JP4496607B2 - ロータリ耕耘装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロータリ耕耘装置のリヤーカバー係止装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】
ロータリ耕耘装置の耕耘装置を主カバー及びリヤーカバーにより耕耘装置を被覆し、主カバーに対してリヤーカバーが上下回動自在に連結し、主カバー側に支持されているコマ体の縦穴に押圧ロッドの上部を上下動自在に挿通支持し、押圧ロッドの下端部にリヤーカバーを連結し、押圧ロッドに複数の係止孔を設け、コマ体に押圧ロッドの係止孔に挿入できるロックピンを装着し、このロックピンを係止孔に対して2段階に出し入れ調節し、ロックピンの先端部が係止孔への挿入状態、及び、係止孔から引き抜かれた状態に切り替える構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
従来のリヤーカバーのロック装置は、コマ体に装着したロックピンを2段階に調節し、ロックピンが係止孔に挿入された状態でリヤーカバーを固定状態としたり、あるいは、ロックピンが係止孔から引き抜かれてリヤーカバー11が大きく上下方向に移動できる状態として耕耘作業をするので、耕耘作業が制限されて多様な耕耘作業をすることができないという問題点があった。そこで、この発明はこのような問題点を解決しようとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】
このような技術的課題を解決するために、この発明は次のように構成した。即ち、請求項1においては、ロータリ耕耘装置1の耕耘装置8を主カバー10、及び、主カバー10の後端部に上下回動自在に連結しているリヤーカバー11により被覆し、前記主カバー10側に支持されているコマ体20の縦穴20aに押圧ロッド19の上部を上下動自在に挿通支持し、押圧ロッド19の下端部にリヤーカバー11を連結したロータリ耕耘装置において、押圧ロッド19に長手方向に複数の係止孔19a,19a,…を設け、係止孔19aの入口側に隣接して皿状の誘導孔19bを構成し、前記コマ体20に押圧ロッド19の交差方向に移動して係止孔19aに挿入できるロックピン28を装着し、前記ロックピン28を係止孔19aの方向に3段階に出し入れ調節し、ロックピン28の先端部が係止孔19aへの挿入状態、誘導孔19bへの挿入状態、及び、係止孔19a,誘導孔19bから引き抜かれた状態に切り替える構成とし、ロックピン28を係止孔19aの方向に3段階に出し入れ調節するロックレバー32を設け、ロックピン28が誘導孔19bから引き抜かれた状態の解除位置でのロックレバー32の位置に対して、ロックピン28が誘導孔19bに挿入している状態でのロックレバー32の位置とロックピン28が係止孔19aに挿入している状態でのロックレバー32の位置はそれぞれ反対方向に配置する構成とし、前記コマ体20には縦穴20aに直交するように左右横方向の大径の嵌合支持穴20b及び小径の挿通穴20cを構成し、該嵌合支持穴20bにスライドピン26をスライド自在に構成し、スライドピン26の下端部をコマ体20の嵌合支持穴20bに摺接する大径部26aに構成すると共に、上側部を小径部26bに構成して、コマ体20の嵌合支持穴20bの内周面とスライドピン26の小径部26bの外周部との間に係止バネ27を介装して設け、該係止バネ27の一端をスライドピン26の大径部26aの端面により当接支持し、係止バネ27の他端部をコマ体20に係止した止め輪29で位置決めされている座金30により当接してスライドピン26を下側の係止方向に付勢する構成とし、さらに、前記スライドピン26とロックピン28との間には、ロックピン28を離脱側に押圧する第2バネ31を介装して設けたことを特徴とするロータリ耕耘装置としたものである。
【0005】
【発明の作用及び効果】
