JP2002219835A - 印字制御方法及びその装置 - Google Patents

印字制御方法及びその装置

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JP2002219835A
JP2002219835A JP2001018666A JP2001018666A JP2002219835A JP 2002219835 A JP2002219835 A JP 2002219835A JP 2001018666 A JP2001018666 A JP 2001018666A JP 2001018666 A JP2001018666 A JP 2001018666A JP 2002219835 A JP2002219835 A JP 2002219835A
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Hiroshi Tatebe
浩 立部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 等速区間印字に比べて印字品位が低下する加
速区間や減速区間での印字を減少させるとともに、スル
ープットの低下を防ぐこと。 【解決手段】 8−1に示す従来のシリアルプリンタで
は、紙送りのためにキャリッジが減速しているとき(減
速区間TC81)の一部の区間および加速しているとき
(加速区間TA81)の一部の区間においても印字処理
を行っていた。本発明に係るキャリッジの動作状態を示
す8−2では、従来のシリシアルプリンタが減速区間
(TC81)や加速区間(TA81)で行っていた印字
動作を、等速区間で印字できるように紙送り時間を計算
し、キャリッジの動作状態と紙送り動作状態との動作タ
イミングを制御することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字制御方法及び
その印字制御装置に関し、より詳細には、キャリッジの
加速区間及び減速区間を考慮してキャリッジ動作と紙送
り動作とを制御する印字制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタに関して、スループッ
ト向上を図るために、キャリッジの加速区間や減速区間
においても印字を行うものが知られている。図7は、経
過時間に対応するキャリッジの移動速度を示した図であ
り、移動速度を縦軸、経過時間を横軸に表している。
【0003】図7に示すキャリッジの移動区間は、加速
区間(TA71、TA72)、等速区間(TB71、T
B72)、減速区間(TC71、TC72)との3区間
で構成され、この区間中に印字動作が行われる印字範囲
(TD7)が設けられる。図7の上段に示す7−1は、
従来から用いられているシリアルプリンタのキャリッジ
移動状態を示したものである。7−1は、印字範囲(T
D7)が等速区間(TB71)と一致した区間となるこ
とを特徴とし、常に安定した印字品位を保つことができ
るという利点を有している。これに対し、図7の下段に
示した7−2は、近年多く用いられるるようになったシ
リアルプリンタの印字状態を示したものである。7−2
は、減速区間(TC72)の一部の区間および加速区間
(TA72)の一部の区間においても印字を行うことに
より、7−1に示す印字範囲(TD7)と同一範囲の印
字を可能としながら、キャリッジの移動時間を短縮し、
スループットの向上を図ることができるという利点を有
している。このようにキャリッジの加速区間・減速区間
に印字を行うためには、キャリッジの加減速変化に対応
した印字を行わなければならないため、印字タイミング
を補正するなどの処理が必要となる。そのための手段と
しては、例えば特開平11−291554号公報など多
くの提案がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように加速区間や減速区間における印字タイミングの補
正を行っても、等速区間と比較すると印字品位が低下し
てしまうという問題が生じていた。このことから、加速
区間や減速区間に印字が可能なプリンタであっても、最
高品位での印字を行う場合(印字モードが最高品位の場
合等)には、加速区間や減速区間の印字は行わないこと
が多い。
【0005】ここで、加速区間の印字と減速区間の印字
とを比較した場合、一般に減速区間の方が制御上の目標
速度と実際のキャリッジの速度との差(速度変動)が少
ないため、加速区間に比べて減速区間の印字は、印字品
位の低下が少ない。従って、加速区間、等速区間、減速
区間を印字品位が良い順に並べた場合には、等速区間、
減速区間、加速区間の順になることが知られている。
【0006】また、キャリッジの加速区間や減速区間に
印字が可能なプリンタであっても、シリアルプリンタに
おいては紙送りが必要であり、紙送りを行う間は印字す
ることができないできない。図8の上段に示した8−1
は、従来のシリアルプリンタを用いて印字動作(印字
1)、紙送り動作(紙送り)、印字動作(印字2)を行
った時のキャリッジの移動速度と紙送り動作速度と(縦
軸)を時間経過(横軸)に対して示した図である。紙送
り動作時には、キャリッジを停止させる必要があるが、
キャリッジの減速区間中(TC81)においても紙送り
動作の開始時(Pa81)まで印字を行い、また、キャ
リッジの加速区間(TA81)においても、紙送り動作
の終了時(Pb81)から印字を行うことにより、スル
ープットの向上を図るように印字処理が行われている。
ただし、上述のように加速・減速区間における印字は印
字品位の低下を招くという問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、印字制御と印字制
御との間の紙送り時間に応じて、キャリッジ動作の制御
を行い、等速区間印字に比べて印字品位が低下する加速
区間や減速区間での印字を減少させるとともに、スルー
プットの低下を防ぐことができる印字制御方法及びその
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を目的を達成す
るために、請求項1に記載の印字制御方法は、キャリジ
の加速動作中又は減速動作中に印字を行うことが可能な
印字制御装置における印字制御方法であって、前行の印
字動作と現在行の印字動作との間に行われる紙送り動作
時間を検出する検出ステップと、前記紙送り動作時間
と、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジ
の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
あって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現
在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが不可能な時間とを比較する比較ステッ
プと、比較ステップの比較結果に基づいて、キャリッジ
の減速動作中又は加速動作中に行われていた印字処理
を、キャリッジの等速移動中に行うことができるように
キャリッジの動作が制御され、等速移動中に印字処理を
行うように制御できない場合には、減速移動中に印字処
理を行うことができるようにキャリッジ動作及び紙送り
動作が制御される制御ステップとを有することを特徴と
する。
【0009】請求項2に記載の印字制御方法は、請求項
1に記載の制御ステップにおいて、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、前行のキャリッジの減速動作が印字処理の終了と同
時に開始されるようにキャリッジ動作が制御され、か
つ、前行の印字処理の終了と同時に紙送り動作が開始す
るように紙送り動作が制御されることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の印字制御方法は、請求項
1に記載の制御ステップにおいて、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整して、紙
送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度が等速と
なりかつ印字処理を開始することができるように、キャ
リッジ動作が制御されることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の印字制御方法は、請求項
1に記載の制御ステップにおいて、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、前行のキャリッジの減速動作が印字処理の終了と同
時に開始されるようにキャリッジ動作が制御され、か
つ、前行の印字処理の終了と同時に紙送り動作が開始す
るように紙送り動作が制御され、かつ、現在行のキャリ
ッジの移動開始時間を調整して、紙送り動作終了と同時
に、キャリッジの移動速度が等速となりかつ印字処理を
開始することができるように、キャリッジ動作が制御さ
れることを特徴とする。
【0012】請求項5に記載の印字制御方法は、請求項
