に記録データ等に応じて記録ヘッド5の電気熱変換体(吐出用ヒータ)85を駆動するためのヘッドドライバを示す。また、各記録ヘッド5には温度センサ50が設けられ、この温度センサ50によって検出された温度検出値をコントローラ800に入力することにより記録ヘッド5のヘッド温度を制御することができる。
809はキャリッジ2をガイド軸11に沿って主走査方向に移動させる(駆動する)ための駆動源となる主走査モータであり、807は主走査モータ809を駆動するためのモータドライバである。
また、810は被記録材(記録媒体)を搬送(副走査)するための駆動源となる副走査モータ(搬送モータ)を示し、808は副走査モータ810を駆動するためのモータドライバを示す。
【0019】
図3は記録ヘッド5を搭載したキャリッジ2の模式的側面図である。次に、図3を参照して記録ヘッド5を搭載したキャリッジ2の構成を説明する。図3において、キャリッジ2はガイド軸11に沿って平行に往復移動し、プラテン10上を矢印41の方向へと搬送される不図示の記録メディア(被記録材、記録媒体)に記録(プリント)を行う。この時、コントローラ800が記録開始前にホスト装置805から受信した記録モード選択により1バンド分の記録における記録ヘッド5のパス数が決定されるが、この記録ヘッド5のパス数が4回以下の場合には、記録ヘッド5を矢印42方向へ所定量だけ移動させることにより、記録ヘッド5の吐出口面(記録ヘッド面)81とプラテン10との間の距離を減少させるように構成されている。このような記録ヘッド5の上下方向の移動は、吐出口面(記録ヘッド面)81とプラテン10との間の距離を調整するヘッドプラテン距離調整手段14により行われる。
【0020】
図4は記録ヘッド5の吐出口82からインクを吐出させるために電気熱変換体85に印加される電圧の駆動波形図である。図4において、インク吐出のための駆動波形図に関しては、図示のように先ずプレヒートパルスを印加した後にメインヒートパルスを印加することにより吐出口82よりインク主滴が吐出するように構成されている。プレヒートパルスとメインヒートパルスとの組み合わせを1サイクルとして、最大15kHzの周波数でインクが吐出される構成になっている。
【0021】
図5は本発明を適用したインクジェット記録方法において記録ヘッド5に設けられた温度センサ50によりインク温度を検知する際の動作シーケンスの一例を示すフローチャートであり、図6は記録ヘッド5のヒーターボードに印加されるヘッド加温パルス(電圧)の駆動波形図である。図5において、温度センサ50によって記録ヘッド5に充填されているインクの温度を検知し、検知したインク温度が摂氏25度±0.5度未満の場合は、記録ヘッド5に設けられている不図示のヒーターボードに図6に示すヘッド加温パルスを印加(例えば5秒間の印加)することにより、インク温度を摂氏25度±0.5度まで加温する。
【0022】
その際にインク温度が摂氏25度±0.5度まで加温されなかった場合は、再度加温パルスを印加し、加温されるまで繰り返す。ヘッド加温パルスは、インク吐出には至らない程度の熱エネルギーをインクに与えるためのものであり、インクの劣化やヒーターボードへのインクの付着を促進させるものではない。また、インク温度が摂氏25度±0.5度を超える場合は、インク吐出量が一定になるように駆動波形のパルス幅と電圧値とを制御するテーブルに従って、前記ヒーターボードに印加する駆動パルスが決定される。
【0023】
次に本発明を適用したインクジェット記録方法を実施例を挙げて詳細に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
先ず、各実施例における記録画像(記録画質)の評価方法について以下に簡単に説明する。記録画像の評価方法は、ドット面積率が10%から100%までの10段階の階調パターンのパッチをデータとして入力することで画像を形成し、出力された画像におけるサテライトやインクミストの影響による画像ムラの発生度合いを次のように目視で評価する。
【0024】
○ :10段階全ての階調パッチにおいて画像ムラが発生しない。
△○ :10段階のうち、1つのパッチのみ極くわずかに画像ムラが観察される。
△ :10段階のうち、2つのパッチにわずかな画像ムラが観察される。
×△ :10段階のうち、3つのパッチに画像ムラが観察される。
× :10段階のうち、4つ以上のパッチに画像ムラが観察される。
