JP4495576B2 - 触媒体担持基材 - Google Patents

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本発明は触媒体担持基材に関し、特に排気ガス処理に好適な触媒体担持基材に関する。
ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンなどの内燃機関は自動二輪車、自動車などの原動機として広く用いられている。これらの内燃機関から排出される排気ガスには、燃料のガソリンや軽油を燃やして生ずる二酸化炭素(CO2)および水(H2O)のほかに、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)などの副生物が含まれている。このため、内燃機関には、還元あるいは酸化によって、これら副生物を低減して排気ガスを浄化するための排気ガス浄化用触媒体が排気ガスの流路に配置されて用いられている。排気ガス浄化用触媒体としては、無機粉末や、その表面に貴金属触媒成分を担持させて触媒体としたものが一般的であり、この触媒体を鉄、ステンレス鋼などの金属材料や、セラミクスなど非金属材料で構成された管状、ハニカム状などの形状の基材に担持させて、触媒体担持基材とし、使用されている。
例えば特許文献1〔特開昭50−8912号公報〕には、鉄、ステンレスなどからなる排気管を基材とし、その内面に触媒体を直接コーティングして担持させた触媒体担持基材が開示されている。
特許文献2〔特開平9−57100号公報〕には、セラミクス製基材に、触媒体をアルミナゾルおよび硝酸アルミニウムと共にコーティングすることで担持させた触媒体担持基材が開示されている。
特許文献3〔特開2001−9280号公報〕には、セラミクス製基材にアルミナの硝酸酸性スラリーをコーティングし、焼成してアルミナ層を形成し、このアルミナ層に触媒体を担持させた触媒体担持基材が開示されている。
特許文献4〔特開平3−157143号公報〕には、ステンレス製の基材にウイスカーを形成させ、このウイスカーに触媒成分を担持させた触媒体担持基材が開示されている。
しかし、これらの触媒体担持基材は、運転の継続による熱膨張や振動などによって、触媒体が剥離する畏れがあることから、触媒体が剥離し難い触媒体担持基材が求められている。
特開昭50−8912号公報 特開平9−57100号公報 特開2001−9280号公報 特開平3−157143号公報
このような状況の下で、本発明者は、このような目的に合致した触媒体担持基材を開発するべく鋭意検討した結果、触媒体を、無機バインダー、無機耐火物粉末および無機分散剤を含む硬化性組成物を硬化させて得られる硬化物により、基材に担持させることにより、触媒体が、基材に強固に担持され、剥離しにくい触媒体担持基材が得られることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含む硬化性組成物を硬化させて得られる硬化物によって、触媒体が基材に担持されてなることを特徴とする触媒体担持基材を提供するものである。
本発明の触媒体担持基材は、触媒体がより強固に、基材に担持されているので、内燃機関などの排気ガスを発生する装置の運転の継続による基材の熱膨張や、振動による触媒体の剥離が少ない。
本発明の触媒体担持基材における基材としては、鉄、ステンレスなどの金属材料で構成された金属材料製基材であってもよいし、セラミクスなどの非金属材料で構成された非金属材料製基材あってもよい。また、基材の形状は特に限定されるものではなく、円筒状であってもよいし、内燃機関の排気管途中に設けられるマフラーなどに内蔵されるハニカム状であってもよい。
触媒体としては、通常の排気ガス浄化触媒体と同様の粉末状のものが用いられ、例えば活性アルミナ粉末をはじめとするアルミナ粉末や、酸化セリウム粉末などの無機粉末が挙げられる。かかるアルミナ粉末や酸化セリウム粉末は、そのままで、または、その表面に白金(Pt)、パラジウム(Pd)などの貴金属成分を担時させて使用することができる。
本発明の触媒体担持基材において使用される硬化物は、無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含む硬化性組成物を硬化させることにより得られるものである。
この硬化性組成物を構成する無機バインダーとしては、通常、加熱により硬化しうる、熱硬化性の無機化合物が用いられ、そのような熱硬化性無機化合物としては、例えば水の存在下では流動性を示すが、これを加熱脱水することにより、硬化する加熱脱水硬化性の無機化合物が挙げられ、具体的にはコロイダルシリカ、コロイダルジルコニア、コロイダルチタニア、コロイダルアルミナなどのコロイド状無機酸化物や、リチウムシリケートなどのアルカリ金属ケイ酸塩などを例示できる。
