JPH01135674A - プリンタの印字制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は往復印字の罫線印字の際に特に目立ち易いドツ
トのずれをなくすのに好適なプリンタの印字制御方式に
関する。

〔従来の技術〕

ドツトインパクト方式等のプリンタにおいて、印字ヘッ
ドの往復駆動時における機械的及び電気的バックラッシ
ュによって往方向印字と復方向印字とでは往復方向での
ドツトのずれが長期間のうちに発生するという問題があ
る。

このドツトのずれをなくすのに特開昭６０−２４８３７
９に示されるように、印字ヘッドの駆動系にエンコーダ
ディスクを設け、これに２個の位置検出センサを付設し
印字位置を調整する方法がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、印字位置の補正調整を行うのに印字ヘ
ッドの駆動系にエンコーダディスクを設け、これに２個
の位置検出センサを付設することから部品点数が増加し
、しかも新たな部材が必要となり、プリンタの軽量コン
パクト化が図れないという問題点があった。

本発明の目的は、部品点数を低減して軽量コンパクト化
を図り、往復印字の罫線印字の際に特に目立つドツトの
ずれをなくし鮮明な印字を行うプリンタの印字制御方式
を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴は、プリンタにおいて、プラテン上の任意
の位置に目印を設け、印字ヘッドにセンサを設ける。ま
ず電源投入時またはテストモードにて、印字ヘッドを動
かし印字ヘッドに取り付けられたセンサを介して印字ヘ
ッド移動開始位置からプラテン上の目印までのパルス数
をプリンタ内に組み込まれた位置検出デコーダにより読
み込む。

一方、本来の印字ヘッド移動開始位置からプラテン上の
目印の間のパルス数が決められているから、位置検出デ
コーダにより読み込んだ測定パルス数と本来のパルス数
の偏差、即ち、印字する際のドツトのずれを求める。そ
して、印字する際のドツトのずれを記憶しておく。

実際に印字する際に印字ヘッド移動開始位置から印字開
始位置までのパルス数に対して、前記ドツトのずれの補
正調整を加える。

〔作用〕

プラテンに付けられた目印と印字ヘッドに付けられたセ
ンサと位置検出デコーダにより印字位置ずれを検出し、
補正調整を行うことにより、往復印字の際に特に目立つ
ドツトのずれがなくなり鮮明な印字を行うことができる
。

〔実施例〕

以下１本発明を図に従って説明する。

第１図は、本発明をドツトマトリクス方式のプリンタに
適用した場合の一実施例を示すブロック図であり、第２
図は、その動作を説明するためのフローチャートであり
、第３図は、印字機構部を示す概略図、第４図は印字位
置修正を説明する図である。

第１図において、１は補正調整のパルス数を記憶してお
くＲＡＭであり、２は各機器の動作を制御するＭＰＵで
、３は補正調整の演算を行うプログラムを格納しておく
ＲＯＭである６４はホストと印字データのやり取りを行
うインタフェース受信回路で、５は印字ヘッド１０を動
かす回路で、６はキャリアモータ１１を動かす回路で、
７は改行モータ１２を動かす回路で、８は印字位置まで
のパルス数を発生させる位置検出デコーダである。

９は印字ヘッドに取り付けられた印字位置検出センサで
あり、１３はプラテンであり、１４は第３図に示すよう
にプラテン１３に付けられた目印である。

次に第２図のフローチャートに基づいて第１図の各部の
動作を説明する。電源投入時またはテストモード時にプ
ラテンに紙を巻きつけない状態にて印字ヘッド１０を印
字ヘッド駆動回路５により動かす（ステップ１００）。

印字ヘッド１０を動かすと同時に位置検出デコーダ８に
よりパルスを発生させ、ＲＯＭ３に格納されているプロ
グラムによりパルス数のカウントを開始する（ステップ
１０１）。プラテン１３に付けられた目印１４を印字位
置検出センサ９が検知するまで印字ヘッドを動かす（ス
テップ１０２）。目印１４検知時の読取りパルス数をＲ
ＡＭ１に記憶しておく（ステップ１０３）。目印１４ま
での距離は不変であるので読取りパルス数から本来の印
字ヘッド移動開始位置から目印１４までのパルス数を減
算した値を補正値としてＲＡＭＩに記憶する（ステップ
１０４）。そして、ＲＡＭＩに記憶した補正値を印字位
置までのパルス数に加算して、実際に印字する際のパル
ス数とする（ステップ１０５）。例えば、目印までのパ
ルス数が２００で読取りパルス数が２０３とすると補正
値は３となり、印字位置までのパルス数に３を加算した
パルス数が実際に印字を行う際のパルス数となる。

