JP4496989B2 - シリアルプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、パス印字動作と紙送動作とを組み合わせて印刷媒体への印刷を行うシリアルプリンタ及びその制御方法に関する。
シリアルプリンタは、印刷ヘッドで印刷媒体の表面をラスタ式に走査しながら、印刷ヘッドを駆動して印刷媒体の表面に印刷を行う。典型的な構成のシリアルプリンタは、主走査方向に往復走行することができるキャリッジを有し、そのキャリッジ上に印刷ヘッドが搭載され、また、印刷ヘッドの正面にプラテンが配置され、さらに、印刷媒体をプラテンの表面上で副走査方向へ送る紙送装置を有する。このようなシリアルプリンタに関し、例えば特許文献1には、スループットを向上させるために、キャリッジのスタート遅れを改善するように、キャリッジ動作と紙送動作を部分的に重ね合わせる制御が開示されている。
特開平2004−90431号公報、例えば図5
特許文献1で述べられているキャリッジのスタート遅れの問題とは別に、紙送動作の遅れという問題がある。すなわち図1に示すように、キャリッジの1回の片道走行14と並行して印刷ヘッドからインクを吐出するパス印字動作10が行われ、パス印字動作10に引き続いて印字後処理12が行われる。印字後処理12は、直前のパス印字動作10で吐出されたインク量を計算してインク使用量カウンタを更新したり、印刷ヘッドの微小振動(パス印字動作間のインターバル中、インク状態を良好に維持するために印刷ヘッドを微小振動させること)のための振動波形データを印刷ヘッドに設定したりする。従来のプリンタのコントローラは、パス印字動作10と印字後処理12とは一体の処理として扱い(換言すれば、印字後処理12はパス印字動作10にその一部として組み込まれているといってよく)、印字後処理12の終了をもって印字動作10が終了したと判断して次の紙送動作16を開始するように、制御を行っている。そのため、印字動作10の終了時点から紙送動作16を開始時点までに、印字後処理12に要する時間にほぼ相当する遅れ時間Tが存在する。しかし、印字後処理12が行われている時には、パス印字動作10は既に実際に終了しているから、紙送動作16を開始しても差し支えない。よって、紙送動作開始の遅れ時間Tは無駄な待ち時間である。
したがって、本発明の目的は、シリアルプリンタにおいて、パス印字動作の終了後の紙送動作開始の遅れ時間を解消して、スループットを向上させることにある。
本発明に従えば、パス印字動作と紙送動作とを組み合わせて印刷媒体への印刷を行うシリアルプリンタは、印刷ヘッドとキャリッジと紙送装置を含む印刷エンジンと、印刷エンジンを制御するコントローラとを備え、コントローラは、印刷エンジンによるパス印字動作の終了時に、紙送量が確定している場合には、パス印字動作の終了直後に紙送量分の紙送動作を印刷エンジンに開始させ、かつ、所定の印字後処理を紙送動作と並行して実行する。
本発明に従うシリアルプリンタによれば、パス印字動作の終了時に既に紙送量が確定している場合には、パス印字動作の終了直後にその紙送量分の紙送動作が開始される。そして、印字後処理を紙送動作と並行して実行される。したがって、紙送動作開始の遅れが解消され、スループットが向上する。
好適な実施形態では、コントローラは、パス印字動作の終了時に紙送量が確定していない場合には、その後に印字後処理が終了し且つ紙送量が確定したときに、紙送動作を印刷エンジンに開始させるようになっている。したがって、何らかの原因(例えば上位装置からの印刷ジョブコマンドの到来の遅れなど)により紙送量の確定がパス印字動作の終了より遅れたとしても、パス印字動作の後の印字後処理が終了し且つ紙送量が確定した時点で、紙送動作が実行されるので、従来装置より紙送動作の開始が遅れる虞はない。
好適な実施形態では、コントローラは、パス印字動作を制御するためのパス印字メッセージと紙送動作を制御するための紙送メッセージを生成するジョブ制御部と、ジョブ制御部からのパス印字メッセージに応答してパス印字動作を実行するよう印刷エンジンを制御し、ジョブ制御部からの紙送メッセージに応答して紙送動作を実行するよう印刷エンジンを制御するエンジン制御部とを有する。コントローラ内のジョブ制御部は、パス印字メッセージをエンジン制御部へ送り、その後、パス印字動作の終了を知る前に紙送量が確定した場合には紙送メッセージをエンジン制御部に送る。エンジン制御部は、パス印字動作の終了前に紙送メッセージがジョブ制御部から送られた場合、その紙送メッセージに基づいて、パス印字動作の終了直後に紙送動作が実行されるよう前記印刷エンジンを制御する。このようにして、コントローラ内では紙送メッセージがジョブ制御部からエンジン制御部へ渡される。
