JP4492002B2 - 電池モジュール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電池モジュールに係り、特に、複数個の円柱状単電池が直列接続された組電池を複数個並置した電池モジュールであって、組電池を冷却するための冷却空気を略水平方向に送風可能な電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車用電池モジュールには、リチウム酸化物等を主要構成材料とした高性能、高容量のバッテリセルが複数個用いられている。このようなバッテリセルは、一般に、電極が正極、負極共に活物質が金属箔に塗着された帯状であり、正極、負極が直接接触しないようにセパレータを挟んで断面が渦巻状に捲回された捲回式の柱状構造が採られている。電気自動車用のバッテリセルは、充放電時の発熱量が比較的大きく、かつ、バッテリ性能の温度依存性もあるため、バッテリセルの所定性能を確保するために冷却性能を高める必要がある。
【0003】
バッテリセルの冷却性能を高めるために、例えば特開平第7−47892号公報には、バッテリセルを円柱状に形成し、このバッテリセルを熱伝導率の高い材料からなる2枚のプレートで上下方向から挟み込み、該プレートを介して車体に固定することによって上下プレート間に通風路を形成した技術が開示されている。この技術によれば、バッテリの中空部とプレートとの間の通風路に空気が流通し得るので、バッテリセルの冷却を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報の技術では、上下2枚のプレート間に通風路を形成しているので、通風路が狭いことから熱がこもり易く、また、前後にバッテリセルを配置した場合にはそれぞれのバッテリセルに冷却ムラを生じてしまう、という問題がある。
【0005】
また、バッテリセルが上下2枚のプレート間で軸方向にずれ易く、これを防止するために緩衝材(防振材)を介して挟んでいるので、通風路が更に狭くなり、冷却性が悪化してしまう、という問題がある。更に、緩衝材を挟み込み固定しているので、組立作業性が悪く、取り扱いが困難であった。
【0006】
本発明は上記問題に鑑み、冷却性に優れ、組立作業性を向上させることができる電池モジュールを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、複数個の円柱状単電池が直列接続された組電池を複数個並置した電池モジュールであって、前記組電池を冷却するための冷却空気を略水平方向に送風可能な電池モジュールにおいて、前記組電池を横置き状態で収容する下蓋と、前記下蓋を覆う上蓋とを有する外装ケースを備え、該外装ケースは、前記上蓋と下蓋とが密閉されていると共に、前記冷却空気を導入、排出する一対の導入ダクト及び排出ダクトを有しており、前記導入ダクト及び排出ダクトは、いずれか一方が前記外装ケースの長側面に形成されており、いずれか他方が前記長側面に対向する長側面に形成されていると共に、前記各長側面の長手方向に沿って離間するように対角位置に配置されている。
【0008】
本発明では、下蓋に複数個の円柱状単電池が直列接続された組電池を複数個横置き状態で収容し電気的接続作業を行った後その上方から上蓋を配置して密閉するため、上方からの作業だけで電池モジュールの組立を行うことができるので、組立作業性を向上させることができると共に、外装ケースを構成する上蓋と下蓋とが密閉されており、導入ダクト及び排出ダクトが外装ケースの各長側面の長手方向に沿って離間するように対角位置に配されているので、組電池を冷却するための冷却空気を略水平方向に送風可能な電池モジュールにおいて下蓋に収容された組電池を効率よく冷却することができる。
【0009】
この場合において、導入ダクト及び排出ダクトの少なくとも一方を外装ケースの長側面端部に有するようにすれば、長側面端部に冷却空気の通路を形成することができ、組電池を長側面端部近傍にも配置することができるので、電池モジュールのコンパクト化を図ることができる。また、下蓋に組電池を複数列に配置し、導入ダクト及び排出ダクトを組電池の列に対して垂直方向に形成し、導入ダクトの近傍に冷却空気を組電池の列の夫々に分配する冷却空気分配部材を配設すれば、導入ダクトから組電池の列に対して垂直方向に導入された冷却空気は、導入ダクトの近傍に配設された冷却空気分配部材により組電池の列の夫々に分配された後、組電池の列に並置された複数個の組電池を冷却しつつ略水平方向に送風されるので、導入ダクト近傍の組電池の列のみへの急激な冷却空気の流れ込みを防止することができ、組電池の複数列間の温度バラツキを抑えることができる。更に、組電池の列の最後端部近傍に冷却空気分配部材で分配された冷却空気を集約し排出ダクトに案内する冷却空気集約部材を配設すれば、冷却空気分配部材で分配され略水平方向に送風されて組電池の列に並置された複数個の組電池を冷却した冷却空気を、組電池の列の最後端部近傍に配設された冷却空気集約部材により集約し排出ダクトに案内して外装ケース外に排出することができる。
【0010】