上記評価段階では、「△○」レベル以上の画像であれば、市場で一般に出力される画像パターンにおいて、画像ムラがあるとは判別できないレベルであり、十分に満足できる画像出力が得られる。
また、各実施例における駆動条件としては、キャリッジ2の移動速度が50inch/sec に選定され、キャリッジ2の片道移動距離が36inchに選定された。
【0025】
図7は、本発明を適用したインクジェット記録方法の第1実施例において、記録モードの選択により決まるキャリッジ2のパス数(1バンド分の記録を行うときの移動回数)によって、記録ヘッド5の吐出口面81とプラテン10との間の距離を制御するためのシーケンスを示すフローチャートである。図7において、記録モードが選択されることで、その記録モードに見合った記録ヘッド5のパス数(又はキャリッジ2のパス数)が選定される。その際、パス数(1バンド分の記録を行うときの記録ヘッド5の通過回数)が4以下の場合には記録ヘッド5とプラテン10との間隔(高さ)がlowモード(比較的小さい間隔)に設定されて記録が開始される。
【0026】
表1は、図7のフローチャートによる記録ヘッド5とプラテン10との距離の制御を入れる場合(制御有り)と当該制御を入れない場合(制御無し)とにおける画像評価結果を対比させて示すものである。
Figure 0004497825
【0027】
記録モードの設定が高画質記録の場合は記録ヘッド5のパス数は比較的多く設定され、記録モードの設定が高速記録の場合は記録ヘッド5のパス数は比較的少なく設定されている。また、記録ヘッド5のパス数が5パス以上の時は、通常モードで記録されるため図7の制御を入れない場合と同様である。一方、記録ヘッド5のパス数が4パス以下では、記録ヘッド5とプラテン10の高さがlowモード(記録ヘッド5とプラテン10との間の距離を小さくしたモード)に設定されることで、明らかに画像品質が向上していることがわかる。特に1パス及び2パスの時には10段階のうち4つ以上のパッチに画像ムラ(評価で×)が観察されていたのが、図7の制御を入れた場合には、表1の制御有りに見られるように、10段階すべての階調パッチにおいて画像ムラが発生しないレベル(評価で○)まで向上している。
【0028】
本実施例の構成では、吐出口面81とプラテン10との間の距離は、通常モード設定時には2.0mmとしているが、4 パス以下の設定によって制御が実行されるlowモード設定時には1.2mmとしている。通常モード設定時に2.0mmとしている理由は、記録メディアの搬送バラツキによる記録ヘッド5との接触を避けるためであるが、この数値に限定されるものではない。
同じくlowモード設定時に1.2mmとしているが、この場合もこの数値に限定されるものではない。高速記録モード時には、記録メディア(被記録材、記録媒体)が限定されるため搬送バラツキは小さくなり、その結果、記録ヘッド5のパス数が少ないlow設定時に通常設定時よりも吐出口面81をプラテン10に近づけることが可能になる。
【0029】
更に、本実施例の構成では、制御の「有り」と「無し」とによる画像評価結果の有意差が4パス以下において認められるため、記録ヘッド5とプラテン10との間の間隔の切り換えを4パスに設定しているが、本発明は、これに限定されるものではなく、画像評価結果の有意差が発生するパス数での間隔の切り換えを行うことで、より好ましい効果を得るものである。
【0030】
図8は、本発明を適用したインクジェット記録方法の第2実施例において、記録モードの選択により決まる記録ヘッド5(又はキャリッジ2)のパス数(1バンド分の記録を行うときの移動回数)によって、記録ヘッド5の駆動パルス幅のうちメインヒートパルス幅(図4参照)を制御するためのシーケンスを示すフローチャートである。図8において、記録モードが選択されることで、その記録モードに見合った記録ヘッド5(キャリッジ2)のパス数(通過回数)が選択される。その際、パス数が4以下の場合にはヘッド駆動パルス幅がshortモードに設定されて記録が開始される。
【0031】
表2は、図8のフローチャートによる記録ヘッド5の駆動パルス幅の制御を入れる場合(制御有り)と当該制御を入れない場合(制御無し)とにおける画像評価結果を対比させて示すものである。
Figure 0004497825
【0032】