以上の補正について、第４図により具体的に説明する。

ホストからの指示に基づいて印字ヘッド１０がプラテン
１３上を平行に移動する本来の範囲は第４図（ａ）のＡ
　１　”　Ａ　ｘの間であるとする。プラテン１３に巻
回される第４図（ｂ）の印字用紙１００は、プリンタ上
の用紙ガイドにより通常は、プラテン１３上の定位［Ｂ
に端合せが行われる。本発明になる目印１４はプラテン
１３上の任意の位置Ｃである。ホストからの指示で印字
用紙の印字開始位！Ｄは決められている。従って、第４
図（ｄ）に示すように、本来であれば、印字ヘッド移動
開始位置Ａ１から、印字開始位置りまで間の距離は。

一定であり、パルス数に直せばＰｌである。また、印字
ヘッド移動開始位置Ａ１からプラテン１３上の目印１４
までの距離、即ち、パルス数Ｐ２も一定である。印字ヘ
ッド１０のバックラッシュで印字ヘッド移動開始位置が
Ｅにずれてしまうと、パルス数Ｐｌを位置検出デコーダ
８がカウントした時点で印字を開始することになると、
基準が位置Ａ１からＥに移っているため、ドツトのずれ
を生じることになる。

そこで１本発明では印字位置検出センサ９と位置検出デ
コーダ８により、位置Ｅから位置ＣまでのパルスＰ３を
検出する。

そしてＲＯＭ３により１Ｐａ−Ｐｚｌの演算を行い、そ
の偏差パルス数Ｐ４を求める。この偏差値ＩＰ４１　を
パルス数Ｐｚに加える。すると、印字ヘッド移動開始位
置がＡＩからＥへ移ってしまっても、印字用紙１００上
での印字開始位置は、元の位［０のままであり、ドツト
のずれは生じないことになる。

以上の制御は、位ＦＩ　Ａ　ｚを印字ヘッド移動開始位
置としている場合でも同じであり、実際の印字ヘッド移
動開始位置がＡ１−Ａ２の内側になっても採用できる。

この場合は、偏差値をパルス数Ｐ１から減らすことにな
るのである。

以上実施例ではワイヤドツト方式のプリンタについて説
明したが、印字ヘッドが往復駆動される全てのプリンタ
に本発明は適用可能である。

本実施例によれば、往復印字の罫線印字の際に特に目立
つ罫線印字のドツトのずれがなくなるので鮮明な印字が
行える。また、目印をプラテンに設けることにより補正
調整用の新たな部材を必要とせず、部品点数を低減して
プリンタの軽量コンパクト化が図れる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ドツトのずれがなくなるので鮮明な印
字を行うことができる。また、目印をプラテンに設ける
ことにより補正調整用の新たな部材を必要とせず１部品
点数を低減してプリンタの軽量コンパクト化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、第
２図はその動作を説明するためのフローチャートであり
、第３図は印字機構部を示す概略図、第４図は印字のず
れの補正を説明する図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ホストから印字データを受取り、印字ヘッドをプラ
   テンと平行に移動させて印字を行う場合に印字ヘッド移
   動開始位置から印字開始位置までのパルス数を位置検出
   デコーダで測定して印字開始位置を決めて印字を行うプ
   リンタにおいて、プラテンの任意の位置に目印を設け、
   印字ヘッドには上記プラテン上の目印を認識するセンサ
   を設け、印字ヘッド移動開始位置から上記プラテン上の
   目印までのパルス数を上記位置検出デコーダで測定し、
   該測定パルス数と本来の印字ヘッド移動開始位置から上
   記プラテン上の印までのパルス数との偏差により印字ヘ
   ッド移動開始位置から印字開始位置までのパルス数の補
   正を行い印字開始位置の修正を行うことを特徴とするプ
   リンタの印字制御方式。