請求項1においては、ロックピン28を移動調節し、ロックピン28の先端係止部28aを押圧ロッド19の係止孔19aに挿入する。すると、リヤーカバー11は所定位置にロックされ、耕耘表土を押圧気味とし表土を硬く押圧しながら耕耘作業をすることができる。
【0006】
また、ロックピン28を移動調節し、ロックピン28の係止部28aを押圧ロッド19の係止孔19aから引き抜く。すると、リヤーカバー11は大きく上下動自在となり、耕耘表土を膨軟にしながら耕耘作業をすることができる。
また、ロックピン28を移動調節し、ロックピン28の係止部28aを押圧ロッド19の誘導孔19bに挿入する。すると、押圧ロッド19は誘導孔19bの範囲で上下動可能となり、リヤーカバー11が所定範囲でのみ上下回動自在となり、耕耘表土を所定の膨軟状態としながら耕耘作業をすることができる。
【0007】
このように、この発明は、耕耘表土を多様な膨軟状態とし、多様な耕耘作業をすることができる。
また、ロックピン28が押圧ロッド19の誘導孔19bに位置する状態で押圧ロッド19が軸心上下方向に動かされると、押圧ロッド19の皿状の誘導孔19bの皿状部でロックピン28先端部は所定範囲出入りしているが都度皿状部に押され上下動可能となり、リヤーカバー11が所定範囲で上下回動する。
そして、リヤーカバー11先端を大きく手で上昇方向に上げて、押圧ロッド19の最下端の単なる丸孔部がロックピン28先端位置まで移動すると、ロックピン28の丸孔部への落ち込みにより、リヤーカバー11は自動的に上げロックされる。
また、ロックピン28を係止孔19a,誘導孔19bから離脱させることにより、押圧ロッド19はフリーとなり、リヤーカバー11を大きく上下動可能になり、耕耘深度を深くして耕耘作業をすることができる。
また、ロックピン28の先端部が誘導孔19bに位置する状態として、押圧ロッド19は誘導孔19bの連続して設けられた範囲間で上下動でき、リヤーカバー11を所定範囲にわたって上下回動可能にして耕耘作業をすることができ、耕耘表土を膨軟にしながら耕耘することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態について説明する。
先ず、図1〜図2に基づきロータリ耕耘装置1の全体構成について説明する。農用トラクタの機体後部に昇降自在に連結されているロータリ耕耘装置1は、次のように構成されている。トラクタ本体から動力の伝達される伝動ボックス1、伝動ボックス1から左右両側方に延出している左・右ビーム3,3、左ビーム3の端部に連結されているサイド伝動ケース4、右ビーム3の端部に連結されているサイドプレート5、前記サイド伝動ケース4及びサイドプレート5の下端部に軸架されている耕耘軸6と耕耘爪7により構成されている耕耘装置8、伝動ボックス1に取り付けられているマスト9、耕耘装置8の上部を被覆する主カバー10、耕耘装置8の後部を被覆するリヤーカバー11等により構成されている。
【0009】
伝動ボックス1にはゲージホイル12の取り付けられているリヤーヒッチ13を上下回動自在に取り付け、前記マスト9にはスクリュー伸縮式の上下調節装置14の上端部を枢支し、上下調節装置14の下端部をリヤーヒッチ13の中間部に枢支連結して、調節ハンドル15を操作し上下調節装置14を伸縮調節し、リヤーヒッチ13を上下調節する構成である。
【0010】
次に、ロータリ耕耘装置1のカバー構成について説明すると、主カバー10の後端部とリヤーカバー11の前端部との間を、ゴム等の柔軟性のある弾性板体16により連結し、主カバー10及びリヤーカバー11の左右両側部を上方に湾曲した左・右板バネ17,17により連結している。
【0011】
次に、リヤーカバー11の調節支持構成について説明する。図2に示すように、リヤーカバー11の上部に設けられている左・右下ステー18,18には、押圧ロッド19,19の下端部を枢支連結し、主カバー10の後部左右両側に設けた左・右上ステー18a,18aには、コマ体20を嵌合支持して、コマ体20の縦穴20aに押圧ロッド19,19を上下動自在に挿通支持している。押圧ロッド19,19の上調節ナット21とコマ体20との間に上押圧バネ22を介装し、押圧ロッド19の下調節ナット23とコマ体20との間に、下押圧バネ24を介装している。