1に記載の制御ステップにおいて、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合であ
って、かつ、紙送り動作時間が、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印字処理の
終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と減速動作
時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早く開始さ
れるようにキャリッジ動作が制御されること特徴とす
る。
【0013】請求項6に記載の印字制御方法は、請求項
1に記載の制御ステップにおいて、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合であ
って、かつ、紙送り動作時間が、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整して、紙
送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度が等速と
なりかつ印字処理が開始されるように、キャリッジ動作
が制御されることを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の印字制御方法は、請求項
1に記載の制御ステップにおいて、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合であ
って、かつ、紙送り動作時間が、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印字処理の
終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と減速動作
時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早く開始さ
れるようにキャリッジ動作が制御され、かつ、現在行の
キャリッジの移動開始時間を調整して、紙送り動作終了
と同時に、キャリッジの移動速度が等速となりかつ印字
処理が開始されるように、キャリッジ動作が制御される
ことを特徴とする。
【0015】請求項8に記載の印字制御方法は、請求項
3、4、6又は7に記載の現在行のキャリッジの移動開
始時間に対する調整が、前記紙送り動作終了時から、現
在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と現在行のキャリッジの加
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間とを加えた時間だけ早く、現在行のキャリッジ
の加速動作を開始することによって行われることを特徴
とする。
【0016】請求項9に記載の印字制御方法は、請求項
1に記載の制御ステップにおいて、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャリッジ
の加速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であ
って実質的に印字処理を行うことが不可能な時間との和
に比べて短い場合であって、かつ、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャリッジ
の加速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
不可能な時間との和に比べて長い場合には、紙送り動作
が前行の印字処理の終了と同時に開始されるように紙送
り動作が制御され、かつ、現在行のキャリッジの移動開
始時間を調整することによって、現在行のキャリッジの
加速動作開始時に対して、紙送り動作時間から現在行の
キャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を
行うことが不可能な時間を引いた時間だけ経過した後に
印字処理を開始することができるようにキャリッジ動作
が制御されることを特徴とする。
【0017】請求項10に記載の印字制御方法は、請求
項1に記載の制御ステップにおいて、前記紙送り動作時
間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的
に印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャ
リッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を行う
ことが不可能な時間との和に比べて短い場合には、紙送
り動作が前行の印字処理の終了と同時に開始されるよう
に紙送り動作を制御し、かつ、現在行のキャリッジの移
動開始時間を調整することによって、現在行のキャリッ
ジの加速動作開始時から、現在行のキャリッジの加速動
作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可能な
時間だけ経過した後に印字処理を開始することができる
ようにキャリッジ動作が制御されることを特徴とする。
【0018】請求項11に記載の印字制御方法は、請求
項9又10に記載の現在行のキャリッジの移動開始時間
に対する調整が、紙送り動作の終了時に対して、紙送り
動作時間から現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが不可能な時間を引いた
時間だけ早く、現在行のキャリッジの加速動作を開始す
ることによって行われることを特徴とする。
【0019】請求項12に記載のプログラムは、請求項
1乃至11のいずれか1項に記載した印字制御方法を、
コンピュータに実行させるためのプログラムであること
を特徴とする。
【0020】請求項13に記載の記録媒体は、請求項1
乃至11のいずれか1項に記録した印字制御方法を、コ
ンピュータに実行させるためにプログラムとして記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特
徴とする。
【0021】請求項14に記載の印字制御装置は、紙送
り制御およびキャリッジの動作制御を行う制御手段と、
制御手段の命令に応じて、キャリッジを主走査方向に移
動させるキャリッジ移動手段と、制御手段の命令に応じ
て、紙送りの動作を行う紙送り動作手段とを有し、キャ
リジの加速動作中又は減速動作中に印字を行うことが可
能な印字制御装置において、制御手段は、前行の印字動
作と現在行の印字動作との間に行われる紙送り動作の紙
送り時間を算出し、紙送り時間に応じて、キャリッジ移
動手段と紙送り動作手段との制御を行うことにより、前
行の印字開始時間から現在行の印字終了時間までに必要
とされる印字処理時間を変化させずに、キャリッジの加
速動作又は減速動作中になされていた印字処理を等速移
動中に行うように制御し、等速移動中に印字処理を行う
ように制御できない場合には、減速動作中に印字処理が
行われるように制御することを特徴とする。
【0022】請求項15に記載の印字制御装置は、請求
項14に記載の制御手段において、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、前行のキャリッジの減速動作が印字動作の終了と同
時に開始されるようにキャリッジ移動手段を制御し、か
つ、前行の印字終了と同時に紙送り動作が開始されるよ
うに紙送り動作手段を制御することを特徴とする。
【0023】請求項16に記載の印字制御装置は、請求
項14に記載の制御手段において、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整して、紙
送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度が等速と
なりかつ印字処理を開始できるように、キャリッジ移動
手段を制御することを特徴とする。
【0024】請求項17に記載の印字制御装置は、請求
項14に記載の制御手段において、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、前行のキャリッジの減速動作が印字動作の終了と同
時に開始されるようにキャリッジ移動手段を制御し、か
つ、前行の印字終了と同時に紙送り動作が開始されるよ
うに紙送り動作手段を制御し、かつ、現在行のキャリッ
ジの移動開始時間を調整して、紙送り動作終了と同時
に、キャリッジの移動速度が等速となりかつ印字処理を
開始できるように、キャリッジ移動手段を制御すること
を特徴とする。
【0025】請求項18に記載の印字制御装置は、請求
項14に記載の制御手段において、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合であ
って、かつ、紙送り動作時間が、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印字処理の
終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と減速動作