また、上蓋及び下蓋の少なくとも一方に、組電池の列の後方部に収容された組電池に向けて突出し冷却空気の流速を増加する流速増加リブを形成するようにすれば、水平方向に送風される冷却空気の温度は熱交換により組電池の列の後方部に行くほど上昇するため、冷却空気の流速を増大させるとその平方根に比例して冷却効果が増大するという原理を利用して、流速増加リブにより冷却空気の流速を増加させることで組電池の列の後方部に配置された組電池の熱交換効率を高めることができるので、組電池間の温度のバラツキ、換言すれば、単電池間の温度のバラツキ、をほぼ一定とすることができると共に、流速増加リブは上蓋及び下蓋の少なくとも一方と一体に形成されているので、作業工数と部品数とを削減することができ、更に、上蓋及び下蓋の少なくとも一方を強度的に補強することができる。更に、外装ケースを、冷却空気集約部材により、組電池が収容される電池室と制御用部品が収容される制御室とに区画すれば、冷却空気の流通が必要な電池室と埃等の帯電物質の混入の可能性から冷却空気の流通が不必要な制御室とを区画することができると共に、冷却空気集約部材を共通して区画用に使用するので、電池室と制御室とを区画する別部品が不要となり電池モジュールの省スペース化及び軽量化を図ることができる。
【0011】
更に、上記電池モジュールに用いられる組電池が単電池の上面と下面の夫々に嵌合される電気絶縁樹脂製のホルダケースを備え、該ホルダケースが、単電池間を電気的に接続する金属部材が固定された第1のホルダケースと、金属部材に加えて外部出力端子と単電池の電圧を検出するための電圧検出用金属部材とが固定された第2のホルダケースとを有するようにすれば、複数個の単電池の上面と下面とはホルダケースに嵌合されて配設され、第1及び第2のホルダケース間で固持されるので、単電池をホルダケース内に整然と、しかも遊動することなく配設することができ、単電池の支持安定性を良好に維持することができると共に、第1のホルダケースには単電池を電気的に接続する金属部材が固定されており、第2のホルダケースには金属部材に加えて外部出力端子と単電池の電圧を検出用の電圧検出用金属部材とが固定されているので、単電池同士は金属部材で電気的に直列に接続され、各単電池の電池電圧は電圧検出用金属部材によって検出可能に引き出され、かつ、外部出力端子によって組電池の出力をホルダーケース外部へ引き出すことができる。このとき、金属部材、外部出力端子、電圧検出用金属部材の少なくとも1つをホルダケースにインサート成形により埋設すれば、後工程による取り付け作業が少なくなり組立作業性を向上させることができる。更に、組電池の上面と下面で、単電池の極性を対角上で同種とすれば、外部出力端子を第2のホルダケースの同一面に配置することが可能となるので、下蓋への組み付け時の作業が容易になると共に、ホルダケース内の単電池は規則的配置を呈し、目視による確認が可能で誤挿入を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明をハイブリッド電気自動車搭載用の電池モジュールに適用した実施の形態について説明する。
【0013】
<構成>
図1に示すように、本実施形態の電池モジュール100は、箱状に成形され外装ケースの一部を構成する電気絶縁樹脂製の下蓋37と、外装ケースの一部を構成し下蓋37のうち後述する組電池を収容する電池室を覆う電気絶縁樹脂製の電池室上蓋55と、外装ケースの一部を構成し下蓋37のうち制御回路等を収容する制御室を覆う電気絶縁樹脂製の制御室上蓋56と、を備えている。
【0014】
外装ケースの長手方向一側端部には、冷却空気を電池モジュール100内に導入するための導入口31が形成されており、導入口31と対向する長手方向他側端部近傍には、冷却空気を電池モジュール100内から排出するための排出口32が形成されている。排出口32の開口は、後述するように排出側の冷却空気の流速が大きくなることから、導入口31の開口より大きい形状とされている。電池モジュール100の長手方向で導入口31と反対側の端部近傍には、制御室上蓋56から上方に突出する外部出力端子48が立設されている。また、制御室上蓋56の電池室上蓋55寄り略中央部からは、複数個の電池モジュール100を制御する図示しない上位制御システムとの通信を行うための外部接続コネクタ80が導出されている。下蓋37内の電池室上蓋55に対応する位置(電池室)には、複数個の組電池1が直列に接続され横置き状態で収容されている(図8も参照)。
【0015】
図2及び図3に示すように、組電池1は、熱伝導性の高いケーシングで被覆された高性能の4個の単電池2と、単電池2の下側に配置され単電池当接部が円形窪み状に成形された電気絶縁樹脂製の下部ホルダ3と、単電池2の上側に配置され単電池当接部が円形窪み状に成形された電気絶縁樹脂製の上部ホルダ4と、を有している。これらの下部ホルダ3及び上部ホルダ4は、単電池2を挟み込む中間部が内側に大きく湾曲した曲面部26を有している。組電池1は、下部ホルダ3と上部ホルダ4とで4個の単電池2を隣接する単電池2間で上下逆方向に挟み込むことで縦2列横2列の正方直交状に構成されており、これら4個の単電池2は組電池1内で電気的に直列に接続されている。
【0016】
