JPH10109452A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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JPH10109452A
JPH10109452A JP26706296A JP26706296A JPH10109452A JP H10109452 A JPH10109452 A JP H10109452A JP 26706296 A JP26706296 A JP 26706296A JP 26706296 A JP26706296 A JP 26706296A JP H10109452 A JPH10109452 A JP H10109452A
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JP
Japan
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carrier
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speed
printing section
distance
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JP26706296A
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English (en)
Inventor
Katsuya Endo
克也 遠藤
Akira Oda
晃 織田
Hiroshi Ito
伊藤  博
Isao Adachi
功 足立
Takahisa Iwaki
貴久 岩城
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字区間と印字区間との間の非印字区間内に
おける高速印字時のキャリアの移動時における振動音を
低減し、また全体の印字品質の向上を図る。 【解決手段】 印字ヘッドを搭載したキャリアを主走査
方向に走行走査しながら、1ラインごとに印字を行うシ
リアルプリンタにおいて、キャリアの移動速度を制御す
るためのキャリア速度制御情報を非印字区間距離に応じ
て複数記憶しておき、1ラインを印字する場合に、1ラ
イン中で印字区間と印字区間との間の非印字区間の距離
を検出し、その非印字区間距離に対応するキャリア速度
制御情報を読出しそのキャリア速度制御情報に基づい
て、非印字区間内におけるキャリアの移動速度を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドを搭載
したキャリアを移動しながら印字を行うシリアルプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシリアルプリンタは、キャリア
に搭載した印字ヘッドをプラテンに対向させ、このキャ
リアを駆動するキャリアモータを備え、このキャリアモ
ータを加減速制御してプラテンに沿って主走査方向にキ
ャリアを移動しながら1ラインごとに印字出力を行うよ
うになっている。
【0003】このようなシリアルプリンタには高速印字
を行うものがあり、かかるプリンタにおいては図5
(a)に示すように1ライン中に印字区間と印字区間と
が離れている場合、例えば1ラインの左端と右端に印字
区間がある場合、次のような高速印字による印字制御を
行うようになっていた。
【0004】すなわち、先ず左端の印字区間の印字開始
位置までに通常の印字出力を行うときの一定速度になる
ようにキャリアモータを制御してキャリアを加速する。
そしてキャリアモータが一定速度になったら、印字ヘッ
ドからの印字出力を行う。その後、印字出力が終了する
と、非印字区間でキャリアモータを制御してキャリアを
減速し、所定位置でキャリアを一旦停止する。
【0005】続いて、非印字区間内では、全体のスルー
プットを向上するため、その非印字区間距離とは無関係
に常にキャリアの最終速度(そのスローアップテーブル
によるキャリア移動制御で最終的に達する速度)が最高
速度Sn になるように加速制御し、その後減速制御して
右端の印字区間の直前位置でキャリアを停止する。そし
て、右端の印字区間では、通常の印字出力を行うときの
一定速度までキャリアを再び加速し、一定速度に達した
ら印字出力を行い、その後キャリアを減速するようにし
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
リアルプリンタにおいては、印字区間と印字区間との間
の非印字区間内では、その非印字区間の距離とは無関係
に常にキャリアの最終速度が最高速度Sn になるように
加減速制御を行っていたため、非印字区間距離によって
は、急激な速度変化が生じる場合がある。このような場
合には、慣性力により実際のキャリアの移動時には、キ
ャリア自体が振動して騒音の原因となったり、その振動