記録モードの設定が高画質記録の場合は記録ヘッド5のパス数は比較的多く設定され、記録モードの設定が高速記録の場合は記録ヘッド5のパス数は比較的少なく設定されている。記録ヘッド5のパス数が5パス以上の時は、通常モードで記録されるため図8の制御を入れない場合と同様であるが、記録ヘッド5のパス数が4パス以下では、記録ヘッド5のヘッド駆動パルス幅がshortモードに設定されることで、明らかに画像品質が向上していることがわかる。特に1パス及び2パスの時には10段階のうち4つ以上のパッチに画像ムラ(評価で×)が観察されていたのが、図8の制御を入れた場合には、表2の制御有りに見られるように、10段階すべての階調パッチにおいて画像ムラが発生しないか、10段階のうち1つの階調パッチのみ極くわずかに画像ムラが観察されるレベルまで向上している。
【0033】
本実施例の構成では、インクを吐出するためのメインヒートパルス幅を通常モードでは0.75μsecとしているが、shortモード時には0.68μsecと短く制御している。これによってインクの吐出量は若干少なくなるが、サテライトやインクミストの発生量が少なくなるため、画像品質は格段に向上する。通常モード時のヘッド駆動パルス幅に対するshortモード時のヘッド駆動パルス幅は、0.8倍〜0.85倍程度が好ましい。ただし、この倍数の数値の絶対値に関しては、記録ヘッド5の構成によっても異なるため、特に限定されるものではない。
【0034】
図9は、本発明を適用したインクジェット記録方法の第3実施例において、記録モードの選択によって決まる記録ヘッド5のパス数(1バンド分を記録するときの移動回数)によって、記録ヘッド5の駆動電圧値(図4)を制御する動作シーケンスを示すフローチャートである。図9において、記録モードが選択されることで、記録モードに見合った記録ヘッド5のパス数(通過回数)が選択される。その際、パス数が4以下の場合には記録ヘッド5の駆動電圧値がlowモードに設定されて記録動作が開始される。
【0035】
表3は、図9のフローチャートによる記録ヘッド5の駆動電圧値の制御を入れる場合(制御有り)と当該制御を入れない場合(制御無し)とにおける画像評価結果を対比させて示すものである。
Figure 0004497825
【0036】
記録モードの設定が高画質記録の場合は記録ヘッド5のパス数は比較的多く設定され、記録モードの設定が高速記録の場合は記録ヘッド5のパス数は比較的少なく設定されている。記録ヘッド5のパス数が5パス以上の時は、通常モードで記録されるため図9の制御を入れない場合と同様であるが、記録ヘッド5のパス数が4パス以下では、記録ヘッド5のヘッド駆動電圧値がlowモードに設定されることで、明らかに画像品質が向上していることがわかる。特に1パス及び2パスの時には10段階のうち4つ以上のパッチに画像ムラ(評価で×)が観察されていたのが、図9の制御を入れた場合には、表3の制御有りに見られるように、10段階すべての階調パッチにおいて画像ムラが発生しないか、10段階のうち1つの階調パッチのみ極くわずかに画像ムラが観察されるレベルまで向上している。
【0037】
本実施例の構成では、インクを吐出するためのヘッド駆動電圧値を通常モードでは18Vとしているが、lowモード時には16.2Vと低く制御している。これによって、インク吐出量は若干少なくなるが、サテライトやインクミストの発生量が少なくなるため、画像品質は格段に向上する。通常モード時のヘッド駆動電圧値に対するlowモード時のヘッド駆動電圧値は、0.85倍〜0.95倍程度が好ましい。ただし、この倍数の数値の絶対値に関しては、記録ヘッド5の構成によっても異なるため、特に限定されるものではない。
【0038】
図10は、本発明を適用したインクジェット記録方法の第4実施例において、記録モードの選択によって決まる記録ヘッド5のパス数(1バンド分を記録するときの移動回数)によって、記録ヘッド5に設けられた温度センサ50(図2)による温調(図5)を制御する動作シーケンスの一例を示すフローチャートである。図10において、記録モードが選択されることで、記録モードに見合った記録ヘッド5のパス数が選択される。その際、パス数が4以下の場合には温度センサ50のヘッド温調基準しきい値がlowモードに設定されて記録動作が開始される。
【0039】
表4は、図10のフローチャートによる温度センサ50(図2)による記録ヘッド5(記録ヘッド内のインクの温度)の温調(図5)の制御を入れる場合(制御有り)と入れない場合(制御無し)とにおける画像評価結果を対比させて示すものである。
Figure 0004497825