時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早く開始さ
れるようにキャリッジ移動手段を制御すること特徴とす
る。
【0026】請求項19に記載の印字制御装置は、請求
項14に記載の制御手段において、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合であ
って、かつ、紙送り動作時間が、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整して、紙
送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度が等速と
なりかつ印字処理を開始できるように、キャリッジ移動
手段を制御することを特徴とする。
【0027】請求項20に記載の印字制御装置は、請求
項14に記載の制御手段において、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合であ
って、かつ、紙送り動作時間が、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合に
は、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印字処理の
終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と減速動作
時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早く開始さ
れるようにキャリッジ移動手段を制御し、かつ、現在行
のキャリッジの移動開始時間を調整して、紙送り動作終
了と同時に、キャリッジの移動速度が等速となりかつ印
字処理を開始できるように、キャリッジ移動手段を制御
することを特徴とする。
【0028】請求項21に記載の印字制御装置は、請求
項16、17、19又は20に記載の現在行のキャリッ
ジの移動開始時間に対する調整が、前記紙送り動作終了
時から、現在行のキャリッジの加速動作時間であって実
質的に印字処理を行うことが可能な時間と現在行のキャ
リッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を行う
ことが不可能な時間とを加えた時間だけ早く、現在行の
キャリッジの加速動作が開始されるようにキャリッジ移
動手段を制御することによって行われることを特徴とす
る。
【0029】請求項22に記載の印字制御装置は、請求
項14に記載の制御手段において、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャリッジ
の加速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であ
って実質的に印字処理を行うことが不可能な時間との和
に比べて短い場合であって、かつ、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャリッジ
の加速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
不可能な時間との和に比べて長い場合には、紙送り動作
が前行の印字処理の終了と同時に開始されるように紙送
り動作手段を制御し、かつ、現在行のキャリッジの移動
開始時間を調整することによって、現在行のキャリッジ
の加速動作開始時に対して、紙送り動作時間から現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間を引いた時間だけ経過した後
に印字処理を開始することができるようにキャリッジ移
動手段を制御することを特徴とする。
【0030】請求項23に記載の印字制御装置は、請求
項14に記載の制御手段において、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャリッジ
の加速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
不可能な時間との和に比べて短い場合には、紙送り動作
が前行の印字処理の終了と同時に開始されるように紙送
り動作手段を制御し、かつ、現在行のキャリッジの移動
開始時間を調整することによって、現在行のキャリッジ
の加速動作開始時から、現在行のキャリッジの加速動作
時間であって実質的に印字処理を行うことが不可能な時
間だけ経過した後に印字処理を開始することができるよ
うにキャリッジ移動手段を制御することを特徴とする。
【0031】請求項24に記載の印字制御装置は、請求
項22又は23に記載の現在行のキャリッジの移動開始
時間に対する調整が、紙送り動作の終了時に対して、紙
送り動作時間から現在行のキャリッジの加速動作時間で
あって実質的に印字処理を行うことが不可能な時間を引
いた時間だけ早く、現在行のキャリッジの加速動作が開
始するようにキャリッジ移動手段を制御ことを特徴とす
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の印字制御装置の一実施例
を説明するためのブロック図であって、シリアルプリン
タの制御回路図を示したものである。制御回路図には、
インターフェイス1−1、MPU(micro processing u
nit)1−2、ゲートアレイ(G.A.)1−3、ROM(r
ead only memory)1−4、RAM(random accessmemo
ry)1−5、CRモータドライバ1−7、LFモータド
ライバ1−8、ヘッドドライバ1−9が設けられてお
り、システムバス(I/O)を介して相互に接続されて
いる。インターフェイス1−1は、ホストコンピュータ
とのデータ送受信を行う役割を有している。MPU1−
2はプリンタ全体を制御する役割を有しており、ROM
1−4に格納される制御プログラムに従ってCRモータ
ドライバ1−7、LFモータドライバ1−8、ヘッドド
ライバ1−9にデータを送り、このドライバ1−7,1
−8,1−9を介して、CRモータ1−10、LEモー
タ1−11、ヘッド1−12の制御を行う。
【0034】CRモータ1−2は、ヘッドが載置された
キャリッジを主走査方向に移動させるための駆動装置で
あり、このキャリッジの移動にともなって主走査方向の
印字が行われる。LEモータ1−11は、印刷用紙を副
走査方向に紙送りするための駆動装置であり、キャリッ
ジの走査により1ライン分の印字が終了すると印刷用紙
を1ライン分送り出し、次の行の印字を可能とするもの
である。なお、RAM1−5は、MPU1−2の主メモ
リ、ワークエリア等として用いられるものであり、ゲー
トアレイ1−3は、MPU1−2が有している機能では
実行できない処理を実行させるためにカスタマイズされ
たロジック回路を備えたものである。
【0035】本発明では、上記印字制御装置を用いて、
従来のシリシアルプリンタが減速区間や加速区間で行っ
ていた印字動作を、等速区間で印字できるように紙送り
時間を計算し、キャリッジの動作状態と紙送り動作状態
との動作タイミングを制御することによって、スルート
ップの低下を防止し、また、この制御によって、高い印
字品位を保つことが可能とするように印字動作を制御す
る。以下、このようなキャリッジの動作状態と紙送り動
作状態との動作タイミングを図るための印字制御方法を
説明する。
【0036】図2は、本発明の印字制御装置の動作を説
明するためのフローチャートであって、図3〜図6は、
フローチャートに示す印字制御を説明するために、キャ
リッジの移動状態と紙送り動作状態との動作タイミング
を示した図である。
【0037】図3〜図6には、前行の印字を行うキャリ
ッジの移動速度と、前行と現在行との間の紙送り動作速
度と、現在行の印字を行うキャリッジの移動速度とが経
過時間ごとに対比して示されている。図3〜図6の上段
に示した3−1、4−1、5−1、6−1は、本発明に
係る印字制御方法を適用する以前のキャリッジの移動速
度と紙送り動作速度とのタイミングを示し、図3〜図6
の下段に示した3−2、4−2、5−2、6−2は、本
発明に係る印字制御方法を適用したときのキャリッジの
移動速度と紙送り動作速度とのタイミング図を示してい
る。
【0038】また、図2〜図6において、T1は、前行
の印字動作と現在行の印字動作との間に行われる紙送り
動作時間を表している。T2は、前行のキャリッジの減
速操作時間であって実質的に印字処理を行うことができ
る時間を表している。T3は前行のキャリッジの減速動
作時間であって実質的に印字処理を行うことができない
時間を表している。T4は現在行のキャリッジの加速動
作時間であって実質的に印字処理を行うことができない
時間を表している。T5は現在行のキャリッジの加速動
作時間であって実質的に印字処理を行うことができる時
間を表している。また、TE1,TF1は前行において
実質的に印字することが可能な範囲(印字可能範囲)を
示し、TE2,TF2は現在行において実質的に印字す
ることが可能な範囲(印字可能範囲)を示したものであ
る。さらに、TD1は、前行において実際に印字が行わ
れ得る範囲(印字範囲)を示し、TD2は、現在行にお
いて実際に印字が行われ得る範囲(印字範囲)を示して
いる。
