JP3762258B2 - 記録材搬送機構の駆動制御装置 - Google Patents

記録材搬送機構の駆動制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シリアルプリンタ等の画像形成装置における記録材の搬送機構に用いられるステッピングモータの駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェットプリンタ等のシリアルプリンタでは、プリントヘッドを搭載したキャリッジを用紙等の記録材に対向させて主走査方向に往復移動させるとともに、記録材を主走査方向に直交する副走査方向に搬送するようにしている。即ち、シリアルプリンタでは、記録材が副走査方向におけるプリントヘッドの配置範囲を移動する毎に記録材の搬送を停止し、キャリッジを主走査方向に移動させて記録材上に主走査方向の1ライン分の画像を形成させた後に、記録材を再度副走査方向に搬送する処理が繰り返され、記録材は間歇的に搬送される。
【0003】
したがって、キャリッジの主走査方向への往動又は往復動作が停止している間に記録材を副走査方向におけるプリントヘッドの配置範囲分だけ正確に搬送する必要があり、記録材の搬送量は記録材上における画像の再現性に直接影響を与える。このため、シリアルプリンタにおいて記録材を副走査方向に搬送する搬送機構には、回転角度を正確に制御できるステッピングモータが用いられる。
【0004】
一般に、ステッピングモータは、駆動電流値に応じたトルクを発生するが、記録材の移動量を厳格に規定すべき画像形成装置の搬送機構におけるステッピングモータの駆動制御では、特に、回転停止時にモータ軸に作用する負荷に応じて、モータ軸が回転を停止するまでの回転角度に誤差を生じ、モータ軸に発生するトルクに比較して大きな負荷が作用すると、記録材を正確な位置に停止させることができなくなる。
【0005】
そこで、従来のステッピングモータの駆動制御では、回転停止時におけるステッピングモータの回転角度を正確に制御して記録材の搬送量を適正にすべく、モータ軸に作用する負荷に応じたトルクを発生させることができる電流をステッピングモータに印加するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ステッピングモータを用いた画像形成装置の搬送機構では、画像形成速度の高速化の要請に従い、複数枚の記録材に対する連続画像形成時に、先に搬送された記録材に対する画像形成が完了していない時点で、次の記録材の搬送を開始するようにしたものがあり、1枚の記録材に対する画像形成処理中においてステッピングモータに作用する負荷が変動する場合がある。
【0007】
例えば、記録材の搬送経路中に設けられた複数の搬送部材に対して単一のステッピングモータから回転を供給する構成において、記録材の搬送経路における下流側の搬送部材のみによって先の記録材が搬送されている間に、後の記録材についての上流側の搬送部材(例えば、給紙ローラ)による搬送が開始されると、画像形成処理中に記録材に接触する搬送部材数が増えることになり、ステッピングモータのモータ軸に作用する負荷が増加する。
【0008】
また、記録材の搬送経路中に設けられた搬送部材だけでなく、給紙部において複数枚の記録材が載置された回転板に対しても単一のステッピングモータから回転を供給する構成においては、後の記録材の搬送開始時に回転板を退避位置と繰出位置との間に移動させる際にも、ステッピングモータのモータ軸に作用する負荷が増加する。
【0009】
このように、画像形成処理中にモータ軸に作用する負荷の変動を生じると、ステッピングモータの回転停止時における回転角度に誤差を生じ、記録材を正確な位置に停止させることができなくなって、画像形成状態が劣化する。これを解決するために、モータ軸に作用する最大の負荷に対応した十分に高い駆動電流をステッピングモータに印加することも考えられるが、モータ軸の回転中における駆動電流を高く設定すると、ステッピングモータやドライバICの発熱量が高くなって搬送機構における動作不良や故障発生の原因となるとともに、ステッピングモータの動作音が大きくなって騒音を発生する。
【0010】
