JP4004450B2 - 画像形成装置および課金管理システム - Google Patents

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本発明は、部門など所定の単位毎に使用状況に応じて課金管理を行う画像形成装置および課金管理システムに関するものであり、例えば、複写機のような画像形成装置あるいはスキャナ機能や印刷機能を有する複合機と称される画像形成装置および課金管理システムにおいて、画像形成装置に課金対象ジョブをキューイングするジョブ記憶手段を設けた画像形成装置および課金管理システムに関するものである。
近年の複写機、スキャナ等の画像形成装置においては不用な使用を制限するために、部門など所定の単位毎に使用量の制限を設定して課金管理がなされることがある。この課金管理は、画像形成装置毎にスタンドアロンで管理をする構成か、または、画像形成装置の外部にネットワークを介して接続された課金管理サーバ装置によって行われる構成が一般的である。スタンドアロンで課金管理を行う場合、複数の画像形成装置が設置される環境では画像形成装置毎に部門コード、使用制限数量等の課金管理情報を設定して管理するため、全ての画像形成装置を一元的に課金管理することが困難であり課金管理サーバ装置を用いるシステムが多用されている。
課金管理サーバ装置を用いた課金管理システムとしては、例えば下記の特許文献1に開示された課金管理システムがある。この課金管理システムは、ネットワークに接続された複数の画像形成装置とネットワークに接続された課金管理を行うための課金管理サーバ装置とによって構成されている。
画像形成装置と課金管理サーバ装置との間で異常が発生した場合に、異常を検知するネットワーク異常検知手段と、ジョブの実行中にネットワーク異常検知手段によって異常を検知した場合に直ちにジョブを中断するジョブ中断手段を有するものである。そして、画像形成装置はネットワーク異常検知手段によって異常を検知した場合に実行中のジョブに関する課金結果を記憶する課金結果記憶手段を有し、課金結果記憶手段に記憶されたジョブに関する課金結果を課金管理サーバ装置に送信する課金情報送信手段を有するものである。
詳細な説明は以下のとおりである。画像形成装置は、例えばデジタル複写機であってコピー枚数やモード等の管理情報をネットワーク経由でネットワーク課金サーバ装置に通知する。ネットワーク課金サーバ装置は、デジタル複写機からのコピー枚数やモード等の管理情報の通知に基づいてデジタル複写機の課金管理を行う。デジタル複写機は、デジタル複写機と課金管理サーバ装置との間で異常が発生した場合にネットワーク異常検知手段とジョブ中断手段とによりジョブの実行中に異常を検知すると直ちにジョブを中断する。ここで、ジョブ停止処理を実行しても、厳密にはネットワーク異常検出タイミングとジョブ停止タイミングとのずれにより、作業済みで課金管理サーバ装置によって課金されていない転写紙が排出される場合も考えられる。そのため、作業済みで課金管理サーバ装置によって課金カウントされていない転写紙の有無をチェックし、このチェックの結果課金できなかった課金情報は課金結果記憶手段である内部メモリに記憶する。そして、異常検知後に異常が解除された場合、課金結果記憶手段に記憶された課金情報は課金情報送信手段により課金管理サーバ装置に送信する。
このようにして画像形成装置であるデジタル複写機のジョブ実行中に課金管理サーバ装置やネットワーク系に異常が発生した場合でも、課金管理の集計を正しく行うことが出来るようにしたものである。
特開2002―261997号公報(特許請求の範囲、段落〔0038〕、段落〔0042〕、段落〔0044〕、段落〔0053〕、段落〔0054〕、図10)
しかしながら、上記特許文献1の課金管理システムにあっては、課金管理サーバ装置は画像形成装置からのコピー枚数やモード等の管理情報の通知に基づいてその画像形成装置の課金管理を行なう。そして、ジョブの途中で異常が発生したときに課金されていないデータを画像形成装置側で把握し、その異常が解除された後に課金されていないデータを課金管理サーバ装置に送信して課金を行うようにしている。