好適な実施形態では、さらに、紙送メッセージの有無を示す紙送イベントフラグが設けられ、ジョブ制御部は、パス印字動作の終了を知る前に紙送量が確定した場合には、紙送メッセージをエンジン制御部が取得できる格納場所に格納し、かつ紙送イベントフラグをセットする。そして、エンジン制御部は、その紙送イベントフラグをチェックすることにより、パス印字動作の終了時に紙送量が確定しているか否かを判断し、その結果、紙送量が確定している場合、上記格納場所から紙送メッセージを取得する。このように、コントローラ内では、紙送イベントフラグを用いて、ジョブ制御部からエンジン制御部へと、パス印字動作終了前に紙送量が確定したか否か(換言すれば、上記格納場所に紙送メッセージが格納されたか否か)が通知される。よって、エンジン制御部は、遅くともパス印字動作の終了時点には、紙送メッセージの有無を確実に把握でき、紙送メッセージが有れば直ちに紙送動作の制御を開始することができる。
好適な実施形態では、コントローラは、紙送メッセージを一時的に保持するためのメッセージバッファを更に有し、ジョブ制御部は、メッセージバッファ内の紙送メッセージのための格納場所を予め確保し、パス印字メッセージを作成するとき、その格納場所へのポインタをパス印字メッセージに付加し又は含ませ、そして、パス印字動作の終了を知る前に紙送メッセージを生成した場合、紙送メッセージをメッセージバッファ内の上記格納場所に格納する。エンジン制御部は、ジョブ制御部から受けたパス印字メッセージに付加又は含まれているポインタに基づいて、メッセージバッファ内の上記格納場所を把握し、そして、パス印字動作の終了直後に紙送イベントフラグがセットされていた場合、メッセージバッファ内の上記格納場所から紙送メッセージを取得する。このように、ジョブ制御部からエンジン制御部へ送られるパス印字メッセージを用いて、メッセージバッファ内に予め確保された紙送メッセージのための格納場所をエンジン制御部に通知することにより、エンジン制御部はパス印字動作の終了時点で速やかに、予め通知されたメッセージバッファ内格納場所から紙送メッセージを取得することができ、よって、パス印字動作の終了後直ちに紙送動作の制御を開始することができる。
好適な実施形態では、エンジン制御部は、印字後処理が終了した時、パス印字動作の終了と紙送動作の開始の有無を知らせる印字終了メッセージをジョブ制御部に送る。ジョブ制御部は、エンジン制御部からの印字終了メッセージを受信した後、その印字終了メッセージが紙送動作の未開始を示す場合には、紙送メッセージを既に送信していたとしても、紙送メッセージをエンジン制御部へ再送信する。他方、印字終了メッセージが紙送動作の開始済みを示す場合には、上記紙送メッセージの再送信は行わない。このように、印字終了メッセージを用いて紙送動作が開始されたか否かをジョブ制御部に通知して、開始されてない場合には紙送メッセージのエンジン制御部への再送信を行うことで、何らかの原因で紙送メッセージの送信がパス印字動作の終了時点より遅れたために、パス印字動作の終了時点で紙送メッセージがエンジン制御部に受け取られなかった場合でも、印字後処理の終了後に確実に紙送処理を実行することが可能である。
本発明の別の側面に従えば、上位装置と通信可能に接続され、パス印字動作と紙送動作とを組み合わせて印刷媒体への印刷を行うシリアルプリンタは、印刷ヘッドとキャリッジと紙送装置を含む印刷エンジンと、前記上位装置に応答して前記印刷エンジンを制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、前記印刷エンジンによるパス印字動作の終了時に前記上位装置から紙送動作が要求された場合には、前記パス印字動作の終了直後に前記要求された紙送動作を前記印刷エンジンに開始させ、かつ、所定の印字後処理を前記紙送動作と並行して実行する。
このシリアルプリンタによれば、パス印字動作の終了時に上位装置から紙送動作が要求されている場合には、パス印字動作の終了直後にその要求された紙送動作が開始される。そして、印字後処理を紙送動作と並行して実行される。したがって、紙送動作開始の遅れが解消され、スループットが向上する。
本発明のまた別の側面に従えば、パス印字動作と紙送動作とを組み合わせて印刷媒体への印刷を行うシリアルプリンタの制御方法は、パス印字動作の終了時に、紙送量が確定している場合には、パス印字動作の終了直後に紙送動作を開始するステップと、所定の印字後処理を紙送動作と並行して実行するステップとを備える。
本発明のシリアルプリンタによれば、パス印字動作の終了直後に実行される印字後処理後による紙送動作開始の遅れ時間を解消し、スループットを向上させることができる。
図2は、本発明の一実施形態にかかるシリアルプリンタの構成を示す。