この発明の目的は、回転停止後のステッピングモータに高電流印加することにより、記録材の搬送状態の変化に応じてモータ軸に作用する負荷が増加した場合にも、ステッピングモータやドライバICの発熱量が高くなることによる搬送機構の動作不良や故障の発生、及び、ステッピングモータの動作音が大きくなることによる騒音の発生を生じることなく記録材を適正な位置に正確に停止させることができ、画像形成状態を良好に維持することができる記録材搬送機構の駆動制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0012】
(1)給紙ローラ及び搬送ローラに回転を供給するステッピングモータの回転を制御して記録材を一定の搬送量ずつ間歇的に搬送する記録材搬送機構の駆動制御装置において、
単一の記録材の搬送時及び複数枚の記録材の連続搬送時のそれぞれについて回転停止時のモータ軸の負荷状態に基づいて予め設定された電流値を記憶する記録手段を備え、単一の記録材の搬送時であるか複数枚の記録材の連続搬送時であるかに応じて記憶手段の記憶内容を参照して決定した回転の電流よりも高い電流をモータの制御信号を回転停止状態にした直後に一時的に供給することを特徴とする。
【0013】
この構成においては、ステッピングモータに供給される電流の電流値が、モータ軸の回転停止直後に一時的に高くされる。したがって、回転停止時にモータ軸が過剰に回転することがなく、記録材の訂正な搬送量が維持される。また、モータ軸の回転停止後に電流値が高くされるため、回転時に電流値を高くした場合のように、ステッピングモータやドライバICの発熱量が大きくなったり、ステッピングモータの回転音が高くなることがない。
【0015】
また、ステッピングモータに供給される電流の電流値が、モータの制御信号を回転停止状態にした直後に、回転停止時のモータ軸の負荷状態に基づいて決定された値に一時的に高くされる。したがって、回転停止時に作用する負荷の慣性力によるモータ軸の過回転を防止するために十分な電流が与えられ、負荷が小さい状態で過剰な電流が印加されることがない。
【0017】
さらに、記録材の搬送状態に応じた電流値が記憶手段から読み出されてステッピングモータに供給される。したがって、モータ軸に作用する負荷状態に影響を与える記録材の搬送状態に応じて予め設定された電流が制御信号を回転停止状態にした直後のステッピングモータに供給され、回転停止時におけるモータ軸の負荷状態に応じて最適な電流値が設定される。
【0018】
)前記モータの制御信号を回転停止状態にした直後に一時的に供給する電流は、画像形成装置の各部の動作を統括して制御する制御部から出力される選択信号に基づいて決定することを特徴とする。
【0019】
この構成においては、画像形成装置の各部の動作を統括して制御する制御部から、モータ軸の回転停止直後に一時的にステッピングモータに印加する電流値を決定するための選択信号が出力される。したがって、回転停止時のモータ軸に作用する負荷に影響を与える画像形成装置の各部の動作を制御する制御部から出力される選択信号に基づいて、モータ軸の負荷状態に応じた電流値が正確に設定される。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施形態に係る記録材搬送機構の駆動制御装置が適用される画像形成装置の構成を示す概略図である。画像形成装置10は、記録材Pの表面にインクジェット方式の画像形成処理によってインク画像を形成するインクジェットプリンタである。画像形成装置10には、複数枚の記録材Pが積層して収納された給紙部11からキャリッジ21を備えた画像形成部12を経て排紙トレイ13に至る間に、給紙ローラ15及び搬送ローラ16を配置した搬送経路14が形成されている。
【0021】
インクタンク22及びインクヘッド23を搭載したキャリッジ21は、画像形成部12において図示しないキャリッジ駆動機構により、記録材Pの搬送方向に直交する主走査方向に往復移動自在にされている。キャリッジ21の主走査方向の移動時にインクヘッド23が画像データに基づいて駆動され、インクヘッド23のノズルからインクタンク22内に収納されたインクが記録材Pの表面に吐出される。
【0022】
