JP3458889B2 - 印字装置及びその制御方法 - Google Patents

印字装置及びその制御方法

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JP3458889B2 JP03967299A JP3967299A JP3458889B2 JP 3458889 B2 JP3458889 B2 JP 3458889B2 JP 03967299 A JP03967299 A JP 03967299A JP 3967299 A JP3967299 A JP 3967299A JP 3458889 B2 JP3458889 B2 JP 3458889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクヘッドを
往復移動すると共に用紙を所定量ずつ紙送りしつつ印字
を行う印字装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印字装置であるインクジェットプリンタ
では、給紙トレイから1枚の用紙を所定の給紙位置まで
送給し、ステッピングモータから成るフィードモータに
より、予め設定された余白分だけ先の印字開始位置まで
更にその用紙を送給した後に、ステッピングモータから
成るキャリアモータによりインクヘッドを移動すると共
に、フィードモータにより用紙を所定量ずつ紙送りしつ
つ印字が開始される。
【0003】ところで、ステッピングモータは、一般に
複数相の励磁コイルを有する固定子及び回転子から成
り、通常これらの励磁コイルを励磁する方式として、一
相励磁、一−二相励磁、二相励磁、二−三相励磁、三相
励磁、四相励磁など種々の方式がある。このような励磁
コイルへの励磁電流の供給は、例えば図4に示すような
制御装置により行われる。
【0004】即ち、図4に示すように、プロセッサ及び
所定の制御プログラムが格納されたROM等から成るC
PU1により、プリンタの場合にはパソコン等のホスト
コンピュータ(図示せず)のプリンタドライバ側から送
信されてくる印字データに基づき、印字制御等の所定の
制御を行うべく種々の信号が出力される。
【0005】そして、CPU1の複数の出力端子から、
ステッピングモータ2に対して予め定められた相励磁方
式に従って励磁電流を供給するように、複数のトランジ
スタ等から成る駆動部3に制御パルスが出力され、駆動
部3のトランジスタのオン、オフによってステッピング
モータ2の各励磁コイル(図示せず)に励磁電流が供給
されてステッピングモータ2が上記した印字データに応
じた所要のステップ数だけ駆動される。尚、ステッピン
グモータ2が上記したフィードモータ及びキャリアモー
タの2個である場合、駆動部3が2個設けられ、両駆動
部3が各々CPU1に接続されることになる。
【0006】ところで、ステッピングモータ2は、例え
ばスタートの際に、一定速度に到達するまでの立上がり
時間がばらついたり回転速度が不安定で振動したりする
ため、通常は回転子のスタート時の加速特性を所望の特
性に維持すべく励磁電流を補正するための加速用補正デ
ータから成るランプテーブルを格納したROM等のラン
プテーブル格納部4を設け、スタート時にこのランプテ
ーブル格納部4の加速用補正データに基づき各励磁コイ
ルに供給される励磁電流を補正することが行われてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに加速用補正データに基づき各励磁コイルに供給され
る励磁電流を補正しても、回転子がどのステップ位置か
らスタートするかで加速特性が異なる。つまり、図5に
示すように、ステッピングモータ2の1回転当りのステ
ップ数を16ステップとすると、第0ステップ〜第15
ステップのうちどのステップから回転子がスタートする
かによって、加速特性が大きく異なってくる。尚、図5
中のR矢印はモータの回転方向(正転)を示す。
【0008】そのため、ステッピングモータから成るフ
ィードモータの回転子がスタートするステップ位置によ
っては、同じステップ数回転するようにCPU1により
制御しても、フィードモータの動作が不安定になって紙
送り量に誤差が生じ、図6(a)に示すように紙送り量
が設定値よりも多すぎたり、或いは図6(b)に示すよ
うに紙送り量が少なすぎたりし、インクを噴射したとき
に横縞模様が発生し、特に高精細印字を行う場合にはこ
のような紙送り誤差の影響が顕著に現われ、高品質の印
字を行うことができないという問題がある。
【0009】尚、図6は印字の様子を模式的に表わして
おり、Aはn回目の印字、Bは設定されたステップ数分
だけ紙送りした後のn+1回目の印字を表わし、同図
(a)ではn回目とn+1回目の印字の間に隙間が生
じ、同図(b)ではn回目とn+1回目の印字が一部重
複(斜線部分)する様子を示している。
【0010】ところで、紙送りの制御に関して、特公平