図2に示すように、シリアルプリンタ(以下、単にプリンタという)20は、印刷エンジン22と、印刷エンジン22を制御するコントローラ24とを有する。印刷エンジン22は、印刷ヘッド24、キャリッジ26及び紙送装置28などを含む。印刷エンジン22の具体的な構成は周知のものであってよい。コントローラ24は、一方で印刷エンジン22に接続され、他方でホストコンピュータやデジタルカメラのような上位装置40に接続される。コントローラ24は、コマンド解析部30、ジョブ制御部32及びエンジン制御部34を有する。コントローラ24は例えばマイクロコンピュータ(図示せず)を含んだ電子回路であり、コマンド解析部30、ジョブ制御部32及びエンジン制御部34は例えばそのマイクロコンピュータにて多重に実行される複数タスクである。また、本発明の原理に従って紙送動作を制御するためにジョブ制御部32とエンジン制御部34との間(例えばマイクロコンピュータ内のメモリ上)に、紙送イベントフラグ36が設けられる。
コントローラ24のコマンド解析部30は、上位装置40から印刷ジョブを構成するコマンドのストリームを受信し、受信したコマンドを順次に解釈し、解釈の結果として各種の動作要求、例えばパス印字要求や紙送要求や排紙要求など、を順次に生成する。ジョブ制御部32は、コマント解析部30で順次に生成された動作要求を順次に受け取り、各動作要求に対応した動作メッセージ、例えばパス印字メッセージ、紙送メッセージ又は排紙メッセージなど、を順次に生成してエンジン制御部34に送る。エンジン制御部34は、ジョブ制御部32から順次に受信した動作メッセージにそれぞれ応答して、印刷エンジン22を制御して、各種の動作、例えばパス印字動作、紙送動作又は排紙動作などを順次に印刷エンジン22に実行させる。
ジョブ制御部32とエンジン制御部34とは、両者間のメッセージ通信に関して、原則として、次のような手順で動作する。すなわち、ジョブ制御部32は、1度に1つの動作メッセージをエンジン制御部34に送る。エンジン制御部34は、受信した動作メッセージに応答して、対応する1つの動作を印刷エンジン22に実行させる。そして、その1つの動作の実行が終了すると、エンジン制御部34は、その動作の終了を示す動作終了メッセージをジョブ制御部32に返信する。ジョブ制御部32は、その動作終了メッセージを受信すると、次の1つの動作メッセージをエンジン制御部34に送る。
この原則的な動作手順に単純に従えば、パス印字動作を行なった後に紙送動作を行いたい場合には、まず、パス印字メッセージがジョブ制御部32からエンジン制御部34に送られ、そのパス印字メッセージに対する動作終了メッセージがエンジン制御部34からジョブ制御部32に返信されると、次の紙送メッセージがジョブ制御部32からエンジン制御部34に送られることになる。その場合、エンジン制御部34は、パス印字メッセージを受けると、印刷エンジン22を制御してパス印字動作を実行させ、パス印字動作が終わると、引き続いて印字後処理を実行させ、印字後処理が終了した時に、パス印字動作の終了を示す印字終了メッセージをジョブ制御部32へ返送する。そのため、もし、上述した原則的な動作手順にみに単純に従えば、図1を参照して既に説明したように、印字後処理12が終了した後に紙送動作16が開始されることになり、無駄な遅れ時間Tが生じてしまうという問題が生じる。
そこで、この問題を解決するために、本実施形態では、ジョブ制御部32とエンジン制御部34の動作手順として、上述した原則的な動作手順をベースにして、これにパス印字動作と紙送動作に関して本発明の原理に従った改善を施した動作手順が採用される。その改善された動作手順により、本実施形態では、図4に示すように、一部の例外的場合を除いて、通常は、パス印字動作10が終了した直後に紙送動作50が開始され、紙送動作50と並行して印字後処理12が実行されることになる。その結果、従来の紙送動作開始の遅れ時間Tが解消され、その分だけ次のパス印字動作も図1に示した従来の場合より早く開始され、スループットが向上する。
以下、上述したパス印字動作と紙送動作に関するジョブ制御部32とエンジン制御部34の改善された動作手順について詳細に説明する。
図4(A)は、この改良された動作手順によって、パス印字動作の終了直後に紙送動作が開始される場合の制御例を示すタイムチャートである。これに対し、図4(B)は、この改良された動作手順が行われる場合であっても、従来技術と同様に紙送動作の遅れが生じてしまう場合の制御例を示すタイムチャートである。ここで、通常は、図4(A)に示すような制御が実行されるのであるが、例外的な特別の場合、例えば、上位装置40からの紙送コマンドの到来が遅れた場合や要求された紙送量がゼロである場合には、図4(B)に示すような制御が行われることになる。
まず、図4(A)に示す制御例を説明する。この制御例では、コマンド解析部30が、上位装置40から受信したコマンドストリームを解析した結果として、パス印字要求60、紙送要求61及び次のパス印字要求62をこの順序で矢印90,91,92に示すように連続的に生成した場合を想定する。コマンド解析部30は、生成したパス印字要求60、紙送要求61及び次のパス印字要求62を、順次に要求バッファ70に格納する(矢印90、91、92)。