【0012】
また、押圧ロッド19には長手方向に複数の係止孔19a,19a,…を設け、上下方向中間部の係止孔19aには、図3に示すように、入口側に皿状の誘導孔19bのある係止孔19aに構成し、前記コマ体20に装着したロック装置25のロックピン28を孔方向に3段階に調節し、ロックピン28が係止孔19aに挿入された状態、ロックピン28の先端部が誘導孔19bに位置する状態、及び、ロックピン28が係止孔19a,誘導孔19bから引き抜かれた状態に切り替えできる構成としている。また、押圧ロッド19の最下端部の係止孔19aは、皿状の誘導孔19bを設けていない単なる丸孔としている。
【0013】
しかして、ロックピン28を係止孔19aに係合することにより、押圧ロッド19は左・右上ステー18a,18aに固定され、リヤーカバー11を上下動しない固定状態にすることができる。また、ロック装置25を係止孔19a,誘導孔19bから離脱させることにより、押圧ロッド19はフリーとなり、リヤーカバー11の上下動により、押圧ロッド19は上下動できる。また、ロックピン28の先端部が誘導孔19bに位置する状態では、押圧ロッド19は誘導孔19bの範囲で上下動でき、リヤーカバー11が所定範囲で上下回動する。
【0014】
また、押圧ロッド19の上下端部に設けている上調節ナット21,下調節ナット23を長手方向に調節することにより、上押圧バネ22及び下押圧バネ24の加圧力を調節することができる。
次に、ロック装置25の具体構成について説明する。
【0015】
ロック装置25は図3に示すように次のように構成している。コマ体20には縦穴20aに直交するように左右横方向の大径の嵌合支持穴20b及び小径の挿通穴20cを構成し、この嵌合支持穴20bにスライドピン26をスライド自在に挿入している。
【0016】
このスライドピン26の下端部をコマ体20の嵌合支持穴20bに摺接する大径部26aに構成し、上側部を小径部26bに構成して、コマ体20の嵌合支持穴20bの内周面とスライドピン26の小径部26bの外周部との間に、係止バネ27を介装し、係止バネ27の一端をスライドピン26の大径部26aの端面により当接支持し、係止バネ27の他端部をコマ体20に係止したC型止め輪29で位置決めされている座金30により当接して、スライドピン26を下側の係止方向に付勢している。
【0017】
前記座金30はコマ体20の嵌合支持穴20bの内周面とスライドピン26の小径部26bの外周面との間に嵌合する大きさとして、スライドピン26の垂れ下がり防止の機能も果たしている。
スライドピン26に長手方向に形成した中空穴26cには、ロックピン28をスライド自在に嵌合し、ロックピン28の先端部には、押圧ロッド19の係止孔19a,19a,…に嵌入する係止部28aを構成している。このスライドピン26とロックピン28の間には、ロックピン28を離脱側に押圧する第2バネ31を介装している。なお、ロックピン28の横断面形状を非円形として回転を防止する構成とすると、係止部28aの摩耗を防止できる。
【0018】
スライドピン26の上側端部にはロックレバー32をピン33により軸支し、ロックレバー32にはコマ体20の摺接面20dに摺接するカム部32aを形成している。
しかして、ロックレバー32を図3の右側の下げロック位置に回動操作すると、摺接面20dにはカム部32aの低部が摺接して、スライドピン26が係止バネ27の押圧力により下側に移動し、ロックピン28も同じ方向に移動して、係止部28aが押圧ロッド19の係止孔19aに係合した状態となり、リヤーカバー11は所定位置にロックされた状態となる。
【0019】
また、ロックレバー32を図3の上方の解除位置に回動操作すると、ロックレバー32のカム部32aの高部が摺接面20dに摺接して、スライドピン26が係止バネ27に抗して上側の離脱方向に移動し、第2バネ31によりロックピン28も上側の離脱方向に移動し、ロックピン28の係止部28aが押圧ロッド19の係止孔19aから離脱して、リヤーカバー11は上下動自在になる。