5−1740号公報や特開平3−159767号公報に
記載のような発明が提案されている。前者はラインフィ
ード毎に誤差を吸収すべく紙送りピッチを補正するとい
うもので、制御が非常に複雑になる。
【0011】一方、後者はステッピングモータの励磁を
2相励磁及び1−2相励磁に切り換えて紙送り速度を可
変し、高速で紙送りできるときは高速にすることで、処
理効率の向上を図るというものであるが、縞模様の発生
を防止して高品質の印字を可能にするというものではな
い。
【0012】この発明が解決しようとする課題は、フィ
ードモータの回転子を常に加速特性の最も良いステップ
位置からスタートさせ、フィードモータの動作を安定さ
せて横縞模様の発生を防止できるようにすることにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明における印字装置は、給紙トレイから所
定の給紙位置まで送給された用紙を、ステッピングモー
タから成るフィードモータにより余白分だけ先の印字開
始位置まで送給した後、インクヘッドを往復移動すると
共に前記フィードモータにより前記用紙を所定量ずつ紙
送りしつつ印字を行う印字装置において、1回転当りN
ステップある前記フィードモータのステップ位置のう
ち、前記フィードモータの回転子がスタートする際の加
速特性が最も良い最良ステップ位置を予め記憶した記憶
部と、前記用紙が前記給紙位置に達したときの前記回転
子の初期ステップ位置を検出する位置検出部と、前記用
紙が前記印字開始位置に達するまでの引込ステップ数を
前記初期ステップ位置に加えたときの前記回転子のステ
ップ位置と前記最良ステップ位置とのずれに相当する補
正ステップ数を算出する算出部と、前記用紙が前記印字
開始位置に達した後に前記補正ステップ数だけ前記フィ
ードモータを更に駆動する制御部とを備えていることを
特徴としている。
【0014】このように構成すれば、用紙が印字開始位
置に達したときには、フィードモータの回転子は加速特
性の最も良い最良ステップ位置にくるため、印字を開始
すると、フィードモータの回転子は最良ステップ位置か
らスタートし、フィードモータは良好な加速特性により
安定して動作し、横縞模様の発生が防止される。
【0015】また、本発明における印字装置は、前記算
出部が、前記引込ステップ数を前記初期ステップ位置に
加えたときの前記回転子のステップ位置に前記補正ステ
ップ数を加算することで前記最良ステップ位置になるよ
うに前記補正ステップ数を算出することを特徴としてい
る。
【0016】こうすれば、ステッピングモータから成る
フィードモータを、常に一方向(例えば正転方向)に補
正すればよいため、制御が簡単になり、印字開始時にフ
ィードモータの回転子を最良ステップ位置からスタート
させることが可能になる。
【0017】また、本発明における印字装置は、前記算
出部が、前記引込ステップ数を前記初期ステップ位置に
加えたときの前記回転子のステップ位置から前記最良ス
テップ位置までの正転方向へのずれと逆転方向へのずれ
のうち、小さい方を前記補正ステップ数として算出し、
前記制御部が、前記補正ステップ数分だけ前記フィード
モータを正転または逆転することを特徴としている。
【0018】こうすると、印字開始時にフィードモータ
の回転子を最良ステップ位置からスタートさせるための
補正量が最少で済み、非常に効率的である。
【0019】また、本発明における印字装置の制御方法
は、給紙トレイから所定の給紙位置まで送給された用紙
を、ステッピングモータから成るフィードモータにより
余白分だけ先の印字開始位置まで送給した後、インクヘ
ッドを往復移動すると共に前記フィードモータにより前
記用紙を所定量ずつ紙送りしつつ印字を行う印字装置の
制御方法において、1回転当りNステップある前記フィ
ードモータのステップ位置のうち、前記フィードモータ
の回転子がスタートする際の加速特性が最も良い最良ス
テップ位置を予め求めておき、前記用紙が前記給紙位置
に達したときの前記回転子の初期ステップ位置を検出
し、前記用紙が前記印字開始位置に達するまでの引込ス
テップ数を、検出した前記初期ステップ位置に加えたと
きの前記回転子のステップ位置と前記最良ステップ位置
とのずれに相当する補正ステップ数を算出し、前記用紙
が前記印字開始位置に達した後、算出した前記補正ステ
ップ数だけ前記フィードモータを更に駆動することを特
徴としている。
【0020】このようにすれば、印字開始時に、最良ス
テップ位置からフィードモータの回転子はスタートし、
フィードモータは良好な加速特性により安定して動作
し、横縞模様の発生を防止することができる。
【0021】また、本発明における印字装置の制御方法
は、前記引込ステップ数を前記初期ステップ位置に加え
たときの前記回転子のステップ位置に、前記補正ステッ
プ数を加算することで前記最良ステップ位置になるよう
に、前記補正ステップ数を算出することを特徴としてい
る。
【0022】この場合、ステッピングモータから成るフ
