JP2869382B2 - プリンタ制御システム - Google Patents

プリンタ制御システム

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JP2869382B2
JP2869382B2 JP8096465A JP9646596A JP2869382B2 JP 2869382 B2 JP2869382 B2 JP 2869382B2 JP 8096465 A JP8096465 A JP 8096465A JP 9646596 A JP9646596 A JP 9646596A JP 2869382 B2 JP2869382 B2 JP 2869382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータバッファ付きのシ
リアルプリンタ装置を制御するプリンタ制御システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、行単位でプリントデータを制
御するシリアルプリンタ装置(ラインプリンタ等を含
む)が知られており、このプリンタ装置として、インパ
クトドッププリンタや熱転写プリンタ、インクジェット
プリンタなどのプリンタ装置がある。これらのプリンタ
装置にはデータバッファが設けられ、データバッファに
一定量のプリントデータを格納することにより、コンピ
ュータ側及びプリンタ側における各種印刷処理の高速化
を図っている。なお、プリンタ装置のインタフェースは
シリアルプリンタを前提とした仕様、例えばESC/P
(Epson Standard Control for Printer TM EPSON)イン
タフェースが知られている。以下においては、プリンタ
装置のインタフェースとしてこのESC/Pを用いたシ
ステムを例にとり説明する。
【0003】このようなプリンタ装置における印字処理
を制御するプリンタ制御システムでは、紙切れなどによ
るペーパエンドエラー発生時などにおいて、プリンタ装
置自身によるリカバリ機能が設けられていない。従っ
て、プリンタ装置での異常発生時には、ホストコンピュ
ータなどのシステム側がページ単位でのリカバリを実施
している。ここで、上記リカバリ機能とは、異常発生時
に、不完全なページが出力されても、最終的に正常なプ
リントデータの出力を保証するための機能である。
【0004】以下、リカバリ機能を有する従来のプリン
タ制御システムの代表的な構成例について図6を用いて
説明する。
【0005】図6において、1はホストコンピュータ、
2はパソコン、3は端末エミュレータアプリケーショ
ン、4はプリンタドライバ、6はプリンタ装置を示して
いる。
【0006】端末エミュレータアプリケーション3(以
下、単にアプリケーション3という)を有し、ホスト端
末として動作するパーソナルコンピュータ(以下、パソ
コンという)2において、ホストコンピュータ1から転
送されてくるプリントデータは、一旦アプリケーション
3が受信し、アプリケーション3が必要に応じた処理を
実行してこれをプリンタドライバ4に渡す。
【0007】プリンタ装置6には、所定容量のデータバ
ッファが設けられており、プリンタドライバ4から出力
されるプリントデータは、このバッファに一旦格納さ
れ、連続用紙などに一行ずつプリントされる。
【0008】ここで、例えばシリアルプリンタ装置(E
SC/P)では、所定容量のデータバッファを有してい
るが、上述のようにプリンタ自身でのリカバリ(ページ
リカバリ)機能を有していない。そこで、図6のプリン
タ装置6からペーパエンド等の異常情報が報告される
と、アプリケーション3はこれを検知して、異常情報を
ホストコンピュータ1に通知したり、その異常情報に応
じて各種リカバリ(例えばページリカバリ)処理を実行
する。
【0009】例えば、ペーパエンドのステータスがプリ
ンタ装置6から報告された場合、プリンタドライバ4か
らのプリントデータの出力は、その時点で一旦中断され
る。プリンタ装置6が復旧、すなわち新しい印字用紙が
プリンタ装置6にセットされると、アプリケーション3
あるいはホストコンピュータ1上のアプリケーション
は、プリント装置6に対して、出力が中断されたページ
の最初からプリントデータを送信し直す。これにより、
リカバリ、いわゆるページリカバリが実施される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタシステムは以下に説明するような問題点があ
る。
【0011】<1>ページリカバリ機能に関する問題点 従来のページリカバリ機能では、プリンタ装置6のデー
タバッファに1ページ分のプリントデータを送り終え、
かつそのページのプリントデータの全てについてプリン
タ装置6にて印字が終了していない状態で異常が発生す
ると、ページリカバリが正しく実行できないという不具
合が発生する。
【0012】このような不具合は、データバッファに印
字途中のページにかかるプリントデータが残っていて
も、アプリケーション3側では、そのページにかかるプ
リントデータを既にデータバッファに転送し終えている
と認識している場合に発生する。
【0013】以下、図7及び図8を用いて、正確にペー
ジリカバリが実施できない場合の具体例について説明す
る。
【0014】図7は、プリンタ装置がペーパエンドを検
出した時点における印字用紙での印字状態を示してい
る。図7では、印字用紙7として連続用紙を用いた場合
の例を示しており、プリンタ装置に順次出力されるペー