【0020】
また、ロックレバー32を図3の左側の上げロック位置に回動操作すると、ロックレバー32のカム部32aの高低中間部が摺接面20dに摺接して、スライドピン26が係止バネ27に抗して上側に移動し、第2バネ31によりロックピン28も上側の離脱方向に移動し、ロックピン28の係止部28aが押圧ロッド19の誘導孔19bに位置する。この状態で押圧ロッド19が軸心上下方向に動かされると、押圧ロッド19の皿状の誘導孔19bの皿状部でロックピン28先端部が、コマ体20の挿通孔20c内までスライドピン26と一緒に押圧ロッド19外周位置まで押し上げられる。この押し上げにより、リヤーカバー11は、押圧ロッド19の誘導孔19bが連続して設けられた範囲間でロックピン28先端部は所定範囲出入りしているが都度皿状部に押され上下動可能となり、リヤーカバー11が所定範囲で上下回動する。そして、リヤーカバー11先端を大きく手で上昇方向に上げて、押圧ロッド19の最下端の単なる丸孔部がロックピン28先端位置まで移動すると、ロックピン28の丸孔部への落ち込みにより、リヤーカバー11は自動的に上げロックされる。
【0021】
リヤーカバー11が上下動自在の状態で、下調節ナット23を上側に位置調節することにより、リヤーカバー11の接地圧を加圧側に調節でき、上調節ナット21の固定位置を下側に調節することにより、リヤーカバー11の下限位置を高い位置に調節できる。
【0022】
従来のロック装置は、押圧ロッド19には長手方向に複数の係止孔19a,19a,…を設け、コマ体20に装着したロック装置25のロックピン28を孔方向に2段階に調節し、ロックピン28が係止孔19aに挿入された状態、及び、ロックピン28が係止孔19aから引き抜かれた状態に切り替えできる構成である。
【0023】
しかし、この実施例は、押圧ロッド19の係止孔19aの入口側に皿状の誘導孔19bを構成し、コマ体20に装着したロック装置25のロックピン28を孔方向に3段階に調節し、ロックピン28が係止孔19aに挿入された状態、ロックピン28の先端部が誘導孔19bに位置する状態、及び、ロックピン28が係止孔19a,誘導孔19bから引き抜かれた状態に切り替えできる構成としたので、ロックピン28を係止孔19aに係合することにより、押圧ロッド19は左・右上ステー18a,18aに固定され、リヤーカバー11を上下動しない固定状態で耕耘作業ができ、また、ロック装置25を係止孔19a,誘導孔19bから離脱させることにより、押圧ロッド19はフリーとなり、リヤーカバー11を大きく上下動可能になり、耕耘深度を深くして耕耘作業をすることができ、また、ロックピン28の先端部が誘導孔19bに位置する状態として、押圧ロッド19は誘導孔19bの連続して設けられた範囲間で上下動でき、リヤーカバー11を所定範囲にわたって上下回動可能にして耕耘作業をすることができ、耕耘表土を膨軟にしながら耕耘することができる。また、リヤーカバー11後端部を上限まで上げてロックしたときは、ロータリ耕耘装置の耕耘爪周りの泥土取り去りや巻きついた草,藁取外し等が容易に行なえる。
【0024】
次に、図4に示す他のロック装置につき前記実施例との相違点について説明する。
押圧ロッド19には長手方向に複数の係止孔19a,19a,…を設け、コマ体20に装着したロック装置25のロックピン28の先端部に面取り部28bを構成して、面取り部28bの長い部分を上側にして係止孔19aに挿入する構成としている。ロックピン28を孔方向に3段階に調節し、ロックピン28の先端の面取り部28bが係止孔19aに全部挿入された状態、ロックピン28の先端の面取り部28bの短い部分が係止孔19aの上端部に位置する状態、及び、ロックピン28の面取り部28bが係止孔19aから全部引き抜かれた状態に切り替えできる構成としている。
【0025】