ィードモータを、常に一方向(例えば正転方向)に補正
すればよいため、制御が簡単になり、印字開始時にフィ
ードモータの回転子を最良ステップ位置からスタートさ
せることが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明を印字装置であるインク
ジェットプリンタに適用した場合の一実施形態について
図1ないし図3参照して説明する。但し、図1はブロッ
ク図、図2は動作説明図、図3は動作説明用フローチャ
ートである。
【0024】図1において、11はCPUで、プロセッ
サ及び所定の制御プログラムが格納されたROM等から
成り、図示しないパソコン等のホストコンピュータのプ
リンタドライバから送信されてくる印字データに基づ
き、複数の出力端子(ここでは4個)から予め定められ
た相励磁方式に従って励磁電流を供給するように制御パ
ルスを出力するほか、その他の制御を行うべく種々の信
号を出力する。
【0025】12は駆動部で、複数個(ここでは4個)
のトランジスタ等から成り、CPU11からの制御パル
スによりトランジスタがオン或いはオフして後述するフ
ィードモータの所定相の励磁コイルに励磁電流を供給す
る。13はステッピングモータから成るフィードモータ
であり、駆動部12により各励磁コイル(図示せず)に
励磁電流が供給されて印字データに応じた所要の改行ス
テップ数だけ駆動される。
【0026】また、14はフィードモータ13の回転子
のスタート時における加速特性を所望の特性に維持すべ
く、励磁電流を補正するための加速用補正データから成
るランプテーブルを格納したROM等のランプテーブル
格納部である。
【0027】ところで、1回転当り16ステップ(図5
参照)あるフィードモータ13の各ステップ位置のう
ち、フィードモータ13の回転子がスタートする際の加
速特性が最も良い最良ステップ位置が予め求められ、こ
の最良ステップ位置が、記憶部としてのCPU11の内
蔵メモリ或いは図1には示されていない外付けのメモリ
に格納されている。
【0028】更に、CPU11は、図2に示すように、
給紙トレイから給紙される用紙Pの先端がインクヘッド
の端縁に一致する給紙位置Pkに達したときに、フィー
ドモータ13の回転子の初期ステップ位置Siを検出
し、用紙Pが印字条件として予め設定された余白分だけ
給紙位置Pkよりも更に先の印字開始位置Psに達する
までに要する引込ステップ数Shを、検出した初期ステ
ップ位置Siに加えたときの回転子のステップ位置Sa
と最良ステップ位置Sbとのずれに相当する補正ステッ
プ数Stを算出し、用紙Pが印字開始位置に達した後、
算出した補正ステップ数Stだけフィードモータ13を
更に駆動すべく駆動部12に制御パルスを出力する。
【0029】このとき、初期ステップ位置Siの検出処
理が位置検出部に相当し、補正ステップ数Stの算出処
理が算出部に相当し、補正ステップ数Stだけフィード
モータ13を更に駆動する処理が制御部に相当する。
【0030】ところで、用紙Pの先端が給紙位置Pkに
達したときにおけるフィードモータ13の回転子の初期
ステップ位置Siの検出は、次のようにして行われる。
【0031】即ち、駆動部12を構成する例えば4個の
NPNトランジスタのベースに、CPU11から与えら
れる制御パルスがハイレベル(以下、Hと称する)のと
きには、そのトランジスタはオンし、ローレベル(以
下、Lと称する)のときにはそのトランジスタはオフ
し、このようなトランジスタのオン(またはオフ)によ
ってそのトランジスタのエミッタに接続された励磁コイ
ルに励磁電流を供給することができる。
【0032】そこで、用紙Pの先端が給紙位置Pkに達
したときに、CPU11から駆動部12の各トランジス
タに出力される4つの制御パルスのうちどれがHでどれ
がLであるかを判定することにより、そのときのフィー
ドモータ13の回転子が第0〜第15ステップ(図5参
照)のうちどのステップ位置にあるか、つまり初期ステ
ップ位置Siを検出できる。
【0033】また、フィードモータ13が1ステップ回
転することによる用紙Pの送給量は既にわかっているた
め、用紙Pを余白分だけ送給するのに要するフィードモ
ータ13のステップ数である引込ステップ数Shは容易
に算出できる。
【0034】そして、この引込ステップ数Shを初期ス
テップ位置Siに加えたときの回転子のステップ位置S
aが、第0〜第15ステップのうちのどれかを判断すれ
ば、上記した補正ステップ数Stを簡単に算出すること
ができる。
【0035】即ち、フィードモータ13が1回転当り1
6ステップであるときに、例えば初期ステップ位置Si
を第12ステップ、引込ステップ数Shを130とし
て、初期ステップ位置Siである“12”に引込ステッ
プ数Shである“130”を加えた“146”を、フィ
ードモータ13の1回転のステップ数である“16”で
割ると、余りΔSが“2”となり、上記したステップ位