ジ単位のプリントデータA、プリントデータB、プリン
トデータCが、この順に印字用紙7の各ページ領域にプ
リントされている(図中の符号8、9、10)。プリン
タ装置では、印字ヘッドの用紙送り方向の前方にペーパ
エンドセンサが配置されており、このペーパエンドセン
サがペーパエンドを検出すると、これに応じて印字処理
が中断する。図7においては、用紙7のペーパエンド
が、データCの印字中に検出され、印字処理がデータC
の印字途中で止まっている。
【0015】図8は、データCの印字途中で印字処理が
中断した場合におけるプリンタ装置のデータバッファ内
の状態を示している。図中11がデータバッファを示し
ている。データバッファ11には、印字途中のプリント
データCの残り部分14と、次ページのプリントデータ
Dの初めの部分15が格納されている。上記データCの
残り部分14は、1ページ分のプリントデータCから図
7に示されたデータCのプリント済みデータ10を除い
た残りのデータである。また、データDの始めの部分1
5は、データCに引き続き図6のパソコン2よりプリン
タ装置6に送出された次ページのプリントデータDのう
ちデータバッファ11内に格納されたページの頭部分の
プリントデータである。
【0016】ここで、プリントデータA〜プリントデー
タDはいずれもそのデータの最終にFFコード(改頁コ
ード)が付されているとしている。この場合には、プリ
ントデータCの残り部分14の最後には改頁コードが存
在する。ペーパエンドの検出により、データバッファ1
1内の状態が図8のような状態となった後、プリンタ装
置に新たに印字用紙7をセットする。そして、印字を再
開すると、まずデータバッファ11から最初にプリンタ
装置のメカ部にデータCの残り部分14が送出され、こ
れが用紙7にプリントされる。データCの残り部分14
が全てプリントされると、データCの最後に付された改
頁コードに基づいて、プリンタ装置は用紙7をその送り
方向に所定距離だけフィードさせる。
【0017】連続用紙7の次の頁が所定の印字開始位置
に搬送されると、データバッファ11より送出されるデ
ータDの始めの部分15のプリントが開始される。ここ
で、例えば図6のアプリケーション3としては、印字中
断時にデータバッファに対してプリントデータDの送出
途中であったので、このプリントデータDについてのペ
ージリカバリを実行する。従って、図8に示すデータD
の初めの10部分15に続くデータをアプリケーション
3がデータバッファ11に送出する。このため、データ
D以降については正常な印字が行われる。
【0018】しかしながら、上述の記載から明かなよう
にデータCは、2枚の紙に分断されて印字され、正常な
印字が行われたことにならない。また、上位ソフトウェ
アとしてはデータCを正常に送り終えていると認識して
いる。従って、従来のページリカバリ機能では、印字が
中断したデータCに対してページリカバリを実行でき
ず、データCを正常に印字することができない。
【0019】<2>プリンタオーバライド機能に関する
問題点 プリンタオーバライド機能は、プリンタ装置がペーパエ
ンドを検出した状態で一旦強制的に印字を実行させる機
能である。この機能をプリンタ制御システムに設け、機
能を有効状態をすると、一般的にペーパエンド検出によ
り一旦プリンタ装置はオフライン状態となってペーパエ
ンドが上位アプリケーションに報告される。1行毎に強
制印字が実行される際にはプリンタ装置はオンラインと
なるが、一行印字すると再びペーパエンドが検出されて
オフライン状態となる。従って印字途中の頁の残り行の
全ての行の強制印字を終了するまで、上位アプリケーシ
ョンには一行毎にプリンタ装置のオンライン状態が報告
されることとなる。
【0020】図7を例にとって説明すると、ペーパエン
ドが検出された時点でオーバライド機能が有効となり、
印字途中のデータCの残りデータがデータバッファから
順次送出され、連続用紙7に一行づつ印字される。従っ
て、プリントデータCについては、これを正常に印字す
ることができ、上記ページリカバリ機能の欠点を改善し
ている。
【0021】しかしながら、一旦ペーパエンドが検出さ
れると以後、1行印字する度に図6のアプリケーション
3あるいはホスト上のアプリケーションにプリンタ装置
がオンラインになったことが報告されるため、プリント
データDに対するページリカバリがその都度に行われる
ことになる。その結果、オーバライドを実施した回数だ
けデータDがプリントアウトされてしまうこととなる。
【0022】<3>複写能力 プリンタの複写能力は、プリンタ自身の性能にゆだねら
れている。なお、ここでいうプリンタの複写能力は、イ
ンパクトドットプリンタ装置における複数枚重ねられた
用紙に対する複写能力である。この複写能力は、用紙に
対する印字ヘッドの最大押圧力によって制限されるた
め、用紙の条件あるいは、プリンタ装置の特性によって
は重ねられた複写紙の最も下の用紙に対する印字品質
が、使用目的からみて十分満足されない場合がある。
【0023】しかしながら、従来のプリンタシステムで
は、このような要求に対応することはできず、印字用紙
を変更する以外対処方法がなかった。
【0024】この発明に関わるプリンタ制御システム
は、プリントシステムやプリンタ装置の規格変更などを
行うことなく、ページリカバリ機能やプリンタオーバラ
イド機能または複写能力など適切にサポートし、これら
の性能を実質的に向上することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明におけるプリン