ロックレバー32を図4の右側の下げロック位置に回動操作すると、摺接面20dにはカム部32aの低部が摺接して、スライドピン26が係止バネ27の押圧力により下側に移動し、ロックピン28も同じ方向に移動して、面取り部28bの全部が押圧ロッド19の係止孔19aに係合した状態となり、リヤーカバー11は所定位置にロックされた状態となる。
【0026】
また、ロックレバー32を図4の上方の解除位置に回動操作すると、ロックレバー32のカム部32aの高部が摺接面20dに摺接して、スライドピン26が係止バネ27に抗して上側の離脱方向に移動し、第2バネ31によりロックピン28も上側の離脱方向に移動し、ロックピン28の面取り部28bが押圧ロッド19の係止孔19aから全部離脱して、リヤーカバー11は上下動自在になる。
【0027】
また、ロックレバー32を図4の左側の上げロック位置に回動操作すると、ロックレバー32のカム部32aの高低中間部が摺接面20dに摺接して、スライドピン26が係止バネ27に抗して上側に移動し、第2バネ31によりロックピン28も上側の離脱方向に移動し、ロックピン28の面取り部28bの短い部分が押圧ロッド19の係止孔19aの上端部に位置し、押圧ロッド19は上方へだけ移動可能となり、下げ側へのロックを回避しながらリヤーカバー11を上下回動自在に支持することができる。
【0028】
従来装置は、ロックピン28を2段階に出し入れ調節すると共に、ロックレバー32によりロックピン28を軸芯回りに180度回転させ、ロックピン28の面取り部28bの向きを変えて、上げロック状態及び下げロック状態を切り替える構成であり、操作が複雑で使いにくいという不具合があった。しかし、この実施例では、ロックレバー32によりロックピン28を軸芯回りに180度回転させるという操作を不要とし、ロックピン28を3段階に出し入れ調節をするだけの操作でよく、操作性を向上させることができる。
【0029】
次に、図5に基づきリヤーカバー11の他の実施例について説明する。
リヤーヒッチ13の後端部に、スタンドアーム34の一端を枢支連結し、スタンドアーム34の他端部をリヤーカバー11の連結部35に連結したり、取り外したりする構成である。
【0030】
スタンドアーム34をリヤーカバー11に連結すると、リヤーヒッチ13とリヤーカバー11とが一体化して、リヤーカバー11によりロータリ耕耘装置1を支持し、スタンドとしての機能を果たし、コストの低減を図ることができる。
次に、図6及び図7に基づきスライドヒッチ13の他の実施例について説明する。
【0031】
ロータリ耕耘装置1に昇降自在に設けられているスライドヒッチ13を、中央から右側部分にのみ設け、コンパクト化及びコストの低減を図ろうとするものである。
図6に示すように、伝動ボックス2のブラケット及び右ビーム3のブラケットに、前スライドヒッチ13aを中央から右側部位に上下回動自在に軸支し、前スライドヒッチ13aの筒部に後スライドヒッチ13bの筒部を挿通して、ピン35,35,…により前後位置調節自在に連結し、後スライドヒッチ13bのヒッチ部13cに培土器(図示省略)等の作業機を取り付けるものである。なお、ロータリ耕耘装置1の後部左側に培土器を取り付ける場合には、伝動ボックス2のブラケット及び左ビーム3のブラケットに前スライドヒッチ13aを付け代えて、左側に位置変更するものである。
【0032】
従来装置は図7に示すように、前スライドヒッチ13aを中央部位に上下回動自在に軸支し、前スライドヒッチ13aの筒部に後スライドヒッチ13bの筒部を挿通支持し、後スライドヒッチ13bのヒッチ部13cを機体幅と同じに幅広に構成し、培土器(図示省略)等の作業機を取り付ける構成である。従って、ヒッチ部13cの左右両側部は片持ち状態となるため強度アップを図るため大きくなり、また、圃場での旋回時にヒッチ部13cの両端部が邪魔になることがあった。
【0033】
しかし、この実施例は前記のように構成したので、幅の狭いヒッチ部13cの両端部は筒部に連結されているので剛性がアップし、また、ロータリ耕耘装置1の後部左側には空間が形成されて、圃場での旋回を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロータリ耕耘装置の斜視図である。