置Saは、初期ステップ位置Siである“12”に余り
ΔSである“2”を加えた“14”、つまり第14ステ
ップ(図5参照)となる。
【0036】一方、メモリに記憶されている最良ステッ
プ位置Sbを、仮に第4ステップ(図5参照)であると
すると、第14ステップから第4ステップまではモータ
の正転方向に6ステップ回転する必要があるため、最良
ステップ位置Sbとステップ位置Saとのずれである
“6”が補正ステップ数Stとして算出されるのであ
る。
【0037】ところで、このように補正ステップ数St
を算出し、用紙Pが印字開始位置に達した後にこの補正
ステップ数Stだけフィードモータ13を更に駆動する
ことで、印字開始時に、フィードモータ13は最も加速
特性のよいステップ位置からスタートすることになり、
フィードモータ13の回転による改行動作を安定して行
うことができるのである。
【0038】次に、動作について図3のフローチャート
を参照して説明する。いま、給紙トレイから給紙される
用紙Pの先端が給紙位置Pk(図2参照)に達すると、
図3に示すように、そのときのフィードモータ13の回
転子が第0〜第15ステップ(図5参照)のうちのどの
ステップ位置にあるか、つまり初期ステップ位置Siが
検出され(Step1)、検出された初期ステップ位置
Siに余白分に相当する引込ステップ数Shが加えられ
る(Step2)。
【0039】続いて、初期ステップ位置Siに引込ステ
ップ数Shを加えた値を、フィードモータ13の1回転
あたりのステップ数で割ったときの余りΔSが算出され
(Step3)、初期ステップ位置Siにこの余りΔS
が加算されてステップ位置Saが算出され、算出された
ステップ位置Saからメモリに記憶されている最良ステ
ップ位置Sbまでの正転方向へのずれが補正ステップ数
Stとして算出され(Step4)、余白分に相当する
引込ステップ数Shに補正ステップ数Stを加えた値
が、フィードモータ13を初期ステップ位置Siから駆
動すべきステップ数として算出され(Step5)、算
出されたこのステップ数だけフィードモータ13が駆動
されて用紙Pが紙送りされ(Step6)、フィードモ
ータ13が最も加速特性のよいステップ位置からスター
トする状態で印字が開始されることになる。
【0040】従って、上記した実施形態によれば、用紙
Pが印字開始位置に達したときには、フィードモータ1
3の回転子は必ず加速特性の最も良い最良ステップ位置
Sbにくるため、印字開始時に、フィードモータ13の
回転子は最良ステップ位置Sbからスタートし、フィー
ドモータ13の動作を安定させることが可能になり、従
来のような横縞模様の発生を防止することができる。
【0041】また、給紙時におけるフィードモータ13
の駆動量を正転方向にのみ補正することで、常に最も加
速特性の良い状態からフィードモータ13をスタートす
ることができるため、従来のようにラインフィード毎に
誤差を吸収するなどの複雑な制御を行うことなく、高品
質の印字を行うことが可能になる。
【0042】なお、上記した実施形態では、給紙位置P
kの先の印字開始位置Psから更に補正ステップ数St
だけ正転方向にフィードモータ13を駆動させる場合に
ついて説明したが、引込ステップ数Shを初期ステップ
位置Siに加えたときの回転子のステップ位置Saから
最良ステップ位置Sbまでの正転方向へのずれと逆転方
向へのずれのうち、小さい方を補正ステップ数Stとし
て算出し、フィードモータ13を正転または逆転するよ
うにしてもよい。
【0043】この場合、印字開始時にフィードモータ1
3の回転子を最良ステップ位置Sbからスタートさせる
ための補正量が最少で済み、非常に効率的である。
【0044】また、上記した実施形態では、用紙先端が
給紙位置Pkに達したときにおける回転子の初期ステッ
プ位置Siの検出を、CPU11から駆動部12への制
御パルスに基づいて行うようにしたが、センサ等によっ
て検出するようにしてもよいのは勿論である。
【0045】更に、上記した実施形態では、印字装置を
インクジェットプリンタとした場合について説明した
が、インクジェット式のファクシミリ等、その他のイン
クヘッドにより印字を行う印字装置にも本発明を適用す
ることが可能である。
【0046】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、印字を開始すると、最良ステップ位置からフィ
ードモータの回転子はスタートするため、フィードモー
タは良好な加速特性により安定して動作し、横縞模様の
発生を防止することができ、機能の優れた印字装置を提
供することが可能になる。
【0048】また、請求項2に記載の発明によれば、ス
テッピングモータから成るフィードモータを常に一方向
(例えば正転方向)に補正すればよいため、制御が簡単
になり、高品質の印字を行うことが可能になる。
【0049】また、請求項3に記載の発明によれば、印
字開始時にフィードモータの回転子を最良ステップ位置