一方、画像形成装置は処理を依頼されたジョブをキューイングする機能を持たないか、あるいはキューイングする機能を持っていても揮発性の一時記憶手段に記憶する構成が一般的であり、画像形成装置に異常が発生し、その異常が回復して正常状態に復帰した場合に次のような問題が生じる。すなわち、画像形成装置にキューイング機能を持たない場合には、処理待ちをしていたジョブはユーザーが画像形成装置に再度ジョブを送信して処理依頼をしないと実行されないという問題が生じる。また、キューイング機能を持っていても、画像形成装置の異常修復にあたって、電源をオフする必要がある場合には一時記憶手段に記憶されていたジョブは保存されておらず、処理待ちをしていたジョブはキューイング機能を持たない場合と同様に、ユーザーが画像形成装置に再度ジョブを送信して処理依頼をしないと実行されないという問題が生じる。
本願の発明者は、前記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、課金管理サーバ装置を用いることなく、画像形成装置に課金対象ジョブをキューイングするジョブ記憶手段を設け、課金対象ジョブの実行中に画像形成装置にエラーが発生した場合、エラー回復後にジョブ記憶手段からエラー発生時に実行中であったジョブを読み出して再実行し、また、待ち状態にあったジョブの実行を行うようになせば前記の問題点を解消できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は前記の問題点を解決することを課題とし、画像形成装置にエラーが発生した場合であっても、中断したジョブ、待ち状態にあったジョブの実行が可能で、課金結果を正しく把握できる画像形成装置および課金管理システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、コンピュータ装置から送信される処理対象ジョブを処理し、前記処理対象ジョブが課金対象である場合、予め設定された管理情報に基づいて処理実績に応じた課金を行う課金処理機能を有する画像形成装置において、前記画像形成装置は、処理対象ジョブをキューイングするためのジョブ記憶手段と、前記ジョブ記憶手段にキューイングされた処理対象ジョブを読み出してそのジョブを実行するジョブ実行手段と、ジョブの再実行手段と、前記ジョブ実行手段および再実行手段とで実行されたジョブが課金対象である場合にその実績に基づく課金データを記憶する課金結果記憶手段と、前記課金結果記憶手段に課金データの記憶が完了した処理対象ジョブを前記ジョブ記憶手段から削除する消去制御手段とを備え、前記再実行手段は、画像形成装置で発生したエラーが回復した際に、該ジョブ実行手段でエラー発生時に実行中であった前記処理対象ジョブをジョブ記憶手段から読み出して再実行するようになしたことを特徴とする。
また、本願の請求項1に係る発明は、その画像形成装置においてジョブ記憶手段は不揮発性メモリからなること特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、コンピュータ装置から送信される対象ジョブを処理し、前記処理対象ジョブが課金対象である場合、予め設定された管理情報に基づいて処理実績に応じた課金を行う課金処理機能を有する画像形成装置と、管理者コンピュータ装置からなる課金管理システムにおいて、前記管理者コンピュータは、前記課金管理情報を作成するジョブ生成部を備え、課金管理情報を前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置は、前記課金管理情報を設定する課金管理部と、処理対象ジョブをキューイングするためのジョブ記憶手段と、前記ジョブ記憶手段にキューイングされた処理対象ジョブを読み出してそのジョブを実行するジョブ実行手段と、ジョブの再実行手段と、前記ジョブ実行手段および再実行手段とで実行されたジョブが課金対象である場合にその実績に基づく課金データを記憶する課金結果記憶手段と、前記課金結果記憶手段に課金データの記憶が完了した処理対象ジョブを前記ジョブ記憶手段から削除する消去制御手段とを備え、前記再実行手段は、画像形成装置で発生したエラーが回復した際に、該ジョブ実行手段でエラー発生時に実行中であった前記処理対象ジョブをジョブ記憶手段から読み出し再実行するようになしたことを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、その課金管理システムにおいて前記ジョブ記憶手段は不揮発性メモリからなること特徴とする。