ジョブ制御部32は、まずパス印字要求60を要求バッファ70から読み込み(矢印100)、そのパス印字要求60に基づいてパス印字メッセージ80を生成し、生成したパス印字メッセージ80を、メッセージバッファ72に格納し(矢印101)、そして、パス印字メッセージ80のメッセージバッファ72内での格納アドレスをエンジン制御部34に通知する。ここで、ジョブ制御部32は、パス印字メッセージ80に、パス印字動作の制御に必要なパス印字制御データを記述するだけでなく、加えて、次に送られることになる紙送メッセージ81の格納アドレスをメッセージバッファ72内に予め確保して、その格納アドレスを指すポインタをパス印字メッセージ80に付加する(つまり、そのポインタをパス印字メッセージ80内に記述する)。
エンジン制御部34は、ジョブ制御部32から通知されたメッセージバッファ72内の格納アドレスから、パス印字メッセージ80を読み込み(矢印102)、そして、パス印字メッセージ80に基づいて印刷エンジン22を制御して、パス印字動作10を開始させる(矢印103)。また、エンジン制御部34は、読み込んだパス印字メッセージ80に付加されたポインタから、次に送られることになる紙送メッセージ81のメッセージバッファ72内での格納アドレスを把握する。
パス印字メッセージ80がまだ終了してなくても、ジョブ制御部32は、コマンド解析部30からの紙送要求61が要求バッファ70内に在れば、その紙送要求61を読み込み、その紙送要求61に基づいて、紙送量を指定した紙送量データが含まれた紙送メッセージ81を作成する。そして、ジョブ制御部32は、その紙送メッセージ81を、先にエンジン制御部34に通知しておいたメッセージバッファ72内の格納アドレスに格納する(矢印112)。同時に、ジョブ制御部32は、紙送イベントバッファ36(初期状態はリセット状態「0」である)をセット状態「1」にセットする(矢印111)。その後、ジョブ制御部32は、先に送ったパス印字メッセージ80に対するエンジン制御部34からの応答である、パス印字終了メッセージ82が返信されるのを待つ状態になる。
その後、印刷エンジン22でのパス印字動作10が終了すると、これに応答して(矢印113)、エンジン制御部34は、印字後処理12を直ちに開始すると同時に、紙送イベントバッファ36の状態をチェックする(矢印114)。チェックの結果、紙送イベントバッファ36がセット状態「1」であるならば、これは既に紙送メッセージ81が発されていること、すなわち、これから行うべき紙送動作の紙送量が既に確定していること、を意味するので、エンジン制御部34は、先に通知されたメッセージバッファ72内の格納アドレスから、紙送メッセージ81を読み込み(矢印115)、そして、印刷エンジン22を制御して、その紙送メッセージ81により指定された紙送量分の紙送動作16を直ちに実行させる(矢印116)。したがって、紙送動作16は、印字後処理12と同様に、パス印字動作10の終了時点から直ちに開始されることになり、印字後処理12と並行して実行される。さらに、同時に、エンジン制御部34は、紙送イベントバッファ36をリセット状態「0」にリセットする(矢印117)。
その後、通常は、紙送動作16が終了する前に、印字後処理12が終了する。印字後処理12が終了すると、これに直ちに応答して(矢印118)、エンジン制御部34は、パス印字終了メッセージ82を生成し、このパス印字終了メッセージ82を、メッセージバッファ72を通じて、ジョブ制御部32に送る(矢印119)。このパス印字終了メッセージ82には、既に受信した紙送メッセージ81に基づいて開始された紙送動作16における紙送量(これは、このときに印字後処理12の終了時点で既に紙送動作16が開始され実行中である場合には、その紙送動作16による予定の紙送量であり、一方、同時点でまだ紙送動作16が開始されてない場合には、ゼロである。)が記述されている。コマンド解析部30は、そのパス印字終了メッセージ82を受けると、そのパス印字終了メッセージ82に記述されている紙送量が、既に送信した紙送メッセージ81に記述されていた紙送量と同じであるか否かチェックする。チェックの結果、同じであれば、それは、先に送信した紙送メッセージ81に従って紙送動作16が既に開始されたことを意味する。その場合、コマンド解析部30は、次のパス印刷要求62を要求バッファ70から読み込み(矢印120)、そして、そのパス印刷要求62について、図示してないが、既に説明したパス印刷要求60に対する処理と同様の処理を行う。
次に、図4(B)に示す制御例を説明する。この制御例では、例えば上位装置40からのコマンドの到来が遅れたために、コマンド解析部30からジョブ制御部32へ紙送要求61が送られる時点が、パス印字動作10の終了時点以後になった場合が想定されている。