により次の印字区間での印字処理に影響を与え、印字品
質が低下するという問題があった。
【0007】例えば、上述した図5(a)に示すような
例では、実際のキャリアが加速制御により最高速度に達
した時点で急に減速制御に変わるため、図5(b)に示
すように、キャリア自体の振動によりキャリア速度が不
安定になり、騒音の原因等となる。このことは、印字区
間において印字出力を行った後に、非印字区間内でキャ
リアを減速して一旦停止させる場合のみならず、印字区
間において印字出力を行った後、非印字区間内でキャリ
アを停止せずにキャリア速度をさらに加速して非印字区
間内を移動させる場合にも同様の速度変化を生じる場合
があり、この場合にも同様の問題が生じる。
【0008】そこで、本発明は、非印字区間内における
キャリアの移動時に生じる振動音を低減することがで
き、これにより印字品質も向上することができるシリア
ルプリンタを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、印字ヘッドを
搭載したキャリアを主走査方向に走行走査しながら、1
ラインごとに印字を行うシリアルプリンタにおいて、1
ライン中の非印字区間距離を検出する非印字区間距離検
出手段と、キャリアの移動速度を制御するためのキャリ
ア速度制御情報を非印字区間距離に応じて複数記憶した
制御情報記憶手段と、1ラインを印字する場合に、非印
字区間距離検出手段から検出された非印字区間距離に対
応するキャリア速度制御情報を制御情報記憶手段から読
出しそのキャリア速度制御情報に基づいて、非印字区間
内でキャリアの速度を制御するキャリア移動制御手段と
を設けたものである。
【0010】このような構成の本発明においては、例え
ば1ライン中で印字出力を行う印字区間と印字区間とが
離間している場合に、印字区間では通常のキャリア速度
制御で印字出力を行い、印字区間と印字区間との間の非
印字区間では、非印字区間距離検出手段から検出された
1ライン中の非印字区間距離に対応するキャリア速度制
御情報を制御情報記憶手段から読出しそのキャリア速度
制御情報に基づいて、キャリアが一定速度となる部分が
生じるように制御可能として、キャリアの速度が急激に
変化することを防止できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1は、本実施の形態の構成を示すブロッ
ク図で、1は制御部本体を構成するCPU(中央処理装
置)、2はこのCPU1が各部を制御するためのプログ
ラムデータ等を格納したROM(リード・オンリ・メモ
リ)、3はデータ処理のために使用されるメモリやホス
トコンピュータ15からのデータを1ライン分ずつ格納
する印字バッファ等を設けたRAM(ランダム・アクセ
ス・メモリ)、4はI/O(入出力)ポート、5はI/
F(インタフェース)である。上記CPU1とROM
2、RAM3、I/Oポート4、I/F5とはバスライ
ン6により電気的に接続されている。
【0013】上記I/Oポート4には、印字ヘッド7を
駆動するヘッドドライバ8、印字ヘッド7を搭載したキ
ャリアをプリンタ内部に設けられたプラテンに沿って移
動制御するキャリアモータ9を駆動するモータドライバ
10、上記プラテン等を駆動する紙送りモータ11を駆
動するモータドライバ12がそれぞれ接続されている。
上記I/F5にはホストコンピュータ15が通信回線を
介して接続されている。
【0014】上記ROM2又はRAM3には、図3に示
すようなキャリアの移動制御を行うためのキャリア速度
制御情報としてのキャリア移動制御テーブルが設けられ
ている。このキャリア移動制御テーブルは、1ライン中
に印字区間と印字区間との間の非印字区間距離内の区間
距離W1 〜Wn を段階表示した印字間距離W、この印字
間距離Wの段階値に対応したスローアップテーブル及び
スローダウンテーブルのカーブテーブル番号C(C1 〜
Cn )、そのカーブテーブル番号Cに対応したカーブテ
ーブルによるキャリア移動制御を行うためにキャリアモ
ータ9へ供給する電流を設定するための設定電流I(I
1 〜In )が予め記憶されている。
【0015】これらは、キャリアの最終速度を最高速度
Sn 以下にするためのものである。すなわち、印字部分
間の空白部でキャリアの速度変化が急激になること(例
えば加速から減速に急変すること)を防止するため、キ
ャリアの速度が一定となる部分がある程度生じるように
設定している。
【0016】具体的には、印字間距離が十分長いWn 以
上の場合は、キャリアの最終速度が最高速度Sn に達し
ても、その最高速度Sn で一定となり、その後減速する
ようになるため、速度変化が急激にはならないことか
ら、全体のスループットを向上する目的で最高速度Sn
に達するようなカーブテーブル番号Cn 、設定電流In
を選択するように記憶しておく。
【0017】これに対して、印字間距離がWn よりも短
い場合には、キャリアの最終速度が最高速度Sn に達す