図4(A)(B)に示すように、単電池2は、円筒状で負極側となる有底電池缶10内にマンガン酸リチウム等を主要構成材料とした正極と炭素材を主要構成材料とした負極とをセパレータを介して捲回した捲回群を内蔵しており、円柱状の外形形状を有している。また、電池缶10の上部開口端と、安全弁等が配設され中央に正極端子11が突設された封口電池蓋とは、絶縁部材を介してカシメ部12の位置でカシメられており、このカシメによって電池缶10の上部開口端は正極端子11側に折り曲げられ平面部16が形成されている。また、絶縁部材の介在により、平面部16と封口電池蓋との間には段差が形成され、単電池2の正極側には、この段差、平面部16及び正極端子11で画定される円環状溝が形成されている。
【0017】
図3に示すように、上部ホルダ4には、単電池2間を直列に接続するための単電池間接続ブスバ6、正負外部出力端子となる出力ブスバ7、及び、各単電池2の端子間電圧を検出するための電圧検出ブスバ9及び電圧検出金属片15がインサート成形によって埋設固定されている。また、上部ホルダ4には、単電池2が挿入される中心部にスポット溶接用の開口部として溶接用貫通穴14が形成されている。この溶接用貫通穴14が形成された位置には、単電池間接続ブスバ6の溶接用端部が露出している。また、上部ホルダ4には、単電池2の平面部16に相当する位置にのみ電圧検出ブスバ9が埋設されており、電圧検出ブスバ9の端部は上部ホルダ4の表面に露出している。更に、単電池間接続ブスバ6の中央部には、上部方向へ導出され単電池2の電圧を検出するための電圧検出金属片15が上部ホルダ4の表面に露出している。
【0018】
上部ホルダ4に形成された残りの溶接用貫通穴14には、出力端子を構成する断面略L字状の出力ブスバ7の他端部が露出している。出力ブスバ7は上部ホルダ4の上面から単電池2の長手方向と同一方向に2本平行に突出しており、出力ブスバ7の中央にはボルト、ナット締結を可能とするためのボルト締結穴17が形成されている。
【0019】
図2及び図3に示すように、上部ホルダ4の上には、各単電池2の端子間検出電圧を集結するための配線シート5が配置されている。この配線シート5は、上部ホルダ4の中央部に形成された穴状のネジ止め部18を避けるように形成されたパターン状の金属シートであり、配線シート5の露出端部であるシート端部25を除き樹脂シートで被覆・絶縁化されている。シート端部25は、上部ホルダ4の表面に露出した電圧検出ブスバ9及び電圧検出金属片15にスポット溶接で固定されており、配線シート5の他端部には電圧検出コネクタ19が接続されている。
【0020】
一方、図3に示すように、下部ホルダ3には、上部ホルダ4と同様に、単電池2が挿入される中心部にスポット溶接用の開口部として溶接用貫通穴14が形成されており、溶接用貫通穴14が形成された位置に単電池間接続ブスバ6の溶接部である端部が露出するようにインサート成形によって2本平行にケース内に埋設固定されている。
【0021】
下部ホルダ3の基本形状は、上述した上部ホルダ4と大差はないが、大きな違いは下部ホルダ3と上部ホルダ4とを固定するための支柱20が下部ホルダ3の中央部から上部ホルダ4の中央部に向けて垂直方向に立設されていることである。この支柱20の頂部にはタッピングネジ穴21が形成されており、支柱20の左右には回り止め防止及び誤挿入防止用のキー形状をしたキーリブ22が形成されている。キーリブ22には、キーリブ22を補強すると共に、冷却空気を整流するための補強リブ23が形成されている。また、支柱20には補強リブ23と直交する方向に、支柱20を補強すると共に、補強リブ23より導出長さが長く冷却空気を整流するための水平リブが形成されている。この水平リブは、組電池1を横置き状態としたときに水平方向に位置するリブである。なお、上部ホルダ4には、支柱20及びキーリブ22に嵌合する図示しないキー溝が形成されている。
【0022】
4個の単電池2はそれらの極性が上下方向で交互になるように下部ホルダ3、上部ホルダ4内に正方直交状に配設され、対角線上の単電池2同士が同一極性になるように固定される。また、下部ホルダ3の単電池2の正極端子11側が挿入される箇所には、溶接用貫通穴14の周りに円形リブ13が単電池2側に突設されている。この円形リブ13の先端が、上述した単電池2正極側の円環状溝内に挿入されている。
【0023】
組電池1を製造するには、上部ホルダ4を、4個の単電池2を上下方向交互に挿入した下部ホルダ3の上に配置し、上部ホルダ4のネジ止め部18にタッピングネジを挿入して下部ホルダ3の支柱20の頂部に形成されたタッピングネジ穴21に螺着した後、単電池間接続ブスバ6及び出力ブスバ7の他端部と単電池2とをスポット溶接で機械的、電気的に接続する。次に、配線シート5を上部ホルダ4の上面に載置し、電圧検出ブスバ9、電圧検出金属片15とシート端部25とをスポット溶接し、機械的、電気的に接続する。これにより、各単電池2の端子間検出電圧は電圧検出コネクタ19の一箇所に集結される。
【0024】