【0040】
記録モードの設定が高画質記録の場合は記録ヘッド5のパス数は比較的多く設定され、記録モードの設定が高速記録の場合は記録ヘッド5のパス数は比較的少なく設定されている。記録ヘッド5のパス数が5パス以上の時は、通常モードで記録されるため図10の制御を入れない場合と同様であるが、記録ヘッド5のパス数が4パス以下では、記録ヘッド5のヘッド温調基準しきい値がlowモードに設定されることで、明らかに画像品質が向上していることがわかる。特に1パス及2パスの時には10段階のうち4つ以上のパッチに画像ムラ(評価で×)が観察されていたのが、図10の制御を入れた場合には、表4の制御有りに見られるように、10段階すべての階調パッチにおいて画像ムラが発生しないか、10段階のうち1つの階調パッチのみ極くわずかに画像ムラが観察されるレベルまで向上している。
【0041】
本実施例の構成では、記録ヘッド5に設けられた温度センサ50のヘッド温調基準しきい値を通常モードでは摂氏25度±0.5度としているが、lowモード時には摂氏22度±0.5度と低く設定している。また、ヘッド温度がヘッド温調基準しきい値を超えた場合は、図5に示す駆動電圧/駆動パルス幅制御テーブルに基づいて駆動電圧と駆動パルス幅が決定されるが、そのベースとなるインク吐出量は、ヘッド温調基準しきい値のlowモード時における吐出量がベースとなる。これによって、インク吐出量は若干少なくなるが、サテライトやインクミストの発生量が少なくなるため、画像品質は格段に向上する。通常モード時のヘッド温調基準しきい値に対するlowモード時のヘッド温調基準しきい値は、0.8倍〜0.95倍程度が好ましい。ただし、この倍数の数値の絶対値に関しては、記録ヘッド5の構成によっても異なるため、特に限定されるものではない。
【0042】
以上説明した実施例においては、以下に列挙するような本発明の実施態様が記載されている。
実施態様1:被記録材に沿って移動する記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法において、記録手段が画像を形成するのに要する通過回数を設定回数以下に選択したときに、記録手段の吐出口面と被記録材の表面との間隔を通常時より減少させることを特徴とするインクジェット記録方法。
上記実施態様1の構成によれば、記録時におけるサテライトやインクミストを減少させることができ、サテライトやインクミストに起因する画像ムラを解消することで画質低下を防止することができ、特に、記録手段の通過回数が少ない記録時の画像品質が向上することから高速高画質記録を実現することができるインクジェット記録方法が提供される。
【0043】
実施態様2:被記録材に沿って移動する記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法において、記録手段が画像を形成するのに要する通過回数を設定回数以下に選択したときに、記録手段の吐出口からのインク吐出量を減少させることを特徴とするインクジェット記録方法。
上記実施態様2の構成によれば、記録時におけるサテライトやインクミストを減少させることができ、サテライトやインクミストに起因する画像ムラを解消することで画質低下を防止することができ、特に、記録手段の通過回数が少ない記録時の画像品質が向上することから高速高画質記録を実現することができるインクジェット記録方法が提供される。
【0044】
実施態様3:インクを吐出するための駆動パルス幅を減少させることによりインク吐出量を減少させることを特徴とする実施態様2に記載のインクジェット記録方法。
実施態様4:インクを吐出するための駆動電圧を下げることによりインク吐出量を減少させることを特徴とする実施態様2に記載のインクジェット記録方法。
実施態様5:インク温度を下げることによりインク吐出量を減少させることを特徴とする実施態様2に記載のインクジェット記録方法。
実施態様6:記録手段が画像を形成するのに要する通過回数の前記設定回数が4回であることを特徴とする実施態様1〜5のいずれかに記載のインクジェット記録方法。
【0045】
実施態様7:被記録材に沿って移動する記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、記録手段が画像を形成するのに要する通過回数を設定回数以下に選択したときに、記録手段の吐出口面と被記録材の表面との間隔を通常時より減少させることを特徴とするインクジェット記録装置。