無機耐火物粉末とは、それ自体は600℃以上の温度に加熱されても変質しない無機物質の粉末であって、前記無機バインダーと反応しないものが好ましく用いられる。具体的には、例えば石英、αアルミナ、珪酸アルミニウム、ケイ石、ムライト、ジルコニア、ジルコンなどの鉱物粉末が挙げられ、シリカファイバー、アルミナファイバー、シリカアルミナファイバー、ジルコニアファイバーなどの無機繊維を粉砕した無機繊維粉砕物も挙げられる。無機耐火物粉末の粒子径は通常0.1μm〜200μm程度である。
前記硬化性組成物における無機バインダーおよび無機耐火物粉末の含有量は、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり、それぞれ無機バインダーが15重量部〜40重量部程度、無機耐火物粉末が85重量部〜60重量部程度である。なお、無機バインダーとして前記の加熱脱水硬化性の無機化合物を用いる場合、その含有量は、加熱脱水により硬化させた後の固形分に換算した値を示す。
硬化性組成物は、シランカップリング剤を含むものであることが好ましい。シランカップリング剤としては、加水分解により分子中に2個以上のシラノール基を生ずる化合物であって、例えばγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエチルエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。このシランカップリング剤は、その一部または全部が加水分解されていてもよい。
硬化性組成物がシランカップリング剤を含むものである場合、その含有量は、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり、通常は40重量部以下であり、好ましくは0.5重量部以上である。
硬化性組成物は、用いた無機バインダーの種類により異なるが、通常は100℃以上、好ましくは130℃〜600℃程度に加熱されることにより、硬化して硬化物となる。硬化に要する時間も無機バインダーの種類により異なるが、通常は30〜60分程度である。
本発明の触媒体担持基材の製造方法としては、例えば
(1)基材上に硬化性組成物からなる硬化性組成物層を形成し、この組成物層を硬化させて硬化物層としたのちに、この硬化物層の上に、触媒体を担持させる方法〔以下、この方法を方法−1とする。〕、
(2)あらかじめ、前記硬化性組成物を触媒体と混合して得られる組成物(以下、混合硬化性組成物とする)を調製し、基材上に、該混合硬化性組成物からなる混合硬化性組成物層を形成し、この組成物層を硬化させる方法〔以下、方法−2とする。〕が挙げられる。
以下、これらの方法について詳しく説明する。
〔方法−1〕
先ず、上記の方法−1について説明する。この方法において、硬化性組成物層は、例えば前記硬化性組成物を基材上にコーティングすることにより形成され、具体的には、水に無機バインダーおよび無機耐火物粉末が分散されてなる硬化性コーティング液をコーティングすることにより形成され、硬化性組成物がシランカップリング剤を含有するものである場合には、硬化性コーティング液として無機バインダー、無機対価物粉末およびシランカップリング剤を含有するものをコーティングすることにより形成される。このような硬化性コーティング液における水の含有量は、基材の種類、無機バインダーの種類、コーティング作業の容易さ等に応じて適宜選択されるが、水の含有量が多過ぎると、形成される硬化性組成物層が薄くなって、十分な量の硬化物で触媒体を担持できずに剥離し易くなる傾向にあり、また、少な過ぎると均一なコーティングが困難となる傾向にあるため、通常は硬化性コーティング液100重量部中の固形分の含有量が35重量部〜65重量部となるように使用される。ここで、固形分とは、該コーティング液を100℃以上の温度で加熱脱水した後の残渣をいう。
硬化性コーティング液は通常、これを構成する無機バインダー、無機耐火物粉末などの凝集や沈降分離を防ぐために、分散剤が併用される。分散剤としては、例えばモンモリロナイトなどの無機分散剤が好ましく用いられる。分散剤を用いる場合、その含有量は無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり通常1重量部〜4重量部程度である。
硬化性コーティング液は、例えば無機バインダーおよび無機耐火物粉末を水と混合することにより調製することができ、シランカップリング剤を含むものである場合には、無機バインダー、無機耐火物粉末およびシランカップリング剤を水と混合することにより調製できる。また、無機バインダーは通常、水に分散された分散液として入手でき、この分散液に無機耐火物粉末、さらに必要に応じてシランカップリング剤、分散材を添加、混合することにより調製することができる。
硬化性コーティング液を基材上にコーティングするに際しては、例えばスプレーコーティング法、ディッピング法、刷毛塗り法、ウォッシュコート法などの通常のコーティング方法で基材上にコーティングすることにより硬化性組成物層を形成することができる。
形成された硬化性組成物層を硬化させて硬化層とするに際しては、通常100℃以上、好ましくは130〜600℃に加熱すればよく、加熱により、硬化性組成物層は脱水されて硬化し、硬化物層が形成される。
