JPH061034A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH061034A
JPH061034A JP15943792A JP15943792A JPH061034A JP H061034 A JPH061034 A JP H061034A JP 15943792 A JP15943792 A JP 15943792A JP 15943792 A JP15943792 A JP 15943792A JP H061034 A JPH061034 A JP H061034A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字装置において、キャリッジの振動を低減
させること。 【構成】 小さく設定した駆動電流でキャリッジモータ
を駆動し、その後に大きく設定した駆動電流でキャリッ
ジモータを駆動する。 【効果】 キャリッジの振動を低減し、キャリッジの円
滑な起動・加速が可能となり、安価なステッピングモー
タを用いて正確なキャリッジ駆動を行うことができる。
また、桁方向の印字ズレも低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッドを記録紙の
幅方向に移動させて印字を行う印字装置に関するもので
ある。更に詳しくは、キャリッジモータ制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ターミナルプリンタにおいては、
高印字品質かつスループット向上に対する要求が高まっ
ている。その要求に応える方法として、特開昭58−1
62366号で開示の印字装置がある。これは、ステッ
ピングモータをキャリッジ駆動用モータとする印字装置
で、1相と2相を交互に励磁する1ー2相励磁方式と、
同時に2相毎を励磁する2相励磁方式とを選択的に、印
字時には前者を、高速移動時には後者を適用するよう切
り換え制御を行なうものである。
【0003】しかし、1−2相励磁方式は、2相励磁方
式に比べ同一移動速度を得るには1/2の時間間隔で相
切り換えを行う必要があり、制御を司るマイクロコンピ
ュータの負荷が重くなってしまう。そこで高速プリンタ
では印字時においても2相励磁方式を取らざるを得なく
なる。この2相励磁方式では、大きな回転力を得られる
が、その回転力により急激な加速度が生じ、キャリッジ
の移動動作開始時に桁方向に大きな振動が起き、この振
動は、加速領域から定速領域に移行しても残り印字結果
に粗密が生じてしまう。図6は、キャリッジ移動速度の
時間変化を示す図であり、加速から定速に移るまでにキ
ャリッジが振動する様子を示す図である。横軸の時間軸
に平行な点線は定速時のキャリッジの速度を示し、縦軸
のキャリッジ移動速度軸に平行な点線は加速領域と定速
領域の境界を示す。図5はステップモータのトルク特性
図である。
【0004】図6において、キャリッジが動き始めると
き、つまり駆動周波数が低いとき図5から解るように大
きなトルクが発生し、急激な加速が行われる。加速度が
大きいと(で示す矢印の傾き)で示すようにキャリ
ッジの振動が発生しやすい。この振動は、キャリッジが
加速領域から定速領域に移っても残るため、定速領域に
入って即印字を開始すると印字に粗密が生じるから、定
速領域に入っても更に5〜10桁分の印字領域に相当す
る距離をおいてから印字を開始しなければならない。つ
まりプリンタの桁方向を長くしてやらなければならず、
その結果、プリンタを小型にすることはできないし、ス
ループット向上にはマイナスである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な問題
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、キャリッジモータ駆動制御に2相励磁方式を使い且
つ加速時の振動を押え、しいてはスループットの大きい
プリンタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の印字装置は、印
字ヘッドを搭載したキャリッジをステッピングモータに
より走査し記録を行う印字装置において、該ステッピン
グモータの駆動開始から加速領域内の所定領域まで第1
の駆動電流値で駆動し、以降前記第1の電流値より大な
る第2の駆動電流値で駆動することを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1は本発明の装置の構成を示す図であり、
1は印字ヘッドであり、ガイド軸3に摺動自由に嵌合さ
れたキャリッジ2に固定されている。8はキャリッジ2
を走査する4相ステッピングモータであり、その出力軸
に固定された駆動プーリ9と従動プーリ10とタイミン
グベルト11を介しキャリッジ2を走査し、印字ヘッド
1により記録紙6に記録を行う。
【0008】図中符号22は、印字動作を統轄するマイ
クロコンピュータからなる制御装置で、印字動作を制御
するためのプログラムを格納したROM14、印字ドッ
トパターンデータを展開する作業用メモリや、受信バッ
ファ、印刷バッファを構成するRAM15、及びCPU
13から構成され、インターフェース20を介してホス