タ制御システムは、以下のような特徴を有する。
【0026】(1)まず、この発明は、データバッファ
付きのシリアルプリンタ装置を制御するプリンタ制御シ
ステムである。そして、このシステムは、プリンタドラ
イバと前記シリアルプリンタ装置との間に介在し、シリ
アルプリンタ装置のデータバッファへ供給するプリント
データをコントロールするデータ制御部を有する。
【0027】また、このプリンタ制御システムは、さら
に前記シリアルプリンタ装置の固有情報または印字処理
情報を含む処理条件が設定される処理条件設定部を有す
る。そして、上記データ制御部が、処理条件に基づいて
プリントデータをコントロールすることを特徴とする。
【0028】このような構成とすることにより、例え
ば、ページリカバリ機能のサポートでは、プリントデー
タに改頁コードが含まれるかどうか上記データ制御部が
判断し、プリンタ装置のデータバッファに、改頁コード
に続いて次頁のデータが格納されることを禁止する。こ
れにより、異常発生時おけるページリカバリを印字中の
プリントデータから実行させることが可能となる。
【0029】また、プリンタオーバライド機能のサポー
トでは、例えば、プリンタでの異常発生後、印字中の頁
の残り行を印字する際に、プリンタ装置が「オンライ
ン」になったというデータをキャンセルし、同一頁が複
数回リカバリさることを防止する。
【0030】さらに、複写能力の向上では、例えば、上
記データ制御部が、n行目のプリントデータとキャリッ
ジリターンコードとを複数回交互にプリンタ装置のデー
タバッファに送出することにより、印字用紙の同一位置
にn行目のプリントデータが複数m回印字される。よっ
て、プリンタ装置の複写能力を向上させることができ
る。
【0031】(2)上述のような構成(1)を有するプ
リンタ制御システムにおいて、データ制御部は、プリン
タ装置のデータバッファ内に、改頁コードに続いて次ペ
ージにかかるプリントデータが格納されることを禁止す
る。
【0032】より具体的には、データ制御部が、プリン
トデータから改頁コードを検出するとダミーデータを発
生し、プリンタ装置のデータバッファ容量に応じて、改
頁コードの前にダミーデータを付加してこれをデータバ
ッファに出力する。そして、データバッファをプリント
中のページにかかるプリントデータと、ダミーデータと
で満たすことを特徴とする。
【0033】また、上記ダミーコードは、キャリッジリ
ターンコードであることを特徴とする。
【0034】このようなシステム構成とすれば、プリン
タ装置における異常発生が検出されると、異常発生時に
印字途中であった頁のプリントデータに対してページリ
カバリが実行され、このプリントデータがプリンタ装置
のデータバッファに送出され、これを印字することがで
きる。
【0035】(3)上述のような構成(1)を有するプ
リンタ制御システムにおいて、プリンタ装置でのペーパ
エンド検出時に印字途中のページについて、残りの行を
強制的にプリントアウトするオーバライド機能を有する
プリンタシステムに、プリンタ制御システムが用いられ
た場合には、プリンタ制御システムは、ペーパエンドが
検出された際に、オーバライド機能を有効とし、データ
制御部は、オーバライド機能によって残り行の強制印字
処理期間中に発生する「ページリカバリ要求信号」をキ
ャンセルすることを特徴とする。
【0036】「ページリカバリ要求信号」は、例えば、
オーバライド機能による強制印字時にプリンタ装置がオ
ンラインとなることにより発生する信号である。
【0037】このようなシステム構成によれば、上述し
たように、プリンタオーバライド機能において、異常発
生時に印字途中であったページの次のページに対して複
数回ページリカバリが実行させることが防止できる。
【0038】(4)上述のような構成(1)を有するプ
リンタ制御システムにおいて、印字用紙に対するm回
(mは、自然数)の印字処理が要求された場合には、デ
ータ制御部は、n(nは、自然数)行目のプリントデー
タを記憶し、この記憶されたn行目のプリントデータを
利用し、m個のn行目のプリントデータをそれぞれ間に
キャリッジリターンコードを挿入してデータバッファに
送出する。そして、このようにしてm個のn行目のプリ
ントデータを送出した後、さらにキャリッジリターンコ
ード及びラインフィードコードを送出する。なお、上記
「キャリッジリターンコード」は、プリンタ装置の印字
ヘッドを初期位置に復帰させるための印刷制御コードで
あり、「ラインフィードコード」は、印字用紙を一行分
だけフィードさせる」ための印刷制御コードである。
【0039】このようにプリンタ制御システムのデータ
制御部が機能することにより、プリンタ装置の印字能
力、ここでは、特にインパクトドットプリンタにおける
複数枚の用紙に対する複写能力をプリンタ装置や用紙を
変更することなく向上させることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下実施形態という)について図面を用いて説明す
る。なお、既に説明した図面と対応する部分には同一符
号を付して説明を省略する。
【0041】[プリンタシステムの構成]図1は、本実
施形態のプリンタ制御システムを含むプリンタシステム
の構成例を示している。本実施形態において特徴的なこ
とは、パソコン2において、プリンタドライバ4とプリ
ンタ装置6との間に、プリンタ制御システム20が設け
られていることである。プリンタ制御システム20は、