次いで、このようにして形成された硬化物層の上に、触媒体を含む触媒体コーティング液をコーティングする。触媒体コーティング液としては通常、水に触媒体が分散された液が用いられる。触媒体コーティング液の水の使用量は目的とする触媒体の担持量により変わり得るが、これが少な過ぎると均一なコーティングが困難となり、また、多過ぎるとコーティング処理操作あたりの触媒体の担持量が少なくなるため、通常は触媒体100重量部あたり水100重量部〜200重量部程度である。
この触媒体コーティング液をコーティングしたのち、乾燥させることにより、触媒体が硬化物層を介して基材に担持され、本発明の触媒体担持基材を得ることができる。ここで、乾燥は、触媒体が不活性化しない温度、通常は100℃以上、好ましくは130℃〜600℃程度に加熱することにより行われる。乾燥に要する時間は、通常30分〜60分程度である。
このようにして得られる本発明の触媒体担持基材は、使用に際して、そのままで、または触媒体を賦活して用いられる。触媒体を賦活して使用する場合、使用される触媒体の種類によっては、加熱により賦活するものもあり、加熱温度によっては、上記の乾燥と触媒体の賦活とを同時に行うこともできる。また、乾燥させた後、触媒体の賦活に必要な温度まで加熱して触媒体を賦活させてもよい。
〔方法−2〕
次に方法−2について説明する。この方法において、混合硬化性組成物層は、例えば触媒体、無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含む硬化性コーティング液を基材上にコーティングすることにより形成され、硬化性組成物がシランカップリング剤を含有するものである場合には、さらにシランカップリング剤を含む硬化性コーティング液を基材上にコーティングすることにより形成される。触媒体を含む硬化性コーティング液として通常は、水に触媒体、無機バインダーおよび無機耐火物粉末が分散された液が用いられ、硬化性組成物がシランカップリング剤を含有するものである場合には、さらにシランカップリング剤が分散された液が用いられる。
この硬化性コーティング液における触媒体の含有量は、目的とする触媒体の担持量によって変わり得るが、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計に対して多過ぎると触媒体の担持能力が低下し、触媒体が剥離しやすくなる傾向にあり、少な過ぎると硬化物に対する触媒体の担持量が少なくなるため、通常は、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり50重量部〜1000重量部程度である。
水の使用量は基材の種類、無機バインダーの種類、触媒体の種類や使用量、コーティングの容易さ等によって適宜選択されるが、水の使用量が多過ぎると十分な量の触媒体を担持できなくなり、また少過ぎると均一な硬化性組成物層の形成が困難となる傾向にあるため、通常は当該コーティング液100重量部中の固形分の含有量が20重量部〜80重量部程度となるように調整される。
このような触媒体を含む硬化性コーティング液は通常、触媒体、無機バインダー、無機耐火物粉末などの凝集や沈降分離を防ぐために、通常は上記と同様の分散剤が併用され、その使用量は無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり通常1重量部〜4重量部程度である。
触媒体を含むコーティング液は、例えば触媒体、無機バインダーおよび無機耐火物粉末を水と混合することにより調製することができ、シランカップリング剤を含むものである場合には、さらにシランカップリング剤を水と混合することにより調製できる。また、上記の方法−1と同様の無機バインダーの水分散液に、無機耐火物粉末およびシランカップリング剤を添加、混合し、これに触媒体を添加して混合することもできる。なお、触媒体は、粉末のまま添加してもよいし、水に分散させた分散液として添加してもよい。
このようにして得られる触媒体を含む硬化性コーティング液を、例えばスプレーコーティング法、ディッピング法、刷毛塗り法、ウォッシュコート法などの通常のコーティング方法で基材上にコーティングすることにより、触媒体を含む混合硬化性組成物層を形成できる。
該混合硬化性組成物層を硬化させるに際しては、通常、100℃以上、好ましくは130℃〜600℃に加熱すればよく、硬化に要する時間は、通常15分〜60分程度である。このような加熱により、混合硬化性組成物層が脱水し、硬化することにより、触媒体が基材に担持されることとなり、本発明の触媒体担持基材を得ることができる。
なお、上記の方法−1と同様に、触媒体の賦活は、これを混合組成物層の加熱による硬化と同時に行ってもよいし、硬化後、触媒体の賦活に必要な温度まで加熱して賦活させてもよい。