からスタートさせるための補正量が最少で済み、大変効
率的である。
【0050】また、請求項4に記載の発明によれば、印
字を開始すると、フィードモータの回転子は最良ステッ
プ位置からスタートし、フィードモータは良好な加速特
性により安定して動作し、横縞模様の発生を防止するこ
とができる。
【0051】また、請求項5に記載の発明によれば、ス
テッピングモータから成るフィードモータを、常に一方
向(例えば正回転方向)に補正すればよいため、制御が
簡単になり、高品質の印字を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図3】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図4】従来例のブロック図である。
【図5】従来例の動作説明図である。
【図6】従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
11 CPU(位置検出部、算出部、制御部) 12 駆動部 13 フィードモータ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイから所定の給紙位置まで送給
    された用紙を、ステッピングモータから成るフィードモ
    ータにより余白分だけ先の印字開始位置まで送給した
    後、インクヘッドを移動すると共に前記フィードモータ
    により前記用紙を所定量ずつ紙送りしつつ印字を行う印
    字装置において、 1回転当りNステップある前記フィードモータのステッ
    プ位置のうち、前記フィードモータの回転子がスタート
    する際の加速特性が最も良い最良ステップ位置を予め記
    憶した記憶部と、 前記用紙が前記給紙位置に達したときの前記回転子の初
    期ステップ位置を検出する位置検出部と、 前記用紙が前記印字開始位置に達するまでの引込ステッ
    プ数を前記初期ステップ位置に加えたときの前記回転子
    のステップ位置と前記最良ステップ位置とのずれに相当
    する補正ステップ数を算出する算出部と、 前記用紙が前記印字開始位置に達した後に前記補正ステ
    ップ数だけ前記フィードモータを更に駆動する制御部と
    を備えていることを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記算出部が、前記引込ステップ数を前
    記初期ステップ位置に加えたときの前記回転子のステッ
    プ位置に前記補正ステップ数を加算することで前記最良
    ステップ位置になるように前記補正ステップ数を算出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記算出部が、前記引込ステップ数を前
    記初期ステップ位置に加えたときの前記回転子のステッ
    プ位置から前記最良ステップ位置までの正転方向へのず
    れと逆転方向へのずれのうち、小さい方を前記補正ステ
    ップ数として算出し、前記制御部が、前記補正ステップ
    数分だけ前記フィードモータを正転または逆転すること
    を特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 給紙トレイから所定の給紙位置まで送給
    された用紙を、ステッピングモータから成るフィードモ
    ータにより余白分だけ先の印字開始位置まで送給した
    後、インクヘッドを移動すると共に前記フィードモータ
    により前記用紙を所定量ずつ紙送りしつつ印字を行う印
    字装置の制御方法において、 1回転当りNステップある前記フィードモータのステッ
    プ位置のうち、前記フィードモータの回転子がスタート
    する際の加速特性が最も良い最良ステップ位置を予め求
    めておき、 前記用紙が前記給紙位置に達したときの前記回転子の初
    期ステップ位置を検出し、 前記用紙が前記印字開始位置に達するまでの引込ステッ
    プ数を、検出した前記初期ステップ位置に加えたときの
    前記回転子のステップ位置と前記最良ステップ位置との
    ずれに相当する補正ステップ数を算出し、 前記用紙が前記印字開始位置に達した後、算出した前記
    補正ステップ数だけ前記フィードモータを更に駆動する
    ことを特徴とする印字装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記引込ステップ数を前記初期ステップ
    位置に加えたときの前記回転子のステップ位置に、前記
    補正ステップ数を加算することで前記最良ステップ位置
    になるように、前記補正ステップ数を算出することを特
    徴とする請求項4に記載の印字装置の制御方法。
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