【0039】以下、図2に示すフローチャートに基づい
て本発明の印字制御方法について具体的に説明する。
【0040】まず、ステップS2−1において、前行の
印字と現在行の印字との間の紙送り時間T1を算出す
る。この算出は、LFモータドライバ1−8を介して制
御されるLFモータ1−11の駆動制御時間よって求め
られるものである。
【0041】次に、ステップS2−2において、ステッ
プS2−1で算出した紙送り時間(T1)と、前行の減
速動作時間(T2+T3)と現在行の加速動作時間(T
4+T5)とを加算した時間(T2+T3+T4+T
5)とを比較し、T1≧T2+T3+T4+T5の場
合、つまり、紙送り動作時間が、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが可能
な時間と、前行のキャリッジの減速動作時間であって実
質的に印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行の
キャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を
行うことが可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動
作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可能な
時間との和に比べて長い場合には、ステップS2−3に
示す処理を行い、それ以外の場合にはステップS2−4
に示す処理を行う。
【0042】ステップS2−3では、図3の3−1に示
すようなキャリッジの移動制御と紙送り動作制御とのタ
イミングを、3−2に示すように、前行のキャリッジの
減速動作が印字動作の終了と同時に開始できるようにT
2だけキャリッジの移動速度を等速に保ち、前行の印字
範囲(TD1)の印字終了時(Pa3)から紙送り動作
が開始されるように制紙送り動作の制御を行う。また、
紙送り動作終了時(Pb3)の(T4+T5)時間前か
ら現在行のキャリッジの加速動作を開始し、紙送り動作
終了と同時に、現在行の等速区間での印字が開始できる
ようにキャリッジ動作の制御を行う。つまり、紙送り動
作時間が、前行のキャリッジの減速動作が印字処理の終
了と同時に開始されるようにキャリッジ動作が制御さ
れ、かつ、前行の印字処理の終了と同時に紙送り動作が
開始するように紙送り動作が制御され、かつ、現在行の
キャリッジの移動開始時間を調整して、紙送り動作終了
と同時に、キャリッジの移動速度が等速となりかつ印字
処理を開始することができるように、キャリッジ動作が
制御される。なお、この制御は、上述した通りMPU1
−2によって行われる。
【0043】このようなタイミングでキャリッジの加減
速制御および紙送り制御を行うことによって、従来、加
速区間・減速区間で行っていた印字を等速区間で行うこ
とが可能となるため、印字品位の向上を図ることができ
る。また、3−1に示すように、前行の印字処理の開始
から現在行の印字処理の終了までに必要とされる時間
は、3−2に示す前行の印字処理の開始から現在行の印
字処理の終了までに必要とされる時間と同一であり、変
化していないことから、スループットの低下が生じない
という利点もある。
【0044】ステップS2−4では、紙送り時間T1
と、前行の減速区間において印字することができない時
間(T3)と現在行の加速動作時間(T4+T5)とを
加算した時間(T3+T4+T5)とを比較し、T1≧
T3+T4+T5の場合、つまり、紙送り動作時間が、
前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合であ
って、かつ、前記紙送り動作時間が、前行のキャリッジ
の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
あって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現
在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合
には、ステップS2−5に示す処理を行い、それ以外の
場合にはステップS2−6に示す処理を行う。
【0045】ステップS2−5では、図4の4−1に示
すようなキャリッジの移動制御と紙送り動作制御とのタ
イミングを、4−2に示すように、前行のキャリッジの
減速動作が印字範囲(TD1)の印字終了時(Pa4)
に対して、(T2+T3+T4+T5−T1)だけ早い
時間から開始されるようにキャリッジの移動速度を等速
に保ち、前行の印字終了時(Pa4)から紙送り動作が
開始されるように紙送り動作の制御を行う。そして、紙
送り動作の終了時(Pb4)より(T4+T5)時間前
から、現在行のキャリッジの加速動作を開始し、紙送り
動作終了(Pb4)と同時に、現在行の等速区間での印
字が開始できるようにキャリッジ動作の制御を行う。つ
まり、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印字処理
の終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と減速動
作時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早く開始
されるようにキャリッジ動作が制御され、かつ、現在行
のキャリッジの移動開始時間を調整して、紙送り動作終
了と同時に、キャリッジの移動速度が等速となりかつ印
字処理が開始されるように、キャリッジ動作が制御され
る。
【0046】このようなタイミングでキャリッジの加減
速制御および紙送り制御を行うことによって、従来、前
行の減速区間の一部、および現在行の加速区間で行って
いた印字を等速区間で行うことが可能となる。このた
め、印字品位の向上を図ることが可能となるとともに、
図3と同様に、スループットの低下も生じないという利
点がある。なお、上述の制御において、(T2+T3+
T4+T5−T1)時間だけ減速区間での印字を行うよ
うにしたのは、この印字を加速区間において行うよりも
減速区間において行う方が、印字品位の向上を図ること
ができるためである。
【0047】ステップS2−6においては、紙送り時間
T1と、前行の減速区間において印字することができな
い範囲の時間(T3)と現在行の加速区間において印字
することができない範囲の時間(T4)とを加算した時
間(T3+T4)とを比較し、T1≧T3+T4の場
合、つまり、紙送り動作時間が、前行のキャリッジの減
速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可
能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間であっ
て実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現在行
のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合であ
って、かつ、前記紙送り動作時間が、前行のキャリッジ
の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
あって実質的に印字処理を行うことが不可能な時間との
和に比べて長い場合には、ステップS2−7に示す処理
を行い、それ以外はステップS2−8に示す処理を行
う。
【0048】ステップS2−7では、図5の5−1に示
すようなキャリッジの移動制御と紙送り動作制御とのタ
イミングを、5−2に示すように、前行のキャリッジの
動作制御はそのまま変更しないで、前行の印字範囲(T
D1)における印字の終了(Ta5)から紙送り動作が
開始可能となるように紙送り動作の制御を行う。そし
て、紙送り終了(Tb5)の(T1−T3)前から現在
行のキャリッジの加速動作が開始されるようにキャリッ
ジ動作の制御を行い、現在行の加速開始から(T1−T
3)経過後に印字が開始できるようにする。つまり、紙
送り動作が前行の印字処理の終了と同時に開始されるよ
うに紙送り動作が制御され、かつ、現在行のキャリッジ
の移動開始時間を調整することによって、現在行のキャ
リッジの加速動作開始時に対して、紙送り動作時間から
現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印
字処理を行うことが不可能な時間を引いた時間だけ経過
した後に印字処理を開始することができるようにキャリ
ッジ動作が制御される。
【0049】このようなタイミングで、キャリッジの加
減速制御および紙送り制御を行うことによって、従来、
現在行の加速区間の一部で行っていた印字を等速区間に
おいて行うことが可能となる。このため、従来に比べて
印字品位の向上を図ることが可能となるとともに、図
3、図4と同様にスループットの低下も生じないという
利点がある。なお、上述の制御において、前行のキャリ
ッジ制御はそのまま変更しないで、現在行のキャリッジ
の加速動作を紙送り終了(Tb5)の(T1−T3)前
から開始するようにキャリッジ動作の制御を行うことと
したのは、従来印字品位の低い加速区間中に行っていた