また、本願の請求項3に係る発明は、請求項2の課金管理システムにおいて前記画像形成装置は更に、課金システム管理者のアドレスを記憶するアドレス記憶部を備え、前記管理者コンピュータ装置からの指示に応じて、前記アドレス記憶部に記憶された管理者のアドレスに前記課金結果記憶手段の内容を送信するようになしたことを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、請求項3の課金管理システムにおいて前記管理者コンピュータ装置は、複数の画像形成装置における課金管理を一元管理する課金管理サーバであることを特徴とする。
請求項1に係る発明においては、画像形成装置が処理対象ジョブをキューイングするジョブ記憶手段を備え、画像形成装置が受信した処理対象ジョブはジョブ記憶手段に記憶され、画像形成装置が複数の処理対象ジョブを受信した場合には、ジョブ記憶手段に待ちキューが形成される。処理対象ジョブが課金対象である場合には課金すべき部門コードなどの課金管理データも処理対象ジョブデータに付加されて記憶される。従って、画像形成装置でエラーが発生し、処理中のジョブが異常終了した場合、エラーが回復した時にジョブ記憶手段から異常終了したジョブを読み出して再実行することができ、また、ジョブ記憶手段に記憶されて待ち状態にあったジョブを順次読み出して実行することができるようになる。また、ジョブ記憶手段には部門コード等の課金管理データがジョブデータに付加して記憶されているから、課金処理も行えるようにできる。
請求項1に係る発明においては、ジョブ記憶手段が不揮発性のメモリからなるから、画像形成装置でエラーが発生し、その回復作業のために画像形成装置の電源をオフした場合でも、実行途中で異常終了したジョブ、待ち状態にあったジョブが保存されるため、エラー回復後に異常終了したジョブを再実行し、また、待ち状態にあったジョブを実行することができ、課金処理も行うことができるようになる。
請求項2に係る発明においては、課金管理システムが管理者コンピュータ装置と画像形成装置で構成され、管理者コンピュータ装置で課金管理情報を生成して画像形成装置に送信して課金管理情報の設定を行い、画像形成装置はジョブ記憶手段を備えるから、請求項1の画像形成装置と同様に、画像形成装置においてエラーが発生した場合に、ジョブ記憶手段から異常終了したジョブを読出して再実行することができ、また、ジョブ記憶手段に記憶されて待ち状態にあったジョブを順次読出して実行することができるようになる。また、ジョブ記憶手段には部門コード等の課金管理データがジョブデータに付加して記憶されているから、課金処理も行えるようにできる。
請求項2に係る発明は、その課金管理システムにおいて、ジョブ記憶手段が不揮発性のメモリからなるから、画像形成装置でエラーが発生し、その回復作業のために画像形成装置の電源をオフした場合でも、実行途中で異常終了したジョブ、待ち状態にあったジョブが保存されるため、エラー回復後に異常終了したジョブを再実行し、また、待ち状態にあったジョブを実行することができ、課金処理も行うことができるようになる。
請求項3に係る発明は、請求項2の課金管理システムにおいて、画像形成装置がアドレス記憶部に課金システムの管理者のアドレスを記憶しており、管理者コンピュータからの指示に応じて画像形成装置における課金結果を管理者コンピュータに送信するものであるから、課金システムの管理者は管理者コンピュータから課金の状況をチェックすることができるようになる。
請求項4に係る発明において、管理者コンピュータが複数の画像形成装置における課金管理を一元管理する課金管理サーバであるから、画像形成装置毎の課金管理情報、課金結果を個々に管理する必要をなくすことができる。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置および課金管理システムの構成を示すブロック図であり、(a)は概略構成図、(b)はその詳細ブロック図である。図2は、図1における課金管理システムを構成する課金管理装置を示すブロック図、図3は、図1における課金管理システムを構成する画像形成装置を示すブロック図、図4は、本発明の実施例における画像形成装置の動作手順を示すフローチャート、図5は、図4のフローチャートにおける課金ルーチンの動作手順を示すフローチャートである。