図5に示すように、スポット溶接により電気的、機械的に接続された組電池1内の4個の単電池2は、3本の単電池間接続ブスバ6によって直列に接続されており、最高電位側及び最低電位側がそれぞれ出力ブスバ7に接続されている。また、各単電池2の端子間電圧は電圧検出ブスバ9、電圧検出金属片15等により配線シート5を介して電圧検出コネクタ19に集結されている。なお、組電池1の配線用部材は、下部ホルダ3に埋設された2本の単電池間接続ブスバ6を除き、全て上部ホルダ4側に埋設されている。
【0025】
図6及び図8に示すように、下蓋37には、組電池1を横置き状態で収容する電池室41と上述したように制御回路等を収容する制御室46とを区画する隔壁61が一体成形されている。隔壁61の断面は直線及び略J字が連接された形状を有しており、隔壁61にはインサートナットが挿入されたボス固定部70が形成されている。図6〜図8に示すように、電池室41は、組電池1の出力ブスバ7同士を直列接続するための支持部となり上部方向へ断面略コ字状に突出した台状部分42により長手方向に2分割され、断面形状が略W字状とされている。電池室41の底面には、下蓋37と一体に、組電池1の下部ホルダ3及び上部ホルダ4の側面を支持する4本のレール状突起29が形成されている。各レール状突起29には、組電池1の曲面部26に嵌合し組電池1の位置決めを容易にする5個の曲面突起27が上方に突出形成されている。
【0026】
図8に示すように、電池室41には、組電池1の出力ブスバ7が台状部分42を挟んで台状部分42に向き合うように、2並列、各5個ずつ合計10個の組電池1(単電池2としては40個)が横置きに収容されている。図7に示すように、下蓋37(電池室41)の底面と組電池1(単電池2)との間には隙間28が形成されている。また、電池室上蓋55にも、下蓋37と同様に、5個の曲面状突起が下方に突出形成された図示しないレール状突起が形成されており、電池室上蓋55の背面と組電池1(単電池2)との間にも隙間28が形成されている。これら下蓋37と組電池1との間、電池室上蓋55と組電池1との間に形成された隙間28により、各単電池2を冷却する冷却空気を電池室41内を長手方向に沿って略水平方向に流通させるバイパス経路が形成されている。更に、図7に示すように、組電池1を構成する単電池2の間(隙間28の間)にも中央通風路30が形成されており、この中央通風路30を介しても単電池2を冷却し電池室41内を長手方向に流通させる冷却空気のバイパス経路が形成されている。
【0027】
図6に示すように、台状部分42の上面には、出力ブスバ7の位置に対応する夫々の位置に、四角形のナットを収容・保持するナット状窪み43が形成されている。また、図6及び図8に示すように、組電池1間を直列に接続する組電池間接続ブスバ8を収容・保持するブスバ溝44がナット状窪み43間を連通するように形成されている。台状部分42の上面のナット状窪み43間には、組電池1の電圧検出コネクタ19のピン側を上向きに支持固定するための長方形台座45が形成されている。このため、組電池1の接続作業手順としては、台状部分42に形成されたナット状窪み43にナットを配置し、ブスバ溝44に組電池間接続ブスバ8を配置した後、組電池1を曲面突起27に対応するように配置することで出力ブスバ7をナット状窪み43の位置に配設し、その上方からボルトで締結すればよい。組電池1の直列接続により、組電池間接続ブスバ8は向かい合うように配置され、台状部分42の上面には組電池間接続ブスバ8で構成される2列の強電端子が直線状にまとまった構造とされている。なお、対向する長方形台座45の間には、台状部分42と電池室上蓋55とタッピングネジで固定するためのネジ孔75が形成されている。
【0028】
図6及び図8に示すように、下蓋37の導入口31近傍には、配置された2列の組電池1の1列目(導入口31側の列)への急激な冷却空気の流れ込みを防止する整流リブ33が配置されている。整流リブ33は、下蓋37の長手方向での冷却空気導入経路断面の半分近くを占有しており、かつ、導入側の勾配が緩やかな不等辺三角柱状の形状を有している。また、図6に示すように、下蓋37の底面には、組電池1の列の後方部(隔壁61側)の組電池1間に、図7に示した隙間28の間隔を狭め下蓋37(電池室41)の長手方向に流通する冷却空気の流速を増加させる整流ルーバーA36、B35、C34が、下蓋37の長手方向と直交する方向に下蓋37と一体平行に形成されている。導入口31に近い位置にある整流ルーバーA36は、組電池1の曲面部26に沿った断面形状を有している。導入口31から離れた整流ルーバーB35は、台形状の中央にリブを突出させ整流ルーバーA36より高い形状を有している(隙間28が狭められている)。隔壁61側に最も近い整流ルーバーC36は、リブ高さが更に高く台形というよりも山形状に近い断面形状を呈している(隙間28が更に狭められている)。更に、図8に示すように、導入口31に配される2個の(1列目の)組電池1は、2個目の単電池2の中央部(頂部)まで電気絶縁性薄膜からなる整流膜39により被覆されている。整流膜39には、縦方向2個の単電池2間に直方形の貫通穴38が形成されている。
【0029】