るように移動制御すると、図5に示すようにキャリア速
度が急激に変化する場合も考えられるため、このような
場合にはキャリアの最終速度が最高速度よりも低い範囲
で、その最終速度でキャリアの速度が一定となる部分が
ある程度生じるように、しかもその範囲で全体のスルー
プットの向上を図ることができるように印字間距離に応
じて速度変化率を変えた速度を予め設定しておく。
【0018】この印字間距離W1 〜Wn は、W1 が最も
短くて、W2 ,W3 ,…Wn と順に距離が長くなる。ま
た、カーブテーブル番号C1 〜Cn は、C1 が速度変化
率が最も小さい、すなわち最もゆるい速度カーブを描く
ようにキャリアを移動させるもので、C2 ,C3 ,…C
n と順に速度カーブが急になる。さらに、設定電流I1
〜In は、I1 が最も小さくて、I2 ,I3 ,…In と
順に大きくなる。
【0019】また、カーブテーブル番号C1 、C2 、…
Cn でそれぞれ設定電流I1 、I2、…In のときは、
キャリアの最終速度がそれぞれS1 、S2 、…Sn とな
るような速度制御である。
【0020】なお、キャリアモータ9は、ステッピング
モータでもDCモータでもよいが、例えばキャリアモー
タ9をステッピングモータで構成する場合は、カーブテ
ーブルのスローアップテーブル及びスローダウンテーブ
ルは、キャリアモータ9へ供給するパルス数又は周波数
から構成される。また、例えばDCモータをPWM(パ
ルス幅変調)制御する場合は、スローアップテーブル及
びスローダウンテーブルは、キャリアモータ9へ供給す
る電流のパルス幅から構成してもよい。
【0021】また、上記キャリア移動制御テーブルにお
いては、非印字区間距離内の区間距離W1 〜Wn を非印
字区間距離とみなして設定しているが、これは次の理由
による。すなわち、非印字区間距離には、印字区間で印
字出力時の一定速度で印字出力を行った後、非印字区間
距離内でキャリアを減速して一旦停止する場合の減速距
離と、次の印字区間の直前でキャリアを停止させて、再
び印字出力時の一定速度まで加速する加速距離とが含ま
れるが、これらの距離は、印字出力時の一定速度が同一
のため、常に一定の距離となる。このため、非印字区間
距離から上記減速距離及び加速距離を引いた距離、すな
わち区間距離は、非印字区間距離に比例するからであ
る。
【0022】上記CPU1は、印字を行うときは、1ラ
インごとに図2に示すような印字制御を行うようになっ
ている。すなわち、ST1にて1ラインの印字を行うか
否かを判断する。このとき、1ラインの印字を行うと判
断した場合は、ST2にて1ライン中の区間距離Wx を
検出する。この区間距離Wx は、例えばドットプリンタ
では1ライン分の印字ドットデータから黒データ(印字
区間)と黒データ(印字区間)との間の白データ(非印
字区間)の数を測定し、その白データ数に基づいて決定
する。
【0023】続いて、ST3にて決定した区間距離Wx
<W1 であるか否かを判断する。このとき、区間距離が
Wx <W1 であると判断した場合は、ST4にて印字処
理を行う。すなわち、印字区間については、通常の印字
出力時におけるスローアップテーブル及びスローダウン
テーブルにてキャリアを加速し、一定速度になったら印
字出力を行う。このとき、非印字区間についても引き続
きその印字出力時の一定速度でキャリアを移動させる。
そして、1ラインの印字処理が終了するとこの印字制御
を終了する。また、ST3にて区間距離Wx <W1 でな
いと判断した場合は、ST6にてW1 ≦区間距離Wx <
W2 であるか否かを判断する。
【0024】そして、W1 ≦区間距離Wx <W2 である
と判断した場合は、ST7にてROM2又はRAM3の
キャリア移動制御テーブルからカーブテーブル番号C1
を選択し、ST8にて設定電流I1 を選択する。
【0025】続いて、ST9にて印字処理を行う。すな
わち、印字区間については、通常の印字出力時のスロー
アップテーブル及びスローダウンテーブルにてキャリア
を加速し、一定速度になったら印字出力を行い、非印字
区間内で減速して停止する。そして、カーブテーブル番
号C1 のスローアップテーブル及びスローダウンテーブ
ル、設定電流I1 に基づいてキャリアを移動させる。
【0026】このとき、キャリアは、停止状態から加速
して、最終速度S1 で所定距離移動し、その後減速して
次の印字区間の直前で停止する。そして、通常の印字出
力時のスローアップテーブル及びスローダウンテーブル
にてキャリアを加速し、一定速度になったら印字出力を
行った後、減速して停止する。これを繰り返して1ライ
ンの印字処理が終了するとこの印字制御を終了する。
【0027】ST6にてW1 ≦区間距離Wx <W2 でな
いと判断した場合、ST10にてW2 ≦区間距離Wx <
W3 であるか否かを判断する。このとき、W2 ≦区間距
離Wx <W3 であると判断した場合は、ST11にてR
OM2又はRAM3のキャリア移動制御テーブルからカ