データ制御部22と処理条件設定部24とを含み、この
プリンタ制御システム20は、ソフトウエア上またはハ
ードウエアのいずれで構成されていてもよい。
【0042】データ制御部22は、後述するように、プ
リンタ装置6のデータバッファに送信するプリントデー
タの出力タイミングをコントロールし、またプリントデ
ータや印刷制御データを必要に応じて加工する。そし
て、このようなデータ制御部22の動作により、アプリ
ケーション3やホストコンピュータ1のアプリケーショ
ンが実行するページリカバリ機能やプリンタオーバライ
ド機能がサポートされる。また、データ制御部22によ
り、プリンタ装置6の性能によらない印字能力(たとえ
ば複写能力)向上が実現される。
【0043】処理条件設定部24には、プリンタ装置6
の固有情報(例えばデータバッファ容量)や、印字条件
(例えば、インパクトドットプリンタにおける複写枚
数)などの処理条件が自動または手動によって設定され
る。この設定部24は、例えば、パソコンの画面とキー
ボードを使ってユーザが入力可能なプログラムによって
実現できる。
【0044】[プリンタ制御システムの動作] <動作1>ページリカバリ機能のサポート ページリカバリ機能をサポートする場合には、上述した
ページリカバリ機能における欠点をこのプリンタ制御シ
ステム20のデータ制御部22が補うことによって行わ
れる。特に、この場合、データ制御部22が、プリンタ
装置6内のデータバッファを等価的にキャンセルするこ
とによりページリカバリ機能がサポートされる。
【0045】発明が解決しようとする課題<1>項に記
述したように、従来のページリカバリ機能において、印
字途中のプリントデータについて正常な印字ができない
という不具合は、プリンタ装置6のデータバッファに単
位ページの最後を含んだデータ、言い替えると単位ペー
ジの最後を示すデータ、例えば改頁コード(FFコー
ド)がバッファリングされることにより発生する。
【0046】そこで、本実施形態では、データ制御部1
2が、「単位ページ毎の印字データ(改頁コードで区切
られた出力単位)の最後にある改頁コードがプリンタ装
置6のデータバッファにバッファリングされ、さらにこ
の改頁コードに続いて次頁のプリントデータがバッファ
リングされる」ことを禁止している。すなわち、データ
制御部12は、「プリンタ装置6内のデータバッファを
等価的にキャンセルする」。このような動作をデータ制
御部22が実行することにより、ペーパエンド発生時に
印字途中となったページについてのプリントデータに対
してもページリカバリを実行可能としている。
【0047】図2は、このようなページリカバリ機能を
サポートするためにプリンタ制御シテム10が行う処理
フローを示している。
【0048】プリンタ制御システム20の処理条件設定
部24には事前にプリンタ装置6のデータバッファ容量
がインプットされていることとする。従って、以降、デ
ータ制御部22は、この設定部24にインプットされた
データバッファ容量を参照してデータ制御を行う。
【0049】例えば、ホストコンピュータ1から用紙に
対する印字命令がなされ、アプリケーション3の動作に
よって、プリントデータがプリンタドライバ4から一行
毎に順次送出され、プリンタ制御システム20は、この
プリントデータを受信する(S1)。
【0050】データ制御部22は、受信したプリントデ
ータが改頁コード(FF)であるかどうか判定する(S
2)。プリントデータが改頁コードでなければデータ制
御部22は、プリンタドライバ4に対して受信完了報告
(ACK)を報告し(S6)、プリンタ装置6のデータ
ファバッファに、受信したプリントデータを送信する
(S7)。
【0051】一方、受信データが改頁コードである場合
には(S2)、データ制御部22は、この改頁コードに
ついてのプリンタドライバ4への受信完了報告(AC
K)を保留する。そして、処理条件設定部24から得ら
れるデータバッファ容量に基づき、実際のプリントデー
タに続けて、データバッファの残り容量分のダミーデー
タを発生し、これをプリンタ装置6のデータバッファに
送出する(S3)。ダミーデータは、例えばプリンタ装
置6の印字ヘッドを所定の初期位置に復帰させるための
CR(キャリッジリターン)コードを用いる。プリンタ
装置6は、複数回連続してCRコードを受信しても一度
初期位置に復帰していれば、それ以上特別動作しない、
すなわち印字ヘッドなどがメカニカルに動作しない。ダ
ミーコードとして、CRコードのように複数回受信して
もプリンタ装置6が特別な動作しないコードを用いれ
ば、プリンタ装置6の動作速度が低下したり、印字品質
が低下するなどの性能低下はほとんど考えられない。
【0052】ダミーコードの送出時に、プリンタ装置6
より異常検出(例えば、ペーパエンド(PE))が報告
されなければ(S4)、データバッファの残り容量分に
相当するダミーデータの送出が完了した時点でプリンタ
ドライバに対し保留していた改頁コードの受信のACK
報告を行う(S6)。ACK報告後、データ制御部22
は、この改頁コードをプリンタ装置に送信する(S
7)。プリンタ装置6は、データバッファに改頁コード
が供給されると、このコードに基づいて印字用紙を所定
量紙送りし改頁動作を行う。そして、データ制御部22
は、改頁コード送出後、データバッファに次ページのプ
リントデータを送出し、プリンタ装置6は、改頁された
新しい頁にこのプリントデータを印字する。
【0053】ダミーデータのプリンタ装置6への送出時
に、プリンタ装置6において異常検出(ペーパエンドや