図8及び図9に示すように、台状部分42の上面に組電池間接続ブスバ8により接続された直線状2列の強電端子のうち導入口31側一端部は、ヒューズ52、強電ケーブル、強電スイッチ40を介して、導入口31側他端部に接続されている。従って、導入口31側の強電端子は、強電スイッチ40により、例えば、メンテナンス等の作業時に安全性を確保するために電池モジュール100全体の電気接続を切断できる構造とされている。強電スイッチ40の端子部は制御室46から最も離れた電池室41の外壁部に形成されたスイッチボックス51内に挿入されており、強電スイッチ40はスイッチボックス51の側壁にネジ固定されている(図6も参照)。なお、上述した強電ケーブルは、電池室上蓋55に形成された切り欠き部57を介して強電スイッチ40の端子部に接続されている。
【0030】
図6に示すように、外部出力端子48は、外部出力端子48を支持する端子台49と一体に成形されており、端子台49は制御室46内の隅部に下蓋37と一体成形されている。また、制御室46内には組電池1の配設前の状態で予め電源制御のためのリレー47が固定されている。図8に示すように、リレー47と外部出力端子48とは強電ブスバ50により接続されており、リレー47は台状部分42の上面の2列の直線状の強電端子のうち一方の端部(高電位側)に接続されている。なお、他方の端部(低電位側)も図示しない強電ブスバにより外部出力端子48に直接接続されている。
【0031】
また、図7に示すように、電池モジュール100は、電池室41内をパッキン53で気密状態に保つ気密構造が採用されている。このため、図6に示すように、下蓋37のうち電池室41の外囲(フランジ部)及び隔壁61の上端中央部には、パッキン53を収容固定するためのパッキン固定溝67が形成されており、更に、下蓋37の外周側面には、電池室上蓋55及び制御室上蓋56との固定用にインサートナットが挿入されたネジ固定部64が形成されている。また、電池室41の外周側面には、各単電池2の長手中心方向に対応する位置に(図8も参照)、電池室41に加わる組電池1の重量や外力を全周囲に分散させると共に、下蓋37自体の剛性を向上させ、電池室41の変形を防止する下蓋変形防止リブ65が一体形成されている。
【0032】
一方、図10及び図11に示すように、電池室上蓋55には、パッキン53を上側から加圧するためのフランジ部54が形成されている。フランジ部54には、下蓋37のネジ固定部64に対応する位置にネジ穴71が形成されており、下蓋変形防止リブ65に対応する位置に、電池モジュール100に加わる外力を全周囲に分散させると共に、電池室上蓋55自体の剛性を向上させ、電池室上蓋55の変形を防止する上蓋変形防止リブ73が一体形成されている。また、電池室上蓋55には、下蓋37に形成された導入口31と対応して形成された導入口31の上蓋部、切り欠き部57を有しスイッチボックス51の上部開口を覆うスイッチボックス蓋58が形成されている。更に、電池室上蓋55のスイッチボックス蓋58が形成された側の長手方向反対側には、下蓋37に形成された隔壁61に接続可能なようにスカート状に延出された冷却空気集約経路カバー部66が形成されている。従って、下蓋37の電池室41を電池室上蓋55で覆うと、冷却空気集約経路の一部(隔壁61の断面J字部)を残して冷却空気の流通経路の気密化が可能となる(図9も参照)。
【0033】
図8及び図12に示すように、制御室46の上側には隔壁61の断面J字部の上端面に支持され、上述した冷却空気集約経路の一部覆い熱伝導性の高い回路保護ケース63が固定されている。この回路保護ケース63内に制御部品が実装された回路基板62が固定されている。従って、排出口32近傍では、回路基板62が回路保護ケース63に収容された状態で制御室46と制御室上蓋56との間で固定されており、冷却空気集約経路は回路保護ケース63に天井を覆われて冷却空気が排出口32まで案内される。このため、冷却空気の流通経路は、電池室41と制御室46とに完全に区画されている。
【0034】
図11に示すように、電池室上蓋55の略中央部には、長方形台座45に上向きに固定された電圧検出コネクタ19の位置に対応して矩形状の貫通穴59が形成されている。図10に示すように、電池室上蓋55の略中央部には、電池室41内の全単電池2の電池電圧を集約するための電圧検出ケーブル60が電池室上蓋55の上面を這うように固定されている。電圧検出ケーブル60の各端部には、電圧検出コネクタ19に嵌合可能な図示しない雌電圧検出コネクタが接続されており、図示しない雌電圧検出コネクタは貫通穴59を介して上側方向から各電圧検出コネクタ19に接続されている。電圧検出ケーブル60の他端部は2個のピンコネクタ74に接続されている。また、電池室上蓋55には、下蓋37のボス固定部70に対応する位置、台状部分42に形成されたネジ孔75に対応する位置、及び、ネジ固定部64に対応する位置に、それぞれ、固定ボス68、タッピングネジ穴72及びネジ穴71が形成されている。
【0035】