印字を等速区間中に行うことによって、減速区間中に行
っていた印字を等速区間中に行う場合に比べて、印字品
位の向上を図ることができるためである。
【0050】ステップS2−8では、図6に示すよう
に、前行のキャリッジの動作制御はそのまま変更せず、
前行の印字終了時(Pa6)から紙送りを開始する。そ
して、紙送り終了(Pb6)の(T1−T3)時間前か
ら現在行のキャリッジの加速を開始し、現在行のキャリ
ッジの加速開始からT4時間経過後に、印字が開始でき
るようにキャリッジ動作の制御を行う。つまり、紙送り
動作が前行の印字処理の終了と同時に開始されるように
紙送り動作を制御し、かつ、現在行のキャリッジの移動
開始時間を調整することによって、現在行のキャリッジ
の加速動作開始時から、現在行のキャリッジの加速動作
時間であって実質的に印字処理を行うことが不可能な時
間だけ経過した後に印字処理を開始することができるよ
うにキャリッジ動作が制御される。この場合は、本発明
を適用する前と適用した後で変化がない。
【0051】図8の下段に示す8−2は、上述の制御方
法を用いたシリアルプリンタのキャリッジの移動状態と
紙送りの動作状態とを示したタイミング図である。
【0052】8−1に示す従来のシリアルプリンタで
は、紙送りのためにキャリッジが減速しているとき(減
速区間TC81)の一部の区間および加速しているとき
(加速区間TA81)の一部の区間においても印字処理
を行っていた。しかし、本発明に係るキャリッジの動作
状態を示す8−2では、従来のシリシアルプリンタが減
速区間(TC81)や加速区間(TA81)で行ってい
た印字動作を、等速区間で印字できるように紙送り時間
を計算し、キャリッジの動作状態と紙送り動作状態との
動作タイミングを制御することが可能となる。
【0053】本発明に係る制御方法を用いることによ
り、紙送り時間の長さに応じて、なるべく等速区間に印
字する領域が多くなるように、その次に減速区間に印字
する領域が多くなるように、キャリッジの移動状態と紙
送りの動作状態とのタイミングを制御することができる
ため、印字品位の低下を最小限にすることが可能となる
とともに、スループットの低下を防止することが可能と
なる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、紙送
り制御およびキャリッジの動作制御を行う制御手段と、
制御手段の命令に応じて、キャリッジを主走査方向に移
動させるキャリッジ移動手段と、制御手段の命令に応じ
て、前記紙送りの動作を行う紙送り動作手段とを有して
おり、制御手段が、前行の印字動作と現在行の印字動作
との間に行われる紙送り動作の紙送り時間を算出し、前
記紙送り時間に応じて、前記キャリッジ移動手段と紙送
り動作手段との制御を行うので、キャリッジの加速区間
や減速区間に印字が可能な印字制御装置において、なる
べく等速区間に印字する領域が多くなるように、その次
に減速区間に印字する領域が多くなるように、キャリッ
ジと紙送りの動作タイミングを制御することができ、印
字品位の低下を最小限にすることが可能となるととも
に、印字処理のスループットの低下を防止することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリアルプリンタの制御回路図で
ある。
【図2】本発明に係るキャリッジ動作と紙送り動作との
制御方法を示したフローチャート図である。
【図3】図2に示すステップS2−3処理を行う場合の
キャリッジ動作速度と紙送り動作速度との変化を時間経
過により示した図である。
【図4】図2に示すステップS2−4処理を行う場合の
キャリッジ動作速度と紙送り動作速度との変化を時間経
過により示した図である。
【図5】図2に示すステップS2−5処理を行う場合の
キャリッジ動作速度と紙送り動作速度との変化を時間経
過により示した図である。
【図6】図2に示すステップS2−6処理を行う場合の
キャリッジ動作速度と紙送り動作速度との変化を時間経
過により示した図である。
【図7】従来のシリアルプリンタにおいて制御されてい
るキャリッジ動作速度と紙送り動作速度との変化を時間
経過により示した図である。
【図8】従来の制御方法を用いたキャリッジ動作速度と
紙送り動作速度との時間経過(8−1)と、本実施例に
係る制御方法を用いたキャリッジ動作速度と紙送り動作
速度との時間経過(8−2)とを対比した図である。
【符号の説明】
1−1 インターフェイス 1−2 MPU 1−3 ゲートアレイ(G.A.) 1−4 ROM 1−5 RAM 1−6 バス(I/0) 1−7 CRモータドライバ 1−8 LFモータドライバ 1−9 ヘッドドライバ 1−10 CRモータ 1−11 LFモータ 1−12 ヘッド

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリジの加速動作中又は減速動作中に
    印字を行うことが可能な印字制御装置における印字制御
    方法であって、 前行の印字動作と現在行の印字動作との間に行われる紙
    送り動作時間を検出する検出ステップと、 前記紙送り動作時間と、前行のキャリッジの減速動作時
    間であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間
    と、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャリ
    ッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を行うこ
    とが可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間
    であって実質的に印字処理を行うことが不可能な時間と
    を比較する比較ステップと、 前記比較ステップの比較結果に基づいて、キャリッジの
    減速動作中又は加速動作中に行われていた印字処理を、
    キャリッジの等速移動中に行うことができるようにキャ
    リッジの動作が制御され、等速移動中に印字処理を行う
    ように制御できない場合には、減速移動中に印字処理を
    行うことができるようにキャリッジ動作及び紙送り動作
    が制御される制御ステップと、 を有することを特徴とする印字制御方法。
  2. 【請求項2】 前記制御ステップは、前記紙送り動作時
    間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッ
    ジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこと
    が不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間
    であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、
    現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印
    字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場
    合には、前行のキャリッジの減速動作が印字処理の終了
    と同時に開始されるようにキャリッジ動作が制御され、
    かつ、前行の印字処理の終了と同時に紙送り動作が開始
    するように紙送り動作が制御されることを特徴とする請
    求項1に記載の印字制御方法。
  3. 【請求項3】 前記制御ステップは、前記紙送り動作時
    間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッ
    ジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこと
    が不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間
    であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、
    現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印
    字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場
    合には、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整し
    て、紙送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度が
    等速となりかつ印字処理を開始することができるよう
    に、キャリッジ動作が制御されることを特徴とする請求
    項1に記載の印字制御方法。
  4. 【請求項4】 前記制御ステップは、前記紙送り動作時
    間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッ
    ジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこと
    が不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間
    であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、
    現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印
    字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場
    合には、前行のキャリッジの減速動作が印字処理の終了
    と同時に開始されるようにキャリッジ動作が制御され、
    かつ、前行の印字処理の終了と同時に紙送り動作が開始
    するように紙送り動作が制御され、かつ、現在行のキャ
    リッジの移動開始時間を調整して、紙送り動作終了と同
    時に、キャリッジの移動速度が等速となりかつ印字処理
    を開始することができるように、キャリッジ動作が制御
    されることを特徴とする請求項1に記載の印字制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記制御ステップは、前記紙送り動作時
    間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッ
    ジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこと
    が不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間
    であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、
    現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印
    字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場
    合であって、かつ、前記紙送り動作時間が、前行のキャ
    リッジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行う
    ことが不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作
    時間であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間
    と、現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長
    い場合には、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印
    字処理の終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と
    減速動作時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早
    く開始されるようにキャリッジ動作が制御されること特
    徴とする請求項1に記載の印字制御方法。
  6. 【請求項6】 前記制御ステップは、前記紙送り動作時
    間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッ
    ジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこと
    が不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間
    であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、
    現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印
    字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場
    合であって、かつ、前記紙送り動作時間が、前行のキャ
    リッジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行う
    ことが不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作
    時間であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間
    と、現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長
    い場合には、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整
    して、紙送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度
    が等速となりかつ印字処理が開始されるように、キャリ
    ッジ動作が制御されることを特徴とする請求項1に記載
    の印字制御方法。
  7. 【請求項7】 前記制御ステップは、前記紙送り動作時
    間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッ
    ジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこと
    が不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間
    であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、
    現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印
    字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場
    合であって、かつ、前記紙送り動作時間が、前行のキャ
    リッジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行う
    ことが不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作
    時間であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間
    と、現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長
    い場合には、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印
    字処理の終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と
    減速動作時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早
    く開始されるようにキャリッジ動作が制御され、かつ、
    現在行のキャリッジの移動開始時間を調整して、紙送り
    動作終了と同時に、キャリッジの移動速度が等速となり
    かつ印字処理が開始されるように、キャリッジ動作が制
    御されることを特徴とする請求項1に記載の印字制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記現在行のキャリッジの移動開始時間
    に対する調整は、前記紙送り動作終了時から、現在行の
    キャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を
    行うことが可能な時間と現在行のキャリッジの加速動作
    時間であって実質的に印字処理を行うことが不可能な時
    間とを加えた時間だけ早く、現在行のキャリッジの加速
    動作を開始することによって行われることを特徴とする
    請求項3、4、6又は7に記載の印字制御方法。
  9. 【請求項9】 前記制御ステップは、前記紙送り動作時
    間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャ
    リッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を行う
    ことが可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時
    間であって実質的に印字処理を行うことが不可能な時間
    との和に比べて短い場合であって、かつ、前記紙送り動
    作時間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実
    質的に印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行の
    キャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を
    行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合には、
    紙送り動作が前行の印字処理の終了と同時に開始される
    ように紙送り動作が制御され、かつ、現在行のキャリッ
    ジの移動開始時間を調整することによって、現在行のキ
    ャリッジの加速動作開始時に対して、紙送り動作時間か
    ら現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが不可能な時間を引いた時間だけ経
    過した後に印字処理を開始することができるようにキャ
    リッジ動作が制御されることを特徴とする請求項1に記
    載の印字制御方法。
  10. 【請求項10】 前記制御ステップは、前記紙送り動作
    時間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質
    的に印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキ
    ャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を行
    うことが不可能な時間との和に比べて短い場合には、紙
    送り動作が前行の印字処理の終了と同時に開始されるよ
    うに紙送り動作を制御し、かつ、現在行のキャリッジの
    移動開始時間を調整することによって、現在行のキャリ
    ッジの加速動作開始時から、現在行のキャリッジの加速
    動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可能
    な時間だけ経過した後に印字処理を開始することができ
    るようにキャリッジ動作が制御されることを特徴とする
    請求項1に記載の印字制御方法。
  11. 【請求項11】 前記現在行のキャリッジの移動開始時
    間に対する調整は、紙送り動作の終了時に対して、紙送
    り動作時間から現在行のキャリッジの加速動作時間であ
    って実質的に印字処理を行うことが不可能な時間を引い
    た時間だけ早く、現在行のキャリッジの加速動作を開始
    することによって行われることを特徴とする請求項9又
    10に記載の印字制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項に記
    載した印字制御方法を、コンピュータに実行させるため
    のプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至11のいずれか1項に記
    録した印字制御方法を、コンピュータに実行させるため
    にプログラムとして記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  14. 【請求項14】 紙送り制御およびキャリッジの動作制
    御を行う制御手段と、前記制御手段の命令に応じて、前
    記キャリッジを主走査方向に移動させるキャリッジ移動
    手段と、前記制御手段の命令に応じて、前記紙送りの動
    作を行う紙送り動作手段とを有し、前記キャリジの加速
    動作中又は減速動作中に印字を行うことが可能な印字制
    御装置において、前記制御手段は、前行の印字動作と現
    在行の印字動作との間に行われる紙送り動作の紙送り時
    間を算出し、前記紙送り時間に応じて、前記キャリッジ
    移動手段と紙送り動作手段との制御を行うことにより、
    前行の印字開始時間から現在行の印字終了時間までに必
    要とされる印字処理時間を変化させずに、キャリッジの
    加速動作又は減速動作中になされていた印字処理を等速
    移動中に行うように制御し、等速移動中に印字処理を行
    うように制御できない場合には、減速動作中に印字処理
    が行われるように制御することを特徴とした印字制御装
    置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、前記紙送り動作時間
    が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジ
    の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
    不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
    あって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現
    在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
    処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合
    には、前行のキャリッジの減速動作が印字動作の終了と
    同時に開始されるようにキャリッジ移動手段を制御し、
    かつ、前行の印字終了と同時に紙送り動作が開始される
    ように紙送り動作手段を制御することを特徴とする請求
    項14に記載の印字制御装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記紙送り動作時間
    が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジ
    の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
    不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
    あって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現
    在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
    処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合
    には、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整して、
    紙送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度が等速
    となりかつ印字処理を開始できるように、キャリッジ移
    動手段を制御することを特徴とする請求項14に記載の
    印字制御装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は、前記紙送り動作時間
    が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジ
    の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
    不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
    あって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現
    在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
    処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長い場合
    には、前行のキャリッジの減速動作が印字動作の終了と
    同時に開始されるようにキャリッジ移動手段を制御し、
    かつ、前行の印字終了と同時に紙送り動作が開始される
    ように紙送り動作手段を制御し、かつ、現在行のキャリ
    ッジの移動開始時間を調整して、紙送り動作終了と同時
    に、キャリッジの移動速度が等速となりかつ印字処理を
    開始できるように、キャリッジ移動手段を制御すること
    を特徴とする請求項14に記載の印字制御装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、前記紙送り動作時間
    が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジ
    の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
    不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
    あって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現
    在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