パワーオフ)が行われると(S4)、上記CRコードの
送出処理をその時点で終了し、プリンタドライバ4にプ
リンタ装置6の異常を報告する(S5)。また、改頁コ
ード受信に対するACKをプリンタドライバ4に報告
(S6)し、改頁コードをプリンタ装置6に送信する
(S7)。プリンタドライバ4には、改頁コードに対す
るACK報告の前にプリンタ装置6のペーパエンド等の
異常が報告される。よって、アプリケーション3は、例
えばプリントデータCに続いてダミーデータをデータバ
ッファに送出している場合、プリントデータCの送出中
に異常が発生したと判断する。このため、上記アプリケ
ーション3は、プリンタ装置6において実際に印字中だ
ったプリントデータについてページリカバリを実行する
こととなる。
【0054】以下に、このリカバリ動作について、図3
及び図7を用いて概念的に説明する。
【0055】本実施形態のプリンタシステムにおいて、
プリントデータA、プリントデータB、プリントデータ
C、プリントデータDが、この順にプリンタ装置6のデ
ータバッファに送信されている。そして、図7に示すよ
うに、プリンタ装置において、用紙7に対してプリント
データCを印字している途中でペーパエンドが検出され
たとする。
【0056】図3は、このペーパエンド検出時点におけ
るプリンタ装置のデータバッファ内の状態を示してい
る。データバッファ11内には、印字途中のプリントデ
ータCの残り部分12が入っている。そして、実際のプ
リントデータCの最後とこの頁についての改頁コードと
の間には、バッファの残り容量分のダミーデータ13が
格納される。よって、データバッファ11は、プリント
データCの残り部分12以外は全てダミーデータ13で
埋められ、データバッファ11内においてプリントデー
タCについての改頁コードに続いて次ページのプリント
データDが格納されることが禁止されている。
【0057】図3に示すような状態で、ペーパエンドの
状態となると、アプリケーション3、あるいはホスト上
のアプリケーションには、上述のようにプリントデータ
Cの改頁コードACK報告の前に、ペーパエンドが報告
され、このペーパエンドが、プリントデータCの印字中
に発生したとして通知される。よって、これらのアプリ
ケーションによって、ページリカバリがプリントデータ
Cから行われることになる。
【0058】従って、ペーパエンド発生後、新たな用紙
7をセットして印字を再開すると、アプリケーションよ
りプリントデータCの最初からデータが再送され、これ
がプリンタ装置6のデータバッファに送出されて、プリ
ントデータCが新たな用紙に最初から印字される。よっ
て、プリントデータCについて正確にページリカバリが
行われることとなる。
【0059】<動作2>プリンタオーバライド機能のサ
ポート 図4は、本実施形態のプリンタ制御システムがプリンタ
オーバライド機能をサポートする場合の処理内容を示
す。
【0060】図1に示すプリンタシステムにおいて、通
常の印字動作をスタートすると、アプリケーション3ま
たはホストコンピュータ1のアプリケーションの指令に
基づいて、プリントデータが作成され、これがプリンタ
ドライバ4からプリンタ制御システム20に送出され
る。プリンタ制御システム20は、プリントデータA,
B,C,D・・がこの順に一行づつ供給されると、これ
を順次プリンタ装置6のデータバッファに送出する。そ
して、プリンタ装置6は図7に示すように各頁ごとにプ
リントデータA,B,C・・を順次印字する。
【0061】ここで、図7に示すようにプリントデータ
Cの印字中にプリンタ装置6がペーパエンドを検出する
と、プリンタ装置6はオフライン状態となる(S1
1)。
【0062】データ制御部22は、プリンタ装置6にお
けるペーパエンド検知、すなわちプリンタ装置6のオン
ラインを検知する(S12)。プリンタ装置6でのペー
パエンドにより、データ制御部22は、例えば、アプリ
ケーション3に対してプリンタオーバライドの実行を要
求し、これによりプリンタオーバライドが実行される
(S13)。
【0063】プリンタオーバライドでは、ペーパエンド
が検出された時点で、印字途中の頁における残りの行を
一行毎に強制印字する。そして、この一行毎の印字中に
はプリンタ装置6は「オンライン」状態となる。一行印
字後には、プリンタ装置6が再びペーパエンドを検出し
て「オフライン」状態となり、さらに次の一行を印字す
る際に、再び強制的に「オンライン」状態となる。
【0064】データ制御部22は、オーバライド実行に
よる最初のオンライン(S13)から一定時間を計測
し、一定時間経過すると(S14)、プリンタ装置6が
所定期間オンライン状態を維持するかどうかを判定する
(S15)。
【0065】ステップS15において、所定期間オンラ
イン状態が維持されていなければ、オーバライド実行中
(S13)であると判断する。そして、データ制御部2
2は、オーバライド実行中におけるプリンタ装置の「オ
ンライン」(強制印字中)についての検出結果をキャン
セルし、アプリケーション3などのS/W(ソフトウエ
ア)に対してこの「オンライン」を報告しない。プリン
タオーバライド実行中(S13)であるとして再び一定
期間が経過するまで待って(S14)、プリンタ装置6
が所定期間オンライン状態を維持するかどうか判定する
(S15)。
【0066】ここで、ステップS14における一定時間
は、例えば、一行の強制印字実行に必要な時間、例えば
数秒程度以上に設定すればよい。また、ステップS15
におけるオンライン状態であるかどうかの判定期間につ