従って、電池モジュール100を組み立てるには、図7〜図9に示すように、組電池1の接続作業が終了した後、パッキン固定溝67にパッキン53を収容して電池室上蓋55を上方から加圧して下蓋37上に載置し、固定ボス68をボス固定部70に、タッピングネジ24をネジ穴71を介してネジ固定部64に、タッピングネジ24をタッピングネジ穴72を介して台状部分42のネジ孔75にそれぞれ固定して電池室上蓋55を下蓋37に取り付ける(図9の状態)。次に、回路基板62及び回路保護ケース63を制御室46に取り付けた後(図12の状態)、電圧検出ケーブル60、単電池2の温度を検出する図示しない温度検出ケーブル、外部接続コネクタ80を回路基板62上のコネクタと接続し、下蓋37と制御室上蓋56とをタッピングネジ24で固定して、電池モジュール100の組み立てが終了する(図1の状態)。
【0036】
<作用>
次に、本実施形態の電池モジュール100及び組電池1の作用について説明する。
【0037】
一般に、単電池を冷却する冷却空気を略水平方向に送風可能な電池モジュールでは、冷却空気の導入側と排出側とでは熱交換によって冷却空気の温度自体が異なってくるため、単電池間の温度バラツキが大きくなってしまう。本実施形態の電池モジュール100では、図7に示したように、下蓋37の底面と組電池1との間及び電池室上蓋55の背面と組電池1との間に隙間28を形成し、各単電池2を冷却するための冷却空気が流れ込むバイパス経路としたので、冷却空気の導入口31側、排出口32(隔壁61)側に拘わらず各単電池2を略同一温度の冷却空気で冷却でき、単電池2の温度バラツキを抑えることができる。また、排出口32側に近づくにつれて空気温度が上昇するので、組電池1間に夫々高さの異なる3種類の整流ルーバーA36、B35、C34を電池室上蓋55及び下蓋37から隙間28に向けて突出させることにより、冷却空気の流路を絞り流速を増大させて冷却効果を高め、各単電池2への冷却空気の回り込みを可能とし夫々の熱バランスを一定化させた。これは、空気流の流速を増大させると、その平方根に比例して単電池2の冷却効果が増大することによる。
【0038】
更に、電池モジュール100では、モジュールの長さが長いため車両積載時の長手方向に対して、導入口31、排出口32を形成すればより長くなり車載体積が大きくなって空間効率が悪くなる。そこで、導入口31及び排出口32をモジュールの側面の対角位置に設定することで、車載位置の自由度を向上させると共に、導入口31をモジュールの長手側面端部に配置することで、電池モジュール100のコンパクト化を図った。また、電池モジュール100では、導入口31及び排出口32を外装ケースと一体に形成したので、組立て時における部品数を減らすことができ、後付けための工数をなくすことができる。
【0039】
しかしながら、冷却空気の流れからすれば、流れ方向に対して組電池1の配列は2並列で直交しているので、導入口31に近い組電池1の1列目の配列に偏って冷却空気が流入してしまう。電池モジュール100では、下蓋37の冷却空気経路の導入口31近傍に整流リブ33を配置することによって、組電池1の1列目への急激な冷却空気の流れ込みを防止し、夫々の列に冷却空気を均等に分配することとした。しかし、2列平行に配列された組電池1に冷却空気を均等に分配させたとしても、最初に接触する単電池2の急激な温度低下、換言すれば、単電池2間の温度のバラツキは避けられない。そこで、図8に示したように、整流膜39で組電池1の2個目の単電池中央部までを被覆することで冷却空気に最初に接触する単電池2の温度低下を抑えると共に、縦方向の単電池2間の中央に貫通穴38を形成することで中央通風路30にも冷却空気が流通する流通経路が形成されるので、全単電池2を効率よく冷却すると共に単電池2間の温度バラツキをなくした。
【0040】
また、本実施形態の電池モジュール100は、組電池1を曲面突起27に嵌合させて配置するだけで台状部分42の上面に出力ブスバ7の位置決めがなされ、組電池間接続ブスバ8等を用いて電気的に直列に接続することにより強電部分の接続を行うことができるので、組立時における電気的接続作業の工数を著しく削減することができる。更に、台状部分42は、組電池1の出力ブスバ7がその端面よりも内側に設定されているので、出力ブスバ7と同じ高さに設定され、ネジ締結後も組電池1の端面以上の高さとはならず、電池モジュール100の高さを抑えコンパクト化することができる。また、電圧検出ケーブル60等の配線作業はネジ類を使用せずにコネクタ接続のみで行うことができる。しかも、電池モジュール100は、組立手順で説明したように、上方からの作業だけで行うことができるので、組立作業の工数の低減ばかりでなく作業性の改善が図られている。
【0041】
更に、本実施形態の電池モジュール100は、隔壁61により電池室41と制御室46とが区画されている。このため、電池室41には冷却空気を流通させることができる一方、制御室46には余分な埃等の帯電物質や水分が混入する可能性を避けることができる。しかも、隔壁61に冷却空気を排出口32に案内する機能と電池室41及び制御室46を区画する機能の双方を持たせたので、部品数を削減することができると共に、電池モジュール100の省スペース化を図ることができる。また、電池モジュール100では、電池室41からの電圧検出ケーブル60、出力用の強電ケーブル、温度検出ケーブルを制御室46側に接続する必要があるので、電池室41に隣接させて接続ケーブル長さが最短となる配置としたので、部品重量を抑えることができると共に体積効率を向上させることができる。更に、電池モジュール100では、熱伝導性の高い回路保護ケース63を用いたので、回路保護ケース63内に配置された回路基板62の冷却がなされ、安定な動作を確保することができる。