図4(B)に示すように、コマンド解析部30からパス印字要求60が出されてから、パス印字動作10が開始されるまでの制御(矢印90、100〜103)は、既に説明した図4(A)の制御例と同様である。パス印字動作10が終了した時点で(矢印113)、エンジン制御部34は、印字後処理12を開始すると同時に、紙送イベントバッファ36の状態をチェックする(矢印114)。チェックの結果、紙送イベントバッファ36がリセット状態「0」であるならば、これは、まだ紙送メッセージ81が発されていないこと、すなわち、これから行うべき紙送動作の紙送量が未だ確定していないこと、を意味するので、エンジン制御部34は、紙送動作16を開始できず、印字後処理12のみを行なう。
その後、エンジン制御部34からパス印刷終了メッセージ82が出力される前にコマンド解釈部30から紙送要求81が出された(矢印91)ならば、ジョブ制御部32は、図4(A)で説明した制御と同様に、その紙送要求81を受けて(矢印110)、紙送メッセージ81を生成し、紙送メッセージ81をメッセージバッファ72に格納し(矢印112)、紙送イベントバッファ36をセット状態「1」にセットする(矢印111)。しかし、この時点では既に、エンジン制御部34は紙送イベントバッファ36のチェック(矢印114)を終えているので、メッセージバッファ72内の紙送メッセージ81を認識しない。
その後、印字後処理12が終了すると、これに直ちに応答して(矢印118)、エンジン制御部34は、紙送イベントバッファ36をリセット状態「0」にリセットするとともに、パス印字終了メッセージ82を生成し、このパス印字終了メッセージ82を、メッセージバッファ72を通じて、ジョブ制御部32に送る(矢印119)。このときのパス印字終了メッセージ82には、図4(A)の場合と異なり、紙送量としてゼロが記述されており、これは、パス印字動作10の後に紙送動作16が行われていないことを意味する。
コマンド解析部30は、そのパス印字終了メッセージ82を受けると、そのパス印字終了メッセージ82に記述されている紙送量をチェックする。その結果、紙送量がゼロであれば、コマンド解析部30は、紙送要求61に基づいて紙送メッセージ81を再度生成し(矢印130)、その紙送メッセージ81をメッセージバッファ81に格納し(矢印131)、そのメッセージバッファ81のメッセージバッファ81内での格納アドレスをエンジン制御部34に通知することで、エンジン制御部34に紙送メッセージ81を再度送信する(矢印132)。エンジン制御部34は、受け取った紙送メッセージ81に応答して、印刷エンジン22を制御して紙送動作16を実行させる。したがって、紙送動作16は、従来と同様に、印字後処理12が終了した時点から開始される。
以上のように、図4で説明した改良された動作手順では、ジョブ制御部32が、パス印字メッセージ80をエンジン制御部34に送った後、紙送要求61が既に存在するなら、パス印字動作10の終了を待つことなく、紙送メッセージ81を用意し、そして、紙送イベントフラグ36をセットすることで、紙送メッセージ81が用意されていることをエンジン制御部34が何時でも認識してその紙送メッセージ81を受け取れるようにする。一方、エンジン制御部34は、パス印字メッセージ80に応答してパス印字動作10の制御を開始した後、パス印字動作10が終了した時点で、印字後処理12を開始するとともに、紙送イベントフラグ36を参照して紙送メッセージ81が用意されているか否かをチェックし、そのチェックの結果、用意されているならば、その紙送メッセージ81を直ちに受け取り直ちに紙送動作16を開始するよう制御を行う。それにより、紙送動作16は、パス印字動作10の終了直後から開始され、従来のような遅れがなくなる。
以下では、図4で説明した制御を実現するための、ジョブ制御部32とエンジン制御部34のそれぞれの制御動作をより詳細に説明する。
図5は、ジョブ制御部32が印刷ページ毎に行う制御動作の流れを示す。
図5に示すように、ジョブ制御部32は、ステップS1でコマンド解釈部30からのパス印字要求が要求バッファ70内に有るか否かチェックし、有ればステップS2でパス印字メッセージを作成して、これをメッセージバッファを介してエンジン制御部34に送信する。その際、パス印字メッセージには、次に送られることになる紙送メッセージのメッセージバッファ内での格納アドレスを示すポインタが付加又は記述される。
ステップS3で、要求バッファ70内に紙送要求が有るか否かがチェックされ、有れば、ステップS4で紙送メッセージが作成されて、これがメッセージバッファの上記ポインタが指す格納アドレスに格納され、また、ステップS5で、紙送イベントバッファがセットされる。
ステップS6で、エンジン制御部34からのパス印字終了メッセージが目セージバッファ72内に有るか否かがチェックされ、有れば、ステップS7で、パス印字終了メッセージに記述されている紙送量がチェックされて、それにより、紙送動作が開始済みか否かが判断される。その結果、紙送動作が開始済みであれば、制御はステップS1へ戻る。