いては、例えば十数秒程度の期間とすれば、オーバライ
ドが終了して、新たな用紙がセットされてプリンタ装置
6がオンライン状態となったかどうかが判定できる。す
なわち、オーバライド実行時には、ペーパエンド状態で
強制的にプリンタ装置6を「オンライン」としてオーバ
ライドしても、1行印字終了後には、再びペーパエンド
が検出されて「オフライン」となる(オーバライド開始
から数秒以下程度)。一方、オーバライド終了後、印字
用紙を新規のものに取り替えれば、以後この印字用紙が
ペーパエンドになって、オフライン状態になるまでは他
の理由(例えば、紙づまりなど)を除いて、オンライン
状態が十分長い時間継続する。従って、ステップS15
での判定期間を以上のように設定すれば確実に、オーバ
ライド終了後におけるオンライン状態であることが検出
できる。
【0067】ステップS15において、プリンタ装置6
がオンライン状態であることが判定されると、例えば、
データ制御部22がステップS12において検出し、か
つ報告を保留していたプリンタ装置6のペーパエンド検
出報告をアプリケーション3またはホストコンピュータ
1のアプリケーションに対して行う(S16)。また、
続いてプリンタ装置6が新規な印字用紙がセットされて
オンライン状態であることを報告する(S17)。
【0068】アプリケーション3は、上記オフラインの
報告に(S16)に応じて、オーバライドにより強制的
に印字したページの次ページにかかるプリントデータ、
例えば図7の場合にはプリントデータCの次ページであ
るプリントデータDについてのページリカバリを実行す
る(S18)。
【0069】以上のように、動作2では、データ制御部
22が、オーバライド実行時におけるプリンタ装置の
「オンライン」状態についての情報をキャンセルし、上
位のアプリケーションに対する報告を実行しない。従っ
て、従来のように強制印字を行った回数だけプリンタ装
置6のオンラインが報告されて、その回数だけ次ページ
のリカバリが行われるという問題を確実に回避すること
ができる。
【0070】<動作3>プリンタ装置の複写能力のサポ
ート プリンタ制御システム20によりプリンタ装置6、特に
インパクトドットプリンタ装置における複写能力を強化
する場合における処理方式について説明する。
【0071】プリンタ制御システム20の処理条件設定
部24において、プリンタ装置の複写能力を高める指定
がなされている場合には、データ制御部22は、用紙の
同一行を複数回同一位置に印字するよう制御する。以下
図5を用いてこの場合における具体的な処理動作を説明
する。
【0072】まず、複写能力を高めることについて所定
の指令が処理条件設定部24にキーボード入力などによ
りインプットされる(例えばm回の印字指令)。
【0073】そして、印字動作がアプリケーション3な
どから指令されると、データ制御部22は、プリンタド
ライバ4から送出されるプリントデータについて、その
n(nは、自然数)行目の印字データを一旦プリンタ制
御システム内に格納する(S21)。また、n行目のプ
リントデータをプリンタ装置6のデータバッファに送信
する。
【0074】次に、データ制御部22は、CR(キャリ
ッジリターン)コードを発生し、これをプリンタ装置6
に送信(S23)する。CRコード送信後、データ制御
部22は、格納したn行目の印字データを読み出し、こ
れを再度プリンタ装置6のデータバッファに送信する
(S24)。そして、このn行目の印字データの送出
後、CRコードと、プリンタ装置6における用紙の行送
り命令であるLF(ラインフィード)コードを発生し
て、順次これらのコードをプリンタ装置6に送信する
(S25)。
【0075】設定された回数mに応じて、上記S22〜
S24を繰り返すことにより、同一行目のデータを印字
用紙の同一位置に複数回(上記例ではm=2回)印字さ
れる。従って、プリンタ装置、ここではインパクトドッ
トプリンタ装置における印字ヘッドの最大押圧力が固定
であっても、上記のように印字を複数回繰り返すことに
より疑似的にプリンタ装置の押圧力、すなわち複写能力
を向上させることが可能となる。
【0076】また、この動作3において、プリンタ装置
6におけるペーパエンド等の異常が検出された場合、上
述の動作1または動作2と同様な手順を採用することに
より、ページリカバリ機能またはプリントオーバライド
機能のサポートできる。すなわち、このような構成とす
れば、例えば、ペーパエンドが検出されても、1ページ
領域の終わり部分に対して複数回の印字処理を実行する
と共に、確実にページリカバリが行われる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シリ
アルプリンタを含むプリンタシステムにおいて、パソコ
ン上にプリンタ制御システムを設けることにより、ペー
ジリカバリ機能のサポート、プリンタオーバライド機能
のサポート、あるいはプリンタ複写能力の向上が容易に
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のプリンタシステム構成を示す図
である。
【図2】 本実施形態のプリンタ制御システムによるペ
ージリカバリ機能のサポート時における処理フロー例を
示す図である。
【図3】 本実施形態におけるペーパエンドを検出時に
おけるプリンタ装置のデータバッファ内の状態を示す図
である。
【図4】 本実施形態のプリンタ制御システムによるペ
ージリカバリ機能のサポート時における処理フロー例を
示す図である。