【0042】
一方、本実施形態の組電池1では、単電池2の外径よりも若干大き目に設定された円柱状の窪み部を有した下部ホルダ3に単電池2を配設し、単電池2に対して上部ホルダ4で上下方向から固持するため、所要個数の単電池2をケース内に整然と、しかも遊動することなく配設することができ、単電池2の支持安定性を良好にすることができる。また、図5に示したように、上部ホルダ4には、単電池間接続ブスバ6、出力ブスバ7、電圧検出ブスバ9、電圧検出金属片15が埋設され、下部ホルダ3には単電池間接続ブスバ6が埋設されているので、スポット溶接により組電池1間の直列接続作業を行うことができると共に、出力ブスバ7、電圧検出ブスバ9及び電圧検出金属片15にシート端部25を溶接することで単電池2の電圧を電圧検出コネクタ19に集結することができる。従って、ネジ類を使用せずに接続作業が可能なので、作業性を著しく向上させることができる。また、本実施形態の組電池1では、下部ホルダ3には2本の単電池間接続ブスバ6を埋設しただけで、上部ホルダ4に単電池間接続ブスバ6、出力ブスバ7、電圧検出ブスバ9、電圧検出金属片15等を集約して埋設する構造としたので、後工程による取り付け作業がなくなると共に、殆どの接続作業が上部ホルダ4側で行われるので作業性が向上する。
【0043】
また、本実施形態の組電池1では、上部ホルダ4、下部ホルダ3には曲面部26を形成したので、組電池1の重量が軽くなるばかりでなく、組電池1を横置き状態としたときに、上述した曲面突起27との嵌合で位置決めが容易となり、電池モジュール100に使用するときに作業性の向上を図ることができる。また、単電池2の極性を対角上で同種となるようにしたので、単電池2は規則的配置から誤挿入を目視確認することができると共に、出力ブスバ7を同一面の同一方向に導出することができ電池モジュール100の省スペース化や組立作業の工数低下を図ることができる。また、下部ホルダ3には円形リブ13が一体形成されているので、作業工程で仮に誤挿入があったとしても、下部ホルダ3に埋設された単電池間接続ブスバ6と単電池2の電池缶10とが接触することはないので、誤挿入によるショートの危険はなく、円形リブ13により単電池2が誤挿入されると上部ホルダ4側で単電池2が不揃いとなるので、作業ミスを防止することができる。
【0044】
なお、本実施形態の電池モジュール100では、ナット状窪み43に収容保持するナットを四角形状のナットとした例を示したが、通常の六角形のナットを使用するようにしてもよい。この場合には、ナットの形状に合わせてナット状窪みの形状等を変更すればよい。
【0045】
また、本実施形態の電池モジュール100では、導入口31に近い組電池1の1列目に偏って冷却空気が流入することを防止するために、不等辺三角形の形状を有する整流リブ33を冷却空気経路の導入口31近傍に配置した例を示したが、整流リブ33は不等辺三角形の形状や個数に限らず、組電池1の列に均等に冷却空気を分配するために、種々の態様を採ることが可能である。
【0046】
更に、本実施形態の電池モジュール100では、直線及び略J字が連接された断面形状の隔壁61を例示したが、隔壁61は冷却空気を集約することができればよく、更に好ましくは電池室41と制御室46とを区画することができればよいので、隔壁61の断面形状は例示した形状に限定されるものではない。
【0047】
そして、本実施形態の組電池1では、図5に示したように、単電池間接続ブスバ6、出力ブスバ7、電圧検出ブスバ9及び電圧検出金属片15等のすべての導電性部材を下部ホルダ4、上部ホルダ3にインサート成形で埋設した例を示したが、これらの導電性部材のうち少なくとも1つをインサート成形で埋設すれば、その分だけ後付けが不要になるので、作業性を高めることができることは論を待たない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下蓋に複数個の円柱状単電池が直列接続された組電池を複数個横置き状態で収容し電気的接続作業を行った後その上方から上蓋を配置して密閉するため、上方からの作業だけで電池モジュールの組立を行うことができるので、組立作業性を向上させることができると共に、外装ケースを構成する上蓋と下蓋とが密閉されており、導入ダクト及び排出ダクトが外装ケースの各長側面の長手方向に沿って離間するように対角位置に配されているので、組電池を冷却するための冷却空気を略水平方向に送風可能な電池モジュールにおいて下蓋に収容された組電池を効率よく冷却することができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な実施形態の電池モジュールの外観斜視図である。
【図2】実施形態の電池モジュールに使用される組電池の外観斜視図である。