ト装置から入力した印刷データをビットマップデータに
変換して、インターフェース21を介して記録ヘッド駆
動回路17に出力し、また桁送り信号、紙送り信号をそ
れぞれモータ駆動回路18、19に出力するように構成
されている。なお、図中符号16は、文字コードデータ
をビットマップデータに変換するキャラクタジェネレー
タを示す。
【0009】図4は、キャリッジ走査モータ8を駆動す
る為のモータ駆動回路18の回路図であり、所定の時間
間隔で所定の相切り替え信号を入力端子PA〜PDに入
力し、駆動用トランジスタQ1〜Q4に接続されたモー
タ駆動コイルLA〜LDへの通電を制御しロータ81を
回転させるものである。入力端子PHは、トランジスタ
Q5を制御し駆動電流と保持電流を切り替えるための信
号でトランジスタQ5がオフ時+5V電源から抵抗14
を介して保持電流が供給される。トラジスタQ5がオン
時には、入力端子PIへの入力信号でトランジスタQ6
のオン/オフ状態が決定され、駆動電源から直接に大き
な電流を流し込むか、あるいは抵抗R12を介して前者
より小さな電流を流し込むかが選択される。
【0010】次に図2のタイミングチャートにもとづき
動作を説明する。なお、図中符号A〜Dは図4のPA〜
PDに入力する信号である。モータ8が停止状態では、
図4のトランジスタQ5がオフ状態となる信号が入力端
子PHに入力されており、モータ8には、振動等により
停止位置がずれない程度のトルクを発生する保持電流が
流されている。ここで、モータ8を駆動させる指令がホ
スト装置より入力されると、CPU13はトランジスタ
Q5をオン状態に、トランジスタQ6をオフ状態にする
信号をモータ駆動回路18に出力し、ROM14に予め
記憶した加速時間データにもとずき所定時間ごとに相信
号A〜Dを出力していく。そして加速途中のTd時間経
過後にトランジスタQ6をオン状態にする信号をモータ
駆動回路18に出力し今までより大きな駆動電流による
駆動を行う。
【0011】図3は、本実施例におけるキャリッジ2の
振動状態を示す図である。図に示す様に加速時のTdの
期間駆動電流を小さくすると、立ち上がりの回転力が小
さくなり加速度も小さくなる。その結果、で示す矢印
の傾きである小さな加速度でキャリッジは動き出す。そ
の後の加速期間、駆動電流を大きくするとで示すキャ
リッジ速度で動き、定速領域に入っての振動は少ない。
このため定速域に入ってすぐに印字を開始することがで
きる。一行の印字終了後、再び逆の印字方向へ加速する
際も同じく小電流起動を採用することで振動の少ないキ
ャリッジ駆動を行える。この結果、キャリッジが加速を
終え定速に移り際の振動が低減されているため、キャリ
ッジの往路と復路の印字位置の食い違いも低減される。
【0012】本実施例では励磁電流が2種類であるが、
キャリッジ2の重量、印字速度に応じて2種類以上の励
磁電流を使用してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ャリッジが動き始めるときに、キャリッジに発生する振
動が小さいので、キャリッジが速やかに定速に移行して
安定し印字の粗密が低減するという効果を有する。ま
た、キャリッジが加速を終え定速に移った後、印字を開
始するまで振動の減衰を待つ必要がないので、スループ
ットが向上し大量のデータを処理できるという効果を有
する。さらに、キャリッジを加速するのに必要な距離が
小さくなり、また、定速域で直ちに印字をすることが可
能となり、プリンタのサイズを小さくできるという効果
ももたらす。その上、キャリッジが加速を終え定速に移
る際の振動が低減されるため、キャリッジの往路と復路
の印字位置の食い違いが低減されるという効果も有す
る。つまり、高精度でない安価なキャリッジモータを用
いながらも正確に、滑らかにキャリッジを駆動させられ
るプリンタを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施例を説明するタイミングチャート
である。
【図3】本発明の実施例におけるキャリッジ移動速度の
時間変化を示す図である。
【図4】本発明の実施例におけるキャリッジモータ駆動
回路図である。
【図5】ステップモータのトルク特性を示す図である。
【図6】従来の技術おいて、キャリッジ移動速度の時間
変化を示す図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2 キャリッジ 3 ガイド軸 6 記録紙 7 プラテン 8 キャリッジモータ 9 駆動プーリ 10 従動プーリ 11 キャリッジ駆動ベルト 12 紙送りモータ 81 ロータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリッジをステ
    ッピングモータにより走査し記録を行う印字装置におい
    て、該ステッピングモータの駆動開始から加速領域内の
    所定領域まで第1の駆動電流値で駆動し、以降前記第1
    の電流値より大なる第2の駆動電流値で駆動することを
    特徴とする印字装置。
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