一方、ステップS7のチェックで、紙送動作がまだ開始されていないと判断されたならば、制御はステップS9へ進み、要求バッファ70内に紙送要求が有るか再度チェックされる。紙送要求が有れば、ステップS10で、紙送メッセージが再度生成されて、それがメッセージバッファを通じてエンジン制御部34へ送信される。その後、ステップS11で、紙送メッセージに対するエンジン制御部34からの応答である紙送終了メッセージがメッセージバッファ72内に有るか否かがチェックされ、有れば、紙送動作が終了したことを意味するので、制御はステップS1へ戻る。
なお、ステップS9のチェックで、紙送要求が無かった場合、ステップS13で、排紙要求の有無がチェックされ、排紙要求があれば、ステップS14で、排紙要求に基づき排紙メッセージが生成されて、それがメッセージバッファを通じてエンジン制御部34へ送信される。その後、ステップS15で、排紙メッセージに対するエンジン制御部34からの応答である排紙終了メッセージがメッセージバッファ72内に有るか否かがチェックされ、有れば、排紙動作が終了したことを意味するので、当該印刷ページの制御は終了する。
なお、ステップS1のチェックで、パス印字要求が無かった場合には、制御は前述したステップS9へ進む。また、ステップS8に示すように、パス印字メッセージを送ってからパス印字終了メッセージが来ない状態が所定時間以上継続した場合には、エラー発生と判断される。また、ステップS11に示すように、紙送メッセージを送ってから紙送終了メッセージが来ない状態が所定時間以上継続した場合にも、エラー発生と判断される。また、ステップS16に示すように、排紙メッセージを送ってから排紙終了メッセージが来ない状態が所定時間以上継続した場合にも、エラー発生と判断される。さらに、ステップS17に示すように、印字要求も紙送要求も排紙要求も無い状態が所定時間以上継続した場合にも、エラー発生と判断される。
図6は、エンジン制御部34が行う制御動作の流れを示す。
図6に示すように、ステップS31で、エンジン制御部34は、ジョブ制御部32からのパス印字メッセージがメッセージバッファ72内に有るか否かチェックし、有れば、ステップS32で、そのパス印字メッセージに基づいて印刷エンジン22を制御してパス印字動作を実行させる。パス印字動作が終了すると直ちに、ステップS33で、紙送イベントフラグ36がチェックされ、紙送イベントフラグ36がセットされていれば、ステップS34で、紙送メッセージが受信され、ステップS35で、その紙送メッセージに基づいて印刷エンジン22が制御されて紙送動作が実行される。また、これと並行して、パス印字動作の終了後直ちに、ステップS37で、印字後処理が実行される。印字後処理が終了すると、ステップS38で、紙送イベントフラグ36がリセットされ、ステップS39で、印字終了メッセージが、ジョブ制御部32へ送信される。このとき、印字終了メッセージには、ステップS35で開始された紙送動作の紙送量を示すデータが付加又は含まれる。その後、紙送動作が終了すると、ステップS36で紙送終了メッセージがジョブ制御部32へ返信される。そして、制御はステップS31へ戻る。
上記ステップS33で、紙送イベントフラグがリセット状態であった場合には、制御はステップS40へ進み、印字後処理だけがパス印字動作の終了後直ちに行われる。印字後処理が終了すると、ステップS41で、紙送イベントフラグ36がリセットされ、ステップS42で、印字終了メッセージが、ジョブ制御部32へ送信される。このとき、印字終了メッセージには、紙送動作が開始されていないことを意味する紙送量ゼロのデータが付加又は含まれる。そして、制御はステップS31へ戻る。
上述したステップS31で、メッセージバッファ72内にパス印字メッセージが無かった場合には、ステップS43で、メッセージバッファ72内に紙送メッセージが有るか否かがチェックされ、有れば、ステップS44で、紙送メッセージに基づいて印刷エンジン22が制御されて紙送動作が実行される。紙送動作が終了すると、ステップS45で紙送終了メッセージがジョブ制御部32へ返信される。そして、制御はステップS31へ戻る。
また、上記のステップS43で、メッセージバッファ72内に紙送メッセージが無かった場合には、ステップS46で、メッセージバッファ72内に排紙メッセージが有るか否かがチェックされ、有れば、ステップS47で、排紙メッセージに基づいて印刷エンジン22が制御されて排紙動作が実行される。排紙動作が終了すると、ステップS48で排紙終了メッセージがジョブ制御部32へ返信される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。例えば、上記実施形態は、紙送量が確定しているか否かのチェックを、パス印字動作の終了時に行うが、別法として、パス印字動作の終了前において所定時点でそのチェックを行い、その結果既に確定していれば、パス印字動作の終了時直ちに紙送動作を開始し、一方、パス印字動作の終了前のチェック時にはまだ紙送量が確定してなかった場合には、パス印字動作の終了時に再度チェックして、その結果に応じて上記実施形態と同様な制御を行うようにしてもよい。