上記実施態様7の構成によれば、記録時におけるサテライトやインクミストを減少させることができ、サテライトやインクミストに起因する画像ムラを解消することで画質低下を防止することができ、特に、記録手段の通過回数が少ない記録時の画像品質が向上することから高速高画質記録を実現することができるインクジェット記録装置が提供される。
【0046】
実施態様8:被記録材に沿って移動する記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、記録手段が画像を形成するのに要する通過回数を設定回数以下に選択したときに、記録手段の吐出口からのインク吐出量を減少させることを特徴とするインクジェット記録装置。
上記実施態様8の構成によれば、記録時におけるサテライトやインクミストを減少させることができ、サテライトやインクミストに起因する画像ムラを解消することで画質低下を防止することができ、特に、記録手段の通過回数が少ない記録時の画像品質が向上することから高速高画質記録を実現することができるインクジェット記録装置が提供される。
【0047】
実施態様9:インクを吐出するための駆動パルス幅を減少させることによりインク吐出量を減少させることを特徴とする実施態様8に記載のインクジェット記録装置。
実施態様10:インクを吐出するための駆動電圧を下げることによりインク吐出量を減少させることを特徴とする実施態様8に記載のインクジェット記録装置。
実施態様11:インク温度を下げることによりインク吐出量を減少させることを特徴とする実施態様8に記載のインクジェット記録装置。
実施態様12:記録手段が画像を形成するのに要する通過回数の前記設定回数が4回であることを特徴とする実施態様7〜11のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
【0048】
なお、本発明は、記録ヘッドの数にも関わりなく自由に実施できるものであり、1個の記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置の他、異なる色のインクを使用する複数の記録ヘッドを用いるカラー記録用のインクジェット記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度のインクを使用する複数の記録ヘッドを用いる階調記録用のインクジェット記録装置、さらには、これらを組み合わせたインクジェット記録装置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0049】
さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。
なお、本発明は、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式のインクジェット記録ヘッドを使用するインクジェット記録装置の他、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いしインクを吐出する方式のインクジェット記録ヘッドを使用するインクジェット記録装置など、他のインク吐出方式を用いるインクジェット記録装置に対しても同様に提供することができ、同様の作用、効果を達成できるものである。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記録時におけるサテライトやインクミストを減少させることができ、サテライトやインクミストに起因する画像ムラを解消することで画質低下を防止することができ、特に、記録手段の通過回数が少ない記録時の画像品質が向上することから高速高画質記録を実現することができるインクジェット記録方法及びインクジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット記録方法を実施するのに好適なインクジェット記録装置の一実施例を示す模式的平面図である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置における制御系の構成を示すブロック図である。
【図3】図1中の記録手段を搭載したキャリッジの模式的側面図である。