このようにして得られる本発明の触媒体担持基材では、無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含む硬化性組成物に由来する硬化物を介して、触媒体が、より強固に、基材に担持されている。また、この硬化物は耐熱性に優れていることから、高温に曝される種々の排気ガス浄化装置の排気ガス浄化用の触媒体担持基材として有用であり、殊に高温下に加え、激しい振動を伴う状況下で用いられる車両等の排気ガス浄化装置として好適であり、例えばその排気管や、排気管の途中に設けられるマフラーなどに内蔵されるハニカム状の排気ガス浄化用触媒体担持基材として極めて有用である。
以下、実施例として本発明を詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例によって限定されるものではない。
なお、各実施例で得られた触媒体担持基材の評価は以下の方法で行った。
(1)触媒体剥離量
触媒体担持基材の重量(W1)を測定し、次いで超音波洗浄機により、水中で30分間超音波を照射し、150℃で乾燥させた後の重量(W2)を測定して、超音波照射前後の重量差(ΔW=W1−W2)を触媒体剥離量とした。この触媒体剥離量が少ないほど、触媒体の担持能力が高い。
実施例1
コロイダルシリカ分散液〔日本化学工業(株)製、「シリカドール20A」、コロイダルシリカが水に分散されたもので、固形分の含有量は20重量%〕112.4重量部(固形分22.5重量部)、
石英粉末〔(株)龍森製、「クリスタライトVX−S2」〕75.5重量部、
シランカップリング剤〔東レダウコーニングシリコーン(株)製、「SH6040」、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン〕1重量部および
無機分散剤〔(株)ホージュン製、「ベンゲル」、モンモリロナイトの粉末、E2/3Si8(Al10/3Mg2/3)O20・(OH)4(Eはナトリウム、カリウムなどでイオン交換可能な原子を示す。)〕2.9重量部
を混合し4時間攪拌して、硬化性コーティング液を得た。
ステンレス製で、多数の中空部を有する円柱状のメタルハニカム担体〔24mmφ×50mm、見かけ体積30cm3〕を上記で得た硬化性コーティング液に浸漬し、引き上げた後エアーブローして余分の液を除去して硬化性組成物層を形成し、5分間150℃に加熱して硬化させて、担体上に硬化物層を形成した。メタルハニカム担体の浸漬前の重量と、硬化後の重量との差から硬化物層の担持量を求めたところ、メタルハニカム担体の見かけ体積1L(1000cm3)あたり10gであった。
上記で硬化物層を形成した後のハニカム担体を活性アルミナ分散液〔水に活性アルミナ粉末が分散された液で、固形分含有量は35重量%〕に浸漬し、引き上げた後エアーブローして余分の液を除去し、5分間150℃に加熱して乾燥させて、先に形成した硬化物層の上に活性アルミナ粉末を担持させて、触媒体担持基材を得た。次いで500℃に加熱し、同温度で40分間保持して、活性アルミナ粉末を賦活した。メタルハニカム担体を活性アルミナ分散液に浸漬する前の重量と、賦活後の重量との差から活性アルミナ粉末の担持量を求めたところ、メタルハニカム担体の見かけ体積1L(1000cm3)あたり100gであった。また、上記で得た触媒体担持基材の重量(W1)は79.34gであり、前記方法で測定した剥離量(ΔW)についての評価結果を第1表にまとめて示す。
実施例2
実施例1と同様に操作して得た硬化性コーティング液10重量部に、実施例1で用いたと同じ活性アルミナ分散液100重量部を加え、30分間攪拌して触媒体を含む硬化性コーティング液を得た。
実施例1で用いたと同様のメタルハニカム担体〔24mmφ×50mm、見かけ体積30cm3〕を上記で得たコーティング液に浸漬し、引き上げた後エアーブローにより余分の液を除去して触媒体を含む硬化性組成物層を形成し、5分間150℃に加熱することで硬化させて、本発明の触媒体担持基材を得た。次いで500℃に加熱し、同温度で40分間保持して活性アルミナ粉末を賦活した。メタルハニカム担体を活性アルミナ分散液に浸漬する前の重量と、賦活後の重量との差と、コーティング液の組成から、硬化物層および活性アルミナ粉末の担持量を求めたところ、メタルハニカム担体の見かけ体積1L(1000cm3)あたり硬化物層10g、活性アルミナ粉末100gであった。また、賦活後の触媒体担持基材の重量(W1)は78.86gであった。評価結果を第1表にまとめて示す。
比較例1
実施例1で用いたと同様のメタルハニカム担体〔24mmφ×50mm、見かけ体積30cm3〕を実施例1で用いたと同じ活性アルミナ分散液に浸漬し、引き上げた後エアーブローして余分の液を除去し、5分間150℃に加熱して乾燥させて、メタルハニカム担体の表面に活性アルミナ粉末が担持された、本発明の触媒体担持基材を得た。次いで500℃に加熱し、同温度で40分間保持して、活性アルミナ粉末を賦活した。メタルハニカム担体を活性アルミナ分散液に浸漬する前の重量と、焼成後の重量との差から、活性アルミナ粉末の担持量を求めたところ、メタルハニカム担体の見かけ体積1L(1000cm3)あたり100gであった。この触媒体担持基材の評価結果を第1表にまとめて示す。