給紙ローラ15及び搬送ローラ16は、給紙部11の回転板17とともに、この発明の記録材搬送機構によって駆動される。給紙部11における記録材Pの休止時には、最上部の記録材Pの上面が給紙ローラ15に接触するまで複数枚の記録材Pが載置された回転板17を上方に回転させた後、給紙ローラ15及び搬送ローラ16の回転により、記録材Pの前端部がインクヘッド23に対向する位置まで1枚の記録材Pが連続して搬送される。この後、キャリッジ21の主走査方向の移動によって1ライン分の画像が形成される毎に、搬送ローラ16によって記録材Pを副走査方向に1ライン分ずつ間歇的に搬送する。
【0023】
画像形成装置10では、複数枚の記録材Pに対する連続画像形成時に、先に搬送された記録材Pに対する画像形成処理の実行中に、次の記録材Pの搬送を開始する。一方、記録材搬送機構においては、後述する単一のステッピングモータによって、給紙ローラ15、搬送ローラ16及び回転板17が駆動される。したがって、複数枚の記録材Pに対する連続画像形成時には、搬送ローラ16の回転による1枚の記録材Pの搬送中に回転板17の回転及び給紙ローラ15の回転が行われ、先の記録材Pを1ライン毎に間歇的に搬送する際の回転停止時に、ステッピングモータのモータ軸に作用する負荷が増加する。
【0024】
図2は、上記記録材搬送機構の駆動制御装置の構成を示すブロック図である。この発明の駆動制御装置1は、画像形成装置10の各部の動作を統括して制御するCPU2に、電流値設定回路3及びドライバIC4を接続して構成されている。ドライバIC4には、記録材搬送機構に含まれる単一のステッピングモータM1が接続されており、上記のように、ステッピングモータM1の回転が、給紙ローラ15、搬送ローラ16及び回転板17に供給される。
【0025】
電流値設定回路3は、抵抗R1〜R4及びトランジスタTR1〜TR3によって構成されており、トランジスタTR1〜TR3のそれぞれのベース端子には、CPU2の出力ポートP0〜P2が接続されている。抵抗R1は、5Vの電源と、互いに異なる抵抗値の抵抗R2〜R3と、の間に配置されており、一例として、R1=R2=100Ω、R3=200Ω、R4=50Ωにされている。抵抗R2〜R4のそれぞれは、エミッタ端子を接地したトランジスタTR1〜TR3のコレクタ端子に接続されている。
【0026】
この構成により、電流値設定回路3は、CPU2の出力ポートP0〜P2の電圧レベルに応じた電圧信号をドライバIC4の入力端子Refに出力する。例えば、CPU2の出力ポートP2のみがHighレベル(“H”)にされ、出力ポートP0,P1がLoレベル(“L”)にされると、トランジスタTR1のみがオンし、ドライバIC4の入力端子Refには、5V×100Ω/(100Ω+100Ω)=2.5Vの選択信号が入力される。
【0027】
一方、CPU2は、ドライバIC4に対してステッピングモータM1の相数に対応した数の制御信号(駆動パルス信号)を出力する。ドライバIC4は、選択信号の電圧レベルに応じた電流値で、制御信号に基づいてステッピングモータM1を駆動する。ドライバIC4は、選択信号が5Vのとき、1.5Aの電流をステッピングモータM1に供給する。したがって、上記の例のように、制御信号が2.5Vのときには、ドライバIC4は、ステッピングモータM1に対して0.75Aの電流を供給する。
【0028】
また、CPU2には、回転板17にステッピングモータM1の回転を供給するクラッチCLのドライバDRが接続されている。CPU2は、記録材Pの給紙時にドライバDRに対して所定のタイミングで制御信号を出力し、ステッピングモータM1の回転を常時給紙ローラ15及び搬送ローラ16に供給するとともに、回転板17に選択的に供給する。このため、回転板17に対する回転の供給状態に応じて、ステッピングモータM1のモータ軸の負荷状態が変動する。したがって、CPU2は、ドライバDRに対する制御信号の出力状態から、ステッピングモータM1のモータ軸の負荷状態を認識できる。
【0029】
図3は、上記記録材搬送機構の駆動制御装置を構成するCPUのメモリにおける記憶内容を示す図である。CPU2のメモリ(この発明の記憶手段である。)には、図3に示すように、ステッピングモータM1の起動時、定速回転時、停止時及び停止後にドライバIC4からステッピングモータM1に供給すべき電流値と、モータ軸の負荷状態との関係を表すテーブルT1が記憶されている。CPU2は、このテーブルT1を参照してドライバDRに対する制御信号の出力状態に応じた電流値を決定し、モータ軸の負荷状態に応じた電流がステッピングモータM1に供給されるように、出力ポートP0〜P2の電圧レベルを設定する。