【図4】図1中の記録手段の吐出口からインクを吐出させるために電気熱変換体に印加される電圧の駆動波形図である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録方法において記録手段に設けられた温度センサによりインク温度を検知する際の動作シーケンスの一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明を適用したインクジェット記録方法において記録手段のヒーターボードに印加されるヘッド加温パルス(電圧)の駆動波形図である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録方法の第1実施例において、記録モードの選択により決まる記録手段の通過回数によって、吐出口面とプラテンとの間の距離を制御するためのシーケンスを示すフローチャートである。
【図8】本発明を適用したインクジェット記録方法の第2実施例において、記録モードの選択により決まる記録手段の通過回数によって、記録手段の駆動パルス幅のうちメインヒートパルス幅を制御するためのシーケンスを示すフローチャートである。
【図9】本発明を適用したインクジェット記録方法の第3実施例において、記録モードの選択によって決まる記録手段の通過回数によって、記録手段の駆動電圧値を制御する動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図10】本発明を適用したインクジェット記録方法の第4実施例において、記録モードの選択によって決まる記録手段の通過によって、記録手段に設けられた温度センサによる温調を制御する動作シーケンスの一例を示すフローチャートである。
【図11】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 装置本体(搬送系を含む)
2 キャリッジ
5 記録手段(記録ヘッド)
10 プラテン
11 ガイド軸
12 エンコーダフィルム
13 タイミングベルト
14 ヘッドプラテン距離調整手段
30 吸引回復機構
31 予備吐出インクの受容部
32 ワイピング機構
41 被記録材の搬送方向
42 記録手段の通過回数が指定回数以下の時に吐出口面が移動する方向
50 温度センサ
81 吐出口面
82 吐出口
83 共通液室
84 液路
85 電気熱変換体
800 コントローラ
801 CPU
802 ROM
803 RAM
804 インターフェース
805 ホスト装置
806 ヘッドドライバ
807、808 モータドライバ
809 主走査モータ
810 副走査モータ
811 環境温度センサ

Claims (2)

  1. 被記録材に沿って移動する記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法において、
    前記被記録材上の所定領域に対して前記記録手段を2回以上の第1の回数だけ移動させることにより記録を行う第1の記録モード、または前記所定領域に対して前記記録手段を第1の回数よりも多い第2の回数だけ移動させることにより記録を行う第2の記録モードにより記録可能であって、
    前記第1の記録モードにおける前記記録手段の吐出口面と前記被記録材の表面との間隔は前記第1の回数の移動において一定であり、前記第2の記録モードにおける前記間隔は前記第2の回数の移動において一定であり、且つ前記第1の記録モードにおける前記間隔は前記第2の記録モードにおける前記間隔よりも小さいことを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 被記録材に沿って移動する記録手段からインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記被記録材上の所定領域に対して前記記録手段を2回以上の第1の回数だけ移動させることにより記録を行う第1の記録モード、および前記所定領域に対して前記記録手段を第1の回数よりも多い第2の回数だけ移動させることにより記録を行う第2の記録モードを実行可能であって、
    前記第1の記録モードにおける前記記録手段の吐出口面と前記被記録材の表面との間隔は前記第1の回数の移動において一定であり、前記第2の記録モードにおける前記間隔は前記第2の回数の移動において一定であり、且つ前記第1の記録モードにおける前記間隔は前記第2の記録モードにおける前記間隔よりも小さいことを特徴とするインクジェット記録装置。
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