【図3】実施形態の電池モジュールに使用される組電池の分解斜視図である。
【図4】実施形態の電池モジュールに使用される組電池を構成する単電池を示し、(A)は外観斜視図、(B)は正極端子近傍の部分拡大側面図である。
【図5】実施形態の電池モジュールに使用される組電池の配線を模式的に示す配線図である。
【図6】実施形態の電池モジュールの下蓋の外観斜視図である。
【図7】実施形態の電池モジュールの電池室の断面図である。
【図8】実施形態の電池モジュールの電池室に組電池を収容して直列接続したときの下蓋の外観斜視図である。
【図9】実施形態の電池モジュールの下蓋に電池室上蓋を取り付けたときの外観斜視図である。
【図10】実施形態の電池モジュールの電池室上蓋に電圧検出ケーブルを配線したときの平面図である。
【図11】実施形態の電池モジュールの電池室上蓋を後方からみたときの外観斜視図である。
【図12】実施形態の電池モジュールの制御室に回路基板及び回路保護ケースを取り付けたときの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 組電池
2 単電池
3 下部ホルダ(第1のホルダケース)
4 上部ホルダ(第2のホルダケース)
6 単電池間接続ブスバ(金属部材)
7 出力ブスバ(外部出力端子)
9 電圧検出ブスバ(電圧検出用金属部材の一部)
15 電圧検出金属片(電圧検出用金属部材の一部)
31 導入口(導入ダクト)
32 排出口(排出ダクト)
33 整流リブ(冷却空気分配部材)
34 整流ルーバーC(流速増加リブ)
35 整流ルーバーB(流速増加リブ)
36 整流ルーバーA(流速増加リブ)
37 下蓋(外装ケースの一部)
41 電池室
46 制御室
55 電池室上蓋(上蓋の一部、外装ケースの一部)
56 制御室上蓋(上蓋の一部、外装ケースの一部)
61 隔壁(冷却空気集約部材)
100 電池モジュール
Claims (9)
- 複数個の円柱状単電池が直列接続された組電池を複数個並置した電池モジュールであって、前記組電池を冷却するための冷却空気を略水平方向に送風可能な電池モジュールにおいて、
前記組電池を横置き状態で収容する下蓋と、前記下蓋を覆う上蓋とを有する外装ケースを備え、該外装ケースは、前記上蓋と下蓋とが密閉されていると共に、前記冷却空気を導入、排出する一対の導入ダクト及び排出ダクトを有しており、
前記導入ダクト及び排出ダクトは、いずれか一方が前記外装ケースの長側面に形成されており、いずれか他方が前記長側面に対向する長側面に形成されていると共に、前記各長側面の長手方向に沿って離間するように対角位置に配置された
ことを特徴とする電池モジュール。 - 前記外装ケースは、前記導入ダクト及び排出ダクトの少なくとも一方を長側面端部に有することを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
- 前記下蓋には前記組電池が複数列に配置され、前記ダクトは前記組電池の列に対して垂直方向に形成されており、前記導入ダクトの近傍に前記冷却空気を前記組電池の列の夫々に分配する冷却空気分配部材が配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電池モジュール。
- 前記組電池の列の最後端部近傍に前記冷却空気分配部材で分配された冷却空気を集約し前記排出ダクトに案内する冷却空気集約部材が配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電池モジュール。
- 前記上蓋及び下蓋の少なくとも一方には、前記組電池の列の後方部に収容された組電池に向けて突出し前記冷却空気の流速を増加する流速増加リブが形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電池モジュール。
- 前記外装ケースは、前記冷却空気集約部材により、前記組電池が収容される電池室と制御用部品が収容される制御室とに区画されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電池モジュール。
- 前記組電池は、前記単電池の上面と下面の夫々に嵌合される電気絶縁樹脂製のホルダケースを備え、該ホルダケースは前記単電池間を電気的に接続する金属部材が固定された第1のホルダケースと、前記金属部材に加えて外部出力端子と前記単電池の電圧検出するための電圧検出用金属部材とが固定された第2のホルダケースとを有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電池モジュール。
- 前記金属部材、外部出力端子、電圧検出用金属部材の少なくとも1つは前記ホルダケースにインサート成形により埋設されていることを特徴とする請求項7に記載の電池モジュール。
- 前記組電池の上面と下面では、前記単電池の極性が対角上で同種であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の電池モジュール。
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