従来技術の問題を説明するためのタイムチャート。 本発明の一実施形態にかかるシリアルプリンタの構成を示すブロック図。 同シリアルプリンタの改善された動作を説明するためのタイムチャート。 同シリアルプリンタのコントローラ内でのタスク間のメッセージの受け渡しの手順を説明するシーケンス図。 同コントローラ内のジョブ制御部の制御動作の流れを示すフローチャート。 同コントローラ内のエンジン制御部の制御動作の流れを示すフローチャート。
符号の説明
10 パス印字動作
12 印字後処理
14 キャリッジ動作
20 シリアルプリンタ
22 印刷エンジン
24 コントローラ
30 コマンド解釈部
32 ジョブ制御部
34 エンジン制御部
36 紙送イベントフラグ
50 紙送動作
60 パス印字要求
61 紙送要求
62 次のパス印字要求
70 要求バッファ
72 メッセージバッファ
80 パス印字メッセージ
81 紙送メッセージ

Claims (8)

  1. パス印字動作と紙送動作とを組み合わせて印刷媒体への印刷を行うシリアルプリンタにおいて、
    印刷ヘッドとキャリッジと紙送装置を含む印刷エンジンと、
    前記印刷エンジンを制御するコントローラと
    を備え、
    前記コントローラは、前記印刷エンジンによるパス印字動作の終了時に紙送量が確定している場合には、前記パス印字動作の終了直後に前記紙送量分の紙送動作を前記印刷エンジンに開始させ、かつ、所定の印字後処理を前記紙送動作と並行して実行し、前記パス印字動作の終了時に紙送量が確定していない場合には、前記パス印字動作に後続する前記印字後処理が終了した後で、かつ前記紙送量が確定したときに、前記紙送動作を前記印刷エンジンに開始させることを特徴とするシリアルプリンタ。
  2. 請求項1記載のシリアルプリンタにおいて、
    前記コントローラは、
    前記パス印字動作を制御するためのパス印字メッセージと、前記紙送動作を制御するための紙送メッセージを生成するジョブ制御部と、
    前記ジョブ制御部からの前記パス印字メッセージに応答して前記パス印字動作を実行するよう前記印刷エンジンを制御し、前記ジョブ制御部からの前記紙送メッセージに応答して前記紙送動作を実行するよう前記印刷エンジンを制御するエンジン制御部と、
    を有し、
    前記ジョブ制御部は、前記パス印字メッセージを前記エンジン制御部へ送り、その後、前記パス印字動作の終了を知る前に前記紙送量が確定した場合には前記紙送メッセージを前記エンジン制御部に送り、
    前記エンジン制御部は、前記パス印字動作の終了前に紙送メッセージが前記ジョブ制御部から送られた場合、前記紙送メッセージに基づいて前記パス印字動作の終了直後に前記紙送動作が実行されるよう前記印刷エンジンを制御する
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
  3. パス印字動作と紙送動作とを組み合わせて印刷媒体への印刷を行うシリアルプリンタにおいて、
    印刷ヘッドとキャリッジと紙送装置を含む印刷エンジンと、
    前記印刷エンジンを制御するコントローラと
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記パス印字動作を制御するためのパス印字メッセージと、前記紙送動作を制御するための紙送メッセージを生成するジョブ制御部と、
    前記ジョブ制御部からの前記パス印字メッセージに応答して前記パス印字動作を実行するよう前記印刷エンジンを制御し、前記ジョブ制御部からの前記紙送メッセージに応答して前記紙送動作を実行するよう前記印刷エンジンを制御するエンジン制御部と、
    を有し、
    前記ジョブ制御部は、前記パス印字メッセージを前記エンジン制御部へ送り、その後、前記パス印字動作の終了を知る前に前記紙送量が確定した場合には前記紙送メッセージを前記エンジン制御部に送り、
    前記エンジン制御部は、前記パス印字動作の終了前に紙送メッセージが前記ジョブ制御部から送られた場合、前記紙送メッセージに基づいて前記パス印字動作の終了直後に前記紙送量分の紙送動作を前記印刷エンジンに開始させ、かつ、所定の印字後処理を前記紙送動作と並行して実行させる
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
  4. 請求項2または3記載のシリアルプリンタにおいて、
    前記コントローラは、前記紙送メッセージの有無を示す紙送イベントフラグを更に有し、