図1において、課金管理システム1はネットワーク2を介して接続された管理者コンピュータ装置3a、クライアント等のコンピュータ装置3b、画像形成装置4とから構成されている。画像形成装置4は、コンピュータ装置3b等から送信される処理対象ジョブをキューイングするためのジョブ記憶手段51と、ジョブ記憶手段51にキューイングされた処理対象ジョブを読み出してそのジョブを実行するジョブ実行手段55と、ジョブ実行手段55で実行されたジョブが課金対象である場合にその実績に基づく課金データを記憶する課金結果記憶手段52と、課金結果記憶手段52に課金データの記憶が完了した処理対象ジョブをジョブ記憶手段51から削除する消去制御手段53と、ジョブの再実行手段54とを備えている。
画像処理装置は実行する処理対象ジョブが課金対象のジョブである場合には、課金処理ルーチンを起動し、ジョブ実行手段55で処理を実行し、課金処理を行って課金結果記憶手段52に結果を記憶する。再実行手段54は、画像形成装置4やジョブ実行手段55で発生したエラーが回復した際に、該ジョブ実行手段55でエラー発生時に実行中であった処理対象ジョブをジョブ記憶手段51から読み出して再実行する。消去制御手段53は、ジョブ実行手段55で処理対象ジョブの実行が終了すると、ジョブ記憶手段51に記憶していた該当の処理対象ジョブを削除する。なお、課金結果記憶手段52は再実行されたジョブが課金対象である場合に課金データを記憶する。
管理者コンピュータ装置3aは、ジョブ生成部31、ジョブ入出力制御部33を備えており、画像形成装置4に設定する部門コードや印刷制限枚数などの課金管理情報をジョブ生成部31で生成し、ジョブ入出力制御部33を介して画像形成装置4に送信し、画像形成装置4はこの課金管理情報を受信して自装置に設定する。画像形成装置はこの設定に基づいて課金処理を行う。コンピュータ装置3bから画像形成装置4に送られる印刷ジョブなどの処理対象ジョブが課金対象のジョブである場合には、部門コードや利用者IDなどの課金処理に必要な情報が付加される。
図2において、管理者コンピュータ装置3aは、主制御部30に接続されたジョブ生成部31と表示部32とジョブ入出力制御部33とから構成されている。主制御部30はジョブ生成部31を制御し課金管理情報を生成してジョブ入出力制御部33からネットワーク2に送出するようになっている。また、主制御部30はジョブ入出力制御部33を制御して矢印Aで示すようにネットワーク2を介して画像形成装置4に対し課金結果のデータを要求することができる。一方、画像形成装置4は要求に基づいて矢印Bで示すようにネットワーク2を介して管理者コンピュータ装置3aに対し課金結果を送信するようになっており、管理者コンピュータ装置3aは、受信した課金結果を表示部32で表示するように構成されている。
図3において、画像形成装置4は主制御部40に接続されたジョブ入出力制御部41とジョブ管理部42とデータ出力制御部43とステータス管理部44と課金管理部45とアドレス記憶部46とジョブ生成部47とから構成されている。
ジョブ管理部42には不揮発性メモリからなるジョブ記憶部420が接続されている。このジョブ記憶部420は画像形成装置4が受信した処理対象ジョブをキューイングするものであり、複数の処理対象ジョブを受信した場合、それぞれの処理対象ジョブを逐次記憶し処理対象ジョブのキューを形成する。このジョブ記憶部420は図1のジョブ記憶手段51に相当する。
データ出力制御部43にはエンジン部430が接続されている。また、課金管理部45には課金結果記憶部450が接続されている。主制御部40はステータス管理部44におけるステータスの状況を確認し正常であればジョブ記憶部420に記憶されている処理対象ジョブをジョブ管理部42、データ出力制御部43を介して順に読み出してエンジン部430に供給するようになっている。即ち、これらジョブ管理部42、データ出力制御部43、エンジン部430等はジョブ実行手段(図1の55)を形成し、例えば、印刷ジョブによる印刷においてはエンジン部430は印刷エンジンが作動される。以下は、処理対象ジョブが印刷ジョブである場合を主として説明する。