【0030】
ここに、低負荷時とは、1枚の記録材Pの搬送のみが行われている状態であり、ドライバDRに対する制御信号が出力されておらず、搬送ローラ16によって記録材Pが間歇搬送される画像形成中に回転板17が動作されない状態である。また、高負荷時とは、複数枚の記録材Pに対する連続画像形成時において、搬送ローラ16によって先の記録材Pが間歇搬送される画像形成中に、ドライバDRに対する制御信号が出力され、次の記録材Pの給紙のために回転板17が動作される状態である。後の記録材Pを給紙するために回転板17を上昇及び下降させる際に、クラッチCLを介してステッピングモータM1を回転板17に接続すると、ステッピングモータM1の回転軸に回転板17の昇降動作が負荷として作用し、先の記録材Pを間歇搬送のための回転力を搬送ローラ16に供給しているステッピングモータM1の回転軸に作用する負荷が増加し、ステッピングモータM1の回転停止時における記録材Pの停止位置に誤差を生じる。
【0031】
そこで、この発明では、少なくとも高負荷時におけるステッピングモータM1の停止直後の所定期間において、ステッピングモータM1に十分に高い電流を印加することにより、回転停止時にステッピングモータM1に大きなトルクを発生させて回転軸を確実に停止させることができるようにし、記録材Pを適正な位置に停止させるようにしている。
【0032】
なお、停止直後にステッピングモータM1に高い電流を印加する期間は、例えば、10msec程度の時間である。
【0033】
また、この例では、低負荷時と高負荷時とで起動時、定速回転時及び停止時のそれぞれの電流値は同一にしているが、各期間における高負荷時の電流値を定負荷時の電流値より高く設定してもよい。
【0034】
さらに、負荷状態が3種類以上にわたって変化する場合に、回転停止後における電流値をそれぞれの負荷状態に応じて設定するようにしてもよい。
【0035】
図4は、上記記録材搬送機構の駆動制御装置の高負荷時におけるステッピングモータに対する印加電流、記録材の搬送速度、及び、CPUの出力ポートの状態を示す図である。CPU2はメモリに格納されているテーブルT1が記憶する電流値を実現できるように、出力ポートP1〜P3の状態を設定する。即ち、CPU2は、ステッピングモータM1の起動時及び停止時に、ポートP1のみを“H”にし、ポートP0,P2を“L”にする。これによって、ドライバIC4の入力端子Refには電圧設定回路3から5×200/(100+200)=3.33Vの電圧が印加され、ドライバIC4からステッピングモータM1に供給される電流値は1.5×3.33/5=1.0Aとなる。
【0036】
また、CPU2は、ステッピングモータM1の定速回転時に、ポートP2のみを“H”にし、ポートP0,P1を“L”にする。これによって、ドライバIC4の入力端子Refには電圧設定回路3から5×100/(100+100)=2.5Vの電圧が印加され、ドライバIC4からステッピングモータM1に供給される電流値は1.5×2.5/5=0.75Aとなる。
【0037】
さらに、CPU2は、ステッピングモータM1の回転停止直後に、ポートP0〜P2の全てを“L”にする。これによって、ドライバIC4の入力端子Refには電圧設定回路3から5Vの電圧が印加され、ドライバIC4からステッピングモータM1に供給される電流値は1.5Aとなる。
【0038】
なお、CPU2は、起動時から停止時までの間にわたって、ステッピングモータM1の各相に対して所定の位相差の駆動パルスを供給する。これによって、ステッピングモータM1の回転軸が起動時から停止時までの間において回転し、図4に示す搬送ローラ16の搬送速度が実現される。また、CPU2は、停止直後における10msec程度の所定期間にわたって、ステッピングモータM1の特定の単一の相に対してのみ駆動パルスを供給する。これによって、回転停止直後におけるステッピングモータM1に十分なトルクを発生させることができ、回転軸の停止位置に誤差を生じることを防止することができ、記録材Pを適正な位置に正確に停止させることができる。
【0039】