    前記ジョブ制御部は、前記パス印字動作の終了を知る前に前記紙送量が確定した場合には、前記紙送メッセージを前記エンジン制御部が取得できる格納場所に格納し、かつ前記紙送イベントフラグをセットし、
    前記エンジン制御部は、前記紙送イベントフラグをチェックすることにより、前記パス印字動作の終了時に紙送量が確定しているか否かを判断し、前記紙送量が確定している場合、前記格納場所から前記紙送メッセージを取得する
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
  5. 請求項2または3記載のシリアルプリンタにおいて、
    前記コントローラは、前記紙送メッセージを一時的に保持するためのメッセージバッファを更に有し、
    前記ジョブ制御部は、前記パス印字メッセージを作成するとき、前記メッセージバッファ内の前記紙送メッセージのための格納場所を示すポインタを前記パス印字メッセージに付加し又は含ませ、そして、前記パス印字動作の終了を知る前に前記紙送メッセージを生成した場合、前記紙送メッセージを前記メッセージバッファ内の前記紙送メッセージのための格納場所に格納し、
    前記エンジン制御部は、前記ジョブ制御部から受けた前記パス印字メッセージに付加又は含まれている前記ポインタに基づいて、前記メッセージバッファ内の前記紙送メッセージのための格納場所を把握し、そして、前記パス印字動作の終了前に前記紙送イベントフラグがセットされていた場合、前記メッセージバッファ内の前記紙送メッセージのための格納場所から前記紙送メッセージを取得する
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
  6. 請求項2または3記載のシリアルプリンタにおいて、
    前記エンジン制御部は、前記印字後処理が終了した時、前記パス印字動作の終了と前記紙送動作の開始の有無を知らせる印字終了メッセージを前記ジョブ制御部に送り、
    前記ジョブ制御部は、前記エンジン制御部からの前記印字終了メッセージを受信した後、前記印字終了メッセージが前記紙送動作の未開始を示す場合には、前記紙送メッセージを既に送信していたとしても、前記紙送メッセージを前記エンジン制御部へ再送信し、前記印字終了メッセージが前記紙送動作の開始済みを示す場合には前記紙送メッセージの再送信を行わない、
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
  7. 上位装置と通信可能に接続され、パス印字動作と紙送動作とを組み合わせて印刷媒体への印刷を行うシリアルプリンタにおいて、
    印刷ヘッドとキャリッジと紙送装置を含む印刷エンジンと、
    前記上位装置に応答して前記印刷エンジンを制御するコントローラと
    を備え、
    前記コントローラは、前記印刷エンジンによるパス印字動作の終了時に前記上位装置から紙送動作が要求された場合には、前記パス印字動作の終了直後に前記要求された紙送動作を前記印刷エンジンに開始させ、かつ、所定の印字後処理を前記紙送動作と並行して実行し、前記パス印字動作の終了時に紙送量が確定していない場合には、前記パス印字動作に後続する前記印字後処理が終了した後で、かつ前記紙送量が確定したときに、前記紙送動作を前記印刷エンジンに開始させることを特徴とするシリアルプリンタ。
  8. 上位装置と通信可能に接続され、パス印字動作と紙送動作とを組み合わせて印刷媒体への印刷を行うシリアルプリンタにおいて、
    印刷ヘッドとキャリッジと紙送装置を含む印刷エンジンと、
    前記上位装置に応答して前記印刷エンジンを制御するコントローラと
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記パス印字動作を制御するためのパス印字メッセージと、前記紙送動作を制御するための紙送メッセージを生成するジョブ制御部と、
    前記ジョブ制御部からの前記パス印字メッセージに応答して前記パス印字動作を実行するよう前記印刷エンジンを制御し、前記ジョブ制御部からの前記紙送メッセージに応答して前記紙送動作を実行するよう前記印刷エンジンを制御するエンジン制御部と、
    を有し、
    前記ジョブ制御部は、前記パス印字メッセージを前記エンジン制御部へ送り、その後、前記パス印字動作の終了を知る前に前記紙送量が確定した場合には前記紙送メッセージを前記エンジン制御部に送り、
    前記エンジン制御部は、前記パス印字動作の終了前に紙送メッセージが前記ジョブ制御部から送られた場合、前記紙送メッセージに基づいて前記パス印字動作の終了直後に前記紙送量分の紙送動作を前記印刷エンジンに開始させ、かつ、所定の印字後処理を前記紙送動作と並行して実行させる
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
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