【図2】 ロータリ耕耘装置の側面図である。
【図3】 要部の切断側面図、平面図である。
【図4】 他の実施例を示す要部の切断側面図、切断背面図、平面図である。
【図5】 ロータリ耕耘装置の側面図、背面図である。
【図6】 要部の平面図である。
【図7】 従来装置を示す要部の平面図である。
【符号の説明】
1 ロータリ耕耘装置
2 伝動ボックス
3 左・右ビーム
4 サイド伝動ケース
5 サイドプレート
6 耕耘軸
7 耕耘爪
8 耕耘装置
9 マスト
10 主カバー
11 リヤーカバー
12 ゲージホイル
13 リヤーヒッチ
14 上下調節装置
15 調節ハンドル
16 弾性板体
17 左・右板バネ
18 左・右下ステー
18a 左・右上ステー
19 押圧ロッド
19a 係止孔
19b 誘導孔
20 コマ体
20a 縦穴
20b 嵌合支持穴
20c 挿通穴
21 上調節ナット
22 上押圧バネ
23 下調節ナット
24 下押圧バネ
25 ロック装置
26 スライドピン
26a 大径部
26b 小径部
27 係止バネ
28 ロックピン
28a 係止部
28b 面取り部
29 C型止め輪
30 座金
31 第2バネ
32 ロックレバー
33 ピン
Claims (1)
- ロータリ耕耘装置(1)の耕耘装置(8)を主カバー(10)、及び、主カバー(10)の後端部に上下回動自在に連結しているリヤーカバー(11)により被覆し、前記主カバー(10)側に支持されているコマ体(20)の縦穴(20a)に押圧ロッド(19)の上部を上下動自在に挿通支持し、押圧ロッド(19)の下端部にリヤーカバー(11)を連結したロータリ耕耘装置において、押圧ロッド(19)に長手方向に複数の係止孔(19a,19a,…)を設け、係止孔(19a)の入口側に隣接して皿状の誘導孔(19b)を構成し、前記コマ体(20)に押圧ロッド(19)の交差方向に移動して係止孔(19a)に挿入できるロックピン(28)を装着し、前記ロックピン(28)を係止孔(19a)の方向に3段階に出し入れ調節し、ロックピン(28)の先端部が係止孔(19a)への挿入状態、誘導孔(19b)への挿入状態、及び、係止孔(19a),誘導孔(19b)から引き抜かれた状態に切り替える構成とし、ロックピン(28)を係止孔(19a)の方向に3段階に出し入れ調節するロックレバー(32)を設け、ロックピン(28)が誘導孔(19b)から引き抜かれた状態の解除位置でのロックレバー(32)の位置に対して、ロックピン(28)が誘導孔(19b)に挿入している状態でのロックレバー(32)の位置とロックピン(28)が係止孔(19a)に挿入している状態でのロックレバー(32)の位置はそれぞれ反対方向に配置する構成とし、前記コマ体(20)には縦穴(20a)に直交するように左右横方向の大径の嵌合支持穴(20b)及び小径の挿通穴(20c)を構成し、該嵌合支持穴(20b)にスライドピン(26)をスライド自在に構成し、スライドピン(26)の下端部をコマ体(20)の嵌合支持穴(20b)に摺接する大径部(26a)に構成すると共に、上側部を小径部(26b)に構成して、コマ体(20)の嵌合支持穴(20b)の内周面とスライドピン(26)の小径部(26b)の外周部との間に係止バネ(27)を介装して設け、該係止バネ(27)の一端をスライドピン(26)の大径部(26a)の端面により当接支持し、係止バネ(27)の他端部をコマ体(20)に係止した止め輪(29)で位置決めされている座金(30)により当接してスライドピン(26)を下側の係止方向に付勢する構成とし、さらに、前記スライドピン(26)とロックピン(28)との間には、ロックピン(28)を離脱側に押圧する第2バネ(31)を介装して設けたことを特徴とするロータリ耕耘装置。
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