また、起動時から定速回転時を経て停止時に至る間の回転軸の回転中においては、負荷状態に拘わらず一定の電流がステッピングモータM1に供給されるため、ステッピングモータM1やドライバIC4に過大な発熱を生じることがなく、電子部品の故障や寿命の短縮を生じることがないとともに、回転時に過大な騒音を生じることもない。
【0040】
【発明の効果】
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
【0041】
(1)ステッピングモータに供給される電流の電流値を、モータ軸の回転停止直後に一時的に高くすることにより、回転停止時にモータ軸が過剰に回転することを防止でき、記録材の適正な搬送量を維持することができる。また、モータ軸の回転停止後に電流値を高くするため、回転時に電流値を高くした場合のように、ステッピングモータやドライバICの発熱量が大きくなったり、ステッピングモータの回転音が高くなることがない。このため、搬送機構の動作不良や故障の発生、及び、騒音の発生を確実に防止することができる。
【0042】
また、ステッピングモータに供給される電流の電流値を、モータの制御信号を回転停止状態にした直後に、回転停止時のモータ軸の負荷状態に基づいて決定された値に一時的に高くすることにより、回転停止時に作用する負荷の慣性力によるモータ軸の過回転を防止するために十分な電流を与えることができるとともに、負荷が小さい状態で過剰な電流が印加されることを確実に防止できる。
【0043】
さらに、記録材の搬送状態に応じた電流値を記憶手段から読み出してステッピングモータに供給することにより、モータ軸に作用する負荷状態に影響を与える記録材の搬送状態に応じて予め設定された電流を制御信号を回転停止状態にした直後のステッピングモータに供給することができ、回転停止時におけるモータ軸の負荷状態に応じて最適な電流値を設定することができる。
【0044】
)画像形成装置の各部の動作を統括して制御する制御部から、制御信号を回転停止状態にした直後に一時的にステッピングモータに印加する電流値を決定するための選択信号を出力することにより、回転停止時のモータ軸に作用する負荷に影響を与える画像形成装置の各部の動作を制御する制御部から出力される選択信号に基づいて、モータ軸の負荷状態に応じた電流値を正確に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る記録材搬送機構の駆動制御装置が適用される画像形成装置の構成を示す概略図である。
【図2】上記記録材搬送機構の駆動制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】上記記録材搬送機構の駆動制御装置を構成するCPUのメモリにおける記憶内容を示す図である。
【図4】上記記録材搬送機構の駆動制御装置の高負荷時におけるステッピングモータに対する印加電流、記録材の搬送速度、及び、CPUの出力ポートの状態を示す図である。
【符号の説明】
2−CPU
3−電圧設定回路
4−ドライバIC
10−画像形成装置
11−給紙部
12−画像形成部
14−搬送経路
15−給紙ローラ
16−搬送ローラ
17−回転板
P−記録材

Claims (2)

  1. 給紙ローラ及び搬送ローラに回転を供給するステッピングモータの回転を制御して記録材を一定の搬送量ずつ間歇的に搬送する記録材搬送機構の駆動制御装置において、
    単一の記録材の搬送時及び複数枚の記録材の連続搬送時のそれぞれについて回転停止時のモータ軸の負荷状態に基づいて予め設定された電流値を記憶する記録手段を備え、単一の記録材の搬送時であるか複数枚の記録材の連続搬送時であるかに応じて記憶手段の記憶内容を参照して決定した回転の電流よりも高い電流をモータの制御信号を回転停止状態にした直後に一時的に供給することを特徴とする記録材搬送機構の駆動制御装置。
  2. 前記モータの制御信号を回転停止状態にした直後に一時的に供給する電流は、画像形成装置の各部の動作を統括して制御する制御部から出力される選択信号に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の記録材搬送機構の駆動制御装置。
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