ジョブ管理部42、データ出力制御部43、課金管理部45は、主制御部40の制御の下で共同して印刷ジョブの実行において、エンジン部430での印刷の実行完了毎(例えば1ページの印刷完了毎)に課金管理情報に基づいて課金管理部45が課金結果記憶部450における課金結果のデータをカウントアップし、カウントアップの後に実行した処理対象ジョブをジョブ記憶部420から消去するようになっている。即ち、これら課金管理部45、課金結果記憶部450は課金結果をカウントアップして記憶する課金結果記憶手段(図1の52)を形成するものである。また、主制御部40、ジョブ管理部42等は印刷が実行され課金結果が記憶された後に、ジョブ記憶部420から実行を完了した該当処理対象ジョブを消去する消去制御手段(図1の53)を形成するものである。
主制御部40はステータス管理部44の管理下で障害やエラーなどの発生が検知されるとエンジン部430における印刷実行を異常終了するように制御するものである。そして、障害やエラーの原因が除去され正常状態に復帰するとステータス管理部44が復帰を判別し、主制御部40は異常終了により未完了の印刷データが処理対象ジョブがジョブ記憶部部420に記憶されているので、これを再度読み出して印刷の再実行を行うように制御するものである。即ち、主制御部40、ステータス管理部44等はエラーが発生した後に正常に回復して印刷を再び実行するにあたり処理対象ジョブを再度読み出し再実行するための再実行制御手段(図1の54)を形成するものである。
画像形成装置の障害、エラーのなかには、その原因を解消するために画像形成装置4の電源をオフする必要がある場合が存在する。従って、障害の回復のために電源をオフした場合であっても、ジョブ記憶部420は不揮発性メモリからなるために処理対象ジョブが保持されている。従って、障害が回復した場合、ジョブ記憶部420から異常終了したジョブを読み出して再実行することができ、また、待ち合わせ状態にあった(キューイングされていた)処理対象ジョブを実行することができる。
課金管理部45にはメモリからなる課金結果記憶部450が接続されている。課金結果記憶部450は課金管理部45の制御下で課金結果をカウントアップして更新記憶することによって課金処理を行うものである。
アドレス記憶部46には課金管理システム1のシステム管理者のアドレス(電子メールアドレス等)が登録されており、管理者コンピュータ装置3aから課金結果の送信要求があった場合に課金結果記憶部450に記憶されている課金結果のデータを読み出してジョブ生成部47において課金結果転送ジョブとして生成するようになっている。そして、この課金結果のデータは主制御部40の制御によってジョブ入出力制御部41からネットワーク2上に送出されるようになっている。
次に、上述した構成による画像形成装置4および課金管理システム1の動作を図4および図5のフローチャートを用いて説明する。課金管理システムのシステム管理者は管理者コンピュータ装置3aにおいて課金管理情報を生成し、ジョブ入出力制御部33を介してネットワーク2上に課金管理情報を送出し画像形成装置4で受信される。画像形成装置4はこの課金管理情報を受信し、課金管理部45に設定を行ってあるものとする。
画像形成装置4の動作手順を示す図4のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS1において、画像形成装置4は主制御部40、ジョブ入出力制御部41の制御下でコンピュータ装置3b、管理者コンピュータ装置3a等のコンピュータ装置から処理対象ジョブを受信し、ステップS2でジョブ管理部42の制御下でジョブ記憶部420に記憶する。この処理対象ジョブが、例えば、印刷ジョブ等の課金対象のジョブである場合、課金すべき部門コードや利用者ID等、課金処理に必要な課金情報が処理対象ジョブに付加されるのが一般的である。また、ジョブ管理部42は、処理対象ジョブが連続して複数送信された場合には、ジョブ記憶装置にそれぞれの処理対象ジョブを記憶(キューイング)し、処理対象ジョブのキューを作成する。そしてジョブ実行手段であるエンジン部430で処理が完了した処理対象ジョブをジョブ記憶部420から消去(削除)する。