【図5】 本実施形態のプリンタ制御システムによる複
数回印字に際しての処理フロー例を示す図である。
【図6】 従来のプリンタシステムの構成を示す図であ
る。
【図7】 従来のプリンタシステムにおけるペーパエン
ド検出状態における印字状況を示す図である。
【図8】 本実施形態におけるペーパエンドを検出時に
おけるプリンタ装置のデータバッファ内の状態を示す図
である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ、2 パソコン、3 端末エミ
ュレータアプリケーション、4 プリンタドライバ、6
プリンタ装置、7 用紙、11 プリンタ装置のデー
タバッファ、12 データCの残り部分(改頁無)、1
3 ダミーデータ、14 データCの残り部分(改頁
有)、15 データDの始めの部分、20プリンタ制御
システム、12 データ制御部、14 処理条件設定
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 29/38 B41J 29/46 B41J 29/48 B41J 19/18 B41J 21/00 G06F 3/12

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データバッファ付きのシリアルプリンタ
    装置を制御するプリンタ制御システムであって、 プリンタドライバと前記シリアルプリンタ装置との間に
    介在し、前記シリアルプリンタ装置のデータバッファへ
    供給するプリントデータをコントロールするデータ制御
    部を有し、 該データ制御部は、前記プリンタ装置のデータバッファ
    内に、改頁コードに続いて次ページにかかるプリントデ
    ータが格納されることを禁止することを特徴とする プリ
    ンタ制御システム。
  2. 【請求項2】 データバッファ付きのシリアルプリンタ
    装置を制御するプリンタ制御システムであって、 プリンタドライバと前記シリアルプリンタ装置との間に
    介在し、前記シリアルプリンタ装置のデータバッファへ
    供給するプリントデータをコントロールするデータ制御
    部と、 前記シリアルプリンタ装置の固有情報または印字処理情
    報を含む処理条件が設定される処理条件設定部と、を有
    し、 前記データ制御部は、前記処理条件に基づいて前記プリ
    ントデータをコントロールし、前記プリンタ装置のデー
    タバッファ内に、改頁コードに続いて次ページにかかる
    プリントデータが格納されることを禁止することを特徴
    とする プリンタ制御システム。
  3. 【請求項3】 データバッファ付きのシリアルプリンタ
    装置を制御するプリンタ制御システムであって、 プリンタドライバと前記シリアルプリンタ装置との間に
    介在し、前記シリアルプリンタ装置のデータバッファへ
    供給するプリントデータをコントロールするデータ制御
    部を有し、 該データ制御部は、前記プリントデータから改頁コード
    を検出するとダミーデータを発生し、前記プリンタ装置
    のデータバッファ容量に応じて、前記改頁コードの前に
    前記ダミーデータを付加してこれを前記データバッファ
    に出力し、前記データバッファをプリント中のページに
    かかるプリントデータと、前記ダミーデ ータとで満たす
    ことを特徴とする プリンタ制御システム。
  4. 【請求項4】 データバッファ付きのシリアルプリンタ
    装置を制御するプリンタ制御システムであって、 プリンタドライバと前記シリアルプリンタ装置との間に
    介在し、前記シリアルプリンタ装置のデータバッファへ
    供給するプリントデータをコントロールするデータ制御
    部と、 前記シリアルプリンタ装置の固有情報または印字処理情
    報を含む処理条件が設定される処理条件設定部と、を有
    し、 前記データ制御部は、前記処理条件に基づいて前記プリントデータをコントロ
    ールし、 前記プリントデータから改頁コードを検出する
    とダミーデータを発生し、前記プリンタ装置のデータバ
    ッファ容量に応じて、前記改頁コードの前に前記ダミー
    データを付加してこれを前記データバッファに出力し、
    前記データバッファをプリント中のページにかかるプリ
    ントデータと、前記ダミーデータとで満たすことを特徴
    とするプリンタ制御システム。
  5. 【請求項5】 前記データ制御部は、前記プリントデー
    タから改頁コードを検出するとダミーデータを発生し、
    前記プリンタ装置のデータバッファ容量に応じて、前記
    改頁コードの前に前記ダミーデータを付加してこれを前
    記データバッファに出力し、前記データバッファをプリ
    ント中のページにかかるプリントデータと、前記ダミー
    データとで満たすことを特徴とする請求項1又は請求項
    2のいずれかに記載のプリンタ制御システム。
  6. 【請求項6】 前記ダミーコードは、キャリッジリター
    ンコードであることを特徴とする請求項3〜5のいずれ
    か一つに記載の プリンタ制御システム。
  7. 【請求項7】 前記プリンタ装置における異常発生が検
    出されると、前記異常発生時に印字途中であった頁のプ
    リントデータを前記プリンタ装置のデータバッファに送
    出する請求項3〜6のいずれか一つに記載の プリンタ制
    御システム。