    処理を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合
    であって、かつ、前記紙送り動作時間が、前行のキャリ
    ッジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこ
    とが不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時
    間であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間
    と、現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長
    い場合には、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印
    字処理の終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と
    減速動作時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早
    く開始されるようにキャリッジ移動手段を制御すること
    特徴とする請求項14に記載の印字制御装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、前記紙送り動作時間
    が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジ
    の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
    不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
    あって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現
    在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
    処理を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合
    であって、かつ、前記紙送り動作時間が、前行のキャリ
    ッジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこ
    とが不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時
    間であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間
    と、現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長
    い場合には、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整
    して、紙送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度
    が等速となりかつ印字処理を開始できるように、キャリ
    ッジ移動手段を制御することを特徴とする請求項14に
    記載の印字制御装置。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、前記紙送り動作時間
    が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが可能な時間と、前行のキャリッジ
    の減速動作時間であって実質的に印字処理を行うことが
    不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間で
    あって実質的に印字処理を行うことが可能な時間と、現
    在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字
    処理を行うことが不可能な時間との和に比べて短い場合
    であって、かつ、前記紙送り動作時間が、前行のキャリ
    ッジの減速動作時間であって実質的に印字処理を行うこ
    とが不可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時
    間であって実質的に印字処理を行うことが可能な時間
    と、現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的
    に印字処理を行うことが不可能な時間との和に比べて長
    い場合には、前行のキャリッジの減速動作が、前行の印
    字処理の終了時に対して、キャリッジの加速動作時間と
    減速動作時間との和から紙送り時間を減じた時間だけ早
    く開始されるようにキャリッジ移動手段を制御し、か
    つ、現在行のキャリッジの移動開始時間を調整して、紙
    送り動作終了と同時に、キャリッジの移動速度が等速と
    なりかつ印字処理を開始できるように、キャリッジ移動
    手段を制御することを特徴とする請求項14に記載の印
    字制御装置。
  21. 【請求項21】 前記現在行のキャリッジの移動開始時
    間に対する調整は、前記紙送り動作終了時から、現在行
    のキャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理
    を行うことが可能な時間と現在行のキャリッジの加速動
    作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可能な
    時間とを加えた時間だけ早く、現在行のキャリッジの加
    速動作が開始されるようにキャリッジ移動手段を制御す
    ることによって行われることを特徴とする請求項16、
    17、19又は20に記載の印字制御装置。
  22. 【請求項22】 前記制御手段は、前記紙送り動作時間
    が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャリ
    ッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を行うこ
    とが可能な時間と、現在行のキャリッジの加速動作時間
    であって実質的に印字処理を行うことが不可能な時間と
    の和に比べて短い場合であって、かつ、前記紙送り動作
    時間が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質
    的に印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキ
    ャリッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を行
    うことが不可能な時間との和に比べて長い場合には、紙
    送り動作が前行の印字処理の終了と同時に開始されるよ
    うに紙送り動作手段を制御し、かつ、現在行のキャリッ
    ジの移動開始時間を調整することによって、現在行のキ
    ャリッジの加速動作開始時に対して、紙送り動作時間か
    ら現在行のキャリッジの加速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが不可能な時間を引いた時間だけ経
    過した後に印字処理を開始することができるようにキャ
    リッジ移動手段を制御することを特徴とする請求項14
    に記載の印字制御装置。
  23. 【請求項23】 前記制御手段は、前記紙送り動作時間
    が、前行のキャリッジの減速動作時間であって実質的に
    印字処理を行うことが不可能な時間と、現在行のキャリ
    ッジの加速動作時間であって実質的に印字処理を行うこ
    とが不可能な時間との和に比べて短い場合には、紙送り
    動作が前行の印字処理の終了と同時に開始されるように
    紙送り動作手段を制御し、かつ、現在行のキャリッジの
    移動開始時間を調整することによって、現在行のキャリ
    ッジの加速動作開始時から、現在行のキャリッジの加速
    動作時間であって実質的に印字処理を行うことが不可能
    な時間だけ経過した後に印字処理を開始することができ
    るようにキャリッジ移動手段を制御することを特徴とす
    る請求項14に記載の印字制御装置。
  24. 【請求項24】 前記現在行のキャリッジの移動開始時
    間に対する調整は、紙送り動作の終了時に対して、紙送
    り動作時間から現在行のキャリッジの加速動作時間であ
    って実質的に印字処理を行うことが不可能な時間を引い
    た時間だけ早く、現在行のキャリッジの加速動作が開始
    するようにキャリッジ移動手段を制御ことを特徴とする
    請求項22又は23に記載の印字制御装置。
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