次に、画像形成装置4は、ステップS3においてジョブ管理部42で処理対象ジョブが課金対象のジョブであるかを判断する。課金対象のジョブである場合には図5に示す課金ルーチンを起動し、ステップS4でジョブの実行を開始する。課金対象でない場合は課金ルーチンを起動することなくステップS4でジョブの実行を開始する。一方、ステータス管理部44はジョブの実行が開始されて完了するまでの間、ジョブ実行手段であるエンジン部430等の動作を監視し、障害やエラー等の異常が生じていないかをチェックしている(ステップS5)。エンジン部430は印刷ジョブの実行にあって印刷機構部であり、障害やエラーは、例えば、印刷用紙のジャム(紙づまり)や印刷用紙切れなどである。ステップS5において異常の発生が検出されなければ、ステップS6においてジョブの実行が完了し、ステップS7においてジョブ管理部42はジョブ記憶部420から完了した処理対象ジョブを削除して処理を終了する。
ステップS5において、異常の発生が検出されるとステップS8において実行中ジョブは異常終了となる。ステップS9で異常の原因が取り除かれ、正常に復帰するとステップS10でジョブ管理部42はジョブ記憶部420から異常終了となった処理対象ジョブを読み出し、ステップS11でジョブの再実行が開始される。ジョブの完了まで異常が発生しなければ(ステップS5)、ステップS6でジョブの再実行が完了する。なお、このルーチンにおいて、障害やエラーの種類によっては、必ずしも実行中ジョブを異常終了せず、ジョブを中断し、回復後に中断していたジョブを再開することができる場合もあり、その場合、ステップS8は実行中ジョブの中断、ステップS10、ステップS11は中断ジョブの再開とすればよい。
次に、図5のフローチャートを参照して課金ルーチンの動作手順を説明する。まず、ステップS21で課金ルーチンが起動され、処理対象ジョブの実行が開始されると課金処理が開始される(ステップS22)。課金処理は、例えばジョブが印刷の場合、印刷枚数をジョブを発行した部門コードに従ってカウントアップする処理である。この処理はジョブが完了するまで1ページ毎に行われる。
一方、図4で説明したように、ステータス管理部44は処理対象ジョブの実行開始から完了までの間、障害やエラーなどの異常が発生しているかを監視している(ステップS23)、ステップS23で異常発生が検出されなければステップS24で処理対象ジョブの実行が完了して課金処理も完了し、ステップS25でデータ(カウント数)が算出され、ステップS26で課金結果記憶部450に課金結果が記憶される。課金結果記憶部450には、例えば、課金の単位である部門毎に部門コードに対応してカウント値を累計したデータを記憶するようにされている。
そして、ステップS27で管理者コンピュータ装置3aから課金結果の送信要求があれば、ステップS28で画像形成装置4は課金管理部45が課金結果記憶部450に記憶された課金結果を読み出して送信し、ステップS29で課金ルーチンを終了する。
一方、ステップS23で異常発生が検出されると、実行中であった処理対象ジョブはステップS30で異常終了となり、異常終了ジョブの課金算出を行う。この課金処理は異常終了するまでの間に印刷された枚数をカウントアップしてもよいし、ノーカウントにしてもよい。これは課金管理システムの運用でどちらを採用することもできる。その後、ステップS31で異常状態が回復し正常に復帰すると、ステップS32でジョブ記憶部420から異常終了した処理対象ジョブを読み出し再実行され、再実行に対する課金処理も開始される。再実行中に異常が発生せずステップS23で処理対象ジョブが完了すると前述と同様ステップS24で課金を完了し、以降はステップS25〜ステップS28まで前述の手順で処理が行われ、ステップS29で課金ルーチンを終了する。
尚、上述した本発明の実施例にあっては、管理者コンピュータ装置3aは画像形成装置4のコンソール装置として機能し、画像形成装置4に設定する課金管理情報を管理者コンピュータ装置3aで生成する構成としたが、画像形成装置4毎に課金管理システムの管理者が課金管理情報を設定する構成、あるいは、画像形成装置4毎に単体で課金管理を行う構成としてもよい。また、管理者コンピュータ装置3aを単に画像形成装置4のコンソール装置として機能するだけでなく、複数の画像形成装置4の課金管理を一元的に管理する課金管理サーバとしてもよい。
また、上述した本発明の実施例にあっては、ジョブ記憶部420は不揮発性のメモリであればどのようなメモリでもよく、半導体メモリ、ハードディスク、光ディスク等の記録媒体を用いたメモリなどの記録手段を適用することができる。