第 1 表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
担持量(g/L) W1(g) W2(g) ΔW(g)
活性アルミナ 硬化物
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例1 100 10 79.34 79.01 0.33
実施例2 100 10 78.86 78.41 0.45
比較例1 100 0 76.31 74.36 1.55
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例3
コロイダルアルミナ分散液〔触媒化成工業(株)製、「カタロイドAS−3」、コロイダルアルミナが水に分散されたもので、固形分の含有量は7重量%、水素イオン濃度pH4〜7〕68重量部(固形分4.8重量部)、
酢酸酸性のコロイダルアルミナ分散液〔日産化学工業(株)製、「アルミナゾル200」、コロイダルアルミナが酢酸酸性水溶液に分散されたもので、固形分の含有量は10重量%、酢酸含有量3.5重量%以下〕12重量部(固形分1.2重量部)、
アルミナ粉末〔住友化学(株)製、「AES−12」〕10重量部、
シランカップリング剤〔SH6040〕5重量部、
純水5重量部および
活性アルミナ粉末10重量部
を混合し、ジューサーミキサーを用いて3分間攪拌して、活性アルミナ粉末を含む硬化性コーティング液を得た。
実施例1で用いたと同様のメタルハニカム担体〔24mmφ×50mm、見かけ体積30cm3〕を上記で得た硬化性コーティング液に浸漬し、引き上げた後エアーブローして余分の液を除去して、混合硬化性組成物層を形成し、30分間490℃に加熱して硬化させて、担体上に、アルミナ粉末を含む硬化物層を形成して、触媒体担持基材を得た。メタルハニカム担体の浸漬前の重量と、硬化後の重量との差から硬化物層の担持量を求めたところ、メタルハニカム担体の見かけ体積1L(1000cm3)あたり10gであった。上記で得た触媒体担持基材の重量(W1)は76.06gであり、前記方法で測定した剥離量(ΔW)についての評価結果を第2表に示す。
実施例4
コロイダルアルミナ分散液〔カタロイドAS−3〕68重量部(固形分4.8重量部)、
アルミナ粉末〔住友化学(株)製、「AES−12」〕5重量部、
アルミナ粉末〔住友化学(株)製、「ALM−41」〕5重量部、
シランカップリング剤〔SH6040〕5重量部、
純水5重量および
活性アルミナ粉末10重量部
を混合し、ジューサーミキサーを用いて3分間攪拌して、活性アルミナ粉末を含む硬化性コーティング液を得た。
実施例1で用いたと同様のメタルハニカム担体〔24mmφ×50mm、見かけ体積30cm3〕を上記で得た硬化性コーティング液に浸漬し、引き上げた後エアーブローして余分の液を除去して、混合硬化性組成物層を形成し、30分間490℃に加熱して硬化させて、担体上に、アルミナ粉末を含む硬化物層を形成して、触媒体担持基材を得た。メタルハニカム担体の浸漬前の重量と、硬化後の重量との差から硬化物層の担持量を求めたところ、メタルハニカム担体の見かけ体積1L(1000cm3)あたり10gであった。このうち、活性アルミナ粉末は3.3gである。上記で得た触媒体担持基材の重量(W1)は76.08gであり、前記方法で測定した剥離量(ΔW)についての評価結果を第2表に示す。
比較例2
硝酸酸性のコロイダルアルミナ分散液〔日産化学工業(株)製、「アルミナゾル520」、コロイダルアルミナが硝酸酸性水溶液に分散されたもので、固形分の含有量は20重量%、硝酸含有量1%以下〕125重量部(固形分25重量部)、
アルミナ粉末〔住友化学(株)製、「AES−12」〕45重量部、
無機分散剤〔「ベンゲル」〕1.5重量部、
純水20重量部および
活性アルミナ粉末30重量部
を混合し、ジューサーミキサーを用いて3分間攪拌して、活性アルミナ粉末を含む硬化性コーティング液を得た。
実施例1で用いたと同様のメタルハニカム担体〔24mmφ×50mm、見かけ体積30cm3〕を上記で得た硬化性コーティング液に浸漬し、引き上げた後エアーブローして余分の液を除去して、混合硬化性組成物層を形成し、30分間490℃に加熱して硬化させて、担体上に、アルミナ粉末を含む硬化物層を形成して、触媒体担持基材を得た。メタルハニカム担体の浸漬前の重量と、硬化後の重量との差から硬化物層の担持量を求めたところ、メタルハニカム担体の見かけ体積1L(1000cm3)あたり20gであった。このうち、活性アルミナ粉末は5.9gである。上記で得た触媒体担持基材の重量(W1)は76.64gであり、前記方法で測定した剥離量(ΔW)についての評価結果を第2表に示す。
第 2 表
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 担持量(g/L) W1(g) W2(g) ΔW(g)