ーブテーブル番号C2 を選択し、ST12にて設定電流
I2 を選択する。
【0028】続いて、ST13にて印字処理を行う。す
なわち、印字区間では、通常の印字出力時のスローアッ
プテーブル及びスローダウンテーブルにて印字出力を行
い、非印字区間内では、カーブテーブル番号C2 のスロ
ーアップテーブル及びスローダウンテーブル、設定電流
I2 に基づいてキャリアを移動させる。
【0029】このとき、キャリアは、停止状態から加速
して、最終速度S2 で所定距離移動し、その後減速して
次の印字区間の直前で停止する。そして、通常の印字出
力時のスローアップテーブル及びスローダウンテーブル
にてキャリアを加速し、一定速度になったら印字出力を
行った後、減速して停止する。これを繰り返して1ライ
ンの印字処理が終了するとこの印字制御を終了する。
【0030】このように、区間距離Wx がキャリア移動
制御テーブルで段階的に設定したW1 〜Wn のいずれの
範囲に該当するかを順次に判断し、その範囲に対応する
カーブテーブル番号及び設定電流を選択して、非印字区
間内をそのカーブテーブル番号及び設定電流でキャリア
移動させる。
【0031】そして、ST14にて区間距離Wx ≧Wn
であると判断した場合は、ST15にてROM2又はR
AM3のキャリア移動制御テーブルからカーブテーブル
番号Cn を選択し、ST16にて設定電流In を選択す
る。
【0032】続いて、ST17にて印字処理を行う。す
なわち、印字区間では、通常の印字出力時のスローアッ
プテーブル及びスローダウンテーブルにて印字出力を行
い、非印字区間内では、カーブテーブル番号Cn のスロ
ーアップテーブル及びスローダウンテーブル、設定電流
In に基づいてキャリアを移動させる。このように、非
印字区間距離が十分にある場合は、スループットを向上
させるため、キャリアの最終速度が最高速度Sn となる
ように制御する。また、ST14にて区間距離Wx ≧W
n でないと判断した場合は、ST18にてエラー表示等
のエラー処理を行う。
【0033】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、印字を行う場合、1ラインごとに非印字区間内
の区間距離Wx を検出して、この区間距離Wx に応じた
カーブテーブル番号C及び設定電流Iを選択する。そし
て、印字出力を行う部分については、通常のスローアッ
プテーブル及びスローダウンテーブルにてキャリアを駆
動して印字を行い、非印字出力内については、区間距離
Wx に基づいて選択したカーブテーブル番号Cのスロー
アップテーブル及びスローダウンテーブル、設定電流I
2 に基づいてキャリアを移動させる。
【0034】具体的には、例えば図4(a)に示すよう
に1ラインの印字区間が左端と右端に離間している場
合、そのラインの区間距離がW2 であったとすると、左
端の印字区間では、通常の印字出力を行うときの一定速
度までキャリアを加速し、一定速度に達したら印字出力
を行った後、非印字区間内でキャリアを減速して一旦停
止する。そして、非印字区間内で、キャリアの最終速度
が最高速度Sn よりも低いS2 となるようなカーブテー
ブル番号C2 のスローアップテーブル及びスローダウン
テーブル、設定電流I2 に基づいてキャリアを移動さ
せ、右端の印字区間の直前位置でキャリアを停止する。
続いて、通常の印字出力を行うときの一定速度までキャ
リアを加速し、一定速度に達したら右端の印字区間で印
字出力を行い、その後キャリアを減速する。
【0035】このように、高速印字を行う場合における
印字区間と印字区間との非印字区間内において、キャリ
アを最高速度Sn で駆動していた図5(a)に示す従来
の場合に比して、キャリアの最終速度が最高速度Sn よ
りも低いS2 となるようにキャリアを駆動制御すること
から、図4(a)に示すように非印字区間内で加速した
後、所定距離だけ一定速度になる部分が生じ、その後減
速するようになるため、キャリアの速度が急激に変化す
ることを防止することができる。
【0036】これにより、キャリアの速度は図4(b)
に示すように滑らかに変化するため、慣性力によるキャ
リアの振動を防止でき、キャリアの振動に基づく振動音
を軽減することができる。また、キャリアの振動を軽減
できるため、その後の印字処理に与える影響も防止でき
ることから、全体として印字品質を向上することができ
る。
【0037】なお、本発明の実施の形態においては、印
字区間で印字出力を行った後、非印字区間内でキャリア
を減速し一旦停止させるものについて述べたが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、印字区間で印字出力
を行った後、非印字区間内では印字出力時の速度からさ
らにキャリアを加速して移動させて一定速度になった
ら、次の印字区間の印字開始位置までに印字出力時の印
字速度まで減速するものに適用してもよい。この場合