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置および課金管理システムの構成を示すブロック図であり、(a)は概略構成図、(b)はその詳細ブロック図である。 図2は、図1における課金管理システムを構成する課金管理装置を示すブロック図である。 図3は、図1における課金管理システムを構成する画像形成装置を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施例における画像形成装置の動作手順を示すフローチャートである。 図5は、図4のフローチャートにおける課金ルーチンの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・・課金管理システム
2・・・・ネットワーク
3a・・・管理者コンピュータ装置
3b・・・コンピュータ装置
4・・・・画像形成装置
31・・・ジョブ生成部
33・・・ジョブ入出力制御部
51・・・ジョブ記憶手段
52・・・課金結果記憶手段
53・・・消去制御手段
54・・・再実行手段
55・・・ジョブ実行手段

Claims (4)

  1. コンピュータ装置から送信される処理対象ジョブを処理し、前記処理対象ジョブが課金対象である場合、予め設定された管理情報に基づいて処理実績に応じた課金を行う課金処理機能を有する画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、前記処理対象ジョブをキューイングするための不揮発性メモリからなるジョブ記憶手段と、前記ジョブ記憶手段にキューイングされた前記処理対象ジョブを読み出してそのジョブを実行するジョブ実行手段と、ジョブの再実行手段と、前記ジョブ実行手段および再実行手段とで実行されたジョブが課金対象である場合にその実績に基づく課金データを記憶する課金結果記憶手段と、前記課金結果記憶手段に課金データの記憶が完了した処理対象ジョブを前記ジョブ記憶手段から削除する消去制御手段とを備え
    前記再実行手段は、画像形成装置で発生したエラーが回復した際に、該ジョブ実行手段でエラー発生時に実行中であった前記処理対象ジョブをジョブ記憶手段から読み出して再実行するようになしたことを特徴とする課金管理機能を有する画像形成装置。
  2. コンピュータ装置から送信される対象ジョブを処理し、前記処理対象ジョブが課金対象である場合、予め設定された管理情報に基づいて処理実績に応じた課金を行う課金処理機能を有する画像形成装置と、管理者コンピュータ装置からなる課金管理システムにおいて、
    前記管理者コンピュータは、課金管理情報を作成するジョブ生成部を備え、前記課金管理情報を前記画像形成装置に送信し、
    前記画像形成装置は、前記課金管理情報を設定する課金管理部と、処理対象ジョブをキューイングするための不揮発性メモリからなるジョブ記憶手段と、前記ジョブ記憶手段にキューイングされた処理対象ジョブを読み出してそのジョブを実行するジョブ実行手段と、ジョブの再実行手段と、前記ジョブ実行手段および再実行手段とで実行されたジョブが課金対象である場合にその実績に基づく課金データを記憶する課金結果記憶手段と、前記課金結果記憶手段に課金データの記憶が完了した処理対象ジョブを前記ジョブ記憶手段から削除する消去制御手段とを備え、
    前記再実行手段は、当該画像形成装置で発生したエラーが回復した際に、該ジョブ実行手段でエラー発生時に実行中であった前記処理対象ジョブをジョブ記憶手段から読み出し再実行するようになしたことを特徴とする課金管理システム。
  3. 前記画像形成装置は更に、課金システム管理者のアドレスを記憶するアドレス記憶部を備え、前記管理者コンピュータ装置からの指示に応じて、前記アドレス記憶部に記憶された管理者のアドレスに前記課金結果記憶手段の内容を送信するようになしたことを特徴とする請求項2に記載の課金管理システム。
  4. 前記管理者コンピュータ装置は、複数の画像形成装置における課金管理を一元管理する課金管理サーバであることを特徴とする請求項3に記載の課金管理システム。
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