  8. 【請求項8】 データバッファ付きのシリアルプリンタ
    装置でのペーパエンド検出時に印字途中のページについ
    て、残りの行を強制的にプリントアウトするオーバライ
    ド機能を有するプリンタシステムを制御し、前記ペーパ
    エンドが検出 された際に、前記オーバライド機能を有効
    とするプリンタ制御システムであって、 プリンタドライバと前記シリアルプリンタ装置との間に
    介在し、前記シリアルプリンタ装置のデータバッファへ
    供給するプリントデータをコントロールするデータ制御
    部を有し、 該データ制御部は、前記オーバライド機能によって前記
    残りの行の強制印字処理期間中に発生するページリカバ
    リ要求信号をキャンセルすることを特徴とする プリンタ
    制御システム。
  9. 【請求項9】 データバッファ付きのシリアルプリンタ
    装置でのペーパエンド検出時に印字途中のページについ
    て、残りの行を強制的にプリントアウトするオーバライ
    ド機能を有するプリンタシステムを制御し、前記ペーパ
    エンドが検出された際に、前記オーバライド機能を有効
    とするプリンタ制御システムであって、 プリンタドライバと前記シリアルプリンタ装置との間に
    介在し、前記シリアルプリンタ装置のデータバッファへ
    供給するプリントデータをコントロールするデータ制御
    部と、 前記シリアルプリンタ装置の固有情報または印字処理情
    報を含む処理条件が設定される処理条件設定部と、を有
    し、 前記データ制御部は、 前記処理条件に基づいて前記プリントデータをコントロ
    ールし、前記オーバライド機能によって前記残りの行の
    強制印字処理期間中に発生するページリカバリ要求信号
    をキャンセルすることを特徴とする プリンタ制御システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記ページリカバリ要求信号は、前記
    オーバライド機能による強制印字時にプリンタ装置がオ
    ンラインとなることにより発生することを特徴とする請
    求項8又は請求項9のいずれかに記載のプリンタ制御シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 データバッファ付きのシリアルプリン
    タ装置を制御するプリンタ制御システムであって、 プリンタドライバと前記シリアルプリンタ装置との間に
    介在し、前記シリアルプリンタ装置のデータバッファへ
    供給するプリントデータをコントロールするデ ータ制御
    部を有し、 該データ制御部は、 印字用紙に対するm回(mは、自然数)の印字処理が要
    求されると、n(nは、自然数)行目のプリントデータ
    を記憶し、 この記憶されたn行目のプリントデータを利用し、m個
    のn行目のプリントデータを、それぞれ間に前記プリン
    タ装置の印字ヘッドを初期位置に復帰させるキャリッジ
    リターンコードを挿入して前記データバッファに送出
    し、 前記m個のn行目のプリントデータの送出後、前記キャ
    リッジリターンコード及び印字用紙を一行分フィードさ
    せるためのラインフィードコードを送出することを特徴
    とするプリンタ制御システム。
  12. 【請求項12】 データバッファ付きのシリアルプリン
    タ装置を制御するプリンタ制御システムであって、 プリンタドライバと前記シリアルプリンタ装置との間に
    介在し、前記シリアルプリンタ装置のデータバッファへ
    供給するプリントデータをコントロールするデータ制御
    部と、 前記シリアルプリンタ装置の固有情報または印字処理情
    報を含む処理条件が設定される処理条件設定部と、を有
    し、 前記データ制御部は、 前記処理条件に基づいて前記プリントデータをコントロ
    ールし、印字用紙に対するm回(mは、自然数)の印字
    処理が要求されると、n(nは、自然数)行目のプリン
    トデータを記憶し、 この記憶されたn行目のプリントデータを利用し、m個
    のn行目のプリントデータを、それぞれ間に前記プリン
    タ装置の印字ヘッドを初期位置に復帰させるキャリッジ
    リターンコードを挿入して前記データバッファに送出
    し、 前記m個のn行目のプリントデータの送出後、前記キャ
    リッジリターンコード及び印字用紙を一行分フィードさ
    せるためのラインフィードコードを送出することを特徴
    とするプリンタ制御システム。
  13. 【請求項13】 印字用紙に対するm回(mは、自然
    数)の印字処理が要求されると、 前記データ制御部は、n(nは、自然数)行目のプリン
    トデータを記憶し、 この記憶されたn行目のプリントデータを利用し、m個
    のn行目のプリントデータをそれぞれ間に前記プリンタ
    装置の印字ヘッドを初期位置に復帰させるキャリッジリ
    ターンコードを挿入して前記データバッファに送出し、 前記m個のn行目のプリントデータの送出後、前記キャ
    リッジリターンコード及び印字用紙を一行分フィードさ
    せるためのラインフィードコードを送出することを特徴
    とする請求項1〜10のいずれか一つに記載のプリンタ
    制御システム。
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