は、区間距離Wは、そのまま非印字区間距離となる。
【0038】また、本発明の実施の形態において、非印
字区間は右端の印字区間と左端の印字区間との間である
場合について述べたが、非印字区間は必ずしも印字区間
と印字区間との間にある必要はなく、印字区間が右端だ
けにある場合における最初からその右端の印字区間まで
の区間としてもよい。これにより、最初からその右端の
印字区間までの区間におけるキャリアの振動を防止する
ことができ、振動音を軽減することができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、非
印字区間内におけるキャリアの移動時に生じる振動音を
低減することができ、これにより印字品質も向上するこ
とができるシリアルプリンタを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシリアルプリンタ
の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示すCPUが行う1ラインごとの印字制
御を示す流れ図。
【図3】本発明の実施の形態におけるキャリア移動制御
テーブルを説明する図。
【図4】図4に示すキャリア移動制御テーブルによりキ
ャリアを駆動したときのキャリア速度とキャリア位置と
の関係を示す図で、同図(a)はキャリア移動制御テー
ブルに基づいてキャリアに与える速度との関係を示して
おり、同図(b)は実際にキャリアに生じる速度との関
係を示している。
【図5】従来のシリアルプリンタにおいてキャリアを駆
動したときのキャリア速度とキャリア位置との関係を示
す図で、同図(a)はキャリアに与える速度との関係を
示しており、同図(b)は実際にキャリアに生じる速度
との関係を示している。
【符号の説明】
1…CPU 2…ROM(制御情報記憶手段) 3…RAM(制御情報記憶手段) 9…キャリアモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 功 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 株式会 社テック大仁事業所内 (72)発明者 岩城 貴久 静岡県田方郡大仁町大仁570番地 株式会 社テック大仁事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリアを主走査
    方向に走行走査しながら、1ラインごとに印字を行うシ
    リアルプリンタにおいて、1ライン中の非印字区間の距
    離を検出する非印字区間距離検出手段と、前記キャリア
    の移動速度を制御するためのキャリア速度制御情報を非
    印字区間距離に応じて複数記憶した制御情報記憶手段
    と、1ラインを印字する場合に、前記非印字区間距離検
    出手段から検出された非印字区間距離に対応するキャリ
    ア速度制御情報を前記制御情報記憶手段から読出しその
    キャリア速度制御情報に基づいて、非印字区間内で前記
    キャリアの速度を制御するキャリア移動制御手段とを設
    けたことを特徴とするシリアルプリンタ。
JP26706296A 1996-10-08 1996-10-08 シリアルプリンタ Abandoned JPH10109452A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26706296A JPH10109452A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 シリアルプリンタ

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JP26706296A JPH10109452A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 シリアルプリンタ

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JPH10109452A true JPH10109452A (ja) 1998-04-28

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JP (1) JPH10109452A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102233746A (zh) * 2010-04-14 2011-11-09 精工爱普生株式会社 印刷装置及印刷方法
JP2012245539A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Panasonic Industrial Devices Sunx Co Ltd レーザマーキング装置

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