硬化物層(活性アルミナ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例3 10 (3.3) 76.06 76.03 0.03
実施例4 10 (3.3) 76.08 76.03 0.05
比較例2 20 (5.9) 76.64 76.57 0.07
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Claims (6)

  1. 無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含む硬化性組成物を硬化させて得られる硬化物によって、触媒体が基材に担持されてなり、
    硬化性組成物における無機バインダーおよび無機耐火物粉末の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり、それぞれ、無機バインダー15重量部〜40重量部、無機耐火物粉末85重量部〜60重量部であり、
    硬化性組成物がさらにシランカップリング剤を含み、
    硬化性組成物におけるシランカップリング剤の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり0.5重量部〜40重量部であることを特徴とする内燃機関の排気ガス洗浄用触媒体担持基材。
  2. 基材上に、無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含む硬化性組成物層を形成し、該硬化性組成物層を硬化させて硬化物層とし、該硬化物層の上に、触媒体を担持させる請求項1に記載の排気ガス洗浄用触媒体担持基材の製造方法であって、
    硬化性組成物層における無機バインダーおよび無機耐火物粉末の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり、それぞれ、無機バインダー15重量部〜40重量部、無機耐火物粉末85重量部〜60重量部であり、
    硬化性組成物層がさらにシランカップリング剤を含み、
    硬化性組成物層におけるシランカップリング剤の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり0.5重量部〜40重量部である排気ガス洗浄用触媒体担持基材の製造方法。
  3. 無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含み、
    無機バインダーおよび無機耐火物粉末の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり、それぞれ、無機バインダー15重量部〜40重量部、無機耐火物粉末85重量部〜60重量部であり、
    さらにシランカップリング剤を含み、
    シランカップリング剤の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり0.5重量部〜40重量部である硬化性コーティング液を基材上にコーティングして硬化性組成物層を形成する請求項に記載の製造方法。
  4. 触媒体が分散された触媒体コーティング液を前記硬化物層の上にコーティングして触媒体を担持させる請求項に記載の製造方法。
  5. 基材上に、触媒体、無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含む混合硬化性組成物層を形成し、該混合硬化性組成物層を硬化させる請求項1に記載の排気ガス洗浄用触媒体担持基材の製造方法であって、
    混合硬化性組成物層における無機バインダーおよび無機耐火物粉末の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり、それぞれ、無機バインダー15重量部〜40重量部、無機耐火物粉末85重量部〜60重量部であり、
    混合硬化性組成物層がさらにシランカップリング剤を含み、
    混合硬化性組成物層におけるシランカップリング剤の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり0.5重量部〜40重量部である排気ガス洗浄用触媒体担持基材の製造方法。
  6. 触媒体、無機バインダーおよび無機耐火物粉末を含み、
    無機バインダーおよび無機耐火物粉末の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり、それぞれ、無機バインダー15重量部〜40重量部、無機耐火物粉末85重量部〜60重量部であり、
    さらにシランカップリング剤を含み、
    シランカップリング剤の含有量が、無機バインダーおよび無機耐火物粉末の合計100重量部あたり0.5重量部〜40重量部である硬化性コーティング液を基材上にコーティングして混合硬化性組成物層を形成する請求項に記載の製造方法。
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